JPH06249733A - 容量型絶対圧測定センサおよび複数の容量型絶対圧測定センサを製造する方法 - Google Patents

容量型絶対圧測定センサおよび複数の容量型絶対圧測定センサを製造する方法

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JPH06249733A
JPH06249733A JP6037517A JP3751794A JPH06249733A JP H06249733 A JPH06249733 A JP H06249733A JP 6037517 A JP6037517 A JP 6037517A JP 3751794 A JP3751794 A JP 3751794A JP H06249733 A JPH06249733 A JP H06249733A
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pressure measuring
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Philippe Renaud
フィリップ・ルノー
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C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM
Original Assignee
C S Uu M Centre Swiss Electron E De Mikurotekuniku SA Rech E Dev
Centre Suisse dElectronique et Microtechnique SA CSEM
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量型絶対圧測定センサおよび複数の容量型
絶対圧測定センサを製造する方法を得ることである。 【構成】 内部に可動電極(4)が配置される第1の要
素(2)と、前記可動電極(4)から絶縁されてその電
極に向き合って配置させられる固定電極(8)が内部に
配置される第2の要素(6)と、第1の要素と第2の要
素の間に置かれて、外部環境から絶縁された、内部圧が
ほぼ零であるようなチャンバ(12)を形成する連結フ
レーム(10)と、前記チャンバに隣接する基準容積
(14)とを備える容量型絶対圧測定センサであって、
第1の要素(2)はほぼ一定厚さである膜の形態を有
し、前記基準容積(14)は第2の要素(6)の内部に
少なくとも部分的に配置されることを特徴とする容量型
絶対圧測定センサ装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は容量型絶対圧測定センサ
に関するものであり、とくに絶対圧を測定し、残留内部
圧をできるだけ小さくして、大きい基準容積を供給する
センサに関するものである。本発明は、半導体微細加工
技術を用いてそのようなセンサを複数個製造する方法に
も関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体をベースとする材料で製造され、
絶対圧を測定するために最も一般的に用いられる圧力測
定センサは、ピエゾ抵抗型のシリコンセンサである。そ
れらのピエゾ抵抗センサは、ピエゾ抵抗素子、すなわ
ち、加えられている圧力に従って抵抗率が変化する素子
を含むシリコン膜からなる。それらのセンサは構造が非
常に簡単で、小型ではあるが、いくつかの欠点がある。
それらの素子は温度に対して不安定であるから、正確に
測定するためには温度補償回路を使用する必要がある。
これに加えて、膜のシリコンとピエゾ抵抗素子の間に相
互拡散のような反応が起きる。この反応はセンサのエー
ジング過程を加速する。
【0003】これが、半導体センサを使用するときに耐
久性、温度安定性、超高感度および低消費電力を必要と
する場合に、絶対圧を測定するのに容量型センサが一般
に使用される理由である。容量型センサは、可動電極を
形成する膜が内部に製造される第1の要素と、対向電極
として知られている固定電極を形成する領域が内部に配
置される第2の要素を一般に備える。第1の要素と第2
の要素の間に絶縁フレームが設けられて、外部環境から
絶縁された、内部圧がほぼ零であるようなチャンバを形
成する。このようにして、チャンバの内部で優勢な零
圧、またはほぼ零圧、に関連して外部圧力を測定する容
量型絶対圧測定センサが製造される。
【0004】それらのセンサの1つの欠点は、センサを
