JPH062559A - ロータリエンジン - Google Patents

ロータリエンジン

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JPH062559A
JPH062559A JP15525292A JP15525292A JPH062559A JP H062559 A JPH062559 A JP H062559A JP 15525292 A JP15525292 A JP 15525292A JP 15525292 A JP15525292 A JP 15525292A JP H062559 A JPH062559 A JP H062559A
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rotor
rotation
piston
rotary shaft
stopper
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JP15525292A
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Tadao Akimoto
忠夫 秋元
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転軸の周囲にロータが真円回転され回転動
力を発生する、内燃式又はディーゼル式のロータリエン
ジンを提供する。 【構成】 回転動力を出力する回転軸1と、気筒室19
の内側約半分を形成する基部と2つのピストン部が設け
られ、回転軸1上で回転する第1,第2ロータと、ロー
タ3の動力を回転軸1へ伝達する動力伝達手段と、一方
のロータの回転を一時的に制止させるストッパ手段と、
前記基部の外側に円環状の気筒室19の外側約半分を形
成するハウジング部材とで構成されている. 【効果】 ロータ2,3の真円回転運動により発生した
回転動力をそのまま出力することが可能であり、回転ロ
スをなくすことができ、燃費効率、機械効率等を大きく
向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転軸の周囲にロー
タが真円回転され、直接回転動力を発生する、内燃式又
はディーゼル式のロータリエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の動力源として利用される内燃
機関としては、現在のところ、レシプロエンジンが一般
的である。ここで地球環境に優しい内燃機関を検討する
と、4サイクル機関に比較して、2サイクル機関は、フ
リクションとポンピングロスが少ない点で有利である
が、吸入と排気が同行程で行なわれる点が不利となって
いる。また、火花点火機関に比べると、ディーゼル機関
は、吸入口のスロットルバルブによるロスがなく燃費効
率が優れているが、機械効率の点は劣っている。このよ
うに、従来のエンジンはそれぞれ一長一短を有してお
り、必ずしも地球環境に優しいとは言えない。
【0003】ところで、上記レシプロエンジンに対し
て、ロータリエンジンは、構造がコンパクトで小形であ
るが大出力を得やすい。特に、ピストンによるシリンダ
への側圧衝突もなく、釣り合いもとりやすくて振動・騒
音の少ないバンケル式ロータリエンジンは現に実用に供
されている。このバンケル式ロータリエンジンは、ロー
タを回転軸に対して偏心させており、回転は真円運動で
なく、旋回運動によって回転動力を発生している。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】上述したバンケル式
ロータリエンジンは、ロータが偏心した旋回運動をする
ためにエキセントリックシャフトを必要とし、回転軸と
の間に回転ロスを生じて効率的な運動を期待できない。
また、ロータのアスペックシールによるシーリングが線
接触であるため、気密性が十分といえない。さらに、全
体に気筒室が偏平であるため、燃焼が完全に行われにく
