JPH06250583A - 映像利用のシミュレーション装置 - Google Patents

映像利用のシミュレーション装置

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JPH06250583A
JPH06250583A JP5054594A JP5459493A JPH06250583A JP H06250583 A JPH06250583 A JP H06250583A JP 5054594 A JP5054594 A JP 5054594A JP 5459493 A JP5459493 A JP 5459493A JP H06250583 A JPH06250583 A JP H06250583A
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image
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half mirror
video screen
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JP5054594A
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Yoshiaki Nomura
義明 野村
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DENTSU PUROTSUKUSU KK
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DENTSU PUROTSUKUSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 観客の意思により自由にパターン展開が可能
でかつ立体的な映像による疑似体験を行う。 【構成】 観客席24の前方に第1の映像スクリーン1
4を設け、この第1の映像スクリーン14の手前に少し
離れてハーフミラー10を設け、更にこのハーフミラー
10に対し第1の映像スクリーン14と略対称の位置に
第2の映像スクリーン16を設置する。そして、第1の
映像スクリーン14には小型カメラ26で撮影した海底
の生の映像を映し出し、第2の映像スクリーン16には
別の映像を映し出す。これにより、第2の映像スクリー
ン16に映し出された映像はハーフミラー10によって
その虚像が第1の映像スクリーン14の手前に結像さ
れ、これが立体的に見える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、宇宙探検や海底探検
等を映像スクリーンに映し出された映像を見ながら疑似
体験できる映像利用のシミュレーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシミュレーション装置として
は、映画館などの室内ホールで予め定められたパターン
に沿ってスクリーンに映像を投影し、かつ観客席をムー
ビングシートとしてこのシートを映像に合わせて動かし
たり、立体音響を用いたりして生の感覚を楽しめるよう
にしていた。また、最近ではCG(コンピュータグラフ
ィックス)により複雑な映像を作って観客を楽しませた
り、あるいは観客の一人一人に3次元映像用メガネを着
けさせて立体映像を楽しめるようにしたものもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のシミュ
レーション装置では、映像を立体的に見ることができな
かったため疑似体験を楽しむといっても中途半端なもの
であった。また3次元映像用メガネを着ければ立体的に
見ることはできても、観客にとってはメガネを着けるこ
とは煩雑であり、また興行者側にとってもメガネの管理
や保管に多大の労力や費用が必要であった。更に、従来
のシミュレーション装置は観客の意思で映像が変化する
のではなく、定められたパターンで一方的に画面が変化
するのが一般的であった。
【0004】本発明は斯る課題を解決するためになされ
たもので、観客の意思により自由にパターン展開が可能
でかつ立体的な映像により疑似体験が可能な映像利用の
シミュレーション装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は観客席の前方に設置された第1の映像スク
リーンと、この第1の映像スクリーンの手前に離れて設
置されたハーフミラーと、このハーフミラーに対し第1
の映像スクリーンと略対称の位置に設置された第2の映
像スクリーンと、模造されたジオラマの上を移動可能な
小型カメラと、この小型カメラを3次元方向に制御可能
な操縦桿と、この小型カメラで撮影した映像を第1の映
像スクリーンに投影する第1の投影機と、第1の投影機
からの映像と別の映像を第2の映像スクリーンに投影す
る第2の投影機と、小型カメラが所定の位置にきたとき
に第2の投影機から映像を出力させる制御を行うコンピ
ュータとから成り、第2の映像スクリーンに投影された
映像をハーフミラーにより第1の映像スクリーンの少し
