JPH06250911A - データ解析装置 - Google Patents

データ解析装置

Info

Publication number
JPH06250911A
JPH06250911A JP5038604A JP3860493A JPH06250911A JP H06250911 A JPH06250911 A JP H06250911A JP 5038604 A JP5038604 A JP 5038604A JP 3860493 A JP3860493 A JP 3860493A JP H06250911 A JPH06250911 A JP H06250911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
model
analysis
data
data analysis
database
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5038604A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Kidawara
豊 木俵
Naoki Tamura
直樹 田村
Koji Morita
孝司 森田
Koichi Nishinaga
康一 西永
Ryosuke Fujioka
亮介 藤岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP5038604A priority Critical patent/JPH06250911A/ja
Publication of JPH06250911A publication Critical patent/JPH06250911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比較的迅速且つ正確なデータ解析を行いうる
データ解析装置。 【構成】 この装置A1 は,データ解析用オブジェクト
等を予め記憶しておくオブジェクト指向型データベース
1と,データベース1に記憶された解析プログラム等を
含むオブジェクトを組み合せてオブジェクトモデルを構
築するモデル構築機能処理部2,モデル構築機能処理部
2により構築されたオブジェクトモデルをデータベース
1に登録するモデル登録機能処理部3,モデル登録機能
処理部3によりデータベース1に登録されたオブジェク
トモデルを呼び出して,又はモデル構築機能処理部2に
より構築されたオブジェクトモデルを直接用いてデータ
解析を行うデータ解析機能処理部4とを有する計算機5
とから構成されている。上記構成により比較的迅速且つ
正確なデータ解析を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ解析装置に係り,
詳しくはオブジェクト指向型データベースを用いたデー
タ解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】対話的なツールを用いてユーザが対話的
にデータモデルを構築し,そのモデルを用いてシミュレ
ーションを行うデータ解析装置としては特開平1−27
4274号,特開平4−117573号等で既に公知で
ある。これらはそれぞれ,回路シミュレーションや,構
造物の解析シミュレーションを行うために開発されたも
のである。従来,製品の品質解析の為に行われたデータ
解析はデータベースから必要なデータを取り出し,任意
のアプリケーションプログラムを用いて解析を行ってい
た。図9はこのような従来のデータ解析装置Ao の一例
における概略構成を示す模式図である。図9に示す如
く,従来のデータ解析装置A0 は大きく分けて解析アプ
リケーションプログラムP1と,解析アプリケーション
プログラムP1に渡すデータを検索加工するデータ検索
部P2とに分けられる。まず,最初にユーザはデータ検
索部P2のインターフェースプログラム1を起動し,デ
ィスプレイ3に表示された検索条件入力インターフェー
ス2に解析するデータの検索条件を入力する。その検索
条件に従ってデータベース4からデータをデータ前処理
部5により検索,加工し,データ解析アプリケーション
プログラムP1に渡す。データ解析アプリケーションプ
ログラムP1はディスプレイ3に示されたメニュー画面
6からデータ解析の項目を選びデータ解析部7により解
析を行う。その解析の結果は表示部8によりディスプレ
イ3に表示される。ユーザは目的の解析結果が得られる
まで上記6から8までの操作を繰り返す。場合によって
は目的の結果を得るために上記2から8までの操作を繰
り返す場合もある。従来装置A0 では,このようにして
一連のデータ解析を行うことができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデータ解析
装置A0 はその構成上,データ検索部P2により検索し
たデータを解析アプリケーションプログラムP1に適応
したフォーマットに逐一加工しなければならない。ま
た,解析結果を記録するためには特別な手段を別途講じ
