JPH06250058A - スロット型光ファイバケーブル及びその製造方法 - Google Patents
スロット型光ファイバケーブル及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH06250058A JPH06250058A JP5062524A JP6252493A JPH06250058A JP H06250058 A JPH06250058 A JP H06250058A JP 5062524 A JP5062524 A JP 5062524A JP 6252493 A JP6252493 A JP 6252493A JP H06250058 A JPH06250058 A JP H06250058A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slot member
- optical fiber
- slot
- tape
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【構成】 らせん状の溝３に光ファイバ心線４を収納し
たスロット部材１の外周に、溝３と同じ方向に同じピッ
チで幅方向の一部が重なるようにコアラップテープ５を
らせん巻きしたケーブルで、コアラップテープ５の重な
り部で下側に位置するテープエッジ５ａを、スロット部
材１の溝３の間の山部７に位置させた。 【効果】 コアラップテープのエッジがスロット部材の
溝に落ち込むのを防止できるので、溝内の光ファイバ心
線が傷ついたり、伝送ロスが増加したりするおそれが少
なく、製造コストが安く、信頼性の高いスロット型光フ
ァイバケーブルを得ることができる。
たスロット部材１の外周に、溝３と同じ方向に同じピッ
チで幅方向の一部が重なるようにコアラップテープ５を
らせん巻きしたケーブルで、コアラップテープ５の重な
り部で下側に位置するテープエッジ５ａを、スロット部
材１の溝３の間の山部７に位置させた。 【効果】 コアラップテープのエッジがスロット部材の
溝に落ち込むのを防止できるので、溝内の光ファイバ心
線が傷ついたり、伝送ロスが増加したりするおそれが少
なく、製造コストが安く、信頼性の高いスロット型光フ
ァイバケーブルを得ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スロット型光ファイバ
ケーブルと、その製造方法に関するものである。
ケーブルと、その製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】スロット型光ファイバケーブルは、外周
にらせん状の溝を有するスロット部材を用い、そのスロ
ット部材の溝に光ファイバ心線を収納し、スロット部材
の外周にコアラップテープを幅方向の一部が重なるよう
にらせん巻きし、その外周に必要に応じ保護シースを被
覆した構造となっている。このようなスロット型光ファ
イバケーブルを製造する方法としては次の二つの方法が
ある。
にらせん状の溝を有するスロット部材を用い、そのスロ
ット部材の溝に光ファイバ心線を収納し、スロット部材
の外周にコアラップテープを幅方向の一部が重なるよう
にらせん巻きし、その外周に必要に応じ保護シースを被
覆した構造となっている。このようなスロット型光ファ
イバケーブルを製造する方法としては次の二つの方法が
ある。
【０００３】 スロット部材を周方向に回転させるこ
となく長手方向に走行させ、そのまわりを回転するボビ
ンから光ファイバ心線を供給してスロット部材の溝に光
ファイバ心線を落とし込み、さらにスロット部材のまわ
りを回転するテープパッドからコアラップテープを供給
してスロット部材の外周にコアラップテープをらせん巻
きする。
となく長手方向に走行させ、そのまわりを回転するボビ
ンから光ファイバ心線を供給してスロット部材の溝に光
ファイバ心線を落とし込み、さらにスロット部材のまわ
りを回転するテープパッドからコアラップテープを供給
してスロット部材の外周にコアラップテープをらせん巻
きする。
【０００４】 スロット部材を長手方向に走行させな
がら周方向に回転させ、そのスロット部材の溝に静止位
置から引き出された光ファイバ心線を落とし込み、さら
にそのスロット部材の外周に静止位置から引き出された
コアラップテープを巻き付ける。
がら周方向に回転させ、そのスロット部材の溝に静止位
置から引き出された光ファイバ心線を落とし込み、さら
にそのスロット部材の外周に静止位置から引き出された