い。NOxの発生は比較的少ないが、最近の社会的要請
に対しては必ずしも十分なレベルに達しているとはいえ
ない。
【0005】従って、本発明の目的は、ロータの真円回
転運動による回転軸への動力伝達を可能にして回転ロス
をなくし、燃費効率及び機械効率等を向上させ、NOx
を十分に低減可能なロータリエンジンを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、この発明に係るロータリエンジンは、図
面に実施例を示したとおり、発生した回転動力を出力す
る回転軸1と、気筒室19の内側約半分を形成する基部
201、301に約180°隔てた配置で2つのピスト
ン部202、203又は302、303が設けられ、前
記回転軸1上で同心に向い合わせて配置され交互に約1
80度づつ回転する関係の第1ロータ2及び第2ロータ
3と、前記第1ロータ2又は第2ロータ3の回転中の動
力を前記回転軸1へ伝達する動力伝達手段と、前記第1
ロータ2又は第2ロータ3の回転中に一方のロータの回
転を一時的に制止させ、燃焼行程開始時の前記ピストン
部202…の位置決めを行うストッパ手段と、前記第1
ロータ2の基部201及び第2ロータの基部301の外
側に円環状の気筒室19の外側約半分を形成し、かくし
て形成された気筒室19内に前記の各ピストン部202
…が気密的状態で回転可能に収納されており、前記回転
軸1及び第1,第2ロータ2、3並びに動力伝達手段を
支持し、更に前記ストッパ手段と燃料噴射孔11、排気
孔12及び吸気孔13を備えたハウジング部材とで構成
され、前記第1ロータ2及び第2ロータ3の合計4個の
ピストン部202…によって前記円環状の気筒室19が
ピストン部202…の回転方向へ順に燃焼・膨張室部分
19a,排気室部分19b,吸気室部分19c及び圧縮
室部分19dにそれぞれ形成され、一方のロータ2が燃
焼・膨張行程で回転される間、他方のロータ3は前記ス
トッパ手段により制止されて仕切り要素となり、第1ロ
ータ2及び第2ロータ3の交互の回転動力が前記動力伝
達手段によって前記回転軸1に連続回転として伝達する
ことを特徴とする。
【0007】また、本発明に係るロータリエンジンは、
その動力伝達手段が、ハウジング5に固定された固定カ
ム10と、回転軸1にスプライン26で係合され、かつ
前記固定カム10に当接して移動する関係とされ、前記
回転軸1と共に回転しながら軸方向にも移動する被動部
材9と、前記固定カム10と被動部材9との当接関係を
保持するスプリング8と、前記回転軸1にスプライン2
6で係合して軸方向に移動可能であり、前記被動部材9
の移動に従って移動し、その移動によって第1または第
2ロータ2、3の一方と係合し、係合したロータから回
転動力を受取るスリーブ7とで構成され、ストッパ手段
は、ロータ回転方向へのピストン部202…の移動に対
してはハウジング4の外方に逃げて前記ピストン部20
2…を制止せず、ロータ回転方向とは逆方向への前記ピ
ストン部の移動に対しては前記気筒室19内に突き出て
前記ピストン部を制止し、第1ロータ2または第2ロー
タ3の一方の回転中に他方のロータの回転を制止させて
仕切り要素とする第1ストッパ14と、前記第1ストッ
パ14の気筒室19内への突き出し動作に連動して前記
ピストン部の移動の制止を一時的に解除する第2ストッ
パ15とで構成され、ハウジング部材は、ロータ2、3
の基部201、301の外周に組み合わされ回転軸1を
中心とする円環状ドーナツ状の気筒室19の外側約半分
を形成するロータハウジング4と、ロータ2、3の両側
部を支持するサイドハウジング5(及びセンタハウジン
グ6を含む場合がある)とから成ること、をそれぞれ特
徴とする。
【0008】本発明に係るロータリエンジンは、吸気孔
が、ロータ2、3の回転方向に並ぶ配置で複数個13
a,13b、13c設けられ、各吸気孔に開閉弁131
が設けられ、前記の開閉弁131の開閉により圧縮比が
可変に構成されていることも特徴とする。
【0009】
【作用】燃料噴射孔11からの燃料噴射によって燃焼が
