JPH06263322A - 帯状物の先端引出方法及び装置 - Google Patents

帯状物の先端引出方法及び装置

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JPH06263322A
JPH06263322A JP7504593A JP7504593A JPH06263322A JP H06263322 A JPH06263322 A JP H06263322A JP 7504593 A JP7504593 A JP 7504593A JP 7504593 A JP7504593 A JP 7504593A JP H06263322 A JPH06263322 A JP H06263322A
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JP
Japan
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tension
belt
magnetic tape
suction
coil
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JP7504593A
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Yasunari Suda
康徳 須田
Hayami Ishikawa
速巳 石川
Tomoshi Ueno
智志 上野
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、磁気テープの延びや破断を防止
しつつ、磁気テープを磁気テープパンケーキから引き出
すことができる。 【構成】 磁気テープパンケーキ3が送出軸4に装着さ
れ、パンケーキから磁気テープ1の先端を引き出す帯状
物の先端引出装置10において、ユニットハウジング2
5に吸引孔26A、26B、26Cが形成され、この吸
引孔内にラバークッション31を収容し、吸引孔先端部
に張力検出ローラ40を備えた吸引ユニット11と、吸
引ユニットの吸引孔の基端部に接続されて、パンケーキ
の磁気テープを吸引孔の内部へ吸引する真空発生器15
と、吸引ユニットを送出軸方向へ進退可能とする進退駆
動ユニット12、13、14、23と、張力検出ローラ
からの張力信号cに基づいて送出軸のテープ送出速度を
制御する制御盤16とを有し、上記ラバークッション
が、吸引孔内に吸引された磁気テープを吸引孔の壁面と
の間で挟持し、上記張力検出ローラが、磁気テープに作
用する張力を検出するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、帯状物がコイル状に
巻かれた帯状物コイルから、帯状物の先端を引き出す帯
状物の先端引出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、糸や帯状物等の先端を引き出す先
端引出装置が各種提案されている。このうち、特開平2-
259138号公報記載の発明(第1従来例)は、糸の先端の
検出を吸引機構を有する装置で実施したものである。ま
た、特開昭 59-154447号公報記載の発明(第2従来例)
は、粘着テープにカバーフィルムの先端を接着させて、
このカバーフィルムを基板から引き剥すものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1従来例
では、糸を空気の吸引力のみによって保持しているた
め、コイル状に巻かれた帯状物コイルから帯状物を引き
出す場合に適用すると、帯状物の保持力が不十分で、帯
状物を確実に引き出すことができない。
【0004】また、第2従来例では、粘着テープにカバ
ーフィルムを一時的に接着させて、カバーフィルムの先
端を引き出すので、この場合も、カバーフィルムの保持
力が十分とはいえず、コイル状に巻かれた帯状物コイル
から帯状物を引き出す場合に適用することができない。
【0005】更に、第1及び第2従来例では、引き出し
対称物(糸やカバーフィルム)の延びや破断を防止する
手段は何ら考慮されていない。
【0006】この発明は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、帯状物の延びや破断を防止しつつ、帯状
物コイルから帯状物の先端を引き出すことができる帯状
物の先端引出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の帯状物
の先端引出方法は、帯状物が巻かれた帯状物コイルから
帯状物の先端を引き出す帯状物の先端引出方法におい
