JPH06258467A - 冷却管 - Google Patents
冷却管Info
- Publication number
- JPH06258467A JPH06258467A JP5044021A JP4402193A JPH06258467A JP H06258467 A JPH06258467 A JP H06258467A JP 5044021 A JP5044021 A JP 5044021A JP 4402193 A JP4402193 A JP 4402193A JP H06258467 A JPH06258467 A JP H06258467A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- cooling water
- cooling
- inner pipe
- heat receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/10—Nuclear fusion reactors
Landscapes
- Particle Accelerators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、一方向からの高熱負荷に対して効率
よく受熱面を冷却すると共に冷却流量が少くても効率の
よい冷却管を提供することにある。 【構成】本発明は、中性粒子入射装置および核融合機器
の高温受熱板に設けられる冷却管において、前記冷却管
を2重管とし、外管より内管の圧力を高めると共に内管
の一部に孔を設け、この孔より熱負荷部に対して冷却水
を噴出させるように構成しているので、内管よりシャワ
ー状に冷却水を吹き出すことで、旋回流以上に冷却管内
管の熱を奪い取ることができると共に壁面における膜沸
騰を抑えることもできる。また、受熱面の熱負荷が最も
大きい部分だけを集中的に冷却することが可能となるの
で、管内を流れる冷却水の流速を遅くすることができ、
冷却水の流量を減少させることができる。
よく受熱面を冷却すると共に冷却流量が少くても効率の
よい冷却管を提供することにある。 【構成】本発明は、中性粒子入射装置および核融合機器
の高温受熱板に設けられる冷却管において、前記冷却管
を2重管とし、外管より内管の圧力を高めると共に内管
の一部に孔を設け、この孔より熱負荷部に対して冷却水
を噴出させるように構成しているので、内管よりシャワ
ー状に冷却水を吹き出すことで、旋回流以上に冷却管内
管の熱を奪い取ることができると共に壁面における膜沸
騰を抑えることもできる。また、受熱面の熱負荷が最も
大きい部分だけを集中的に冷却することが可能となるの
で、管内を流れる冷却水の流速を遅くすることができ、
冷却水の流量を減少させることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中性粒子入射装置および
核融合機器受熱部等の受熱板に設けられる冷却管に関す
る。
核融合機器受熱部等の受熱板に設けられる冷却管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トカマク型等の核融合装置では、磁場に
より閉じ込められたプラズマをさらに高温加熱するため
に外部からエネルギーを注入する必要がある。このプラ
ズマ加熱の方法の一つとして、中性粒子入射加熱が採用
されている。中性粒子入射加熱は電場によって加速した
水素あるいは重水素イオンを荷電交換によって中性化し
てプラズマ中に入射させる方法であり、中性粒子ビーム
が持つ大きなエネルギーを熱エネルギーとしてプラズマ
粒子に与え、プラズマ温度を高めている。従来の中性粒
子入射装置(NBI)の構成を図5を参照して説明す
る。
より閉じ込められたプラズマをさらに高温加熱するため
に外部からエネルギーを注入する必要がある。このプラ
ズマ加熱の方法の一つとして、中性粒子入射加熱が採用
されている。中性粒子入射加熱は電場によって加速した
水素あるいは重水素イオンを荷電交換によって中性化し
てプラズマ中に入射させる方法であり、中性粒子ビーム
が持つ大きなエネルギーを熱エネルギーとしてプラズマ
粒子に与え、プラズマ温度を高めている。従来の中性粒
子入射装置(NBI)の構成を図5を参照して説明す
る。
【0003】まず、中性粒子の元となる水素あるいは重
