JPH0626065A - マンホール用インバートブロック構造 - Google Patents

マンホール用インバートブロック構造

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JPH0626065A
JPH0626065A JP4203130A JP20313092A JPH0626065A JP H0626065 A JPH0626065 A JP H0626065A JP 4203130 A JP4203130 A JP 4203130A JP 20313092 A JP20313092 A JP 20313092A JP H0626065 A JPH0626065 A JP H0626065A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、組立が簡易で、数種類のインバー
トブロックで導水路の角度形成が容易なマンホール用イ
ンバートブロック構造を目的としている。 【構成】築造後のマンホール5の上部開口部から挿入可
能に二分割され、く体ブロック内の底版54上に、左右
ほぼ対称形の2個のインバートブロック3を組合せて、
く体ブロック6の流入又は流出管61、62に対応する導水
路4を形成するものであって、該インバートブロック3
の外径はマンホール5内径より所定幅小さくすると共
に、対向面間に扇形の隙間α1を形成し、所定角度の中
心線を有する導水路を設けたインバートブロック3同志
を組合せ、マンホール5内で該中心線の中心点と両端を
移動させ、かつ隙間α1を開閉させて、円滑に流れる許
容範囲内でほぼ一致する導水路を形成して成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、築造後のマンホール内
で、2分割したインバートブロックを組立てる際に、数
種類の中心線を有する導水路を設けたインバートブロッ
クを組合せて、複数角度のスムーズな流れの導水路が形
成可能なマンホール用インバートブロック構造に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種マンホール用インバートブ
ロックとしての第1の従来工法は、マンホールを構築す
る場所に底版を据えた後、該底版上に流入口と流出口を
有するく体ブロック、次に直壁、斜壁等を高さ方向に順
次組合わせ築造している。そして、く体ブロックに流入
管と流出管を取り付けた後、築造後のマンホールの上部
開口付近よりバケツ等でコンクリートをマンホール内に
搬入し、く体ブロックの流入管と流出管に対応させて導
水路を有するインバートを手作業で製作している。
【0003】第2の従来工法としては、底版を据えた
後、その底版上に、あらかじめ工場で製造された図39
a〜eの様々の方向に予め導水路2を設けたインバート
ブロック1を設置し、次に流入口と流出口の設けられた
く体ブロックから順次高さ方向に直壁、斜壁等を組合わ
せて構築する方法がある。
【0004】第3の従来工法としては、底版とインバー
トを一体に製作したものも製品化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】近年、道路を掘削しマ
ンホール等の下水道工事には早期完成が要求されている
が、前記第1の従来工法では、導水路を有するインバー
トを手作業で製作するため、高度な技術が必要とされ、
手間がかかる。そして、一人で一日かかっても、やっと
一箇所程度しか完成させることが出来ず、作業効率が悪
いという問題点がある。
【0006】また、前記第2の従来工法では、流入管と
流出管の取り付け作業時に、内部に置かれたインバート
ブロックがじゃまになり作業上の障害となるという問題
点がある。
【0007】さらに、設置後に様々な角度に配置された
流入口と流出口の角度に対応に対応が出来ない。すなわ
ち、流入口と流出口の角度に合致したく体ブロック、ま
たはインバートを用意して組立てを最初からやり直さな
ければならないため、作業性が悪いという問題点があ
る。
【0008】前記第3の従来工法では、既製の導水路を
有するインバートの設置後に流入口と流出口の角度が変
更になった場合に対応が出来ないという問題点がある。
【0009】また、異なる角度の導水路に対応するため
多数個のインバートブロックを製作する場合は、制作及
び管理が困難であるという問題点がある。
【0010】そこで、本発明は上記従来の技術の問題点
に鑑み案出されたもので、組立が簡易で、例えば3種類
の中心線を有する導水路をもつインバートブロックの組
合せで流入口と流出口の殆どの角度に対応可能なマンホ
ール用インバートブロック構造の提供を目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるマンホール用インバートブロック構