て、上記引出し中の帯状物の張力を制御しつつ、上記帯
状物の引出しを実施するものである。
【0008】また、請求項2に記載の帯状物の先端引出
装置は、帯状物をコイル状に巻いた帯状物コイルがコイ
ル軸に装着され、上記帯状物コイルから帯状物の先端を
引き出す帯状物の先端引出装置において、ユニットハウ
ジングに吸引孔が形成され、この吸引孔内に係止部材を
収容し、上記吸引孔先端部に張力検出器を備えた吸引ユ
ニットと、この吸引ユニットの上記吸引孔の基端部に接
続されて、上記帯状物コイルの帯状物を上記吸引孔の先
端部から内部へ吸引する真空発生器と、上記吸引ユニッ
トを上記コイル軸方向へ進退可能とする進退駆動ユニッ
トと、上記張力検出器からの張力信号に基づいて前記コ
イル軸の送出速度を制御するコントローラと、を有し、
上記係止部材が、上記吸引孔内に吸引された帯状物を上
記吸引孔の壁面との間で挟持し、上記張力検出器が上記
帯状物に作用する張力を検出するものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の帯状物の先端引出方法によれ
ば、帯状物から引き出される帯状物の張力が制御されて
いるので、帯状物の延びや破断を防止しつつ、帯状物を
帯状物コイルから引き出すことができる。
【0010】また、請求項2に記載の帯状物の先端引出
装置によれば、帯状物コイルからの帯状物が真空発生器
により吸引ユニットの吸引孔内に吸引され、この吸引孔
内の帯状物が係止部材により、この係止部材と吸引孔の
壁面との間に挟持され、この挟持状態で吸引ユニットが
移動することにより、帯状物が帯状物コイルから引き出
される。このとき、コントローラが、張力検出器からの
検出信号に基づき、コイル軸における帯状物送出速度を
制御するので、上記引出し過程にある帯状物の張力が過
大になることを防止できる。このため、帯状物の延びや
破断を防止しつつ帯状物を帯状物コイルから確実に引き
出すことができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2は、この発明に係る帯状物の先端引出装置
の一実施例が適用されたテープ先端引出装置を、一部を
断面状態で示す正面図である。図1は、図2のテープ先
端引出装置の吸引ユニット等を、一部を断面状態で示す
正面図である。
【0012】図2に示すように、帯状物としての磁気テ
ープ1は、ハブ2にコイル状に巻き付けられて、帯状物
コイルとしてのパンケーキ3を構成する。このパンケー
キ3のハブ2がコイル軸としての送出軸4に、取出可能
に装着される。この送出軸4は、軸駆動モータ9(図
5)により駆動される。また、帯状物の先端引出装置と
してのテープ先端引出装置10は、送出軸4にパンケー
キ3が装着されたとき、このパンケーキ3から垂れ下が
った磁気テープ1の先端を把持して引き出すものであ
る。
【0013】図2中の符号5はテープ切断接合装置であ
る。このテープ切断接合装置5は、上記テープ先端引出
装置10が、送出軸4に装着されたパンケーキ3の磁気
テープ4の先端を把持して引き出し、テープ吸着ブロッ
ク6上まで搬送したとき、この磁気テープ1及び他の磁
気テープ1をテープ吸着ブロック6に吸着させ、図示し
ないカッターでこれらのテープを切断し、スプライサ7
でこれらの両磁気テープ1を接合させるものである。こ
れにより、送出軸4に装着されたパンケーキ3の磁気テ
ープ1先端と、上記他の磁気テープ1とが接続される。
尚、図2中の符号8はガイドローラを示す。
【0014】さて、上記テープ先端引出装置10は、吸
引ユニット11、移動ブロック12、移動レール13及
び駆動ベルト14、並びに図1に示す真空発生器(例え
ば、真空ポンプ)15及びコントローラとしての制御盤
16を有して構成される。上記移動ブロック12、移動
レール13及び駆動ベルト14、並びに後述の進退駆動
モータ23が、進退駆動ユニットを構成する。
【0015】図2に示す移動レール13は、前記送出軸
4やテープ切断接合装置5が配置された基板7上に設置
される。移動ブロック12は、この移動レール13の長
手方向に移動自在に、この移動レール13に嵌装され
る。移動ブロック12には保持ブラケット18が固着さ
れ、この保持ブラケット18に、取付ロッド19を介し
て取付プレート20が固着される。この取付プレート2
0に、図3(B)にも示すように、吸引ユニット11が
取り付けられる。
【0016】上記保持ブラケット18には駆動ベルト1
4が固着されており、この駆動ベルト14は、駆動プー
リ21及び従動プーリ22に巻き掛けられている。駆動
プーリ21は、正逆回転可能な進退駆動モータ23に連
結される。従って、進退駆動モータ23の正逆方向の回
