JPH0626070B2 - ディスクプレーヤ - Google Patents

ディスクプレーヤ

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JPH0626070B2
JPH0626070B2 JP63252445A JP25244588A JPH0626070B2 JP H0626070 B2 JPH0626070 B2 JP H0626070B2 JP 63252445 A JP63252445 A JP 63252445A JP 25244588 A JP25244588 A JP 25244588A JP H0626070 B2 JPH0626070 B2 JP H0626070B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はディスク駆動機構を昇降させてディスクのチャ
ッキングを行うディスクプレーヤに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、コンパクトディスクプレーヤ等の光学的再生装置
は高級商品としての位置付けがあり、ディスクの装置へ
の搬入及び搬出はトレイ式のものでは、通常、電気的に
自動で行われていたが、近年では、コンパクトディスク
プレーヤ等も普及期を迎え、手動でディスクの搬入・搬
出を行う手動式装置も開発されつつある。
ところで、このようなディスクプレーヤにおいて、トレ
イにより搬入されたディスクのディスク駆動機構に対す
る係合及び係合解除をディスク駆動機構を昇降させるこ
とにより行う場合、ディスクとの係合位置である上昇位
置において、プレーヤ本体等の外部の振動がディスク駆
動機構に伝達されるのを防止するため、ディスク駆動機
構は防振ゴムにより支持されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のディスクプレーヤにおいては、ディス
ク駆動機構がディスクとの非係合位置である下降位置に
ある時に防振ゴムが撓む構成になっているので、防振ゴ
ムが早期に劣化し、寿命の低下を招くという問題を有し
ていた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るディスクプレーヤは、上記の課題を解決す
るために、プレーヤ本体と、ディスクの駆動及びディス
ク上の情報の読取が可能とされたディスク駆動機構と、
プレーヤ本体に設けられ、ディスク駆動機構をディスク
との非係合位置である下降位置とディスクとの係合位置
である上昇位置との間で昇降自在に支持する支持部材
と、支持部材によりディスク駆動機構の上部側で昇降自
在に支持され、ディスク駆動機構が上昇位置にある時に
支持部材の上端部に設けた規制部とディスク駆動機構と
の間で挾着される防振ゴムと、プレーヤ本体とディスク
駆動機構との間に設けられ、ディスク駆動機構を上昇位
置側に付勢する付勢手段とが備えられていることを特徴
とするものである。
〔作 用〕
上記の構成によれば、ディスク駆動機構がディスクとの
係合位置である上昇位置にある時には、防振ゴムが付勢
手段の付勢力に基づいて、上記規制部とディスク駆動機
構との間で挾着される。この状態で、プレーヤ本体の振
動は防振ゴムにより吸収され、ディスク駆動機構の振動
が抑制される。
一方、ディスク駆動機構がディスクとの非係合位置であ
る下降位置にある時は、上記付勢手段が変形するのみ
で、防振ゴムはディスク駆動機構の下降に伴って規制部
から離れるため、単にディスク駆動機構の上部に載置さ
れているのみの状態となり、従って、防振ゴムの変形は
生じないので、防振ゴムの劣化を抑制して長寿命化を図
ることができる。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図乃至第7図に基づいて説明す
れば、以下の通りである。
