JPH06258601A - 合成樹脂成形品及び眼鏡部品 - Google Patents
合成樹脂成形品及び眼鏡部品Info
- Publication number
- JPH06258601A JPH06258601A JP7108293A JP7108293A JPH06258601A JP H06258601 A JPH06258601 A JP H06258601A JP 7108293 A JP7108293 A JP 7108293A JP 7108293 A JP7108293 A JP 7108293A JP H06258601 A JPH06258601 A JP H06258601A
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- JP
- Japan
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- hair
- synthetic resin
- oligopeptide
- skin
- resin molded
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 皮膚や毛髪を傷めない眼鏡部品、装飾品、
櫛、髪飾りや、これらの製造に適した合成樹脂板などの
合成樹脂成形品を提供する。 【構成】 合成樹脂成形品は内部にタンパク質を加水分
解して得られるオリゴペプチドを含有せしめた構成と
し、眼鏡部品はタンパク質としてコラーゲンを用いる。
表面に滲出してくるオリゴペプチドを皮膚に吸着させて
すみやかに吸収させ、或はキューティクルの損傷した毛
髪に吸着させることによって、肌荒れの防止や毛髪のキ
ューティクルの改善、保護を図る。
櫛、髪飾りや、これらの製造に適した合成樹脂板などの
合成樹脂成形品を提供する。 【構成】 合成樹脂成形品は内部にタンパク質を加水分
解して得られるオリゴペプチドを含有せしめた構成と
し、眼鏡部品はタンパク質としてコラーゲンを用いる。
表面に滲出してくるオリゴペプチドを皮膚に吸着させて
すみやかに吸収させ、或はキューティクルの損傷した毛
髪に吸着させることによって、肌荒れの防止や毛髪のキ
ューティクルの改善、保護を図る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体の皮膚に接触する
眼鏡部品や装飾品、或は毛髪に接触する髪飾りや櫛、或
はこれらの製造に用いる合成樹脂板等の合成樹脂成形品
に関する。
眼鏡部品や装飾品、或は毛髪に接触する髪飾りや櫛、或
はこれらの製造に用いる合成樹脂板等の合成樹脂成形品
に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、皮膚と接触する眼鏡のテ
ンプルやパット等の部品は、アセテートやセルロイド等
の熱可塑性合成樹脂板を切削加工したり、熱可塑性合成
樹脂を射出成形して製作したものが多い。また、ブレス
レット、イヤリング等の装飾品や櫛、髪飾りなども、熱
可塑性合成樹脂板を切削加工したり、熱可塑性合成樹脂
を射出成形して製造したものが多い。
ンプルやパット等の部品は、アセテートやセルロイド等
の熱可塑性合成樹脂板を切削加工したり、熱可塑性合成
樹脂を射出成形して製作したものが多い。また、ブレス
レット、イヤリング等の装飾品や櫛、髪飾りなども、熱
可塑性合成樹脂板を切削加工したり、熱可塑性合成樹脂
を射出成形して製造したものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱可塑
性合成樹脂板の切削加工や熱可塑性合成樹脂の射出成形
によって製作した従来の眼鏡部品や装飾品は、皮膚との
接触時間が長くなると皮膚が荒れて赤くなるという問題
があった。また、熱可塑性合成樹脂板の切削加工や射出
成形によって製造した従来の櫛や髪飾りは、毛髪のキュ
ーティクルの傷みを改善できないという問題があった。
性合成樹脂板の切削加工や熱可塑性合成樹脂の射出成形
によって製作した従来の眼鏡部品や装飾品は、皮膚との
接触時間が長くなると皮膚が荒れて赤くなるという問題
があった。また、熱可塑性合成樹脂板の切削加工や射出
成形によって製造した従来の櫛や髪飾りは、毛髪のキュ
ーティクルの傷みを改善できないという問題があった。
【0004】本発明はこれらの問題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、皮膚や毛髪を傷めない
眼鏡部品、装飾品、櫛、髪飾り、或はこれらの製造に用
いる合成樹脂板などの合成樹脂成形品を提供することに
ある。