造においては、第1に、築造後のマンホールの上部開口
部から挿入可能に二分割され、く体ブロック内の底版上
に、左右ほぼ対称形の2個のインバートブロックを組合
せて、く体ブロックの流入又は流出管に対応する導水路
を形成するものであって、該インバートブロックの外径
はマンホール内径より所定幅小さくすると共に、対向面
間に扇形の隙間を形成し、所定角度の中心線を有する導
水路を設けた一対のインバートブロック同志を組合せ、
マンホール内で該中心線の中心点と両端を移動させ、か
つ隙間を開閉させて、円滑に流れる許容範囲内でほぼ一
致する導水路を形成して成る。
【0012】第2に、ほぼ直線の中心線を有する導水路
を設けた一対のインバートブロック同志を組合せ、マン
ホール内で該中心線の中心点と両端を移動させ、かつ隙
間を開閉させて、円滑に流れる許容範囲内でほぼ一致す
る導水路を形成して成る。
【0013】第3に、数種類の曲線の中心線を有する導
水路を設けた一対のインバートブロック同志を組合せ、
マンホール内で該中心線の中心点と両端を移動させ、か
つ隙間を開閉させて、円滑に流れる許容範囲内でほぼ一
致する導水路を形成して成る。
【0014】第4に、重量のあるインバートブロック3
が施工し易いように、又取付管との管低合わせ、落差、
傾斜付けが容易となり、極めて精度の高い水路を形成す
るために、対向部及び円弧部の複数箇所に高さ調整装置
を形成して成る。
【0015】
【作用】図1のように、マンホール5は、基礎55の上に
底版54を据えた後、該底版54上にく体ブロック6を載置
し、このく体ブロック6の上に直壁53a,斜壁52,直壁
53b、受枠51を順次高さ方向に組立て構築される。
【0016】次に、築造されたマンホール5の上部開口
部よりインバートブロック3を搬入し、マンホール5内
で組立てられる。例えば、図7、8、9の第1実施例の
場合は、105°の中心線T2をもつインバートブロッ
ク3bを組合せて、95°の中心線T4を有する導水路
4を形成する場合であり、第1段階では図8のように中
心線Aを移動して該A点にB点を一致させる。次に、図
9のように、上側隙間を閉じ(下側隙間を開き)、同時
にC点にD点を、E点にF点を一致させることにより完
成する。
【0017】これにより、曲線D〜B〜Fの105°の
中心線を持った水路が曲線C〜A〜Eの95°の中心線
を持った水路に許容範囲内でほぼ一致する。
【0018】インバートブロック3は、上記のように、
マンホール5内で中心線の中心点A、Bと両端CをD
に、EをFに移動させ、かつ隙間α1を開閉させて、流
入口61と流出口62に導水路4を位置合わせして導水路4
を形成した後、インバートブロック3,3間の隙間にコ
ンクリート又はモルタル等の充填材7を詰める。
【0019】また、円弧部31とく体ブロック6の隙間
にもモルタル71を充填する。その際導水路4及びインバ
ート面の一部は手作業で製作される。
【0020】
【実施例】実施例について図1から図36を参照して説明
すると、マンホール5は、基礎55の上に底版54を据えた
後、該底版54上にく体ブロック6を配置し、このく体
ブロック6の上に直壁53a,斜壁52,直壁53b、受枠51
が順次高さ方向に組み立てられて構築されている(図
1、2参照)。
【0021】この場合のマンホール5の受枠51の上面
開口部の直径はφ60cm程度であり、マンホール5内のく
体ブロック6の上の直壁53a、斜壁52には作業用のステ
ップ56が配設されている。
【0022】底版54上に配設されるインバートブロッ
ク3は、築造後のマンホール5の上部開口部から挿入可
能に対称形にほぼ二分割され、該インバートブロック3
は、コンクリート打ちの際の厚み程度の厚さの所定厚さ
に形成され、く体ブロック6の内径とほぼ同曲率の円弧
部31が形成されてほぼ扇形状に形成されている。
【0023】前記インバートブロック3には、く体ブロ
ック6の流入又は流出管61、62に対応する導水路4が設
けられ、又該インバートブロック3は、製品を増やすこ
となく、1個の製品で一定範囲の水路を形成し、かつ形
成される水路は流れをスムーズにするに必要な角度に形
成されている。すなわち、どの角度の水路の場合でも、
中心線がどの状態でもその水路角度にふさわしい中心線
を形成するように、中心点の移動及び両端の移動と、隙
間の開閉により、スムーズな流れの水路を形成する。
【0024】そのため、インバートブロック3の外径
は、マンホール5内でインバートブロック3を移動させ
て中心線の中心点を合わせ、異なる曲線をほぼ同一曲線
に極めて近いものにするため、マンホール5内径より所
定幅W小さく形成すると共に、対向面に扇形の隙間α1
