JPH06257428A - 内燃機関の冷却装置 - Google Patents

内燃機関の冷却装置

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JPH06257428A
JPH06257428A JP4405893A JP4405893A JPH06257428A JP H06257428 A JPH06257428 A JP H06257428A JP 4405893 A JP4405893 A JP 4405893A JP 4405893 A JP4405893 A JP 4405893A JP H06257428 A JPH06257428 A JP H06257428A
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water pump
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Yoshiaki Nonogaki
良明 野々垣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジョイントホース等の別部品を必要とするこ
となく、十分な冷却水量を確保することが可能な内燃機
関の冷却装置を提供する。 【構成】 ウォータポンプ9をシリンダヘッド4に設
け、該ウォータポンプの容積室13a内の略最高位置と
シリンダヘッド4のウォータジャケット21とを連通す
るウォータ通路20をシリンダヘッド4に形成する。ま
た、該ウォータ通路20の少なくとも一部20aを上記
最高位置より高所に位置させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却水をシリンダヘッ
ド内のウォータジャケットに供給するようにした内燃機
関の冷却装置に関し、詳細にはジョイント等の別部品を
必要とすることなく、十分な冷却水量を確保できるよう
にしたウォータポンプ,及びウォータ通路の配置位置,
形状等の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷却水をシリンダヘッドのウォー
タジャケットに供給する冷却装置として、例えば特開昭
61−175217号公報に開示されているように、ウ
ォータポンプをシリンダブロック側に配置し、該ポンプ
とシリンダヘッドのウォータジャケットとを別部品から
なるジョイントホースで連通接続したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記従来の冷
却装置では、別部品としてのジョイントホースが必要で
あり、従ってそれだけ部品点数,及び組付工数が増加す
るという問題がある。
【0004】そこで上記ジョイントホースを廃止するこ
とを狙ってシリンダヘッド側に直接ウォータポンプを配
置することも考えられる。しかしこの場合、ウォータポ
ンプ内の最高位置がシリンダヘッド内のウォータジャケ
ット内の最高位置より高くなると、冷却水の交換等を行
うメンテナンスの際にポンプ内の空気が抜けず、ポンプ
の機能上の不具合が生じることが考えられる。この問題
を回避するには、ウォータポンプ内の最高位置がウォー
タジャケット内の最高位置に比較して低くなるように、
小型のウォータポンプを採用せざるを得ない。しかし小
型のウォータポンプを採用すると、冷却水量が不足して
十分な冷却能力が得られない場合が生じる。
【0005】本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ
たもので、ジョイントホース等の別部品を必要とするこ
となく、十分な冷却水量を確保することが可能な内燃機
関の冷却装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、ウォー
タポンプをシリンダヘッドに設け、該ウォータポンプの
容積室内の略最高位置とシリンダヘッドのウォータジャ
ケットとを連通するウォータ通路をシリンダヘッドに形
成し、該ウォータ通路の少なくとも一部を上記最高位置
より高所に位置させたことを特徴とする内燃機関の冷却
装置である。
【0007】
【作用】本発明の冷却装置によれば、ウォータポンプを
シリンダヘッドに直接配設し、該ウォータポンプとウォ
ータジャケットとをシリンダヘッドに形成されたウォー
タ通路で連通したので、上述の別部品としてのジョイン
トホースは不要であり、従ってそれだけ部品点数,組付
工数を削減できる。
【0008】また上記ウォータ通路の一部をウォータポ
ンプ内最高位置より高所に位置させ、該高所にウォータ
ポンプ内を連通させたので、ウォータポンプ内の最高位
置がウォータジャケットの最高位置より高くなるような
大型のウォータポンプを採用した場合でも、ポンプ内に
空気が溜まることはなく、従って上記大型のポンプの採
用が可能であり、十分な冷却水量が確保できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1ないし図3は本発明の一実施例によるエンジン
の冷却装置を説明するための図であり、図1は該実施例
エンジンの正面図、図2はポンプ部分の正面図、図3は
図1のIII-III 線断面図である。
【0010】図において、1は本実施例の冷却装置が採
用されたエンジンであり、これは下側合面にオイルパン
3が取り付けられたシリンダブロック2と、該ブロック
2の上側合面に積層締結されたシリンダヘッド4と、該
シリンダヘッド4上に被せられたヘッドカバー5とを備
えている。
【0011】6はクランク軸の外方突出端部に装着され
たクランクプーリであり、該プーリ6はこれに噛合した
歯付ベルト7を介してカム軸の外方突出端部に装着され
たカムプーリ8,及び後述するウォータポンプ9の外端
部に装着されたポンププーリ10を駆動している。な
お、11はベルト7の方向を規制するアイドラプーリ、
12はベルト7の緩みを吸収するテンショナプーリであ
る。
【0012】上記ウォータポンプ9は、上記シリンダヘ
