JPH0521044U - 与えられた形状を保持する保護用シート - Google Patents
与えられた形状を保持する保護用シートInfo
- Publication number
- JPH0521044U JPH0521044U JP7040091U JP7040091U JPH0521044U JP H0521044 U JPH0521044 U JP H0521044U JP 7040091 U JP7040091 U JP 7040091U JP 7040091 U JP7040091 U JP 7040091U JP H0521044 U JPH0521044 U JP H0521044U
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- JP
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- shape
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 物体の表面を衝撃、汚染等から保護するため
に使用されるカバー用のシートであって、物体表面の形
状に応じた形状に形付けすることができ、かつこの与え
られた形状を自力で保持するシートを提供すること。 【構成】 軟質のゴムシート2、或は軟質の合成樹脂
シート2の間に軟質の金網3を埋設し一体に形成してシ
ート1状の構造とした。
に使用されるカバー用のシートであって、物体表面の形
状に応じた形状に形付けすることができ、かつこの与え
られた形状を自力で保持するシートを提供すること。 【構成】 軟質のゴムシート2、或は軟質の合成樹脂
シート2の間に軟質の金網3を埋設し一体に形成してシ
ート1状の構造とした。
Description
【0001】
本考案は、物体表面を衝撃や汚染等から保護するために使用される保護用のシ ートに関するものである。
【0002】
通常、建設現場や工場等において、衝突によって破損が生じるような機器類な ど、或は作業者に被害を与える虞のある例えば通路に張り出している梁の角など は、保護用のゴムシート等で覆って機器の被害や人身事故を防止している。この ようなゴムシート等の保護用部材は、通常ゴムシート等を保護対象物に巻き付け てロープや針金で縛り付けるか、或は強力な接着剤で貼りつけることで固定して いる。
【0003】 また引越し時の家具類やエレベーターの内側など、衝突によって破損の虞があ る場合もダンボールやベニヤ板等の保護用部材で臨時に覆って、ビニール紐や接 着剤等で固定して保護するのが通常である。
【0004】
しかし、上記ような保護用部材を固定する際に、建築現場や工場などでは、保 護対象物の表面が錆や汚れで汚染されていることが多く、このような場合は接着 剤が着きにくいという問題がある。
【0005】 また接着剤を用いずに保護用部材を固定する場合は、保護目的に適した保護部 材を選択し、ロープや針金等で縛り着けて固定するという作業が必要になる。ま た、保護対象物によってはロープや針金で縛りにくいという問題がある。
【0006】 このように、保護用部材で保護対象物を直接覆うことが困難な場合は、通常、 例えば周囲に防止柵を設けたり、或は通行禁止の処置を取る等で衝突等の事故を 防止しているが、このような処置は作業場を狭くするため作業性を悪くするとい うの問題がある。
【0007】 また、例えば建設現場におけるこれら機器の保護対策や安全対策のための作業 は、一時的なものが多く、作業の容易化、簡単化が望まれている。
【0008】 本考案は、上記のような問題点の少ない保護用のシート、即ち保護対象物の形 状に応じた形状に容易に形付けでき、しかもこの与えられた形状を自力で保持で きるシート(以下、単に「形状保持シート」という)を提供することによって、 建設現場等における保護用のシート固定作業を簡易化することを目的としてなさ れたものである。
【0009】
本考案者は上記の目的を達成するために、軟質のゴムシート、或は軟質の合成 樹脂シートの間に軟質の金網を埋設し一体に形成したことを特徴とする与えられ た形状を保持するシートを内容とする本考案を完成した。本考案のシートは、軟 質のゴムシート、或は軟質の合成樹脂シートと、その間に埋設され一体化された 軟質の金網により容易に所望の形状に形付けすることができ、かつこの金網の剛 性によって、この与えられた形状を自力で保持することができるので、保護用の シートの固定作業が簡易化される。
【0010】 またシートの表面がゴム層又は合成樹脂層のため緩衝性、防水性、耐薬品性等 がえられる。
【0011】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。
【0012】 実施例1 図1は本考案の形状保持シートの一例を示す断面図である。
【0013】 この図において、1は本考案の形状保持シートである。
【0014】 2は例えば硬度がJISAで50の未加硫天然ゴムによって形成された軟質ゴ ムのシートである。なおこのゴムシート2には、天然ゴムに代えて軟質の合成樹 脂、或は熱可塑性エラストマー等を使用してもよい。
【0015】 3は例えば軟鋼線の直径が0.3mm〜0.5mm、メッシュ間隔が10mm の1m平方の軟質の金網である。
【0016】 本実施例では、この軟質の金網3を上記軟質ゴムシート2内に埋設し、これを 加圧、加熱して一体に成形して、全体として厚さ3mmの形状保持シート1を作 った。なお上記金網3に直径の大きい軟鋼線を使用することで、金網3の剛性を 高める共にシートを厚くすることができる。
【0017】 この形状保持シートは、使用目的に応じて、使用する軟鋼線の直径、金網のメ ッシュサイズ、ゴムシートの厚さを適宜選択することが可能である。
【0018】 この形状保持シートを使用する際には、使用現場において使用箇所に応じて適 当な大きさに裁断し、手または適当な工具で保護対象物を覆うに適した形状に形 付けできる。具体的には、この保護対象物が例えば建設現場における鉄骨の端部 である場合は、図2に例示したように、このシートを上記端部を覆う袋状に形付 けし、この端部に単に直接被せるだけでシートを固定でき、衝突時の衝撃を和ら げることができる。この際、必要があれば適当な接着剤を用いるか、ロープ或は 針金等を用いて固定を確実なものとすることもできる。