転により、駆動ベルト14が移動レール13上を移動
し、この結果、吸引ユニット11が矢印A方向に送出軸
4へ向かい進退可能に構成される。ここで、図2の符号
24は、基板17に開設された長窓24である。
【0017】上記吸引ユニット11は、図1に示すよう
にユニットハウジング25を有する。このユニットハウ
ジング25には、2つの吸引孔26A及び26Bが平行
して穿設され、これらの吸引孔26A及び26Bを連通
する吸引孔26Cも穿設される。吸引孔26Cは、吸引
孔26A及び26Bの軸心に対し直交して形成される。
【0018】吸引孔26Aに吸引パイプ27が嵌装さ
れ、吸引孔26Bにエアチューブ28が嵌装される。エ
アチューブ28には、エアフィルタ29、電磁弁30及
び前記真空発生器15が順次配設される。真空発生器1
5のON作動及び電磁弁30の開操作により、ユニット
ハウジング25の吸引孔26A、26B及び26C内が
負圧に設定される。この負圧により、パンケーキ3から
垂れ下がった磁気テープ1の先端が、吸引パイプ27を
経て吸引孔26A、26C及び26B内へ吸引される。
【0019】また、吸引孔26A内に係止部材としての
ラバークッション31が収容される。このラバークッシ
ョン31は、吸引孔26Aの内径と略同一径の外径を備
え、エアシリンダ装置32のピストンロッド33に取り
付けられる。エアシリンダ装置32のシリンダ34は、
ユニットハウジング25に嵌合して固定される。エアシ
リンダ装置32のピストン35の移動により、ピストン
ロッド33を介してラバークッション31が吸引孔26
Aの軸方向(矢印B)方向へ往復動する。ラバークッシ
ョン31の往動により、このラバークッション31が2
点鎖線位置に設定され、このラバークッション31は、
吸引孔26Aから吸引孔26Cへ至った磁気テープ1
を、吸引孔26Aの壁面36との間で挟持する。
【0020】また、ユニットハウジング25には、テー
プ検出センサとしての透過形光センサ37が1対設置さ
れる。これら1対の光センサ37は、吸引孔26Cの軸
方向に対向して配置される。これらの光センサ37によ
り、吸引孔26A内に吸引された磁気テープ1が、少な
くとも吸引孔26Cに至ったことが検出される。このテ
ープ位置検出信号bが、図5に示すように制御盤16へ
出力される。
【0021】一方、図1に示す前記吸引パイプ27の先
端部には、フランジ38Aを備えたパイプヘッド38が
遊嵌される。このパイプヘッド38は、図3(A)及び
図4に示すように、ガイドピン39に案内されて、吸引
パイプ27の軸方向に微少移動可能に設けられる。パイ
プヘッド38の先端に張力検出ローラ40が対向して1
対設置される。
【0022】図1に示すユニットハウジング25にはセ
ンサアーム41が固着され、このセンサアーム41の先
端にヘッドタッチセンサ42が取り付けられる。このヘ
ッドタッチセンサ42は、吸引ユニット11が矢印A方
向に送出軸4へ向かって前進し、張力検出ローラ40が
パンケーキ3に当接してパイプヘッド38が微少後退し
たとき、このパイプヘッド38のフランジ38Aに当接
して、吸引ユニット11が所定位置まで前進したことを
検出する。ヘッドタッチセンサ42からの吸引ユニット
位置検出信号aは、図5に示すように制御盤16へ出力
される。
【0023】図4に示す張力検出ローラ40は、パンケ
ーキ3から吸引ユニット11の吸引孔26A、26B及
び26C内並びに吸引パイプ27内に吸引された磁気テ
ープ1の表面あるいは裏面に常時接触して、この磁気テ
ープ1を案内するガイド機能を果たす。更に、この張力
検出ローラ40は、磁気テープ1が、吸引ユニット11
内で吸引孔26Aの壁面36とラバークッション31と
の間に挟持された状態で、吸引ユニット11が矢印A方
向へ後退したとき、磁気テープ1に押されて、図4の2
点鎖線位置に示す最後方位置の範囲で後方へ移動する
(矢印C)。張力検出ローラ40は、このとき磁気テー
プ1に作用する張力を検出し、張力信号cを図5に示す
制御盤16へ出力する。
【0024】上記制御盤16は、ヘッドタッチセンサ4
2からの吸引ユニット位置検出信号aを、光センサ37
からのテープ位置検出信号bを、張力検出ローラ40か
らの張力信号cをそれぞれ入力する。また、この制御盤
16は、軸駆動モータ9、進退駆動モータ23、真空発
生器15、電磁弁30及びエアシリンダ装置32へそれ
ぞれの作動信号を出力する。
【0025】特に、制御盤16は、ヘッドタッチセンサ
42から吸引ユニット位置検出信号aが入力されたと
き、進退駆動モータ23の正転を停止させて吸引ユニッ
ト11の前進を停止する。また、制御盤16は、光セン
