JPH06254684A - プラズマ加工機のノズル損傷検出装置 - Google Patents

プラズマ加工機のノズル損傷検出装置

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Publication number
JPH06254684A
JPH06254684A JP4628693A JP4628693A JPH06254684A JP H06254684 A JPH06254684 A JP H06254684A JP 4628693 A JP4628693 A JP 4628693A JP 4628693 A JP4628693 A JP 4628693A JP H06254684 A JPH06254684 A JP H06254684A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
pressure
working gas
damage
damaged
Prior art date
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Pending
Application number
JP4628693A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Koda
昌博 香田
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP4628693A priority Critical patent/JPH06254684A/ja
Publication of JPH06254684A publication Critical patent/JPH06254684A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノズルの損傷を迅速かつ簡単にしかも正確に
検出し、作業性と歩留まりの向上を目的とする。 【構成】 ノズルの損傷を、作動ガスの圧力もしくは流
量を計り(S6)、予め設定された圧力もしくは流量と
比較する(S7)ことで判断する。また、もし作動ガス
の圧力もしくは流量が設定された圧力もしくは流量より
も低くなった場合は、プラズマの起動を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラズマ加工機に係
り、特にノズルの損傷を検出する装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプラズマ加工機は、図1
及び図2に示すように、作動ガス10が、トーチ本体1
2内の電極14とノズル16との間隙18に供給され、
ノズル16のオリフィス19を通り外部に放出される。
この作動ガス10は、ボンベ30から供給され、途中減
圧弁32で減圧される。この作動ガス10の圧力は、圧
力計34により表示され、前記減圧弁32により一定の
圧力に調整される。プラズマアーク20は、前記作動ガ
ス10がプラズマ状態になったもので、前記ノズル16
のオリフィス19で拘束し絞られ、電極12と鉄板22
との間で放電により維持される。
【0003】プラズマアーク20は、高熱かつ高速の流
体であるため、前記ノズル16のオリフィス19はこの
プラズマアーク20の通過に伴い損傷する。また、ノズ
ル16のオリフィス19は、ダブルアークなどにより欠
損することもしばしばあった。ノズル16が損傷する
と、切断幅が大きくなり寸法補正が必要になる。また、
プラズマアーク20が傾くため切断面も傾く。
【0004】従来は、ノズル16の損傷を判断するに
は、ピアシング回数や切断距離を積算して行ったり、直
接ワークの寸法を測定したり、切断面を観察することで
行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなノズル16の損傷の検出方法では、ワークにより
切断距離が短いものもあれば長いものもあり、それによ
りピアシング回数も変わってくるため正確な判断が難し
い。また、突然発生するような欠損に対しては検出不可
能であった。また、直接ワークの寸法を測定したり切断
面を観察するのも、作業に煩雑さを伴うし、歩留まりも
悪くなる問題点があった。
【0006】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、前記ノズルの損傷を作動ガスの圧力
もしくは流量を測定する測定手段の検出値で判断するこ
とにより、正確な検出を行い得るプラズマ加工機のノズ
ル損傷検出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のプラズマ加工機のノズル損傷検出装置は、電
極とノズルとからなるトーチと、その電極とトーチとの
空隙に作動ガスを供給する手段と、その作動ガスもしく
は流量を測定する測定手段とを有するものであって、前
記測定手段の検出値から前記ノズルの損傷を判断する構
成とされたものである。
【0008】尚、前記測定手段の検出値と予め設定され
た設定値とを比較する比較手段と、その比較手段により
測定手段の検出値が低いと判断された場合に、プラズマ
の起動を抑止する抑止手段とを備えてもよい。
【0009】
【作用】上記の構成を有する本発明のプラズマ加工機の
ノズル損傷検出装置においては、作動ガスが電極とノズ
ルとの空隙に供給され、測定手段により作動ガスの圧力
もしくは流量が測定される。そして、その測定された検
出値から前記ノズルの損傷が判断される。
【0010】尚、前記測定手段の検出値が、前記設定値
よりも低いと判断された場合に、プラズマの起動が抑止
されても良い。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0012】図1は、本実施例のプラズマ加工機のトー
チ本体12の断面であり、プラズマ加工機は、トーチ本
体12と電極14とスワラー15とノズル16とノズル
カバー17とから構成さる。電極14とスワラー15と
ノズル16とは、トーチ本体12の軸孔24に電極1
4,スワラー15,ノズル16の順に挿入され、ノズル
カバー17のネジ25をトーチ本体12のネジ26に締
め込むことで固定されている。
【0013】図2は、プラズマ加工機の作動ガス10の
配管図であり、作動ガス10は、ガスボンベ30から配
管31に供給される。作動ガス10は、その圧力を減圧
弁32により一定の圧力に減圧される。この圧力は、圧
力計34によりモニターされ、作業者は、ノズル16の
交換の度に所定の圧力に設定するように構成されてい
る。
【0014】作動ガス10は、トーチ本体12の供給孔
27に送られ、スワラー15のオリフィス28を通り、
電極14とノズル16との間にできた間隙18に送ら
れ、更に、ノズル16のオリフィス19を通り外部に放
出される。
【0015】ノズル16のオリフィス19が損傷する
と、ノズル16のオリフィス19から外部へ放出される
作動ガス10の流量が増加するため、トーチ本体12内
