JPH06258292A - 斜角超音波探傷装置 - Google Patents

斜角超音波探傷装置

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JPH06258292A
JPH06258292A JP5108721A JP10872193A JPH06258292A JP H06258292 A JPH06258292 A JP H06258292A JP 5108721 A JP5108721 A JP 5108721A JP 10872193 A JP10872193 A JP 10872193A JP H06258292 A JPH06258292 A JP H06258292A
Authority
JP
Japan
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echo
defect
inspected
gate
amplifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP5108721A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigetoshi Hyodo
繁俊 兵藤
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP5108721A priority Critical patent/JPH06258292A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検査材の位置変動に対応して欠陥エコーを
抽出する斜角超音波探傷装置を提供する。 【構成】 部分水浸タンク10内に所定角度に取付けられ
た探触子1は発振器3にて励振され、超音波を被検査材
2に斜めに入射し、そのエコーが第1増幅器4及び第2
増幅器61へ与えられるようになっている。表面エコー判
別部6の第2増幅器61は微小な表面エコーも検出できる
よう増幅倍率が設定されており、増幅されたエコーはS
ゲート62にて表面エコーのタイミングのみ通過され、大
きさ判定器63にて表面エコーと判定される。表面エコー
が判定されるとそれに基づいて、欠陥検出ゲート調整器
7が欠陥検出ゲート5のタイミングを調整し、それによ
って欠陥検出ゲート5は第1増幅器4から与えられたエ
コーの内、欠陥エコーのみを抽出してこれを欠陥判別器
8に与えるようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管及び棒等の被検査材に
超音波を斜めに入射させて探傷を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】被検査材として例えば溶接管には、溶接
部の欠陥を探傷するために超音波を利用した水浸探傷を
行う装置が用いられている。水浸探傷装置としては、部
分水浸タンク内に、溶接管の搬送領域から所定距離隔て
て、その超音波が溶接管に斜めに入射するように、探触
子を所要個数取付け、溶接管が部分水浸タンク内に搬送
されると、該溶接管に探触子から超音波を斜めに入射し
て、溶接部の欠陥を探傷するようになされた部分水浸斜
角探傷装置がある。このような斜角探傷装置において
は、得られたエコーから欠陥エコーのみを抽出して欠陥
の大きさ及び種類等を判別するために、超音波を発振し
てから所定時間経過後に所要時間領域のゲートを設定
し、該ゲートを通過したエコーを欠陥エコーとするよう
になされていた。
【0003】図3は従来の欠陥信号とゲート信号との関
係を示すタイミングチャートであり、図中Tは発振波、
Sは被検査材表面で反射した表面エコー、Fは被検査材
中の欠陥から反射した欠陥エコー、Gはゲート信号であ
る。図3の如くゲート信号Gは、発振波Tの立ち上がり
を検出した後所定時間(t)経過してオンし、欠陥エコ
ーFが全て通過するに要するよりやや長い時間経てから
オフするように設定されており、これによって検出した
エコーから発振波T及び表面エコーSを除いて欠陥エコ
ーFのみを抽出するようになされている。
【0004】しかし、例えば被検査材の端部では被検査
材の曲りが生じていることがあり、被検査材の位置変動
が生じて探触子との距離が変化する。そして被検査材と
探触子との間の距離が変わると検出されるエコーのタイ
ミングが変化するため、被検査材が探触子から離れた場
合には、表面エコーSがゲート信号Gの時間領域に入っ
て欠陥と誤検出され、また被検査材が探触子に接近した
場合には、欠陥エコーFがゲート信号Gの時間領域から
外れて欠陥の見逃しが発生するという問題があった。
【0005】このため例えば超音波を被検査材に垂直に
