JPH0626113U - 物体を包み隠す機能を有する照明器具。 - Google Patents

物体を包み隠す機能を有する照明器具。

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JPH0626113U
JPH0626113U JP070682U JP7068292U JPH0626113U JP H0626113 U JPH0626113 U JP H0626113U JP 070682 U JP070682 U JP 070682U JP 7068292 U JP7068292 U JP 7068292U JP H0626113 U JPH0626113 U JP H0626113U
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lighting
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】この考案は、ロビーやオフィス、レストラ
ン、リビング、書斎、寝室等のあらゆる生活シーンに快
適さを演出するための、物体を包み隠す機能を有する照
明器具に関するもので、観葉植物などを植えた鉢を包み
隠す照明器具として、主に利用するものである。 【構 成】対向する二つの円形の開放口をもつ内側が空
洞の円筒を、各々の開放口の中心を結ぶ線上を境に、真
半分に二つに切断した半円筒の様な形状のグローブ2の
各々に、照明器具の本体3を内蔵した、物体を包み隠す
機能を有する照明器具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ロビーやオフィス、レストラン、リビング、書斎、寝室等のあら ゆる生活シーンに快適さを演出するための、物体を包み隠す機能を有する照明器 具に関するもので、観葉植物などを植えた鉢を包み隠す照明器具として主に利用 するものである。他にも、明かりの演出をするに相応しい傘立て・ペン立て・ダ ストボックス・アイスペール・ワインクーラー・花瓶などを包み隠すカバーとし て汎用的に用いることができる。
【0002】
【従来の技術】
従来のごく普通の照明器具は、蛍光灯や白熱灯、直接光と間接光、照度の高低 などの違いはあれ、文字通り物体を明るく照らすことやインテリアなどに、主に 利用されている。 そして、観葉植物を植えてあるプラスチック製などの鉢や観葉植物を、所謂「 明かり」の微妙なコントラストで浮かび上がらせるために、従来の照明器具を使 用する場合には、その鉢の周辺にスポットライトなどを配して明かりを当てる方 法が一般的に用いられている。あるいは極稀にカラーポジの照明などに使用され る透過照明装置の、通称ライトボックスの様な照明器具の上に小鉢などを花台代 わりに置いて使用している。 しかし、これらの方法だと例えば天井から床方向へ、あるいは床から天井方向 へ明かりを観葉植物に当てる際に、その方向と角度や照度などに充分配慮してス ポットライトを配置する場所を決め、そして相当の時間をかけてそれを設置した り、加えてスポットライトを観葉植物のごく近くに見える位置に設置した場合に は、その空間におけるスポットライトと鉢のデザインや観葉植物の種類との調和 に配慮するなど、様々な制約をクリアーして初めて効果的な明かりの演出が得ら れ、非常に煩わしい手間と費用を要することになる。 また、ライトボックスの様な照明器具の使用は、奇をてらった方法ではあるが インテリアとしての洗練された上品さがなく場所を取り、相当に重量のある鉢を 花台代わりに置いて使用することは不可能である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この解決策としては、鉢を照明器具で包み隠すことが最も合理的効果的な方法 といえる。が、従来のフロア設置型の照明器具の構造は、主に電球保護などを目 的に、透過(透光)性の乳白色ガラスなどで照明器具の本体と電球を密閉的に覆 ったタイプのものが多く、また照明器具の本体の外周にコップや枡の形状の様に 、上部が開放されている透過性の通称グローブ(笠)を設けたタイプにしても底 部に設けた電球が剥き出しになっており、このグローブの内側に鉢を入れて使用 すれば、観葉植物や土などを含む鉢の重量で電球やグローブの破損を招くなどの 恐れが十分にあり、従来の照明器具では現実的に何らかの構造的改造をしない限 り、使用不可能という問題点を有していた。 よって、前述した様なケースに照明器具を用いる際には、実用性に著しい欠陥 的構造があり、この種の照明器具としては実に不適当であった。