コアラップテープを巻き付ける。
【０００５】の方法は、光ファイバ心線の本数が多く
なると、スロット部材のまわりに回転させるボビンの数
が多くなるため、製造装置が大型化し、回転速度をあま
り上げられないことから製造速度が上げられないという
問題がある。
なると、スロット部材のまわりに回転させるボビンの数
が多くなるため、製造装置が大型化し、回転速度をあま
り上げられないことから製造速度が上げられないという
問題がある。
【０００６】これに対しの方法は、光ファイバ心線供
給用のボビンをスロット部材のまわりに回転させないで
済むため、上記の問題はないが、コアラップテープの巻
き方向、巻きピッチが必然的に、スロット部材の溝のら
せん方向、らせんピッチと一致することになるため、次
のような問題が生じる。
給用のボビンをスロット部材のまわりに回転させないで
済むため、上記の問題はないが、コアラップテープの巻
き方向、巻きピッチが必然的に、スロット部材の溝のら
せん方向、らせんピッチと一致することになるため、次
のような問題が生じる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、コアラップ
テープのエッジがスロット部材の溝に落ち込み、溝内の
光ファイバ心線に傷をつけたり、光ファイバ心線を押圧
して伝送ロスを増加させたりするおそれがある。
テープのエッジがスロット部材の溝に落ち込み、溝内の
光ファイバ心線に傷をつけたり、光ファイバ心線を押圧
して伝送ロスを増加させたりするおそれがある。
【０００８】この点を図６を参照してさらに詳細に説明
する。図において、１は中心にテンションメンバー２を
有するスロット部材、３はスロット部材１の外周に形成
された溝、４は溝３内に収納された光ファイバ心線、５
はスロット部材１の外周にらせん巻きされたコアラップ
テープ、６はその外周に被覆された保護シースである。
コアラップテープ５がスロット部材１の溝３と同じ方向
に同じピッチで巻きつけられると、コアラップテープ５
の重なり部で下側に位置するテープエッジ５ａが溝３に
落ち込むことがあり、このような状態になると、テープ
エッジ５ａにより光ファイバ心線４が傷ついたり、圧迫
されて伝送ロスが増加したりする。このような状態は、
スロット部材１の溝３の本数が多くなるほど（例えば４
本以上になると）発生する可能性が大きくなる。
する。図において、１は中心にテンションメンバー２を
有するスロット部材、３はスロット部材１の外周に形成
された溝、４は溝３内に収納された光ファイバ心線、５
はスロット部材１の外周にらせん巻きされたコアラップ
テープ、６はその外周に被覆された保護シースである。
コアラップテープ５がスロット部材１の溝３と同じ方向
に同じピッチで巻きつけられると、コアラップテープ５
の重なり部で下側に位置するテープエッジ５ａが溝３に
落ち込むことがあり、このような状態になると、テープ
エッジ５ａにより光ファイバ心線４が傷ついたり、圧迫
されて伝送ロスが増加したりする。このような状態は、
スロット部材１の溝３の本数が多くなるほど（例えば４
本以上になると）発生する可能性が大きくなる。
【０００９】従来はこれを防止するため、溝の深さを深
くしたり、コアラップテープの下に別に糸またはテープ
を巻いたりするなどの対策がとられていた。しかし溝の
深さを深くすると、スロット部材の外径が大きくなるた
め、ケーブル外径、重量が増大する。また別に糸などを
巻く方法は材料費が高くなり、加工工数が増加するとい
う難点がある。
くしたり、コアラップテープの下に別に糸またはテープ
を巻いたりするなどの対策がとられていた。しかし溝の
深さを深くすると、スロット部材の外径が大きくなるた
め、ケーブル外径、重量が増大する。また別に糸などを
巻く方法は材料費が高くなり、加工工数が増加するとい
う難点がある。
【００１０】本発明の目的は、上記のような課題を解決
したスロット型光ファイバケーブルと、その製造方法を
提供することにある。
したスロット型光ファイバケーブルと、その製造方法を
提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明のスロット型光ファイバケーブルの構成は、外周にら
せん状の溝を多数本有するスロット部材と、そのスロッ
ト部材の溝に収納された光ファイバ心線と、前記スロッ
ト部材の外周に溝と同じ方向に同じピッチで幅方向の一
部が重なるようにらせん巻きされたコアラップテープと
を備えたスロット型光ファイバケーブルであって、前記
