JPH0322391Y2 - - Google Patents

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JPH0322391Y2
JPH0322391Y2 JP8666384U JP8666384U JPH0322391Y2 JP H0322391 Y2 JPH0322391 Y2 JP H0322391Y2 JP 8666384 U JP8666384 U JP 8666384U JP 8666384 U JP8666384 U JP 8666384U JP H0322391 Y2 JPH0322391 Y2 JP H0322391Y2
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cylinder
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traction
cylinders
cylindrical body
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JP8666384U
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、3ケ以上の筒体を地中に順次所定位
置迄前進させ、トンネル状地下構造物を構築する
ための地中筒体の前進装置に関するものである。
前記地下構造物の利用分野としては、主として
地下通路であるが、他にも適当な設計手段を施す
ことによつて地下水路、地下共同溝或いは地下ガ
レーヂ、地下避難所等にも利用され、その利用分
野は極めて広範である。
〔従来の技術〕
例えば、3ケ以上の筒体を縦列に配設し、地中
に各筒体を順次前進させる在来の方法の標準型と
も言うべきものに、(1)推進工法、(2)けん引工法及
び(3)けん引推進工法がある。
(1)の推進工法は、各筒体間に推進ジヤツキを、
又第3筒体以後の筒体の後部とその後方の反力受
設備間にも推進ジヤツキとスペーサーを配設した
装置により、各筒体を各ケに推進させるものであ
る。
(2)のけん引工法は、筒体前進前方に圧力受設備
を設け、反力受設備、地中及び全筒体を挿通して
けん引部材を配設し、圧力受設備の前面において
けん引部材の端部にけん引ジヤツキを装着し、こ
れにより、各筒体を順次けん引して地中に前進さ
せる方法である。
(3)のけん引推進工法は、第1〜第3筒体間に推
進ジヤツキを装着するとともに、全筒体を挿通す
るようにけん引部材を配設し、第1筒体の前端に
着脱自在の定着具を有するけん引ジヤツキを、第
3筒体以降の各筒体の後部においてけん引部材に
着脱自在の定着具を夫々装着する。
このようにして、第1筒体の前進は、第1、第
2筒体間の推進ジヤツキを作動して、その推進反
力を第2、第3筒体に支持させて前進させ、第2
筒体の前進は、けん引部材両端の定着具を定着し
て、けん引部材を介して第1、第3筒体を連結し
て、この両筒体に推進反力を支持させて、第2、
第3筒体間の推進ジヤツキを作動して第2筒体を
前進させ、第3筒体の前進は、第1、第2筒体
に、両筒体間の推進ジヤツキを介して、けん引反
力を支持させて、けん引ジヤツキを作動して、第
3筒体を前進させ、第4筒体以降の筒体の前進は
第3筒体の前進と同様にして前進させる。この方
法を繰り返して所定位置まで筒体群を前進させて
設置する方法である。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記(3)のけん引推進工法においては、各筒体間
に推進ジヤツキを装着しているが、この推進ジヤ
ツキは1台当りの制作費が高価であり、又運搬
費、修理点検費等も比較的高額になるため、なる
べく台数を少なくすることが望ましく、又作業性
及び方向性を良くしたいこともあつて、1ケの筒
体長をなるべく長くしている。然るに直線的に筒
体を前進させるにはこの方法は最も適した方法と
言うことができるが、曲線的に前進させる場合
は、筒体長を長くしている結果、曲線に沿つて前
進させようとする大量の土砂の余掘を行う必要が
あるばかりでなく、その余掘の結果、曲線の内外
に当る各筒体の外面と地盤との間に不定の空間が
生じ、従つて各筒体の前進の際の反力支持力(筒
体外面と地盤間の摩擦力の合計力)が不確定とな
り、筒体の前進を不能にする大きな危険性を有し
ている。
本考案の目的は、前記けん引推進工法の従来の
不都合を解消し、筒体群を安全、有効に曲進させ
る手段として、余掘量を極めて少なく(或いは0
に近く)するため各ケの筒体長を短かくし、かつ
高額な費用を要する推進ジヤツキの代りに安価な
装置で各筒体の前進変位を少しずつ行つて、小刻
みに前進及び変位を行うようにできるようにした
地中筒体の前進装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、地中に縦列
