JPH06259918A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

Info

Publication number
JPH06259918A
JPH06259918A JP6909893A JP6909893A JPH06259918A JP H06259918 A JPH06259918 A JP H06259918A JP 6909893 A JP6909893 A JP 6909893A JP 6909893 A JP6909893 A JP 6909893A JP H06259918 A JPH06259918 A JP H06259918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
tape
front lid
cassette
cassette case
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6909893A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sawada
高志 澤田
Shuichi Ota
修一 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6909893A priority Critical patent/JPH06259918A/ja
Publication of JPH06259918A publication Critical patent/JPH06259918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントリッドとシャッターを互いに重なり
合うように係合させることによって、マウス部の密閉度
を高め、更に、フロントリッド及びシャッターのを向上
させる。 【構成】 磁気テープ5を巻装したテープリール6、6
を収納したカセットケース2の底面部に閉塞位置と開放
位置との間を摺動するシャッター17と、カセットケー
スの前端部に閉鎖位置と開放位置との間を回動するフロ
ントリッド10と、カセットケースの前面と下面とに開
口されたマウス部4とを設け、フロントリッドとシャッ
ターがマウス部の前面及び下面開口をそれぞれ覆うよう
にされたテープカセット1において、前記シャッターと
フロントリッドに重畳部14と重畳部18aとをそれぞ
れ設け、これら重畳部がシャッターとフロントリッドの
閉塞位置において互いに重なり合うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なテープカセットに
関する。
【0002】詳しくは、カセットケースの底面部に閉塞
位置と開放位置との間を摺動するシャッターを設け、カ
セットケースの前端部に閉塞位置と開放位置との間を回
動するフロントリッドを設け、カセットケースの前面と
下面とに開口されたマウス部の下面開口をシャッターで
覆い、マウス部の前面開口をフロントリッドで覆うよう
にされたテープカセットに関し、マウス部内の密閉度を
高め、かつ、シャッター及びフロントリッドの閉塞位置
における強度を向上させることができる新規なテープカ
セットを提供しようとするものである。
【0003】
【従来の技術】記録媒体テープを巻装したテープリール
を収納したカセットケースの底面部に閉塞位置と開放位
置との間を摺動するシャッターを設け、カセットケース
の前端部に閉塞位置と開放位置との間を回動するフロン
トリッドを設けて成るテープカセットがある。
【0004】このようなテープカセットは、カセットケ
ース内に磁気テープを巻装した供給側と巻取側のテープ
リールがそれぞれ回転可能に収納され、テープの一部が
前面の左右両端部に形成されたテープ出口から引き出さ
れ、不使用時にあっては前記2つのテープ出口の間で前
面と下面とに開口されたマウス部の前面に沿って架け渡
されるようにして位置している。
【0005】そして、テープカセットの不使用時におい
ては、前記マウス部の前面の開口部がフロントリッドに
て、また、下面の開口部がシャッターにて閉塞されるよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のテープ
カセットにあっては、マウス部の前面及び下面の開口部
をそれぞれ閉塞しているフロントリッドとシャッター
が、テープカセットの前方下端部にて単純に当接してい
るだけの構造であるため、フロントリッドやシャッター
がマウス部の内部方向に外部からの圧力などによって撓
みやすく、従って、この撓み等によってフロントリッド
とシャッターの当接部に隙間が生じ、これによって、マ
ウス部内の密閉度が低下し、マウス部内に埃等が入りこ
んでしまうという問題があり、また、テープカセットの
強度がこのフロントリッドとシャッターの当接部で弱く
