JPH06253715A - 除草殺虫方法及び装置 - Google Patents

除草殺虫方法及び装置

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JPH06253715A
JPH06253715A JP25042291A JP25042291A JPH06253715A JP H06253715 A JPH06253715 A JP H06253715A JP 25042291 A JP25042291 A JP 25042291A JP 25042291 A JP25042291 A JP 25042291A JP H06253715 A JPH06253715 A JP H06253715A
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JP
Japan
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steam
lawn
vehicle
weeds
land
Prior art date
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Pending
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JP25042291A
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English (en)
Inventor
Takatoshi Miyazaki
孝壽 宮崎
Muneo Endo
宗男 遠藤
Koichi Aoki
孝一 青木
Takashi Shingyoji
孝 真行寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chiba Prefectural Government
Original Assignee
Chiba Prefectural Government
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有害な農薬や殺虫剤を使用することなく、ゴ
ルフ場等の芝生造成地の除草、殺虫を行なう。 【構成】 芝生造成地2上を走行する車輌3上に蒸気発
生装置4を搭載し、蒸気噴射装置5を索引する。蒸気発
生装置4で蒸気を生成し、蒸気噴射装置5から蒸気を噴
射しながら芝生造成地2上を移動する。蒸気により雑草
が枯死、害虫が死滅するが、地中内の芝生の根は生息し
ており、後に自生する。蒸気使用のため、除草剤や殺虫
剤使用に基づく環境汚染がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフ場等の芝生造成地
の雑草及び殺虫を効果的に行なうことが出来る除草殺虫
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場等の芝生造成地では芝生の間か
ら生える雑草の除去や害虫の駆除を行なう必要がある。
このため、従来では除草剤、殺虫剤等を混合した農薬を
一定期間毎に散布することにより、除草を行なってい
た。又、環境保全の見地からこれら農薬を使用しないで
人力で雑草等を引き抜くことも行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の農薬散布による雑草の駆除は人体、家畜に対し
て有害であり、散布した農薬が周囲の河川や地下水に流
れ込む等して深刻な地下汚染、水質汚染を引き起こす環
境汚染の原因となっていた。又、農薬使用は経費的にも
割高であり、その保管管理も容易ではないものである。
このため、近時、一部の地方公共団体では条例で農薬を
禁止するようにして、前述のように人力による雑草の駆
除を行なうようにしたところもあるが、膨大な人件費が
かかることと農薬散布程には効果的に雑草除去、害虫駆
除が行なえない問題点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、環境保全の見地から有害な農薬
を使用することなく、安全で而もコスト面からも廉価に
芝生造成地の除草及び殺虫を行なうことが出来る除草殺
虫方法及び装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の除草殺虫方法は芝生造成地に対して蒸気を
噴射することを特徴としている。
【0006】又、この方法に実施される本発明の除草殺
虫装置は芝生造成地上を走行する車輌と、この車輌に搭