第1図に示すように、本実施例に係るコンパクトディス
クプレーヤは、プレーヤ本体の一部としてのシャーシ1
と、シャーシ1上で昇降自在に支持され、ディスクとし
てのコンパクトディスク(以下、CDと呼ぶ)2の回転
駆動及びCD2上の情報の読取を行うディスク駆動機構
としてのCD駆動機構3と、シャーシ1上で前後方向に
移動することによりCD駆動機構3を昇降させる昇降用
部材4と、CD2を載置収納し、シャーシ1上で搬出位
置(第2図)と搬入位置(第5図)との間で前後移動す
る移動部材としてのトレイ5とを備えている。
以下、各部の構成を詳細に説明する。
第2図にも示すように、シャーシ1上の両側端部には、
互いに対向する1対の側板6・7が取り付けられ、これ
ら側板6・7間のシャーシ1上に昇降用部材4が配置さ
れている。なお、右側の側板7は、昇降用部材4がシャ
ーシ1上に配置された後に、後述するラック13を有す
る昇降用部材4の右側端部が、側板7の下端に設けた逃
げ用溝部7aを介して側板7の外側に位置するように、
シャーシ1に取り付けられる。
シャーシ1上には、ガイドピン1a・1a…が設けら
れ、これらガイドピン1a・1a…は、昇降用部材4に
形成された前後方向に延びるガイド穴4a・4a…に嵌
合している。これにより、昇降用部材4は、ガイド穴4
a・4a…の長さに応じたストロークでシャーシ1上に
て前後方向、つまり、E又はF方向に移動可能となって
いる。
第4図にも示すように、昇降用部材4には前後方向に延
びる複数の立壁部4b・4b…が形成され、各立壁部4
bには、規制用凹部4cと、規制用凹部4cより前方で
低い位置に設けられた解放用凹部4dと、それら両者の
間で延びる傾斜凹部4eとが設けられている。各立壁部
4bのいずれかの凹部4c〜4e内には、CD駆動機構
3に設けた規制ピン3aが移動自在に嵌合され、昇降用
部材4がE方向の端部に位置して各規制ピン3aが規制
用凹部4c内に嵌合している時にCD駆動機構3は上昇
位置で保持され、昇降用部材4がF方向の端部に位置し
て各規制ピン3aが解放用凹部4d内に嵌合している時
にCD駆動機構3は下降位置で保持されるようになって
いる。なお、昇降用部材4はばね掛け4fと側板7のば
ね掛け7bとの間に張設されたばね8によりE方向に付
勢されている。
第3図にも示すように、側板7の外側には水平方向の支
点軸7cが設けられ、支点軸7cにはばね10と搬出用
操作レバー11とが嵌合されて、ストッパ12により抜
けを防止されている。ばね10の一端は側板7のばね掛
け7dに係止され、他端は搬出用操作レバー11のばね
掛け11aに係止されることにより、搬出用操作レバー
11はC方向に付勢されている。又、搬出用操作レバー
11には指で下方、つまり、D方向に押圧するための操
作部11bが設けられている。なお、側板7には、搬出
用操作レバー11に当接して、搬出用操作レバー11の
C方向への回動量を制限する当接部7jが設けられてい
る。
側板7の外側位置において、昇降用部材4に上向きに屈
曲した当接部4gが設けられ、この当接部4gは、第6
図に示すように、搬入位置において搬出用操作レバー1
1の押圧部11cに当接するようになっている。そし
て、操作部11bにより搬出用操作レバー11をD方向
へ回動操作すると、当接部4gがF方向へ押圧されるこ
とにより、昇降用部材4がばね8の付勢力に抗してF方
向に移動するように構成されている。
側板7の外側に位置する昇降用部材4の右側端部には、
ラック13が装着されている。又、ラック13の上方に
おける側板7には、ラック13に噛み合う歯車14aを
有するダンパ部材14がねじ穴7e・7eに螺合するこ
ねじ15・15により取り付けられている。これによ
り、昇降用部材4のE又はF方向への移動がダンパ部材
14により緩衝されて、昇降用部材4が緩やかに移動す
るようにされている。
シャーシ1には支点ピン1eが設けられている。この支
点ピン1eには第1ロックレバー16が挿通穴16aの
