JPH06249435A - ガス保安装置の電源回路 - Google Patents
ガス保安装置の電源回路Info
- Publication number
- JPH06249435A JPH06249435A JP3773493A JP3773493A JPH06249435A JP H06249435 A JPH06249435 A JP H06249435A JP 3773493 A JP3773493 A JP 3773493A JP 3773493 A JP3773493 A JP 3773493A JP H06249435 A JPH06249435 A JP H06249435A
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- power supply
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 遮断弁動作時の電池電圧降下を補正する。
【構成】 遮断弁１の動作電圧を供給するチョッパー回
路２の電流を利用し、電源径路に挿入したコイルに逆起
電力を発生させ、ダイオードＤ、コンデンサＣで整流、
蓄積させた電圧を制御回路３の電源としている。これに
よって、コンデンサＣには電池電圧と逆起電力による整
流電圧が加算されて蓄積され、電池電圧降下時の制御回
路の電源電圧変動が小さくなる。
路２の電流を利用し、電源径路に挿入したコイルに逆起
電力を発生させ、ダイオードＤ、コンデンサＣで整流、
蓄積させた電圧を制御回路３の電源としている。これに
よって、コンデンサＣには電池電圧と逆起電力による整
流電圧が加算されて蓄積され、電池電圧降下時の制御回
路の電源電圧変動が小さくなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス流量を計測し、異
常流量が計測された場合にはガス通路を遮断して安全性
を確保するガス保安装置の電源回路に関する。
常流量が計測された場合にはガス通路を遮断して安全性
を確保するガス保安装置の電源回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、ガスの使用量を計測するガスメー
タに、多量の流量が計測された場合や、通常ではありえ
ないほどの長時間使用があった場合には、異常と判定
し、ガス通路を遮断し、安全性を確保する保安装置が内
蔵されたものが普及している。
タに、多量の流量が計測された場合や、通常ではありえ
ないほどの長時間使用があった場合には、異常と判定
し、ガス通路を遮断し、安全性を確保する保安装置が内
蔵されたものが普及している。
【０００３】この種のガス保安装置の制御装置の電源に
は、通常リチウム電池等が用いられ塔載できる電池数の
関係から電池電圧が制限される。このため、遮断弁の動
作電圧が高い場合には、電池電圧を昇圧して遮断弁を駆
動することも考えられている。
は、通常リチウム電池等が用いられ塔載できる電池数の
関係から電池電圧が制限される。このため、遮断弁の動
作電圧が高い場合には、電池電圧を昇圧して遮断弁を駆
動することも考えられている。
【０００４】従来のガス保安装置の電源回路を図２にも
とづき説明する。図において、ガスメータ本体６の内部
にある計量部５で流量を計測し、制御回路３に計測信号
を送出する。制御回路３が異常流量を検知すると、駆動
回路７を働かせ、弁コイル８に電流を流し遮断弁１を遮
断させる。遮断に要する電圧は比較的低電圧でよく、駆
動回路７には電源４から直接電流が供給される。
とづき説明する。図において、ガスメータ本体６の内部
にある計量部５で流量を計測し、制御回路３に計測信号
を送出する。制御回路３が異常流量を検知すると、駆動
回路７を働かせ、弁コイル８に電流を流し遮断弁１を遮
断させる。遮断に要する電圧は比較的低電圧でよく、駆
動回路７には電源４から直接電流が供給される。
【０００５】異常が解除され、再びガス通路を開くには
開弁スイッチ９をオンすると昇圧回路２が働き、昇圧し
た電圧が駆動回路７に加わり、弁コイル８には遮断とは
逆方向に電流を流し、遮断とは逆の動作を行なわせ、遮
断弁１を開く。弁の開放には閉じられた上流側ガス通路
のガス圧や弁の閉止力のためのバネ（図示せず）の力に
うちかって作動せねばならず、遮断弁１の動作電圧が高
くなっているので、昇圧回路２で昇圧された電位が弁コ
イル８に加えられることになる。遮断弁１はラッチ式に
なっており開または閉の位置に移動後は、弁コイル８に
は電流を流す必要のない構造となっている。
開弁スイッチ９をオンすると昇圧回路２が働き、昇圧し
た電圧が駆動回路７に加わり、弁コイル８には遮断とは
逆方向に電流を流し、遮断とは逆の動作を行なわせ、遮
断弁１を開く。弁の開放には閉じられた上流側ガス通路
のガス圧や弁の閉止力のためのバネ（図示せず）の力に