入射させる垂直探傷装置においては、被検査材の位置変
動に対応するべく、表面エコーを検出してから所定時間
経過後ゲート信号をオンするようになされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら垂直探傷
装置では、超音波を被検査材に垂直に入射させるため、
検出感度を欠陥の検出に適した感度としても、被検査材
表面における明確な反射エコーを得ることができるが、
斜角探傷装置では、超音波を被検査材に斜めに入射させ
るため、検出される表面エコーは被検査材の表面粗さに
よる反射エコーであるのでその値が非常に小さく、また
反射率も検査部分によって大きく変動するため、欠陥の
検出に適した検出感度では表面エコーを検出し得ない場
合がある。また微小な表面エコーを検出し得るように検
出感度を高くすると、検出する必要がない欠陥まで検出
されて適正な検査ができないという問題があった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは欠陥検出とは別に微
小な表面エコーを検出し得るように増幅した検出エコー
によって表面エコーを判断し、該判断結果に基づいてゲ
ートをオンするタイミングを調整することによって、被
検査材の位置変動に対応して欠陥エコーを抽出する斜角
超音波探傷装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る斜角超音波
探傷装置は、被検査材に超音波を斜めに入射させ、これ
のエコーを受信することにより欠陥を検出する斜角超音
波探傷装置において、前記エコーを所要倍率増幅し、前
記被検査材の欠陥で反射した欠陥エコーを検出する欠陥
エコー検出手段と、前記エコーを前記欠陥エコー検出手
段より大きくなるよう所要倍率増幅し、所定時間内に所
定値以上の増幅エコーが現れた場合に表面エコーと判断
する表面エコー判断手段と、前記表面エコー判断手段の
結果に基づいて前記欠陥エコー検出手段におけるゲート
のタイミングを調整するゲート調整手段とを備えること
を特徴とする。
【0009】
【作用】図2は本発明に係る表面エコー,欠陥エコー及
びゲート信号の関係を示すタイミングチャートであり、
図中(a)は欠陥エコー検出手段におけるエコー、
(b)はゲート調整手段によって調整されたゲート信
号、(c)は表面エコー判断手段に現れるエコーであ
る。図2(a)の如く、欠陥エコー検出手段の検出感度
は欠陥を検出するに適した感度になされているため、表
面エコーSは非常に小さい。そのため図2(c)の如
く、表面エコー判断手段は欠陥エコー検出手段より大き
い所要倍率でエコーを増幅し、所定時間内に予め定めた
値以上の増幅エコーが現れた場合表面エコーSと判断す
る。そして図2(b)の如く、表面エコー判断手段によ
って表面エコーSが判断されると、ゲート調整手段によ
って例えば前記表面エコーSの立ち上がりからts時間
後にオンするようにゲート信号を調整する。これによっ
て斜角超音波探傷装置において、欠陥エコーFに影響す
ることなく表面エコーSを増幅することによって確実に
表面エコーSを検出し、該表面エコーSに基づいてゲー
トGのタイミングを調整できるため、被検査材の位置変
動に対応して欠陥エコーFのみを抽出できる。
【0010】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て具体的に説明する。図1は本発明に係る斜角超音波探
傷装置の構成を示すブロック図であり、図中1は探触子
である。探触子1はこれが出射する超音波が被検査材2
に対して所要の入射角となるように部分水浸タンク10内
に取付けられており、部分水浸タンク10内には所定の手
段によて水が充填されるようになっている。そして被検
査材2を回転させながら図中白抜き矢符方向へ部分水浸
タンク10内に搬送することによって、被検査材2の全
周,全長を探傷するようになっている。
【0011】探触子1は発振器3により所定周期毎に励
振させられ、超音波を被検査材2へ斜めに入射する。こ
のように被検査材2へ斜めに入射された超音波は該被検
査材2の外表面及び欠陥等の反射源にて反射し、エコー
として探触子1により検出される。この検出されたエコ
ーは第1増幅器4及び表面エコー判断部6に備えられた
第2増幅器61に与えられる。第1増幅器4はその増幅倍
率が欠陥を検出するに適した値に設定されており、探触
子1より与えられたエコーを増幅して欠陥検出ゲート5
へ与える。
【0012】表面エコー判断部6は、前記第2増幅器6
1,所要エコーを通過するSゲート62及び通過したエコ
ーの大きさを判定する大きさ判定器63をこの順に構成し
てある。第2増幅器61の増幅倍率は、前記第1増幅器4
より大きく、微小な表面エコーをも検出し得る値に設定
