JPH0625017A - X線造影製剤類及びgi管の透視におけるそれらの使用方法 - Google Patents

X線造影製剤類及びgi管の透視におけるそれらの使用方法

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JPH0625017A
JPH0625017A JP5104079A JP10407993A JPH0625017A JP H0625017 A JPH0625017 A JP H0625017A JP 5104079 A JP5104079 A JP 5104079A JP 10407993 A JP10407993 A JP 10407993A JP H0625017 A JPH0625017 A JP H0625017A
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surfactant
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ray
contrast preparation
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Carl R Illig
アール.アイリング カール
John L Toner
エル.トナー ジョン
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    • A61K49/0433X-ray contrast preparations containing an organic halogenated X-ray contrast-enhancing agent
    • A61K49/0447Physical forms of mixtures of two different X-ray contrast-enhancing agents, containing at least one X-ray contrast-enhancing agent which is a halogenated organic compound
    • A61K49/0461Dispersions, colloids, emulsions or suspensions

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 この発明は、造影剤を含有する水性組成物類
及び胃腸管の放射線診断学におけるそれらの使用方法に
関する。 【構成】胃腸管のX線検査用の経口又は直腸投与可能な
X線造影製剤であって、該組成物中には式(I)のX線
造影剤が共存する界面活性剤により水性液に乳濁分散化
している。 (上式中、Rは、2〜8個の炭素原子を含有する置換ア
ルキル基であり、そしてnは、1〜5である)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、造影剤を含有する水
性組成物類及び胃腸管の放射線診断学におけるそれらの
使用方法に関する。
【0002】
【従来の技術】骨折及び骨格系に関する別の容態のX線
及びコンピュータ断層(以下本明細書ではCT)スキャ
ンを利用するX線撮影検査は、造影剤を使用することな
く日常的に実施されている。柔組織、例えば、胃腸(以
下本明細書ではGI)管、を含む器官のX線透視には、
X線輻射線を減衰する造影剤の使用が必要とされる。D.
P.Swanson 他「医療用イメージングにおける製剤(Pharm
aceuticals In MedicalImaging)」,1990,MacMillan Pub
lishing Company,は、造影剤類及びそれらの組成物類
を利用する医療用イメージングにおいて優れたバックグ
ラウンドを提供する。
【0003】GI管の透視に最も広範に用いられる造影
剤は、経口的又は浣腸のように直腸から懸濁剤として投
与される硫酸バリウムである。(例えば、米国特許第
2,659,690号;同第2,680,089号;同
第3,216,900号;同第3,235,462号;
同第4,038,379号及び同第4,120,946
号明細書参照)その比較的良好な造影特性、経口もしく
は直腸投与に続くGI管からのごくわずかな吸収、並び
に体からの迅速な排泄にもかかわらず、硫酸バリウムは
或る欠点を有する。腸液の存在下では、それは均質性を
欠き、かつ粘膜に十分に付着しないので、粗悪なX線画
像が得られる。結腸では、浣腸として投与された場合、
それは綿状沈殿しそして糞便と共に不ぞろいの塊を形成
する。
【0004】また、ヨウ素原子が有効なX線吸収剤であ
るので、ヨウ素化有機化合物類が造影剤として用いられ
てきた。それらは最も用途が広く、そして多種多様な方
法で利用される。それらは極めてX線吸収性であり、ヨ
ウ素はそれと相互作用し、そしてヨウ素含有媒体に停留
した光子により発生されるコントラストの著しい拡大で
ある、いわゆる光電効果を生じる。コントラストの拡大
は、相対的濃度変化より予測されるレベルを超える。こ
の拡大により、比較的低濃度の造影剤が利用できる。
(ヨウ素化剤について、例えば、米国特許第2,78