ッド4の外壁面に凹設されたポンプベース13と、これ
にボルト14で着脱可能に装着されたポンプカバー15
と、該ポンプカバー15によって軸受16を介して軸支
されたポンプ軸17と、該ポンプ軸17の内端部に固着
されたインペラ18と、該ポンプ軸17の外端部に固定
された上記ポンププーリ10とを備えている。
【0013】上記ポンプベース13は、図2に示すよう
にポンプ容積室を構成する円形凹部13aの周縁にフラ
ンジ部13bを形成してなるものである。そしてこのポ
ンプベース13の裏面側(図3左側)には吸込通路4a
が形成されている。該吸込通路4aの下流端は上記ポン
プベース13のインペラ軸線部分に開口し、上流端はシ
リンダヘッド前壁4bに開口しており、該開口にウォー
タインレット19が接続されている。
【0014】また上記ポンプベース13内の、ひいては
本ウォータポンプ9の容積室内の略最高位置に形成され
た吐出口13cとシリンダヘッド4内のウォータジャケ
ット21とを連通するウォータ通路20が該シリンダヘ
ッド4に一体鋳造により形成されている。該ウォータ通
路20は、上記吐出口13cと上記ウォータジャケット
21とを結ぶ線よりさらに高所に拡がるように形成され
ており、また上記吐出口13cの真上付近にさらに上方
に膨らむように空気溜20aが形成されている。なお、
上記ウォータジャケット21は、ウォータ通路20との
接続部分のみが示されている。また13dはポンプベー
ス13の下端部付近に形成されたシリンダヘッド内ウォ
ータジャケットへの吐出口である。
【0015】さらにまた、上記シリンダヘッド4には、
上記空気溜20aからシリンダヘッド後壁4c側に延び
る空気抜き孔20bが形成されており、該空気抜き孔2
0bの外部開口22dは空気抜き弁22aを介してデガ
スボトル22bに接続されている。このデガスボトル2
2bは密閉式ラジエータ22cに接続されている。なお
上記空気抜き弁22aは通路を開閉するとともに、外部
に取り外すことにより上記空気溜20a内の空気を外部
に排出する。
【0016】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例の冷却装置によれば、冷却水はウォータ戻
りホース19からウォータポンプ9内に吸引され、ここ
で昇圧されて吐出口13c,及び13dから吐出され
る。吐出口13cから吐出された冷却水はウォータ通路
20を通ってシリンダヘッド4内のウォータジャケット
21に供給される。この場合、冷却水内の空気は、ウォ
ータ通路20が最高位置にあることから、該通路天壁部
分に溜まることとなる。従って必要に応じて空気抜き弁
22に開けることにより空気抜きが可能となる。
【0017】従って例えば冷却水の交換等のメンテナン
スの際には、空気抜き弁22を開いて冷却水を供給すれ
ばよい。するとポンプ内部,各通路内部の空気はウォー
タ通路20内に押し上げられて該部分に溜まり、空気溜
20aから空気抜き孔20bを通って外部に排出され
る。
【0018】このように本実施例によれば、ウォータポ
ンプ9をシリンダヘッド4に直接取り付け、該ポンプ9
の吐出口13cとシリンダヘッド4内のウォータジャケ
ット21とをシリンダヘッド4に形成されたウォータ通
路20で連通したので、別部品としてのジョイントホー
スが不要であり、それだけ部品点数,組付工数を削減で
きる。
【0019】また上記ウォータ通路20を上記吐出口1
3c及びウォータジャケット21より上方に拡大し、さ
らに上方に膨らむ空気溜20aを設けるとともに、該空
気溜20aを空気抜き孔20bで外部に連通させてたの
で、空気抜きを確実に行うことができる。その結果、ウ
ォータポンプとして、その内部の最高位置がウォータジ
ャケット21の最高位置より高くなるような大型のもの
も採用可能となり、十分な冷却水量を確保できる。
【0020】なお、上記実施例では、ウォータ通路20
の最高位置部分を空気抜き孔20bで外部に連通させた
が、この空気抜き孔20bは必ずしも必要ではない。こ
の空気抜き孔20bを設けない場合は、該ウォータ通路
内に空気が溜まることとなるが、ウォータポンプ9内に
空気が溜まることがない限り、実用上支障はない。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明に係る内燃機関の冷
却装置によれば、ウォータポンプをシリンダヘッドに直
接設けたので、別部品としてのジョイントホース等が不
要となり、部品点数及び組付工数を削減できる効果があ
る。
【0022】またウォータポンプとウォータジャケット
とを連通するウォータ通路にウォータポンプ容積室の最
高位置より高所に位置する部分を設け、ここにウォータ
ポンプを連通させたので、ポンプ内に空気が溜まるのを
防止でき、ウォータポンプとして、その最高位置がウォ
ータジャケット最高位置より高所に位置する大型のもの
の採用が可能となり、十分な冷却水量が確保でき、冷却
能力を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による冷却装置を備えたエン
ジンの正面図である。
【図2】上記実施例エンジンのウォータポンプ部分の正
面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 9 ウォータポンプ 4 シリンダヘッド 21 ウォータジャケット 20 ウォータ通路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォータポンプをシリンダヘッドに設
    け、該ウォータポンプの容積室内の略最高位置とシリン
    ダヘッドのウォータジャケットとを連通するウォータ通
    路をシリンダヘッドに形成し、該ウォータ通路の少なく
    とも一部を上記最高位置より高所に位置させたことを特
    徴とする内燃機関の冷却装置。
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