コアラップテープの重なり部で下側に位置するテープエ
ッジと上側に位置するテープエッジのうち、少なくとも
下側に位置するテープエッジを、スロット部材の溝と溝
の間の山部に位置させるか、スロット部材の１本の溝の
上で蛇行させたことを特徴とする。
明のスロット型光ファイバケーブルの構成は、外周にら
せん状の溝を多数本有するスロット部材と、そのスロッ
ト部材の溝に収納された光ファイバ心線と、前記スロッ
ト部材の外周に溝と同じ方向に同じピッチで幅方向の一
部が重なるようにらせん巻きされたコアラップテープと
を備えたスロット型光ファイバケーブルであって、前記
コアラップテープの重なり部で下側に位置するテープエ
ッジと上側に位置するテープエッジのうち、少なくとも
下側に位置するテープエッジを、スロット部材の溝と溝
の間の山部に位置させるか、スロット部材の１本の溝の
上で蛇行させたことを特徴とする。
【００１２】また本発明の製造方法は、外周にらせん状
の溝を多数本有するスロット部材を長手方向に走行させ
ながら周方向に回転させ、そのスロット部材の溝に静止
位置から引き出された光ファイバ心線を落とし込む工程
と、そのスロット部材の外周に静止位置から引き出され
たコアラップテープを幅方向の一部が重なるように巻き
付ける工程とを含むスロット型光ファイバケーブルの製
造方法であって、スロット部材に巻き付けられるコアラ
ップテープのテープエッジの位置を検出して、コアラッ
プテープの重なり部で下側になる方のテープエッジが、
スロット部材の溝と溝の間の山部に位置するように、又
はスロット部材の１本の溝の上で蛇行するように、スロ
ット部材の引取り速度またはコアラップテープの巻き付
け角度を制御することを特徴とする。
の溝を多数本有するスロット部材を長手方向に走行させ
ながら周方向に回転させ、そのスロット部材の溝に静止
位置から引き出された光ファイバ心線を落とし込む工程
と、そのスロット部材の外周に静止位置から引き出され
たコアラップテープを幅方向の一部が重なるように巻き
付ける工程とを含むスロット型光ファイバケーブルの製
造方法であって、スロット部材に巻き付けられるコアラ
ップテープのテープエッジの位置を検出して、コアラッ
プテープの重なり部で下側になる方のテープエッジが、
スロット部材の溝と溝の間の山部に位置するように、又
はスロット部材の１本の溝の上で蛇行するように、スロ
ット部材の引取り速度またはコアラップテープの巻き付
け角度を制御することを特徴とする。
【００１３】
【作用】上記構成によれば、コアラップテープのエッジ
がスロット部材の溝に落ち込みにくくなるので、溝内の
光ファイバ心線を傷つけたり、伝送ロス増加させたりす
るおそれが少なくなる。
がスロット部材の溝に落ち込みにくくなるので、溝内の
光ファイバ心線を傷つけたり、伝送ロス増加させたりす
るおそれが少なくなる。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図１および図２は本発明の一実施例に係る
スロット型光ファイバケーブルを示す。符号１は中心に
テンションメンバー２を有するスロット部材、３はスロ
ット部材１の外周に形成された溝、４は溝３内に収納さ
れた光ファイバ心線、５はスロット部材１の外周に溝３
と同じ方向に同じピッチで幅方向の一部が重なるように
らせん巻きされたコアラップテープ、６はその外周に被
覆された保護シースである。
に説明する。図１および図２は本発明の一実施例に係る
スロット型光ファイバケーブルを示す。符号１は中心に
テンションメンバー２を有するスロット部材、３はスロ
ット部材１の外周に形成された溝、４は溝３内に収納さ
れた光ファイバ心線、５はスロット部材１の外周に溝３
と同じ方向に同じピッチで幅方向の一部が重なるように
らせん巻きされたコアラップテープ、６はその外周に被
覆された保護シースである。
【００１５】このケーブルの特徴は、コアラップテープ
５の重なり部で下側に位置するテープエッジ５ａと上側
に位置するテープエッジ５ｂの双方を、スロット部材１
の溝３の間の山部７に位置させたことである。このよう
にすればコアラップテープ５のエッジ５ａが溝３に落ち
込むことがなくなる。
５の重なり部で下側に位置するテープエッジ５ａと上側
に位置するテープエッジ５ｂの双方を、スロット部材１
の溝３の間の山部７に位置させたことである。このよう
にすればコアラップテープ５のエッジ５ａが溝３に落ち
込むことがなくなる。
【００１６】なおコアラップテープ５の重なり部で上側
に位置するテープエッジ５ｂは、スロット部材１の山部