サ37からテープ位置検出信号bが入力されたとき、エ
アシリンダ装置32を作動させてラバークッション31
を往動させ、吸引孔26Aの壁面36とラバークッショ
ン31との間で磁気テープ1を挟持する。更に、制御盤
16は、張力検出ローラ40から張力信号cが入力され
て、磁気テープ1に作用する張力が過大であると判断し
たとき、軸駆動モータ9を制御して、送出軸4のテープ
送出速度を増大させ、磁気テープ1の張力を制御する。
【0026】次に、作用を説明する。テープ先端引出装
置10の作動前には、図6(A)、図7(A)及び図2
に示すように、吸引ユニット11は、テープ切断接合装
置5の下方位置に待機している。
【0027】送出軸4にパンケーキ3が搬入された段階
で、図5に示す制御盤16は、図6(B)に示すよう
に、軸駆動ローラ9を逆転させて、送出軸4を介しパン
ケーキ3を反転させる。と同時に、制御盤16は、進退
駆動モータ23を正転させて、吸引ユニット11を移動
レール13に沿い送出軸4へ向かい前進させる。この前
進途中で、制御盤16は真空発生器15をON作動さ
せ、電磁弁30を開操作させて、吸引ユニット11の吸
引孔26A、26B及び26C内を負圧に設定する。
【0028】図6(B)及び図7(B)に示すように、
吸引ユニット11の張力検出ローラ40がパンケーキ3
に当接し、パイプヘッド38が後退して、ヘッドタッチ
センサ42がパイプヘッド38のフランジ38Aに当接
すると、制御盤16は、ヘッドタッチセンサ42からの
ユニット位置検出信号aに基づいて、進退駆動モータ2
3を停止させ、吸引ユニット11を停止させる。その直
後、図6(C)及び図7(C)に示すように、制御盤1
6は、進退駆動モータ23を微少量逆転させて、吸引ユ
ニット11を若干後退させ、停止させる。
【0029】制御盤16は、ヘッドタッチセンサ42か
ら吸引ユニット位置検出信号aが入力されたとき、上述
のように進退駆動モータ23を停止させるとともに、軸
駆動モータ9を正転させて、送出軸4を介しパンケーキ
3を正転させる(図6(C))。吸引ユニット11の吸
引パイプ27内には、吸引ユニット11がパンケーキ3
に接近し始めた段階で、このパンケーキ3の磁気テープ
1先端が吸引され始める(図6(B)及び(C)並びに
図7(B)及び(C))。
【0030】磁気テープ1の先端が吸引孔26Cまで吸
引されたとき、制御盤16は、光センサ37からのテー
プ位置検出信号bに基づいて、エアシリンダ装置32を
作動させる。これにより、図6(D)及び図7(D)に
示すように、ラバークッション31は往動して、吸引孔
26Aの壁面36との間で磁気テープ1を挟持する。ラ
バークッション31の往動後、制御盤16は、真空発生
器15をOFF作動させ、電磁弁30を閉操作させる。
【0031】その後、制御盤16は、進退駆動モータ2
3を逆転させ、図6(E)に示すように、吸引ユニット
11を移動レール13に沿って後退させる。このとき、
制御盤16は、張力検出ローラ40によって検出された
磁気テープ1の張力が所定値以下の場合(図7(E))
には、軸駆動モータ9により、送出軸4のテープ送出速
度を増大させることはないが、図7(F)に示すよう
に、磁気テープ1の張力が過大なときには、軸駆動モー
タ9をして送出軸4のテープ送出速度を増大させ、磁気
テープ1に作用する張力を制御する。
【0032】こうして、吸引ユニット11は、図2に示
すテープ切断接合装置5の下方位置まで後退する。この
位置で、吸引ユニット11に把持されたパンケーキ3の
テープ先端が、テープ切断接合装置5の図示しないカッ
タにより切断される。磁気テープ1が図8(A)の状態
から図8(B)に示すように切断された後、制御盤16
は、真空発生器15をON作動させ、電磁弁30を開操
作させて、図8(C)及び(D)に示すように、切断後
の不必要な磁気テープ1をエアフィルタ29内に回収
し、廃棄する。
【0033】上記実施例によれば、テープ先端引出装置
10においては、吸引ユニット11に吸引孔26A、2
6B及び26Cが形成され、この吸引孔26Bにエアチ
ューブ28を介して真空発生器15が接続されるととも
に、吸引孔26Aに、エアシリンダ装置32に連結され
たラバークッション31が内蔵されただけなので、構造
が簡単である。
【0034】然も、吸引口26A、26B及び26C内
に吸引された磁気テープ1を、この吸引孔26Aの壁面
36とラバークッション31との間に挟持し、この挟持
状態で吸引ユニット11を後退させることにより、パン
ケーキ3から磁気テープ1の先端を引き出すので、引出
中に磁気テープ1が吸引ユニット11から離れることが
なく、磁気テープ1をパンケーキ3から確実に引き出す
ことができる。
