JPH0625456U - 金属サポート端部の保護具 - Google Patents

金属サポート端部の保護具

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JPH0625456U
JPH0625456U JP6723092U JP6723092U JPH0625456U JP H0625456 U JPH0625456 U JP H0625456U JP 6723092 U JP6723092 U JP 6723092U JP 6723092 U JP6723092 U JP 6723092U JP H0625456 U JPH0625456 U JP H0625456U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パイプ等を支持する金属製サポート類の危険
な端部から人体を保護するための保護具であって、鞘状
本体1とその外側端部の覆体3とからなり、嵌挿孔2は
該金属サポートの厚さより小さく形成されており、本体
1の厚さが2.5〜4mm、縦方向の長さは現場で調節
可能で且つ材質が耐衝撃性,緩衝性及び難燃性を有する
合成樹脂で黄色に着色されており、一体に成形されてい
ることを特徴とする金属サポート端部の保護具。 【効果】 本考案の保護具は、金属サポート類の端部に
よる傷害事故を簡便に防止できる効果を有する。又、黄
色(特に蛍光黄色)に着色されているため、目立ちやす
く事故予防にも役立つ。取付が簡単で現場で長さも調節
できる利点があり、耐衝撃性,緩衝性,難燃性,易成形
性の長所もある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、壁面等にパイプ等を固定支持するするために用いられているサポー ト類の危険な端部から人体を保護するための保護具に関する。
【0002】
【従来の技術】
工場,作業所等の現場では、その壁面等にパイプ類やケーブル類がサポートに よって配設されているところが多い。 このサポートは通常、鋼鉄等の金属製のアングル(図5)やチャンネル(図6 )を夫々の図に示すように壁面に埋設された金属支持プレートに溶接等で固定し たものが用いられている。
【0003】 そして、その端部はカッターや金鋸で切断したぎざぎざの危険な断面がそのま まむき出しになっているのが普通である。そのため、人体の一部が接する位置に これらサポート類があると、その危険な端部に人体の一部、例えば腕や足が不用 意に当って、切傷,かき傷等の傷害をうける危険性が常にある。
【0004】 工場,作業場等の現場の安全管理のためにも、この傷害事故防止の対策がとら ねばならないが、従来は現場のあちこちに注意をうながす掲示板や看板を設けた り、サポート端部に黄/黒のトラテープを目立つように吊着したりする方法しか とられてこなかった。
【0005】 しかし、事故は思わぬ時に発生するものであり、注意を喚起するだけでは安全 対策として充分とはいえない。そのような事故の発生を防止する根本的な対策が 必要である。そのため、サポート端面を研摩し平滑にしたり、角を丸める等の加 工が行われる場合もあるが、手間がかかりコストも高くなる他、安全面でも今1 つ充分とはいえなかった。
【0006】
【考案が解決しよとする課題】
本考案は、以上説明してきたようなサポート類の危険な端部によって発生する 傷害事故を防止するのに極めて有効であり、しかも取付が簡単で全体として極め て経済的な保護具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本考案はパイプ等を支持する金属製サポート類の危険な端部から人 体を保護するための保護具であって、 該金属サポート類端部に嵌挿される鞘状本体1と少なくともその外側端部を覆 うところの覆体3とからなり、 金属サポート類が嵌挿される嵌挿孔2は該金属サポートの厚さより小さく形成 されており、 本体1の厚さは2.5〜4mmであり、 縦方向の長さが現場で調節可能であり、 材質が耐衝撃性,緩衝性及び難燃性を有する合成樹脂であり、 黄色に着色されており、 一体に成形されている ことを特徴とする金属サポート端部の保護具を提供するものである。
【0008】 本考案の保護具は、全体を合成樹脂によって一体に成形されている。 ここで用いられる合成樹脂は人体の一部が当ったときでも怪我しないように適 度な緩衝性があり、且つ該保護具自体も破損しないように、耐衝撃性の優れたも のである必要がある。 さらに、工場,作業所等の安全基準にそった難燃化剤もしくは難燃化処理した 難燃グレードのものが好ましい。
【0009】 以上のような特性を有する合成樹脂としては難燃グレードの耐衝撃性ポリスチ レン系樹脂,ABS樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,ポリカーボネート樹脂等が ある。 これらの樹脂を成形するには公知の成形方法を用いればよく、通常は射出成形 で行われる。
【0010】 本考案の保護具はそれ自体が傷害事故から人体を護るものであるが、その色を 警戒色である黄色にしておくと、さらに予防効果も加わることなり、好ましい。 特にその黄色も蛍光性を有する黄色にしておくと停電時にも目立ち、一段と効果 がある。 したがって、あらかじめ樹脂を黄色、特に螢光性黄色に着色しておいたものを 成形するか、成形してから黄色塗材(蛍光黄色塗料)を塗って着色しておくのが よい。 本考案の保護具の形状,構造は後述する実施例で図面とともに説明する。
【0011】
【作用】
本考案の保護具をアングルもくしくはチャンネルに差し込むために設けられて いる嵌挿孔は、嵌挿の際に木槌等を用いて行う程度に該アングル等の鋼材の巾よ りやや小さ目にできているので、しっかりと嵌挿され簡単にはとれない。しかし 、取り外す必要があるときには力を入れて引き抜くことができる。
【0012】 三角形の覆体(カバー部)があるため、人体が当たっても樹脂の緩衝性と相乗 して傷害事故が防止できる。 又、螢光、夜光もしくは普通の黄色であるため目立ちやすく事前に衝突が防止 できるという作用効果もある。 本考案の保護具は、現場で装着する際、長すぎる場合にはカッターや鋸で簡単 に切断して使えるという利点もある。
【0013】
【実施例】
図1はサポートがアングルの場合の本考案保護具の一例を示す断面図であり、 図2はその斜視図である。 アングルのサポートは通常金属製であり、図5に示すような態様で工場,作業 所等の壁に埋設された金属プレート等に溶接,ボルト止め等で固定され、配管を 支持している。この端部が前記のように危険なのである。
