JPH06253583A - 電動機の磁極位置補正装置 - Google Patents

電動機の磁極位置補正装置

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JPH06253583A
JPH06253583A JP5035146A JP3514693A JPH06253583A JP H06253583 A JPH06253583 A JP H06253583A JP 5035146 A JP5035146 A JP 5035146A JP 3514693 A JP3514693 A JP 3514693A JP H06253583 A JPH06253583 A JP H06253583A
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JP
Japan
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magnetic pole
sensor
offset level
output
motor
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Pending
Application number
JP5035146A
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English (en)
Inventor
Eiji Sawa
英二 沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、磁極センサ出力のゼロクロス点をロ
ータ磁極の切り替わり位置に一致させる調整を、熟練を
必要とせずに正確に行う。 【構成】磁極センサ(2) の極性出力が変わる各ゼロクロ
ス点の各時間幅P、Nをプロセッサ(4) の時間幅測定機
能により測定し、これら時間幅P、Nが均等になるよう
にプロセッサ(4) のオフセットレベル調整機能により磁
極センサ(2) のオフセットレベルを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば永久磁石を用い
た同期式電動機の制御装置に係わり、特に磁極センサに
より検出されたロータ磁極位置に基づいて同期式電動機
を駆動するときに磁極センサの磁極位置を補正する電動
機の磁極位置補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】永久磁石を用いた同期式電動機の制御
は、例えば3相交流の同期電動機であれば、ロータに対
して3つの磁極センサを角度120°の間隔でそれぞれ
配置し、これら磁極センサによりロータ磁極位置を検出
して電動機を駆動するPWMインバータのスイッチング
タイミングを制御している。
【0003】このような同期式電動機の制御に用いる磁
極センサとしては、正弦波出力方式の磁極センサ、例え
ばホール素子やレゾルバ等が用いられている。この磁極
センサの出力波形は、図4に示すように正弦波が一般的
であり、同図はホール素子を用いた波形例である。この
磁極センサの正弦波波形は、そのゼロクロス点、すなわ
ち電気角 nπ〜 (n+1)π〜 (n+2)π〜 …… をちょうどロータ磁極の切り替わり位置に合わせてい
る。これは、この位置合わせにバラツキを生じると、電
動機の効率に影響を与えるからである。従って、電動機
効率を最大にするために、磁極センサの出力波形の各ゼ
ロクロス点の時間幅、つまり時間幅nπ〜(n+1)π
と時間幅(n+1)π〜(n+2)πとを正確に一致さ
せることが必要となる。
【0004】そこで、この出力波形の各時間幅を一致さ
せるために、磁極センサの出力波形をオシロスコープ等
を用いて観測し、この波形を見ながら磁極センサのオフ
セットレベルを調整している。
【0005】しかしながら、磁極センサのオフセットレ
ベルは、温度変化や磁極センサに供給している電源の電
圧変動等によりそのレベルがずれることがある。このよ
うにオフセットレベルがずれていると、ロータ磁極位置
と磁極センサとの機械的な位置合わせが正確に行われて
も、電動機の制御にあたっては、位置ずれしていると判
断される。例えば、図5では磁極センサのオフセットレ
ベルが低いと判別され、図6ではオフセットレベルが高
いと判別される。
【0006】又、オフセットレベルの調整は、電動機を
回転動作させた状態で行うので、回転変動が伴う。この
ため、オシロスコープ等を用いて出力波形を観測しなが
ら調整する方法では、回転変動により各時間幅を正確に
合わせることが困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように磁極セン
サのオフセットレベルがずれることがあり、電動機の制
御において位置ずれしていると判断される。又、オフセ
ットレベルの調整は、電動機の回転変動により各時間幅
を正確に合わせることが困難である。
【0008】そこで本発明は、磁極センサ出力のゼロク
ロス点をロータ磁極の切り替わり位置に一致させる調整