に配設した3ケ以上の夫々短かく制作した筒体に
おいて、先頭より第1〜第3筒体の筒体間に、圧
力流体の送排流により膨張、収縮できる弾性を有
する中空の加圧部材を適宜ケ所に配設し、各加圧
部材に対し圧力流体を送流及び排流する送排流管
を取りつけ、前記各加圧部材の外周を囲撓するよ
うにして、夫々雄型部材と雌型部材を摺動可能に
嵌合させた押え部材を配設し、この押え部材の雄
型部材と雌型部材の一方を筒体の後面に、他の一
方を後続筒体の前面に取りつけ、更に縦列に配設
する全筒体を長さ方向に挿通するようにけん引部
材を配設し、第1筒体の前部で、該けん引部材の
端部に着脱自在の定着具を有するけん引ジヤツキ
を、第3筒体以下の各筒体の後部には、けん引部
材に着脱自在の定着具を装着したことを要旨とす
るものである。
〔作用〕
本考案によれば、3ケ以上の筒体群を地中に前
進させる方法は、第1、第2筒体間の各加圧部材
に送排流管より圧力流体を送りこみ、加圧部材を
膨張させて、その際発生する反力を第2、第3筒
体の各筒体と地盤間の合計摩擦力で支持させて膨
張分だけ第1筒体を前進させる。この際圧力流体
の圧力及び送流量が各加圧部材共同じであれば筒
体は直進する。筒体を曲進させようとすれば、各
加圧部材に送りこむ圧力流体の圧力及び送流量を
変えれば良い。例えば曲線の内側に配設してある
加圧部材より、曲線の外側に配設してある加圧部
材の方を大きくしてやれば筒体は曲線方向に向き
を少しずつ変えながら前進する。元々加圧部材は
中空の袋状のものであるから、その膨張度(膨張
長さ)は僅かであるから筒体の前進は小刻み前進
となり、1回の変位角度も小さく、従つて筒体の
曲進も極めて滑らかな曲線状の曲進をすることに
なる。第2筒体も第1筒体と同様にして、第1筒
体の前進した後に従つて曲進し、第3筒体以下の
筒体はけん引ジヤツキでけん引して、第1、第2
筒体の通過した空間に沿つて曲進させる。もちろ
ん、第1、第2又は第3筒体が前進する時は、各
筒体前部の加圧部材内の圧力流体は送排流管より
排出できるようにしておく。次に雄型部材及び雌
型部材より構成する押え部材は加圧部材が膨張す
る時筒体間隙方向にはみださないように加圧部材
を抱含して、加圧部材の膨張を有効に作用させる
ためのものである。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は各筒体を短かく制作した筒体が3ケの
場合の側面図、第2図は筒体が角型状、第3図は
円筒状の場合の夫々第1図のA−A矢視断面図、
第4図及び第6図は第2図のB−B矢視断面図
で、第4図は加圧部材21,22が収縮状態を示し
たもので、第6図は膨張状態を示したものであ
り、第5図は第4図のC−C矢視側面図、第7図
は第6図のD−D矢視側面図である。
前方より第1〜第3筒体11〜13各筒体間に、
夫々送排流管31,32を装着した加圧部材21
2を各筒体間毎に複数ケ介在配設する。その配
置は筒体断面の中心を通る垂直線に対し左右対称
の位置になるようにする。該加圧部材21,22
弾性を有する中空体で、送排流管31,32による
圧力流体の送排流により膨張、収縮できるように
なつている。更に加圧部材21,22を膨張させた
時筒体間の間隙方向にふくらみ、はみ出るのを押
さえるため、加圧部材21,22の外周を囲撓する
ようにして雄型部材7と雌型部材8より構成する
押え部材を設ける。
これら押え部材を構成する雄型部材7及び雌型
部材8は隣接する筒体の後部及び前部に夫々一方
ずつを取付け材9により装着する。そして、雄型
部材7と雌型部材8は嵌合し、加圧部材21,22
の膨張、収縮に伴ない雄型部材7は雌型部材8の
内側を前後に滑動できるようになつている。尚雄
型部材7の先端には加圧部材21,22の収縮時、
必要があれば送排流管31,32を通すための切り
欠き10を設けてある。
次に以上の設備とは別に、全筒体を長さ方向に
挿通してけん引部材4を配設し、第1筒体11
前部においてけん引部材4の端部に着脱自在の定
着具61を有するけん引ジヤツキ5を装着し、第
3筒体11の後部においてけん引部材4の端部に
着脱自在の定着具62を装着して筒体群を前進さ
せる装置を構成させたものである。なお第4筒体
以下の筒体が附加された場合は、その分だけけん
引部材を延長し、各筒体の後部においてけん引部
材に着脱自在の定着具を第3筒体13と同じよう
に装着するものである。
なお実施に際しては、筒体の掘進に必要な刃口
11を第1筒体11の前部に、又各筒体間の間隙
からの土砂の流入を防ぐため各筒体間に保護筒1
2を設ける。
次に本装置の主要目的である筒体群を曲進させ
る方法を述べる。例えば、筒体群を曲線に沿つて
右方に変位前進させようとする場合は、曲線の外
側に配設してある加圧部材21を第6図に示すよ
うに膨張させ、内側に配設してある加圧部材21