6,055号;同第3,795,698号;同第3,3
60,436号;同第3,574,718号;同第3,
733,397号;同第4,735,795号及び同第
5,047,228号明細書参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】理想的なGI造影剤に
特に必要なことには、良好な毒性学的プロフィール;内
腔が膨脹しない場合に腸の存在が検出可能となるような
腸/内腔全体を満たしかつ腸粘膜を均等にコートする能
力;腸粘膜に対する嗜好性及び非刺激性;並びにアーチ
ファクトを生成することなく又は激しい腸ぜん動を刺激
することなくGI管を通過することが挙げられる。
【0006】驚くへきことに、本発明者らは、以下本明
細書で記載される特定の化合物類が、X線及びCTスキ
ャンを利用するGI管の検査に際して水性経口及び直腸
用製剤に用いた場合に、これらの所望の性質を所有する
ことが見い出された。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、式(I)
【0008】
【化7】
【0009】(上式中、Rは、2〜8個の炭素原子を含
有する置換もしくは無置換のアルキル基であり、ここ
で、上記置換基は、C1 −C6 アルキル、ヒドロキシ及
びアルコキシから成る群より選ばれ、そしてnは1〜5
である)で示される造影剤を含んで成るGI管の放射線
検査用の水性経口もしくは逆行組成物を提供する。
【0010】本発明の好ましい造影剤類は、次式
【0011】
【化8】
【0012】(上式中、Rは、4〜8個の炭素原子を含
有する第二級アルキル基である)で示される。
【0013】本発明に利用される最も好ましい造影剤
は、次式で示される2,4,6−トリヨードフェノール
のsec−オクチルエーテルである。
【0014】
【化9】
【0015】化合物類は、当該技術分野で既知である方
法により容易に合成できる。これらの化合物の望ましい
性質には、適切なイメージングを生成するのに十分なヨ
ウ素含有量;良好なイメージング品質を提供するように
GI管の粘膜内面をコートする能力;並びに優れた毒物
学的プロフィールが挙げられる。
【0016】組成物類は、分散液、コロイドもしくは懸
濁液状であってもよいが、しかしながら本発明者らは好
ましい態様としてむしろ乳濁液を使用することを選ぶ。
【0017】
【具体的な態様】本発明の組成物類に利用される造影剤
類は、わずかに水溶性であり、10以上の分配係数を有
する。この溶解度は、製剤が必要な賦形剤を含む場合、
分散液、乳濁液、懸濁液の状態で安定な製剤を組成する
ことを許容する。「安定な」の語は、組成物の経口又は
直腸投与後並びにGI管の放射線検査中に組成物中に含
まれる成分の分離が全く生じないことを意味する。造影
剤の水性媒体へのわずかな溶解性は、腸粘膜及び分泌物
への造影剤の拡散を許容し、それによって腸管上に塗膜
が形成される。一方、それらのわずかな溶解性により、
腸壁への造影剤の吸収は最低限であり、それは毒性副作
用の可能性を低減する。
【0018】幾つかの本発明の造影剤は、米国特許第
2,622,100号明細書に記載されるように製造で
き、その記載内容は引用することにより本明細書に組み
入れられる。本発明者らは、しかしながら、下記実施例
に記載される製造方法を利用することを好む。
【0019】
【実施例】例1 A.2−メシルオキシオクタン
【0020】
【化10】
【0021】0℃でCaSO4 乾燥チューブ下、ジクロ
ロメタン1.5L中、2−オクタノール130g(0.
995モル)及びジイソプロピルエチルアミン207mL
(1.19モル、1.2当量)に、メタンスルホニルク
ロリド84.4mL(1.09モル、1.1当量)を1時
間に亘って滴下し、同時に内部温度を5℃未満に維持し
た。わずかに黄色い溶液を0℃で更に1.5時間撹拌し
た。次いで冷反応溶液を氷冷1モル(M)HCl 1L
×2並びに氷冷H2 O 1L及びブラインで洗浄し、そ
してMgSO4 で乾燥した。残渣をセライト (Celite)
を介して濾過し、そして真空中35℃より低温で濃縮す
ると、黄色油状物208gが得られた。黄色油状物を高
真空下で2時間25℃で放置すると、黄色油状物205
gが得られた。NMRスペクトルによって、痕跡量の溶
剤のみの存在を伴う所望のタイトルの生成物を確認し
た。
【0022】B.2,4,6−トリヨードフェノキシ−
2−オクタン
【0023】
【化11】
【0024】機械的撹拌器を備えた5L丸底フラスコ
に、窒素下で、2−メシルオキシオクタン(Aで得られ
た)71.3g(0.342モル)、2,4,6−トリ
ヨードフェノール193g(0.410モル、1.2当
量)、無水炭酸カリウム56.7g(0.410モル、
1.2当量)並びにジメチルホルムアミド(以下本明細
書ではDMF)2.00Lを入れた。混合物を1時間に
亘って55℃〜60℃の温度に達するよう徐々に温た
め、次いで55℃で16時間撹拌した。
【0025】温度を65℃まで上昇せしめ、そして混合
物を更に4時間撹拌し、次いで徐々に室温まで冷却しそ
してセライト (Celite) を介して濾過して固体を取り除
いた。琥珀色のDMF濾液をヘキサン500mL×3で抽