が形成されている(図7、図10、図13参照)。
【0025】また、インバートブロック3は、1つの製
品で30°の範囲で対応可能とするため、該インバート
ブロック3は、180度から210度迄及び180度か
ら150度の角度範囲迄対応できる導水路4の中心線が
180°の中心線T1を有するインバートブロック3a
(図3参照)一種類が製作されている。
【0026】また、曲線の導水路4に対応するために、
90°〜179°の曲線のものは、半径が異なり各中心
線の中心点位置A、Bが異なるので、270度から24
0度迄及び120度から90度迄の角度範囲迄対応でき
る105°の中心線T2を有する導水路4を持つインバ
ートブロック3b(図6参照)と、240度から210
度迄及び150度から120度迄の角度範囲まで対応で
きる135°の中心線T3を有する導水路4を持つイン
バートブロック3c(図4、5参照)の2種類が製作さ
れている。
【0027】なお、図3〜36中のインバートブロック
3の中心線、導水路角度の関係は、 である。なお、インバートブロック3の中心線はT0で
あらわしている。また、形成する導水路4の中心線の両
端をC、E、その中心点をAとし、使用するインバート
ブロック3の導水路4の中心線の両端をD、F、その中
心点をBとて説明する。
【0028】以下に詳細に説明すると、第1実施例をあ
らわした図7、8、9は、105°の中心線T2を有す
る導水路4を形成したインバートブロック3bを用いて
95°の中心線T4の導水路4を形成するものであり、
図7は、マンホール5内へのインバートブロック3bの
最初の配置状態、図8は中心点をBからAに移動させた
ときの状態、図9は下側隙間α1を矢印のように開いた
時の状態をあらわしている。
【0029】第2実施例をあらわした図10、11、1
2、23、詳細説明の図34、35、36は、105°
の中心線T2を有する導水路4を形成したインバートブ
ロック3bを用いて90°の中心線T5の導水路4を形
成するものである。図10、34は、マンホール5内へ
のインバートブロック3bの最初の配置状態、図11、
35は中心点をBからAに移動させたときの状態、図1
2、36は、両端DをCに、FをEに移動させ同時に下
側隙間α1を開いた時の状態をあらわし、図23は完成
状態をあらわしている。
【0030】第3実施例をあらわした図13、14、1
5、21更に、これを詳細に説明した図31、32、3
3は、105°の中心線T2を有する導水路4を形成し
たインバートブロック3bを用いて120°の中心線T
6の導水路4を形成するものである。図13、31はマ
ンホール5内へのインバートブロック3bの最初の配置
状態、図14、32は中心点をBからAに移動させたと
きの状態、図15、33は両端DをCに、FをEに移動
させ、同時に上側隙間α1を開いた時の状態をあらわ
し、図21は完成状態をあらわしている。
【0031】第4実施例をあらわした図16は、180
°の中心線T1の導水路4を持つインバートブロック3
aを組合せて、180°の導水路4を形成した場合の平
面図である。
【0032】第5実施例をあらわした図30は、第1実
施例の応用例であり、180°の中心線T1のインバー
トブロック3aの中心線を多少ずらし、165°の中心
線T8の導水路4を形成した場合の平面図である。
【0033】第6実施例をあらわした図17、27、2
8、29は、180°の中心線T1のインバートブロッ
ク3aを用いて150°の中心線T7の導水路4を形成
した場合の平面図である。図17は完成状態、図27
は、マンホール5内へのインバートブロック3aの最初
の配置状態、図28は中心点をBからAに移動させたと
きの状態、図29は両端DをCに、FをEに移動させ、
同時に下側隙間α1を開いた時の状態をあらわしてい
る。
【0034】第7実施例をあらわした図18は、135
°の中心線T3cのインバートブロック3を用いて15
0°の中心線T7の導水路4を形成した場合の平面図で
ある。
【0035】第8実施例をあらわした図19は、135
°の中心線T3のインバートブロック3cを用いて13
5°の中心線T3の導水路4を形成した場合の平面図で
ある。
【0036】第9実施例をあらわした図20は、135
°の中心線T3のインバートブロック3を用いて120
°の中心線T6の導水路4を形成した場合の平面図であ
る。
【0037】第10実施例をあらわした図22は、105
°の中心線T3のインバートブロック3を用いて105
°の中心線T6の導水路4を形成した場合の平面図であ
る。
【0038】実験の結果、マンホール5内で、曲線の中
心線が変化する範囲は、図24の表から90°〜180 °
においては、半径の41.4%であり、角度10度当たり4.