【0035】また、吸引ユニット11のヘッドパイプ3
8に張力検出ローラ40が設置され、この張力検出ロー
ラ40に磁気テープ1の表面あるいは裏面が常時接触し
て案内されたことから、吸引ユニット11によってパン
ケーキ3から磁気テープ1を引き出す際に、この磁気テ
ープ1の表裏を反転させることがない。
【0036】更に、パンケーキ3の磁気テープ1先端
が、吸引ユニット11のラバークッション31及び吸引
孔26Aの壁面36間に挟持され、吸引ユニット11が
後退することによって引き出されるとき、制御盤16
が、張力検出ローラ40からの張力信号cに基づき、軸
駆動モータ9をして送出軸4のテープ送出速度を制御す
るので、上記引出過程にある磁気テープ1の張力が過大
になることを防止できる。このため、磁気テープ1の伸
びや破断を防止しつつ、磁気テープ1をパンケーキ3か
ら引き出すことができる。
【0037】尚、上記実施例では、テープ先端引出装置
10の吸引ユニット11が磁気テープ4をパンケーキ3
から引き出すものを述べたが、磁気テープ4に限らず、
コイル状に巻かれた映画用フィルム等のフィルムや、帯
状の布あるいは紙等の先端を引き出すものにも適用でき
る。
【0038】
【発明の効果】請求項1に記載の帯状物の先端引出方法
及び請求項2に記載の帯状物の先端引出装置によれば、
帯状物の延びや破断を防止しつつ、帯状物を帯状物コイ
ルから引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のテープ先端引出装置の吸引ユニット等を
一部について断面状態で示す正面図。
【図2】この発明に係る帯状物の先端引出装置の一実施
例が適用されたテープ先端引出装置を一部について破断
状態で示す正面図。
【図3】(A)は図1のIIIA矢視図であり、(B)は図
1のIIIB矢視図である。
【図4】図1の吸引ユニットにおける一部を拡大して示
す断面図。
【図5】図2に示すテープ先端引出装置の制御系を示す
ブロック図。
【図6】図1の吸引ユニットが磁気テープの先端を引き
出す作動状態を示す作動図。
【図7】図6の作動状態において吸引ユニットの先端部
を拡大して示す作動図。
【図8】図1に示す真空発生器による廃棄テープの回収
作動を示す作動図。
【符号の説明】
1 磁気テープ 3 パンケーキ 4 送出軸 9 軸駆動モータ 10 テープ先端引出装置 11 吸引ユニット 12 移動ブロック 13 移動レール 14 駆動ベルト 15 真空発生器 16 制御盤 23 進退駆動モータ 28 エアチューブ 31 ラバークッション 32 エアシリンダ 37 光センサ 40 張力検出ローラ a 吸引ユニット位置検出信号 b テープ位置検出信号 c 張力信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状物が巻かれた帯状物コイルから帯状
    物の先端を引き出す帯状物の先端引出方法において、上
    記引出し中の帯状物の張力を制御しつつ上記帯状物の引
    出しを実施することを特徴とする帯状物の先端引出方
    法。
  2. 【請求項2】 帯状物をコイル状に巻いた帯状物コイル
    がコイル軸に装着され、上記帯状物コイルから帯状物の
    先端を引き出す帯状物の先端引出装置において、 ユニットハウジングに吸引孔が形成され、この吸引孔内
    に係止部材を収容し、上記吸引孔先端部に張力検出器を
    備えた吸引ユニットと、 この吸引ユニットの上記吸引孔の基端部に接続されて、
    上記帯状物コイルの帯状物を上記吸引孔の先端部から内
    部へ吸引する真空発生器と、 上記吸引ユニットを上記コイル軸方向へ進退可能とする
    進退駆動ユニットと、 上記張力検出器からの張力信号に基づいて前記コイル軸
    のテープ送出速度を制御するコントローラと、 を有し、上記係止部材が、上記吸引孔内に吸引された帯
    状物を上記吸引孔の壁面との間で挟持し、上記張力検出
    器が上記帯状物に作用する張力を検出するものであるこ
    とを特徴とする帯状物の先端引出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102085976A (zh) * 2010-11-05 2011-06-08 陕西北人印刷机械有限责任公司 一种色间张力检测装置
JP2014198622A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 平田機工株式会社 引出装置及び制御方法

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