水素イオンがイオン源6により生成され、イオンビーム
として引き出され加速される。イオンビームは電子偏向
磁石7により電子成分が分離され、中性化セル8へと導
かれる。このビームは中性化セル8を通過する間に一部
中性化され、例えばイオン源6から引き出されるビーム
が負イオンビームの場合は中性粒子と正・負の残留イオ
ンとの混合ビームになる。これらの残留イオンがプラズ
マの閉じ込め磁場に近づくと、プラズマを取り囲んだ磁
場を乱す結果となり、プラズマの消滅を引き起こす恐れ
がある。そのため、正・負の残留イオンが核融合装置に
入射する以前に取り除く必要がある。
水素イオンがイオン源6により生成され、イオンビーム
として引き出され加速される。イオンビームは電子偏向
磁石7により電子成分が分離され、中性化セル8へと導
かれる。このビームは中性化セル8を通過する間に一部
中性化され、例えばイオン源6から引き出されるビーム
が負イオンビームの場合は中性粒子と正・負の残留イオ
ンとの混合ビームになる。これらの残留イオンがプラズ
マの閉じ込め磁場に近づくと、プラズマを取り囲んだ磁
場を乱す結果となり、プラズマの消滅を引き起こす恐れ
がある。そのため、正・負の残留イオンが核融合装置に
入射する以前に取り除く必要がある。
【0004】そこで、外部磁場を与えることでイオンビ
ームの軌道を曲げ、中性粒子ビームの軌道から分離して
受熱板や冷却管から構成される機器に入射させ、熱負荷
として取り除いている。これらのイオンビームの熱負荷
を受けるものをビームダンプと称している。通常、中性
化セル8の出口部にイオン偏向磁石9を配置し、この磁
石9によって発生させた磁場により中性粒子ビームとイ
オンビームを分離する。正・負両方のイオンが存在する
場合は、これらのイオンはお互いに逆方向に分離される
ため正イオンビームダンプ10、負イオンビームダンプ
11がそれぞれ設置される。ビームダンプは図6(A)
に示すように、受熱板13を持つ冷却管14を隙間なく
配列することにより受熱面を構成した機器であり、これ
を冷却水の入口側ヘッダー管15と出口側ヘッダー管1
6に取り付け、中性粒子入射装置内に配置している。
ームの軌道を曲げ、中性粒子ビームの軌道から分離して
受熱板や冷却管から構成される機器に入射させ、熱負荷
として取り除いている。これらのイオンビームの熱負荷
を受けるものをビームダンプと称している。通常、中性
化セル8の出口部にイオン偏向磁石9を配置し、この磁
石9によって発生させた磁場により中性粒子ビームとイ
オンビームを分離する。正・負両方のイオンが存在する
場合は、これらのイオンはお互いに逆方向に分離される
ため正イオンビームダンプ10、負イオンビームダンプ
11がそれぞれ設置される。ビームダンプは図6(A)
に示すように、受熱板13を持つ冷却管14を隙間なく
配列することにより受熱面を構成した機器であり、これ
を冷却水の入口側ヘッダー管15と出口側ヘッダー管1
6に取り付け、中性粒子入射装置内に配置している。
【0005】中性粒子ビームから分離されたイオンビー
ムは、受熱板13に入射する。イオンビームが入射する
ことにより受熱板13の温度が上昇するため、受熱板1
3に冷却管14が取り付けられている。冷却管14の管
壁自体が受熱部となる場合もある。
ムは、受熱板13に入射する。イオンビームが入射する
ことにより受熱板13の温度が上昇するため、受熱板1
3に冷却管14が取り付けられている。冷却管14の管
壁自体が受熱部となる場合もある。
【0006】ところで、ビームダンプは高い熱負荷を受
ける。例えば高強度中性粒子入射装置(NBI)ビーム
ダンプの受熱板は、10MW/m2 ほどの熱負荷を受け
る場合もある。このため、冷却管では冷却管壁とその中
を流れる冷却水との間の熱伝達率を極めて高くする必要
がある。通常中空の断面を有する冷却管で、前述の熱負
荷を受けた場合、冷却管の壁温は冷却水の沸騰温度を超
える。従って冷却管壁に接する冷却水は沸騰状態とな
り、沸騰熱伝達率により冷却管より熱を奪い去る。この
沸騰熱伝達領域では、熱伝達率は非常に高い。
ける。例えば高強度中性粒子入射装置(NBI)ビーム
ダンプの受熱板は、10MW/m2 ほどの熱負荷を受け
る場合もある。このため、冷却管では冷却管壁とその中
を流れる冷却水との間の熱伝達率を極めて高くする必要
がある。通常中空の断面を有する冷却管で、前述の熱負