載された蒸気発生装置と、車輌と一体となって芝生造成
地上を移動すると共に、前記蒸気発生装置から供給され
た蒸気を芝生造成地に噴射する蒸気噴射装置とを備えて
いることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成では、蒸気を芝生造成地に噴射する
と、芝生及び雑草は蒸気により高温に蒸されるため、地
上に出ているこれらの葉、茎等が枯れ、除草が行なわれ
る。この時、芝生の根は地下に深く潜入しているため、
蒸気で蒸されることがなく芝生の発芽が可能となってい
るが、雑草はその実が地上に出ており、蒸されることに
より組織が破壊されるため発芽することがなくなる。
又、芝生造成地で生育している害虫及びその卵、雑菌は
蒸気噴射により死滅するため、殺虫も同時に行なうこと
が出来る。かかる蒸気は人体、家畜に無害であり、使用
による環境汚染を引き起こす虞もない。
【0008】上記構成の除草殺虫装置においては、蒸気
発生装置からの蒸気を蒸気噴射装置が芝生造成地に噴射
し、この噴射状態で車輌が走行することにより、芝生造
成地全体の除草殺虫を行なうことが出来る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の除草殺虫装置の一実施例の全
体構成を、図2乃至図5はその各部の構成を示す。除草
殺虫装置1は図1に示すように、ゴルフ場等の芝生造成
地2上を走行する自走式車輌3と、この車輌3の荷台上
に搭載された蒸気発生装置4と、車輌後方に牽引部材6
により連結された蒸気噴射装とを備えている。このよう
な構成の除草殺虫装置1は車輌3が走行すると、蒸気発
生装置5が一体となって芝生造成地2上を移動する。
【0010】図2及び図3は蒸気発生装置4を示し、車
輌3の荷台上に載置される台座41上に給水タンク42
と、燃料タンク43と、ボイラ44とが取り付けられて
いる。給水タンク42はボイラ44に水を供給するもの
であり、給水弁(図示省略)を内部に備えた給水ポンプ
45を介してボイラ44に連結されている。ボイラ44
は水を加熱して蒸気とするバーナ46を備えており、給
水タンク42からの水を高温高圧の蒸気とする。このボ
イラ44の上部には発生した蒸気を蒸気噴射装置5に供
給するための蒸気管47が取り付けられている。48は
燃焼ガスを排気する煙突、49は発電器、44aはボイ
ラ44内の蒸気圧の一部を逃すための安全管である。
【0011】図4、図5及び図6は蒸気噴射装置5を示
し、噴射フレーム51上に前輪支持ポスト52及び後輪
支持ポスト53、53が取り付けられ、前輪支持ポスト
52に前輪54が自転自在に取り付けられている。又、
後輪支持ポスト53、53には車軸56が掛け渡され、
この車軸56の両端部に後輪55が自転自在に取り付け
られている。これら前輪支持ポスト52及び後輪支持ポ
スト53、53には高さ調整用ロッド57が夫々取り付
けられており、この高さ調整用ロッド57を上下調整す
ることにより、図4に示すように前輪54及び後輪55
の高さ調整が行なわれ、これにより噴射フレーム51が
相対的に高さ調整されるようになっている。噴射フレー
ム51は図6に示すように、蒸気発生装置4の蒸気管4
7にホース等を介して連結される蒸気口51aが設けら
れている。この噴射フレーム51は内部が中空状となっ
ていると共に、下面には多数の噴射口58が開設されて
おり、蒸気発生装置4から蒸気が供給されると、噴射口
58から蒸気を噴射する。図5において、59は車輌3
に牽引されるための牽引具である。
【0012】上記構成において、高さ調整用ロッド57
を操作して噴射フレーム51の高さ調整を行なう。この
高さ調整は芝生造成地2に生えている雑草の高さに応じ
て行なわれるものであり、例えば雑草が芝生より高い場
合には、芝生よりも延びた雑草の上部に蒸気が噴射され
るように調整する。又、芝生と雑草が略同一の高さの場
合には、地上部分の芝生及び雑草に蒸気が噴射されるよ
うに調整することが出来る。このようにいずれの場合に
おいても、この調整後に蒸気発生装置4を駆動して高温
高圧の蒸気を蒸気噴射装置5に供給し、この状態で車輌
3が芝生造成地2上を走行する。かかる走行により、芝
生造成地2には蒸気が噴射されるため、その高温蒸気の
接触した部分が蒸されて芝生又は雑草が枯れて雑草の除
去が行なわれる。又、この蒸気により、害虫やその卵及
び雑菌が死滅するため、殺虫も同時に行なうことが出来
る。この場合、芝生の根は地中に潜入しているため、蒸
気によって蒸されることがない。従って、この除草殺虫
処理後には芝生だけが自生することが出来る。尚、上記
の作業は雑草が成長する秋頃に行なうことが望ましく、