なければならない。更に,いくつかの操作手順を経て加
工されたデータであれば,解析結果を見てもどの様な手
順をふまえて行ったのか判らない。更に,その解析手順
も熟練者と初心者とでは違いがあり,そのために解析結
果が異なってくる場合もあった。本発明は,このような
従来の技術における課題を解決するために,データ解析
装置を改良し,比較的迅速かつ正確なデータ解析を行い
うるデータ解析装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,第1の発明は,少くともデータ解析用のオブジェク
トを予め記憶しておくオブジェクト指向型データベース
と,上記データベースに記憶された少くとも解析プログ
ラムを含むオブジェクトを組み合わせてオブジェクトモ
デルを構築するモデル構築手段と,上記モデル構築手段
により構築されたオブジェクトモデルを上記データベー
スに登録するモデル登録手段と,上記モデル登録手段に
より上記データベースに登録されたオブジェクトモデル
を呼び出して,又は上記モデル構築手段により構築され
たオブジェクトモデルを直接用いてデータ解析を行うデ
ータ解析手段とを具備してなるデータ解析装置として構
成されている。また,第2の発明は,少くともデータ解
析用のオブジェクトを予め記憶しておくオブジェクト指
向型データベースと,上記データベースに記憶された少
くとも解析プログラムを含むオブジェクトを組み合わせ
てオブジェクトモデルを構築するモデル構築手段と,上
記モデル構築手段により構築されたオブジェクトモデル
を上記データベースに登録する第1のモデル登録手段
と,上記第1のモデル登録手段により上記データベース
に登録されたオブジェクトモデルを呼び出して,又は上
記モデル構築手段により構築されたオブジェクトモデル
を直接用いてデータ解析を行う第1のデータ解析手段
と,上記第1のデータ解析手段によりデータ解析を行っ
た時の少くとも解析結果を含むインスタンスモデルを上
記データベースに登録する第2のモデル登録手段と,上
記第1,第2のモデル登録手段により上記データベース
に登録された上記オブジェクトモデル及びインスタンス
モデルを用いてデータ解析を行う第2のデータ解析手段
とを具備してなるデータ解析装置である。更には,上記
モデル構築手段により上記オブジェクトモデルを対話的
に構築してなるデータ解析装置である。
【0005】
【作用】第1の発明によれば,少くともデータ解析用の
オブジェクトがオブジェクト指向型データベースに予め
記憶される。上記データベースに記憶された少くとも解
析プログラムを含むオブジェクトをモデル構築手段によ
り組み合せてオブジェクトモデルが構築される。上記モ
デル構築手段により構築されたオブジェクトモデルがモ
デル登録手段により上記データベースに登録される。上
記モデル登録手段により上記データベースに登録された
オブジェクトモデルを呼び出して,又は上記モデル構築
手段により構築されたオブジェクトモデルを直接用いて
データ解析手段によりデータ解析がなされる。このよう
にデータ解析が,データ検索,解析等を全て同一レベル
で扱いうる解析用オブジェクトの構成という形で論理的
に自由に行うことができる。従って,解析の際に従来例
のようなデータ加工の必要がないため比較的迅速なデー
タ解析を行うことができる。また,解析に先立って解析
用オブジェクトが十分整備されておれば,解析順にオブ
ジェクトをつなげていくだけでもよく,このつながりを
オブジェクトモデルとしてデータベースに登録し再利用
できる。
【0006】また,第2の発明によれば,少くともデー
タ解析用のオブジェクトがオブジェクト指向型データベ
ースに予め記憶される。上記データベースに記憶された
少くとも解析プログラムを含むオブジェクトをモデル構
築手段により組み合せてオブジェクトモデルが構築され
る。上記モデル構築手段により構築されたオブジェクト
モデルが第1のモデル登録手段により上記データベース
に登録される。上記第1のモデル登録手段により上記デ
ータベースに登録されたオブジェクトモデルを呼び出し
て,又は上記モデル構築手段により構築されたオブジェ
クトモデルを直接用いて第1のデータ解析手段によりデ
ータ解析がなされる。そして,上記第1の解析手段によ
りデータ解析を行った時の少くとも解析結果を含むイン
スタンスモデルが第2のモデル登録手段により上記デー
タベースに登録される。上記第1,第2の登録手段によ
り上記データベースに登録された上記オブジェクトモデ
ル及びインスタンスモデルを用いて第2のデータ解析手
段によりデータ解析が行われる。このように先のデータ
解析時の解析データ等をもインスタンスモデルとしてデ
ータベースに登録し再利用することにより,ユーザが初
心者の場合でも熟練者と同様の正確なデータ解析を行う
ことができる。更に,上記モデル構築手段により上記オ
ブジェクトモデルが対話的に構築される。従って,モデ
ル作成が容易に行なえる。その結果,比較的迅速かつ正
確なデータ解析を行い得るデータ解析装置を得ることが
できる。