出すると、幾らかの生成物が取り出せた(第一抽出
物)。TLC(25% EtOAc−ヘキサン)は、抽
出物が極めて純粋なタイトルの生成物であることを示し
た。
【0026】ヘキサンで抽出した後の残りのDMF溶液
を、H2 O 9L及び1モル(M)NaOH 1Lで希
釈した。この混合物をヘキサン750mL×3で抽出した
(第二抽出物)。TLCは、抽出物が第一抽出物よりや
や低純度であり、そしてまだわずかに微量の不純物を含
有することを示した。
【0027】次いで第一抽出物及び第二抽出物を個別に
1モル(M)NaOH 500mL×2、H2 O 500
mL、飽和Na2 SO3 500mL、H2 O 1L×4、
ブライン1Lで洗浄し、そしてNa2 SO4 で乾燥し
た。
【0028】真空中で濃縮し続いて高真空下にすると、
第一抽出物よりわずかに黄色の油状物65.5g(収率
33%)が得られた。NMRスペクトルによって、測定
可能な量の別の物質、例えば望ましくないメシレートを
全く含有しない極めて純粋なタイトルの生成物を確認し
た。
【0029】第二抽出物より、明るい琥珀色の油状物9
2.2g(収率46%)が得られた。NMRスペクトル
によって、痕跡量の不純物、例えば、メシレートのみを
伴なうほぼ純粋な生成物を確認した。
【0030】第一抽出物より得られた生成物65.5g
をシリカ500gを介してヘキサン6Lで溶離すると黄
色の痕跡が取り除かれた。真空中で濃縮しそして高真空
下にしそして15分間温めると、純粋な無色油状物6
4.7g(回収率99%)が得られた。NMRスペクト
ルによって上記と同様の非常に純粋な生成物を確認し
た。
【0031】第二抽出物より得られた生成物92.2g
を、第一抽出物と同様の方法にかけた。生成物は、黄色
の色彩を有することなく、かつ痕跡量の不純物、例えば
メシレートを有することなく、純粋(回収率98%)で
あると認められた。
【0032】例2 2,4,6−トリヨードフェノキシ−2−ブタン
【0033】
【化12】
【0034】0℃でジクロロメタン中2−ブタノール4
5.0ミリモル(4.1mL)の溶液に、1.2当量のジ
イソプロピルエチルアミン(9.4mL)を添加した。約
10分後、1.1当量のメタンスルホニルクロリド
(4.8mL)を約10分間に亘ってシリンジにより徐々
に添加した。溶液を氷/水浴中で2.5時間撹拌し、次
いで冷5%HClに注ぎ入れた。これらの層を分離し、
そして有機層を冷5%水性HCl及びブラインで洗浄
し、そしてNa2 SO4 で乾燥した。乾燥した残渣をD
MF(100mL)に溶解し、そして2,4,6−トリヨ
ードフェノール50.0ミリモル(23.6g)を添加
し、それに続いて炭酸カリウム50.0ミリモル(6.
9g)を添加した。(この時点で溶液は暗色に変わり、
そして撹拌するのが困難になった)。17時間撹拌を続
けた。次いで溶液を冷却し、セライト (Celite) を介し
てDMFを用いて濾過した。このようにして得られたD
MF含有溶液をヘキサンで2回抽出し、0.1モル
(M)水性NaOH 200mLで希釈しそして再びヘキ
サンで2回抽出した。ヘキサン抽出物を合わせ、そして
1モル(M)NaOH 50mL×2、H2 O 50mL×
2及びブラインで洗浄した。有機層をNa2 SO4 で乾
燥し、濾過しそして真空中で溶剤を除去した。フラッシ
ュカラムクロマトグラフィー(シリカ、ヘキサン)によ
り残渣を精製すると、油状物としてタイトルの生成物
9.9gが得られた。
【0035】例2の化合物の別の製造方法が、例3に記
載される。
【0036】例3 2,4,6−トリヨードフェノキシ−2−ブタン
【0037】室温でDMF 40mL(0.5モル
(M))中2,4,6−トリヨードフェノール21.1
9ミリモル(10.0g)の溶液に、2.0当量の2−
ブロモブタン(4.6mL)及び2.0当量の炭酸カリウ
ム(5.86g)を添加した。混合物を油浴中で57℃
まで加熱し、そして65時間撹拌した。次いで混合物を
冷却し、セライト(Celite) を介してDMFで洗浄する
ことにより濾過した。DMF含有溶液をヘキサンで抽出
し、H2 O中10% NaOH(100mL)で希釈し、
そしてヘキサンで3回抽出した。抽出物を合わせ、そし
て1モル(M)NaOHで2回、H2 Oで2回及びブラ
インで2回洗浄した。有機層をNa2 SO4 で乾燥し、
濾過しそして真空中で溶剤を取り除いた。フラッシュカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン、シリカ)により精
製すると、油状物状でタイトルの生成物10.83gが
得られた。
【0038】例4 2,4,6−トリヨードフェノキシ−2−ヘキサン
【0039】
【化13】
【0040】室温でDMF 125mL(0.5モル
(M))中2,4,6−トリヨードフェノール63.6
ミリモル(30g)の溶液に、1.2当量の2−ブロモ
ヘキサン(10.8mL)及び1.5当量の炭酸カリウム
(13.2g)を添加した。混合物を58℃まで1.5
時間かけて加熱し、次いで40時間撹拌した。反応混合
物をセライト (Celite) を介してDMFを用いて濾過し
た。DMFの容量を真空蒸発により200mLまで減少せ