製造する技術、この場合には半導体微細加工技術、から
生ずる。製造の途中において、センサの構造内でガス放
出が起きることがあり、そのためにチャンバの内部に残
留圧力が生ずることがあることに注目されたい。したが
って、それらの条件の下においてはセンサは絶対圧を正
確には指示しない。更に、チャンバ内部に含まれるガス
の量は温度に従って変化するから、指示の安定性と再現
性の少なくとも一方が影響を受ける。
【0005】この問題を解消するための知られている解
決策は、いわゆる基準容積を形成するために第1の要素
中に空所を設けることである。チャンバの容積に関連す
るこの基準容器の目的は、ガス放出によってひき起こさ
れる残留圧力を低下させることである。
【0006】しかし、この解決策自体に欠点がある。膜
の活動表面の外側に、すなわち、圧力を受けるセンサの
外側に基準容積がある場合には、センサの全表面が基準
容量によって占められる表面に対応するだけ増加する。
同じシリコンウエハーの上に実現できる活動表面データ
を提供するセンサの数が減少させられる。こうすること
自体は各センサのコストを上昇させる。更に、第1の要
素中に基準容積を含ませることは、第1の要素の2つの
面を機械加工する必要がある。そうすると製造法がかな
り複雑になる。
【0007】それらのセンサはシリコン基板からまとめ
て製造されるから、製造が終わると、第1の基板と第2
の基板を横切る切断作業においてそれらのセンサを分離
せねばならない。そのために、膜の周辺部に補充表面を
設ける必要がある。この場合も、ウエハーの表面に製造
できるセンサの数が減少する。更に、この切断は一般に
機械的な切断により行われるが、そのためにセンサの膜
にストレス、またはひび割れをも引き起こす。そうする
とセンサに回復できない損傷が生ずることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、一方では、活動領域内部に拡大された基準容積
を設け、感度が高いと同時に構造が非常が簡単である容
量型絶対圧測定センサと、とくに切断時に、センサの活
動部分に損傷を及ぼす多くの危険を無くしてセンサを複
数個製造する簡単かつ経済的な方法を得ることにより、
従来技術の前記諸欠点を克服することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】したがって、本発明は、
可動電極が形成される第1の要素と、前記可動電極から
絶縁されてその電極に向き合って位置させられる固定電
極が形成される第2の要素と、第1の要素と第2の要素
の間に置かれて、外部環境から絶縁された、内部圧がほ
ぼ零であるようなチャンバを形成する連結フレームと、
前記チャンバに隣接する基準容積とを備える容量型絶対
圧測定センサである、前記第1の要素はほぼ一定厚さで
ある膜の形態を有し、前記基準容積が第2の要素の内部
に少なくとも部分的に配置されることを特徴とする。
【0010】したがって、本発明センサは、表面に対す
る基準容積の比が高くされ、温度に対して安定で、その
活動部分の表面にほぼ等しい全センサ表面にわたって高
い感度を示す。本発明の特徴によれば、固定電極の周囲
をまわる溝により基準容積が形成される。この特徴によ
り、センサの感度を低下させること無しに測定コンデン
サの活動部分の寸法を小さくし、本発明のセンサの相対
感度を高くするという利点が得られる。本発明の方法
は、膜により形成された可動電極と固定電極をおのおの
備える複数の容量型絶対圧測定センサを製造する方法で
ある、半導体物質の第1の基板を供給する工程と、半導
体物質の第2の基板を供給する工程と、前記第1の基板
と前記第2の基板の一方の少なくとも1つの第1の面の
上に連結絶縁層を形成する工程と、前記第1の面の部分
を露出させて少なくとも1つの連結フレームを形成する
ために連結層を加工する工程と、前記第1の面の露出さ
れている部分を加工して固定電極と基準容積を構成する
工程と、外部環境から絶縁されて、内部圧がほぼ零であ
り、かつ前記基準容積に接触するチャンバを形成するよ
うに、前記第2の基板の第1の面が前記第1の基板に向
き合って位置させられるようなやり方で、真空の下に、
連結フレームを用いて前記第1の基板と前記第2の基板
をはんだ付けすることにより組み立てる工程と、前記基
板の他方を薄くして、可動電極を形成する膜を製造する
工程と、異方性エッチングにより前記膜の輪郭を成形し
て前記他方の基板を形成する工程と、各センサに対し
て、固定電極と可動電極のおのおのに対する電気接点を
形成する工程と、を備えることを特徴とする。