手前に結像させるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】以上において、第1の投影機により観客席の前
方に設置した第1の映像スクリーンにはジオラマの生の
映像がストレートに映し出されると共に、第2の映像ス
クリーンには第2の投影機によって別の映像が映し出さ
れる。この第2の映像スクリーンはハーフミラーに対し
第1の映像スクリーンと略対称の位置に設置されている
ため、第2の映像スクリーンに映し出された映像はハー
フミラーによってその虚像が第1の映像スクリーンの手
前に結像される。
【0007】従って、観客は第1の映像スクリーンに映
し出された映像をハーフミラーを通して直接見ながら、
この映像の上に第2の映像スクリーンの虚像が重ね合っ
て見えるため、この虚像は第1の映像スクリーン上にお
いて立体的に見える。しかも、前記ジオラマの映像はそ
の上を移動する小型カメラによって撮影されると共に、
その小型カメラは観客が操縦桿を操作することによって
自らの意思で自由に制御することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を海底探検シミュレー
ションを例として説明する。初めに、一般的な水生生物
の生態・習性などはそれらを飼育・陳列している水族館
で見ることができるが、深海に住む生物などは簡単には
見ることができない。近年、潜水調査船「しんかい65
00」などの開発によって深海の生物の様子は明らかに
されつつあるが、たとえば600気圧もの海底で生息す
る生物を水族館で飼育・展示することはできない。そこ
で、これらの情報に基づき深海をはじめとする水族館で
飼育できないような生物の生態や習性を、SFXを使っ
たシミュレーション映像技術を駆使して深海の様子を再
現し、疑似体験を可能としたものである。
【0009】図1に、本発明に係る映像利用のシミュレ
ーション装置の概略構成を示す。同図において、劇場ホ
ールのような室内に形成された観客席24の最前列は操
縦桿28を備えた操縦席となっていて、この操縦席に観
客の1人がすわって深海探検の操縦を行うことができ
る。この操縦桿28は前後・左右・上下・回転方向にコ
ントロール可能となっていて、その動作信号は小型カメ
ラ26(図2参照)に送られるようになっている。
【0010】そして、第1の投影機18によって観客席
24の前方の第1のリアスクリーン14にジオラマ(海
底の景観を想定して造形された模型)22の映像を映し
出し、また、第2の投影機20によりマリンスノーや深
海魚、海の怪物(大ダコ)など、予め撮影しておいた映
像を表面鏡12を介して第2のリアスクリーン16に映
し出す。この第2のリアスクリーン16はハーフミラー
10に対し略対称の位置に設置されていて、第2のリア
スクリーン16の映像はハーフミラー10を介して第1
のリアスクリーン14のおよそ10cm手前に結像され
るようになっている。
【0011】このようにすることで、観客は第1のリア
スクリーン14に映し出された海底の景観(実像)をハ
ーフミラー10を通して直接見ることができ、しかも、
第2のリアスクリーン16に映し出された映像は、ハー
フミラー10によってその虚像として第1のリアスクリ
ーン14の10cm(±3cm)手前に映し出されるよ
うになっているため実像と虚像とに遠近感が生じ、深海
魚や海の怪物(大ダコ)などは海底の映像の中で立体的
に見えることになる。なお、上記のように第2のリアス
クリーン16の虚像を第1のリアスクリーン14の10
cm(±3cm)手前に映し出すことで、この虚像を最
も立体的に見ることができる。また、第2のリアスクリ
ーン16や表面鏡12は観客席からは見えないような位
置に設置している。
【0012】前記ジオラマ22は、図2のように観客席
24の床下に作成した幅2m、奥行き10mの枠内に海
底の景観を想定して造形されたものであって、実物の1
0分の1のスケールで制作したものである。このジオラ
マ22の外枠には、図4のようにジオラマ22の上を移
動する小型カメラ26が設置してあって、しかもこの小
型カメラ26はx,y,zの3次元方向に移動可能であ
ると共に、その3次元位置を検出するための図示しない
センサーを備えていて、そのときの小型カメラ26の位
置情報(3次元位置)はコンピュータ32に送られるよ
うになっている。また、この小型カメラ26の動作は水
中での浮遊感を考慮した動きとなっていて、操縦席に設
けられた操縦桿28を操作すると、この小型カメラ26
はジオラマ22の狭い場所まで自由に入っていき、その
ままの映像が第1の投影機18に送られるようになって
いる。この第1の投影機18に送られた映像は第1のリ
アスクリーン14に直接映し出され、それと同時に第2
のリアスクリーン16からハーフミラー10を介して映
し出される映像と合成されて疑似立体映像となって見え
るわけである。
【0013】なお、第2の投影機20からの映像は常に
出力されるのではなく、その映像の内容も小型カメラ2
6の位置によって異なったものが出力されるようになっ
ている。例えば図3のように、枠内に仮想の3次元座標
をとり小型カメラ26の出発点の位置を0(x0,0,
0 )として、小型カメラ26が例えば予め定められた領