荷を受けた場合、冷却管の壁温は冷却水の沸騰温度を超
える。従って冷却管壁に接する冷却水は沸騰状態とな
り、沸騰熱伝達率により冷却管より熱を奪い去る。この
沸騰熱伝達領域では、熱伝達率は非常に高い。
【0007】しかし、受熱部への熱負荷が非常に大きい
場合、冷却管壁近傍で冷却水は膜沸騰状態となる。膜沸
騰状態が生じると、管壁と冷却水の間に蒸気の膜がで
き、熱伝達率が下がる。その結果、壁温がさらに上昇
し、最終的には冷却管の破断(バーンアウト)につなが
る。バーンアウトを防ぐためには管壁に接する冷却水が
膜沸騰領域に入る前の沸騰領域で熱伝達を行うようにす
る必要がある。このため、流速が極めて速い状態で冷却
水を流す必要があるが、通常使用する中空断面の冷却管
では流速が極めて速くなり、流速の増加による圧力損失
が極めて大きくなり、流量が膨大になるなど種々の障害
が生じる。これを避けるために高熱負荷の受熱機器の冷
却管としてスワール管と呼ばれる冷却管が使用されてい
る。
場合、冷却管壁近傍で冷却水は膜沸騰状態となる。膜沸
騰状態が生じると、管壁と冷却水の間に蒸気の膜がで
き、熱伝達率が下がる。その結果、壁温がさらに上昇
し、最終的には冷却管の破断(バーンアウト)につなが
る。バーンアウトを防ぐためには管壁に接する冷却水が
膜沸騰領域に入る前の沸騰領域で熱伝達を行うようにす
る必要がある。このため、流速が極めて速い状態で冷却
水を流す必要があるが、通常使用する中空断面の冷却管
では流速が極めて速くなり、流速の増加による圧力損失
が極めて大きくなり、流量が膨大になるなど種々の障害
が生じる。これを避けるために高熱負荷の受熱機器の冷
却管としてスワール管と呼ばれる冷却管が使用されてい
る。
【0008】スワール管14は図6(B)に示すよう
に、6mmピッチほどでねじり加工を施した厚さ0.5
mmほどの薄板(スワールテープ)12を管内に挿入し
たもので、このスワールテープ12により冷却水は旋回
流を起こしながら流れる。中空断面の冷却管を冷却水が
流れる場合と比較すると、この旋回流により冷却管管壁
で膜沸騰が生じにくい状態となる。従って、スワール管
では熱負荷が大きくなってもバーンアウトが発生しにく
い。この他、核融合機器では、プラズマを閉じ込める真
空容器内の第一壁およびダイバータなどに同様の技術が
使われている。
に、6mmピッチほどでねじり加工を施した厚さ0.5
mmほどの薄板(スワールテープ)12を管内に挿入し
たもので、このスワールテープ12により冷却水は旋回
流を起こしながら流れる。中空断面の冷却管を冷却水が
流れる場合と比較すると、この旋回流により冷却管管壁
で膜沸騰が生じにくい状態となる。従って、スワール管
では熱負荷が大きくなってもバーンアウトが発生しにく
い。この他、核融合機器では、プラズマを閉じ込める真
空容器内の第一壁およびダイバータなどに同様の技術が
使われている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、中性粒子入
力装置および各融合機器の高熱受熱板への熱負荷は一方
向からのみなので、受熱板に設けられている冷却管に対
する熱入力も一方向のみである。つまりこの面のみを冷
却すればよいのだが、スワール管を使用すると管全体を
均一に冷却することになるので効率のよい冷却方法では
なかった。
力装置および各融合機器の高熱受熱板への熱負荷は一方
向からのみなので、受熱板に設けられている冷却管に対
する熱入力も一方向のみである。つまりこの面のみを冷
却すればよいのだが、スワール管を使用すると管全体を
均一に冷却することになるので効率のよい冷却方法では
なかった。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、一方向からの高熱負荷に対して、効率
よく受熱面を冷却すると共に冷却流量が少くても効率の
よい冷却管を提供することにある。
で、その目的は、一方向からの高熱負荷に対して、効率
よく受熱面を冷却すると共に冷却流量が少くても効率の
よい冷却管を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は中性粒子入射装置および核融合機器の高温
受熱板に設けられる冷却管において、前記冷却管を2重
管とし、外管より内管の圧力を高めると共に内管の一部
に孔を設け、この孔より熱負荷部に対して冷却水を噴出
