JP4901278B2 - 除草剤の散布装置 - Google Patents

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本発明は除草剤の散布装置であるが、農作物に除草剤がかかることのないように散布することが出来る散布装置に関するものである。
農作物を育成する場合に色々な農薬が使用されているが、最もやっかいな農薬散布は除草剤である。雑草は農作物の間に生長し、該草を枯らすために除草剤が使用されるが、除草剤を散布するに際して農作物にかからないようにしなくてはならない。劇薬である除草剤が農作物にかかるならば、生長しなくてはならない農作物が枯れてしまう。そこで、従来では人が雑草にだけ除草剤がかかるように時間をかけて丁寧に散布しているのが現実である。
従来の方法では、タンクを背に担いで歩きながら除草剤が農作物にかからないように散布しなくてはならず、これは大変な重労働である。例えば、10アール当たり約100リットルの除草剤を散布しなくてはならず、背に担ぐタンクは一般に20リットルであるが、非常に重い。この重いタンクを担いで10アールの広い畑を歩かなくてはならない。
特開2003−235432号に係る「除草剤噴霧に於ける飛散防止装置 の改良」は、除草剤を散布するに際して、噴霧飛散防止カバーの改良に依って除草剤の使用範囲を拡大するものであり、 噴霧カバーの左右下端にゴム状の補助カバーを設けて噴霧飛散を防止して作物を守るように構成している。この装置は噴霧飛散防止カバーを備えているために除草剤が農作物にかかることは殆どないが、これを作業者がもって散布するのであればさらに重労働となる。
特開平9−220004号に係る「田植機装備用の薬剤散布装置」は、田植機に装着して除草剤や病虫防除剤を圃場面に菜移植作業と同時に散布することが出来るもので、その薬剤散布の状態を均一状にしながら、散布横幅を簡単に調節することができる。そこで、走行車の後部に、昇降作動機構を介して上下作動可能に装着された田植装置において、この田植装置による苗植付け跡の圃場上面に薬剤を散布する薬剤散布装置を田植装置の機枠側に適宜装着し、この薬剤散布装置の薬剤散布案内枠を左右方向に長く延長した下部側のみ開放型の前後が幅狭ない長方形状に構成し、この薬剤散布案内枠の内部中央側に薬剤タンクから定量づつ繰り出される薬剤を放出する薬剤落下放出口を設け、この薬剤落下放出口の下部側にはこの薬剤を横外側方向へ吹き飛ばして薬剤を散布する散布手段を設けた構成となし、前記薬剤散布装置の少ななくとも前記薬剤散布案内枠を上下調節可能に構成している。
この装置は、あくまでも田に生育する雑草を除去するためのものであり、畑で大きく生育した農作物にかからないような除草剤の散布装置ではない。
一方、アメリカなどでは除草剤がかかっても農作物が枯れないような遺伝子組み換えが行われている場合も少なくない。このように遺伝子組み換えが行われた農作物であれば、飛行機で空から除草剤を散布することは可能であ利、広大な畑の農作物を枯らすことなく効率よく除草することが出来る。しかし、日本では遺伝子組み換えされた農作物は消費者が好まれていない。
特開2003−235432号に係る「除草剤噴霧に於ける飛散防止装置の改良」 特開平9−220004号に係る「田植機装備用の薬剤散布装置」
このように従来の除草剤散布装置には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、所定の間隔をおいて線状に連続して植え付けられている農作物にかからないように、該農作物の間に生えている雑草を除去するための除草剤の散布装置を提供する。
本発明に係る除草剤の散布装置はノズルから噴射する除草剤が農作物の葉や茎にかからないような構造を有し、農業機械に装着される。従って、一般には農業用トラクター、耕運機、又は田植え機に装着されて移動しながら上記ノズルを介して除草剤を散布することが出来る。ここで、除草剤は液体であっても粉体であってもよく、その種類は問わない。
散布装置は先頭に位置した掻き分け部、ブラケット、そしてノズルから成り、上記掻き分け部は先を細くすると共に後方を幅広に拡大し、しかも上方へ傾斜した概略三角錐を倒した形状となっている。そして、後端部には2本の垂直軸を中心として揺動する両ブラケットを取付けている。ノズルはこの両ブラケットの間に設けられ、両ブラケットにはバネ力が付勢されて外方向へ広がるようになっている。
本発明の除草剤散布装置は農業用トラクターなど農業機械に装着され、機械に乗って広大な耕地に栽培されている農作物の間に生えている雑草を効率よく除去することが出来る。そして、除草剤を噴射するノズルは両ブラケットの間に設けられているために、農作物にかかることはない。そして該ブラケットの前方には先を細くした掻き分け部を備えている為に、農作物が倒れている場合であっても強制的に起こして散布され、踏みつけられない。
又、掻き分け部の後方に取付けている上記両ブラケットは垂直軸を中心として揺動することが出来、しかもバネ力を付勢して常に拡張するように働いている。従って両側に起立している農作物は除草剤がかからないように両側へ押しやられた状態で散布される。一方、上記掻き分け部と両ブラケットにて倒れた農作物は起こされる為に、除草効果のだけでなく農作物に元気を与える。
図1、図2は本発明に係る除草剤の散布装置を装着した農業用トラクターを表している。同図はあくまでも全体概略図であり、農業用トラクターの後方に散布装置1が装着され、先頭には除草剤を収容しているタンク2を備えている。従って、タンク2に収容されている除草剤は上記散布装置1へ送られて散布されるが、タンク2と散布装置1とはホース3にて繋がれている。
