JPH06263209A - ワーク積込装置 - Google Patents

ワーク積込装置

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Publication number
JPH06263209A
JPH06263209A JP5098793A JP5098793A JPH06263209A JP H06263209 A JPH06263209 A JP H06263209A JP 5098793 A JP5098793 A JP 5098793A JP 5098793 A JP5098793 A JP 5098793A JP H06263209 A JPH06263209 A JP H06263209A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
pallet
plate
cylinder actuator
storing area
Prior art date
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Pending
Application number
JP5098793A
Other languages
English (en)
Inventor
Sachio Kishino
左知生 岸野
Yoshikazu Mabuchi
好和 馬渕
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ワークの形状に左右されず、該ワークをパレッ
トの任意の高さに容易に出し入れすること 【構成】本発明は、それぞれ側面に開口するワーク収容
域が上下方向に沿って複数積層されたパレットを搬送
し、このパレットをパレット収容域に位置決め配置させ
る無人搬送車と、搬送用コンベアに供給されたワークを
保持し、該ワークをパレットにおける各ワーク収容域の
開口延長上に択一的に配置させるローダと、上記ローダ
に保持されたワークが上記ワーク収容域の開口延長上に
配置された場合にプッシャを介してワークを上記ワーク
収容域に移載させる押圧用シリンダアクチュエータとを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレット内にワークを
積層させるワーク積込装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、パレット内にワークを積層す
る場合には、通常ローダが用いられており、所定の受取
位置に供給されるワークを上記ローダによって順次パレ
ットの底板上に載置させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なワーク積込装置は、ワークの上面にワークを載置して
いくものであるため、以下に示すような不具合を生じ
る。
【0004】a)その上面が平坦に構成されていないワ
ークに適用することができない。
【0005】b)ワークを任意の高さに収容することが
できない。
【0006】c)一旦パレットに収容されたワークを取
り出す場合には、その上方に積層されたワークをすべて
取り除かなければこれを行うことができない。
【0007】本発明の目的は、上記実情に鑑みて、ワー
クの形状に左右されず、該ワークをパレットの任意の高
さに容易に出し入れすることのできるワーク積込装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るワーク積込
装置は、それぞれ側面に開口するワーク収容域が上下方
向に沿って複数積層されたパレットを搬送し、このパレ
ットを所定の積込位置に位置決め配置させるパレット搬
送手段と、所定の受取位置に供給されたワークを保持
し、該ワークを上記積込位置に占位したパレットにおけ
る各ワーク収容域の開口延長上に択一的に配置させるワ
ーク搬送手段と、上記ワーク搬送手段に保持されたワー
クが上記ワーク収容域の開口延長上に配置された場合に
作動され、該ワークを上記ワーク収容域に移載させるワ
ーク移載手段とを備えている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、ワークをパレットの側面か
らそのワーク収容域に収容させている。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1乃至図3は、本発明に係るワーク