始まり、燃焼・膨張行程が拡大すると、その燃料圧力P
を受けるピストン部302をもつ第2ロータ3のみが回
転し、他方の第1ロータ2はそのピストン部202がス
トッパ部材14によって制止され回転しない(図9参
照)。前記一方の回転するロータ3のもう一つのピスト
ン部303は、同時に吸気室部分19cと圧縮室部分1
9dにおいて、吸気及び圧縮の各行程を行う(図1
0)。燃焼・膨張室部分19aのピストン部302…が
排気孔12をほぼ通過しきる位置までくると(図11参
照)、反対側のピストン部303がそれまで制止されて
いたロータ2のピストン部202と入れ代わって第1ス
トッパ14で制止される(図11の次の変化)。逆に、
それまで制止されていた第1ロータ2のピストン部20
2は、第2ストッパ15によって燃焼開始の位置に位置
決めされ(図11参照)、つづいて燃料が噴射されて始
まる燃焼・膨張行程に従って回転を始める。このよう
に、第1ロータ及び第2ロータ3は交互に約180度づ
つ間欠的に回転する。こうした二つのロータ2、3の交
互の約180°ずつの間欠回転は、動力伝達手段によっ
て回転軸1には連続回転として伝達される。
【0010】動力伝達手段を構成するカムの一種である
被動部材9は、固定カム10との当接関係によって、回
転軸1と一体に回転しながら、同時に軸方向に移動して
スリーブ7を軸方向へ移動させる。スリーブ7の軸方向
への移動により、その円板部71が、前述のように回転
する第1又は第2ロータ2、3に対して交互に係合し
て、各ロータの回転を回転軸1に連続回転として伝達す
る。
【0011】ストッパ手段の第1ストッパ14は、圧縮
行程のピストン部(例えば図10の303)が回転する
ことは制止せず、燃焼・膨張行程の仕切り要素として制
止されるべきピストン部(例えば図10の202)をロ
ータ回転方向とは逆方向への回転のみ制止する。第2ス
トッパ15は、燃焼行程が開始されるまでの間、燃焼・
膨張行程にあるピストン部(例えば図8の302)の位
置決めを行うため気筒室19内に突き出ている。そし
て、燃焼行程の開始と同時に第1ストッパ14の動きに
連動して第2ストッパ15はハウジング4の外方に逃が
され、前記ピストン部をもつロータの回転が始まる(図
9参照)。
【0012】各吸気孔13a〜13cに設けた開閉弁1
31を適宜閉めれば、圧縮行程の長さ(ロータ回転の円
周長さ)が変わる(図12〜図14参照)。
【0013】
【実施例】次に、図示した本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明のロータリエンジンが2気筒エンジンと
して構成されたものを示している。図示のロータリエン
ジンは燃料噴射式であり、ガソリンを燃料とする一種の
ディーゼル機関タイプを示しているが、これに限定され
ず、火花点火式機関、アルコール燃料機関など他の各種
機関に応用することができる。2気筒のロータリエンジ
ンは各々同一構造であり、二つのエンジンが最適タイミ
ングによって一連に動作するので、以下には一方のエン
ジンの構成と作用を説明する。
【0014】図中の符号1はこのロータリエンジンが発
生した回転動力を外部に出力する回転軸である。この回
転軸1上で同心配置に相対峙する関係で組み合わされた
第1ロータ2及び第2ロータ3が、回転軸1と共に回転
可能に設置されている。従って、ロータの回転は真円運
動になり、クランクシャフトやエキセントリック・シャ
フトが不要であり、小形化できて高出力化を可能とす
る。また、フリクションやポンピングロスも少なく、回
転ロスを発生しない。前記第1,第2ロータ2,3及び
回転軸1を支持するために、ハウジング部材であるロー
タハウジング4,及びサイドハウジング5,並びにセン
タハウジング6がそれぞれ設置されている。図中21は
第1ロータ2及び第2ロータ3それぞれの基部201、
301(図4参照)の間の気密性を保つリング状のシー
ル材であり、22は前記回転軸1の軸受である。ロータ
とハウジングの間にもシール材28が多数使用されてい