【0004】 しかし、各メーカーなどは前述のケースに用いる際の照明器具の欠点を結果的 には改善しなかった。本案はこの種の照明器具を使用する際のこうした現状や問 題点を鑑みてなされたもので、その目的とするところは、あたかも鉢自体が明か りを発しているかの様に見え、また観葉植物を真下から幻想的効果的に直接照ら しだすことも可能な、物体を包み隠す機能を有する照明器具を考案することであ る。 さらに、本考案は究極的には観葉植物用の鉢の用途のみならず、明かりの演出 をするに相応しい物品にも汎用的に応用することができる。そして、より実用的 でデザイン的にも優れ、且つ工業的に容易に大量生産が可能なことを思想に組み 入れて考案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述の目的を達成するための本考案の照明器具を、図を追って説明すると、図 1の様に対向する二つの円形の開放口1をもつ内側が空洞で円筒のグローブ2に 、照明器具の本体3を内蔵して構成されたものである。
【0006】 そして、図2の様に対向する二つの円形の開放口をもつ内側が空洞の円筒を、 各々の開放口の中心を結ぶ線上を境に、真半分に二つに切断した半円筒の様な形 状のグローブ2の各々に照明器具の本体3を内蔵してもよい。
【0007】 または、図10の様に連結用コード9の様な電線を内設した連結具15で、照 明器具の本体3を内蔵したグローブ2の各々を連鎖状に連結してもよい。
【0008】 さらに、図3の様に請求項1から請求項3の機能を有する照明器具のグローブ 2にコンセント4を設けてもよい。
【0009】 加えて、図5や図6の様に請求項1から請求項4の機能を有する照明器具のグ ローブ2に透孔5や印刷6を施してもよい。
【0010】
【作用】
本案は以上の様な構造であるから、これを使用する際は例えば観葉植物を植え てある鉢の場合、予め鉢と観葉植物のサイズやその場の雰囲気に適合する様に、 グローブ2の形状とサイズに配慮した照明器具を用意し、鉢を持ち上げて円筒状 のグローブ2に入れる方式と、鉢を二つの半円筒状のグローブ2で挟み込む方式 などを選択し、照明器具の電源をONにすればよい。照明ランプ7から発せられ る明かりは、瞬時にグローブ2を透過して外部へ伝わり人体の視覚へ到達する。 従って、照明器具の周辺が照明ランプ7から発せられる明かりより少しでも暗い ことを前提条件にすれば、鉢の形状に融合した明かりが、あたかも鉢が明かりを 発しているかの様に見え、観葉植物を真下から幻想的に照らしだすなどの光と影 のハーモニーを奏で、落ち着いたムードによる心地好さを醸しだす作用がある。
【0011】
【実施例】
実施例について図面を参照して説明する。 (a).図1の様に、対向する二つの円形の開放口1をもつ内側が空洞で円筒の グローブ2に、照明器具の本体3を内蔵して構成される。
【0012】 (b).図2の様に、対向する二つの円形の開放口をもつ内側が空洞の円筒を、 各々の開放口の中心を結ぶ線上を境に、真半分に二つに切断した半円筒の様な形 状のグローブ2の各々に、照明器具の本体3を内蔵する。
【0013】 (c).図10の様に、連結用コード9の様な電線を内設した連結具15で、照 明器具の本体3を内蔵したグローブ2の各々を連鎖状に連結する。
【0014】 (d).図3の様に、本考案の総てのグローブ2にコンセント4を設ける。
【0015】 (e).図5や図6の様に、本考案の総てのグローブ2に透孔5や印刷6を施す 。