積込装置を概念的に示したもので、圧漏れ試験の終了し
た複数種のシリンダヘッド用粗材(以下、単にワークW
と称する)をローダ(ワーク搬送手段)100によって
対応するパレット200に順次積層させるワーク積込装
置を例示している。
【0011】図4に示すように、このワーク積込装置に
適用されるパレット200は、複数のアングル鋼材を適
宜溶接することによって直方枠状に構成されたもので、
その上方部に複数段・複数列、たとえば実施例では上下
方向に4段、左右方向に5列で合計20個のワーク収容
域201,201…を有するとともに、その下方部に搬
送車搬入域210を有している。ワーク収容域201,
201…は、それぞれ直線上に配設された複数のローラ
202,202…の両サイドにワークWよりも僅かに幅
の広い間隔を確保して一対のレール部材203,203
…を敷設したもので、それぞれが上記パレット200の
一側面に開口する態様で構成配置されている。搬送車搬
入域210は、図2に示すように、上記パレット200
の両側にそれぞれ側壁部材211,211を配設するこ
とによって画成されたもので、上記パレット200の前
後両端面および下面に開口されている。なお、各搬送車
搬入域210を画成する側壁部材211,211には、
図1に示すように、それぞれの中央部に主車輪212が
配設され、またそれぞれの両端部にキャスタ213,2
13…が配設されている。
【0012】また、上記パレット200は、図4に示す
ように、上記各ワーク収容域201,201…の開口に
対応する部位にそれぞれ当接プレート204,204…
および嵌合プレート205,205…を備えるととも
に、これら各ワーク収容域201,201…が開口する
一側面にゲート206を備えている。当接プレート20
4,204…および嵌合プレート205,205…は、
それぞれ導体によって平板状に成形されており、上記各
一対のレール部材203,203の延長上に配置する態
様で上記各ワーク収容域201の開口部下方に横架され
た保持材207に取り付けられ、該保持材207によっ
て互いに電気的に接続されている。同図に示すように、
上記各嵌合プレート205は、個々の略中央部に嵌合孔
205aを有しており、各ワーク収容域201に向かっ
て左方側の下方隅部に配設されている。
【0013】ゲート206は、複数の線材を適宜組み合
わせることによって格子状に構成され、かつその一端縁
部の全長にフック208を備えており、該フック208
を上記パレット200の上面から突出させた状態で該パ
レット200の一側面に取り付けられたボス部材209
を介して上下方向にスライド可能に配設されている。こ
のゲート206は、図4中の中心線よりも左方側に示す
ように、常態において最下方に配置され、その左右方向
に延在する線材が各ワーク収容域201,201…の開
口部延長上に占位される一方、最上位に配置された場
合、図4中の中心線よりも右方側に示すように、上記左
右方向に延在する線材が各ワーク収容域201,201
…の開口延長上から逸脱され、該開口を開放する作用を
成す。
【0014】なお、図には明示していないが、上記パレ
ット200における各ワーク収容域201,201…の
最奥方部には、それぞれワークWの脱落を防止するため
のワークストッパが配設されている。
【0015】一方、上記ワーク積込装置は、本体フレー
ムFの内部にワーク搬入域SSと、3つのパレット収容
域ES1 ,ES2 ,ES3 とを備えている。
【0016】ワーク搬入域SSは、上記本体フレームF
の手前側端部に構成され、該本体フレームFの一側面に
開口を有しており、ワーク移載用コンベアIC、反転機
HMおよびワーク搬送用コンベアHCを介して図示して
いない圧漏れ試験工程に接続されている。
【0017】パレット収容域ES1 ,ES2 ,ES3
は、図2に示すように、上記本体フレームFの他側面に
それぞれ上記パレット200よりも僅かに幅の広い矩形
の開口を有し、該本体フレームFの長手方向に沿って上
記ワーク搬入域SSの側方域に等間隔に並設されてお
り、個々の両側下部にそれぞれガイドレールGR1 ,G
R2 ,GR3 を備えるとともに、個々の上方一隅部にそ
れぞれゲート開閉用シリンダアクチュエータGS1 ,G
S2 ,GS3 を備えている。
