JPH06257813A - クリーンルーム内の気流調整装置及び運転停止後の清浄度維持装置 - Google Patents

クリーンルーム内の気流調整装置及び運転停止後の清浄度維持装置

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JPH06257813A
JPH06257813A JP4280693A JP4280693A JPH06257813A JP H06257813 A JPH06257813 A JP H06257813A JP 4280693 A JP4280693 A JP 4280693A JP 4280693 A JP4280693 A JP 4280693A JP H06257813 A JPH06257813 A JP H06257813A
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JP
Japan
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clean room
air
grating
opening
chamber
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Withdrawn
Application number
JP4280693A
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English (en)
Inventor
Shigeo Honda
重夫 本田
Hiroshi Kagoyama
宏 籠山
Hiroaki Abe
宏昭 阿部
Kazutomo Isono
一智 磯野
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Asahi Kogyosha Co Ltd
Original Assignee
Asahi Kogyosha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーンルーム内の気流分布を調整でき、ま
た送風ファンの停止後でもクリーンルームの清浄度を維
持できることを可能とする。 【構成】 クリーンルーム1の上部にフィルター3を介
して給気チャンバー4を設け、クリーンルーム1の下部
に、床面となる多数のグレーチング5を設けると共にそ
の下方に還気チャンバー6を形成し、上記給気チャンバ
ー4からフィルター3を介してクリーンルーム1に流入
し、グレーチング5を介して還気チャンバー6に流れる
クリーンルーム1内の気流を調整するクリーンルーム内
の気流調整装置において、各グレーチング5の下方に設
けられそのグレーチング5の開口の開度を調整する可動
シャッター16と、各グレーチング5の開口に臨んで設
けられた風速計18と、その風速計18の検出値に応じ
て開度を調節すべく可動シャッターを駆動する駆動手段
17とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーンルーム内の清
浄空気の流れを調整すると共にクリーンルーム運転停止
後のクリーンルーム内の清浄度を保つためのクリーンル
ーム内の気流調整装置及び運転停止後の清浄度維持装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にクリーンルームは、その上部にフ
ィルターを介して清浄空気を吹き出す給気チャンバーが
配置され、下部にグレーチングなどを介して清浄空気を
吸い込む還気チャンバーが配置されて形成され、給気チ
ャンバーからフィルターを介してクリーンルームに吹き
出された清浄空気がクリーンルームを降下して還気チャ
ンバーに吸い込まれ、適宜換気用の外気が混入されて再
度クリーンルームに循環されるようになっている。
【0003】従来、このクリーンルームへの清浄空気の
循環は、種々のものが提案されている。図4は、クリー
ンルームfとは別置きの空気調和機aで清浄空気を循環
するものである。図において、部屋lの上部がフイルタ
ーeで仕切られ、その上方に給気チャンバーdが形成さ
れ、その下方にクリーンルームfが形成されると共に部
屋lの下部に床面となるクレーチングgが設けられ、そ
の下方に還気チャンバーhが形成される。この還気チャ
ンバーhと給気チャンバーdとは空気循環通路jで接続
される。すなわち還気チャンバーhには、還気ダクトi
を介して空気調和機aの吸込み側が接続され、その空気
調和機aの吹出し側が給気ダクトcを介して給気チャン
バーdに接続される。空気調和機aの送風ファンbより
供給空気は、給気ダクトcを経て給気チャンバーdに流
れ、フイルターeを通して清浄空気とされてクリーンル
ームfに吹出される。クリーンルームfに吹出された清
浄空気は図示の矢印のように降下してクリーンルームf
からグレーチングgを介して還気チャンバーhに流れ、
還気ダクトiを通して空気調和機aに戻る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら従来
例においては、クリーンルームf内を降下する気流は、
5m/s前後にされるが、必ずしも面全体で均一に降下
しているとはいいがたく、各箇所で気流の分布にムラが
あっても運転中これを調整することはできない問題があ
る。
【0005】またクリーンルームfに空気を循環する送
風ファンbが停止した時、例えば電気検査時,クリーン
ルームの補修点検,送風ファンの点検,停電時など、比
較的短時間でクリーンルームfの清浄度が低下する問題
がある。すなわち送風ファンbの停止により空気の循環
がなくなり、サプライ側やレターン側から外気が侵入し
たり、壁面や通路や還気チャンバーhの粒子が再飛散し
て清浄度を悪くする。
【0006】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、クリーンルーム内の気流分布を調整でき、また送風
ファンの停止後でもクリーンルームの清浄度を維持でき
るクリーンルーム内の気流調整装置及び運転停止後の清
浄度維持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、クリーンルームの上部にフィルターを