されており、またSゲート62のゲート信号は標準試験材
を用いた場合に検出される表面エコーのタイミングを基
準として、被検査材の位置変動を考慮した幅に設定され
ており、更に大きさ判定器63は第2増幅器61の増幅倍率
に応じた所定値が設定されている。
【0013】第2増幅器61は探触子1より与えられたエ
コーを設定された倍率で増幅してSゲート62へ与え、S
ゲート62は設定されたゲート信号に応じたエコーを通過
させて大きさ判定器63に与える。そして大きさ判定器63
は与えられたエコーが所定値以上である場合、そのエコ
ーは表面エコーであるとして信号を欠陥検出ゲート調整
器7へ与える。
【0014】このようにして表面エコー判断部6から信
号が与えられると欠陥検出ゲート調整器7は、大きさ判
定器63におけるエコーの立ち上がりからts時間後をゲ
ートの開始タイミングとした信号を、欠陥検出ゲート5
へ与える。欠陥検出ゲート5は、前述した第1増幅器4
から与えられたエコーの内、この開始タイミング後tw
間のエコーを欠陥エコーとして通過させる。そしてこの
ようにして抽出された欠陥エコーは、欠陥の大きさ,種
類等を判別する欠陥判別器8へ与えられ、ここで欠陥が
判別される。
【0015】なお本実施例においては探触子を定位置に
設け、被検査材を回転進搬送しながらその測定部分を水
に浸漬する方法について説明したが、本発明はこれに限
るものではなく、被検査材を非回転進搬送し、探触子を
被検査材周りに回転させる方法であってもよく、また被
検査材全体を水に浸漬する方法であってもよいことはい
うまでもない。
【0016】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明の斜角超音波探
傷装置にあっては、被検査材に斜めに入射させる超音波
であっても、被検査材の表面エコーを確実に検出するこ
とができ、検出した表面エコーに基づいて欠陥検出ゲー
トを調整するため、被検査材の端部等その位置変動が生
じる場合であっても、斜角法による被検査材の欠陥検出
を可能とする等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る斜角超音波探傷装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本発明に係る表面エコー,欠陥エコー及びゲー
ト信号の関係を示すタイミングチャートである。
【図3】従来の欠陥信号とゲート信号との関係を示すタ
イミングチャートである。
【符号の説明】
1 探触子 2 被検査材 3 発振器 4 第1増幅器 5 欠陥検出ゲート 6 表面エコー判断器 7 欠陥検出ゲート調整器 61 第2増幅器 63 大きさ判定器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査材に超音波を斜めに入射させ、こ
    れのエコーを受信することにより欠陥を検出する斜角超
    音波探傷装置において、 前記エコーを所要倍率増幅し、前記被検査材の欠陥で反
    射した欠陥エコーを検出する欠陥エコー検出手段と、前
    記エコーを前記欠陥エコー検出手段より大きくなるよう
    所要倍率増幅し、所定時間内に所定値以上の増幅エコー
    が現れた場合に表面エコーと判断する表面エコー判断手
    段と、前記表面エコー判断手段の結果に基づいて前記欠
    陥エコー検出手段におけるゲートのタイミングを調整す
    るゲート調整手段とを備えることを特徴とする斜角超音
    波探傷装置。
JP5108721A 1993-03-05 1993-03-05 斜角超音波探傷装置 Pending JPH06258292A (ja)

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JP5108721A JPH06258292A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 斜角超音波探傷装置

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JPH06258292A true JPH06258292A (ja) 1994-09-16

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JP5108721A Pending JPH06258292A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 斜角超音波探傷装置

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