る。ロータハウジング4,サイドハウジング5,センタ
ハウジング6には、1次及び2次に分かれた二つの燃料
噴射孔11と11’が、ロータの回転方向に少し距離を
おいて設けられ(図2参照)、図示を省略したマイクロ
コンピュータで制御されるインジェクタから前記の燃料
噴射孔11、11’を通じて燃料が噴射され、圧縮空気
の熱(又は図示を省略したプラグ)によって点火され
る。
【0015】図2に示したように、前記回転軸1を中心
とする円環状(ドーナツ状)の気筒室19の外側約半分
を形成するロータハウジング4には、前記燃料噴射孔1
1から回転角にして約180°隔てた反対側の位置に、
1つの排気孔12及び3つ(但し、一つでも可)の吸気
孔13a〜13cが回転方向に並んで順に設けられてい
る。排気孔12の位置は、点火位置から約180°離れ
ており、燃焼・膨張行程を十分に取ることができ、NO
xの排気ガス対策上極めて有効的である。また、吸気孔
13a〜13cにスロットルバルブは必要でなく、ディ
ーゼル機関と同様に吸気系ロスがない。
【0016】前記の1次燃料噴射孔11を中心として回
転方向に若干前後する位置に、ストッパ手段として、第
1及び第2ストッパ14,15が、ロータハウジング4
の半径方向に出入り自在に設けられている。第1,第2
ストッパ14,15は、第1,第2アーム16,17及
び支点18によって出入り動作が正反対に連動する構成
とされている。第1ストッパ14は、ロータ回転方向へ
のピストン部の前進移動は制止せず、ロータ回転方向と
は逆方向へのピストン部の後退移動のみ制止する、言わ
ば一方向ストッパである。第1ストッパ14は、第2ス
トッパ15側に設けられた圧縮用のコイルバネ25によ
って常時気筒室19内に突き出されている。逆に、第2
ストッパ15は気筒室19の外に逃がされている。気筒
室19を進んできたピストン部(例えば図10、11の
303)が第1ストッパ14の斜面14aに到達した時
点から、第1ストッパ14は同ピストン部303によっ
て外方へ押し出される(図11参照)。逆に、第2スト
ッパ15は気筒室19内へ突き出される。前記ピストン
部303が第1ストッパ14を通過し去ると、同第1ス
トッパ14は前記コイルバネ25の働きによって再び気
筒室19内へ突き出される(図8参照)。
【0017】図1に示したように、回転軸1と第1,第
2ロータ2,3との間には、両者間の動力伝達を行う動
力伝達手段として、スリーブ7,スプリング8,端面カ
ムの一種である被動部材9及び端面カムである固定カム
10が設置されている。スリーブ7と被動部材9は回転
軸1に形成されたスプライン26に係合され、回転軸1
と一緒に回転し、同時に軸方向に移動自在とされてい
る。固定カム10はサイドハウジング5に固定されてい
る。スプリング8は、被動部材9が常に固定カム10と
当接して移動する関係を保持する。被動部材9と固定カ
ム10は一対のものとしてサイドハウジング5の両サイ
ドに設置されている。
【0018】次に、主に図3〜図11までを参照して、
第1,第2ロータ2,3の構造を説明し、併せてこのロ
ータリエンジンの燃焼サイクルについて説明する。図3
は一対のロータ2,3の組み合わせ状態を示し、図4は
両ロータ2,3を分離した関係で示している。また、図
5は第2ロータ3の側面図であり、図6,図7は両ロー
タ2,3を分離した関係で示している。
【0019】図3と図4に示したように、第1ロータ2
と第2ロータ3は、横断面が円形で回転軸1の外周に同
心の円環状(ドーナツ状)をなす気筒室19の内側約半
分を形成する同一形状の基部201,301と,それぞ
れに回転角にして約180°隔てて2個ずつ一体的に設
けられた第1,第2ピストン部202,203又は第
3,第4ピストン部302,303とで構成されてい
る。図4,図5は、第1,第2ロータ2,3の2個ずつ
のピストン部202,203及び302,303が、回
転角にして約180°隔てた位置に設けられた構造を示
している。各ロータ2,3の基部201,301は、中
心部の軸孔204,304に臨む円形凹面状のスライド