を熟練を必要とせずに正確にできる電動機の磁極位置補
正装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、正弦波出力方
式の磁極センサにより電動機のロータ磁極位置を検出し
て電動機を駆動する電動機の制御装置において、
【0010】磁極センサ出力の極性が変わる各ゼロクロ
ス点の各時間幅を測定する時間幅測定手段と、この時間
幅測定手段により測定された各時間幅が均等になるよう
に磁気センサのオフセットレベルを調整するオフセット
レベル調整手段とを備えて上記目的を達成しようとする
電動機の磁極位置補正装置である。
【0011】
【作用】このような手段を備えたことにより、磁極セン
サ出力の極性が変わる各ゼロクロス点の各時間幅を時間
幅測定手段により測定し、この測定された各時間幅が均
等になるようにオフセットレベル調整手段により磁極セ
ンサのオフセットレベルを調整する。これにより、磁極
センサ出力のゼロクロス点がロータ磁極の切り替わり位
置に自動的に一致される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0013】図1は永久磁石を用いた三相同期式電動機
に適用した電動機の磁極位置補正装置の構成図である。
同期式電動機(以下、電動機と省略する)1には、正弦
波出力方式の各磁極センサ2が備えられている。これら
磁極センサ2は、電動機1のロータに対して角度120
°の間隔ごとに配置されたもので、ロータ磁極位置を検
出してその出力信号u、v、wを得るものである。これ
ら出力信号u、v、wは、A/D変換器3によりディジ
タル変換されてプロセッサ4に送られるようになってい
る。
【0014】このプロセッサ4は、図2に示す制御処理
フローチャートに従って動作するもので、ディジタルの
各出力信号u、v、wを取り込み、これら出力信号u、
v、wに基づいて磁極位置補正処理を実行し、この後に
PMWインバータから成る電力変換器5のスイッチング
タイミングを制御する機能を有している。このうち磁極
位置補正処理について説明する。プロセッサ4には、カ
ウンタ6が接続されており、これはクロック発生回路7
からのクロックを受けてフリーラン状態でカウントする
ようになっている。又、このプロセッサ4は、次のよう
な各機能を有している。すなわち、
【0015】磁極センサ2の出力の極性が変わるゼロク
ロス点におけるカウンタ6のカウント値C(c) を読み込
み、前回に読み込んだカウント値C(c-1) との差Pを求
めてこれをゼロクロス点間の時間幅とする時間幅測定機
能、この時間幅測定機能により測定された各時間幅が均
等になるように磁気センサ2のオフセットレベルを調整
するオフセットレベル調整機能、を有している。次に上
記の如く構成された装置の作用について図2に示す制御
処理フローチャートに従って説明する。
【0016】プロセッサ4によりPMWインバータから
成る電力変換器5のスイッチングタイミングが制御され
ると、この電力変換器5から電力が電動機1に供給され
る。この電力供給により電動機1は回転駆動する。
【0017】この状態に各磁極センサ2は、それぞれロ
ータ磁極位置を検出してその信号を出力し、これら出力
信号はA/D変換器3によりA/D変換されてプロセッ
サ4に送られる。図3はこれら磁極センサ2のうち1つ
の磁極センサ2の出力波形を示している。プロセッサ4
は、これら磁極センサ2の出力信号を受けると、ステッ
プ#1において各出力信号の極性を判断する。
【0018】ここで、図3に示す1つの磁極センサ2の
出力信号を例にとって説明すると、プロセッサ4は、ス
テップ#1において出力信号の極性を判断し、例えば時
刻t2において出力信号の極性が正から負に変わると、
このときにステップ#3においてカウンタ6のカウント
値C(n) を読み込む。次にプロセッサ4はステップ#4
に移り、ここで前回の時刻t1で読み込んだカウント値
C(n-1) を読み出し、今回のカウント値C(n) との差P P=C(n) −C(n-1) を磁極センサ2の出力信号が正から負に変わったときの
時間幅として求める。
【0019】次に電動機1の回転角度が進んで時刻t3
になると、プロセッサ4は、ステップ#1において出力
信号の極性が負から正に変わったことを判断し、このと
きにステップ#5において前回読み込んだカウント値C
(n) をC(n-1) とし、次のステップ#6において現在の
カウンタ6のカウント値C(n) を読み込む。次にプロセ
ッサ4はステップ#7に移り、前回の時刻t2で読み込
んだカウント値C(n-1) を読み出し、今回のカウント値
C(n) との差N N=C(n) −C(n-1) を負から正に変わったときの時間幅として求める。次に
プロセッサ4は、ステップ#8において各時間幅P、N
の差A A=P−N を求め、次のステップ#9において各時間幅P、Nの差
AがA<0であるか、又はA≧0であるかを判断する。
【0020】この判断の結果、差AがA<0であればオ
フセットレベルは、図5に示すように低い状態にあり、
