JPH06247353A - 走行装置 - Google Patents
走行装置Info
- Publication number
- JPH06247353A JPH06247353A JP5031773A JP3177393A JPH06247353A JP H06247353 A JPH06247353 A JP H06247353A JP 5031773 A JP5031773 A JP 5031773A JP 3177393 A JP3177393 A JP 3177393A JP H06247353 A JPH06247353 A JP H06247353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tunnel
- plate spring
- traveling
- grip
- winch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な機構でトンネル等内への投入が容易で
信頼性の高い走行装置を提供する。 【構成】 トンネルの長手方向に伸縮可能な板バネ6
と、該板バネ6を伸縮させるウインチ7及びワイヤ8
と、前記板バネ6の前,後両端部寄りに設けられてトン
ネル壁面に反力をとる左,右一対のグリップ装置9を有
し、前,後二つのグリップ装置9を板バネ6の伸縮に対
応して交互に作動させるようにした。
信頼性の高い走行装置を提供する。 【構成】 トンネルの長手方向に伸縮可能な板バネ6
と、該板バネ6を伸縮させるウインチ7及びワイヤ8
と、前記板バネ6の前,後両端部寄りに設けられてトン
ネル壁面に反力をとる左,右一対のグリップ装置9を有
し、前,後二つのグリップ装置9を板バネ6の伸縮に対
応して交互に作動させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル等の狭隘部を
自走する走行装置に関する。
自走する走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的走行装置として、タイヤ自
走式,クローラ自走式及びワイヤ牽引式等種々のものが
ある。
走式,クローラ自走式及びワイヤ牽引式等種々のものが
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の走行装
置は、何れも機構が複雑であるため、下水道管用トンネ
ル等に投入する場合、装置を分割して投入した後トンネ
ル内で装置を組み立てなければならなかった(因に、下
水道管ではφ90cmのマンホールより投入しなければな
らない)。そのため、下水道管用トンネル内は環境が悪
いことから、装置の組立作業は苦渋作業となると共に、
装置の投入にも長時間要するという問題点があった。
置は、何れも機構が複雑であるため、下水道管用トンネ
ル等に投入する場合、装置を分割して投入した後トンネ
ル内で装置を組み立てなければならなかった(因に、下
水道管ではφ90cmのマンホールより投入しなければな
らない)。そのため、下水道管用トンネル内は環境が悪
いことから、装置の組立作業は苦渋作業となると共に、
装置の投入にも長時間要するという問題点があった。
【0004】本発明は、このような問題点に対処するた
めに発明されたものであって、装置の機構を簡単にする
ことによりトンネル等内への投入組立を容易にし、装置
の信頼性を増すことを目的とする。
めに発明されたものであって、装置の機構を簡単にする
ことによりトンネル等内への投入組立を容易にし、装置
の信頼性を増すことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の、本発明の構成は、トンネル内等の狭隘部を自走する
ための自走装置であって、トンネル等の長手方向に伸縮
可能なバネ部材と該バネ部材を伸縮させる駆動装置と、
前記バネ部材の前,後両端寄りに設けられて前記狭隘部
壁面に反力をとるグリップ装置とを備えたことを特徴と
する。
の、本発明の構成は、トンネル内等の狭隘部を自走する
ための自走装置であって、トンネル等の長手方向に伸縮
可能なバネ部材と該バネ部材を伸縮させる駆動装置と、
前記バネ部材の前,後両端寄りに設けられて前記狭隘部
壁面に反力をとるグリップ装置とを備えたことを特徴と
する。
【0006】
【作用】前記構成によれば、前後二つのグリップ装置に
より壁面に交互に反力をとり、駆動装置によりバネ部材
を伸縮させることにより走行可能となる。
より壁面に交互に反力をとり、駆動装置によりバネ部材
を伸縮させることにより走行可能となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0008】図1に示すように、断面矩形のトンネル1
内に走行装置2と、該走行装置2で運搬される作業マニ
ピュレータ3及びその制御・動力装置4が配設される。
内に走行装置2と、該走行装置2で運搬される作業マニ
ピュレータ3及びその制御・動力装置4が配設される。
【0009】作業用マニピュレータ3は、トンネル1内
の清掃作業を行うものであり、トンネル1内の泥等を流
体輸送するフレキシブルチューブ5を自在に動かせるよ
うになっている。
の清掃作業を行うものであり、トンネル1内の泥等を流
体輸送するフレキシブルチューブ5を自在に動かせるよ
うになっている。
【0010】走行装置2は、図2及び図3にも示すよう
に、トンネル1の長手方向へ伸縮可能な板バネ6と、こ
の板バネ6を伸縮させるウインチ7及びワイヤ8と、前
記板バネ6の前,後両端部に設けられた左,右一対のグ
リップ装置9とから成る。
に、トンネル1の長手方向へ伸縮可能な板バネ6と、こ
の板バネ6を伸縮させるウインチ7及びワイヤ8と、前
記板バネ6の前,後両端部に設けられた左,右一対のグ
リップ装置9とから成る。
【0011】前記ウインチ7は板バネ6の後端部に設け
られ、このウインチ7で巻取り・巻戻しされるワイヤ8
の先端部は板バネ6の前端部に係止されて板バネ6の下
面側に張架されている。勿論、ウインチ7を板バネ6の
前端部側に設けても良い。
られ、このウインチ7で巻取り・巻戻しされるワイヤ8
の先端部は板バネ6の前端部に係止されて板バネ6の下
面側に張架されている。勿論、ウインチ7を板バネ6の
前端部側に設けても良い。
【0012】前記グリップ装置9は、図5にも示すよう
に、板バネ6の端部を左右方向に貫通する車軸10の両
端にグリップジャッキ11が固設され、このグリップジ