【0018】ガイドレールGR1 ,GR2 ,GR3 は、
図には明示していないが、それぞれの表面に複数の転動
体を備えるもので、図3に示すように、各パレット収容
域ES1 ,ES2 ,ES3 の開口から外方に向けて互い
の間隔が漸次増大する態様で配設された案内部GRF1
,GRF2 ,GRF3 と、該開口から各パレット収容
域ES1 ,ES2 ,ES3 のほぼ全長に亘って互いに平
行に配設された規制部GRR1 ,GRR2 ,GRR3 と
から構成されている。
【0019】ゲート開閉用シリンダアクチュエータGS
1 ,GS2 ,GS3 は、図2に示すように、それぞれ作
動本体がガイドロッドに対して移動可能に設けられたも
ので、各作動本体にフック部材HK1 ,HK2 ,HK3
を備えており、該フック部材HK1 ,HK2 ,HK3 の
先端部を上記パレット収容域ES1 ,ES2 ,ES3に
臨ませる態様でそれぞれ鉛直方向に沿って配設されてい
る。
【0020】なお、図には明示していないが、上記各パ
レット収容域ES1 ,ES2 ,ES3 には、パレット2
00が所定の積込位置、たとえばパレット収容域ES1
,ES2 ,ES3 の最奥方に配置されたか否かを検出
するパレット検出センサが配設されている。また、図1
中の符号WSは、上記パレット収容域ES1 ,ES2 ,
ES3 の最奥方にパレット200が配置された場合にそ
の主車輪212に係合し、該パレット200の移動を規
制する輪止めである。
【0021】また、上記ワーク積込装置は、図3に示す
ように、上記本体フレームFの上面に可動フレームMF
を備えるとともに、該可動フレームMFの上面に可動プ
レートMPを備えている。可動フレームMFは、上記本
体フレームFの短辺方向に沿って略水平に跨る矩形枠状
を成しており、該本体フレームFに対し、その長辺方向
に沿って移動可能に配設されている。可動プレートMP
は、上記可動フレームMFの短辺方向に沿って略水平に
跨る矩形板状を成しており、該可動フレームMFに対
し、その長辺方向に沿って、すなわち上記本体フレーム
Fの短辺方向に沿って移動可能に配設されている。図に
は明示していないが、上記本体フレームFと上記可動フ
レームMFとの間、および該可動フレームMFと上記可
動プレートMPとの間は、それぞれNC装置301によ
って制御されるサーボモータを用いた搬送駆動ユニット
を介して連係されており、個々のサーボモータが駆動さ
れた場合にそれぞれの相対的な占位位置が変更される。
【0022】図1乃至図3からも明らかなように、上記
可動プレートMPは、その一側縁部に昇降用シリンダア
クチュエータUDSを備えている。昇降用シリンダアク
チュエータUDSは、上記NC装置301によってその
作動が制御されるもので、図1に示すように、上記パレ
ット200の高さとほぼ同等のストローク量を有し、か
つその作動ロッドUDSRを下方に向ける態様で上記可
動プレートMPの上面から鉛直方向に沿って延設されて
おり、該作動ロッドUDSRを介してサブプレートSP
に連結されている。
【0023】サブプレートSPは、図6に示すように、
その中心部に挿通孔SPHを有した平板状を成し、上記
可動プレートMPに対して平行に配置されており、上記
挿通孔SPHの周囲に3本のガイドロッドRD,RD,
RDを備えるとともに、該挿通孔SPHの内部に回転駆
動軸RSを備えている。ガイドロッドRD,RD,RD
は、それぞれ上記昇降用シリンダアクチュエータUDS
とほぼ同等の長さを有し、上記サブプレートSPの上面
からそれぞれ鉛直上方に向けて延在されており、上記可
動プレートMPに配設されたガイドブッシュBS,B
S,BS内に摺動可能に貫挿されている。回転駆動軸R
Sは、図には明示していないが、上記ガイドロッドR
D,RD,RDとほぼ同等の長さを有し、上記サブプレ
ートSPの下面から僅かに下方に突出した状態で鉛直方
向に沿って延設されており、該サブプレートSPに対し
て回動可能、かつその軸心方向には移動不可能に支承さ
れている。なお、図には明示していないが、上記回転駆
動軸RSには、該回転駆動軸RSをその軸心回りに回動
させるため、上述したNC装置301によって制御され
るサーボモータ等の駆動アクチュエータが接続されてい
る。
【0024】さらに、上記ワーク積込装置には、上記回
転駆動軸RSの下端部にローダ100が配設されてい
る。ローダ100は、図5および図6に示すように、上