ので、その目的とするところは、皮膚や毛髪を傷めない
眼鏡部品、装飾品、櫛、髪飾り、或はこれらの製造に用
いる合成樹脂板などの合成樹脂成形品を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の合成樹脂成形品は、タンパク質を加水分解
して得られるオリゴペプチドを含有せしめたことを特徴
とするものであり、本発明の眼鏡部品はコラーゲンを加
水分解して得られるオリゴペプチドを含有せしめたこと
を特徴とするものである。
め、本発明の合成樹脂成形品は、タンパク質を加水分解
して得られるオリゴペプチドを含有せしめたことを特徴
とするものであり、本発明の眼鏡部品はコラーゲンを加
水分解して得られるオリゴペプチドを含有せしめたこと
を特徴とするものである。
【0006】
【作用】タンパク質はペプチド結合で結ばれた種々のα
−アミノ酸からなる高分子量重合体で、人体にかかせな
いものである。このタンパク質、例えばコラーゲンやケ
ラチンを加水分解してオリゴペプチドのレベルにする
と、皮膚や毛髪に吸着され、傷んだ皮膚を改善したり、
肌荒れを防止したり、毛髪を修復したりするが、ポリペ
プチドのレベルでは分子量が大きいため吸収されにく
く、また、構成アミノ酸のレベルまで完全に加水分解す
ると皮膚に吸着されなくなる。
−アミノ酸からなる高分子量重合体で、人体にかかせな
いものである。このタンパク質、例えばコラーゲンやケ
ラチンを加水分解してオリゴペプチドのレベルにする
と、皮膚や毛髪に吸着され、傷んだ皮膚を改善したり、
肌荒れを防止したり、毛髪を修復したりするが、ポリペ
プチドのレベルでは分子量が大きいため吸収されにく
く、また、構成アミノ酸のレベルまで完全に加水分解す
ると皮膚に吸着されなくなる。
【0007】本発明は上記のようなオリゴペプチドを含
有する合成樹脂成形品であるため、その表面にオリゴペ
プチドが徐々に滲出する。従って、本発明の成形品、例
えば眼鏡部品や装飾品が皮膚や毛髪に接触すると、滲出
したオリゴペプチドが皮膚や毛髪に吸着されて吸収され
るため、接触時間が長くても肌荒れや毛髪の傷みを防止
することができる。コラーゲンを加水分解して得られる
オリゴペプチドは、その中にヒドロキシプロリン等の保
水成分を含むため、このオリゴペプチドが眼鏡部品に含
有されていると、皮膚の乾燥を防ぎ、潤い滑らかな肌を
維持することができる。また、ケラチンを加水分解して
得られるオリゴペプチドは、毛髪とほぼ同様のアミノ酸
組成と構造を持っているため、このオリゴペプチドが櫛
や髪飾り等の成形品に含有されていると、表面に滲出し
てくるオリゴペプチドがキューティクルの損傷した毛髪
に吸着され、キューティクルを改善、保護して、しっと
りしなやかな髪を保つことができる。
有する合成樹脂成形品であるため、その表面にオリゴペ
プチドが徐々に滲出する。従って、本発明の成形品、例
えば眼鏡部品や装飾品が皮膚や毛髪に接触すると、滲出
したオリゴペプチドが皮膚や毛髪に吸着されて吸収され
るため、接触時間が長くても肌荒れや毛髪の傷みを防止
することができる。コラーゲンを加水分解して得られる
オリゴペプチドは、その中にヒドロキシプロリン等の保
水成分を含むため、このオリゴペプチドが眼鏡部品に含
有されていると、皮膚の乾燥を防ぎ、潤い滑らかな肌を
維持することができる。また、ケラチンを加水分解して
得られるオリゴペプチドは、毛髪とほぼ同様のアミノ酸
組成と構造を持っているため、このオリゴペプチドが櫛
や髪飾り等の成形品に含有されていると、表面に滲出し
てくるオリゴペプチドがキューティクルの損傷した毛髪
に吸着され、キューティクルを改善、保護して、しっと
りしなやかな髪を保つことができる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0009】図1は本発明のパット1やテンプル2など
の眼鏡部品を取付けた眼鏡の斜視図であって、このパッ
ト1やテンプル2は、オリゴペプチドを含有させた本発
明の板状合成樹脂成形品(以下、合成樹脂板という)を
切削加工したり、オリゴペプチド含有樹脂を射出成形し
て製作されたものである。
の眼鏡部品を取付けた眼鏡の斜視図であって、このパッ
ト1やテンプル2は、オリゴペプチドを含有させた本発
明の板状合成樹脂成形品(以下、合成樹脂板という)を
切削加工したり、オリゴペプチド含有樹脂を射出成形し
て製作されたものである。
【0010】眼鏡部品の切削加工用原料板として使用さ
れる本発明の合成樹脂板は、コラーゲンを加水分解した
オリゴペプチドを原料樹脂に混合し、これを押出成形や
圧縮成形等の成形手段で板状に成形して得られるオリゴ