スペース20及びその奥壁に伝達溝205,305を有
する略円錐台形である(図6,図7参照)。図3に示し
たように、二つのロータ2,3の基部201と301は
相互に向い合って組み合わされ、ロータハウジング4と
共に円環状の気筒室19を形成する。ロータハウジング
4は円環状の気筒室19の外側約半分を形成する半円溝
を有している。前記の第1〜第4ピストン部202,2
03,302,303は、両ロータ2,3が交互に回転
するとき、気筒室19内を気密的に回転移動できる円板
形状であり、回転方向の背面側が凹面状にえぐられて燃
焼室206,306及び燃料通溝207,307が設け
られている(図4参照)。前記ピストン部の燃焼室20
6,306の容積、形状を適宜選択することによって適
切な燃焼を実現できる。また、燃料通溝207,307
は、1次、2次の燃料噴射孔11,11’を通じて燃料
を燃焼室206,306内に噴射可能とするためのもの
で、1次,2次の燃料噴射孔11,11’の位置にあわ
せて3つ設けられている。
【0020】次に、主に図8から図11までを参照し
て、燃焼サイクルを説明する。まず図8は、ピストン部
202と302の間で圧縮行程を完了した室に1次燃料
噴射孔11から燃料(ガソリン)が噴射された段階を示
している。第1ストッパ14はコイルバネ25の働きで
気筒室19内に突き出された仕切り要素のストッパ部2
02の後退移動を阻止する状態となり、第2ストッパ1
5は外方へ上昇して逃げ出し、第3ピストン部302が
燃焼圧力P(爆発力)によって矢印方向に回転を始める
ことが可能になっている。このとき円環状の気筒室19
内に存在する合計4個の各ピストン部によって4つの室
に仕切られた気筒室19は、ピストン部302と203
の間が排気室部分19bに形成され、ピストン部203
と303の間が吸気室部分19cに形成され、ピストン
部303と202の間が圧縮室部分19dとしてそれぞ
れ形成されている。前述したように、第1ストッパ14
によってロータの回転方向とは逆方向への後退移動を制
止された前記第1ピストン部202は、燃焼圧力Pを受
けても位置を固定されたままである。よって、この第1
ピストン部202をもつ第1ロータ2は回転せず、前記
燃焼圧力Pを受ける第3ピストン部302をもつ第2ロ
ータ3のみが矢印方向に前進回転する。
【0021】図9は、図8の段階から第2ロータ3の二
つのピストン部302,303がわずかに前進回転した
状態を示している。この段階でサイドハウジング5の2
次燃料噴射孔11’からさらに燃焼を続行するため2次
燃料の噴射が行なわれる。図10は、図9の段階から燃
焼・膨張室部分19aが大きく拡大し、燃焼圧力Pの作
用を受けたピストン部302と共に第2ロータ2及びそ
のピストン部303の前進回転が大きく進み、ピストン
部302は前方の排気室部分19bを次第に縮小させて
排気孔12から排気行程を行なっている。また、ピスト
ン部303の前進回転に伴なって、その背後の吸気室部
分19cでは吸気孔13a〜13cから吸気行程を行な
い、同時に前側の圧縮室部分19dでは前方に制止され
たピストン部202との間で圧縮行程がそれぞれ同時に
行われている。このときピストン部202は、その前後
面に作用する圧縮室部分19c内の圧力と、第1ストッ
パ14及び燃焼・膨張圧力Pとの平衡によってその位置
を固定されたままであり、第1ロータ2は回転しない。
従って、この第1ロータ2の二つのピストン部202,
203が仕切り要素となって、前記の燃焼室部分19a
と排気室部分19b及び圧縮室部分19cはきちんと区
画して形成されている。
【0022】図11は、第2ロータ3の前進回転が更に
進行して、ピストン部303が第1ストッパ14の位置
に到達し、第1ストッパ14の斜面14aを進んで同第
1ストッパ14を押し上げている。このとき第1,第2
アーム16,17は支点18を中心にてこの如く揺動し
て第2ストッパ15を逆に気筒室19内に突き出させ、
次の燃焼サイクルのためピストン部202を燃焼開始時