ャッキ11で左右方向へ伸縮されるグリップパッド12
がトンネル1の壁面に接離するものである。
に、板バネ6の端部を左右方向に貫通する車軸10の両
端にグリップジャッキ11が固設され、このグリップジ
ャッキ11で左右方向へ伸縮されるグリップパッド12
がトンネル1の壁面に接離するものである。
【0013】なお、図1中13は油圧、電気等のケーブ
ルで、図5中14は車輪である。
ルで、図5中14は車輪である。
【0014】次に、図4にて本実施例の走行方法を説明
する。図4(a)はウインチ7により、ワイヤ8を巻き
戻し、板バネ6を伸ばし、前,後二つのグリップ装置9
はともにトンネル壁面に反力をとっていない状態であ
る。この状態より、進行方向前方のグリップ装置9によ
りトンネル壁面に反力をとる(図4(b)参照)。この
次に、ウインチ7によりワイヤ8を巻き取る。これによ
り、板バネ6は縮み、後輪は進行方向前方に引きよせら
れる(図4(c)参照)。この次に、進行方向後方のグ
リップ装置9によりトンネル壁面に反力をとり、進行方
向前方のグリップ装置9にてとっていた壁面との反力を
解放する(図4(d)参照)。これにより、板バネ6が
伸びて前輪は進行方向前方に押し出される(図4(e)
参照)。次に、進行方向後方のグリップ装置9にてとっ
ていた壁面との反力を解放する(図4(a)参照)。こ
れらの動作を繰返すことにより走行を行う。
する。図4(a)はウインチ7により、ワイヤ8を巻き
戻し、板バネ6を伸ばし、前,後二つのグリップ装置9
はともにトンネル壁面に反力をとっていない状態であ
る。この状態より、進行方向前方のグリップ装置9によ
りトンネル壁面に反力をとる(図4(b)参照)。この
次に、ウインチ7によりワイヤ8を巻き取る。これによ
り、板バネ6は縮み、後輪は進行方向前方に引きよせら
れる(図4(c)参照)。この次に、進行方向後方のグ
リップ装置9によりトンネル壁面に反力をとり、進行方
向前方のグリップ装置9にてとっていた壁面との反力を
解放する(図4(d)参照)。これにより、板バネ6が
伸びて前輪は進行方向前方に押し出される(図4(e)
参照)。次に、進行方向後方のグリップ装置9にてとっ
ていた壁面との反力を解放する(図4(a)参照)。こ
れらの動作を繰返すことにより走行を行う。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な機構で走行装置が構成されるため、信頼性の向上と
コストの低減が図れると共に、投入口が小さくても容易
に投入できてトンネル等内での装置の組立作業が少なく
て済む。また、グリップ式走行であるので、トンネル等
内の高い水流などに対して機体の保持力がタイヤローラ
式などに比べると頗る大きいという利点もある。
単な機構で走行装置が構成されるため、信頼性の向上と
コストの低減が図れると共に、投入口が小さくても容易
に投入できてトンネル等内での装置の組立作業が少なく
て済む。また、グリップ式走行であるので、トンネル等
内の高い水流などに対して機体の保持力がタイヤローラ
式などに比べると頗る大きいという利点もある。
【図1】本発明の一実施例を示す全体斜視図である。
【図2】同じく走行装置の側面図である。
【図3】同じく走行装置の背面図である。
【図4】同じく走行装置の作用状態図である。
【図5】同じくグリップ装置部の斜視図である。
1 トンネル 2 走行装置 6 板バネ 7 ウインチ 8 ワイヤ 9 グリップ装置
Claims (1)
- 【請求項1】 トンネル内等の狭隘部を自走するための
自走装置であって、トンネル等の長手方向に伸縮可能な
バネ部材と該バネ部材を伸縮させる駆動装置と、前記バ
ネ部材の前,後両端寄りに設けられて前記狭隘部壁面に
反力をとるグリップ装置とを備えたことを特徴とする走
行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5031773A JPH06247353A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 走行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5031773A JPH06247353A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 走行装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06247353A true JPH06247353A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12340377
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5031773A Pending JPH06247353A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 走行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06247353A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013129164A2 (ja) | 2012-02-27 | 2013-09-06 | 日本特殊塗料株式会社 | 耐チッピング性能を付与したシ-ト状制振材 |
JP2014046759A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 移動車両 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP5031773A patent/JPH06247353A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013129164A2 (ja) | 2012-02-27 | 2013-09-06 | 日本特殊塗料株式会社 | 耐チッピング性能を付与したシ-ト状制振材 |
JP2014046759A (ja) * | 2012-08-30 | 2014-03-17 | Nippon Steel & Sumitomo Metal | 移動車両 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011225 |