ペプチド含有樹脂板である。この樹脂板の原料樹脂は、
アセテート、ポリエステル、プロピオネート、ナイロ
ン、セルロイド等の各種の熱可塑性合成樹脂であり、そ
の中でも特に肌触りの良いアセテート樹脂が好ましく使
用される。
れる本発明の合成樹脂板は、コラーゲンを加水分解した
オリゴペプチドを原料樹脂に混合し、これを押出成形や
圧縮成形等の成形手段で板状に成形して得られるオリゴ
ペプチド含有樹脂板である。この樹脂板の原料樹脂は、
アセテート、ポリエステル、プロピオネート、ナイロ
ン、セルロイド等の各種の熱可塑性合成樹脂であり、そ
の中でも特に肌触りの良いアセテート樹脂が好ましく使
用される。
【0011】原料樹脂に混合されるオリゴペプチドは、
コラーゲンを加水分解して分子量を約500〜1000
の範囲に調整したものである。コラーゲンをポリペプチ
ド(分子量:約1000〜7000)のレベルに加水分
解したものは皮膚に吸収されにくく、また構成アミノ酸
のレベルまで完全に加水分解したものは皮膚に吸着され
ないので、いずれも本発明には不適当であるが、上記の
ように分子量が約500〜1000のオリゴペプチドの
レベルに加水分解したものは、皮膚に接触すると二次結
合して吸着され、その後すみやかに吸収されて肌荒れを
防止することができる。また、コラーゲンのオリゴペプ
チドにはヒドロキシプロリンが多く含まれ、このヒドロ
キシプロリンにより保水性が保たれ、皮膚の乾燥を防ぐ
ことができる。
コラーゲンを加水分解して分子量を約500〜1000
の範囲に調整したものである。コラーゲンをポリペプチ
ド(分子量:約1000〜7000)のレベルに加水分
解したものは皮膚に吸収されにくく、また構成アミノ酸
のレベルまで完全に加水分解したものは皮膚に吸着され
ないので、いずれも本発明には不適当であるが、上記の
ように分子量が約500〜1000のオリゴペプチドの
レベルに加水分解したものは、皮膚に接触すると二次結
合して吸着され、その後すみやかに吸収されて肌荒れを
防止することができる。また、コラーゲンのオリゴペプ
チドにはヒドロキシプロリンが多く含まれ、このヒドロ
キシプロリンにより保水性が保たれ、皮膚の乾燥を防ぐ
ことができる。
【0012】オリゴペプチドの混合量(含有量)は2〜
5重量%の範囲とするのが適当で、2重量%より少ない
場合は肌荒れ防止効果が不十分となり、5重量%より多
い場合は臭気が出るといった不都合を生じる。なお、香
料を添加することで臭気を改善できる場合は、5重量%
以上混合してもよい。
5重量%の範囲とするのが適当で、2重量%より少ない
場合は肌荒れ防止効果が不十分となり、5重量%より多
い場合は臭気が出るといった不都合を生じる。なお、香
料を添加することで臭気を改善できる場合は、5重量%
以上混合してもよい。
【0013】オリゴペプチドはゲル状のまま原料樹脂に
混合してもよいが、ゲル状のオリゴペプチドは原料樹脂
との相溶性に劣るため均一に混ざりにくく、また成形時
の熱で発泡することもあるので、微粉末化したオリゴペ
プチドを使用し、これを原料樹脂に混合して用いること
が望ましい。
混合してもよいが、ゲル状のオリゴペプチドは原料樹脂
との相溶性に劣るため均一に混ざりにくく、また成形時
の熱で発泡することもあるので、微粉末化したオリゴペ
プチドを使用し、これを原料樹脂に混合して用いること
が望ましい。
【0014】本発明の合成樹脂板は、基本的には上記の
ようなオリゴペプチド混合樹脂を押出成形機で単層板状
に押出成形したものであるから、オリゴペプチドが板全
体に均一に含有されているが、板の片面又は両面の表層
部にのみオリゴペプチドを含有させた二層或は三層構造
の板に構成してもよい。かかる構成の合成樹脂板は、例
えば二層又は三層共押出成形機を用いて、オリゴペプチ
ドを含まない原料樹脂を押出すと同時に、その片面又は
両面にオリゴペプチド混合樹脂を共押出して融着一体化
させることにより容易に製造することができる。
ようなオリゴペプチド混合樹脂を押出成形機で単層板状
に押出成形したものであるから、オリゴペプチドが板全
体に均一に含有されているが、板の片面又は両面の表層
部にのみオリゴペプチドを含有させた二層或は三層構造
の板に構成してもよい。かかる構成の合成樹脂板は、例
えば二層又は三層共押出成形機を用いて、オリゴペプチ
ドを含まない原料樹脂を押出すと同時に、その片面又は
両面にオリゴペプチド混合樹脂を共押出して融着一体化
させることにより容易に製造することができる。
【0015】このようにオリゴペプチドを板全体又は表
層部に含有させた合成樹脂板を切削加工して眼鏡のパッ