７に位置していることが好ましいが、溝３に落ち込むお
それはないので溝３の上に位置していてもよい。
に位置するテープエッジ５ｂは、スロット部材１の山部
７に位置していることが好ましいが、溝３に落ち込むお
それはないので溝３の上に位置していてもよい。
【００１７】上記のようなスロット型光ファイバケーブ
ルは図３および図４のようにして製造することができ
る。すなわち、１１はスロット部材１のサプライドラ
ム、１２は光ファイバ心線４のサプライボビン、１３は
コアラップテープ５を供給するテープパッド、１４は引
き取り機、１５は巻き取りドラムである。サプライドラ
ム１１と、引き取り機１４と、巻き取り機１５は、スロ
ット部材１を長手方向に走行させるように自転すると同
時に、スロット部材１の軸線を中心として公転する。自
転速度と公転速度は、スロット部材１が溝３の１ピッチ
だけ走行するごとに１回転する関係に制御される。
ルは図３および図４のようにして製造することができ
る。すなわち、１１はスロット部材１のサプライドラ
ム、１２は光ファイバ心線４のサプライボビン、１３は
コアラップテープ５を供給するテープパッド、１４は引
き取り機、１５は巻き取りドラムである。サプライドラ
ム１１と、引き取り機１４と、巻き取り機１５は、スロ
ット部材１を長手方向に走行させるように自転すると同
時に、スロット部材１の軸線を中心として公転する。自
転速度と公転速度は、スロット部材１が溝３の１ピッチ
だけ走行するごとに１回転する関係に制御される。
【００１８】このようにするとスロット部材１の走行方
向の定位置では溝３が静止しているように見えるから、
静止位置にあるボビン１２から引き出された多数本の光
ファイバ心線４を溝３内に落とし込むことができる。そ
の後、静止位置にあるテープパッド１３から引き出され
たコアラップテープ５をスロット部材１の走行、回転を
利用して巻き付ける。
向の定位置では溝３が静止しているように見えるから、
静止位置にあるボビン１２から引き出された多数本の光
ファイバ心線４を溝３内に落とし込むことができる。そ
の後、静止位置にあるテープパッド１３から引き出され
たコアラップテープ５をスロット部材１の走行、回転を
利用して巻き付ける。
【００１９】このときコアラップテープ５がスロット部
材１に巻き付く位置で、図４のようにコアラップテープ
５のエッジ５ａの位置と溝３の位置を、位置検出器１６
により検出する。この検出信号から制御装置１７がテー
プエッジ５ａと溝３の距離を演算し、その距離が一定の
範囲に収まるように、制御装置１７で引き取り機１４の
引き取り速度を微調整する。これによりコアラップテー
プ５の重なり部で下側になる方のテープエッジ５ａを常
にスロット部材１の山部７に位置させることができる。
材１に巻き付く位置で、図４のようにコアラップテープ
５のエッジ５ａの位置と溝３の位置を、位置検出器１６
により検出する。この検出信号から制御装置１７がテー
プエッジ５ａと溝３の距離を演算し、その距離が一定の
範囲に収まるように、制御装置１７で引き取り機１４の
引き取り速度を微調整する。これによりコアラップテー
プ５の重なり部で下側になる方のテープエッジ５ａを常
にスロット部材１の山部７に位置させることができる。
【００２０】なおコアラップテープ５の重なり部で上側
になる方のエッジ５ｂをスロット部材１の山部７に位置
させるには、コアラップテープ５の幅を、下側になる方
のエッジ５ａが山部７に位置したときに、エッジ５ｂも
山部７に位置するように予め定めておけばよい。
になる方のエッジ５ｂをスロット部材１の山部７に位置
させるには、コアラップテープ５の幅を、下側になる方
のエッジ５ａが山部７に位置したときに、エッジ５ｂも
山部７に位置するように予め定めておけばよい。
【００２１】上記実施例では、テープエッジ５ａを山部
７に位置させるため、制御装置１７の出力で引き取り機
１４の引き取り速度を制御したが、その代わりにコアラ
ップテープ５の巻き付け角度α（図４参照）を制御する
ようにしてもよい。
７に位置させるため、制御装置１７の出力で引き取り機
１４の引き取り速度を制御したが、その代わりにコアラ
ップテープ５の巻き付け角度α（図４参照）を制御する
ようにしてもよい。
【００２２】次に図５を参照して本発明のスロット型光
ファイバケーブルの他の実施例を示す。このケーブルの
特徴は、コアラップテープ５の重なり部で下側に位置す
るテープエッジ５ａを、スロット部材１のある１本の溝
３の上で蛇行させ、かつコアラップテープ５の重なり部