しめた。混合物をヘキサンで2回抽出し、H2 O中10
%NaOH 500mLで希釈しそして再びヘキサンで3
回抽出した。次いでヘキサン抽出物を合わせ、そして1
モル(M)NaOHで2回、H2 Oで2回及びブライン
で1回洗浄した。次いで有機層をNa2 SO4 で乾燥
し、濾過し、そして真空下で溶剤を除去した。フラッシ
ュカラムクロマトグラフィー(ヘキサン、シリカ)にか
けると、油状物状でタイトルの化合物31.5gが得ら
れた。
【0041】例5 4−ヨードフェノキシ−2−オクタン
【0042】
【化14】
【0043】ドライアセトニトリル500mL中4−ヨー
ドフェノール50.0g(0.227モル)、2−ヨー
ドオクタン45.4g(0.189モル)及び炭酸カリ
ウム94.1g(0.681モル)の混合物を、窒素下
で加熱還流し、そして20時間撹拌した。混合物を冷却
し、そしてセライト(Celite) を介して濾過し、そして
真空中で濃縮した。褐色残渣をヘキサン1L及び1モル
(M)NaOH 500mL間に分配した。次いでヘキサ
ン層を1モル(M)NaOH(250mL×3)、飽和亜
硫酸ナトリウム(250mL)、水(250mL)及びブラ
イン(250mL)で洗浄した。わずかに黄色い溶液をN
2 SO4 で乾燥しそして真空中で濃縮すると明黄色油
状物34.3gが得られた。ヘキサン60mL中の物質
を、黄色の色彩が溶離する直前まで3%酢酸エチル−ヘ
キサンで溶離することによりシリカゲルのパッド600
gを通過せしめた。高真空下で濃縮及び温めるとモビー
ル無色油状物として生成物26.9g(43%)が得ら
れた。
【0044】式Iの別の化合物類は、例1〜5に記載さ
れる反応方法を用いて、適当な出発材料類及び試薬類を
用いて製造可能である。溶剤類の選択、反応雰囲気、反
応温度、実験時間、及び仕上げ方法を包含する全反応条
件が、当業者によって容易に認められるであろうその反
応に標準的な条件であるように選択されることは理解さ
れるであろう。抽出物分子に部分的に存在する機能性
が、試薬類及び反応と合致すべきであることは、有機合
成分野の技術者に理解されている。
【0045】出発材料類、試薬類及び溶剤類は、化学業
者、例えば、Aldrich,Baker 及びEastman Chemical Com
paniesより入手可能であり、又はそれらは当該技術分野
で既知である方法により製造してもよい。
【0046】造影剤は、物理学的に許容されるキャリヤ
ー類もしくは賦形剤類を用いて、当該技術分野の範囲内
の方法で投薬用に処方してもよい。医薬的に許容される
助剤類(例えば、界面活性剤類及び乳化剤類)並びに賦
形剤類の添加を伴う化合物類は、水性媒体に懸濁又は部
分的に溶解せしめて分散液、溶液もしくは懸濁液を得る
ことが可能である。しかしながら、油状造影剤類は、好
ましくは乳濁液状に生成される。
【0047】組成物 本発明の組成物類は、以下のw/v%に基づく医薬的に
許容される成分類を含んで成る。 非水性相 1〜50 造影剤 0.001〜75 賦形剤 0〜20 助剤類(界面活性剤類/乳化剤類) 0.01〜10 水 100までの適量
【0048】非水性相は、植物油、例えば、サフラワー
油;非代謝性脂肪置換剤類、例えば、シンプレス(Simp
less) ;フッ素化炭化水素類、例えば、ペルフルオロデ
カリン;鉱油並びにシメチコン(Simethicone)を含んで
成る。
【0049】造影剤類は、式Iの化合物類、好ましくは
上式中、Rが4〜8個の炭素原子を含有するアルキル基
である化合物類の群より選択される。
【0050】製剤類に都合良く用いられる賦形剤類に
は、粘度調整剤及び安定剤、例えば、微晶質セルロー
ス、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセル
ロース及びアラビアゴムが挙げられる。また、物理学的
に許容される物質には、例えば、クエン酸ナトリウム、
塩化ナトリウム、治療物質類、制酸物質類並びに矯味矯
臭剤類が挙げられる。また、殺菌/防腐剤類、例えば、
パラヒドロキシ安息香酸メチル、パラヒドロキシ安息香
酸エチル、パラヒドロキシ安息香酸プロピル、安息香酸
もしくはソルビン酸を含有することが、各種製剤におい
て望ましいであろう。
【0051】当業者らに既知であるように、界面活性剤
類もしくは乳化剤類は、2つの不混和性相、すなわち、
水性媒体中油相間の界面張力を低減できる。これらの薬
剤は、単独で又は別の乳化剤類及び界面活性剤類と組み
合わせて使用できる。例えば、ポリジメチルシロキサン
及びシリカエーロゲル30w/v%、ステアレート乳化
剤類14w/v%並びにソルビン酸0.075w/v
%、残りは水の組成であるDow Corning Medical Antifo
am AF をそのまま使用してもよい。脂肪酸の乳濁液であ
る内部脂質 (intralipid) は、本発明の造影剤を用いて
許容される乳濁液を生成するために、懸濁化剤の存在を
必要とする。このような界面活性剤の量は、水性製剤類
の0.01〜5w/v%の範囲内であってもよく、ある
いは、一般的にはその量は、できるだけ低く保たれ、好
ましくは0.05〜2w/v%の範囲内である。界面活
