JPH0626064Y2 - 2極式モータ - Google Patents

2極式モータ

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JPH0626064Y2
JPH0626064Y2 JP1990094128U JP9412890U JPH0626064Y2 JP H0626064 Y2 JPH0626064 Y2 JP H0626064Y2 JP 1990094128 U JP1990094128 U JP 1990094128U JP 9412890 U JP9412890 U JP 9412890U JP H0626064 Y2 JPH0626064 Y2 JP H0626064Y2
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JP
Japan
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rotor
center
rotation
winding core
pole
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JP1990094128U
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JPH0454474U (ja
Inventor
純一 中西
Original Assignee
株式会社大和科学教材研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、通電と同時に回転できるオートスタート機能
を具備した直流2極式モータに関するものである。
(従来の技術) 周知の直流2極モータは、第4図に示す如く、対向配備
した一対の磁石(2)(2)の間に、電機子(3)を回転自由に
配備して構成される。
回転子(3)は、棒状巻芯(7)上にコイル(8)を巻き、巻芯
(7)に直交して回転支持軸(4)(41)を有し、該軸に一対の
セグメント(50)(51)からなる整流子(5)を具えて構成さ
れる。
ブラシ(6)(61)及び整流子(5)を介して、コイル(8)に通
電し、磁石(2)(2)の磁極と、巻芯(7)の端部に生じる磁
力(引力と斥力)によって回転子(3)を回転させる。
(考案が解決する課題) 直流2極モータは、通電を遮断したとき、巻芯(7)が磁
石(2)(2)に吸引されて、巻芯(7)の両端が磁石(2)(2)に
向いた状態で停止する。
上記状態から再びコイル(8)に通電しても、巻芯(7)の両
端と磁石(2)(2)との間で作用する磁力がバランスして、
回転子(3)は回転しない。
従って、モータの起動時に、手動又は他の外力によって
回転子(3)を補助的に回し、巻芯(7)と磁石(2)(2)のバラ
ンスを崩し、その後は前述の如く、磁力によって回転子
(3)を回転させる。
モータの起動に際し、上記の様に補助的に回転子(3)を
回転させることは面倒であり、実用的価値は低く、従っ
て従来の2極モータは、モータを基礎に学習するための
教材に供する程度である。
本考案は、モータの起動に際し、外力を加えて回転子を
補助的に回すことを必要とせず、オートスタートを実現
し、実用に供することのできる2極式モータを明らかに
するものである。
(課題を解決する手段) 本考案の2極式モータは、棒状巻芯(7)にコイル(8)を巻
き、巻芯(7)に直交して回転支持軸(4)(41)を具えた回転
子(3)を、1対の磁石(2)(2)のN極とS極の間に回転可
能に配備した2極式モータに於て、巻芯(7)の両端に2
つの磁性体帯板(9)(9)が、回転子(3)の回転中心に対し
て対称的に配備され、回転子(3)の回転中心から帯板(9)
の端部までの直線距離xは、回転子(3)の回転中心から
帯板(9)の中央部までの直線距離yよりも大である。
(作用及び効果) コイル(8)への通電を遮断したとき、磁石(2)(2)は回転
子(3)の磁性体帯板(9)を吸引する。
磁性体帯板(9)は中央部よりも端部が回転中心から遠い
位置にあり、従って磁石(2)(2)に対しては、端部の方が
中央部よりも近い位置にあるため、両磁石(2)(2)と、回
転子(3)の回転中心を通る線L上に磁性体帯板(9)の端部
が位置する様に、巻芯(7)が傾いた状態で回転子(3)は停
止する。
再びコイル(8)に通電すると、巻芯(7)の両磁石(2)(2)と
回転子(3)の回転中心を結ぶ線Lに対して傾いているか
ら、磁石(2)(2)と巻芯(7)に生じる磁力(引力と斥力)
によって、回転子(3)は回転する。
上記の如く、モータの起動に際し、従来の2極モータの
様に外力によって回転子(3)を補助的に回す必要はない
ため、模型用モータとして、実用に供することができ
る。
(実施例) 第1図の如く、基台(1)上に一対の磁石(2)(2)を、N極
とS極を対向して配備し、磁石間に回転子(3)を回転自
由に配備する。
回転子(3)は、鉄製の棒状巻芯(7)にコイル(8)を巻き、
合成樹脂製のケース(31)内に収容されている。ケース(3
1)の前後面の中央に巻芯(7)に直交して回転支持軸(4)(4
1)を突設し、基台(1)に立設した受け片(11)の軸受け溝
(12)に該支持軸(4)(41)を回転自由に嵌めている。
一方の支持軸(4)は、軸表面に沿って湾曲した一対のセ
グメント(50)(51)からなる整流子(5)が装着され、前記
コイル(8)の一端が一方のセグメント(50)に、コイル(8)
の他端が他方のセグメント(50)に接続されている。