で上側に位置するテープエッジ５ｂを、スロット部材１
の他の１本の溝３の上で蛇行させてあることである。そ
の他の構成は前記実施例と同じであるので、図２と同一
部分には同一符号を付してある。このようにすると、テ
ープエッジ５ａが溝３を斜めに横切るようになるため、
溝３に落ち込みにくくなる。
ファイバケーブルの他の実施例を示す。このケーブルの
特徴は、コアラップテープ５の重なり部で下側に位置す
るテープエッジ５ａを、スロット部材１のある１本の溝
３の上で蛇行させ、かつコアラップテープ５の重なり部
で上側に位置するテープエッジ５ｂを、スロット部材１
の他の１本の溝３の上で蛇行させてあることである。そ
の他の構成は前記実施例と同じであるので、図２と同一
部分には同一符号を付してある。このようにすると、テ
ープエッジ５ａが溝３を斜めに横切るようになるため、
溝３に落ち込みにくくなる。
【００２３】なおコアラップテープ５の重なり部で上側
に位置するテープエッジ５ｂは、必ずしも溝３の上で蛇
行していなくともよい（山部の上で蛇行していてもよ
い）。
に位置するテープエッジ５ｂは、必ずしも溝３の上で蛇
行していなくともよい（山部の上で蛇行していてもよ
い）。
【００２４】上記のようなケーブルを製造するには、前
記実施例と同様、コアラップテープ５がスロット部材１
に巻き付く位置で、コアラップテープ５のエッジ５ａの
位置と溝３の位置を検出し、その検出信号でテープエッ
ジ５ａが溝３上で蛇行するように、引き取り速度または
コアラップテープ５の巻き付け角度を周期的に変化させ
ればよい。
記実施例と同様、コアラップテープ５がスロット部材１
に巻き付く位置で、コアラップテープ５のエッジ５ａの
位置と溝３の位置を検出し、その検出信号でテープエッ
ジ５ａが溝３上で蛇行するように、引き取り速度または
コアラップテープ５の巻き付け角度を周期的に変化させ
ればよい。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
アラップテープをスロット部材の溝と同じ方向に同じピ
ッチで巻いたケーブルで、コアラップテープのエッジが
スロット部材の溝に落ち込むのを防止できるので、溝内
の光ファイバ心線が傷ついたり、伝送ロスが増加したり
するおそれが少なく、製造コストが安く、信頼性の高い
スロット型光ファイバケーブルを得ることができる。
アラップテープをスロット部材の溝と同じ方向に同じピ
ッチで巻いたケーブルで、コアラップテープのエッジが
スロット部材の溝に落ち込むのを防止できるので、溝内
の光ファイバ心線が傷ついたり、伝送ロスが増加したり
するおそれが少なく、製造コストが安く、信頼性の高い
スロット型光ファイバケーブルを得ることができる。
【図１】 本発明に係るスロット型光ファイバケーブル
の一実施例を示す横断面図。
の一実施例を示す横断面図。
【図２】 図１のケーブルの段剥ぎ状態を示す側面図。
【図３】 本発明に係るスロット型光ファイバケーブル
の製造方法の一実施例を示すライン構成図。
の製造方法の一実施例を示すライン構成図。
【図４】 図３の製造方法の要部を示す側面図。
【図５】 本発明に係るスロット型光ファイバケーブル
の他の実施例を段剥ぎ状態で示す側面図。
の他の実施例を段剥ぎ状態で示す側面図。
【図６】 従来のスロット型光ファイバケーブルを示す
横断面図。
横断面図。
１：スロット部材 ２：テンションメンバー ３：溝 ４：光ファイバ心線 ５：コアラップテープ ５ａ、５ｂ：テープエッジ ６：保護シース ７：山部材 １１：スロット部材１のサプライドラム １２：光ファイバ心線４のサプライボビン １３：テープパッド １４：引き取り機 １５：巻き取りドラム １６：位置検出器 １７：制御装置
Claims (4)
- 【請求項１】外周にらせん状の溝を多数本有するスロッ
ト部材と、そのスロット部材の溝に収納された光ファイ
バ心線と、前記スロット部材の外周に溝と同じ方向に同
じピッチで幅方向の一部が重なるようにらせん巻きされ
たコアラップテープとを備えたスロット型光ファイバケ
ーブルであって、前記コアラップテープの重なり部で下
側に位置するテープエッジと上側に位置するテープエッ
ジのうち、少なくとも下側に位置するテープエッジを、
スロット部材の溝と溝の間の山部に位置させたことを特
徴とするスロット型光ファイバケーブル。 - 【請求項２】外周にらせん状の溝を多数本有するスロッ
ト部材と、そのスロット部材の溝に収納された光ファイ
バ心線と、前記スロット部材の外周に溝と同じ方向に同
じピッチで幅方向の一部が重なるようにらせん巻きされ