実の固い雑草に対しては、実の柔らかい春頃に行なうよ
うにすれば良い。
【0013】このような実施例では、蒸気噴射によって
除草及び殺虫を行なうため、有害な農薬を使用する必要
がなく農薬流失による水質汚染等の環境汚染が生じる虞
がない。又、その原料が水だけであるため、取り扱いが
安全で而も簡単であり、廉価に除草殺虫を行なうことが
可能となる。
【0014】上記実施例では蒸気噴射装置の噴射高さを
調整可能としたが、この高さ調整を不要としても良く、
又噴射する上記の圧力を調整するようにしても良い。更
に、蒸気噴射装置の噴射フレームの周囲に耐熱性のスカ
ート部を設けるようにすれば蒸気の浸透の深さの調整が
可能となる。本実施例では、蒸気噴射装置を車輌に牽引
しているが、車輌に搭載するようにしても良い。この場
合には、簡単な油圧式エレベータ上に蒸気噴射装置を取
り付けてその噴射高さの調整を行ない、地面と平行に維
持するようにしても良い。本実施例のように、ボイラを
縦型の場合の他、芝生造成地等での走行安定性を考慮し
て横型のものを使用することも出来る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はゴルフ場
等の芝生造成地に蒸気を噴射して除草殺虫を行なうた
め、従来のように有毒な農薬散布による地下汚染、水質
汚染による環境汚染の虞がなくなると共に、取り扱いも
安全で容易である。従来の農薬散布や人力による除草作
業に比較して大幅な作業費、維持費等のコストダウンを
図ることが可能であり、現在問題視されているゴルフ場
等の芝生造成地の除草殺虫に極めて有益なものを提供出
来る優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の除草殺虫装置の一実施例を示す側面図
である。
【図2】蒸気発生装置を示す平面図である。
【図3】蒸気発生装置を示す側面図である。
【図4】蒸気噴射装置を示す背面図である。
【図5】蒸気噴射装置を示す側面図である。
【図6】噴射フレームの底面である。
【符号の説明】
1 除草殺虫装置 2 芝生造成地 3 車輌 4 蒸気発生装置 5 蒸気噴射装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゴルフ場等の芝生造成地
の雑草及び殺虫を効果的に行なうことが出来る除草殺虫
方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフ場等の芝生造成地では芝生の間か
ら生える雑草の除去や害虫の駆除を行なう必要がある。
このため、従来では除草剤、殺虫剤等を混合した農薬を
一定期間毎に散布することにより、除草を行なってい
た。又、環境保全の見地からこれら農薬を使用しないで
人力で雑草等を引き抜くことも行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の農薬散布による雑草の駆除は人体、家畜に対し
て有害であり、散布した農薬が周囲の河川や地下水に流
れ込む等して深刻な地下汚染、水質汚染を引き起こす環
境汚染の原因となっていた。又、農薬使用は経費的にも
割高であり、その保管管理も容易ではないものである。
このため、近時、一部の地方公共団体では条例で農薬を
禁止するようにして、前述のように人力による雑草の駆
除を行なうようにしたところもあるが、膨大な人件費が
かかることと農薬散布程には効果的に雑草除去、害虫駆
除が行なえない問題点があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、環境保全の見地から有害な農薬
を使用することなく、安全で而もコスト面からも廉価に
芝生造成地の除草及び殺虫を行なうことが出来る除草殺
虫方法及び装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の除草殺虫方法は芝生造成地に対して蒸気を
噴射することを特徴としている。
【0006】又、この方法に実施される本発明の除草殺
虫装置は芝生造成地上を走行する車輌と、この車輌に搭
載された蒸気発生装置と、車輌と一体となって芝生造成
地上を移動すると共に、前記蒸気発生装置から供給され
た蒸気を芝生造成地に噴射する蒸気噴射装置とを備えて
いることを特徴としている。
【0007】
【作用】上記構成では、蒸気を芝生造成地に噴射する
と、芝生及び雑草は蒸気により高温に蒸されるため、地
上に出ているこれらの葉、茎等が枯れ、除草が行なわれ
る。この時、芝生の根は地下に深く潜入しているため、
蒸気で蒸されることがなく芝生の発芽が可能となってい