うちかって作動せねばならず、遮断弁１の動作電圧が高
くなっているので、昇圧回路２で昇圧された電位が弁コ
イル８に加えられることになる。遮断弁１はラッチ式に
なっており開または閉の位置に移動後は、弁コイル８に
は電流を流す必要のない構造となっている。
【０００６】上記構成のガス保安装置では、昇圧回路２
と制御回路３は、同一の電源４で駆動されており、昇圧
の際には昇圧回路２の消費電流が多く、電流４の電圧降
下が大きいため、制御回路３の最低動作電圧が確保でき
るように、電圧補正回路１０が設けられている。
と制御回路３は、同一の電源４で駆動されており、昇圧
の際には昇圧回路２の消費電流が多く、電流４の電圧降
下が大きいため、制御回路３の最低動作電圧が確保でき
るように、電圧補正回路１０が設けられている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記電
圧補正回路１０の動作は電圧降下前の電位を、内部構成
部品のコンデンサＣに蓄え、昇圧回路への電流の流出は
抵抗Ｒでおさえるというにすぎず、昇圧時間内に除々に
Ｃの電位が落ちることは防げなかった。このため昇圧時
間が長くなる場合は、最悪、制御回路３の最低動作電圧
が確保できないという課題があった。
圧補正回路１０の動作は電圧降下前の電位を、内部構成
部品のコンデンサＣに蓄え、昇圧回路への電流の流出は
抵抗Ｒでおさえるというにすぎず、昇圧時間内に除々に
Ｃの電位が落ちることは防げなかった。このため昇圧時
間が長くなる場合は、最悪、制御回路３の最低動作電圧
が確保できないという課題があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明のガス保安装置の電源回路は、遮断弁の動作電圧
を得るための昇圧回路としてのチョッパー回路と、チョ
ッパー回路と電源の間にインダクタを挿入し、チョッパ
ー回路の電流をインダクタに流して発生する起電圧をダ
イオード、コンデンサで整流して利用する電圧補正回路
を設け、電圧補正回路の出力電圧により制御回路を働か
せるようにしたものである。
本発明のガス保安装置の電源回路は、遮断弁の動作電圧
を得るための昇圧回路としてのチョッパー回路と、チョ
ッパー回路と電源の間にインダクタを挿入し、チョッパ
ー回路の電流をインダクタに流して発生する起電圧をダ
イオード、コンデンサで整流して利用する電圧補正回路
を設け、電圧補正回路の出力電圧により制御回路を働か
せるようにしたものである。
【０００９】
【作用】弁の動作電圧を得るための昇圧回路をチョッパ
ー回路で構成する場合、チョッパー回路の電流は断続し
た電流となる。このため、電源とチョッパー回路の間に
挿入されたインダクタには断続電流が流れ、インダクタ
には断続された電流による逆起電力が発生する。この逆
起電力をダイオード、コンデンサで整流すると、電源電
圧に整流電圧が重畳された電圧となり、電源電圧より高
い電圧が得られるので、この電圧補正回路の出力電圧が
供給される制御回路は、電源の電圧降下が生じた場合に
も、制御回路の最低動作電圧が確保される。
ー回路で構成する場合、チョッパー回路の電流は断続し
た電流となる。このため、電源とチョッパー回路の間に
挿入されたインダクタには断続電流が流れ、インダクタ
には断続された電流による逆起電力が発生する。この逆
起電力をダイオード、コンデンサで整流すると、電源電
圧に整流電圧が重畳された電圧となり、電源電圧より高
い電圧が得られるので、この電圧補正回路の出力電圧が
供給される制御回路は、電源の電圧降下が生じた場合に
も、制御回路の最低動作電圧が確保される。
【００１０】
【実施例】図１は本発明のガス保安装置の電源回路の一
実施例を示す構成図である。基本的動作は従来例の説明
と同じだが、本実施例と従来例との差異は電圧補正回路
１０の構成が異なることにある。
実施例を示す構成図である。基本的動作は従来例の説明
と同じだが、本実施例と従来例との差異は電圧補正回路
１０の構成が異なることにある。
【００１１】図１において昇圧回路２は、より具体的な
構成としてチョッパー回路として表わしている。チョッ
パー回路２内部の構成部品であるスイッチング素子ＳＷ
が高周波で断続されることにより昇圧動作が行なわれる
ようになっている。電圧補正回路１０の構成部品Ｌは、
電源４とチョッパー回路の間に挿入されるため、チョッ
パー回路２の断続電流は構成部品Ｌにも流れる。このた
め構成部品Ｌには断続電流による逆起電力が発生し、発
生電位は同じく構成部品であるダイオードＤで整流さ
れ、コンデンサＣに蓄積される。コンデンサＣには電源
４の電位と、構成部品Ｌにより発生した逆起電力による
整流電圧が加算された電位が蓄積される。制御回路３
は、コンデンサＣの電圧が供給される。
構成としてチョッパー回路として表わしている。チョッ
パー回路２内部の構成部品であるスイッチング素子ＳＷ