は第4図に示すように収縮状態のままでおけば第
1筒体11は最大限の角度で右方に変位前進する。
変位角が小さくて良い場合は、それに応じて、内
側の加圧部材21を適宜膨張させれば良い。
更に第2筒体12も同様の方法により、第1筒
体11の変位前進した径路を通つて変位前進し、
第3筒体13以下の筒体は、各筒体後部の定着具
を定着、解放してけん引ジヤツキを作動けん引す
ることにより、第1、第2筒体の変位前進径路上
を変位しながら前進する。
尚、前記の方法を用いることにより、筒体の前
進方向を正しく修正する前進方向修正作用も行な
うことができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の地中筒体の前進装置
は、加圧部材の膨張、収縮作動及びけん引ジヤツ
キの作動の際の反力を前進筒体以外の2筒体又は
3筒体に支持させ、高額を費用を要する別個の反
力受設備を設けることなく各筒体を前進させるこ
とがでのるばかりでなく、在来工法では経済的に
なし得なかつた筒体群の曲進を本装置によつて確
実、容易になし得るようにしたものでこれは極め
て大きな効果である。
即ち、加圧部材1連の前進設備は推進ジヤツキ
よりかに安価であり、又加圧部材を用いることに
より変位前進の度合も出来るだけ少しずつ行な
い、筒体の曲進を滑らかにし、かつ余掘を殆んど
なくすることができ、従つて確実に反力の支持力
を確保することができる等筒体群を地中に、安
全、確実に、しかも経済的に曲進させることがで
きる大きな効果、利点を有しているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第7図は本考案装置に関する第1実施
例を示す図で、第1図は装置全体の側面図、第2
図、第3図は第1図のA−A矢視断面図、第4
図、第6図は第2図のB−B矢視断面図、第5図
は第4図のC−C矢視側面図、第7図は第6図の
D−D矢視側面図である。 11,12,13……筒体、21,22……加圧部
材、31,32……送排流管、4……けん引部材、
5……けん引ジヤツキ、61,62……定着具、7
……雄型部材、8……雌型部材、9……取付け
材、10……切り欠き、11……刃口、12……
保護筒。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地中に縦列に配設した3ケ以上の夫々短かく制
    作した筒体において、先頭より第1〜第3筒体の
    筒体間に、圧力流体の送排流により膨張、収縮で
    きる弾性を有する中空の加圧部材を適宜ケ所に配
    設し、各加圧部材に対し圧力流体を送流及び排流
    する送排流管を取りつけ、前記各加圧部材の外周
    を囲撓するようにして、夫々雄型部材と雌型部材
    を摺動可能に嵌合させた押え部材を配設し、この
    押え部材の雄型部材と雌型部材の一方を筒体の後
    面に、他の一方を後続筒体の前面に取りつけ、更
    に縦列に配設する全筒体を長さ方向に挿通するよ
    うにけん引部材を配設し、第1筒体の前部で、該
    けん引部材の端部に着脱自在の定着具を有するけ
    ん引ジヤツキを、第3筒体以下の各筒体の後部に
    は、けん引部材に着脱自在の定着具を装着したこ
    とを特徴とする地中筒体の前進装置。
JP8666384U 1984-06-13 1984-06-13 地中筒体の前進装置 Granted JPS612591U (ja)

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JP8666384U JPS612591U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 地中筒体の前進装置

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JP8666384U JPS612591U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 地中筒体の前進装置

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Publication Number Publication Date
JPS612591U JPS612591U (ja) 1986-01-09
JPH0322391Y2 true JPH0322391Y2 (ja) 1991-05-15

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JP8666384U Granted JPS612591U (ja) 1984-06-13 1984-06-13 地中筒体の前進装置

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