なってしまうという問題もあった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明テープカ
セットは、上記した課題を解決するために、シャッター
とフロントリッドに重畳部をそれぞれ設け、該重畳部を
フロントリッドとシャッターがそれぞれ閉塞位置にある
状態において互いに重なり合うようにしたものである。
【0008】
【作用】従って、本発明テープカセットにあっては、フ
ロントリッドとシャッターのそれぞれの重畳部が互いに
重なり合うので、マウス部内の密閉度が向上し、大気中
の埃や湿気による磁気テープへの影響を最小限に止める
ことができ、また、同時にフロントリッドとシャッター
の強度をも向上させることができ、テープカセットの信
頼性が向上する。
【0009】
【実施例】以下に、本発明テープカセットの詳細を図示
した実施例に従って説明する。
【0010】図中1がテープカセットであり、2は合成
樹脂製のカセットケースである。
【0011】カセットケース2は上方から見て稍左右方
向に長い長方形をなし、上下幅の薄い箱状に形成され、
前面の左右両端部にテープ出口3、3が形成されてい
る。
【0012】また、テープ出口3と3との間の部分には
前方と下方とに開口されたマウス部と称される凹部4が
形成されている。
【0013】カセットケース2内には磁気テープ5が巻
装されたテープリール6、6が左右に並んだ状態で回転
自在に収納されており、磁気テープ5の一部は上記テー
プ出口3、3から引き出されてマウス部4の前面に添っ
て位置されている。
【0014】7、7はカセットケース2の底面壁8に左
右に並んで形成されたリール台挿通孔であり、上記テー
プリール6、6のリールハブ9、9の下面に開口したリ
ール台係合穴9a、9aが該リール台挿通孔を通して外
部に臨まされている。
【0015】10はカセットケース2の前端部に上下方
向に回動自在に支持されたフロントリッドであり、カセ
ットケース2の略前面を覆う大きさの板状をした前面部
11と該前面部11の左右両端縁から後方へ突出した側
面部12、12とを備え、該側面部12、12がカセッ
トケース2の前端部に回動自在に支持され、従って、こ
れによって、フロントリッド10は、マウス部4の前面
開口を覆うようになる。
【0016】また、フロントリッド10の前面部11の
内面13の下端部には左右方向に延びる重畳部14が形
成され、該重畳部14は、図7に示すように、中央部を
除いた部分は係合段部15、15とされ、中央部は一方
の係合段部15から続いて斜め上方に稍偏倚し、そこか
ら水平方向に延び、そして斜め下方に偏倚して他方の係
合段部15に続く係合溝16とされている。
【0017】17はカセットケース2の底面部に前後方
向に摺動自在に支持され、例えば金属板をプレス加工す
ることによって形成されたシャッターである。
【0018】該シャッター17は底面部18と該底面部
18の左右両側縁から上方へ立ち上げられた側面部1
9、19とを備えている。
【0019】また、底面部18の前端縁18aの左右両
端部には小さな切欠20、20が形成され、略中央部に
は、例えば、絞り加工等により上方に打出し状に突出し
た突部21が形成されている。
【0020】尚、22、22はシャッター17の底面部
18に左右方向に並んで形成された臨ませ孔である。
【0021】底面部18の前端縁18aがシャッター1
7が閉塞状態にある時に、フロントリッド10の重畳部
14と重なり合う重畳部となる。
【0022】該重畳部18aの形状は、上記したように
前端縁18aに突部21が形成されているため、図6に
示すように、突部21の左右から延びる部分23、23
が水平方向に延び、中央部24、即ち、突部21の前端
縁が左右両端部が中央へ行くに従って徐々に稍上方へ偏
倚し、そして左右両端部を除く部分が水平となるような
形状、即ち、前方から見た重畳部18aの平面形状は、
図7に示したフロントリッド11を背面から見た時の重
畳部15の平面形状と略同じ形状となる。
【0023】25、25はシャッター17の底面部18
のカセットケース2の底面壁8と摺接する面の左右、即
ち、側面部19、19寄りの位置に前後方向に延びるよ
うに上方に突出形成された突条であり、後述するように
シャッター17がカセットケース2の底面と接触した状
態でカセットケース2の前後方向に摺動する場合におい
て突条25、25のみがカセットケース2の底面と摺接
するようにし、シャッター17の外縁部のバリ等による
カセットケース2の底面壁8の傷を防止し、更に摺接面
を減少させて摩擦抵抗を低減させて摺動動作をスムーズ
にするためのものである。
【0024】また、26、26、・・・はシャッター1
7の底面部18から下方へ突出するように複数形成され
た突起であり、例えば、テープカセット1を単体で卓上
等に載置した場合において、該突起26、26・・・に
よって稍浮いた状態とし、テープカセット1の底面、特