部位で回動自在に挿通され、かつ、第1ロックレバー1
6の下方で支点ピン1eにばね17が挿入されている。
ばね17はその一端が第1ロックレバー16のばね掛け
16bに係止され、他端が側板7の端部7fに係止され
ることにより、第1ロックレバー16を矢印A方向に付
勢している。
第5図にも示すように、第1ロックレバー16には係合
部16cが設けられ、この係合部16cは昇降用部材4
に設けたロック部4hに係合することにより、昇降用部
材4をばね8の付勢力に抗してF方向の移動端部で保持
するようになっている。又、昇降用部材4のロック部4
hの近傍には、第1ロックレバー16の係合部16cが
ロック部4hから外れた際に、この係合部16cが当接
する当接部4iが設けられている。
第1ロックレバー16には当接部16dが設けられ、当
接部16dはトレイ5のF方向端部に位置する端面5i
に当接可能となっている。
第7図にも示すように、CD駆動機構3には複数の取付
穴3b・3b…が明けられ、各取付穴3bは、シャーシ
1に立設した支持部材としての保持ピン1bに嵌合され
ている。これにより、CD駆動機構3はシャーシ1に対
し昇降自在とされている。そして、各保持ピン1bにお
けるCD駆動機構3の下方には、CD駆動機構3を上方
へ押圧する付勢手段としてのチャッキング用ばね18が
挿入されている。
又、各保持ピン1bにおけるCD駆動機構3の上部側に
は、取付部20aにてCD駆動機構3の取付穴3bに取
り付き、CD駆動機構3の上面側で保持される防振ゴム
20が中央の穴20bで嵌合され、防振ゴム20は保持
ピン1bにより昇降自在に支持されている。更に、防振
ゴム20の上方で保持ピン1bにワッシャ21が嵌合さ
れ、規制部としてのEリング22により抜けを防止され
ている。
第5図にも示すように、CD駆動機構3には規制穴3c
・3cが設けられ、各規制穴3cは、シャーシ1に立設
した規制ピン1cに若干の余裕を持って嵌合され、規制
ピン1c・1cによりシャーシ1に対するCD駆動機構
3の水平面内での相対的な振動が規制されるようになっ
ている。
第4図にも示すように、CD駆動機構3にはCD2を回
転させるためのターンテーブル23と、CD2上の光学
信号の読取を行うための光ピックアップ24とが設けら
れている。ターンテーブル23はCD2の下部を支持す
る下部支え23aと、CD駆動機構3の上昇に伴ってC
D2の中央に設けられたチャッキング穴2aに嵌合し、
CD2の位置ずれを吸収しながらセンタ出しを行う斜面
部23bと、斜面部23bの上端部に位置し、後述する
クランプ部材27の磁石27cとの間でCD2を吸着保
持する吸着板23cとを備えている。
ターンテーブル23の上方において、両側板6・7の上
面には基枠25が、その基枠25の取付穴25a・25
a…を通過して側板6・7のねじ穴6a・6a、7g・
7gに螺合するこねじ26・26…により取り付けられ
ている。基枠25の中央部には穴25bが設けられ、穴
25b内でクランプ部材27が回転可能に支持されてい
る。
クランプ部材27は、CD2をターンテーブル23の下
部支え23a上に押圧する押え部27aと、ターンテー
ブル23の斜面部23bが嵌合される傾斜状凹部27b
と、このクランプ部材27の中央部内に挿入され、ター
ンテーブル23の吸着板23cを磁力にて吸着すること
によりターンテーブル23との間でCD2を保持する磁
石27cと、穴25bの周囲で基枠25の上面に摺接す
ることによりクランプ部材27の落下を防止する落下防
止板27dとを備えている。
トレイ5の両側端部にはガイド溝5a・5aが形成さ
れ、ガイド溝5a・5aは側板6・7の内側上部にそれ
ぞれ設けたガイド片6b・7hに摺動自在に嵌合してい
る。これにより、トレイ5はシャーシ1に対し搬出位置
と搬入位置との間でE及びF方向に往復移動自在とされ
ている。
側板6の内側には水平方向の支点軸6cが設けられ、支