記サブプレートSPの下方域にワークWよりも十分大き
く形成された略矩形平板状の基準プレート101を備え
ており、この基準プレート101の中心部を介して上記
回転駆動軸RSに連結されている。
【0025】図7からも明かなように、上記基準プレー
ト101の下面には、その中央部にロッドレス型の押圧
用シリンダアクチュエータ(ワーク移載手段)102が
配設され、また該押圧用シリンダアクチュエータ102
の側方部に上下一対の案内軸103,103が配設さ
れ、さらにその両側縁部にそれぞれ一対の連結ロッド1
04,104…が配設されている。
【0026】押圧用シリンダアクチュエータ102は、
図6に示すように、上記基準プレート101の長手方向
に沿ってその幅方向中心線上に配設されており、その作
動体102aにプッシャ105を備えている。プッシャ
105は、図7に示すように、円筒状に形成されたブッ
シュ106と、該ブッシュ106の内部に摺動可能に貫
挿され、その先端側外端部に押圧体107が取り付けら
れるとともに、その基端側外端部にストッパナット10
8が螺合されたプッシュロッド109と、上記ブッシュ
106の端面および上記押圧体107間に介在されたコ
イルスプリング110とから構成されており、上記プッ
シュロッド109の軸心が上記押圧用シリンダアクチュ
エータ102の作動軸線と平行となる態様で、上記作動
体102aの下面に取り付けられている。
【0027】案内軸103,103は、それぞれ上記押
圧用シリンダアクチュエータ102と同一の長さを有
し、かつ該押圧用シリンダアクチュエータ102の作動
軸線に沿って並設されており、図5に示すように、上記
作動体102aに取り付けられたブラケット111に貫
挿することにより、該作動体102aの移動を案内する
作用を成す。
【0028】連結ロッド104,104…は、図6に示
すように、ワークWの高さよりも十分な長さを有した円
柱状を成し、上記回転駆動軸RSの側方に位置する部
位、およびこの部位よりも上記プッシャ105の先端部
側に位置する部位にそれぞれ配置されており、上記基準
プレート101の下面から鉛直下方に向けて延在され、
それぞれの下端部に載置プレート112を備えている。
【0029】載置プレート112は、上記基準プレート
101よりも僅かに短く、かつ僅かに幅が広く形成され
た平板状を成しており、該基準プレート101に対して
平行に配置されている。
【0030】なお、図7中の符号113は、上記押圧用
シリンダアクチュエータ102における作動体102a
の占位位置を検出する作動体検出センサ対、また符号1
14は、上記載置プレート112上に物体があるか否か
を検出するワーク検出センサ対であり、それぞれ上記基
準プレート101の下面に取り付けられている。
【0031】図6および図7に示すように、上記載置プ
レート112には、その上面の両側縁部にそれぞれガイ
ドプレート115,115が配設され、また図8に示す
ように、これらガイドプレート115,115の下方に
位置する部位にカム孔116,116が穿設され、さら
にその下面には位置決めユニット120が構成配置され
ている。
【0032】ガイドプレート115,115は、図7に
示すように、それぞれワークWとほぼ同一の長さを有
し、その背面の中央部にそれぞれカムシャフト117,
117を備えるとともに、該背面の両端部にそれぞれリ
ンク桿118,118…を備えており、互いに対向する
部位に相互に平行となる態様で、これらリンク桿11
8,118…を介してそれぞれ載置プレート112の支
持部材119,119に枢止されている。リンク桿11
8,118…は、互いに同一の大きさに形成されてお
り、上記ガイドプレート115,115を互いにもっと
も近接させた際に、これらガイドプレート115,11
5間の距離がワークWの幅と等しくなる長さに設定され
ている。カムシャフト117,117は、図6および図
8に示すように、載置プレート112に形成されたカム
孔116,116を介して該載置プレート112の下面
側に突出されており、それぞれの突出端部にカムローラ
117a,117aを備えている。
【0033】カム孔116,116は、それぞれ載置プ
レート112の基端部側(図6および図8において左方
側)から該載置プレート112の先端部側(図6および
図8において右方側)に向けて漸次互いの間隔が増大す