【0016】 (f).先ず、前述の(a)から(e)の共通的な主要部分の役割と形状や材質 などを説明する。使用用途に大きく左右されることを前提にして記すると、 グ ローブ2は、照明ランプ7から発せられる明かりを、グローブ2の形状通りに成 形することができ、当該照明器具を使用する場合、(a)は鉢を開放口1から入 れ、(b)は二つのグローブ2で挟み込めば効果を得ることができる。(b)は 図6の様に、グローブ2を一つだけ使って鉢の手前に置き、鉢の前方を明かりで 包み隠すことで十分な効果を果たすことができる。そして、鉢のデザインを隠さ ず逆に活かす場合には、正面から見てグローブ2を鉢の真後ろに置くことも、あ るいは鉢の全体の約4分の1が見える様にグローブ2を鉢の真横に置いてもよく 、その使い方は自由である。 また、(b)の図2の様に中空のグローブ2の各々に、照明器具の本体3を内 蔵し、各々にコード8を設けそれをコンセントに差し込む方式の他にも、(d) の図3の様にグローブ2にコンセント4を設け、そのコンセント4に図4の様に 、コードの両端にプラグが付いている連結用コード9を差し込み、数個の照明器 具を直列的に配することもできるなど、工夫次第で用途範囲もより広がる。なお 、コンセント4は図3の左の固定タイプ以外に、同図の右のタイプなども考えら れる。
【0017】 形状は、観葉植物などを植えた鉢を対象に主に用いることであれば、外形や内 形ともできるだけ円筒形が好ましいが、明かりの効果が得られれば図7(フロア 全体に当該照明器具の該当形状の一部をディスプレーした様子)の様に、円柱に 限らず三角柱・四角柱・円錐台・ハート形などや、画一的で無機質なデザインを 払拭し遊び心やユーモア性を付加して、例えば動物や野菜や果物、あるいはポス トモダン的なピルを形取った不定形など任意でもよく、特に限定するものではな い。 また材質は、基本的には透過性を有するもので耐久性(耐熱・耐衝撃)にも配 慮する必要があり、一般的には乳白色ガラスやステンドグラスや磁器、アクリル 、和紙、布などが考えられる。さらに照明ランプ7が発する熱の問題を解消する ためや、ユニーク性から光源を光ファイバーや発光ダイオード、ネオン管に代替 し、それをグローブ2の表面に施すことも、グローブ2をこれらに代替すること も可能である。 蛇足的に加えれば照明ランプ7は、グローブ2の底部に設置してはいるが照明 器具全体の形状に配慮した明かりの効果が得られる箇所であれば上部や中部ある いは全体でもよく、特に限定するものではない。
【0018】 照明ランプ7が発する明かりが、物体を真下から幻想的に照らしだす通称アッ パーライトと同様な働きをより効果的にするためや、照明ランプ7が発する熱に よるグローブ2内部の温度を一定に保つことにも配慮して、図4の様に上面部1 0や内壁部11の一部に通気通光孔12を設けたり、上面部10全体を取り除き 所謂吹き抜け13にすることなどもできる。さらに、(e)の図5の様にグロー ブ2の側面に太陽や月や星などをモチーフにした透孔5をあけることにより、透 孔5の形状と、透孔5の形状以外とが造りだす明かりのコントラストが新たな表 現方法として明かりをより美しく演出することもできる。 加えて、透孔5を採用することで、透過性のないステンレスや鉄などの金属や 陶器、大理石、木でも、あるいは金属や藤などをメッシュ状(透孔5と同類)に して、使用することができ、これにより透孔5やメッシュ状の隙間から明かりが 漏れて、透過部分と不透過部分との光と影が織りなす趣のある明かりの演出効果 が得られる。 また、図6の様に常夏の浜辺や、果物や動物、さらには広告用の文字や絵など の印刷6を施したグローブ2を、観葉植物を植えてある鉢の外周に用いることに より、明かりで印刷物が一段と鮮やかに浮かび上がり、無味乾燥的で安っぽく野 暮ったい感のあるプラスティク製の鉢を印刷表現によっては、しっとりとしたイ ンテリアにイメージアップさせることもできる。
【0019】 照明ランプ7の特に形状(寸法)は、照明器具全体の形状に多分に影響を及ぼ すことから、一般的には照度の高低などの違いはあれ、通常の球状タイプの白熱 灯や捧状タイプの蛍光灯に限らず、例えばグローブ2の形状に配慮したドーナッ ツ状タイプや半ドーナッツ状タイプなどの蛍光灯でもよく、さらに発熱の温度が 低くコンパクトなものがベターであるといえる。 また、T.P.Oに合わせて照明ランプ7の色をかえたり、照明ランプ7を連 続的に自動点滅させたり、触れたり回りの明るさに反応して自動的に数段回の調 光が可能なセンサー付きにかえることもできる。そして、照明器具全体の形状に もよるが、サーモスタットや小型換気装置などをグローブ2に内設し、照明ラン プ7が発する熱の温度を一定に保つこともできる。