点軸6cにはプーリ28が嵌合されている。プーリ28
の内側にて、支点軸6cには更にばね30、ワッシャ3
1が装着されてEリング32により抜けを防止されてい
る。プーリ28はばね30の付勢力により、所定の負荷
をもって回転可能とされている。
シャーシ1のばね掛け1dには搬出用ばね33の一端部
が係止され、搬出用ばね33はプーリ28の外周に巻き
付いて方向転換することによりほぼU字形状をなし、他
端部がトレイ5に設けたばね掛けピン5bに係止されて
いる。トレイ5は、この搬出用ばね33によりE方向に
付勢されている。上記のように、搬出用ばね33はプー
リ28を経由させることにより、U字状をなしているの
で、搬出用ばね33は自由長の長いものを使用して、ば
ね定数を低くすることができる。そのため、トレイ5を
搬出用ばね33の付勢力に抗してF方向に手動操作する
のに必要な操作力を充分に小さくすることができる。
又、搬出用ばね33は、ばね30による負荷の掛かった
プーリ28に巻き付けられているので、搬出用ばね33
の伸縮はダンパとしての機能を有するプーリ28により
緩衝される。その結果、搬出用ばね33の付勢力に基づ
くトレイ5のE方向への移動も緩やかなものとなる。な
お、側板6のねじ穴6dには、トレイ5のばね掛けピン
5bに係合可能なこねじ34が側板6の内側に突出する
ように螺合されており、トレイ5が所定ストロークだけ
E方向へ移動した段階でばね掛けピン5bがこねじ34
に係合することにより、トレイ5が搬出位置にて保持さ
れるようになっている。
トレイ5には、このトレイ5が搬入位置にある際に、C
D駆動機構3の昇降に伴って上下動するターンテーブル
23及び光ピックアップ24を通過させるための逃げ穴
5cが設けられている。この逃げ穴5cの周囲には、C
D2を収納するための収納部5dが設けられ、収納部5
dはCD2の外形より若干大きく形成されている。更
に、収納部5dの周囲にはCD2の下部を受ける傾斜し
た受部5e(第4図参照)が形成されている。
更に、受部5eの両側方において、トレイ5の両側端部
にCD2とトレイ5の側壁部との干渉を回避するととも
に、CD2の装着、取出しを円滑に行うための切欠部5
f・5fが設けられている。又、トレイ5の搬入位置に
て切欠部5f・5fに対向する側板6・7の内壁部に
は、CD2の回転中におけるCD2と側板6・7との干
渉を回避するための切欠部6e・7iが形成されてい
る。
支点ピン1eにおける第1ロックレバー16の上方には
ばね35が挿入され、ばね35の上方には第2ロックレ
バー36が挿通穴36aの部位で回動自在に挿通され
て、Eリング37により抜けを防止されている。ばね3
5は第1ロックレバー16のばね掛け16eと、第2ロ
ックレバー36のばね掛け36bとの間に張設され、こ
れにより、第2ロックレバー36は矢印B方向に付勢さ
れている。第2ロックレバー36は当接部36cが第1
ロックレバー16のばね掛け16eに当接することによ
りB方向への回動量を規制されるようになっている。
第2ロックレバー36にはロック部36dが設けられ、
ロック部36dはトレイ5が搬入位置にある際に、トレ
イ5の右側の側壁部5gに形成したロック用溝部5hに
係合することにより、トレイ5を搬入位置で保持するよ
うになっている。
上記の構成において、第2図〜第4図に示すように、ト
レイ5が搬出されている際には、トレイ5は前述のよう
に、ばね掛けピン5bがこねじ34に当接することによ
り、トレイ5が搬出用ばね33の付勢力に抗して搬出位
置で保持されている。
この搬出位置で、昇降用部材4は第1ロックレバー16
の係合部16cがロック部4hに係合することにより、
ばね8の付勢力に抗してF方向の端部に位置している。
従って、CD駆動機構3は、各規制ピン3aが解放用凹
部4d内に位置することにより、J方向に下降した下降
位置で保持されている。そのため、CD駆動機構3上の