る態様で延在されており、この延在方向に沿って上記カ
ムシャフト117,117を案内する作用を成す。
【0034】位置決めユニット120は、上記載置プレ
ート112の基端部下面に位置決め用シリンダアクチュ
エータ121を備えるとともに、該載置プレート112
の先端部下面に接触ロッド122および位置決めロッド
123を備えている。
【0035】位置決め用シリンダアクチュエータ121
は、その作動軸線が上記押圧用シリンダアクチュエータ
102の作動軸線と平行となる態様でそのシリンダ本体
121aを介して上記載置プレート112に取り付けら
れており、その作動ロッド121bの先端部に連結プレ
ート124と押圧プレート125とを備えている。連結
プレート124は、図8に示すように、上記位置決め用
シリンダアクチュエータ121における作動ロッド12
1bの先端に固着されており、その両端部が上記カムロ
ーラ117a,117aよりも先端部側において該カム
ローラ117a,117aの周面に当接されている。押
圧プレート125は、上記作動ロッド121bに対して
その軸心方向に移動可能に貫挿されており、その両端部
が上記カムローラ117a,117aよりも基端部側に
おいて該カムローラ117a,117aの周面に当接さ
れている。図からも明らかなように、上記押圧プレート
125は、作動ロッド121bとの間に介在された押圧
スプリング126によってカムローラ117a,117
aの周面に常時押圧されており、上記連結プレート12
4の間に該カムローラ117a,117aを挟持してい
る。
【0036】接触ロッド122および位置決めロッド1
23は、図8および図9に示すように、それぞれ円筒状
を成し、個々の基端部にフランジ作動ロッド127,1
28が嵌着された外筒122a,123aと、各外筒1
22a,123aの先端部に嵌着された絶縁体122
b,123bと、該絶縁体122b,123bに保持さ
れ、導体によって成形された接触体122cおよび接触
子123cとを備え、個々のフランジ作動ロッド12
7,128を介して上記位置決め用シリンダアクチュエ
ータ121の連結プレート124に連結されており、そ
れぞれの軸心が該位置決め用シリンダアクチュエータ1
21の作動軸線と平行となる態様で上記載置プレート1
12に取り付けられた案内部材129内に進退可能に保
持されている。接触ロッド122に配設された接触体1
22cは、上記絶縁体122b,123bの内部に保持
された支持ピン122c1 と、その先端面が閉塞する円
筒状を成し、上記支持ピン122c1 の先端部に摺動自
在に嵌合する接触ピン122c2 と、これら支持ピン1
22c1 および接触ピン122c2 間に介在され、該接
触ピン122c2 を常時絶縁体122b,123bから
突出させる方向に押圧する押圧コイルスプリング122
c3 とを備えており、上記支持ピン122c1 に取り付
けられたケーブル130を介して上述したNC装置30
1の方向判定回路300に接続されている。位置決めロ
ッド123に配設された接触子123c1,123c2
,123c3 ,123c4 は、先端に向けて漸次外径
の減少するテーパ状を成し、図5に示すように、その周
方向に沿って4つに等分割されており、それぞれ独立し
たケーブル131,132,133,134を介して上
記方向判定回路300に接続されている。
【0037】図には明示していないが、これら接触ロッ
ド122および位置決めロッド123は、上記載置プレ
ート112の上面が上記パレット200におけるローラ
202,202…の上部周面に合致するとともに、上記
ガイドプレート115,115がそれぞれ一対のレール
部材203,203の延長上に占位された場合に、位置
決めロッド123における軸心の延長線が嵌合プレート
205における嵌合孔205aの軸心に合致し、かつ該
接触ロッド122における軸心の延長線が上記当接プレ
ート204に当接する位置に配設されている。
【0038】なお、図8中の符号135は、上記押圧プ
レート125に保持されたスライドロッドであり、上記
連結プレート124を介して上記案内部材129内に摺
動可能に貫挿されている。また、図8中の符号136
は、上記位置決め用シリンダアクチュエータ121にお
ける作動ロッド121bの占位位置を検出する作動ロッ
ド検出センサ対である。
【0039】上記のように構成されたワーク積込装置に