ト1やテンプル2などの皮膚と接触する部品を製作する
と、その表面に少しずつ滲出してくるオリゴペプチドが
皮膚に吸着されて速やかに吸収されるので、皮膚の代謝
が促進される。そして、オリゴペプチド中のヒドロキシ
プロリン等の保水成分によって皮膚の乾燥も防止され
る。そのため、眼鏡部品と皮膚との接触時間が長くて
も、肌が荒れたり赤くただれることがなくなり、潤い滑
らかな肌を維持することができる。同様の効果は、ブレ
スレット、イヤリング等の肌につける装飾品を製作した
場合にも奏される。また、櫛や髪飾りを製作すると、そ
の表面に滲出してくるオリゴペプチドがキューティクル
の損傷した毛髪に吸着され、上記の保水成分で水分を維
持するため、キューティクルが改善、保護される。
層部に含有させた合成樹脂板を切削加工して眼鏡のパッ
ト1やテンプル2などの皮膚と接触する部品を製作する
と、その表面に少しずつ滲出してくるオリゴペプチドが
皮膚に吸着されて速やかに吸収されるので、皮膚の代謝
が促進される。そして、オリゴペプチド中のヒドロキシ
プロリン等の保水成分によって皮膚の乾燥も防止され
る。そのため、眼鏡部品と皮膚との接触時間が長くて
も、肌が荒れたり赤くただれることがなくなり、潤い滑
らかな肌を維持することができる。同様の効果は、ブレ
スレット、イヤリング等の肌につける装飾品を製作した
場合にも奏される。また、櫛や髪飾りを製作すると、そ
の表面に滲出してくるオリゴペプチドがキューティクル
の損傷した毛髪に吸着され、上記の保水成分で水分を維
持するため、キューティクルが改善、保護される。
【0016】上記のパット1、テンプル2、装飾品、
櫛、髪飾り等は合成樹脂板を切削加工して製作している
が、コラーゲンを加水分解して得られるオリゴペプチド
の微粉末を樹脂と混合したパウダーを射出成形機で直接
パットやテンプルに成形しても、オリゴペプチドが滲出
して肌荒れ等をなくすことができる。
櫛、髪飾り等は合成樹脂板を切削加工して製作している
が、コラーゲンを加水分解して得られるオリゴペプチド
の微粉末を樹脂と混合したパウダーを射出成形機で直接
パットやテンプルに成形しても、オリゴペプチドが滲出
して肌荒れ等をなくすことができる。
【0017】以上の実施例は、タンパク質としてコラー
ゲンを用いた例を示したものであるが、ケラチンを加水
分解して分子量を約500〜1000の範囲に調整した
オリゴペプチドを用いて同様に合成樹脂板にしたり、切
削加工或は射出成形で眼鏡部品にしたり、櫛や髪飾りに
しても同様の効果が得られる。この場合、このオリゴペ
プチドだけでは皮膚に対する吸着性が弱いので、コラー
ゲンを加水分解したオリゴペプチドや他の吸着剤を併用
して吸着、吸収させることが望ましく、また眼鏡部品の
パットやテンプルに用いる場合には他の添加剤が必要と
なる。また、ケラチンを加水分解したオリゴペプチドは
毛髪とほぼ同様のアミノ酸組成と構造を有しており、櫛
や髪飾りを製作すると、滲出したオリゴペプチドが傷ん
だ毛髪に吸着、吸収されて構造的に修復され、しっとり
しなやかな髪を保つことができ、毛髪の損傷もなくすこ
とができる。
ゲンを用いた例を示したものであるが、ケラチンを加水
分解して分子量を約500〜1000の範囲に調整した
オリゴペプチドを用いて同様に合成樹脂板にしたり、切
削加工或は射出成形で眼鏡部品にしたり、櫛や髪飾りに
しても同様の効果が得られる。この場合、このオリゴペ
プチドだけでは皮膚に対する吸着性が弱いので、コラー
ゲンを加水分解したオリゴペプチドや他の吸着剤を併用
して吸着、吸収させることが望ましく、また眼鏡部品の
パットやテンプルに用いる場合には他の添加剤が必要と
なる。また、ケラチンを加水分解したオリゴペプチドは
毛髪とほぼ同様のアミノ酸組成と構造を有しており、櫛
や髪飾りを製作すると、滲出したオリゴペプチドが傷ん
だ毛髪に吸着、吸収されて構造的に修復され、しっとり
しなやかな髪を保つことができ、毛髪の損傷もなくすこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の合成樹脂成形品は、タンパク質を加水分解して得られ
る皮膚や毛髪への吸着性、吸収性が良いオリゴペプチド
を含有させてあるので、皮膚との接触時間が長い眼鏡部
品や装飾品であっても肌荒れやただれを生じることがな
く、また櫛や髪飾り等の毛髪と接触する成形品であれば
毛髪のキューティクルを改善し、保護でき、損傷をなく
すことができるといった顕著な効果を奏する。また、眼
鏡部品はコラーゲンを加水分解して得られるオリゴペプ
チドを含有させてあるので、ヒドロキシプロリンによる
保水性を有し、皮膚の乾燥を防い上記の効果を助長す