性剤類は、カチオン性、アニオン性、非イオン性、双極
性もしくは2つ以上のこれらの薬剤の混合物であっても
よい。
【0052】適するカチオン性界面活性剤類としては、
セチルトリメチルアンモニウムブロミドが挙げられる。
適するアニオン性剤類としては、ラウリル硫酸ナトリウ
ム、ヘプタデシル硫酸ナトリウム、アルキルベンゼンス
ルホン酸類及びそれらの塩類、ブチルナフタレンスルホ
ン酸ナトリウム並びにスルホスクシネート類が挙げられ
る。双極性界面活性剤類とは、水へ溶解した場合にそれ
らが二極性酸類として挙動し、かつそれらをイオン化す
るとそれらは弱塩基及び弱酸の両者として挙動する物質
である。分子上の2つの電荷が相互に打ち消して均衡を
保つので、それらは中性分子として作用する。双極性イ
オン濃度が最大である場合のpHは、等電点として既知で
ある。化合物類、例えば、本発明の製剤類に望ましいpH
で等電点を有する特定のアミノ酸類が、本発明を実施す
る際に有用である。
【0053】本発明の製剤類の製造の際に、本発明者ら
は、非イオン性乳化剤類もしくは界面活性剤類を使用す
ることを選択し、同様に、アニオン性、カチオン性もし
くは双極性剤のものに対して優れた毒物学的プロフィー
ルを有する非イオン性造影剤類を使用することを選択し
た。非イオン性乳化剤では、親水性基及び疎水性基の性
質はほぼ均等に釣合っている。それらは、分子上に電荷
が存在しないのでアニオン性及びカチオン性界面活性剤
とは異なり、この理由から、それらはカチオン性もしく
はアニオン性界面活性剤よりも一般的にあまり刺激性で
はない。非イオン性界面活性剤類には、カルボン酸エス
テル類、カルボン酸アミド類、エトキシル化アルキルフ
ェノール類及びエトキシル化脂肪族アルコール類が挙げ
られる。
【0054】ある特定なタイプのカルボン酸エステル非
イオン性界面活性剤類は、脂肪酸及び樹脂酸、例えば、
炭素原子数約8〜約18のものと、多価アルコール類、
例えば、グリセロール、グリコール類、例えば、モノ、
ジ、ラトラ及びヘキサエチレングリコール並びにソルビ
タンなどとの反応により生成される部分的、例えばモノ
エステル類並びに変動モル比のエチレンオキシドの、脂
肪酸のヒドロキシ基への直接付加により生成される同様
の化合物類である。
【0055】別のタイプのカルボン酸エステル類は、脂
肪酸及び樹脂酸の部分的、例えば、モノエステル類とエ
チレンオキシドの縮合生成物類、例えば、ポリオキシエ
チレンソルビタン及びソルビトールの脂肪酸もしくは樹
脂酸のエステル類、例えば、ポリオキシエチレンソルビ
タン、モノタル油エステル類である。これらは、1分子
当り約3〜約80のオキシエチレン単位並びに炭素原子
数約8〜約18の脂肪酸基もしくは樹脂酸基を含有して
もよい。使用可能な天然産脂肪酸混合物類の具体例は、
ヤシ油及び獣脂由来のものであり、同様に単一脂肪酸類
の具体例はドデカン酸及びオレイン酸である。
【0056】カルボン酸アミド非イオン性界面活性剤類
は、アンモニア、モノエチルアミン類並びに炭素原子数
約8〜約18のアシル鎖を有する脂肪酸類のジエチルア
ミド類である。
【0057】エトキシル化アルキルフェノール非イオン
性界面活性剤類には、多様なアルキルフェノール類のポ
リエチレンオキシド縮合体類、特にモノアルキルフェノ
ール類もしくはジアルキルフェノール類(ここで、アル
キル基は分枝鎖もしくは特に直鎖形状のどちらかに約6
〜約12個の炭素原子を含有する)、例えば、オクチル
クレゾール、オクチルフェノールもしくはノニルフェノ
ールと、エチレンオキシド(上記エチレンオキシドは、
アルキルフェノール1モル当りエチレンオキシド約5〜
約25モルに等しい量で存在する)との縮合生成物類が
挙げられる。
【0058】エトキシル化脂肪族アルコール非イオン性
界面活性剤類には、直鎖もしくは分枝鎖形状のどちらか
に約8〜約18個の炭素原子を有する脂肪族アルコール
類、例えば、オレイルもしくはセチルアルコールと、エ
チレンオキシド(上記エチレンオキシドは、アルコール
1モル当りエチレンオキシド約30〜約60モルと等量
で存在する)との縮合生成物類が挙げられる。
【0059】好ましい非イオン性界面活性剤類には、次
式で示されるソルビタンエステル類(商標名スパン(Sp
an) のもとで市販)、
【0060】
【化15】
【0061】(上式中、ソルビタンモノエステル類につ
いてはR1 =R2 =OH,R3 =Rであり、ソルビタン
ジエステル類についてはR1 =OH,R2 =R3 =Rで
あり、ソルビタントリエステル類についてはR1 =R2
=R3 =Rであり、ここで、ラウレートについてはR=
(C1123)COOであり、オレエートについてはR=
(C1733)COOであり、パルミテートについてはR
=(C1531)COOであり、ステアレートについては
R=(C1735)COOである)次式で示されるポリオ
キシエチレンアルキルエーテル類(すなわち、ブリジュ
ス(Brijs)) 、
【0062】
【化16】
【0063】(上式中、(x+1)は、アルキル鎖中の
炭素原子数であり、典型的には以下の通りであり、 12 ラウリル (ドデシル) 14 ミリスチル(テトラデシル) 16 セチル (ヘキサデシル) 18 ステアリル(オクタデシル) そしてyは親水性鎖中のエチレンオキシド基の数であ