6 %(図25参照)となる。そこで、角度15度を変化
させるには、4.6 ×1.5 で半径の6.9 %移動すれば、A
点とB点を一致させることができる。なお、角度15度
の変化で、C点とD点、E点とF点を一致させるために
は、扇形の隙間α1を15度分開いておけばよい。1号
マンホール、2号マンホール、3号マンホールの場合の
計算例は、 イ.内径900 mmの1号マンホールの場合は、A点、B
点を一致させるためには、半径450 ×0.069 =31.0mm
の移動が必要となる。 ロ.内径750 mmの9号マンホールの場合は、A点、B
点を一致させるためには、半径375 ×0.069 =25.9mm
の移動が必要となる。 ハ.内径1200mmの2 号マンホールの場合は、A点、B
点を一致させるためには、半径600 ×0.069 =41.4mm
の移動が必要となる。 従って、インバートブロック3の外径は、マンホール5
の内半径より6.9 %小さくしておけばよい。なお、目地
用の隙間Wを確保するため、実際は6.9 %の外に半径10
mm小さくするのが良い。計算式は、マンホールの内半
径×( 移動させたい角度×0.0069) =マンホール内の製
品移動長さ+製品の外径となる。また、一種類のインバ
ートブロックで開閉30°の変化をさせるときは、扇形の
隙間α1は15°となる(図26参照)。
【0039】なお、開閉角度を20°とするときは、扇形
の隙間α1の角度は10°となり、この場合ブロックの種
類は増え、複数個の中心線を持つインバートブロック3
が必要となる。
【0040】ところで、マンホール5内でのインバート
ブロック3の移動による中心点A、B点合わせは、15
°の曲線違いを合わせるために30mmの移動が必要と
なる。具体的には900mmの1号マンホールの場合に
おいては、105°から90°のためには上へ30mm
移動、105°から120°のためには下へ30mm移
動の必要があり、いずれのときも目地部Wを10mmと
するとインバートブロック3の径は820mmとなる。
【0041】また、曲線の方向を15°変化させるため
には、隙間α1は円弧状で107mm移動させると、2
つの中心線が極めて近いものとなり、許容範囲は、一方
向15°となる。一種類のインバートブロックで開閉30
°の変化をさせるときは、扇形の隙間α1は15°となる
(図26参照)。隙間α1の開閉角度を20°とするとき
は、扇形の隙間α1の角度は10°となり、この場合ブロ
ックの種類は増えることになる。
【0042】図27、図28は、重量のあるインバート
ブロック3が施工し易いように、又取付管との管低合わ
せ、落差、傾斜付けが容易となり、極めて精度の高い水
路を形成するための高さ調整装置8であり、該高さ調整
装置8は、図3、図4、図6のように、インバートブロ
ック3の対向部及び円弧部31のほぼ中心点位置の複数
箇所に配置されている。
【0043】また、この高さ調整装置8は、ボルト締め
治具が挿入可能な所定大きさの切欠部81を形成し、該
切欠部81の下端には内周にねじ部82を切ったL型金
具83を一体に取付け、該ねじ部82にボルト9を螺合
させて構成されている。そして、施工現場において、ボ
ルト9を回転させてインバートブロック3の高さを調整
し、底版54にほぼ水平に配置可能にされている。
【0044】
【発明の効果】本発明は、上述の通り構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。 (1) 従来のインバート施工はマンホール組み立て時に限
定されていたが、本発明によれば、マンホールの組み立
て完了後において、マンホールの工事工程に合わせてイ
ンバートブロックの施工ができ、更にマンホール内への
搬入及びマンホール内での組立が簡易である。
【0045】(2) 導水路の中心線がほぼ180度、13
5度、105度の三種類のインバートブロックのいずれ
かを用いることにより、流入管の角度は90度から27
0度まで自由自在に施工できる。すなわち、180度の
導水路中心線を有するインバートブロックは、180度
から210度迄及び180度から150度の角度範囲迄
対応でき、135度の導水路中心線を有するインバート
ブロックは、210度から240度迄及び150度から
120度迄の角度範囲まで対応でき、135度の導水路
中心線を有するインバートブロックは、240度から2
70度迄及び120度から90度迄の角度範囲まで様々
なバリエーションの導水路角度に対応できる。
【0046】(3) 手作りインバートのイメージを大きく
変えることなく、現場で発生する角度のズレにも対応出
来る。しかも誰が製作しても同じ状態のインバートを簡
単かつ短期間で完成させることができるものである。ま
た、仕上がりが綺麗にでき、手作りの欠点も除去でき、
誤差も少なくできる。
【0047】(4) 従来の手作りインバート施工の場合
は、熟練した職人一人がマンホールの中で一日作業して
やっと1箇所程度しか完成させることが出来なかったも
のと比較した場合には、本発明のインバートブロックを
使用すれば、高度な技術や長い経験を不要とし、誰でも
容易に形成でき、しかも仕上がり状態は綺麗で、精度の
高いインバートを誰でも製作できる。さらに、施工性が