【0014】 図中1は合成樹脂、例えば難燃材の入った難燃グレードのポリカーボネート樹 脂を射出成形して形成せしめた本考案保護具の鞘状本体であり、3はその外側端 部に設けられた三角形状の覆体(カバー)である。 本体1は図1,2に示すように、アングルと略同形状の鞘状をなしており、該 アングルに嵌着せしめるための嵌挿孔2が設けられている。 この嵌挿孔2の大きさはアングル鋼材の厚みより小さ目にしておくことが肝要で ある。そうすることによって、サポートに嵌着した保護具は簡単に離脱すること がなくなる この保護具の外側は黄色の蛍光塗料で塗装されている。又、黄色の蛍光顔料を 樹脂に入れ成形しておいてもよい。 なお、嵌挿の際には木槌等を用いて行えば、合成樹脂の弾性を利用して容易に 嵌着できる。
【0015】 本体1をアングルに嵌挿したとき外側にくる端部には同一樹脂製の覆体(カバ ー)3が設けられている。この覆体3はアングルの三角形状にあわせた大きさ及 び形状にしてある。 これによって、人体が当っても緩衝作用が良好に発揮され、安全性が向上する。 該覆体3は射出成形等により本体1と一体に成形されるのが好ましい。しかし、 他に接着剤等を用いて接着加工により設けてもよい。
【0016】 本体1の壁部の厚みは重要であり、2.5〜4mm、好ましくは約3mmであ る。 厚みが上記より小さいと衝撃によって破損しやすく、人体への緩衝性も劣る。 一方、厚みを上記以上に増しても耐衝撃性,緩衝性とも大差がなく、コスト的, 成形的に不利になるので好ましくない。この最適厚みは実験の繰り返しによって 、はじめて見出されたもので当初から予測し得なかった。 本体1の長さはアングル保護具の場合は、通常500〜750mmであるが、 必要により短かくも長くもできる、長いものは現場で適当な長さに切断して使用 できる。
【0017】 図3はアングル用の保護具の他の態様を示す斜視図である。これは覆体3が本 体1の全体にわたって設けられているので、図1のものに比べ強度がより大であ ることと着脱を繰り返して使用する場合に便利である。図中の3の三角形の部分 は中空でも全体が樹脂のものでもよい。後者のものは現場で適宜切断して用いる 場合に有用である。
【0018】 図4はサポートがチャンネルの場合の本考案保護具の一例を示す断面図である 。 チャンネルのサポートは図6に示すような態様で前記のアングルと同様に用い られるものであり、やはり、その端部は危険であるのでアングルの場合と同様に 本考案の保護具が用いられる。 チャンネル保護具は形状が相違するだけで基本構造(嵌挿型),材質,色,厚 み,長さ等は前記のチャンネル保護具と同様である。 又、覆体3の態様もチャンネルの場合と同様、図3と同様の全体を覆うタイプ (中空又は充填)のものがある。
【0019】
【考案の効果】
金属サポート端部は、従来これといった安全対策が施されてこなかったが、本 考案の保護具は金属サポート類の端部による傷害事故を簡便に防止できるという 極めて実用的な効果を有する。 又、黄色(特に蛍光黄色)に着色されているため、目立ちやすく事故予防にも 役立つ。 そして、その取付は極めて簡単で現場で長さも調節できるという利点を持って おり適切な合成樹脂が選ばれているため、耐衝撃性,緩衝性,難燃性,易成形性 の長所も有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】アングルサポート用保護具の一例を示す断面図
である。
【図2】図1の保護具の斜視図である。
【図3】アングルサポート用保護具の他の例を示す斜視
図である。
【図4】チャンネルサポート用保護具の一例を示す断面
図である。
【図5】アングルサポートの実態態様を示す斜視図であ
る。
【図6】チャンネルサポートの実施態様を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 保護具本体(鞘部) 2 嵌挿孔 3 覆体(カバー)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプ等を支持する金属製サポート類の
    危険な端部から人体を保護するための保護具であって、 該金属サポート類端部に嵌挿される鞘状本体1と少な
    くともその外側端部を覆うところの覆体3とからなり、 金属サポート類が嵌挿される嵌挿孔2は該金属サポー
    トの厚さより小さく形成されており、 本体1の厚さは2.5〜4mmであり、 縦方向の長さが現場で調節可能であり、 材質が耐衝撃性,緩衝性及び難燃性を有する合成樹脂
    であり、 黄色に着色されており、 一体に成形されていることを特徴とする金属サポート
    端部の保護具。
  2. 【請求項2】 覆体3が本体1の全長にわたって形成さ
    れている請求項1記載の保護具。
  3. 【請求項3】 金属サポート類が金属製のアングル又は
    チャンネルである請求項1又は2記載の保護具。
  4. 【請求項4】 黄色が蛍光性もしくは夜光性を有する黄
    色である請求項1又は2記載の保護具。
JP1992067230U 1992-09-02 1992-09-02 金属サポート端部の保護具 Expired - Lifetime JPH0756456Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992067230U JPH0756456Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 金属サポート端部の保護具

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Publications (2)

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JPH0625456U true JPH0625456U (ja) 1994-04-08
JPH0756456Y2 JPH0756456Y2 (ja) 1995-12-25

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ID=13338911

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159741U (ja) * 1984-09-25 1986-04-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6159741U (ja) * 1984-09-25 1986-04-22

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JPH0756456Y2 (ja) 1995-12-25

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