り、典型的には10〜60である)ポリエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル類(ポリソルベート (Polysorbate)
20,40,60,65,80及び85の商標名下で市
販されている)ポリエチレンステアレート類、例えば、
ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)−α−ヒドロ−
ω−ヒドロキシオクタデカノエート;ポリエチレングリ
コールモノステアレート;及びポリ(オキシ−1,2−
エタンジイル)−α−(1−オキソオクタデシル)−ω
−ヒドロキシポリエチレングリコールモノステアレート
が挙げられる。
【0064】本発明の具体的な製剤類は、以下に示され
る通りである。例6 例1の化合物(I 114mg/mL) 2.50g(17.5w/v%) Dow Corning Med.Antifoam AF 乳濁液 3.50g(35w/v%) 精製水 10mLまでの適量
【0065】例7 例1の化合物(I 114mg/mL) 2.50g(17.5w/v%) サフラワー油 2.00g(20w/v%) トゥイーン(Tween)-21 0.25g(2.5w/v%) ヒドロキシプロピルメチルセルロース 2.50g(2%溶液) (4,000cPs) 精製水 10mLまでの適量
【0066】例8 例1の化合物(I 114mg/mL) 2.50g(17.5w/v%) 鉱油 0.50g(5w/v%) Tween-21 0.25g(2.5w/v%) 精製水 10mLまでの適量
【0067】例9 例1の化合物(I 114mg/mL) 2.50g(17.5w/v%) Simpless 100(Nutrasweet Co.) 3.00g(30w/v%) ヒドロキシプロピルメチルセルロース 2.50g(2%溶液) (4,000cPs) 精製水 10mLまでの適量
【0068】本発明の方法に従って用いられる造影剤の
薬用量は、使用される造影剤の正確な性質に従って変化
するであろう。好ましくはしかしながら薬用量は、コン
トラスト増強イメージングを達成することに矛盾しない
程度に低く維持すべきである。できるだけ少量の造影剤
を使用することにより、毒性ポテンシャルが最低限に抑
えられる。多くの本発明の造影剤について、GI管のレ
ギュラーX線透視の際の薬用量は体重1kg当りヨウ素約
0.1〜約16.0gの範囲内であり、好ましくは体重
1kg当りヨウ素約0.5〜約6.0gの範囲内であり、
そして最も好ましくは体重1kg当りヨウ素約1.2〜約
2.0gの範囲内である。CTスキャンの際には、本発
明の造影剤類は体重1kg当りヨウ素約1〜約600mgの
範囲内、好ましくは体重1kg当りヨウ素約20〜約20
0mgの範囲内、そして最も好ましくは体重1kg当りヨウ
素約40〜約80mgの範囲内であるだろう。
【0069】造影剤の濃度は、製剤の約0.001w/
v%〜約75w/v%の範囲内、好ましくは約0.05
w/v%〜約50w/v%の範囲内、そして最も好まし
くは約0.1w/v%〜約20w/v%の範囲内である
べきである。
【0070】本発明の組成物類を、本明細書に記載され
るように毒性及びX線イメージング品質等について試験
した。
【0071】毒物学的試験 例1で製造された2,4,6−トリヨードフェノールの
sec−オクチルエーテルを以下のように乳化した;2
5w/v%の化合物(1mL中にI 163mgを含有す
る)を、35w/v%のDow Corning Medical Antifoam
AF 乳濁液及び40w/v%の水へ乳化した。水への3
5w/v%のDow Corning Medical Antifoam AF 乳濁液
を、対照及び試験化合物用のビヒクルの両者として提供
した。
【0072】雄スイス・ウェブスター (Swiss-Webster)
白子マウス (Teconic Farms,Germantown,NY より得た)
を実験に用いた。処置群は、投薬前に4時間絶食させた
日齢32日のマウス、各々3匹から成るものであった。
投薬後は食物を任意に取らせた。乳化化合物を、それぞ
れ10,20及び40mL/kgの容量でI 1633,3
266及び6532mg/kgの薬用量でガバージュにより
一度に経口投与した。更なる群の3匹のマウスに、対照
として役立つ40mL/kgの35% Dow Corning乳濁液を
同様に投与した。すべての動物について同じ日に投薬
し、そして外観の変化及び挙動について並びに投薬日に
は複数の間隔でそしてその後14日間は1日に少なくと
も1回死亡率について観察した。第1日目の体重測定
(投薬前)に加えて、マウスの体重を第2,8及び15
日目に測定した。実験の終末期(第15日目)には、ペ
ンタバルビツル酸ナトリウムの腹腔内注射により殺害
し、そして剖検した。
【0073】対照乳濁液を与えたマウスもしくは試験化
合物含有乳濁液を与えたマウスについて、臨床的痕跡は
全く認められなかった。体重の変化は群の間で比較可能
であった。剖検では、胃腸管に特に注意を払ったが、し
かし異常は全く認められなかった。