おいては、図3に示すように、上記ローダ100がワー
ク搬入域SSの最奥方に占位し、かつ上記接触ロッド1
22および上記位置決めロッド123がそれぞれワーク
搬送用コンベアHCに対向した状態が作動待機状態とな
っている。このとき、上記位置決め用シリンダアクチュ
エータ121が伸長作動され、上記連結プレート124
を介して接触ロッド122および位置決めロッド123
の先端部がそれぞれ載置プレート112の先端面から突
出した状態に保持されているとともに、該連結プレート
124および押圧プレート125間に挟持されたカムロ
ーラ117a,117aの変位に伴ってカムシャフト1
17,117がカム孔116,116内で移動すること
により、一対のガイドプレート115,115が互いに
最も離反した状態、実施例においては、ワークWの幅が
175mmの場合に上記一対のガイドプレート115,
115間の距離が181mmとなった状態に保持されて
いる。また、押圧用シリンダアクチュエータ102は、
最も縮退した状態にあり、その作動体102aに配設さ
れたプッシャ105が載置プレート112の最奥方に占
位されている。
【0040】一方、各パレット搬送域には、無人搬送車
(パレット搬送手段)AGVによってそれぞれの積込位
置にワークWの種類に応じたパレット200が位置決め
配置され、さらに上記ゲート開閉用シリンダアクチュエ
ータGS1 ,GS2 ,GS3が作動することにより、作
動本体のフック部材HK1 ,HK2 ,HK3 およびフッ
ク208を介してそれぞれのゲート206が最上位に配
置されている。
【0041】上記の状態から起動スイッチ(図示せず)
がONされると、上記ワーク移載用コンベアIC、反転
機HMおよびワーク搬送用コンベアHCが順次作動さ
れ、圧漏れ試験の終了したワークWが載置プレート11
2の上面における上記一対のガイドプレート115,1
15間に載置される。この間、図示していない機種検出
センサによって上記ワーク移載用コンベアIC上を搬送
されるワークWの種類が判別され、その検出結果がプロ
グラマブルコントローラ303に加えられる。
【0042】プログラマブルコントローラ303は、検
出されたワークWの種類に基づいて対応するワーク用の
パレット200が配置されたパレット収容域ES1 ,E
S2,ES3 の位置を示すデータおよび当該ワークWを
収容させるべきワーク収容域201の位置を示すデータ
をそれぞれNC装置301に出力する。
【0043】NC装置301は、ワーク検出センサ対1
14,114によって載置プレート112の所定の位置
にワークWが載置されたことが確認されると、まず上記
位置決め用シリンダアクチュエータ121を縮退作動さ
せ、上記連結プレート124を介して接触ロッド122
および位置決めロッド123をそれぞれ縮退した状態に
保持させる。このとき、連結プレート124の移動に起
因して、該連結プレート124および押圧プレート12
5間に挟持されたカムローラ117a,117aが変位
し、さらにこのカムローラ117a,117aの変位に
伴ってカムシャフト117,117がカム孔116,1
16内で移動することにより、一対のガイドプレート1
15,115が互いに最も近接した状態に保持され、こ
れら一対のガイドプレート115,115によって載置
プレート112に対するワークWの位置決めが行われ
る。
【0044】次いで、上記回転駆動軸RSを回転させ、
基準プレート101を90°時計回りに回転させること
によってローダ100全体をパレット収容域ES1 ,E
S2,ES3 に対向させた姿勢とし、さらに上記プログ
ラマブルコントローラ303から与えられたデータに基
づいて上述した図示していない搬送駆動ユニットおよび
昇降用シリンダアクチュエータUDSをそれぞれ適宜作
動させ、上記ローダ100を所定のワーク収容域201
の開口に対向した位置に配置させる。その際、このワー
ク積込装置によれば、パレット200の側面からワーク
収容域201にワークWを収容させるようにしているた
め、任意のワーク収容域201、たとえばパレット収容
域ES1 に設置されたパレット200の最上段の最左方
に構成されたワーク収容域201の開口に対向した位置
に位置決め配置することも可能である。
【0045】ローダ100がワークWを収容させるべき
ワーク収容域201に対向した位置に配置されると、再
び上記位置決め用シリンダアクチュエータ121を伸長