まで位置決めをおこなう。前記のように押し上げられた
第1ストッパ14は、ピストン部303が通過し去る
と、直ちに図8の如くコイルバネ25の働きで気筒室1
9内へ突き出され、ピストン部の後退回転を制止する状
態となる。一方、第2ロータ3と共に回転したピストン
部302が、排気孔12の位置まで回転が進むと、それ
までの燃焼・膨張室部分19aは排気孔12と連通さ
れ、排気室部分に変わる。また、それまで仕切り要素で
あった第1ロータ2のピストン部202は、それまで燃
焼・膨張室部分19aであった部位が前記の如く排気室
部分に変わり燃焼圧力Pが消失すること、そして、逆に
圧縮室部分19dの圧縮圧力P’との力の大きさが逆転
するためロータ前進方向に回転を始め、第2ストッパ1
5の位置まで回転してその手前位置に一時的に制止され
る。第1ストッパ14は、その位置を通過し去ったピス
トン部303をロータ回転方向とは逆方向への回転を制
止させ仕切り要素に変わる(図8に戻る)。その結果、
二つのピストン部302と203の間は吸気室部分19
cに、また、ピストン部202と303の間は圧縮室部
分19dに、ピストン部303と202の間は燃焼・膨
張室部分19aにそれぞれ変化する。なお、ピストン部
303と202の間の圧縮行程においてピストン部20
2が第2ストッパ15の位置まで進んだ際に、同ピスト
ン部202の破損を起こさずに圧縮行程を終え、燃焼・
膨張室部分19aに移り変われるのは、先に排気を始め
た燃焼・膨張室部分の残留圧力がまだ圧縮室部分19d
の圧力P’よりも大きくて緩衝作用が働くためである。
【0023】この後、第2ロータ3と第1ロータ2との
動作が入れ代わり、再度図8の状態に戻り、以後交互に
上述の動作を繰り返して第1ロータ2と第2ロータ3が
交互に約180度ずつ間欠的に回転して回転動力を発生
する。次に、第1,第2ロータ2,3の交互の間欠的な
回転を回転軸1に連続回転として伝達する動力伝達手段
のスリーブ7、スプリング8、被動部材9及び固定カム
10を、その動作と共に、主に図3と図4を参照して説
明する。
【0024】固定カム10は、円筒の端面にカム曲線を
形成した端面カムである。これに対し、従動子である被
動部材9は回転しながら固定カム10と当接し軸方向に
移動する(図3参照)。この被動部材9の移動に伴ない
スプリング8を介してスリーブ7が同一に移動される
(図4参照)。スリーブ7は、円板部71とその両面に
設けた伝達突起72を備え、回転軸1とはスプライン2
6で係合して一体的に回転し軸方向に移動可能とされて
いる(図4参照)。
【0025】第1,第2ロータ2,3の合わせ面側の中
心部には、前記円板部71が出入り可能な内径の円形凹
面状をなすスライドスペース20が形成されている。こ
のスライドスペース20へスリーブ7の前記円板部71
が進入し、第2ロータ3が回転しているときはその基部
301の伝達溝305に伝達突起72が係合され、第2
ロータ3の回転を回転軸1に伝達する(図4参照)。こ
のとき第1ロータ2の伝達溝205と伝達突起72とは
完全に離脱しており、回転する回転軸1の影響は一切受
けず、第1ロータ2は静止状態を維持可能である。
【0026】第2ロータ3の回転が止まり、第1ロータ
2の回転に移った時点で、丁度固定カム10のカム曲線
に従って被動部材9はスプリング8を介してスリーブ7
を軸方向の逆向きに移動させる。その結果、円板部71
が移動して第2ロータ3の伝達溝305と伝達突起72
との係合が外れ、逆に反対側面の伝達突起72が第1ロ
ータ2の伝達溝205へ係合してゆき、第1ロータ2の
回転を回転軸1に伝達する。このため円板部71の両面
に伝達突起72が設けられている。第1,第2ロータ
2,3の交互の間欠的回転は、前記のようにして回転軸
1に連続回転として伝達される。なお、動力伝達手段は
上記の構成に限らず、流体継手やクラッチ機構などを採
用して実施することもできる。
【0027】次に、吸気系統に関して、主に図12から
図14を参照して説明する。上述の気筒室19には第