域Aに入ったら第2の投影機20から「落石」の映像が
出力され、また、領域Bに入ったら「大ダコ」の映像が
出力され、更に、領域Cに入ったら「テラス状岩盤」の
映像が出力されるようになっている。なお、このような
枠内の3次元座標ならびに領域A,B,Cの範囲は予め
コンピュータ32に記憶されている。
【0014】次に、深海探検旅行を想定した海底探検シ
ミュレーションについて説明する。深海艇の名を「アビ
ス号」と言い、この「アビス号」の潜航時間は7分であ
る。そして、観客席の最前列の操縦席に客の中から希望
者が「キャプテン」としてこの席にすわると、やがてコ
ンパニオンの合図とともに船は深海への冒険旅行にでか
ける。航路、深度、位置、温度、酸素残存量がコクピッ
トに画面表示され、目の前の第1のリアスクリーン14
には深い海の底が映し出される。
【0015】観客席の上方に設置されたモニターテレビ
30から音声とモニター画面の矢印によって航路変更の
指示がでるたびに「キャプテン」は、操縦桿28を前後
左右に動かしながら深海を移動し、「アビス号」が例え
ば図3の領域Aに入ったら急に「落石」が発生したので
これを避け、また領域Cに入ったら通路の狭い「テラス
状岩盤」が出てきたのでこの岩盤をくぐり抜け、あるい
は領域Bに入ったら「大ダコ」が現れたのでこれをレー
ザ銃で退治しながら進むわけである。こうして、「キャ
プテン」を含む観客全員がこのようなアドベンチャーを
ライブ感覚で楽しむことができる。なお、音響は4ch
サラウンド立体音響としている。
【0016】従って、この深海探検旅行をパソコンゲー
ムと同様にして楽しむこともできる。例えば、探査コー
スとしていくつかの基本コースを設定しておいて、「キ
ャプテン」が操縦桿28を操作すると基本コースからの
ズレが音声とモニター画面の矢印で表示され、軌道修正
が指示される。そして、Aコースには落石、Bコースに
は大ダコとの遭遇、Cコースにはテラス状岩盤等を設定
しておく。「アビス号」が岩や海溝の壁面に近付くと信
号音で方向修正をうながすと共に、事故や非常事態が生
じた場合は赤色灯が点滅して予め定められたモデルコー
スに自動修正される。
【0017】なお、本実施例では深海探検を例として説
明したが、これを宇宙探検やジャングル探検等に応用す
ることもできるのは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明に係る映像利用のシ
ミュレーション装置によれば、従来は3次元映像用メガ
ネを着けなければ立体的な映像を見ることはできず、し
かも定められたパターンで一方的に画面が変化したのと
違って、観客の意思により自由にパターン展開が可能で
かつ立体的な映像で未知の疑似体験を楽しむことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る映像利用のシミュレーション装置
の概略を示す図である。
【図2】海底の景観を模造したジオラマの全体を示す図
である。
【図3】小型カメラの位置と予め設定された領域との関
係を示す図である。
【図4】ジオラマの上を移動する小型カメラの状態を示
す図である。
【符号の説明】
10 ハーフミラー 14 第1のリアスクリーン 16 第2のリアスクリーン 18 第1の投影機 20 第2の投影機 22 ジオラマ 24 観客席 26 小型カメラ 28 操縦桿 32 コンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観客席の前方に設置された第1の映像ス
    クリーンと、この第1の映像スクリーンの手前に離れて
    設置されたハーフミラーと、このハーフミラーに対し第
    1の映像スクリーンと略対称の位置に設置された第2の
    映像スクリーンと、模造されたジオラマの上を移動可能
    な小型カメラと、この小型カメラを3次元方向に制御可
    能な操縦桿と、この小型カメラで撮影した映像を第1の
    映像スクリーンに投影する第1の投影機と、第1の投影
    機からの映像と別の映像を第2の映像スクリーンに投影
    する第2の投影機と、小型カメラが所定の位置にきたと
    きに第2の投影機から映像を出力させる制御を行うコン
    ピュータとから成り、第2の映像スクリーンに投影され
    た映像をハーフミラーにより第1の映像スクリーンの少
    し手前に結像させるようにしたことを特徴とする映像利
    用のシミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 第2の映像スクリーンに投影された映像
    をハーフミラーにより第1の映像スクリーンの10±3
    cm手前に結像させるようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の映像利用のシミュレーション装置。
JP5054594A 1993-02-22 1993-02-22 映像利用のシミュレーション装置 Expired - Fee Related JPH082389B2 (ja)

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