格段に向上し、しかも作業員の負担を大幅に軽減させる
ことができる極めて有用な発明である。
【0048】(4) 高さ調整装置によってインバートブロ
ックの高さが微調整できるため、取付管との管低合わ
せ、落差、傾斜付けが容易となり、極めて精度の高い水
路を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のマンホールの中央縦断面図である。
【図2】本発明のマンホールの中央縦断面図である。
【図3】180°の導水路形成時のインバートブロック
の平面図である。
【図4】135°の導水路形成時のインバートブロック
の平面図である。
【図5】135°の中心線を有する導水路のインバート
ブロックの側面図である。
【図6】105°の導水路形成時のインバートブロック
の平面図である。
【図7】第1実施例の最初の配置状態の平面図である。
【図8】第1実施例の中心点移動時の平面図である。
【図9】第1実施例の完成時の平面図である。
【図10】第2実施例の最初の配置状態の平面図であ
る。
【図11】第2実施例の中心点移動時の平面図である。
【図12】第2実施例の完成時の平面図である。
【図13】第3実施例の最初の配置状態の平面図であ
る。
【図14】第3実施例の中心点移動時の平面図である。
【図15】第3実施例の完成時の平面図である。
【図16】第4実施例の完成時の平面図である。
【図17】第6実施例の完成時の平面図である。
【図18】第7実施例の完成時の平面図である。
【図19】第8実施例の完成時の平面図である。
【図20】第9実施例の完成時の平面図である。
【図21】第3実施例の完成時の平面図である。
【図22】第10実施例の完成時の平面図である。
【図23】第2実施例の完成時の平面図である。
【図24】マンホールと導水路角度の計算例図である。
【図25】曲線の中心線が変化する範囲の説明図であ
る。
【図26】隙間の説明図である。
【図27】第6実施例の最初の配置状態の説明図であ
る。
【図28】第6実施例の中心点移動時の説明図である。
【図29】第6実施例の完成時の説明図である。
【図30】第5実施例の完成時の平面図である。
【図31】第3実施例の最初の配置状態の説明図であ
る。
【図32】第3実施例の中心点移動時の説明図である。
【図33】第3実施例の完成時の説明図である。
【図34】第2実施例の最初の配置状態の説明図であ
る。
【図35】第2実施例の中心点移動時の説明図である。
【図36】第2実施例の完成時の説明図である。
【図37】高さ調整装置の断面図である。
【図38】高さ調整装置部分の斜視図である。
【図39】a〜eは従来例の工場で製作された導水路を
有するインバートの平面図である。
【符号の説明】
3 インバートブロック 3a インバートブロック 3b インバートブロック 3c インバートブロック 4 導水路 5 マンホール 51 受枠 51b 直壁 52 斜壁 53a 直壁 54 底版 55 基礎 6 く体ブロック 61 流入口 62 流出管 7 コンクリート又はモルタル 8 高さ調整装置 81 切欠部 82 ねじ 83 金具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】築造後のマンホールの上部開口部から挿入
    可能に二分割され、く体ブロック内の底版上に、左右ほ
    ぼ対称形の2個のインバートブロックを組合せて、く体
    ブロックの流入又は流出管に対応する導水路を形成する
    ものであって、該インバートブロックの外径はマンホー
    ル内径より所定幅小さくすると共に、対向面間に扇形の
    隙間を形成し、所定角度の中心線を有する導水路を設け
    た一対のインバートブロック同志を組合せ、マンホール
    内で該中心線の中心点と両端を移動させ、かつ隙間を開
    閉させて、円滑に流れる許容範囲内でほぼ一致する導水
    路を形成して成るマンホール用インバートブロック構
    造。
  2. 【請求項2】ほぼ直線の中心線を有する導水路を設けた
    一対のインバートブロック同志を組合せ、マンホール内
    で該中心線の中心点と両端を移動させ、かつ隙間を開閉
    させて、円滑に流れる許容範囲内でほぼ一致する導水路
    を形成して成る請求項1のマンホール用インバートブロ
    ック構造。
  3. 【請求項3】数種類の曲線の中心線を有する導水路を設
    けた一対のインバートブロック同志を組合せ、マンホー
    ル内で該中心線の中心点と両端を移動させ、かつ隙間を
    開閉させて、円滑に流れる許容範囲内でほぼ一致する導
    水路を形成して成る請求項1のマンホール用インバート
    ブロック構造。
  4. 【請求項4】対向部及び円弧部の複数箇所に高さ調整装
    置を形成して成る請求項1のマンホール用インバートブ
    ロック構造。
JP4203130A 1992-07-07 1992-07-07 マンホール用インバートブロック構造 Expired - Fee Related JP2942910B2 (ja)

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