【0074】X線イメージング−上部GI管 別の実験では、上記製剤を、X線を用いるイヌのGI管
上部のGIイメージングに用いた。実験中各々のイヌ
に、NGチューブにより製剤300mLを与えた。小腸の
均一エアーコントラスト塗膜が生じた。また、トランス
ラジエーション (transradiation) が存在した。また、
下になった腸ループが透視可能であった。
【0075】X線イメージング−下部GI管 投薬後24時間後から4時間、更にX線画像を取った、
すなわち、同一のイヌの下部GI管由来の画像が得られ
た。
【0076】均一粘膜塗膜は、初期イメージング(上部
GI管)の時より幾分低い効果をもたらすことが見い出
された。しかしながら、均一な放射線不透過性及び遅延
像における粘膜塗膜は、最適なものにいっそう近づい
た。
【0077】X線イメージング−結腸 また、上記造影剤を含有する乳濁液状製剤を、下部GI
管のX線透視のために、イヌに浣腸の形で投薬して試験
した。2匹のイヌの各々に、製剤500mLを与え、続い
て物質を排出させ、そして空気を入れた。X線写真を、
空気適用前(シングルコントラスト)及び空気適用後
(ダブルコントラスト)に取って、結果を比較した。
【0078】シングルコントラスト画像は、適当な放射
線濃度のフルカラムのコントラストを具体的に示し、同
時に上部GI検査で認められるものと同様に、下になっ
た構造の透視を失わなかった。
【0079】ダブルコントラストイメージングは、結腸
の隅から隅まで優れた粘膜塗膜を示した。粘膜塗膜及び
結腸透視を30分後でさえ失わなかった。
【0080】CTイメージング I 8mg/mL製剤100mLを、CTイメージング5時間
前に、3.5kgの絶食させていないウサギに投与した。
製剤は、均一なGI透過性を提供し、GI内容物とすっ
かり十分に混合し、そして得られた画像を、別の伝統的
な薬剤で得られたCTの結果と比較した。伝統的な薬剤
類で得られた画像は、極めて低品質であった。
【0081】本発明を十分に記載してきたが、それの変
更及び修正がそれらの精神及び範囲からはずれることな
く可能であることは、当業者に明らかであるだろう。

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式 【化1】 (上式中、 Rは、2〜8個の炭素原子を含有する置換もしくは無置
    換のアルキル基であり、そしてnは1〜5である)で示
    されるX線造影剤を含んで成る胃腸管のX線検査用の経
    口又は直腸投与可能なX線造影製剤であって、上記X線
    造影剤が上記組成物中水性分散液状であるX線造影製
    剤。
  2. 【請求項2】 上記置換基がC1 −C6 アルキル、ヒド
    ロキシ及びアルコキシから成る群より選ばれる請求項1
    のX線造影製剤。
  3. 【請求項3】 上記X線造影剤が乳濁液状である請求項
    1のX線造影製剤。
  4. 【請求項4】 上記分散液が少なくとも1つの界面活性
    剤を含有する請求項1のX線造影製剤。
  5. 【請求項5】 上記界面活性剤がカチオン性である請求
    項4のX線造影製剤。
  6. 【請求項6】 上記界面活性剤がアニオン性である請求
    項4のX線造影製剤。
  7. 【請求項7】 上記界面活性剤が双極性である請求項4
    のX線造影製剤。
  8. 【請求項8】 上記界面活性剤が非イオン性である請求
    項4のX線造影製剤。
  9. 【請求項9】 上記カチオン性界面活性剤がセチルトリ
    メチルアンモニウムブロミドである請求項5のX線造影
    製剤。
  10. 【請求項10】 上記アニオン性界面活性剤が、ラウリ
    ル硫酸ナトリウム、ヘプタデシル硫酸ナトリウム、アル
    キルベンゼンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸
    ナトリウム及びスルホスクシネートから成る群より選ば
    れる請求項6のX線造影製剤。
  11. 【請求項11】 上記非イオン性界面活性剤が、カルボ
    ン酸エステル類、カルボン酸アミド類、エトキシル化ア
    ルキルフェノール類及びエトキシル化脂肪族アルコール
    類、ソルビタンエステル類、ポリオキシエチレンアルキ
    ルエーテル類並びにポリオキシエチレンソルビタン脂肪
    酸エステル類から成る群より選ばれる請求項8のX線造
    影製剤。
  12. 【請求項12】 更に懸濁化剤を含んで成る請求項1の
    X線造影製剤。
  13. 【請求項13】 更に安定剤を含んで成る請求項1のX
    線造影製剤。
  14. 【請求項14】 更に酸化防止剤を含んで成る請求項1
    のX線造影製剤。
  15. 【請求項15】 更にオスモル濃度調整剤を含んで成る
    請求項1のX線造影製剤。
  16. 【請求項16】 更に緩衝化剤を含んで成る請求項1の
    X線造影製剤。
  17. 【請求項17】 更にpH調整剤を含んで成る請求項1の
    X線造影製剤。
  18. 【請求項18】 更に矯味矯臭剤を含んで成る請求項1
    のX線造影製剤。