させるように構成したことを特徴とする。
に、本発明は中性粒子入射装置および核融合機器の高温
受熱板に設けられる冷却管において、前記冷却管を2重
管とし、外管より内管の圧力を高めると共に内管の一部
に孔を設け、この孔より熱負荷部に対して冷却水を噴出
させるように構成したことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明の冷却管によると、内管よりシャワー状
に冷却水を吹き出すことで、旋回流以上に冷却管内管の
熱を奪い取ることができると共に壁面における膜沸騰を
抑えることもできる。また、受熱面の熱負荷が最も大き
い部分だけを集中的に冷却することが可能となるので、
管内を流れる冷却水の流速を遅くすることができ、冷却
水の流量を減少させることができる。
に冷却水を吹き出すことで、旋回流以上に冷却管内管の
熱を奪い取ることができると共に壁面における膜沸騰を
抑えることもできる。また、受熱面の熱負荷が最も大き
い部分だけを集中的に冷却することが可能となるので、
管内を流れる冷却水の流速を遅くすることができ、冷却
水の流量を減少させることができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の構成図であり、
同図(A)は斜視図、同図(B)は同図(A)のX部分
の断面図である。
同図(A)は斜視図、同図(B)は同図(A)のX部分
の断面図である。
【0014】同図(A)に示すように、中性粒子入射加
熱において、中性粒子ビームの軌道から分離されたイオ
ンビームは高熱負荷として受熱板13に入射される。入
射した熱は受熱板13より伝導し、受熱板下部に設けら
れた冷却管内を流れる冷却水の熱伝達により冷却され
る。冷却管は同図(B)に示すように、外管1と内管2
から構成されており、内管2には熱負荷を受ける部分に
孔3が設けられている。この孔3は受熱板13と冷却管
が接している範囲で内管上部にあけられている。内管2
と外管1はストッパー4により固定されている。
熱において、中性粒子ビームの軌道から分離されたイオ
ンビームは高熱負荷として受熱板13に入射される。入
射した熱は受熱板13より伝導し、受熱板下部に設けら
れた冷却管内を流れる冷却水の熱伝達により冷却され
る。冷却管は同図(B)に示すように、外管1と内管2
から構成されており、内管2には熱負荷を受ける部分に
孔3が設けられている。この孔3は受熱板13と冷却管
が接している範囲で内管上部にあけられている。内管2
と外管1はストッパー4により固定されている。
【0015】冷却管内を流れる冷却水は、冷却水入口ヘ
ッダー管16,16’より内管2および外管1を通り受
熱板13を冷却した後、冷却水出口ヘッダー管15,1
5’へと流れ、ポンプ17,17’により圧力を加えら
れ外管水路18および内管水路18’を通って循環を繰
り返す。
ッダー管16,16’より内管2および外管1を通り受
熱板13を冷却した後、冷却水出口ヘッダー管15,1
5’へと流れ、ポンプ17,17’により圧力を加えら
れ外管水路18および内管水路18’を通って循環を繰
り返す。
【0016】このように、冷却水は外管1および内管2
に流れる。この際、内管2の圧力は外管1よりも高くし
ているので、内管2を流れる冷却水は内管の一部に設け
られている孔3からシャワー状に外管壁に向かって吹き
出し、集中的に冷却を行う。その後吹き出された冷却水
は外管を流れる冷却水と合流し、出口から外へ流れ、ま
た入口より2重管内に入り冷却を繰り返す。
に流れる。この際、内管2の圧力は外管1よりも高くし
ているので、内管2を流れる冷却水は内管の一部に設け
られている孔3からシャワー状に外管壁に向かって吹き
出し、集中的に冷却を行う。その後吹き出された冷却水
は外管を流れる冷却水と合流し、出口から外へ流れ、ま
た入口より2重管内に入り冷却を繰り返す。
【0017】内管を流れる冷却水が高熱負荷を受ける部
分に対して吹き出されるので、その部分の冷却水は常に
新しい冷却水となり、熱伝達率が向上する。この吹き出
す冷却水により、管壁近傍に起こる膜沸騰を防止する。
また、スワール管を使用する際には〜10m/s程の流
速が必要となり、流量が非常に多くなるが、2重管にす
ることにより流速を下げることができるので使用する流
量が減り、さらに圧力損失も減少する。
分に対して吹き出されるので、その部分の冷却水は常に