1,第2,第3の吸気孔13a,13b,13cが回転
方向に前後して並ぶ配置で三つ設けられている。そのう
ち回転方向の後方側に位置する第2,第3の吸気孔13
b,13cに開閉弁131が設けられている。図12は
第2、第3の吸気孔13b、13cの開閉弁131をす
べて開けた全開状態を示しており、3つの吸気孔13a
〜13cにより吸気が行なわれている場合を示してい
る。図13は、第3の吸気孔13cの開閉弁131のみ
閉じ、ピストン部が第2吸気孔13bを通過した時点か
ら圧縮行程が始まる構成を示している。従って、図12
の構成に比べて容積圧縮比が大きくなる。図14は第
2,第3の吸気孔13b,13cの開閉弁131をすべ
て閉じた状態を示している。従って、ピストン部が第1
吸気孔13aを通過した時点で圧縮行程が始まるので、
図13の状態に比べてさらに圧縮比が大きい。このよう
に圧縮比率が可変であることによって、エンジン出力も
可変にできることとなる。図中の符号132は吸気口1
33から入った空気を三つの吸気孔13a、13b、1
3cへ供給するための分配管である。また、符号120
は排気孔12につながる排気口である。
【0028】なお、上述の実施例では吸気孔を3つ設け
ているが、特に3つに限定する理由はなく、1つ又は2
つ又は4つ以上で実施することもできる。本発明では排
気行程を長くとることができ、かつ吸気行程を上述のご
とく短くできるので、近年世界的に研究されているミラ
ー・サイクルの効率も確保される。
【0029】
【本発明が奏する効果】本発明に係るロータリエンジン
は、回転軸1に対して一対のロータ2,3の真円回転運
動により発生した回転動力をそのまま出力することが可
能であり、クランクシャフトやエキセントリックシャフ
トは不要で、回転ロスをなくすことができ、回転ロスを
なくした結果として燃費効率、機械効率等を大きく向上
させることができる。
【0030】しかも、360°の円環状をなす気筒室1
9を4個のピストン部で区分した個別の室において燃焼
・膨張、排気、吸気、圧縮の各行程が独立して行われ、
吸気系統にスロットルバルブなどの必要がなく、吸気ロ
スが発生しないため、燃費率にも優れている。そして、
排気孔の位置を適切に設計することによって、燃焼・膨
張行程を比較的長くとることができ、NOxを十分に低
減できる。また、ロータ2,3のピストン部や基部はハ
ウジングと面接触となるので、シール材の選択によって
気密性を十分に高められ、吸気孔を複数個設けて吸気行
程と圧縮行程を調整し可変圧縮比による可変出力を可能
にできるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリエンジンを2気筒で構成した
エンジンの正面方向の断面図である。
【図2】図1に示したロータリエンジンの側面方向の断
面図である。
【図3】第1,第2ロータを回転軸に取り付けた状態の
斜視図である。
【図4】図3の状態から第1,第2ロータを分離した状
態の分解斜視図である。
【図5】第2ロータの側面図である。
【図6】第1,第2ロータを分離した状態の正面方向の
断面図である。
【図7】第1,第2ロータの平面図である。
【図8】ロータリエンジンの燃焼サイクルの第1段階を
示した説明図である。
【図9】ロータリエンジンの燃焼サイクルの第2段階を
示した説明図である。
【図10】ロータリエンジンの燃焼サイクルの第3段階
を示した説明図である。
【図11】ロータリエンジンの燃焼サイクルの第4段階
を示した説明図である。
【図12】三つの吸気孔の中の二つに開閉弁を設け全て
の開閉弁を開けた状態の断面図である。
【図13】開閉弁を設けた吸気孔の中の1つの開閉弁を
閉じた状態の断面図である。
【図14】開閉弁を設けた吸気孔の2つの開閉弁を閉じ
た状態の断面図である。
【符号の説明】