るが、雑草はその実が地上に出ており、蒸されることに
より組織が破壊されるため発芽することがなくなる。
又、芝生造成地で生育している害虫及びその卵、雑菌は
蒸気噴射により死滅するため、殺虫も同時に行なうこと
が出来る。かかる蒸気は人体、家畜に無害であり、使用
による環境汚染を引き起こす虞もない。
【0008】上記構成の除草殺虫装置においては、蒸気
発生装置からの蒸気を蒸気噴射装置が芝生造成地に噴射
し、この噴射状態で車輌が走行することにより、芝生造
成地全体の除草殺虫を行なうことが出来る。
【0009】
【実施例】図1は本発明の除草殺虫装置の一実施例の全
体構成を、図2乃至図5はその各部の構成を示す。除草
殺虫装置1は図1に示すように、ゴルフ場等の芝生造成
地2上を走行する自走式車輌3と、この車輌3の荷台上
に搭載された蒸気発生装置4と、車輌後方に牽引部材6
により連結された蒸気噴射装とを備えている。このよう
な構成の除草殺虫装置1は車輌3が走行すると、蒸気発
生装置5が一体となって芝生造成地2上を移動する。
【0010】図2及び図3は蒸気発生装置4を示し、車
輌3の荷台上に載置される台座41上に給水タンク42
と、燃料タンク43と、ボイラ44とが取り付けられて
いる。給水タンク42はボイラ44に水を供給するもの
であり、給水弁(図示省略)を内部に備えた給水ポンプ
45を介してボイラ44に連結されている。ボイラ44
は水を加熱して蒸気とするバーナ46を備えており、給
水タンク42からの水を高温高圧の蒸気とする。このボ
イラ44の上部には発生した蒸気を蒸気噴射装置5に供
給するための蒸気管47が取り付けられている。48は
燃焼ガスを排気する煙突、49は発電器、44aはボイ
ラ44内の蒸気圧の一部を逃すための安全管である。
【0011】図4、図5及び図6は蒸気噴射装置5を示
し、噴射フレーム51上に前輪支持ポスト52及び後輪
支持ポスト53、53が取り付けられ、前輪支持ポスト
52に前輪54が自転自在に取り付けられている。又、
後輪支持ポスト53、53には車軸56が掛け渡され、
この車軸56の両端部に後輪55が自転自在に取り付け
られている。これら前輪支持ポスト52及び後輪支持ポ
スト53、53には高さ調整用ロッド57が夫々取り付
けられており、この高さ調整用ロッド57を上下調整す
ることにより、図4に示すように前輪54及び後輪55
の高さ調整が行なわれ、これにより噴射フレーム51が
相対的に高さ調整されるようになっている。噴射フレー
ム51は図6に示すように、蒸気発生装置4の蒸気管4
7にホース等を介して連結される蒸気口51aが設けら
れている。この噴射フレーム51は内部が中空状となっ
ていると共に、下面には多数の噴射口58が開設されて
おり、蒸気発生装置4から蒸気が供給されると、噴射口
58から蒸気を噴射する。図5において、59は車輌3
に牽引されるための牽引具である。
【0012】上記構成において、高さ調整用ロッド57
を操作して噴射フレーム51の高さ調整を行なう。この
高さ調整は芝生造成地2に生えている雑草の高さに応じ
て行なわれるものであり、例えば雑草が芝生より高い場
合には、芝生よりも延びた雑草の上部に蒸気が噴射され
るように調整する。又、芝生と雑草が略同一の高さの場
合には、地上部分の芝生及び雑草に蒸気が噴射されるよ
うに調整することが出来る。このようにいずれの場合に
おいても、この調整後に蒸気発生装置4を駆動して高温
高圧の蒸気を蒸気噴射装置5に供給し、この状態で車輌
3が芝生造成地2上を走行する。かかる走行により、芝
生造成地2には蒸気が噴射されるため、その高温蒸気の
接触した部分が蒸されて芝生又は雑草が枯れて雑草の除
去が行なわれる。又、この蒸気により、害虫やその卵及
び雑菌が死滅するため、殺虫も同時に行なうことが出来
る。この場合、芝生の根は地中に潜入しているため、蒸
気によって蒸されることがない。従って、この除草殺虫
処理後には芝生だけが自生することが出来る。尚、上記
の作業は雑草が成長する秋頃に行なうことが望ましく、
実の固い雑草に対しては、実の柔らかい春頃に行なうよ
うにすれば良い。
【0013】このような実施例では、蒸気噴射によって
除草及び殺虫を行なうため、有害な農薬を使用する必要
がなく農薬流失による水質汚染等の環境汚染が生じる虞
がない。又、その原料が水だけであるため、取り扱いが
安全で而も簡単であり、廉価に除草殺虫を行なうことが
可能となる。
【0014】又、本発明によれば、特にゴルフ場等の芝
生造成地において積雪があった場合には、本発明による
蒸気噴射装置5を積った雪上を走行させることによっ
て、芝生造成地上の雪を溶かすことにも利用出来る。従