ターンテーブル23及び光ピックアップ24も下降位置
にあるので、トレイ5がF方向に移動してCD2が搬入
されても、ターンテーブル23及び光ピックアップ24
がF方向に移動中のCD2に接触しないようになってい
る。
又、CD駆動機構3が下降位置にある時に、チャッキン
グ用ばね18は撓んだ状態となっているが、防振ゴム2
0はCD駆動機構3とともに下降して、変形することな
く、単にCD駆動機構3上に載置された状態となってお
り、防振ゴム20には不要な力は作用していない。
更に、クランプ部材27は自重により下降して落下防止
板27dが基枠25の上面に当接した状態となっている
が、この状態でトレイ5によりCD2が搬入されても、
クランプ部材27の押え部27aはF方向に移動中のC
D2には接触しないようになっている。
上記した搬出状態にてCD2をトレイ5の受部5e上に
載置し、CD2を載置したトレイ5を搬出用ばね33の
付勢力に抗して矢印F方向に手動にて押圧し、第2図〜
第4図の搬出位置から第5図〜第7図の搬入位置へ移動
させる。そうすると、トレイ5の移動ストロークが終了
するやや手前側でトレイ5の端面5iが第1ロックレバ
ー16の当接部16dに当接し、トレイ5のF方向への
移動に伴って第1ロックレバー16がばね17の付勢力
に抗して矢印B方向へ回動する。
ところで、第2ロックレバー36はばね35によりB方
向へ付勢されているものの、当接部36cが第1ロック
レバー16のばね掛け16eに当接しているので、通常
はB方向への回動を阻止されているが、上記のように、
第1ロックレバー16がB方向へ回動すると、それに伴
って第2ロックレバー36もB方向への回動が可能とな
る。トレイ5がF方向へのストロークをほぼ終了してト
レイ5により第1ロックレバー16がB方向へ回動し、
第2ロックレバー36のB方向への回動が許容された時
点では、ロック部36dがトレイ5のロック用溝部5h
のやや後方位置で側壁部5gに当接しているので、直ち
には第2ロックレバー36のB方向への回動は生じない
が、トレイ5がF方向へのストロークを終了して搬入位
置に至ると、第2ロックレバー36がばね35の付勢力
によりB方向へ回動して、ロック部36dがトレイ5の
ロック用溝部5hに嵌合し、トレイ5が搬入位置でロッ
クされる。
又、第1ロックレバー16のB方向への回動に伴って、
係合部16cが昇降用部材4のロック部4hから外れて
当接部4iに係合し、この時点で第1ロックレバー16
のB方向への回動が終了する。そして、係合部16cが
ロック部4hから外れることにより、第1ロックレバー
16による昇降用部材4の保持状態が解除されるので、
昇降用部材4はばね8の付勢力によりE方向に移動し始
める。
昇降用部材4のE方向への移動に伴って、CD駆動機構
3の各規制ピン3aが、昇降用部材4の解放用凹部4d
から傾斜凹部4eに移り、更に傾斜凹部4e内で規制用
凹部4c側に移動する。これにより、CD駆動機構3は
チャッキング用ばね18の付勢力によりトレイ5の逃げ
穴5c内で上方、つまり、I方向に移動する。その場
合、昇降用部材4に設けたラック13がダンパ部材14
の歯車14aに噛合しているので、昇降用部材4のE方
向への移動は緩やかに行われ、従って、CD駆動機構3
のI方向への移動も緩やかに行われる。
上記したCD駆動機構3のI方向への移動に伴って、ま
ず、ターンテーブル23の斜面部23bがCD2のチャ
ッキング穴2aに係合し、CD駆動機構3が更に上昇す
ると、斜面部23bとクランプ部材27の傾斜状凹部2
7bに係合して磁石27cと吸着板23cとの間の吸着
力により、CD2がチャッキングされる。なお、第7図
にチャッキング状態をCD2を省略して示す。その後、
CD駆動機構3が更に上昇すると、落下防止板27dが
基枠25から離れて基枠25との間に間隙が形成され
る。この状態で、CD駆動機構3は規制ピン3aが規制
用凹部4c内に嵌合して、最上昇位置に至る。