にシャッター17への摩擦による傷を防止するためのも
のである。
【0025】しかして、シャッター17は、その底面部
18の突条26、26がカセットケース2の底面と接し
た状態で、また、側面部19、19がカセットケース2
の左右側面と接した状態で、カセットケース2に前後方
向に摺動自在に支持される。
【0026】そして、シャッター17がその移動範囲の
前端に位置した状態(閉塞位置)では、その前端部によ
ってカセットケース2のマウス部4の下面開口が閉塞さ
れ、また、その臨ませ孔22、22がカセットケース2
の底面のリール台挿通孔7、7とずれて位置して該リー
ル台挿通孔7、7を閉塞し、更に、フロントリッド10
の重畳部14とシャッター17の重畳部18aとが重な
り合うように係合する。
【0027】即ち、フロントリッド10の重畳部14の
係合段部15、15とシャッター17の重畳部18aの
左右両側部23、23とが、また、フロントリッド10
の係合溝16とシャッター17の重畳部18aの中央部
24とがぴったりと重なり合って係合するわけである。
【0028】また、シャッター17が閉塞位置から後方
に移動するとフロントリッド10の重畳部14とシャッ
ター17の重畳部18aとの係合が解除され、そして、
その移動範囲の後端に位置した状態(開放位置)では、
カセットケース2のマウス部4の下面開口が開放され、
かつ、その臨ませ孔22、22がカセットケース2のリ
ール台挿通孔7、7と一致して、これによって、テープ
リール6、6のリール台係合穴9a、9aが外部に臨ま
される。
【0029】尚、上述したように、フロントリッド10
の重畳部14とシャッター17の重畳部18aはそれぞ
れが直線的ではなく中央部がマウス部4内へ入りこむよ
うに湾曲しているため、フロントリッド10とシャッタ
ー17との係合が堅固となり、テープカセット1の不使
用時において、フロントリッド10やシャッター17
に、例えば、手で持ちあげる際等、様々な方向から外力
が加わっても、フロントリッド10とシャッター17と
の係合が外れてしまうようなことがない。
【0030】また、シャッター17には突部21や突条
25、25が形成されているために曲がりにくく、強度
が向上する。
【0031】
【発明の効果】以上に記載したところから明らかなよう
に、本発明テープカセットは、記録媒体テープを巻装し
たテープリールを収納したカセットケースの底面部に閉
塞位置と開放位置との間を摺動するシャッターを設け、
前記カセットケースの前端部に閉塞位置と開放位置との
間を回動するフロントリッドを設け、前記カセットケー
スの前面と下面とに開口されたマウス部が設けられ、閉
塞位置にあるシャッターがマウス部の下面開口を覆い、
閉塞位置にあるフロントリッドがマウス部の前面開口を
覆うようにされたテープカセットであって、前記シャッ
ターとフロントリッドの両者が閉塞位置にある場合にお
いて互いに重なり合う重畳部をそれぞれに設けたことを
特徴とする。
【0032】従って、本発明テープカセットにあって
は、フロントリッドとシャッターのそれぞれの重畳部が
互いに重なり合うので、マウス部内の密閉度が向上し、
大気中の埃や湿気による磁気テープへの影響を最小限に
止めることができ、また、同時にフロントリッドとシャ
ッターの強度をも向上させることができ、テープカセッ
トの信頼性が向上する。
【0033】尚、上記した実施例に示した各部の構造や
形状は、本発明の実施に際しての具体化のほんの一例を
示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的
範囲が限定的に解釈されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明テープカセットの実施の一例を示す斜視
図である。
【図2】底面図である。
【図3】シャッターが閉塞位置にある状態を図2のII
I−III線で切断し拡大して示す図である。
【図4】シャッターが閉塞位置にある状態を図2のIV
−IV線で切断し拡大して示す図である。
【図5】シャッターの平面図である。
【図6】シャッターの一部を拡大して示す正面図であ
る。
【図7】フロントリッドの一部を拡大して示す背面図で
ある。
【符号の説明】
1 テープカセット 2 カセットケース 4 マウス部 5 記録媒体テープ 6 テープリール 10 フロントリッド 14 (10の)重畳部 16 (10の)係合部 17 シャッター 18 (17の)底面部 18a (17の)重畳部 24 (17の)係合部 25 突起 26 突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体テープを巻装したテープリール
    を収納したカセットケースの底面部に閉塞位置と開放位
    置との間を摺動するシャッターを設け、前記カセットケ
    ースの前端部に閉塞位置と開放位置との間を回動するフ