プロセッサ4はステップ#10に移って差Aがほぼ
「0」となるようにオフセットレベルを上げる。
【0021】この後、プロセッサ4は、ステップ#12
において電流ベクトルを演算し求め、次のステップ#1
3において電力変換器5のスイッチングタイミングを制
御する。
【0022】又、上記判断の結果、差AがA≧0であれ
ばオフセットレベルは、図6に示すように高い状態にあ
り、プロセッサ4はステップ#11に移って差Aがほぼ
「0」となるようにオフセットレベルを下げる。
【0023】以下、上記同様にプロセッサ4は、ステッ
プ#12において電流ベクトルを演算し求め、次のステ
ップ#13において電力変換器5のスイッチングタイミ
ングを制御する。この結果、磁極センサの出力波形は、
そのゼロクロス点、すなわち電気角 nπ〜 (n+1)π〜 (n+2)π〜 …… をちょうどロータ磁極の切り替わり位置に一致するよう
になる。
【0024】このように上記一実施例においては、磁極
センサ2の極性出力が変わる各ゼロクロス点の各時間幅
P、Nを測定し、これら時間幅P、Nが均等になるよう
に磁極センサ2のオフセットレベルを調整するようにし
たので、磁極センサ2の出力のゼロクロス点をロータ磁
極の切り替わり位置に自動的に一致させることができ、
正確な磁極位置を検出できる。これにより、電動機1の
電機子コイルに正確な電流ベクトルで通電できるように
なり、電動機1の駆動効率を向上できる。なお、本発明
は上記一実施例に限定されるものでなくその要旨を変更
しない範囲で変形してもよい。
【0025】例えば、磁極センサの出力信号と基準レベ
ルとを比較器により比較して磁極センサ出力のオフセッ
トレベルを調整し、比較器の出力波形が50%デューテ
ィになるように調整してもよい。この場合、50%デュ
ーティを確認する手段としては、
【0026】(1) 比較器出力の低レベルと高レベル期間
の時間差を計測する。この時間差を測定する手段として
は、基準クロックをカウンタでカウントする計数方式を
用いる。 (2) 比較器出力の低レベルと高レベルの変化点からのそ
れぞれの積分出力の差を計測する。 (3) 比較器出力信号の平均電圧を測定する。等がある。
【0027】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、磁
極センサ出力のゼロクロス点をロータ磁極の切り替わり
位置に一致させる調整を熟練を必要とせずに正確にでき
る電動機の磁極位置補正装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる電動機の磁極位置補正装置の一
実施例を示す構成図。
【図2】同装置の制御処理フローチャート。
【図3】同装置の動作を説明するための波形図。
【図4】同装置に用いる磁極センサの出力波形図。
【図5】オフセットレベルの低い状態の磁極センサの出
力波形図。
【図6】オフセットレベルの高い状態の磁極センサの出
力波形図。
【符号の説明】
1…同期式電動機(電動機)、2…磁極センサ、3…A
/D変換器、4…プロセッサ、5…電力変換器、6…カ
ウンタ、7…クロック発生回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正弦波出力方式の磁極センサにより電動
    機のロータ磁極位置を検出して前記電動機を駆動する電
    動機の制御装置において、 前記磁極センサ出力の極性が変わる各ゼロクロス点間の
    各時間幅を測定する時間幅測定手段と、この時間幅測定
    手段により測定された各時間幅が均等になるように前記
    磁気センサのオフセットレベルを調整するオフセットレ
    ベル調整手段とを具備したことを特徴とする電動機の磁
    極位置補正装置。
JP5035146A 1993-02-24 1993-02-24 電動機の磁極位置補正装置 Pending JPH06253583A (ja)

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JPH06253583A true JPH06253583A (ja) 1994-09-09

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JP (1) JPH06253583A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019126244A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 キヤノン株式会社 モータ制御装置及び方法

Cited By (1)

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JP2019126244A (ja) * 2018-01-12 2019-07-25 キヤノン株式会社 モータ制御装置及び方法

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