新しい冷却水となり、熱伝達率が向上する。この吹き出
す冷却水により、管壁近傍に起こる膜沸騰を防止する。
また、スワール管を使用する際には〜10m/s程の流
速が必要となり、流量が非常に多くなるが、2重管にす
ることにより流速を下げることができるので使用する流
量が減り、さらに圧力損失も減少する。
【0018】図2は本発明の他の実施例の構成図であ
り、同図(A)は斜視図、同図(B)は同図(A)のY
部分の断面図である。本実施例が上記実施例と異なる点
は内管2の長さを受熱板13の範囲までとした点のみで
あり、その他の構成は同一であるので、同一部分には同
一符号を付してその説明は省略する。同図に示すよう
に、内管2から吹き出された冷却水は外管1の冷却水と
合流した後、それぞれの水路を通り冷却を繰り返す。な
お、最も熱を受ける部分に対して内管の一部に設けた孔
3からシャワー状の冷却を行った後、スワール管構造に
する。このようにして管内を流れる冷却水の循環を行う
ことで、より冷却能力が増加する。
り、同図(A)は斜視図、同図(B)は同図(A)のY
部分の断面図である。本実施例が上記実施例と異なる点
は内管2の長さを受熱板13の範囲までとした点のみで
あり、その他の構成は同一であるので、同一部分には同
一符号を付してその説明は省略する。同図に示すよう
に、内管2から吹き出された冷却水は外管1の冷却水と
合流した後、それぞれの水路を通り冷却を繰り返す。な
お、最も熱を受ける部分に対して内管の一部に設けた孔
3からシャワー状の冷却を行った後、スワール管構造に
する。このようにして管内を流れる冷却水の循環を行う
ことで、より冷却能力が増加する。
【0019】図3は本発明のさらに他の実施例の断面図
であり、図1の実施例と相違する点はスワール管のスワ
ールテープ12により外管1と内管2を固定した構成の
みであり、その他の構成は同一であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。
であり、図1の実施例と相違する点はスワール管のスワ
ールテープ12により外管1と内管2を固定した構成の
みであり、その他の構成は同一であるので、同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0020】図4は本発明の別な実施例の部分断面図で
ある。本実施例は核融合機器受熱部(ダイバータ等)1
3に2重管冷却構造を適用した例である。その他の構成
は同一であるので、その説明は省略する。
ある。本実施例は核融合機器受熱部(ダイバータ等)1
3に2重管冷却構造を適用した例である。その他の構成
は同一であるので、その説明は省略する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
イオンによる熱負荷は一方向からのみであるので内管よ
りシャワー状に吹き出す冷却水により集中的な冷却が可
能であり、効率のよい冷却が行える。また、内管より吹
き出される冷却水により常に管壁近傍に新しい冷却水を
与えることができるので、管壁に生じる膜沸騰の防止も
行える。しかも、熱負荷部に常に低温の冷却水が接触す
るため、耐熱負荷性が向上する。さらに、スワール管の
適用による流量の問題は冷却水の流速を小さくできるこ
とにより流量が減少され、冷却系システム全体の小型化
が可能になる、という利点を有する。
イオンによる熱負荷は一方向からのみであるので内管よ
りシャワー状に吹き出す冷却水により集中的な冷却が可
能であり、効率のよい冷却が行える。また、内管より吹
き出される冷却水により常に管壁近傍に新しい冷却水を
与えることができるので、管壁に生じる膜沸騰の防止も
行える。しかも、熱負荷部に常に低温の冷却水が接触す
るため、耐熱負荷性が向上する。さらに、スワール管の
適用による流量の問題は冷却水の流速を小さくできるこ
とにより流量が減少され、冷却系システム全体の小型化
が可能になる、という利点を有する。
【図1】同図(A)は本発明の一実施例の斜視図、同図
(B)は同図(A)のX部分の断面図。
(B)は同図(A)のX部分の断面図。
【図2】同図(A)は本発明の他の実施例の斜視図、同
図(B)は同図(A)のY部分の断面図。
図(B)は同図(A)のY部分の断面図。
【図3】本発明のさらに他の実施例のスワール管部分の
断面図。
断面図。