    ロントリッドを設け、前記カセットケースの前面と下面
    とに開口されたマウス部が設けられ、閉塞位置にあるシ
    ャッターがマウス部の下面開口を覆い、閉塞位置にある
    フロントリッドがマウス部の前面開口を覆うようにされ
    たテープカセットであって、前記シャッターとフロント
    リッドの両者が閉塞位置にある場合において互いに重な
    り合う重畳部をそれぞれに設けたことを特徴とするテー
    プカセット。
  2. 【請求項2】 シャッターの重畳部とフロントリッドの
    重畳部とがフロントリッドとシャッターがそれぞれ閉塞
    位置にある状態において互いに係合する係合部を有する
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載のテープカ
    セット。
  3. 【請求項3】 シャッターを金属にて形成し、該シャッ
    ターの係合部は打ち出し状に形成されると共にマウス部
    内に位置したことを特徴とする請求項1又は請求項2に
    記載のテープカセット。
  4. 【請求項4】 シャッターの底面部に上方へ突出した複
    数の突起と下方へ突出した複数の突起を打出し状に設
    け、上方へ突出した突起がカセットケースと摺接し、下
    方へ突出した突起がカセットケースが載置される部分に
    接触するようにされたことを特徴とする請求項1、請求
    項2又は請求項3に記載のテープカセット。
JP6909893A 1993-03-05 1993-03-05 テープカセット Pending JPH06259918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6909893A JPH06259918A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 テープカセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6909893A JPH06259918A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 テープカセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06259918A true JPH06259918A (ja) 1994-09-16

Family

ID=13392813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6909893A Pending JPH06259918A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 テープカセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06259918A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR900010130Y1 (ko) 테이프 카세트
IE53812B1 (en) Tape cassette
US4646191A (en) Recording tape cassette
US4757957A (en) Tape cartridge
US4712149A (en) Recording tape cassette
JP2757531B2 (ja) テープカセット
JPH06259918A (ja) テープカセット
KR100292731B1 (ko) 테이프 카셋트
US5868337A (en) Large tape cassette usable in a recording/reproducing apparatus capable of using both a large tape cassette and a miniature tape cassette
JPS6017114Y2 (ja) テ−プカセツト
JPS6312472Y2 (ja)
KR100313728B1 (ko) 테이프카세트
JPS6020211Y2 (ja) テ−プカセツト
JPS6316071Y2 (ja)
JPS6122485A (ja) 磁気テ−プカセツト
JPH05242637A (ja) テープカセット
JPH062941Y2 (ja) カセット収納ケース
JPH0538450Y2 (ja)
JPS6017113Y2 (ja) テ−プカセツト
JPS6327335Y2 (ja)
JPH0718073Y2 (ja) 磁気テ−プカセット
KR900008773B1 (ko) 테이프카세트
JP2503656Y2 (ja) テ―プカセット
JPH079263Y2 (ja) 磁気テープカセット
JPH07282561A (ja) テープカセット