たコアラップテープとを備えたスロット型光ファイバケ
ーブルであって、前記コアラップテープの重なり部で下
側に位置するテープエッジと上側に位置するテープエッ
ジのうち、少なくとも下側に位置するテープエッジを、
スロット部材の１本の溝の上で蛇行させたことを特徴と
するスロット型光ファイバケーブル。 - 【請求項３】外周にらせん状の溝を多数本有するスロッ
ト部材を長手方向に走行させながら周方向に回転させ、
そのスロット部材の溝に静止位置から引き出された光フ
ァイバ心線を落とし込む工程と、そのスロット部材の外
周に静止位置から引き出されたコアラップテープを幅方
向の一部が重なるように巻き付ける工程とを含むスロッ
ト型光ファイバケーブルの製造方法であって、スロット
部材に巻き付けられるコアラップテープのテープエッジ
の位置を検出して、コアラップテープの重なり部で下側
になる方のテープエッジが、スロット部材の溝と溝の間
の山部に位置するように、スロット部材の引取り速度ま
たはコアラップテープの巻き付け角度を制御することを
特徴とするスロット型光ファイバケーブルの製造方法。 - 【請求項４】外周にらせん状の溝を多数本有するスロッ
ト部材を長手方向に走行させながら周方向に回転させ、
そのスロット部材の溝に静止位置から引き出された光フ
ァイバ心線を落とし込む工程と、そのスロット部材の外
周に静止位置から引き出されたコアラップテープを幅方
向の一部が重なるように巻き付ける工程とを含むスロッ
ト型光ファイバケーブルの製造方法であって、スロット
部材に巻き付けられるコアラップテープのテープエッジ
の位置を検出して、コアラップテープの重なり部で下側
になる方のテープエッジが、スロット部材の１本の溝の
上で蛇行するように、スロット部材の引取り速度または
コアラップテープの巻き付け角度を制御することを特徴
とするスロット型光ファイバケーブルの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5062524A JPH06250058A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | スロット型光ファイバケーブル及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5062524A JPH06250058A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | スロット型光ファイバケーブル及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06250058A true JPH06250058A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=13202667
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5062524A Pending JPH06250058A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | スロット型光ファイバケーブル及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06250058A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009237341A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Fujikura Ltd | 光ファイバケーブル及びその製造方法 |
| JP2020112644A (ja) * | 2019-01-10 | 2020-07-27 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバケーブル、ケーブルコアの製造方法 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP5062524A patent/JPH06250058A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009237341A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Fujikura Ltd | 光ファイバケーブル及びその製造方法 |