の圧力は低下する。上記のことから、ノズル16のオリ
フィス19の損傷または欠損とトーチ本体12内の作動
ガス10の圧力との間には一定の相関があり、トーチ本
体12内の作動ガス10の圧力を測定すれば、ノズル1
6の損傷が分かる。
【0016】図3は、圧力検出処理を示すフローチャー
トであり、ノズル16の損傷の検出方法を、当該図3に
従って説明する。作業者は、ノズル16を交換する(ス
テップ1、以下S1と略し、他のステップも同様とす
る)度に、圧力計34を見ながら減圧弁32を操作して
トーチ本体12内の初期圧力を最適加工条件である初期
設定値に設定する(S2)。その後は、新しいノズル1
6に交換するまでは、前記作動ガス10の圧力調整はし
ない。上記の状態で、プラズマ加工が開始され(S
3)、所定の加工が終了した(S4)後、適宜作動ガス
10を流し(S5)、トーチ本体12内の圧力を測定す
る(S6)。当該測定した測定圧力と、あらかじめ決め
られたノズル16のオリフィス19が損傷する直前の設
定圧力とを比較する(S7)。もし、測定圧力が設定圧
力以上であれば、ノズル16は損傷していないため、再
度プラズマ加工を開始する(S3)。もし、測定圧力が
設定圧力よりも小さくなったならば、ノズル16は損傷
したため新品のノズル16に交換する(S1)。
【0017】現在、ノズル16を交換する度にトーチ本
体12内の初期圧力を0.5Kgf/cm2に設定し、
一方ノズル16が損傷する直前の設定圧力を0.3Kg
f/cm2にしている。トーチ本体12内の測定圧力が
0.3Kgf/cm2よりも下がった場合は、ノズル1
6を交換するようにしている。また、ノズル16がダブ
ルアーク等により欠損する場合、トーチ本体12内の測
定圧力は0.1kgf/cm2まで急激に下がる。この
ような場合もすぐにノズル16を交換するようにしてい
る。もちろん、トーチ本体12内の圧力を測定する代わ
りに流量を測定しても良い。
【0018】以上のことより、トーチ本体12内の圧力
とノズル16のオリフィス19の損傷とは一定の相関が
あり、トーチ本体12内の圧力もしくは流量を測定すれ
ば、ノズル16の損傷が迅速にしかも正確に分かる。ま
た、突然発生するような欠損も簡単に分る。
【0019】上記作業は、作業者が適宜行ってもよい
が、図4に示すノズル損傷検出装置を自動化した電気回
路図のように、自動的にもできる。トーチ本体12内の
測定圧力を変換機40で電気信号に変換する。一方設定
部45には前記ノズル16が損傷する直前の設定圧力
が、電気信号に変換されて記憶されている。前記測定圧
力の電気信号と設定圧力の電気信号とは比較回路49に
送られ比較される。比較回路49において、測定圧力の
電気信号が設定圧力の電気信号以上であれば、ノズル1
6は損傷していないため正常として、プラズマ起動回路
51に起動信号が送られる。一方測定圧力の電気信号が
設定圧力の電気信号より小さくなった場合は、ノズル1
6が損傷したということで、プラズマ起動回路51に停
止信号が送られる。また、更に、作業者にノズル16が
損傷したことを知らせる異常信号を送っても良い。以上
の動作を、図3のフローチャート図にしたがって行え
ば、ノズル16の損傷検出が自動で行える。
【0020】以上のことにより、作業性が向上し歩留ま
りも向上する。
【0021】
【発明の効果】以上、詳述したことから明らかなよう
に、本発明のプラズマ加工機のノズル損傷検出装置よれ
ば、ノズルの損傷が迅速かつ簡単にしかも正確に分か
り、また、突然発生するノズルの欠損も分かるため、作
業性が向上ししかも歩留まりも向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施例および従来例のプラズ
マ加工機のトーチ本体の断面図である。
【図2】図2は、上記プラズマ加工機の作動ガスの配管
図である。
【図3】図3は、本発明の実施例のプラズマ加工機の圧
力検出処理を示すフローチャートである。
【図4】図4は、本発明の実施例のプラズマ加工機のノ
ズル損傷検出装置を自動化した電気回路図である。
【符号の説明】
10 作動ガス 12 トーチ本体 14 電極 16 ノズル 18 電極とノズルの間隙 34 圧力計 45 設定部 49 比較回路 51 プラズマ起動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極とノズルとからなるトーチと、その
    電極とノズルとの空隙に作動ガスを供給する手段と、そ
    の作動ガスの圧力もしくは流量を測定する測定手段とを
    有するプラズマ加工機において、 前記測定手段の検出値から前記ノズルの損傷を判断する
    ことを特徴とするプラズマ加工機のノズル損傷検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記測定手段の検出値と予め設定された
    設定値とを比較する比較手段と、その比較手段により測
    定手段の検出値が低いと判断された場合に、プラズマの
    起動を抑止する抑止手段とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のプラズマ加工機のノズル損傷検出装置。
JP4628693A 1993-03-08 1993-03-08 プラズマ加工機のノズル損傷検出装置 Pending JPH06254684A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT504534B1 (de) * 2006-09-15 2008-09-15 Fronius Int Gmbh Verfahren zur verschleisserkennung bei einem wasserdampfplasmabrenner
JP2010537824A (ja) * 2007-09-03 2010-12-09 ウェルテック エイエス 溶接機用のシールドガス流量コントローラ
EP2064019B1 (de) * 2006-09-15 2015-11-11 Fronius International GmbH Wasserdampfplasmabrenner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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AT504534B1 (de) * 2006-09-15 2008-09-15 Fronius Int Gmbh Verfahren zur verschleisserkennung bei einem wasserdampfplasmabrenner
EP2064019B1 (de) * 2006-09-15 2015-11-11 Fronius International GmbH Wasserdampfplasmabrenner
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