1 回転軸 19 気筒室 2 第1ロータ 3 第2ロータ 202 第1ピストン部 203 第2ピストン部 302 第3ピストン部 303 第4ピストン 201,301 基部 4 ロータハウジング 5 サイドハウジング 6 センタハウジング 7 スリーブ 8 スプリング 9 被動部材 10 固定カム 11 燃料噴射孔 12 排気孔 13 吸気孔 14 第1ストッパ 15 第2ストッパ 19a 燃焼・膨張室部分 19b 排気室部分 19c 吸気室部分 19d 圧縮室部分 205,305 伝達溝 131 開閉弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発生した回転動力を出力する回転軸と、
    気筒室の内側約半分を形成する基部に約180°隔てた
    配置で2つのピストン部が設けられ、前記回転軸上で同
    心に向い合わせて配置され交互に約180度づつ回転す
    る関係の第1ロータ及び第2ロータと、前記第1ロータ
    又は第2ロータの回転中の動力を前記回転軸へ伝達する
    動力伝達手段と、前記第1ロータ又は第2ロータの回転
    中に一方のロータの回転を一時的に制止させ、燃焼行程
    開始時の前記ピストン部の位置決めを行うストッパ手段
    と、前記第1ロータの基部及び第2ロータの基部の外側
    に円環状の気筒室の外側約半分を形成し、かくして形成
    された気筒室内に前記の各ピストン部が気密的状態で回
    転可能に収納されており、前記回転軸及び第1,第2ロ
    ータ並びに動力伝達手段を支持し、更に前記ストッパ手
    段と燃料噴射孔,排気孔及び吸気孔を備えているハウジ
    ング部材とで構成され、 前記第1ロータ及び第2ロータの合計4個のピストン部
    によって前記円環状の気筒室がピストン部の回転方向へ
    順に燃焼・膨張室部分,排気室部分,吸気室部分及び圧
    縮室部分にそれぞれ形成され、 一方のロータが燃焼・膨脹行程で回転される間、他方の
    ロータは前記ストッパ手段により制止されて仕切り要素
    となり、第1ロータ及び第2ロータの交互の回転動力が
    前記動力伝達手段によって前記回転軸に連続回転として
    伝達されることを特徴とするロータリエンジン。
  2. 【請求項2】 動力伝達手段は、ハウジングに固定され
    た固定カムと、回転軸にスプラインで係合され、かつ前
    記固定カムに当接して移動する関係とされ、前記回転軸
    と共に回転しながら軸方向にも移動する被動部材と、前
    記固定カムと被動部材との当接関係を保持するスプリン
    グと、前記回転軸にスプラインで係合して軸方向に移動
    可能であり、前記被動部材の移動に従って移動し、その
    移動によって第1または第2ロータの一方と係合し、係
    合したロータから回転動力を受取るスリーブとで構成さ
    れていること、 ストッパ手段は、ロータ回転方向へのピストン部の移動
    に対してはハウジングの外方に逃げて前記ピストン部を
    制止せず、ロータ回転方向とは逆方向への前記ピストン
    部の移動に対しては前記気筒室内に突き出て前記ピスト
    ン部を制止し、第1ロータまたは第2ロータの一方の回
    転中に他方のロータの回転を制止させて仕切り要素とす
    る第1ストッパと、前記第1ストッパの気筒室内への突
    き出し動作に連動して前記ピストン部の移動の制止を一
    時的に解除する第2ストッパとで構成されていること、 ハウジング部材は、ロータの基部の外周に組み合わされ
    回転軸を中心とする円環状の気筒室の外側約半分を形成
    するロータハウジングと、ロータの両側部を支持するサ
    イドハウジングとから成ること、をそれぞれ特徴とする
    請求項1に記載したロータリエンジン。
  3. 【請求項3】 吸気孔はロータの回転方向に並ぶ配置で
    複数個設けられ、各吸気孔に開閉弁が設けられ、前記開
    閉弁の開閉により圧縮比が可変に構成されていることを
    特徴とする、請求項1または請求項2に記載したロータ
    リエンジン。
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