って、ゴルフ場の経営にとっても有益であり、一般利用
者も積雪にもかかわらずプレーが出来る等の利便を生む
ことが可能となる。
【0015】上記実施例では蒸気噴射装置の噴射高さを
調整可能としたが、この高さ調整を不要としても良く、
又噴射する上記の圧力を調整するようにしても良い。更
に、蒸気噴射装置の噴射フレームの周囲に耐熱性のスカ
ート部を設けるようにすれば蒸気の浸透の深さの調整が
可能となる。本実施例では、蒸気噴射装置を車輌に牽引
しているが、車輌に搭載するようにしても良い。この場
合には、簡単な油圧式エレベータ上に蒸気噴射装置を取
り付けてその噴射高さの調整を行ない、地面と平行に維
持するようにしても良い。本実施例のように、ボイラを
縦型の場合の他、芝生造成地等での走行安定性を考慮し
て横型のものを使用することも出来る。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はゴルフ場
等の芝生造成地に蒸気を噴射して除草殺虫を行なうた
め、従来のように有毒な農薬散布による地下汚染、水質
汚染による環境汚染の虞がなくなると共に、取り扱いも
安全で容易である。従来の農薬散布や人力による除草作
業に比較して大幅な作業費、維持費等のコストダウンを
図ることが可能であり、現在問題視されているゴルフ場
等の芝生造成地の除草殺虫に極めて有益なものを提供出
来る優れた効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 遠藤 宗男 千葉県千葉市大膳野町808 千葉県農業試 験場内 (72)発明者 青木 孝一 千葉県千葉市大膳野町808 千葉県農業試 験場内 (72)発明者 真行寺 孝 千葉県千葉市大膳野町808 千葉県農業試 験場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芝生造成地に対して蒸気を噴射すること
    を特徴とする除草殺虫方法。
  2. 【請求項2】 芝生造成地上を走行する車輌と、この車
    輌に搭載された蒸気発生装置と、車輌と一体となって芝
    生造成地上を移動すると共に、前記蒸気発生装置から供
    給された蒸気を芝生造成地に噴射する蒸気噴射装置とを
    備えていることを特徴とする除草殺虫装置。
JP25042291A 1991-09-03 1991-09-03 除草殺虫方法及び装置 Pending JPH06253715A (ja)

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JP25042291A JPH06253715A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 除草殺虫方法及び装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995016341A1 (en) * 1993-12-16 1995-06-22 Waipuna International Limited Reticulation means
DE4341898A1 (de) * 1993-12-09 1995-06-22 Rudolf Schenk Hauswasseranlage
KR100731681B1 (ko) * 2006-06-08 2007-06-25 허만국 스팀을 이용한 잡초제거방법 및 장치
JP2010124705A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 捕虫器
JP2014500016A (ja) * 2010-11-09 2014-01-09 ウィーディング テクノロジーズ リミテッド 雑草防除のための装置
CN110402910A (zh) * 2019-08-28 2019-11-05 浙江正泰新能源开发有限公司 一种光伏电站自动除草装置

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KR100731681B1 (ko) * 2006-06-08 2007-06-25 허만국 스팀을 이용한 잡초제거방법 및 장치
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CN110402910A (zh) * 2019-08-28 2019-11-05 浙江正泰新能源开发有限公司 一种光伏电站自动除草装置

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