が高周波で断続されることにより昇圧動作が行なわれる
ようになっている。電圧補正回路１０の構成部品Ｌは、
電源４とチョッパー回路の間に挿入されるため、チョッ
パー回路２の断続電流は構成部品Ｌにも流れる。このた
め構成部品Ｌには断続電流による逆起電力が発生し、発
生電位は同じく構成部品であるダイオードＤで整流さ
れ、コンデンサＣに蓄積される。コンデンサＣには電源
４の電位と、構成部品Ｌにより発生した逆起電力による
整流電圧が加算された電位が蓄積される。制御回路３
は、コンデンサＣの電圧が供給される。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明のガス保安装置の電
源回路によれば、チョッパー回路の電流を利用してイン
ダクタＬに逆起電力を発生させ、これをダイオードＤと
コンデンサＣで整流して、電源の電位に逆起電力による
整流電圧を加えた電圧が制御回路に供給されることにな
り、チョッパー回路が動作することによる電源の電圧降
下が補正されることにより、昇圧時間内全般にわたり、
制御回路に供給される電圧が確保され、制御回路の最低
動作電圧を下回ることがない。
源回路によれば、チョッパー回路の電流を利用してイン
ダクタＬに逆起電力を発生させ、これをダイオードＤと
コンデンサＣで整流して、電源の電位に逆起電力による
整流電圧を加えた電圧が制御回路に供給されることにな
り、チョッパー回路が動作することによる電源の電圧降
下が補正されることにより、昇圧時間内全般にわたり、
制御回路に供給される電圧が確保され、制御回路の最低
動作電圧を下回ることがない。
【００１３】そのうえ、ダイオードＤの第２の効果とし
て、コンデンサＣの電荷がチョッパー回路へ流出するこ
とを防ぎ、また同一容量のコンデンサでも、より多くの
電圧保持効果が得られ、さらに昇圧時以外の電源の電圧
変動に対しても、制御回路への影響が少なくなる。
て、コンデンサＣの電荷がチョッパー回路へ流出するこ
とを防ぎ、また同一容量のコンデンサでも、より多くの
電圧保持効果が得られ、さらに昇圧時以外の電源の電圧
変動に対しても、制御回路への影響が少なくなる。
【図１】本発明の一実施例におけるガス保安装置の電源
回路を示す構成図
回路を示す構成図
【図２】従来のガス保安装置の電源回路を示す構成図
１ 遮断弁 ２ チョッパー回路（昇圧回路） ３ 制御回路 １０ 電圧補正回路
Claims (1)
- 【請求項１】 ガス通路を開閉する遮断弁と、前記遮断
弁の動作電圧を発生するチョッパー回路と、前記遮断弁
の動作を制御する制御回路と、前記遮断弁と前記制御回
路に電源を供給する電源と、前記電源と前記チョッパー
回路との間に挿入され、インダクタ、ダイオード、コン
デンサからなる電圧補正回路とを備え、前記電圧補正回
路で電源電圧を補正して前記制御回路に電源を供給する
ガス保安装置の電源回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037734A JP3022029B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ガス保安装置の電源回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5037734A JP3022029B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ガス保安装置の電源回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249435A true JPH06249435A (ja) | 1994-09-06 |
| JP3022029B2 JP3022029B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=12505721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5037734A Expired - Fee Related JP3022029B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | ガス保安装置の電源回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3022029B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP5037734A patent/JP3022029B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3022029B2 (ja) | 2000-03-15 |
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