【0007】
【実施例】以下,添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し,本発明の理解に供する。尚以下
の実施例は,本発明を具体化した一例であって,本発明
の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここに,
図1は第1の発明の一実施例に係るデータ解析装置A1
の概略構成を示す模式図,図2は第2の発明の一実施例
に係るデータ解析装置A2 の概略構成を示す模式図,図
3はデータ解析装置A1 (A2 )のシステム構成図,図
4はユーザインタフェースツールの画面例を示す説明
図,図5はオブジェクトモデルの一例を示す説明図,図
6はオブジェクトモデルを用いて解析を行う直前の生成
時におけるインスタンスモデルの説明図,図7はオブジ
ェクトモデルを用いて解析を行った後のインスタンスモ
デルの説明図,図8は解析Aオブジェクトの構造を示す
説明図である。図1に示す如く,第1の発明のデータ解
析装置A1 は,データ解析用オブジェクト等を予め記憶
しておくオブジェクト指向型データベース1と,データ
ベース1に記憶された解析プログラム等を含むオブジェ
クトを組み合せてオブジェクトモデルを構築するモデル
構築機能処理部2(モデル構築手段に相当),モデル構
築機能処理部2により構築されたオブジェクトモデルを
データベース1に登録するモデル登録機能処理部3(モ
デル登録手段に相当),およびモデル登録機能処理部3
によりデータベース1に登録されたオブジェクトモデル
を呼び出して,又はモデル構築機能処理部2により構築
されたオブジェクトモデルを直接用いてデータ解析を行
うデータ解析機能処理部4(データ解析手段に相当)を
有する計算機5とから構成されている。
【0008】ここで,オブジェクトとは解析データ,解
析プログラム,解析手順等を同一レベルで管理するため
の単位の一種であり,オブジェクト指向型データベース
1はこのオブジェクトを登録し,必要なときに検索,格
納できる装置である。また,計算機5のハードウエア構
成は,記憶部であるメモリ6と,演算部であるCPU7
と,入出力管理等を行う管理部8とからなり,この内管
理部8はさらに解析するデータが格納されている解析デ
ータ用データベース群9からデータを検索,取得するデ
ータベース検索部10と,オブジェクトモデルを対話的
に作成し,解析結果を表示するユーザインタフェース部
11と,各オブジェクトへのメッセージを送信するメッ
セージ管理部12と,オブジェクトの生成,削除を行う
オブジェクト管理部13と,任意の出力装置に出力する
ためのデータ出力部14とからなる(図3参照)。計算
機5の前記各機能処理部の内,モデル構築機能処理部2
は主としてユーザインターフェース部11により,モデ
ル登録機能処理部3はオブジェクト管理部13により,
データ解析機能処理部4はCPU7によりそれぞれの機
能が発揮される。
【0009】次に,この装置A1 を用いてデータ解析を
行う場合の動作手順について説明する。ユーザはデータ
解析を行う場合まずデータ解析用のオブジェクトモデル
を構築しなければならない。そのモデルをユーザインタ
ーフェース部11によりメモリ6上に構築する際に使用
されるのが図4に示すような解析モデル構築インターフ
ェースツールである。このインターフェースツールはメ
インウィンドウ15,機能ボタン16,解析オブジェク
ト表示サブウィンドウ17,解析モデル作成ウィンドウ
18等からなる。ユーザはこのインターフェースツール
上でマウスやトラックボール等のポインティングデバイ
スを用いて解析オブジェクト表示サブウィンドウ17に
より解析オブジェクトを選択し,機能ボタン16を使っ
て解析モデル作成ウィンドウ18に行おうとするデータ
解析の手順に従ってオブジェクトモデルを構築する。図
5にこのオブジェクトモデルの一例を示す。オブジェク
トモデルはヘッダオブジェクト19から始まりフッタオ
ブジェクト28で終了するモデルでなければならない。
このヘッダオブジェクト19は解析時期と,行った解析
手順とを格納するオブジェクトである。ヘッダオブジェ
クト19はデータオブジェクト20にリンクオブジェク
ト29を介して接続される。このリンクオブジェクト2
9はオブジェクト間の接続をインターフェース上で表す
ものである。データオブジェクト20は必要なデータを
前記解析データ用データベース群9より検索し,格納す
るオブジェクトである。このデータオブジェクト20は
リンクオブジェクト29で解析Aオブジェクト21に接
続されている。同様に解析Aオブジェクト21は解析B
オブジェクト22に接続されている。解析Bオブジェク
ト22からはループオブジェクト30で解析Aオブジェ
クト21に,リンクオブジェクト29で解析Cオブジェ
クト23にそれぞれ接続されている。ループオブジェク
ト30には解析データがどの様な状態の時にループバッ
クするか条件が指定できるようになっている。一つのオ
ブジェクトから複数のループオブジェクト30もしくは