作動することにより、上記連結プレート124を介して
接触ロッド122および位置決めロッド123の先端部
をそれぞれ載置プレート112の先端面から突出した状
態に保持し、図9中の2点鎖線で示すように、接触ロッ
ド122の接触体122cを当該ワーク収容域201の
当接プレート204に当接させるとともに、位置決めロ
ッド123の接触子123cを嵌合プレート205の嵌
合孔205aに貫挿させる。このとき、上記連結プレー
ト124の移動に起因して一対のガイドプレート11
5,115が互いに最も離反され、これらガイドプレー
ト115,115がワークWから離隔した状態に保持さ
れる。
【0046】上記位置決めロッド123に配設された接
触子123cと嵌合プレート205に形成された嵌合孔
205aの内周面とが互いに接触すると、該接触子12
3cと上記接触ロッド122とが上記嵌合プレート20
5、上記当接プレート204および保持材207を介し
て互いに電気的に接続されることとなり、上記方向判定
回路300は、この接触子123cと、嵌合孔205a
の内周面との接触態様から、パレット200を組み付る
際の誤差や溶接時の熱歪等の要因による上記ローダ10
0と当該ワーク収容域201との間の位置ずれの方向を
判定し、この位置ずれを補正するための補正データを上
述したNC装置301に与える。
【0047】すなわち、図10(b)に示すように、位
置決めロッド123の左方に配置された唯一の接触子1
23c1 が嵌合孔205aの内周面と接触している場合
には、当該ワーク収容域201に対して上記ローダ10
0がこの接触子123c1 の配置方向、すなわち左方に
ずれていると判定し、該ローダ100を上記接触子12
3c1 の配置位置と反対方向、すなわち右方へ移動させ
るべく上記NC装置301に補正データを出力する。
【0048】また、図10(c)に示すように、位置決
めロッド123の上方と左方とに配置された2つの接触
子123c1 ,123c2 が嵌合孔205aの内周面と
接触している場合には、当該ワーク収容域201に対し
て上記ローダ100がこれら隣合う接触子123c1 ,
123c2 の配置方向、すなわち左斜め上方にずれてい
ると判定し、該ローダ100を上記接触子123c1 ,
123c2 の配置位置と反対方向、すなわち右斜め下方
へ移動させるべく上記NC装置301に補正データを出
力する。
【0049】上記のような補正データを入力したNC装
置301は、この補正データに基づいて上述した図示し
ていない搬送駆動ユニットおよび昇降用シリンダアクチ
ュエータUDSをそれぞれ適宜作動させ、当該ワーク収
容域201に対するローダ100の配置位置を変更す
る。なお実施例においては、ワーク収容域201,20
1…が約275mm間隔で構成されており、このときの
補正移動量が6mm以下となるように設定されている。
また、図10(c)および図10(d)に示すように、
少なくとも隣合わない2つの接触子123c2 ,123
c4 、もしくは123c1 ,123c3 が嵌合孔205
aの内周面と接触している場合には、位置ずれの量が許
容範囲であると判定し、上記NC装置301に補正が不
要である旨の信号を出力する。
【0050】当該ワーク収容域201に対するローダ1
00の配置位置が決定されると、上記位置決め用シリン
ダアクチュエータ121を伸長作動した状態のまま押圧
用シリンダアクチュエータ102を伸長作動させ、その
作動体102aに配設されたプッシャ105を移動させ
ることによって載置プレート112に載置されたワーク
Wを当該ワーク収容域201に移載させるとともに、こ
のワーク収容域201に対応するカウンタに1を加える
べく、上記プログラマブルコントローラ303に収容完
了信号を与える。
【0051】当該ワーク収容域201にワークWが収容
されると、上記押圧用シリンダアクチュエータ102を
縮退作動させ、さらに図示せぬ搬送駆動ユニットおよび
昇降用シリンダアクチュエータUDSをそれぞれ適宜作
動させることによって、上記ローダ100を上述した作
動待機状態に復帰させる。
【0052】以下、上述した作用が順次繰り返し行なわ
れ、パレット収容域ES1 ,ES2,ES3 に配置され
た各パレット200,200…のワーク収容域201,
201…に、それぞれ対応するワークWが3つずつ収容
される。