CD駆動機構3が最上昇位置に至ると、ワッシャ21及
び防振ゴム20はEリング22に当接し、チャッキング
用ばね18が伸張するとともに、防振ゴム20が若干変
形した状態で、クランプ部材27との間にCD2をチャ
ッキングしたCD駆動機構3はチャッキング用ばね18
及び防振ゴム20によりシャーシ1等から独立して一体
的にフローティングされる。これにより、シャーシ1等
に生じる恐れのある外部の振動に対する耐振性能が付与
される。ここで、シャーシ1等に対するCD駆動機構
3、CD2及びクランプ部材27の相対的な振動は、規
制ピン3aと規制用凹部4c間の間隙及び規制穴3cと
規制ピン1c間の間隙の範囲内で生じることになる。な
お、上述のフローティング状態にて、ターンテーブル2
3によりCD2を回転させながら、光ピックアップ24
によりCD2上の信号の読取が行われる。
以上のように、トレイ5にCD2を装着し、トレイ5を
手動にてF方向に移動させることによりローディングす
ると、CD2を保持したCD駆動機構3がシャーシ1等
から独立してフローティングし、耐振性能を持つことに
なる。又、CD駆動機構3が下降位置にある時は、チャ
ッキング用ばね18のみを撓ませ、防振ゴム20の不要
な変形を避けるようにしたので、防振ゴム20の寿命を
伸ばすことができる。
又、トレイ5を搬入位置まで移動させると、自動的に昇
降用部材4がE方向へ移動してCD駆動機構とクランプ
部材27によるCD2のチャッキングを行わせる構成で
あるので、操作も簡単である。
更に、トレイ5のF方向への移動に伴って、第1ロック
レバー16がB方向へ回動し始めた段階でばね35によ
る第2ロックレバー36のB方向への回動が可能とさ
れ、第2ロックレバー36のロック部36dがトレイ5
のロック用溝部5hに至る前からロック部36dがばね
35によりトレイ5の側壁部5gに押圧されるようにし
たので、第2ロックレバー36によるトレイ5の搬入位
置でのロックは確実に行われる。
又、前述のように、昇降用部材4のE方向への移動はダ
ンパ部材14にて緩衝されて緩やかに行われ、従って、
CD駆動機構3の上昇も緩やかに行われるので、CD2
のチャッキング時にターンテーブル23によりCD2に
損傷を与えることもなく、かつ、ローディング時の騒音
も低減することができる。
次に、トレイ5を搬入位置から搬出位置に移動させる際
の動作につき説明する。
第5図〜第7図の状態からトレイ5を搬出させるには、
搬出用操作レバー11の操作部11bを矢印D方向に押
圧操作すると、搬入状態にて搬出用操作レバー11の押
圧部11cに当接している昇降用部材4の当接部4g
が、押圧部11cによりF方向へ押圧され、これによ
り、昇降用部材4がばね8の付勢力に抗してF方向へ移
動する。
そうすると、CD駆動機構3の各規制ピン3aが昇降用
部材4の規制用凹部4cから傾斜凹部4eを介して解放
用凹部4dまで移動し、それに伴ってCD駆動機構3が
下方、つまり、矢印J方向へ移動する。CD駆動機構3
のJ方向への移動に伴って、クランプ部材27の落下防
止板27dが基枠25の上面に当接し、ターンテーブル
23とクランプ部材37との間での磁力によるCD2の
チャッキングが解除され、CD駆動機構3が更にJ方向
へ移動すると、CD2がトレイ5の受部5eと当接し、
CD2とターンテーブル23との係合が解除され、最下
降位置に至ることになる。
昇降用部材4がF方向の端部まで移動すると、ばね17
の付勢力にて第1ロックレバー16がA方向に回動する
ことにより、昇降用部材4の当接部4iに係合していた
係合部16cがロック部4hに係合し、これにより、昇
降用部材4がF方向の端部でロックされる。
又、第2ロックレバー36は当接部36cが第1ロック
レバー16のばね掛け16eに当接しているので、第1
ロックレバー16のA方向への回動に伴って第2ロック
レバー36もA方向に回動する。これにより、ロック部