| JP2020112644A (ja) * | 2019-01-10 | 2020-07-27 | 古河電気工業株式会社 | 光ファイバケーブル、ケーブルコアの製造方法 |
| EP3910393A4 (en) * | 2019-01-10 | 2022-10-05 | Furukawa Electric Co., Ltd. | FIBER OPTIC CABLE AND CABLE LOADER MANUFACTURING PROCESS |
| US11513302B2 (en) | 2019-01-10 | 2022-11-29 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Optical fiber cable and cable core production method |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4752043A (en) | Method of and apparatus for winding a precision optical fiber coil | |
| US4620412A (en) | Process and apparatus for inserting optical fibers in helical grooves of a cable core | |
| CN108806878B (zh) | 光电复合电缆和光电复合电缆的制造方法 | |
| US4612759A (en) | Method of and device for providing a concentric layer of wire material on a cable | |
| JPS6172212A (ja) | 光フアイバケ−ブルおよびその製造方法 | |
| JPS59105217A (ja) | ケ−ブル撚合装置 | |
| JPH0511153A (ja) | 光フアイバケーブルの製造方法 | |
| JPH06250058A (ja) | スロット型光ファイバケーブル及びその製造方法 | |
| US3845913A (en) | Method and apparatus for winding wire | |
| JPS61295973A (ja) | 光フアイバ線の巻取方法 | |
| FR2569044A1 (fr) | Installation et procede pour la confection de produits rubannes au moyen d'une machine a double retordage | |
| US6595448B2 (en) | Multi-segment roll package | |
| JPH01261172A (ja) | テープ状或いは糸状の材料を長い物体上に巻付ける装置 | |
| JP7512888B2 (ja) | 供給装置及び光ファイバケーブルの製造方法 | |
| US4170864A (en) | Apparatus for the continuous spiral winding of a tape onto an elongated body | |
| CA1109778A (en) | Method for the continuous spiral winding of a tape onto an elongated body and apparatus for performing same | |
| US5513487A (en) | Process and apparatus for reverse-twisting cable elements | |
| CA1149591A (en) | Control of a support filament for optical waveguides | |
| JPS6142707B2 (ja) | ||
| JPH05254729A (ja) | 光ファイバ心線の巻取り装置 | |
| JPH03116613A (ja) | 多芯ケーブルの製造方法 | |
| JP2022109464A (ja) | 線条体の製造方法及び線条体の製造装置 | |
| JP3326216B2 (ja) | 光ファイバテープの巻取方法 | |
| JPS63306408A (ja) | テ−プ型光ファイバ−ケ−ブルの製造方法 | |
| JPS6143710A (ja) | 光ケ−ブルの製造方法 |