【0011】
【実施例】まず図1〜図3を参照する。それらの図には
本発明の容量型絶対圧測定センサが参照番号1により示
されている。以下の説明においては、簡単にするために
上記センサを「センサ」と呼ぶことにする。全体として
長方形であるセンサ1は、可動電極4を構成する第1の
半導体要素2と、対向電極として知られている固定電極
8を構成する第2の半導体要素6とを通常のように備え
ている。固定電極は可動電極4に向き合って配置され
る。可動電極4の表面はセンサ1のいわゆる活動表面、
すなわち、測定することを求められる圧力を受ける表面
を定める。
【0012】可動電極4は固定電極8から絶縁される。
そのために第1の要素2は絶縁連結フレーム10により
第2の要素6から分離される。連結フレーム10は、可
動電極4と固定電極8の間に誘電体空間を形成し、した
がって通常の測定コンデンサを形成する誘電体空間を生
ずる間隔フレームをも形成している。連結フレーム10
は閉じられており、第1の半導体要素である膜2および
第2の半導体要素である基板6と共にチャンバ12を構
成する。このチャンバは、外部環境から絶縁され、可動
電極4のどのような動きも外部圧力、いいかえれば、セ
ンサの活動表面が受ける圧力を表すように、および指示
される測定値が絶対圧力を表すように、チャンバの内部
圧力は零またはほとんど零である。
【0013】このセンサは、センサ1の製造中に起きる
ガス放出の結果として生ずる、チャンバ12の内部に含
まれるGaAsの圧力を低下させるために、チャンバ1
2に接して基準容積14も備える。更に、センサ1は、
外部圧が可動電極4を変位させた時に、可動電極4と固
定電極8の間の形成されているコンデンサの容量の変化
を周知のように判断する外部測定回路(図示せず)に接
続する接点手段16を備える。この接点手段16は、図
示の例においては、可動電極4へ連結されている接触ピ
ン18の上に設けられている金属部16aと、第2の要
素6の露出されている部分の上に設けられている金属部
16bとにより形成される。これに関して、連結フレー
ム10の厚さと同じ厚さの接触スタッド22によりピン
18は支持されていることに気がつくであろう。
【0014】図示の例においては、第1の要素と第2の
要素は単結晶シリコンで製造され、連結フレームは二酸
化シリコンで製造される。更に、可動電極4を構成する
第1の要素2は、全表面にわたってほぼ一定の厚さを示
す膜の態様を有する。この膜は全体として正方形であっ
て、それの1つの隅が接触ピン18へ連結されている。
更に、この説明において明らかとなるであろう理由によ
り、膜は第2の要素6の縁部内にある。
【0015】したがって、全表面積が同じであるセンサ
では、シリコン要素の表面の一部を化学エッチングする
ことにより形成される膜を有する従来技術のセンサの活
動表面より活動表面が広くなることが容易に理解できる
であろう。その従来技術のセンサの化学エッチングは、
シリコン要素の表面に対して約57%傾けた結晶平面に
沿って行われる。したがって、センサの全表面に対して
活動表面が減少することになる。この膜の厚さは変化で
き、感度と、測定すべき圧力範囲との少なくとも一方に
従って調整できる。
【0016】更に、本発明のセンサは第2の要素6の内
部に基準容積14を有する。更に詳しくいえば、基準容
積14は固定電極8の周囲に設けられ、傾斜した壁24
を有する溝で構成される。
【0017】次に、図4〜図10を参照して本発明のセ
ンサ1を複数個製造する方法を説明する。本発明のセン
サの寸法が小さいことを考慮して、および容易に理解で
きる実際的な理由から、本発明の製造方法は、図4に示
されているように第1の基板30と第2の基板32を構
成する2枚の相補ウエハーから、僅かな大きさの開放空
間12により隔てられている固定電極8と可動電極4を
おのおの備える多数のセンサを同時に製造するために応
用される。しかし、簡単にするために、単一のセンサ1
についてだけ説明と図示を行うことにする。
【0018】更に、温度、時間、使用するエッチング剤
等のような以下に述べる各種のパラメータの値は決して
限定的なものではなく、使用する材料および装置に主と
して依存することに注目することが重要である。それら
の値は当業者が容易に決定できる。センサ1を製造する
第1の基板30と第2の基板32を構成するウエハー
(図示せず)は、単結晶シリコンのような半導体材料で
製作される。その単結晶シリコンの結晶の向きは<10
0>であることが好ましい。
【0019】図14は、第1の基板30と第2の基板3