36dがトレイ5のロック用溝部5hから離脱し、トレ
イ5のF方向端部でのロックが解除されるので、トレイ
5は搬出用ばね33の付勢力によりCD2を伴ってE方
向へ移動し、CD2が搬出されることになる。この場
合、搬出用ばね33はばね30の荷重の掛かったプーリ
28に巻き付けられているので、搬出用ばね33の収縮
はプーリ28により緩衝されて緩やかに行われ、従っ
て、トレイ5の搬出も緩やかに行われる。
以上のように、CD2の搬出はCD駆動機構3を下降さ
せてCD2と非接触の状態にしてから行われるので、搬
出に伴ってCD2に損傷が生じることはなく、又、搬出
用操作レバー11の操作のみで簡単にCD2の搬出が行
えるものである。
〔発明の効果〕
本発明に係るディスクプレーヤは、以上のように、プレ
ーヤ本体と、ディスクの駆動及びディスク上の情報の読
取が可能とされたディスク駆動機構と、プレーヤ本体に
設けられ、ディスク駆動機構をディスクとの非係合位置
である下降位置とディスクとの係合位置である上昇位置
との間で昇降自在に支持する支持部材と、支持部材によ
りディスク駆動機構の上部側で昇降自在に支持され、デ
ィスク駆動機構が上昇位置にある時に支持部材の上端部
に設けた規制部とディスク駆動機構との間で挾着される
防振ゴムと、プレーヤ本体とディスク駆動機構との間に
配置され、ディスク駆動機構を上昇位置側に付勢する付
勢手段とが備えられている構成である。
これにより、ディスク駆動機構がディスクとの係合位置
である上昇位置にある時には、防振ゴムが付勢手段の付
勢力に基づいて、上記規制部とディスク駆動機構との間
で挾着されるが、ディスク駆動機構がディスクとの非係
合位置である下降位置にある時は、上記付勢手段が変形
するのみで、防振ゴムはディスク駆動機構の下降に伴っ
て規制部から離れるため、単にディスク駆動機構の上部
に載置されているのみの状態となる。すなわち、ディス
ク駆動機構が下降位置にある時は、防振ゴムの変形は生
じないので、防振ゴムの劣化を抑制して長寿命化を図る
ことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の実施例を示すものであっ
て、第1図はコンパクトディスクプレーヤの分解斜視
図、第2図は搬出位置におけるコンパクトディスクプレ
ーヤの平面図、第3図は搬出位置におけるコンパクトデ
ィスクプレーヤの側面図、第4図は第2図のIV−IV線に
沿う断面図、第5図は搬入位置におけるコンパクトディ
スクプレーヤの平面図、第6図は搬入位置におけるコン
パクトディスクプレーヤの側面図、第7図は第5図のVI
I−VII線に沿う断面図である。 1はシャーシ(プレーヤ本体)、1bは保持ピン(支持
部材)、2はCD(ディスク)、3はCD駆動機構(デ
ィスク駆動機構)、5はトレイ(移動部材)、18はチ
ャッキング用ばね(付勢手段)、20は防振ゴム、22
はEリング(規制部)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プレーヤ本体と、ディスクの駆動及びディ
    スク上の情報の読取が可能とされたディスク駆動機構
    と、プレーヤ本体に設けられ、ディスク駆動機構をディ
    スクとの非係合位置である下降位置とディスクとの係合
    位置である上昇位置との間で昇降自在に支持する支持部
    材と、支持部材によりディスク駆動機構の上部側で昇降
    自在に支持され、ディスク駆動機構が上昇位置にある時
    に支持部材の上端部に設けた規制部とディスク駆動機構
    との間で挾着される防振ゴムと、プレーヤ本体とディス
    ク駆動機構との間に配置され、ディスク駆動機構を上昇
    位置側に付勢する付勢手段とが備えられていることを特
    徴とするディスクプレーヤ。
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