リンクオブジェクト29で複数のオブジェクトに接続さ
れている場合は,リンクもしくはループオブジェクトに
優先順位を設定することも可能である。特に指定されて
いない場合は,リンクオブジェクト29よりもループオ
ブジェクト30が優先される。解析Cオブジェクト23
は分岐オブジェクト24に接続されている。分岐オブジ
ェクト24からデータを表示するためにヒストダイアグ
ラムオブジェクト25,グラフオブジェクト26,プリ
ントオブジェクト27,モデルの最後を示すフッタオブ
ジェクト28に接続されている。分岐オブジェクト24
は接続されたオブジェクトの選択をユーザに促すオブジ
ェクトである。ユーザはこのようなオブジェクトモデル
を先に述べた解析モデル構築インターフェースツールを
用いて対話的に作成し,メモリ6に構築する。
【0010】このようにして,構築されたオブジェクト
モデルをオブジェクト管理部13によりデータベース1
に登録する。そして,続けて作業を行う場合はメモリ6
上に構築されたオブジェクトモデルを直接用い,また一
旦作業を中断した場合はデータベース1に登録されたオ
ブジェクトモデルをメモリ6上に呼び出してCPU7に
よりデータ解析を行う。このように,データ解析が,デ
ータ検索,解析等を全て同一レベルで扱い得る解析用オ
ブジェクトの構成という形で論理的に自由に行うことが
できる。従って,解析の際に従来例の様なデータ加工の
必要がないため,比較的迅速なデータ解析を行うことが
できる。また,解析に先立って解析用オブジェクトが十
分整理されておれば,解析順にオブジェクトをつなげて
行くだけでよく,このつながりをオブジェクトモデルと
してデータベース1に登録し再利用できる。引き続い
て,第2の発明のデータ解析装置A2 について説明す
る。この装置A2 は,図2に示す如く第1の発明にかか
わる装置A1 の計算機5の有するモデル構築機能処理部
2(モデル構築手段に相当),モデル登録機能処理部3
(この場合は第1のモデル登録手段に相当)及びデータ
解析機能処理部4(この場合は第1のデータ解析手段に
相当)といった諸機能処理部に,上記データ解析機能処
理部4によりデータ解析を行った時の解析結果等を含む
インスタンスモデルをデータベース1に登録する第2の
モデル登録機能処理部3′(第2のモデル登録手段に相
当)と,モデル登録機能処理部3,3′によりデータベ
ース1に登録されたオブジェクトモデル及びインスタン
スモデルを用いてデータ解析を行う第2のデータ解析機
能処理部4′(第2のデータ解析手段に相当)とを加え
たものである。この装置A2 のハードウエア構成はA1
と同様であり,第2のモデル登録機能処理部3′は主と
してオブジェクト管理部13により,第2のデータ解析
機能処理部4′はCPU7によりそれぞれの機能が発揮
される。
【0011】次に,図5で示したオブジェクトモデルを
使った解析を行う時の内部処理について説明する。解析
モデル構築インタフェースツールの機能ボタン16の中
の解析ボタンをポインティングデバイスでクリックする
と,先ずユーザインタフェース部11よりメッセージ管
理部12を介してオブジェクト管理部13に解析メッセ
ージが送られる。これによって先にユーザが作成したオ
ブジェクトモデルの各オブジェクトがデータベース1か
ら計算機5のメモリ6上に展開され,それぞれのオブジ
ェクトに対応して各インスタンスが作られる。オブジェ
クトとインスタンスとの違いは,オブジェクトがデータ
解析の静的な枠組となるオブジェクトモデルの構成要素
であるのに対し,インスタンスはオブジェクトモデルを
データ解析に用いて解析を実行した結果,動的に生成さ
れるインスタンスモデルの構成要素である。いわば,両
者は容器と中味との関係にある。そして,前記リンクオ
ブジェクト29,ループオブジェクト30の情報に従っ
て各オブジェクトのインスタンスが接続される。ただ
し,ループオブジェクト30によってループされる可能
性のあるオブジェクトに対してはループする毎にループ
オブジェクトが新たなるインスタンスを生成するために
実際のインスタンスモデルの構造は決定できない。そこ
で,インスタンスモデル生成時には,図6に示すような
一時的なループが行われていないモデルを作成する。ヘ
ッダオブジェクト19からフッタオブジェクト28まで
のインスタンスがメモリ6上に構築されると,オブジェ
クト管理部13はヘッダオブジェクト19のインスタン
ス(ヘッダインスタンス31)に対して解析開始のメッ
セージをメッセージ管理部12を介して送信する。それ
を受け取ったヘッダインスタンス31は開始日時を記録
し,それ以降行われる処理の記録を始める。この記録に
はどのオブジェクトがどのようなメッセージをどこのオ
ブジェクトに送信したのかが記録される。次に,ヘッダ
インスタンス31はデータインスタンス32に検索メッ
セージを送る。そのメッセージによってデータインスタ
ンス32はデータ検索用のメソッドを起動する。ユーザ
がパラメータを入力する必要があるメソッドが起動され
た場合は入力を促す入力画面が表示される。データオブ
ジェクト20の場合,検索条件の入力画面を表示し,そ
の検索条件を用いてデータベース検索部10を介して,
解析データ用データベース群9よりデータ検索を行う。
その検索結果をデータインスタンス32に格納した後,
解析Aインスタンス33に解析メッセージと検索結果の
データとを送る。メッセージを受け取った解析Aインス
タンス33はデータインスタンス32のデータを受け取
り,データ解析を行う。その結果は解析Aインスタンス
33の内部に格納される。解析終了後,解析Aインスタ
ンス33は解析Bインスタンス34にメッセージを送
り,ここで解析Aインスタンス33と同様の処理を行
う。解析Bインスタンス34に対応する解析Bオブジェ
クト22はリンクオブジェクト29とループオブジェク
ト30の2つを持つ構造である。
【0012】図5のオブジェクトモデルの場合は,特に
指定されていないのでループオブジェクト30が優先さ
れる。ループオブジェクトは指定された条件が満たされ
た場合だけその接続先のオブジェクトにメッセージを送
る。例えば,ループオブジェクト30に解析A,解析B
の解析結果の最大値が基準値Xになるまで繰り返し解析
A,解析Bを行うという条件を設定した結果,1回ルー
プしたとする。この時,1回目の解析A,解析Bの処理
終了後,解析Bオブジェクト22から解析Aオブジェク
ト21にメッセージが渡される。この場合,ループオブ
ジェクト30は新しい解析Aインスタンス42と解析B
インスタンス43とを生成し,それらのインスタンスに
メッセージを渡すことになる。ループ条件が満たされな
くなると,リンクオブジェクト29で指定された解析C
インスタンス36にメッセージが渡される。このように
解析を行った結果,図7に示すようなインスタンスモデ
ルが得られる。即ち,リンクオブジェクト29のインス
タンスは生成されず,リンクオブジェクト29で示すオ
ブジェクトのリンク情報はデータインスタンス32や解
析Aインスタンス33等の中のリンク情報領域に格納さ
れる。しかし,ループオブジェクト30に対してはルー
プの評価式とその結果を格納するためのループインスタ
ンス35が生成される。また,フッタオブジェクト28
は生成されたインスタンスモデルをデータベース1に登
録する働きをする。従って,インスタンスモデルをデー
タベース1に登録することによって,データ解析の一連
の流れをデータベースに登録することができる。更に,
途中の解析過程等を省略して,結果だけをデータベース
1に登録することもできる。ここで,オブジェクトの一
例として図8に解析Aオブジェクト21の構造を示す。
解析Aオブジェクト21は解析結果を収めるデータ格納
領域44と,メッセージを受信し,メッセージを解析す
るメッセージ受信メソッド45と,メッセージを生成
し,送信するメッセージ送信メソッド46と,他のオブ
ジェクトとのリンク情報を格納するリンク情報格納領域
47と,データを解析する解析Aメソッド48とから構
成されている。
【0013】一連の解析が終了し,途中のある過程から
パラメータを変えて解析を行う要求が出た場合にはユー
ザインタフェース部11を用いてインスタンスモデルを
オブジェクトモデルと共に指定し,再解析メッセージを
ユーザインタフェース部11から送信することによって
実行できる。このように,先のデータ解析時の解析デー
タ等をもインスタンスモデルとしてデータベースに登録
し,再利用することによりユーザが初心者の場合でも熟
練者と同様の正確なデータ解析を行うことができる。更
に,ユーザインタフェース部11によりオブジェクトモ
デルが対話的に構築することができるため,モデル作成
が容易となる。その結果,第1,第2の発明の装置
1 ,A2 とも,比較的迅速且つ正確なデータ解析を行
い得るデータ解析装置とすることができる。尚,上記実
施例における各機能処理部は個別回路であってもよく,
又はコンピュータのソフトウエア上の各工程であっても
よい。
【0014】
【発明の効果】第1の発明は,上記したように構成され
ているため,データ解析が,データ検索,解析等を全て
同一レベルで扱い得る解析用オブジェクトの構成という
形で論理的に自由に行うことができる。従って,解析の
際に従来例のようなデータ加工の必要がないため,比較
的迅速なデータ解析を行うことができる。また,解析に
先立って解析用オブジェクトが十分整理されおれば,解
析順にオブジェクトをつなげていくだけでよく,このつ
ながりをオブジェクトモデルとしてデータベースに登録
し,再利用できる。また,第2の発明は,上記したよう
に構成されているため,先のデータ解析時の解析データ
等をもインスタンスモデルとしてデータベースに登録し
再利用することにより,ユーザが初心者の場合でも熟練
者と同様の正確なデータ解析を行うことができる。更
に,モデル構築に際しては,オブジェクトモデルが対話
的に構築できる。このため,モデル作成が容易に行なえ
る。その結果,比較的迅速かつ正確なデータ解析を行い
得るデータ解析装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の発明の一実施例にかかわるデータ解析
装置A1 の概略構成を示す模式図。
【図2】 第2の発明の一実施例にかかわるデータ解析
装置A2 の概略構成を示す模式図。
【図3】 データ解析装置A1 (A2 )のシステム構成
図。
【図4】 インタフェースツールの画面例を示す説明
図。
【図5】 オブジェクトモデルの一例を示す説明図。
【図6】 オブジェクトモデルを用いて解析を行う直前
の生成時におけるインスタンスモデルの説明図。
【図7】 オブジェクトモデルを用いて解析を行った後
のインスタンスモデルの説明図。
【図8】 解析Aオブジェクトの構造を示す説明図。
【図9】 従来のデータ解析装置A0 の一例における概
略構成を示す模式図。
【符号の説明】
1 ,A2 …データ解析装置 1…データベース 2…モデル構築機能処理部(モデル構築手段に相当) 3,3′…モデル登録機能処理部(第1,第2のモデル
登録手段に相当) 4,4′…データ解析機能処理部(第1,第2のデータ
解析手段に相当)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西永 康一 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内 (72)発明者 藤岡 亮介 兵庫県神戸市西区高塚台1丁目5番5号 株式会社神戸製鋼所神戸総合技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少くともデータ解析用のオブジェクトを
    予め記憶しておくオブジェクト指向型データベースと,
    上記データベースに記憶された少くとも解析プログラム
    を含むオブジェクトを組み合わせてオブジェクトモデル
    を構築するモデル構築手段と,上記モデル構築手段によ
    り構築されたオブジェクトモデルを上記データベースに
    登録するモデル登録手段と,上記モデル登録手段により
    上記データベースに登録されたオブジェクトモデルを呼
    び出して,又は上記モデル構築手段により構築されたオ
    ブジェクトモデルを直接用いてデータ解析を行うデータ
    解析手段とを具備してなるデータ解析装置。
  2. 【請求項2】 少くともデータ解析用のオブジェクトを
    予め記憶しておくオブジェクト指向型データベースと,
    上記データベースに記憶された少くとも解析プログラム
    を含むオブジェクトを組み合わせてオブジェクトモデル
    を構築するモデル構築手段と,上記モデル構築手段によ
    り構築されたオブジェクトモデルを上記データベースに
    登録する第1のモデル登録手段と,上記第1のモデル登
    録手段により上記データベースに登録されたオブジェク
    トモデルを呼び出して,又は上記モデル構築手段により
    構築されたオブジェクトモデルを直接用いてデータ解析
    を行う第1のデータ解析手段と,上記第1のデータ解析
    手段によりデータ解析を行った時の少くとも解析結果を
    含むインスタンスモデルを上記データベースに登録する
    第2のモデル登録手段と,上記第1,第2のモデル登録
    手段により上記データベースに登録された上記オブジェ
    クトモデル及びインスタンスモデルを用いてデータ解析
    を行う第2のデータ解析手段とを具備してなるデータ解
    析装置。
  3. 【請求項3】 上記モデル構築手段により上記オブジェ
    クトモデルを対話的に構築してなる請求項1又は2記載
    のデータ解析装置。
JP5038604A 1993-02-26 1993-02-26 データ解析装置 Pending JPH06250911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5038604A JPH06250911A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 データ解析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5038604A JPH06250911A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 データ解析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06250911A true JPH06250911A (ja) 1994-09-09

Family

ID=12529884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5038604A Pending JPH06250911A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 データ解析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06250911A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1909223A1 (en) * 2006-10-06 2008-04-09 Accenture Global Services GmbH Technology event detection, analysis, and reporting system
US8538911B2 (en) 2005-04-08 2013-09-17 Accenture Global Services Limited Model-driven event detection, implication, and reporting system
US9407645B2 (en) 2014-08-29 2016-08-02 Accenture Global Services Limited Security threat information analysis
US9503467B2 (en) 2014-05-22 2016-11-22 Accenture Global Services Limited Network anomaly detection
US9716721B2 (en) 2014-08-29 2017-07-25 Accenture Global Services Limited Unstructured security threat information analysis
US9886582B2 (en) 2015-08-31 2018-02-06 Accenture Global Sevices Limited Contextualization of threat data
US9979743B2 (en) 2015-08-13 2018-05-22 Accenture Global Services Limited Computer asset vulnerabilities
US11893095B2 (en) 2019-03-18 2024-02-06 Bank Of America Corporation Graphical user interface environment providing a unified enterprise digital desktop platform
US11934937B2 (en) 2017-07-10 2024-03-19 Accenture Global Solutions Limited System and method for detecting the occurrence of an event and determining a response to the event

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8538911B2 (en) 2005-04-08 2013-09-17 Accenture Global Services Limited Model-driven event detection, implication, and reporting system
EP1909223A1 (en) * 2006-10-06 2008-04-09 Accenture Global Services GmbH Technology event detection, analysis, and reporting system
US8731994B2 (en) 2006-10-06 2014-05-20 Accenture Global Services Limited Technology event detection, analysis, and reporting system
US10096034B2 (en) 2006-10-06 2018-10-09 Accenture Global Services Limited Technology event detection, analysis, and reporting system
US9503467B2 (en) 2014-05-22 2016-11-22 Accenture Global Services Limited Network anomaly detection
US9729568B2 (en) 2014-05-22 2017-08-08 Accenture Global Services Limited Network anomaly detection
US10009366B2 (en) 2014-05-22 2018-06-26 Accenture Global Services Limited Network anomaly detection
US9716721B2 (en) 2014-08-29 2017-07-25 Accenture Global Services Limited Unstructured security threat information analysis