【0053】プログラマブルコントローラ303内のカ
ウンタによってパレット200のすべてのワーク収容域
201,201…にワークWが3つずつ収容されたこと
が確認されると、このパレット200に対応したゲート
開閉用シリンダアクチュエータGSが作動することによ
ってゲート206が最下位に配置され、さらに無人搬送
車AGVが適宜作動することによってワークWの満載さ
れたパレット200が搬出されるとともに、空のパレッ
ト200が積込位置に位置決め配置される。
【0054】なお、上記実施例では、シリンダヘッド用
粗材をパレットに積層させるワーク積込装置を例示して
いるが、その他のワークを積層するものに適用してもも
ちろんよい。また、ワーク移載手段を備えたワーク搬送
手段を例示しているが、これらワーク移載手段およびワ
ーク搬送手段は、互いに別個に構成されていても構わな
い。
【0055】また、上記実施例では、上下方向に4段、
左右方向に5列で合計20個のワーク収容域を有したパ
レットを例示しているが、必ずしも4段である必要はな
いし、左右方向に複数列具備する必要もない。要は、ワ
ークを積層するものであれば、その他の態様でワーク収
容域が構成されていても構わない。
【0056】さらに、無人搬送車によってパレットを所
定の積込位置に位置決め配置するようにしているが、本
発明ではこれに限定されず、たとえば搬送コンベアによ
ってパレットを積込位置に位置決め配置するようにして
も構わない。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るワー
ク積込装置によれば、ワークをパレットの側面からその
ワーク収容域に収容させているため、ワークの形状に左
右されず、ワークをパレットの任意の高さに容易に出し
入れすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワーク積込装置の実施例を概念的
に示した正面図である。
【図2】図1における矢視 II 図である。
【図3】図2における矢視 III 図である。
【図4】実施例に適用されるパレットの要部を概念的に
示した正面図である。
【図5】実施例に適用されるローダの要部を概念的に示
した正面図である。
【図6】図5における VI−VI 線断面図である。
【図7】図6における VII−VII 線断面図である。
【図8】図6における矢視 VIII 図である。
【図9】図6における IX−IX 線断面図である。
【図10】(a)乃至(d)は、実施例に適用される位
置決め補正機構における挿通部の内面と位置決めロッド
との接触態様を模式的に示した概念図である。
【符号の説明】
100…ワーク搬送手段 102…ワーク移載手段 200…パレット 201…ワーク収容域 AGV…パレット搬送手段 W…ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ側面に開口するワーク収容域が
    上下方向に沿って複数積層されたパレットを搬送し、こ
    のパレットを所定の積込位置に位置決め配置させるパレ
    ット搬送手段と、 所定の受取位置に供給されたワークを保持し、該ワーク
    を上記積込位置に占位したパレットにおける各ワーク収
    容域の開口延長上に択一的に配置させるワーク搬送手段
    と、 上記ワーク搬送手段に保持されたワークが上記ワーク収
    容域の開口延長上に配置された場合に作動され、該ワー
    クを上記ワーク収容域に移載させるワーク移載手段とを
    備えたことを特徴とするワーク積込装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001039509A (ja) * 1999-08-04 2001-02-13 Hirata Corp 自動倉庫及び自動倉庫の管理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001039509A (ja) * 1999-08-04 2001-02-13 Hirata Corp 自動倉庫及び自動倉庫の管理方法
JP4607269B2 (ja) * 1999-08-04 2011-01-05 平田機工株式会社 自動倉庫及び自動倉庫の管理方法

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