JPH0624706B2 - 研磨パツド - Google Patents

研磨パツド

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JPH0624706B2
JPH0624706B2 JP60219021A JP21902185A JPH0624706B2 JP H0624706 B2 JPH0624706 B2 JP H0624706B2 JP 60219021 A JP60219021 A JP 60219021A JP 21902185 A JP21902185 A JP 21902185A JP H0624706 B2 JPH0624706 B2 JP H0624706B2
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JP
Japan
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polishing pad
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abrasive
coated
pad
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JP60219021A
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JPS6288569A (ja
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メリイ バツツアー スーザン
ティ ルエブ ジョン
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3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は傷が付きやすい調理器具を洗浄する用具に関す
る。
〔従来の技術〕
ポツトやなべをすりみがくために低密度の研磨パツドを
用いることは知られている。これらのパツドは典型的に
は交差、接触点が研磨材を含有しているバインダーで互
いに結合されている不規則に配列された繊維からできて
いるロフテイ(lofty)な、すなわち弾性的な嵩を有す
る、すき間のあいた不織マツトである。このようなパツ
ドのうちで非常に好結果を上げた市販品は、アメリカ合
衆国、ミネソタ州、セントポール(Saint Paul,Mineso
ta,U.S.A.)の3M社(3 M Company)が商標名
「スコツチブライト(Scotchbrite)」で市販している
ものである。
低密度の研磨パツドはフーバーら(Hoober et al)のア
メリカ合衆国特許第2958593号明細書に開示され
る方法によつて製造することができる。これらのパツド
は石けん水と共に用いるとき引つ掛かつたり、詰まつた
りしない故にポツトやなべをすりみがくのに特に適して
いる。使用後、単に水を流して洗えば容易にきれいにす
ることができ、乾燥し、相当時間放置し、次いで再使用
される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
これらのパツドはポツトやなべをきれいにするのに極め
て有用であるけれども、典型的には料理用製品上の非粘
着性のプラスチツク被覆をきれいにするには、又プラス
チツク製の食器類をきれいにするにはその研磨性が強す
ぎる。もし、これらのパツドを、幾つかの目的にそうな
つているように、その研磨性を小さくして作るなら、そ
れらはポツトやなべをすりみがくのに有効でなくなる。
研磨用の一表面とつや出し用の一表面を持つパツドを作
る試みもなされたが〔例えば、シツクルら(Sickle et
al)のアメリカ合衆国特許第3171151号明細書を
参照〕、このようなパツドを製造する際には望ましくな
い緻密化が必要になり、かくしてできた製品も均一にす
き間のあいた、ロフテイな嵩を有するものではない。
こすつたり、あるいは機械的洗浄動作を付与するため
に、微粉砕状態のプラスチツク合成樹脂材料を使用する
ことも試みられた(米国特許第4,264,337号、 同第4,232,128号、 同第4,130,683号及び 同第3,645,904号の各明細書参照)。これらの
発明においては、ポリオレフインやポリウレタン類にポ
リマーを含むものが示されている。ポリオレフイン粒子
は比較的軟質なプラスチツクで、この出願に必要とされ
る洗浄力を付与しない。一方、硬いウレタン粒子はこの
出願には研磨の度合が強すぎる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はポリマー樹脂でコーテイングされた支持媒体か
ら成る研磨材に関するものである。このポリマー粒子は
調理用具の表面を傷つけないで該用具から焦げつきを除
去できるものとして選択された。
本発明は表面がテフロンで被覆されたなべやプラスチツ
ク製なべ、及び金属製調理器具から焦げつきを除去する
ための、適度に研磨作用を有する、ロフテイなすき間の
あいた(目のあらい)研磨パツドを提供する。
本発明のパツドは典型的には長方形又は円形で、手に入
るぐらいの大きさであるのが好適である。このパツドは
混合デニールのナイロン又はポリエステルの捲縮フイラ