介して給気チャンバーを設け、クリーンルームの下部
に、床面となる多数のグレーチングを設けると共にその
下方に還気チャンバーを形成し、上記給気チャンバーか
らフィルターを介してクリーンルームに流入し、グレー
チングを介して還気チャンバーに流れるクリーンルーム
内の気流を調整するクリーンルーム内の気流調整装置に
おいて、各グレーチングの下方に設けられそのグレーチ
ングの開口の開度を調整する可動シャッターと、各グレ
ーチングの開口に臨んで設けられた風速計と、その風速
計の検出値に応じて開度を調節すべく可動シャッターを
駆動する駆動手段とを備えたクリーンルーム内の気流調
整装置であり、またクリーンルームの上部にフィルター
を介して給気チャンバーを設け、クリーンルームの下部
に、床面となる多数のグレーチングを設けると共にその
下方に還気チャンバーを形成し、上記給気チャンバーか
らフィルターを介してクリーンルームに流入し、グレー
チングを介して還気チャンバーに流れるクリーンルーム
内の気流が停止した際のクリーンルーム運転停止後の清
浄度維持装置において、各グレーチングの下方に、運転
停止後グレーチングの開口を全閉する可動シャッターを
設けたクリーンルーム運転停止後の清浄度維持装置であ
る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、グレーチングの下方に可
動シャッターを設けておき、各グレーチングの開口を通
る気流の風速を風速計で検出し、各グレーチングの開口
を通る降下流が均一になるよう可動シャッターで開度を
調整することで気流分布が均一になる。また送風ファン
が停止した後は、可動シャッターで開口を全閉とするこ
とで、還気チャンバー内の粒子がクリーンルーム内に再
飛散することを防止でき、クリーンルームの清浄度を維
持できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適実施例を添付図面に基づ
いて説明する。
【0010】図1において、1は工場や研究室などの部
屋2内に形成されるクリーンルームで、その上部にフィ
ルター3を介して給気チャンバー4が形成され、また下
部に床面となるグレーチング5が多数設けられ、その下
方に還気チャンバー6が形成される。
【0011】この還気チャンバー6と給気チャンバー4
とは空気循環通路7で接続される。すなわち還気チャン
バー6には、還気ダクト8を介して空気調和機9の吸込
み側が接続され、その空気調和機9の吹出し側が給気ダ
クト10を介して給気チャンバー4に接続される。空気
調和機9には、熱交換器11と送風ファン12が設けら
れる。クリーンルーム1の運転時は、空気調和機9の送
風ファン12の駆動により還気チャンバー6内の空気を
吸引し、熱交換器11で空調した後、給気ダクト10を
介して給気チャンバー4に送風され、さらに給気チャン
バー4からフィルター3を通して清浄化された空気がク
リーンルーム1内で矢印13に示すような降下流とな
り、グレーチング5の開口14を通って還気チャンバー
6に流れ、再度空気調和機9で循環される。また空気調
和機9には適宜外気導入ダクト15が接続される。
【0012】さて本発明においては、各グレーチング5
の下方に可動シャッター16が設けられ、その可動シャ
ッター16が電動モータなどの駆動手段17で、グレー
チング5の開口14の開度を調整できるようになってい
る。また開口14の下方には、開口14を通る空気の風
速を検出する風速計18が設けられ、この風速計18の
検出値が制御装置19に入力され、その検出値に基づい
て制御装置19が駆動手段17に出力して可動シャッタ
ー16を移動して開口14の開度を調整するようになっ
ている。
【0013】このグレーチング5と可動シャッター16
とを図2によりさらに詳しく説明する。
【0014】先ず、図2(a)に示すようにグレーチン
グ5は、部屋2の底部に縦横に設けた根太ビーム20上
に敷設されて設けられる。このグレーチング5の下方に
は円盤上の可動シャッター16が回転自在に設けられ
る。グレーチング5に設けられる開口14は、図2
(b)に示すよう、その下方の可動シャッター16内で
放射状に多数設けられ、かつ可動シャッター16にも、
グレーチング5の開口14と対応した開口21が設けら
れる。
【0015】次に上記実施例の作用を説明する。
【0016】先ずクリーンルーム運転時、空気調和機9
の送風ファン12が駆動されると、ファン12から吹き
出された空気は、給気チャンバー4に流入し、フィルタ
ー3を通して清浄空気としてクリーンルーム1に流れ込
み、その後グレーチング5の各開口14を通して還気チ
ャンバー6へ流れ、再度空気調和機9の送風ファン12
で循環される。
【0017】このクリーンルーム運転中に、制御装置1
9は各グレーチング5の開口14を通る降下流を風速計
18で検出し、それぞれの風速計18での検出風速が同
じになるように可動シャッター16の開口21の回転位
置を調整して開口14の開度を所定開度に調整する。
【0018】このように各グレーチング5の開口14を
通る清浄空気の風速を同じにすることでクリーンルーム
1内の面方向での降下流にムラがなく、風速分布の均一
な降下流とすることができる。
【0019】また、このクリーンルーム運転中に送風フ
ァン12が停止した時、例えば電気検査時,クリーンル
ームの補修点検,送風ファンの点検時など、ファン12
による空気の循環が停止されるため、停止後はクリーン
ルーム1内の清浄度が低下してくる。
【0020】そこで、可動シャッター16でグレーチン
グ5の開口14を全閉にすることで、クリーンルーム1
内は、完全に閉じた空間となり、その清浄度を維持でき
る。
【0021】図3は、図2に示したグレーチング5と可
動シャッター16の変形例を示したものである。
【0022】この図3において、グレーチング5の開口
14を格子状に形成し、可動シャッター16にもその格
子状の開口21を形成し、その可動シャッター16を、
駆動手段17で、図示の矢印で示すようにスライドして
開口14の開度を調整するようにしたものである。
【0023】なお本発明は上述した実施例に限定される
ものでなく、グレーチング5の開口14と可動シャッタ
ー16の形状は、種々のものがあり、要はグレーチング
5を通る空気量を調整できるものであれば、いかなるも
のでもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように本
発明によれば次のごとき優れた効果を発揮する。
【0025】(1) 請求項1によれば、各グレーチングの
開口の開度を調整することでクリーンルーム内の降下流
を均一なものとすることができる。
【0026】(2) 請求項2によれば、送風ファンが停止
した後に、各グレーチングの開口を可動シャッターで全
閉にすることで、クリーンルーム内を密閉した状態にで
き、クリーンルーム内の清浄度を維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】図1の要部を示す図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 クリーンルーム 3 フィルター 4 給気チャンバー 5 グレーチング 6 還気チャンバー 14 開口 16 可動シャッター 17 駆動手段 18 風速計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 磯野 一智 東京都港区浜松町1−25−7 株式会社朝 日工業社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーンルームの上部にフィルターを介
    して給気チャンバーを設け、クリーンルームの下部に、
    床面となる多数のグレーチングを設けると共にその下方
    に還気チャンバーを形成し、上記給気チャンバーからフ
    ィルターを介してクリーンルームに流入し、グレーチン
    グを介して還気チャンバーに流れるクリーンルーム内の
    気流を調整するクリーンルーム内の気流調整装置におい
    て、各グレーチングの下方に設けられそのグレーチング
    の開口の開度を調整する可動シャッターと、各グレーチ
    ングの開口に臨んで設けられた風速計と、その風速計の
    検出値に応じて開度を調節すべく可動シャッターを駆動
    する駆動手段とを備えたことを特徴とするクリーンルー
    ム内の気流調整装置。
  2. 【請求項2】 クリーンルームの上部にフィルターを介
    して給気チャンバーを設け、クリーンルームの下部に、
    床面となる多数のグレーチングを設けると共にその下方
    に還気チャンバーを形成し、上記給気チャンバーからフ
    ィルターを介してクリーンルームに流入し、グレーチン
    グを介して還気チャンバーに流れるクリーンルーム内の
    気流が停止した際のクリーンルーム運転停止後の清浄度
    維持装置において、各グレーチングの下方に、運転停止
    後グレーチングの開口を全閉する可動シャッターを設け
    たことを特徴とする運転停止後の清浄度維持装置。
JP4280693A 1993-03-03 1993-03-03 クリーンルーム内の気流調整装置及び運転停止後の清浄度維持装置 Withdrawn JPH06257813A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4280693A JPH06257813A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 クリーンルーム内の気流調整装置及び運転停止後の清浄度維持装置

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JP4280693A JPH06257813A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 クリーンルーム内の気流調整装置及び運転停止後の清浄度維持装置

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JPH06257813A true JPH06257813A (ja) 1994-09-16

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ID=12646207

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JP4280693A Withdrawn JPH06257813A (ja) 1993-03-03 1993-03-03 クリーンルーム内の気流調整装置及び運転停止後の清浄度維持装置

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JP (1) JPH06257813A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003065577A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Hitachi Ltd ファンフィルタユニット制御システム及びそのシステムを備えたクリーンルーム
KR100430233B1 (ko) * 2001-07-27 2004-05-04 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정디스플레이에 대한 스토커의 청정시스템
JP2007263532A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Dainippon Printing Co Ltd 風速分布調整装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100430233B1 (ko) * 2001-07-27 2004-05-04 엘지.필립스 엘시디 주식회사 액정디스플레이에 대한 스토커의 청정시스템
JP2003065577A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Hitachi Ltd ファンフィルタユニット制御システム及びそのシステムを備えたクリーンルーム
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Effective date: 20000509