【図4】本発明の別な実施例の部分断面図。
【図5】従来の中性粒子入射装置の断面図。
【図6】同図(A)は従来の中性粒子入射装置の斜視
図、同図(B)は同図(A)のZ部分の断面図。
図、同図(B)は同図(A)のZ部分の断面図。
1…外管、2…内管、3…孔、4…ストッパー、5…真
空容器、6…イオン源、7…電子偏向磁石、8…中性化
セル、9…イオン偏向磁石、10…正イオンビームダン
プ、11…負イオンビームダンプ、12…スワールテー
プ、13…受熱板、14…冷却管(スワール管)、1
5,15’…冷却水出口ヘッダー管、16,16’…冷
却水入口ヘッダー管、17,17’…ポンプ、18,1
8’…水路。
空容器、6…イオン源、7…電子偏向磁石、8…中性化
セル、9…イオン偏向磁石、10…正イオンビームダン
プ、11…負イオンビームダンプ、12…スワールテー
プ、13…受熱板、14…冷却管(スワール管)、1
5,15’…冷却水出口ヘッダー管、16,16’…冷
却水入口ヘッダー管、17,17’…ポンプ、18,1
8’…水路。
Claims (1)
- 【請求項1】 中性粒子入射装置および核融合機器の高
温受熱板に設けられる冷却管において、前記冷却管を2
重管とし、外管より内管の圧力を高めると共に内管の一
部に孔を設け、この孔より熱負荷部に対して冷却水を噴
出させるように構成したことを特徴とする冷却管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5044021A JPH06258467A (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 冷却管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5044021A JPH06258467A (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 冷却管 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06258467A true JPH06258467A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=12680016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5044021A Pending JPH06258467A (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 冷却管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06258467A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100901736B1 (ko) * | 2008-06-19 | 2009-06-09 | 한국에너지기술연구원 | Ft 슬러리 기포탑 반응기의 반응열 제거용 냉각장치 |
KR100986751B1 (ko) * | 2009-09-17 | 2010-10-08 | 한국에너지기술연구원 | Ft 슬러리 기포탑 반응기의 반응열 제거용 다단분리형 냉각장치 |
KR100986745B1 (ko) * | 2009-09-10 | 2010-10-08 | 한국에너지기술연구원 | Ft 슬러리 기포탑 반응기의 반응열 제거용 상향류 공급형 냉각장치 |
KR100986750B1 (ko) * | 2009-09-17 | 2010-10-08 | 한국에너지기술연구원 | Ft 슬러리 기포탑 반응기의 반응열 제거용 순환형 냉각장치 |
WO2011043508A1 (ko) * | 2009-10-07 | 2011-04-14 | 한국에너지기술연구원 | Ft 슬러리 기포탑 반응기의 반응열 제거용 혼합형 냉각장치 |
-
1993
- 1993-03-04 JP JP5044021A patent/JPH06258467A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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