該散布装置1は農業用トラクターの後方に備えている取着部4に取付けられ、該取着部4は上下動することが出来る機構と成っている。この取着部4は田畑を耕す為に備わっているトラクター本来のロータリーが取付けられている部分であり、該ロータリーを取り外して本発明の散布装置1が装着される。
図2は散布装置1を装着しているトラクターの平面図であるが、同図に示す実施例では3基の散布装置1,1,1が備わっている。上記取着部4の中央には後方へ延びる連結部5が固定され、連結部5にはアーム6を水平に固定しており、該アーム6から下方へ垂下する脚部7の下端に散布装置1が取付けられている。従って、3基の散布装置1,1,1は取着部4が上下動することで同調して動くことが出来る。
又、アーム6には水平パイプ8が水平に支持され、水平パイプ8からは3本の垂直パイプ9,9,9が下方へ延びている。そして垂直パイプ9,9,9は散布装置1,1,1の内部へ延びて、その下端にはノズル10,10,10が取付けられている。散布装置1のノズル10には、タンク2から除草剤が供給されるが、該タンク2にはポンプが設けられていて、該ポンプの力で各ノズル10,10,10から除草剤が噴射される。
ところで、散布装置1はノズル10から噴射する除草剤が農作物にかからないように両側及び上側がカバーされている。又、農作物は風雨によって倒れることも多く、このような農作物が一部に存在している場合であっても、該農作物を踏み付けることなく、起こして散布することが出来るように構成している。この実施例では農業用トラクターの後方に装着しているが、先頭に散布装置1,1,1を取付けるならば、倒れている農作物がタイヤの下になることはない。
そこで、散布装置1は前方に掻き分け部11を有し、後方にはブラケット12,12を取付けている。掻き分け部11は先方側を細くし、後方を拡大した形状で、概略三角錐を倒したような形状としている。すなわち、傾斜して配置した三角形側板13,13の上辺を突合せ、両三角形側板13,13の下辺を三角形の底板によって固定している。又は、三角形の底板を用いることなく連結棒を間に介在させて溶接することで両側の三角形側板13,13を傾斜した状態に固定することが出来る。図4は散布装置1の横断面図を示している。
そして、掻き分け部11の後端部両側には垂直軸14,14を設け、この垂直軸14,14にブラケット12,12を揺動可能に取付けている。垂直軸14,14の前方側へアーム15,15を延ばし、両アーム15,15間にはコイルバネ16を介在していてアーム間距離が縮小するようにバネ力を付勢している。両アーム15,15の間隔が縮小するならば、該アーム15,15と連結しているブラケット12,12の間隔は拡大するように作用する。すなわち、両ブラケット12,12は常に外方向へ広がるバネ力が付勢されている。
傾斜した三角形側板13,13の上辺を突き合わせて構成した掻き分け部11の下側は開口し、ブラケット12,12の下側も開口しているが、図3に示しているようにブラケットの上側は上遮蔽板17,17を形成している。従って、ノズル10から噴射する除草剤は外側へ飛散することはなく、又上側へも飛散しない。
図4において、○印は農作物18を表している。畑には土盛りされた畦19,19・・が等間隔で延び、各畦19,19・・には農作物18,18・・が所定の間隔をおいて成育している。雑草は畦19の側面20、及び畦19,19間の表面21に生えている。本発明の除草剤散布装置1はこれら側面20,20・・及び表面21,21・・の雑草に除草剤を散布して枯らすことが出来る。しかも、畦19,19・・に成育している農作物18,18・・には除草剤がかからないようにしている。
散布装置1は各畦19,19・・に成育している農作物18,18・・の間を移動して除草剤を散布するが、風雨で倒れている農作物18,18・・は前方の掻き分け部11,11・・にて起こし、さらに後方のブラケットにて外方向へ押しやることが出来る。この状態でノズル10,10・・から噴射する除草剤が上記側面20,20・・、及び表面21,21・・に生えている雑草にかかって枯らすことが出来る。
両ブラケット12,12の下縁は畦19,19に近接するように散布装置1の高さを調整される。勿論、凹凸している畦19,19に接した状態で移動することもあり得る。実施例では農業用トラクターに散布装置1を装着しているが、田植え機に装着することも可能であり、又は特別に製作した専用機械を使用することも出来る。
散布装置を装着した農業用トラクターの側面図。 散布装置を装着した農業用トラクターの平面図。 散布装置を装着した農業用トラクターの背面図。 散布装置の横断面図。
符号の説明
1 散布装置
2 タンク
3 ホース
4 取着部
5 連結部
6 アーム
7 脚部
8 水平パイプ
9 垂直パイプ
10 ノズル
11 掻き分け部
12 ブラケット
13 三角形側板
14 垂直軸
15 アーム
16 コイルバネ
17 上遮蔽板
18 農作物
19 畦
20 側面
21 表面





Claims (2)

  1. 雑草を枯らすための除草剤を散布する装置において、掻き分け部と両ブラケット及びノズルから成り、掻き分け部は概略三角形側板の上辺を突合せて前方側を細く、後方側を拡大した形状とし、掻き分け部の後端部両側に設けた軸にブラケットを揺動可能に取付けるとともに、該ブラケットが外方向へ広がるようにバネ力を付勢し、両ブラケット間の下側は開口していると共に上側には上遮蔽板を形成し、そして除草剤を噴射するノズルをブラケットに配置し、該ブラケットはノズルの両側並びに上側を遮蔽することが出来る形状としたことを特徴とする除草剤の散布装置。
  2. 上記ブラケットには軸から前方へアームを延ばし、両アーム間距離を縮小するバネ力を付勢するコイルバネを介在した請求項1記載の除草剤の散装置。
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