る。
の合成樹脂成形品は、タンパク質を加水分解して得られ
る皮膚や毛髪への吸着性、吸収性が良いオリゴペプチド
を含有させてあるので、皮膚との接触時間が長い眼鏡部
品や装飾品であっても肌荒れやただれを生じることがな
く、また櫛や髪飾り等の毛髪と接触する成形品であれば
毛髪のキューティクルを改善し、保護でき、損傷をなく
すことができるといった顕著な効果を奏する。また、眼
鏡部品はコラーゲンを加水分解して得られるオリゴペプ
チドを含有させてあるので、ヒドロキシプロリンによる
保水性を有し、皮膚の乾燥を防い上記の効果を助長す
る。
【図1】本発明のパットやテンプルなどの眼鏡部品を取
付けた眼鏡の斜視図である。
付けた眼鏡の斜視図である。
1 パット 2 テンプル 特許出願人 タキロン株式会社
Claims (2)
- 【請求項1】タンパク質を加水分解して得られるオリゴ
ペプチドを含有せしめた合成樹脂成形品。 - 【請求項2】コラーゲンを加水分解して得られるオリゴ
ペプチドを含有せしめた合成樹脂製の眼鏡部品
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05071082A JP3106202B2 (ja) | 1993-03-06 | 1993-03-06 | 合成樹脂成形品及び眼鏡部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05071082A JP3106202B2 (ja) | 1993-03-06 | 1993-03-06 | 合成樹脂成形品及び眼鏡部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06258601A true JPH06258601A (ja) | 1994-09-16 |
JP3106202B2 JP3106202B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=13450256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05071082A Expired - Fee Related JP3106202B2 (ja) | 1993-03-06 | 1993-03-06 | 合成樹脂成形品及び眼鏡部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106202B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004308063A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Taiki:Kk | 衛生加工された繊維製品及びその製造方法 |
JP2005234201A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Seiren Co Ltd | スキンケア性眼鏡部品 |
JP2006188810A (ja) * | 2006-02-16 | 2006-07-20 | Taiki:Kk | 衛生加工された繊維製品 |
-
1993
- 1993-03-06 JP JP05071082A patent/JP3106202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004308063A (ja) * | 2003-04-08 | 2004-11-04 | Taiki:Kk | 衛生加工された繊維製品及びその製造方法 |
KR100763819B1 (ko) * | 2003-04-08 | 2007-10-05 | 가부시키가이샤 타이키 | 위생가공된 섬유제품 및 그 제조방법 |
JP2005234201A (ja) * | 2004-02-19 | 2005-09-02 | Seiren Co Ltd | スキンケア性眼鏡部品 |
JP2006188810A (ja) * | 2006-02-16 | 2006-07-20 | Taiki:Kk | 衛生加工された繊維製品 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3106202B2 (ja) | 2000-11-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000718 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |