JPH06250794A - ディスクサブシステムの再構成が可能な部分的耐ディスク障害コンピュータ - Google Patents

ディスクサブシステムの再構成が可能な部分的耐ディスク障害コンピュータ

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JPH06250794A
JPH06250794A JP5035803A JP3580393A JPH06250794A JP H06250794 A JPH06250794 A JP H06250794A JP 5035803 A JP5035803 A JP 5035803A JP 3580393 A JP3580393 A JP 3580393A JP H06250794 A JPH06250794 A JP H06250794A
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disk
disk subsystem
unified
subsystem
subsystems
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JP5035803A
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English (en)
Inventor
Kazunori Shimakawa
和典 島川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】単一化ディスクサブシステムと二重化ディスク
サブシステムとを、データ処理の特性に応じて相互に動
的に構成変更できるようにする。 【構成】単一化ディスクサブシステム30-1〜30-3を
持つ構成のコンピュータを使用してシステムを運用して
いた状況において、ディスクサブシステムの二重化が必
要となると、CPU10はディスクサブシステム動的再
構成プログラム21に従い、例えば単一化ディスクサブ
システム30-1,30-2を1つの二重化ディスクサブシ
ステム50に構成し直す。この際CPU10は、テーブ
ル23中に二重化ディスクサブシステム50用エントリ
を生成して、テーブル22上の単一化ディスクサブシス
テム30-1,30-2用エントリへのポインタを格納する
他、このディスクサブシステム30-1,30-2用エント
リに、テーブル23中に生成した二重化ディスクサブシ
ステム50用エントリへのポインタを格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、単一化ディスクサブ
システムと二重化ディスクサブシステムとを相互に切り
換えることが可能なコンピュータに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コンピュータのディスクサブシ
ステムは、単一化か二重化のいずれかのみを備えてい
る。単一化ディスクサブシステムは、これまで検索中心
のデータ処理を行うデコンピュータのデータ格納手段と
して機能してきた。
【0003】一方、近年は、特に耐障害コンピュータ
(フォルトトレラントコンピュータ)が、全世界に分散
されている他のコンピュータと通信回線で結び、24時
間停止することができないような、OLTP(オンライ
ントランザクション処理)や電子メール処理のために、
利用されてきている。この耐障害コンピュータのデータ
格納手段には、二重化ディスクサブシステムが採用され
ている。
【0004】二重化ディスクサブシステムは、ミラー化
ディスクあるいはシャドウ化ディスクとも呼ばれ、一方
のディスクの内容がもう一方の内容と全く同じになるよ
うに、オペレーティングシステムにより制御される。こ
の二重化ディスクサブシステムの採用により、耐障害コ
ンピュータにおいては、一方のディスクが故障した場合
にも、もう一方のディスクがバックアップして、システ
ムを停止することなく、運用を継続することができる。
【0005】以上の2種類のディスクサブシステムは、
それぞれ、単独にコンピュータシステムに接続されてお
り、用途に応じて使い分けられていた。つまり従来は、
データ処理の特性に応じて、いずれか一方のディスクサ
ブシステムを備えたコンピュータを導入し使用してい
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来
は、単一化ディスクサブシステムと二重化ディスクサブ
システムとは、それぞれ、単独にコンピュータシステム
に接続されており、用途に応じて使い分けられていた。
即ち従来は、停止しても重度の問題を引き起こさないデ
ータ処理システムには、単一化ディスクサブシステムを
備えたコンピュータを使用し、一方、耐障害性が要求さ
れるデータ処理システムには、二重化ディスクサブシス
テムを備えたコンピュータ(耐障害コンピュータ)を使
用していた。
【0007】一方、例えば、意思決定支援等でよく行わ
れる統計情報の検索等の情報系処理のようなデータ破壊
時の復旧の即時性が要求されないデータ処理と、全世界
に分散されているコンピュータとオンラインで結び、2
4時間無停止で実行しなければならないような勘定系処
理における耐障害的データ処理の両方を同時に実現した
い場合には、従来は、少なくとも2セットのコンピュー
タ、即ち、1つは単一化ディスクサブシステムをサポー
トしたコンピュータと、もう1つは二重化ディスクサブ
システムをサポートしたコンピュータ(耐障害コンピュ
ータ)を、個別に導入しなければならなかった。この理
由は、情報系処理等の場合には、データベース全体をサ
ーチするような負荷の大きいデータ処理が主体であるた
め、このコンピュータを他の目的、即ち勘定系処理等に
使用すると性能劣化が激しく、勘定系処理等の基幹業務
をスムーズに稼働させることは非常に困難なためであ
る。
【0008】また、導入済みの単一化ディスクサブシス
テムのみから構成されるコンピュータに対してシステム
の拡張を行って、OLTPや電子メールサービス等を行
いたいという要望に対しては、二重化ディスクサブシス
テムに構成変更することができなかったため、そうした
要望には応えることができなかった。
【0009】さらに、これとは反対に、導入済みの二重
化ディスクサブシステムを備えたコンピュータに対して
システムの拡張を行って、このコンピュータ上で検索中
心のデータ処理を行いたいという要望に対しても、二重
化ディスクサブシステムの一部または全部を単一化ディ
スクサブシステムに構成変更することはできなかったた
め、同様にこうした要望に応えることはできなかった。
【0010】このように従来は、ディスクサブシステム
に関して上記の制限があったため、コンピュータを導入
するユーザに対して、金額、設置場所、運用、動的環境
変化などの種々の観点で大きな負担を強いているという
問題があった。
【0011】この発明は上記事情を考慮してなされたも
のでその目的は、ただ1台で、単一化ディスクサブシス
テムと二重化ディスクサブシステムとを相互に構成変更
することができ、時々刻々変化するデータ処理の特性に
応じて、動的にディスクサブシステムの構成を変更する
ことができるコンピュータを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、入出力チャ
ネルとディスク装置からなる単一化ディスクサブシステ
ムと、2台の単一化ディスクサブシステムからなる二重
化ディスクサブシステムとの間の構成の動的変更を司る
動的再構成手段と、単一化ディスクサブシステムの構成
を管理するための第1の構成管理テーブルと、二重化デ
ィスクサブシステムの構成を管理するための第2の構成
管理テーブルと、第1および第2の構成管理テーブルに
従って、単一化ディスクサブシステムまたは二重化ディ
スクサブシステムをアクセスする入出力手段とを設けた
ことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記の構成において、動的再構成手段は、単一
化ディスクサブシステム環境下で、ディスクサブシステ
ムの二重化が必要となるようなデータ処理を行う際に
は、複数台の単一化ディスクサブシステムのうちの2台
を1台の二重化ディスクサブシステムに構成し直し、そ
の再構成結果を第1および第2の構成管理テーブルに反
映させる。これにより入出力手段は、第1および第2の
構成管理テーブルに従い、二重化ディスクサブシステム
をアクセスすることができる。
【0014】逆に、二重化ディスクサブシステム環境下
で、二重化が不要になるようなデータ処理を行う際に
は、動的再構成手段は、二重化ディスクサブシステムを
2台の単一化ディスクサブシステムに構成し直し、その
再構成結果を第1および第2の構成管理テーブルに反映
させる。これにより入出力手段は、第1および第2の構
成管理テーブルに従い、単一化ディスクサブシステムを
アクセスすることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0016】図1にはこの発明の一実施例に係わるコン
ピュータの構成が示されている。このコンピュータは、
CPU10と、主記憶20と、例えば3台(セット)の
単一化ディスクサブシステム30-1〜30-3と、これら
CPU10、主記憶20および単一化ディスクサブシス
テム30-1〜30-3を接続するシステムバス40等から
構成される。なお、キーボード装置、表示装置等は省略
されている。
【0017】CPU10は、コンピュータ全体の制御を
司るものであり、特に単一化ディスクサブシステム30
-1〜30-3のうちの2台を二重化ディスクサブシステム
に動的に再構成する制御、1台の二重化ディスクサブシ
ステムを2台の単一化ディスクサブシステムに動的に再
構成する制御を司る。図1では、単一化ディスクサブシ
ステム30-1,30-2により二重化ディスクサブシステ
ム50が構成された状態が示されている。
【0018】主記憶20は各種プログラム、データ、テ
ーブル類の格納等に用いられる。この主記憶20には、
上記したディスクサブシステム動的再構成のためのプロ
グラム(ディスクサブシステム動的再構成プログラム)
21が格納されている。また主記憶20には、単一化デ
ィスクサブシステムの構成を管理するための単一化ディ
スクサブシステム構成管理テーブル22、および二重化
ディスクサブシステムの構成を管理するための二重化デ
ィスクサブシステム構成管理テーブル23が置かれてい
る。
【0019】単一化ディスクサブシステム30-1〜30
-3は、それぞれ外部記憶装置としてのディスク装置31
-1〜31-3と、このディスク装置31-1〜31-3と主記
憶20との間のデータ入出力を制御する入出力チャネル
32-1〜32-3とから構成される。各ディスク装置31
-1〜31-3は、それぞれ、少なくとも1つのディスクコ
ントローラと、このディスクコントローラにより制御さ
れる少なくとも1つのディスクドライブ(いずれも図示
せず)とから構成される。
【0020】図2は、単一化ディスクサブシステム構成
管理テーブル22と二重化ディスクサブシステム構成管
理テーブル23との関係を、単一化ディスクサブシステ
ム30-1,30-2により二重化ディスクサブシステム5
0が構成されている場合を例に示す。
【0021】単一化ディスクサブシステム構成管理テー
ブル22には、図1のシステムに存在する全ての単一化
ディスクサブシステム30-1〜30-3に対応して、その
単一化ディスクサブシステム30-1〜30-3用のエント
リ220-1〜220-3が生成されている。一方、二重化
ディスクサブシステム構成管理テーブル23には、図1
のシステム上に実際に構成されている二重化ディスクサ
ブシステム50用のエントリ230が生成されている。
【0022】二重化ディスクサブシステム50が単一化
ディスクサブシステム30-1,30-2により構成されて
いる例では、単一化ディスクサブシステム構成管理テー
ブル22内の単一化ディスクサブシステム30-1,30
-2用のエントリ220-1,220-2は、二重化ディスク
サブシステム構成管理テーブル23内の二重化ディスク
サブシステム50用のエントリ230を指す。また二重
化ディスクサブシステム50用のエントリ230は、同
システム50を構成する2台の単一化ディスクサブシス
テム30-1,30-2用のエントリ220-1,220-2を
指す。
【0023】図3は単一化ディスクサブシステム構成管
理テーブル22上に生成された単一化ディスクサブシス
テム30-i(i=1〜3)用のエントリ220-iの構成
を示す。図3に示すように、エントリ220-iは、3つ
のフィールド(設定フィールド)221〜223から構
成される。
【0024】フィールド221には、単一化ディスクサ
ブシステム30-iの構成情報(単一化ディスクサブシス
テム30-iが有する入出力チャネル32-i、各ディスク
コントローラ、および各ディスクドライブの番号と、各
ディスクコントローラおよび各ディスクドライブのタイ
プと、実際にデータ入出力可能な入出力ポートの番号と
を含む構成情報)が設定される。フィールド222に
は、単一化ディスクサブシステム30-iのステータス
(状態情報)が設定される。
【0025】フィールド223は、単一化ディスクサブ
システム30-iが二重化ディスクサブシステム(50)
の一構成要素となっている場合に、当該二重化ディスク
サブシステム(50)用の二重化ディスクサブシステム
構成管理テーブル22内エントリ(230)を指すポイ
ンタを設定するのに用いられる。図4は二重化ディスク
サブシステム構成管理テーブル23上に生成された二重
化ディスクサブシステム(50)用のエントリ230の
構成を示す。図4に示すように、エントリ230は、2
つのフィールド(設定フィールド)231,232から
構成される。
【0026】フィールド231には、二重化ディスクサ
ブシステム(50)を構成する2つの単一化ディスクサ
ブシステム(30-1,30-2)のうちの一方の側の単一
化ディスクサブシステム(30-1)用の単一化ディスク
サブシステム構成管理テーブル22内エントリ(220
-1)を指すポインタが設定される。またフィールド23
2には、二重化ディスクサブシステム(50)を構成す
る2つの単一化ディスクサブシステム(30-1,30-
2)のうちのもう一方の側の単一化ディスクサブシステ
ム(30-2)用の単一化ディスクサブシステム構成管理
テーブル22内エントリ(220-2)を指すポインタが
設定される。次に、この発明の一実施例の動作を説明す
る。
【0027】まず、3台のディスクサブシステム30-1
〜30-3を持つ構成のコンピュータを使用して、システ
ムを運用していた状況において、例えば勘定系等の処理
のために、ディスクサブシステムの二重化が必要となっ
た場合の動作を説明する。
【0028】このような場合、CPU10は主記憶20
に格納されているディスクサブシステム動的再構成プロ
グラム21に従って、3台の単一化ディスクサブシステ
ム30-1〜30-3のうちの2台、例えば単一化ディスク
サブシステム30-1,30-2を用いて、1つの二重化デ
ィスクサブシステム50に構成し直すことにより、ディ
スクサブシステムの動的再構成を行う。このディスクサ
ブシステムの再構成に際しては、単一化ディスクサブシ
ステム30-1,30-2の各ディスク内容をそれぞれ一旦
磁気テープなどに保存し、再構成後デスクボリュームを
初期化し、そののち保存データを復元すればよい。
【0029】このデータ復元は、例えば二重化すべきフ
ァイルデータについては、磁気テープから二重化ディス
クサブシステム50を構成する単一化ディスクサブシス
テム30-1,30-2のいずれか一方に格納した後、そこ
からもう一方のディスクサブシステムへデータのコピー
(ディスクコピー)を行うことにより実現される。ま
た、二重化の必要のないファイルデータについては、磁
気テープから例えば単一化ディスクサブシステム30-3
に格納すればよい。
【0030】このようにディスクボリューム管理のため
のプログラム(ディスクボリューム管理ユーティリティ
プログラム)は、一般にコンピュータに標準的に装備さ
れているので、そのための特別なプログラムを用意する
必要はない。
【0031】さて、CPU10は、単一化ディスクサブ
システム30-1,30-2から二重化ディスクサブシステ
ム50を再構成した場合、その再構成の状態を主記憶2
0上に置かれている単一化ディスクサブシステム構成管
理テーブル22および二重化ディスクサブシステム構成
管理テーブル23に反映するために、上記ディスクサブ
システム動的再構成プログラム21に従って以下の処理
を行う。まずCPU10は、二重化ディスクサブシステ
ム構成管理テーブル23の中に、二重化ディスクサブシ
ステム50用のエントリ230を生成する。
【0032】次にCPU10は、二重化ディスクサブシ
ステム50が単一化ディスクサブシステム30-1,30
-2により構成されることを示すために、上記生成したエ
ントリ230内のフィールド231,232に、単一化
ディスクサブシステム構成管理テーブル22内の単一化
ディスクサブシステム30-1,30-2用のエントリ22
0-1,220-2を指すポインタを設定する(図4参
照)。
【0033】さらにCPU10は、単一化ディスクサブ
システム構成管理テーブル22内の単一化ディスクサブ
システム30-1,30-2用のエントリ220-1,220
-2にそれぞれ設けられている各フィールド223に、上
記生成した二重化ディスクサブシステム50用のエント
リ230を指すポインタを設定する(図3参照)。
【0034】このようにCPU10は、単一化ディスク
サブシステム構成管理テーブル22上と二重化ディスク
サブシステム構成管理テーブル23上で、互いに関連付
けを行う(図2参照)。
【0035】次に、上記の例とは逆に、1台の二重化デ
ィスクサブシステム50と1台の単一化ディスクサブシ
ステム30-3を持つ構成のコンピュータを使用して、シ
ステムを運用していた状況において、情報系処理等のた
めにディスクサブシステムの二重化が不要となった場合
の動作を説明する。
【0036】このような場合、CPU10はディスクサ
ブシステム動的再構成プログラム21に従って、1台の
二重化ディスクサブシステム50を2台の単一化ディス
クサブシステム30-1,30-2に構成し直すことによ
り、ディスクサブシステムの動的再構成を行う。このデ
ィスクサブシステムの再構成に際しては、二重化ディス
クサブシステム50を構成する一方のディスクサブシス
テム(例えばディスクサブシステム30-1)の内容はそ
のままにして単一化し、もう一方のディスクサブシステ
ム(例えばディスクサブシステム30-2)には他のデー
タファイルを格納すればよい。
【0037】さて、CPU10は、ディスクサブシステ
ム50から単一化ディスクサブシステム30-1,30-2
を再構成した場合、その再構成の状態を主記憶20上に
置かれている単一化ディスクサブシステム構成管理テー
ブル22および二重化ディスクサブシステム構成管理テ
ーブル23に反映する。即ちCPU10は、二重化ディ
スクサブシステム構成管理テーブル23上の二重化ディ
スクサブシステム50用のエントリ230を消去すると
共に、単一化ディスクサブシステム構成管理テーブル2
2内の単一化ディスクサブシステム30-1,30-2用の
エントリ220-1,220-2、即ち単一化ディスクサブ
システム30-i用のエントリ220-i(i=1,2)に
それぞれ設けられている各フィールド223に設定され
ているポインタを消す(無効化する)。
【0038】以上のようにして2台の単一化ディスクサ
ブシステム30-1,30-2から二重化ディスクサブシス
テム50に再構成された、あるいは二重化ディスクサブ
システム50から2台の単一化ディスクサブシステム3
0-1,30-2に再構成されたディスクサブシステム環境
下では、CPU10は、この再構成されたディスクサブ
システム環境を反映するディスクサブシステム構成管理
テーブル、即ち単一化ディスクサブシステム構成管理テ
ーブル22および二重化ディスクサブシステム構成管理
テーブル23を使用して、CPU10上で動作する応用
プログラムから要求された入出力処理を実行する。これ
により、応用プログラムを変更することなく、透過的に
従来通りディスクファイルへのアクセスが可能となる。
この入出力処理について、2台の単一化ディスクサブシ
ステム30-1,30-2から二重化ディスクサブシステム
50に再構成されたディスクサブシステム環境下におけ
る二重化ディスクサブシステム50への出力処理を例
に、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0039】まずCPU10は、二重化ディスクサブシ
ステム50へのデータ出力を必要とする場合、二重化デ
ィスクサブシステム構成管理テーブル23上に生成され
ている二重化ディスクサブシステム50用のエントリ2
30を参照する(ステップS1)。次にCPU10は、
このエントリ230中のフィールド231,232に設
定されているポインタに従って、単一化ディスクサブシ
ステム構成管理テーブル22上に生成されている単一化
ディスクサブシステム30-1,30-2用エントリ220
-1,220-2中のフィールド222の示すステータスを
参照する(ステップS2)。そしてCPU10は、この
両ステータスにより二重化ディスクサブシステム50を
構成する2台の単一化ディスクサブシステム30-1,3
0-2がいずれも動作不可能(inactve)であるか
否かをチェックする(ステップS3)。
【0040】もし、少なくとも一方が動作可能(act
ive)であれば、CPU10は単一化ディスクサブシ
ステム30-1が動作可能であるか否かをチェックする
(ステップS4)。
【0041】ステップS4のチェックの結果、単一化デ
ィスクサブシステム30-1が動作可能な場合には、CP
U10は、単一化ディスクサブシステム構成管理テーブ
ル22上の単一化ディスクサブシステム30-1用エント
リ220-1中のフィールド221を参照する(ステップ
S5)。そしてCPU10は、このエントリ220-1中
のフィールド221に設定されている構成情報に従い、
同情報の示す構成の単一化ディスクサブシステム30-1
上の目的ファイルにデータを出力する(ステップS
6)。
【0042】次にCPU10は、単一化ディスクサブシ
ステム構成管理テーブル22上の単一化ディスクサブシ
ステム30-2用エントリ220-2中のフィールド222
に設定されているステータスにより、単一化ディスクサ
ブシステム30-2が動作可能であるか否かをチェックす
る(ステップS7)。
【0043】ステップS6のチェックの結果、単一化デ
ィスクサブシステム30-2が動作可能な場合には、CP
U10は、単一化ディスクサブシステム30-2用エント
リ220-2中のフィールド221を参照する(ステップ
S8)。そしてCPU10は、このエントリ220-2中
のフィールド221に設定されている構成情報に従い、
同情報の示す構成の単一化ディスクサブシステム30-2
上の目的ファイルにデータを出力する(ステップS
9)。
【0044】なお、前記実施例では、単一化ディスクサ
ブシステムが3台である場合について説明したが、これ
に限るものではない。単一化ディスクサブシステムが4
台以上の場合、この単一化ディスクサブシステムの全部
を二重化ディスクサブシステムに再構成しても、その一
部を二重化ディスクサブシステムに再構成しても構わな
い。反対に、二重化ディスクサブシステムが2台以上の
場合に、この二重化ディスクサブシステムの全部を単一
化ディスクサブシステムに再構成しても、その一部を単
一化ディスクサブシステムに再構成しても構わない。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
1台のコンピュータで、単一化ディスクサブシステムを
使用していたシステム環境から、二重化ディスクサブシ
ステムを使用するシステム環境に、あるいは二重化ディ
スクサブシステム環境から単一化ディスクサブシステム
環境へと、時々刻々変化するデータ処理の特性に応じて
相互に動的に構成が変更でき、しかも、このディスクサ
ブシステムの構成変更結果を、単一化ディスクサブシス
テム構成を管理するための第1の構成管理テーブルおよ
び二重化ディスクサブシステム構成を管理するための第
2の構成管理テーブルに反映させることにより、これら
のテーブルを使用して、単一化ディスクサブシステム環
境下および二重化ディスクサブシステム環境下でのディ
スクアクセスを効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係わるコンピュータの構
成を示すブロック図。
【図2】図1中の単一化ディスクサブシステム構成管理
テーブル22と二重化ディスクサブシステム構成管理テ
ーブル23との関係を、単一化ディスクサブシステム3
0-1,30-2により二重化ディスクサブシステム50が
構成されている場合を例に示す図。
【図3】単一化ディスクサブシステム構成管理テーブル
22上に生成された単一化ディスクサブシステム30-i
(i=1〜3)用のエントリ220-iの構成を示す図。
【図4】二重化ディスクサブシステム構成管理テーブル
23上に生成された二重化ディスクサブシステム50用
のエントリ230の構成を示す図。
【図5】2台の単一化ディスクサブシステム30-1,3
0-2から再構成された二重化ディスクサブシステム50
への出力処理を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
10…CPU、20…主記憶、21…ディスクサブシス
テム動的再構成プログラム、22…単一化ディスクサブ
システム構成管理テーブル、23…二重化ディスクサブ
システム構成管理テーブル、30-1〜30-3…単一化デ
ィスクサブシステム、31-1〜31-3…ディスク装置、
32-1〜32-3…入出力チャネル、50…二重化ディス
クサブシステム。220-1…単一化ディスクサブシステ
ム30-1用のエントリ、220-2…単一化ディスクサブ
システム30-2用のエントリ、220-3…単一化ディス
クサブシステム30-3用のエントリ、220-i…単一化
ディスクサブシステム30-i用のエントリ、230…二
重化ディスクサブシステム50用のエントリ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入出力チャネルとディスク装置からなる
    単一化ディスクサブシステムを複数台備えたコンピュー
    タにおいて、 前記複数台の単一化ディスクサブシステムの構成を管理
    するための第1の構成管理テーブルと、 前記複数台の単一化ディスクサブシステムのうちの全部
    もしくは一部により構成された少なくとも1つの二重化
    ディスクサブシステムの構成を管理するための第2の構
    成管理テーブルと、 前記複数台の単一化ディスクサブシステムのうちの2台
    から1台の前記二重化ディスクサブシステムへの再構
    成、あるいは再構成済みの二重化ディスクサブシステム
    から2台の前記単一化ディスクサブシステムへの再構成
    を、データ処理の特性に応じて動的に実行し、その再構
    成結果を前記第1および第2の構成管理テーブルに反映
    させる動的再構成手段と、 前記第1および第2の構成管理テーブルに従って、前記
    単一化ディスクサブシステムまたは前記二重化ディスク
    サブシステムをアクセスする入出力手段とを具備するこ
    とを特徴とするコンピュータ。
  2. 【請求項2】 入出力チャネルとディスク装置からなる
    単一化ディスクサブシステム2台により構成される2重
    化ディスクサブシステムを少なくとも1台備えたコンピ
    ュータにおいて、 複数台の前記単一化ディスクサブシステムの構成を管理
    するための第1の構成管理テーブルと、 前記二重化ディスクサブシステムの構成を管理するため
    の第2の構成管理テーブルと、 前記少なくとも1台の二重化ディスクサブシステムのう
    ちの1台から2台の前記単一化ディスクサブシステムへ
    の再構成、あるいは再構成済みの2台の前記単一化ディ
    スクサブシステムから1台の前記二重化ディスクサブシ
    ステムへの再構成を、データ処理の特性に応じて動的に
    実行し、その再構成結果を前記第1および第2の構成管
    理テーブルに反映させる動的再構成手段と、 前記第1および第2の構成管理テーブルに従って、前記
    単一化ディスクサブシステムまたは前記二重化ディスク
    サブシステムをアクセスする入出力手段とを具備するこ
    とを特徴とするコンピュータ。
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