【0020】 底部外面は床などと直接接触しているため、耐久性を有する材質で被覆するこ ともできる。また照明器具の電源は、コンセントから電気を供給する、所謂コー ド式にするか、あるいは乾電池などを使用するコードレス式にするかは使用用途 によって異なり任意である。
【0021】 前述の(a).(b).(d).(e)の応用例と(c)を図に示し、簡単に 説明する。 (g).図8は地下鉄などの、円形や四角形の柱へ設置する、通称電照広告板( 看板)に応用した例である。電照広告板は一般的にはプラットホームに対面する 壁を予めくり抜いて裏側から蛍光灯などでフィルムへ明かりを当てることが多く 、同様な方法などで柱に電照広告板を用いることは施工に手間と費用を要するこ とから稀にしか実施されていない。 しかし、柱の電照広告板を本考案で実施すれば、設計段階から特に配慮するこ とはなく、あるいは柱完成の事後でも電照広告板設置工事を大々的にする必要も ない。つまり配線工事を行うだけでよく、後は柱の外形にマッチしたグローブ2 の電照広告板を、図の様に設置すれば通行人の歩行を特別に妨げることなく、電 照広告板として機能することができる。この際,円柱や半円柱の表面は曲面のた め広告が見づらければ、外壁面を平な四角柱の様な形状にもできる。 しかも、広告効果の向上を図る上で人の流れに配慮して、より最良な位置に電 照広告板を設置した場合でも、設置場所を急遽変更することも考えられ、柱への 取付けや取り外しに非常に時間を要する従来の固定取付方式とは比較にならない ほど、極めてスピーディー且つ簡単に、これに柔軟に対応することが可能である 。また、一人でも手軽でスマートに電照広告板を移動させるため、グローブ2の 底部にキャスターを設けたりゴムなどの耐衝撃性の材質で被覆することもできる 。 また、使用用途は地下鉄などの柱に限らず、道路脇の電柱や図の様な街路樹や 鉢の外周に設け、広告やエクステリア(屋外装飾)として利用することもできる 。
【0022】 (h).図9はグローブ2を極端に低くくし、ドーナッツ状や半ドーナッツ状の コンパクトな形状にして、鉢を含めて観葉植物を真下から幻想的に照らしだすた め、鉢の底部にセットする例である。この方式は鉢の底部にセットするだけでな く、同図右の様にフック14などを設け、それを鉢の上縁部に引っかけて用いる こともできる。 また、グローブ2がコンパクトな場合には、アッパーライトやダウンライトと 同様な効果を高めるため、グローブ2の材質や肉厚などに特に配慮することが肝 要であり、これは後述の(i).(j)も同様である。
【0023】 (i).図10は連結用コード9の様な電線を内設した連結具15で、照明器具 の本体3を内蔵したグローブ2を連鎖状に連結することで、グローブ2全体が自 転車のチェーンの如くフレキシブルに動くことができるので、鉢の底部の形状が 三角形や四角形などでも、その形状とサイズに合わせてフィットできる。そして 、連なるグローブ2の全体を長くあるいは短くする際は、グローブ2を連結具1 5に脱着すればよいので、明かりの効果も得られ非常に使い勝手がよい。 加えて、グローブ2を極端に高く幅広くし屏風の様な形状にして、パーティシ ョンや前述した電照広告板としても使用できる。これを含めて連結具15は、図 の様な両端が球形のタイプに拘わらず蝶つがいなどのタイプでもよく、特に限定 するものではない。 当考案の思想は(d)のグローブ2にコンセント4を設け連結用コード9で連結 する考案に共通する。また、鉢の上縁部にこの照明器具をフック14などで固定 して(h)と同様な効果を得ることができる。
【0024】 (j).あるいは、図11の様に(i)の照明器具を、銅やスチールなどを鈍し たパイプなどを内設したゴム製等の柔軟性を有する材質のケースに入れることも できる。これにより、例えば家の柱に対して水平に用いる梁の外周に立体的に使 用しても、梁の外周に合わせて形取った連鎖状のグローブ2の全体の形状を(i )と比較すれば、より維持できることで、用途範囲の拡大が図れる。 また、フック14を用いれば(h)と同様な効果を得ることができる。
【0025】 (k).図12の様に、前述の(h).(i).(j)の照明器具を、半円筒の グローブ2’と組み合わせて使用することもできる。つまり、前述の(b)はグ ローブ2と物体を限りなく密着的に近づけるために、グローブ2に照明器具の本 体3を内蔵すると限定しているので、この応用例である。これにより、(h). (i).(j)では比較的散漫になりがちな明かりをよりシャープに形成できる 。勿論、前述の(a)にも適用できる。また、フック14を用いれば(h)と同 様な効果を得ることができる。
【0026】 (l).図13は前述の(h)の照明器具を、円筒形に形取ったカーテン式のグ ローブ2”と組み合わせて使用した例である。照明器具の本体3にカーテンレー ル16を有する支棒17を設け、フック14を持つ布や和紙などの透過性のカー テンを取付けて、カーテンの開閉度合により明かりに照らされた鉢の側面が見え るなど、明かりのバリエーションが楽しめる。勿論、カーテン方式のかわりに透 過性の所謂アコーディオンカーテンやロールスクリーン、バーチカルブラインド 、簾などを利用することも可能である。
【0027】 (m).図14は前述の(a)や(b)などのグローブ2を蛇腹にした考案であ る。材質は塩ビやABS樹脂などの合成樹脂が一般的であり、支えがなくても倒 れなく垂直を維持できる自己自立性を有するものがベターである。 この照明器具の特長は、前述の(l)が水平方向にグローブ2”を移動させる ことに対して、垂直方向にグローブ2の高さをかえられるところにあり、しかも 二重構造のグローブ2の内部に照明器具の本体3を設けることにより、中空化し た内側に物体を入れることができ、物体と明かりのバランスの変化を自由に楽し めることにある。
【0028】 さらに、この照明器具は鉢や観葉植物を明かりで浮かび上がらせるだけでなく 、二重構造のグローブ2を長く伸ばせば鉢のみならず観葉植物を完全に覆い隠す ことで秋冬季の寒気から観葉植物を守ることもでき、暖かい昼間は蛇腹を下げる ことで観葉植物に陽を当てることも実に簡単にできる。また、寒い部屋でも電源 をONにすれば、照明ランプ7から発生する熱でグローブ2の内部は暖気状態に なると同時に、明かりを放つ優れたインテリアにもなる。 前記の実施に際して、図15の様にグローブ2の内部にコイルバネ18を用い たストッパー19を有するリング20と、横穴21をあけた支棒17を設け、ス トッパー19を有するリング20を移動させることで、観葉植物の丈の長さに合 わせてグローブ2の高さを維持したり、かえたりすることができる。この他にも 支棒17をグローブ2の外部に設ける方式もあるし、ストッパー19を有するリ ング20にかわる方式も数多くあり、これらの方式は特に限定するものではない 。 また、サーモスタットや除湿機などを内設し、開放口1に蓋を設けたり、グロ ーブ2の伸縮に伴う空気が出入りし明かりがより透過する様に通気通光孔12な どを設けることもできる。
【0029】 加えて、この照明器具の他の使用用途としては、道路工事や建設現場などで使 われている赤色などで円錐形の通称コーンの代替品としても使用できる。普通の コーンは収納時や運搬時に積み重ねが可能であるが、電灯型でコーンの内側底部 に照明ランプを設けたタイプは積み重ねができなく、積み重ね可能なコーンの内 側上部に照明ランプを設設けたタイプにしても、照明ランプの形状分かさばる問 題点を有していた。当該照明器具は蛇腹の構造であるため、その伸縮性を活かし て収納時や運搬時に縮めることによって、かさばらなく省スペースになる。 そして、単に垂直に維持させる図14と図15のI型に固執せず∩型の様に使 用してもよく、極端なケースでは当該照明器具のグローブ2を直径約20cm、 長さ約10mのロープ状にして、照明ランプ7をイルミネーション用のランプに かえグローブ2内部に螺旋状に設けたり連続的に自動点滅するランプを用いるな どして、進入禁止のサイン代わりに路上に置くことも、あるいは地上1mの位置 に宙吊りにして用いることもできる(その際、自重に耐えられない様であれば、 内部にロープなどを通せばよい)。 