2を準備し、第2の基板32の第1の面の上の絶縁物質
内に連結層34を形成した後の第1の基板30と第2の
基板32を示す。基板の準備は、たとえば、「アールシ
ーエー・レビュー(RCA Review)」1970
年、31号、187ページに記載されているようにし
て、基板の表面を清浄にすることより行う。連結絶縁層
34は、第1のエッチング剤と反応する物質の下側の層
38と、第2のエッチング剤と反応するが、第1のエッ
チング剤とはほとんど反応しない物質の上側の層40と
を含む。この場合には、下側層38は酸化シリコン(S
iO2) で構成され、上側層40は窒化シリコン(Si
X)で構成される。
【0020】ここで開示する例においては、下側層38
は、炉内部で酸化雰囲気中で約1100℃で数時間加熱
酸化することにより形成されている。たとえば、約20
00オングストロームの厚さを有する層38を得るため
に、この第2の基板32を炉内部に約10時間入れてお
く必要がある。下側層38のこの形成工程中は第2の基
板32の第2の面42は保護されることに注目されるで
あろう。しかし、この保護の有無は本発明の方法の実施
には何の影響も及ぼさない。一実施例においては、化学
蒸着または物理蒸着(CVDまたはPVD)により下側
層38を形成できることはいうまでもない。
【0021】それから、上側層40を、たとえば、低圧
化学蒸着により下側層38の表面へ約0.15μmの厚
さに付着させる。図5〜図7は、連結フレーム10を形
成する連結層34と、基準容積を形成し、かつセンサ1
の固定電極8の輪郭を定める溝14との加工工程を示
す。図1に示すように、連結フレームは全体として正方
形であって、固定電極8はその連結フレーム10と同心
状の正方形表面の形を有する。
【0022】そのために、第1のフォトレジスト層(図
示せず)を上側層40の全表面の上に付着する。この第
1のフォトレジスト層をマスク(図示せず)を通じて露
光する。第1のフォトレジスト層の露光された部分を、
たとえば湿式エッチング剤を用いて通常のように除去
し、上側層40の露光された部分を第1のエッチング剤
を用いて下側層38までエッチングする。上側層40の
フレームの態様の残りの部分44が、図5に示すように
次の工程で連結フレーム10を形成するためのマスクを
構成する。
【0023】それから、前の工程で露光した上側層40
の残りの部分44の上と、下側層38の部分46の上と
に第2のフォトレジスト層(図示せず)を付着する。こ
の第2のフォトレジスト層を第2のマスク(図示せず)
を通じて露光する。残されたフォトレジスト層がフレー
ム10と同心状に配置され、固定電極8の表面に対応す
る表面を有する下側層38の正方形部分48を覆うよう
に、第2のフォトレジスト層の露光した部分を通常の手
段、たとえば、湿式エッチング剤を用いて除去する。第
2の基板の面36が露出されるまで第2のエッチング剤
を用いて下側層38の露出された部分をエッチングす
る。それからフォトレジスト層の残りの部分を除去す
る。
【0024】上側層40をたとえば塩素プラズマでエッ
チングし、下側層38はたとえばフッ化水素酸の溶液を
用いてエッチングする。第1のフォトレジスト層および
第2のフォトレジスト層の残りの部分を従来の手段、た
とえば、適当な溶液中の湿式エッチング剤を用いて、ま
たは酸素雰囲気中でプラズマにより除去する。こうする
ことにより図6に示すような構造が得られる。この構造
においては第2の基板の表面36は連結フレーム10
と、前の工程におけるフォトレジストにより保護されて
いる下側層の正方形48とを含む。
【0025】面36のうち連結フレーム10と正方形4
8により保護されない部分を後の工程でエッチングし
て、本発明のセンサの基準容積を構成する溝14を形成
する。連結フレーム10と、エッチング・マスクとして
の下側層により形成された正方形48とを用いることに
より、図7に示されている工程は、第2の基板の物質と
主として反応するが、下側層の物質および上側層の物質
とは反応しない第3のエッチング剤を用いて、面36の
露出されている部分を異方性エッチングする。それから
第2のエッチング剤を用いるエッチングにより正方形4
8を除去する。
【0026】例として、KOH溶液中の湿式エッチング
剤を用いて100μm程度の深さまで溝14をエッチン
グし、HF溶液中の湿式エッチング剤を用いて正方形4
8を除去する。図7に示すように、エッチング剤による
基板の種々の結晶面のエッチング速度の違いのために、
溝14の側壁24は外側に拡がった傾斜した形になる。