整流子(5)側の支持軸(4)を挟んで2つのブラシ(6)(61)
が整流子(5)に接して対向配備される。
ケースの前記支持軸(4)(41)と直交する対向面は開口し
ており、該開口からケース外に巻芯(7)の端が臨出して
いる。
本考案の特徴は、上記ケース(31)の開口部(32)に、支持
軸(4)(41)及び巻芯(7)に直交して磁性体帯板(9)を取付
けた点である。
磁性体帯板(9)の両端は、内側に鈍角に屈曲して、該屈
曲部(91)(91がケース(31)に固定される。磁性体帯板(9)
の中央内面に巻芯の端面が当接している。
回転子(3)の回転中心から帯板(9)の端部までの直線距離
xは、回転子(3)の回転中心から帯板(9)の中央部までの
直線距離yよりも大である。即ち、帯板(9)の中央部よ
りも端部の方が、磁石(2)(2)に接近して回転する。
然して、コイル(8)への通電を遮断したとき、磁石(2)
(2)は回転子(3)の磁性体帯板(9)を吸引する。
磁性体帯板(9)は中央部よりも端部の方が磁石(2)(2)に
近いため、回転子(3)の回転中心を通り、両磁石(2)(2)
を最短で結ぶる線L上に磁性体帯板(9)の端部が位置す
る様に、巻芯(7)が傾いた状態で回転子(3)は停止する。
この状態で、一方の整流子セグメント(50)は一方のブラ
シ(6)に、他方の整流子(51)は他方のブラシ(61)に接す
る。
再びコイル(8)に通電すると、巻芯(7)は、回転子(3)の
回転中心を通り、両磁石(2)(2)を最短で結ぶLに対して
傾いているから、磁石(2)(2)と巻芯(7)に生じる磁力
(引力と斥力)によって、回転子(3)は回転する。
上記の如く、モータの起動に際し、従来の様に外力によ
って回転子(3)を補助的に回転させる必要はない。
従って、従来は、モータを回転原理を学習するための教
材程度に過ぎなかった2極式モータを模型用等を駆動す
るモータとして、実用に供することができる。
2つのブラシ(6)(61)に接続する電極を繋ぎ変えると回
転子(3)は反転し、この場合でもオートスタートの機能
は発揮される。
本考案は、上記実施例の構成に限定されることはなく、
実用新案登録請求の範囲に記載の範囲で種々の変形が可
能であるのは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は2極式モータの斜面図、第2図はブラシ側から
見た2極式モータの正面図、第3図は第1図II−II線に
沿う断面図、第4図は従来例の断面図である。 (2)…磁石、(3)…回転子 (4)…支持軸、(5)…ブラシ (7)…巻芯、(8)…コイル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状巻芯(7)にコイル(8)を巻き、巻芯(7)
    に直交して回転支持軸(4)(41)を具えた回転子(3)を、1
    対の磁石(2)(2)のN極とS極の間に回転可能に配備した
    2極式モータに於て、巻芯(7)の両端に2つの磁性体帯
    板(9)(9)が、回転子(3)の回転中心に対して回転対称に
    配備され、回転子(3)の回転中心から帯板(9)の端部まで
    の直線距離xは、回転子(3)の回転中心から帯板(9)の中
    央部までの直線距離yよりも大であり、回転子(3)の回
    転中心を通り両磁石(2)(2)を最短で結ぶ線L上に磁性体
    帯板(9)の端部が位置する様に、巻芯(7)が傾いた状態で
    回転子(3)は停止することを特徴とする2極式モータ。
JP1990094128U 1990-09-07 1990-09-07 2極式モータ Expired - Lifetime JPH0626064Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990094128U JPH0626064Y2 (ja) 1990-09-07 1990-09-07 2極式モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990094128U JPH0626064Y2 (ja) 1990-09-07 1990-09-07 2極式モータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0454474U JPH0454474U (ja) 1992-05-11
JPH0626064Y2 true JPH0626064Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31831831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990094128U Expired - Lifetime JPH0626064Y2 (ja) 1990-09-07 1990-09-07 2極式モータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH0626064Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63131579U (ja) * 1987-02-16 1988-08-29

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0454474U (ja) 1992-05-11

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