US9762617B2 (en) 2014-08-29 2017-09-12 Accenture Global Services Limited Security threat information analysis
US10063573B2 (en) 2014-08-29 2018-08-28 Accenture Global Services Limited Unstructured security threat information analysis
US9407645B2 (en) 2014-08-29 2016-08-02 Accenture Global Services Limited Security threat information analysis
US10880320B2 (en) 2014-08-29 2020-12-29 Accenture Global Services Limited Unstructured security threat information analysis
US9979743B2 (en) 2015-08-13 2018-05-22 Accenture Global Services Limited Computer asset vulnerabilities
US10313389B2 (en) 2015-08-13 2019-06-04 Accenture Global Services Limited Computer asset vulnerabilities
US9886582B2 (en) 2015-08-31 2018-02-06 Accenture Global Sevices Limited Contextualization of threat data
US11934937B2 (en) 2017-07-10 2024-03-19 Accenture Global Solutions Limited System and method for detecting the occurrence of an event and determining a response to the event
US11893095B2 (en) 2019-03-18 2024-02-06 Bank Of America Corporation Graphical user interface environment providing a unified enterprise digital desktop platform

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06250911A (ja) データ解析装置
JPH1185492A (ja) オブジェクト指向データモデル作成支援装置
US6470491B1 (en) Method for monitoring computer programs on window-based operating platforms
JPH11102289A (ja) 業務処理用画面生成方法
US20180060787A1 (en) Information processing method, information processing device and client terminal
JP3449256B2 (ja) クライアント/サーバアプリケーション作成方法及びその装置並びに情報記録媒体
US20210357792A1 (en) Workshop assistance system and workshop assistance method
JP3716091B2 (ja) 要求仕様モデル・他形式モデル変換装置及び方法
JPH06162149A (ja) 疲労寿命評価システム
JP2000056956A (ja) 要求仕様モデル・他形式モデル変換装置及び方法
JP2597286B2 (ja) データ処理システム
JP2509936B2 (ja) 出力制御装置
JPH1027099A (ja) プログラム生成方法および装置
JPH10171999A (ja) グラフ表示装置
JPH0358264A (ja) 処理プログラム起動方式
CN114418438A (zh) 事件处理方法、装置、电子设备及可读存储介质
JP2002288396A (ja) フロー構築支援方法、フロー構築支援システム、ルーティング定義構造体およびフロー構築支援プログラム
JP3113048B2 (ja) ソフトウェア部品合成装置
JPH03161849A (ja) ソフトウェア評価装置
JPH11272457A (ja) データ処理装置及び記憶媒体
JPH09134267A (ja) グラフィカル・ユーザ・インタフェース装置
JPH0792771B2 (ja) プログラム実行状況表示システム
JPH09251580A (ja) 販売データの加工処理方法
JPH05274283A (ja) 複数プロセス協調方法及び計算機システム
JPH01288930A (ja) 離散事象型シミュレーション方式