第2の基板32を加工したら、次の工程では、第1の基
板30で組み立てる第2の要素を形成する最後の工程で
ある上側層40(SiNX) の残りの部分44を除去す
る。この場合には、たとえば、プラズマエッチングによ
り上側層40の部分44を除去する。
【0027】次の工程は、第1の基板30の第1の面5
0が第2の基板32すなわち第2の要素6の加工された
面36に向き合って位置させられるように、第1の基板
30を置くことである。
【0028】2枚の基板30と32を用意したら、真空
中の自動はんだ付けによりそれらの基板を密着固定して
組み立てる。そのために、2枚の基板30と32を、約
1100℃の温度に予熱して、内部圧力がほぼ零である
炉の内部に入れる。図8に示されている次の工程におい
ては、第1の基板30を薄くする、すなわち、第1の基
板30が所定の厚さに達するまで、露出されているこの
第2の基板32の第2の面52をエッチングする。
【0029】このために、連結フレーム10により組み
立てられた2枚の基板を、特定の濃度、特定の温度のエ
ッチング剤溶液中に特定の時間だけ浸して、希望の厚
さ、ここで説明している例では約80μm、を得る。第
1の基板30を薄くするこの工程中に第2の基板32の
面42がエッチングされることを避けるために、面42
がエッチング剤に接触しないようにその面42を機械的
に保護する。別の実施例によれば、第3のエッチング剤
と反応しない物質の保護層を付着する。
【0030】図9は、可動電極4を構成する膜の輪郭を
形成する第1の基板のエッチング工程を示す。この工程
は保護層54を付着することよりなる。その保護層を通
常のフォトリソグラフィック技術により成形し、第1の
基板の露出されている部分をエッチングして、保護層5
4を除去する。ここで説明している例においては、たと
えば低圧化学蒸着により窒化シリコン(SiNX) を面
52の全面に付着する。
【0031】次に、保護層54の上に第3のフォトレジ
スト層(図示せず)を付着する。この第3のフォトレジ
スト層を第3のマスク(図示せず)を通じて露光し、第
3のフォトレジスト層の露光した部分を、たとえば湿式
エッチング剤を用いて、通常のように除去する。この場
合、面52の一側面に沿って延びているストライプと面
52の狭い周辺部とで図1に示すような電極の形状が形
成される。
【0032】それからあるエッチング剤を用いて、保護
層の露出した部分をエッチングし、その後でフォトレジ
ストの残りの部分を除去する。そうすると図9に示すよ
うな構造が得られる。この構造においては面52は、第
1の基板の面52の縁部に沿って延びているストライプ
と、面52の狭い周辺とを除き、保護層54により完全
に覆われる。
【0033】それから、第1の基板30の面52の窒化
シリコンにより保護されていない部分を、たとえば第1
の基板30を薄くする工程で用いたエッチング剤と同じ
エッチング剤を用いて、全体の厚さにわたってエッチン
グする。
【0034】隣のセンサが破線で示されている図10か
ら明らかになる、本発明の製造法の1つの特徴によれ
ば、丁度行ったばかりのエッチング中に、第1の要素2
により形成されて、各センサ1の可動電極4を形成する
第1の基板30の周辺部がエッチングされ、個々のセン
サの第2の基板32すなわち第2の要素6のみを切断す
る簡単な工程により相互に分離し、個々のセンサを相互
に分離できることに注目されたい。
【0035】次の工程は、第1の要素2と第2の要素6
のためのそれぞれの接触手段を形成することである。図
1から明らかとなるように、可動電極4へ連結されて、
その可動電極の縁部に沿って置かれるラグ18の上に接
点16aを形成し、第2の要素6の露出されている縁部
20の上に接点16bを形成する。マスク(図示せず)
を通じてたとえばアルミニウムのような金属を真空蒸着
することにより接点16a、16bを形成する。もちろ
んそれらの接点16a、16bは陰極スパッタリングに
よって形成することもできる。
【0036】このようにして製造され、第1の基板30
の第1の要素2で構成された可動電極4と、第2の基板
32の第2の要素6で構成された固定電極8とをおのお
の有するセンサを、通常の切断工程において相互に分離
し、ハウジングすなわちパッケージ内に封入する。
【0037】添付図面は種々の部品の正確な相対的寸法
を相互に比例して表していないこと、図示を明確にする
ためにそれらの寸法は時には非常に誇張していることに
注目すべきである。寸法の例を記せば、本発明の方法に
従って製造されたセンサの全体的な寸法は1.9×2.