【0019】 このシートは、手または適当な工具で平板状に伸ばすことで、繰り返し使用が 可能である。
【0020】 さらに、このシートの表面に繰り返し接着性のある接着層を設けることにより シートの保持固定を容易にし、またシートの繰り返し使用に便利なようにするこ とができる。
【0021】 またこのシートを黄色と黒色の縞模様に彩色することで、危険を警告し、一層 の安全対策効果を期待できる。
【0022】 本考案の形状保持シートの具体的用途としては、上述のように、建設現場や工 場における梁端部や機器類の突出部に対する安全対策用の保護用シート、衝突に 対する機器類の緩衝用保護シート、機器類の防水用、或は耐薬品用シート、家具 類や什器備品等の移動時における緩衝用保護シート、引越し時のエレベータ内壁 の保護部材、通常の保護シートが固定しにくいような各種コーナー保護用部材等 を例示することができる。
【0023】
以上説明したように、本考案の形状保持シートは、保護対象物の形状に応じた 形状に容易に形付けすることができ、かつこの与えられた形状を自力で保持する ことができるので、保護対象物に容易に固定することができ、保護対策や安全対 策の作業を簡易化できるという利点がある。
【0024】 また再形付けが容易なので、繰り返し使用が可能である。
【0025】 さらに表面がゴム等で被覆されているので、耐衝撃性、耐水性、耐薬品性に優 れているという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の形状保持シートの一例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】図2は本考案の形状保持シートを建設現場にお
ける鉄骨の端部に合わせて形付けし、装着した状態を示
す説明図である。
ける鉄骨の端部に合わせて形付けし、装着した状態を示
す説明図である。
1:形状保持シート、 2:軟質ゴム層、 3:軟
質金網。
質金網。
Claims (2)
- 【請求項1】 軟質のゴムシート、或は軟質の合成樹脂
シートの間に軟質の金網を埋設し一体に形成したことを
特徴とする与えられた形状を保持する保護用シート。 - 【請求項2】 請求項1において、シートの片面或は両
面に繰返し接着性を有する接着層を設けたことを特徴と
する与えられた形状を保持する保護用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7040091U JPH0521044U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 与えられた形状を保持する保護用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7040091U JPH0521044U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 与えられた形状を保持する保護用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521044U true JPH0521044U (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=13430368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7040091U Pending JPH0521044U (ja) | 1991-09-03 | 1991-09-03 | 与えられた形状を保持する保護用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521044U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096370A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Sakura Finetek Japan Co Ltd | 摘出生体組織形状保持材及び生体組織の固定方法 |
JP2015123656A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 信越ポリマー株式会社 | 形状保持シート及び形状保持シートの製造方法 |
JP2016088024A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 信越ポリマー株式会社 | 形状保持シートの製造方法および形状保持シート |
-
1991
- 1991-09-03 JP JP7040091U patent/JPH0521044U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008096370A (ja) * | 2006-10-16 | 2008-04-24 | Sakura Finetek Japan Co Ltd | 摘出生体組織形状保持材及び生体組織の固定方法 |
JP4718410B2 (ja) * | 2006-10-16 | 2011-07-06 | サクラファインテックジャパン株式会社 | 摘出生体組織形状保持材及び生体組織の固定方法 |
JP2015123656A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | 信越ポリマー株式会社 | 形状保持シート及び形状保持シートの製造方法 |
JP2016088024A (ja) * | 2014-11-10 | 2016-05-23 | 信越ポリマー株式会社 | 形状保持シートの製造方法および形状保持シート |
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