さらに、工事現場の柱などに取り付ける場合は、底がないため柱を設置時にこ の照明器具の開放口1に入れ込むこともでき、あるいは前述の(b)の様に二つ の半円筒形のグローブ2で挟み込むこともできる。 これは図16の様に風の抵抗などの影響が少なく安定性のある円錐形などでも実 施できる。また、円錐形や円錐台形、三角錐などの形状を用いれば蛇腹を伸ばし たままで積み重ねもできる。この際、安定性をより高めるため底部に重りを設け てもよい。 勿論、図12の様に前述の(h).(i).(j)の照明器具を、蛇腹のグロ ーブ2と組み合わせて使用することもできる。
【0030】 さらに加えて、この照明器具はオブジェとしての機能を果たすこともできる。 図15の様な構造にし、銅やスチールなどを鈍したパイプ製の自由に形をかえ維 持できる支棒17を用いれば、図17の右の様 C型にして置くなど、変幻自在に造形できる。さらに花器を直に入れ華を活けた り、ドライフラワー等を入れるなど、他の物品とコーディネートすることにより 、類稀なオブジェへと進化させることができる。
【0031】 (n).前述したが、本考案は観葉植物用の鉢の用途のみならず、明かりの演出 をするに相応しい傘立て・ペン立て・ダストボックス・アイスペール・ワインク ーラ・花瓶などを包み隠すカバーとして汎用的に用いることができる。
【0032】
【考案の効果】
従って、本考案は以上の様な構造であるから、次記の効果を有する。但し作用 や実施例の項目などでも、考案の効果を個別に縷々述べていることから、重複を 恐れず総体的に記載する。 ───物体を包み隠す機能を有する照明器具、を使用することにより、観葉植 物の鉢等に用いる場合は、物理的には鉢と照明器具の各々のスペースの省力化や 、スポットライトなどの照明器具の取り付け作業や費用の省力化などを図る効果 がある。加えて、既成形状との進歩性的な融合あるいは組み合わせを施すことに より精神的な領域までにも良好な効果を及ぼすといえる。つまり、一般的にデッ ドゾーンになりがちな部屋のコーナーの低い位置に照明器具を置けば、視線が下 がり奥行き感が増したり落ち着いたムードが漂うといわれ、また観葉植物は生活 シーンに安らぎを与えてくれるともいわれるが、「明かり」で「器」を包む本考 案の照明器具と鉢の形状と機能の絶妙な融合は、図17の使用例の様にそこに観 葉植物という物体を無理なく介在でき、遠くに存在していた単なる「明かり」と 「器」を、「光る器」として人のハートにより近くて優しい洗練的なインテリア に進化させ、心地好さを格段に増幅させる効果がある。また、本考案の照明器具 を他の物体と組み合わせることなく単独で使用しても、照明器具の範疇で見る上 では、その形状と機能は実にユニークであり、光るオブジェとして十分な効果を 生みだすものである。
【0033】 繰り返し述べるが、従来の照明器具はその内側に物体を無理なく入れて用いる ものは存在しなかった。仮に存在したとしても、コップの様な器に上から物体を 入れた際に、器の底部や側面などに物体の荷重がかかり且つ物体の外周を総て囲 む底のあるタイプの照明器具か、あるいは照明ランプが剥き出しになっている底 のある半円筒タイプの照明器具と思われる。 本考案のデザインコンセプトはこれとは異なり、物体の荷重に全く影響を受け ない様に、あえてグローブ2の内部に照明ランプ7を設けて底なしの構造を創造 することで、物体の荷重が総て直接フロアにかかり、グローブ2と物体とを限り なく密着的に近づけることにある。これにより、観葉植物の鉢に用いる場合には 、鉢の重量オーバーによる照明器具の破損は皆無になり、あたかも鉢自体が明か りを発しているかの様に見える。ただ、相当に重い鉢を持ち上げてグローブ2に 入れるケースや、四方八方からの視線に配慮する必要がある際で物理的に(a) タイプでは使用不可能なケースであれば、(b)タイプを用いれば二つのグロー ブ2で挟み込め、物体へのセットや取り外しが極めて簡単且つスピーディーにで きるなど、多様的な使用用途に合わせた選択ができ、従来の照明器具にない特長 を有しており、その効果は計り知れないものがある。
【0034】 電照広告板として使う場合にも、従来品にありがちなタバコの箱の様な形状は 、飲食店などがある路地には馴染むものの、非常に人通りの多い空港や駅、デパ ートなどでは場所を取り邪魔になり、使用後の収納にも難点があり、スマートで ないなどの問題点も解消できる。 また、前述したアイスペールやワインクーラーなどを包み隠すカバーとして使 用しても同様であり、グラスを傾けほろ酔い加減に語らう際に、それらから浮か び上がる解放感を生みだす柔らかくムーディーなインテリア趣向の明かりは、穏 やか流れ行く時をより心和む満ち足りたものにするなど、様々な相乗効果がある 。
【図面の簡単な説明】
【図1】
【図15】 本案の実施例を示す一部切欠斜視図 本案の応用実施例を示す
【図2】 一部切欠斜視図 本案の実施例を示す一部切欠斜視図
【図16】
【図3】 本案の応用実施例を示す 本案の実施例を示す斜視図 斜視図
【図4】
【図17】 本案の応用実施例を示す斜視図 本案の応用実施例を示す
【図5】 斜視図 本案の実施例を示す斜視図
【図6】 本案の実施例を示す斜視図
【図7】 本案の応用実施例を示す斜視図
【図8】 本案の応用実施例を示す斜視図
【図9】 本案の応用実施例を示す斜視図
【図10】 本案の実施例を示す一部切欠斜視図
【図11】 本案の応用実施例を示す斜視図
【図12】 本案の応用実施例を示す斜視図
【図13】 本案の応用実施例を示す斜視図
【図14】 本案の応用実施例を示す一部切欠斜視図
【符号の説明】
1 は、開放口 2 は、グローブ 2’は、グローブ 2”は、グローブ 3 は、照明器具の本体 4 は、コンセント 5 は、透孔 6 は、印刷 7 は、照明ランプ 8 は、コード 9 は、連結用コード 10 は、上面部 11 は、内壁部 12 は、通気通光孔 13 は、吹き抜け 14 は、フック 15 は、連結具 16 は、カーテンレール 17 は、支棒 18 は、コイルバネ 19 は、ストッパー 20 は、リング 21 は、横穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E01F 9/00 8202−2D F21P 1/02 Z 7137−3K F21V 3/02 G 6908−3K 33/00 E // A01G 9/02 101 A 8502−2B A47G 25/12 A 7137−3K F21V 23/06

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する二つの円形の開放口(1)をもつ
    内側が空洞で円筒のグローブ(2)に、照明器具の本体
    (3)を内蔵する。以上の様に構成された、物体を包み
    隠す機能を有する照明器具。
  2. 【請求項2】対向する二つの円形の開放口をもつ内側が
    空洞の円筒を、各々の開放口の中心を結ぶ線上を境に、
    真半分に二つに切断した半円筒の様な形状のグローブ
    (2)の各々に、照明器具の本体(3)を内蔵する。以
    上の様に構成された、物体を包み隠す機能を有する照明
    器具。
  3. 【請求項3】連結用コード(9)の様な電線を内設した
    連結具(15)で、照明器具の本体(3)を内蔵したグ
    ローブ(2)の各々を連鎖状に連結する。以上の様に構
    成された、物体を包み隠す機能を有する照明器具。
  4. 【請求項4】グローブ(2)にコンセント(4)を設け
    た、請求項1から請求項3の機能を有する照明器具。
  5. 【請求項5】グローブ(2)に透孔(5)や印刷(6)
    を施した、請求項1から請求項4の機能を有する照明器
    具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008258126A (ja) * 2007-04-04 2008-10-23 Chihiro Tanaka ランプシェード及びその製造方法
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