2×0.5mm3 、膜の表面積は約1.7×1.7mm2
膜の厚さは約60×10-6m、連結フレームの厚さは約
2×10-6m、である。そのような寸法により、測定容
量と寄生容量はそれぞれ6pFおよび5pF程度であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の絶対圧測定センサの部分的に切り欠い
て示す平面図である。
【図2】図1のセンサのII−II線に沿って切断した断面
図である。
【図3】図1のセンサのIII−III線に沿って切断した断
面図である。
【図4】本発明の製造方法の1つの工程における本発明
の容量型絶対圧測定センサの図1のII−II線に沿って切
断した断面図である。
【図5】本発明の製造方法の別の工程における本発明の
容量型絶対圧測定センサの図1のII−II線に沿って切断
した断面図である。
【図6】本発明の製造方法の別の工程における本発明の
容量型絶対圧測定センサの図1のII−II線に沿って切断
した断面図である。
【図7】本発明の製造方法の別の工程における本発明の
容量型絶対圧測定センサの図1のII−II線に沿って切断
した断面図である。
【図8】本発明の製造方法の別の工程における本発明の
容量型絶対圧測定センサの図1のII−II線に沿って切断
した断面図である。
【図9】本発明の製造方法の別の工程における本発明の
容量型絶対圧測定センサの図1のII−II線に沿って切断
した断面図である。
【図10】本発明の製造方法の別の工程における本発明
の容量型絶対圧測定センサの図1のII−II線に沿って切
断した断面図である。
【符号の説明】
2 第1の要素 4 可動電極 6 第2の要素 8 固定電極 10 連結フレーム 12 チャンバ 14 基準容積 16a、16b 電気接点 30 第1の基板 32 第2の基板 34 絶縁層 36 基板の1つの面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動電極(4)が形成される第1の要素
    (2)と、前記可動電極(4)から絶縁されてその電極
    に向き合って位置させられる固定電極(8)が形成され
    る第2の要素(6)と、第1の要素と第2の要素の間に
    置かれて、外部環境から絶縁され、内部圧がほぼ零であ
    るようなチャンバ(12)を形成する連結フレーム(1
    0)と、前記チャンバに隣接する基準容積(14)とを
    備える容量型絶対圧測定センサであって、第1の要素
    (2)はほぼ一定厚さである膜の形態を有し、前記基準
    容積(14)は第2の要素(6)の内部に少なくとも部
    分的に配置されることを特徴とする容量型絶対圧測定セ
    ンサ装置。
  2. 【請求項2】 前記基準容積(14)が固定電極(8)
    の周囲に形成された溝からなる請求項1記載の容量型絶
    対圧測定センサ。
  3. 【請求項3】 可動電極(4)と固定電極(6)をおの
    おの備える複数の容量型絶対圧測定センサを製造する方
    法において、 半導体物質の第1の基板(30)を用意する工程と、 半導体物質の第2の基板(32)を用意する工程と、 前記第1の基板と前記第2の基板のいずれか一方の基板
    (32)の少なくとも1つの第1の面(36)の上に連
    結絶縁層(34)を形成する工程と、 前記第1の面の部分を露出させて、少なくとも1つの連
    結フレーム(10)を形成するように連結層(34)を
    加工する工程と、 前記第1の面(36)の露出されている部分を加工して
    固定電極(8)と基準容積(14)を形成する工程と、 外部環境から絶縁されて、内部圧がほぼ零であり、かつ
    前記基準容積(14)に隣接するチャンバ(12)を形
    成するように、前記第2の基板の第1の面が前記第1の
    基板に向き合って位置させられるようなやり方で、真空
    中で、連結フレーム(10)を用いて前記第1の基板
    (30)と前記第2の基板(32)を密着させて固定し
    て組み立てる工程と、 前記基板の他方を薄くして、可動電極(6)を形成する
    膜を製造する工程と、 異方性エッチングにより前記膜の輪郭を形成して前記他
    方の基板を成形する工程と、 各センサに対して、固定電極(6)と可動電極(4)の
    おのおのに対する電気接点(16a、16b)を形成す
    る工程と、を備えることを特徴とする複数の容量型絶対
    圧測定センサを製造する方法。
JP6037517A 1993-02-12 1994-02-14 容量型絶対圧測定センサおよび複数の容量型絶対圧測定センサを製造する方法 Pending JPH06249733A (ja)

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