  19. 【請求項19】 有効コントラスト生成量の次式 【化2】 (上式中、Rは、4〜8個の炭素原子を含有する第二級
    アルキル基である)で示されるX線造影剤を含んで成る
    胃腸管のX線検査用の経口又は直腸投与可能なX線造影
    製剤であって、上記X線造影剤が界面活性剤を含んで成
    る水性媒体への乳濁液状であるX線造影製剤。
  20. 【請求項20】 上記X線造影剤が次式 【化3】 である請求項19のX線造影製剤。
  21. 【請求項21】 上記界面活性剤が、 ポリジメチルシロキサン及びシリカエーロゲル30w/
    v%; ステアレート乳化剤類14w/v%; ソルビン酸0.075w/v%;及び 水55.925w/v%; を含んで成る請求項19のX線造影製剤。
  22. 【請求項22】 上記界面活性剤が、上記水性製剤中に
    約0.01w/v%〜約5w/v%存在する請求項19
    のX線造影製剤。
  23. 【請求項23】 患者の胃腸管のX線検査の実施方法で
    あって、上記方法が、次式 【化4】 (上式中、Rは、2〜8個の炭素原子を含有する第二級
    アルキル基であり、そしてnは、1〜5である)で示さ
    れるX線造影剤を含んで成るX線造影製剤を患者に経口
    もしくは直腸投与することを含んで成り、上記X線造影
    剤が上記組成物中水性分散液状である方法。
  24. 【請求項24】 胃腸管のレギュラーX線透視のために
    上記患者に投与される造影剤の量が、体重1kg当りヨウ
    素約0.1〜約16gを含有する請求項23の方法。
  25. 【請求項25】 胃腸管のCTスキャン透視のために上
    記患者に投与される造影剤の量が、体重1kg当りヨウ素
    約1〜約600mgを含有する請求項23の方法。
  26. 【請求項26】 上記X線造影剤が乳濁液状である請求
    項23の方法。
  27. 【請求項27】 上記分散液が少なくとも1つの界面活
    性剤を含有する請求項23の方法。
  28. 【請求項28】 上記界面活性剤がカチオン性である請
    求項27の方法。
  29. 【請求項29】 上記界面活性剤がアニオン性である請
    求項27の方法。
  30. 【請求項30】 上記界面活性剤が双極性である請求項
    27の方法。
  31. 【請求項31】 上記界面活性剤が非イオン性である請
    求項27の方法。
  32. 【請求項32】 上記カチオン性界面活性剤がセチルト
    リメチルアンモニウムブロミドである請求項28の方
    法。
  33. 【請求項33】 上記アニオン性界面活性剤が、ラウリ
    ル硫酸ナトリウム、ヘプタデシル硫酸ナトリウム、アル
    キルベンゼンスルホン酸、ブチルナフタレンスルホン酸
    ナトリウム及びスルホスクシネートから成る群より選ば
    れる請求項29の方法。
  34. 【請求項34】 上記非イオン性界面活性剤が、カルボ
    ン酸エステル類、カルボン酸アミド類、エトキシル化ア
    ルキルフェノール類及びエトキシル化脂肪族アルコール
    類、ソルビタンエステル類、ポリオキシエチレンアルキ
    ルエーテル類並びにポリオキシエチレンソルビタン脂肪
    酸エステル類から成る群より選ばれる請求項31の方
    法。
  35. 【請求項35】 上記X線造影組成物が更に懸濁化剤を
    含んで成る請求項23の方法。
  36. 【請求項36】 上記X線造影組成物が更に安定剤を含
    んで成る請求項23の方法。
  37. 【請求項37】 上記X線造影組成物が更に酸化防止剤
    を含んで成る請求項23の方法。
  38. 【請求項38】 上記X線造影組成物が更にオスモル濃
    度調整剤を含んで成る請求項23の方法。
  39. 【請求項39】 上記X線造影組成物が更に緩衝化剤を
    含んで成る請求項23の方法。
  40. 【請求項40】 上記X線造影組成物が更にpH調整剤を
    含んで成る請求項23の方法。
  41. 【請求項41】 上記X線造影組成物が更に矯味矯臭剤
    を含んで成る請求項23の方法。
  42. 【請求項42】 患者の胃腸管のX線検査の実施方法で
    あって、上記方法が、次式 【化5】 (上式中、Rは、4〜8個の炭素原子を含有する第二級
    アルキル基である)を含んで成るX線造影製剤を患者に
    経口もしくは直腸投与することを含んで成り、上記X線
    造影剤が界面活性剤を含んで成る水性媒体への乳濁液状
    である方法。
  43. 【請求項43】 上記X線造影剤が次式 【化6】 である請求項42の方法。
  44. 【請求項44】 上記界面活性剤が、 ポリジメチルシロキサン及びシリカエーロゲル30w/
    v%; ステアレート乳化剤類14w/v%; ソルビン酸0.075w/v%;及び 水55.925w/v%; を含んで成る請求項42の方法。
  45. 【請求項45】 上記界面活性剤が、上記水性製剤中に
    約0.01w/v%〜約5w/v%存在する請求項42
    の方法。
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