メントの実質的な厚さを有する繊維不織構造物であつ
て、その接触点が熱硬化性樹脂で結合されたものであ
る。このパツドは軟質なポリマーやアルミニウムで被覆
された調理器具をその表面を傷つけたり、ゆがめたりし
ないように洗浄するのに必要な適度な、緩和された研磨
特性を与えるために、熱可塑性ポリマー材料で被覆され
ている。本発明においては繊維状の不織パツドが好まし
いが、しかし他のウエブ材料も同様に適当である。これ
らの材料は再生セルロース、ポリウレタン樹脂、紙、あ
るいはポリエステルのようなフイルム基材から形成され
る合成スポンジを含んでいる。
本発明の研磨パツドの斜視図を本発明の製品の理解のた
めに、添付図面として示す。
図面において、パツド10は混合デニールの捲縮した繊
維が不規則に配置、織り込まれてできており、その交
差、接触点において互いにバインダーで結合された不織
構造の支持体11を形成している。このパツド10の少
なくとも1つの表面は研磨材を含有する更に別のバイン
ダーで被覆されて研磨部12を形成している。
このパツドを作るのに用いられるウエブ成分又は構造物
は好ましくは捲縮し、且つ混合デニールのものであるナ
イロン又はポリエステルの合成繊維から作られている。
すなわち、このウエブは小直径の繊維と大直径の繊維の
両者を含み、パツドにすき間のある、低密度の構造特性
を与え、且つ相対的に細い繊維は軟かさ、若干の水保有
能及び研磨剤に対する大きな接着面を与えている。大直
径の繊維は約40μmのオーダーであつて、その長さは
それを完全に伸長したとき少なくとも約4cmである。小
直径の繊維は同じ最低長のものであつて、約25μmの
オーダーである。
捲縮は周知の「ギヤー」捲縮法、若しくは「スタツフア
ーボツクス」捲縮法によつて、又は他の公知の方法によ
つて得ることができる。フイラメントは繊維の十分なか
らまりが得られ、取り扱い得るウエブを与えるために2
〜4個/cmの捲縮を有するべきである。捲縮は典型的に
は繊維長に50%の縮小をもたらすだろう。例えば、捲
縮した4cmの繊維は伸長した状態で長さ4cmであり、見
掛けの未伸長の長さは約2cmである。
パツドのウエブ成分を作る際、「ランド−ウエーバー
(Rando−Webber)」及び「ランド−フイーダー(Rando
−Feeder)」機〔ニユーヨーク州(New York)、ローチ
エスター(Rochester)より市販〕を用いるのが好まし
い。これについてはアメリカ合衆国特許第274429
4号、同2700188号、同2451915号及び同
2703441号に記載されている。このウエブ成分は
所望とする厚さの少なくとも2倍のオーダーの厚さとウ
エブの製造装置によつて限定される幅を有するように作
られる。ウエブ成分の重量は典型的には122g/m
のオーダーである。
パツド内の研磨材粒子とフイラメントを接着するのに用
いられる熱硬化性のバインダーは硬化されると石けん水
に耐えるようになり、反復使用中研磨材を保持するのに
十分に強くなる。「熱硬化性」という用語は普通の意味
で用いられている。すなわち、このバインダーは最初液
状(又は可溶の状態)であつて、これを上記研磨材と混
合可能にし、そしてこの混合物をウエブ成分に適用可能
にし、且つ加熱によつて不溶、不融の固体に転化され
る。本発明において使用するのに特に適していることが
判明したバインダーはフエノール−アルデヒド樹脂、ブ
チレート化尿素−アルデヒド樹脂、無水のマレイン酸及
びフタル酸とプロピレングリコールの縮合生成物であ
る。ポリウレタン樹脂が最も好ましい。
使用されるバインダーの量はフイラメントをその接触点
で結合し、且つ研磨材粒子をしつかり固定、結合するの
に調和した最低量となるように調整される。バインダー
及びそれに対する任意の溶媒はまた使用する特定の繊維
に関しそれを脆化させるような浸透が起らないように選
ばれるべきである。ウエブ成分−−これは混合デニール
のフイラメント又は繊維を含む−−は異なる組成の繊維
から、例えばナイロンとポリエステルの両者からも作り
得ることに注意すべきである。しかしながら、同一組成
の繊維から専らできているウエブを作るのが好ましい。
典型的な調製例においては、ウエブは繊維を結合しつつ
その全体がバインダーで完全に被覆されるようにロール
で被覆される。この被覆は乾燥され、次いで最終被覆が
施される。
研磨材を含むバインダーによる最終被覆は被覆されたウ
エブの表面に噴霧され、490g/mの重量で被覆さ
れる。この噴霧被覆は適当な温度で硬化されると、噴霧
された表面のフイラメントの接触点において研磨材及び
バインダーの小滴が形成、蓄積される、という特徴があ
る。
研磨材は焦げつきを除去するが、しかし引つ掻き等によ
つて調理器具の表面を変えることがない微細に分割さた
ポリマー材料である。驚くべきことに、いくつかのポリ
マー材料は予期し得ない態様で焦げつきを除去するとと
もに、調理器具の弱い表面に傷をつけないことが判明し
た。これらのポリマー材料の硬度を測定することによ
り、クヌープ(Knoop)硬度の範囲が満足できる態様で
この問題の解決のために設定された基準に合致すること
が判明した。我々はクヌープ硬度が約12H.K.から約6
0H.K.の範囲の研磨材を含有するパツドが満足できる程
度に洗浄することができるとともに、一方物理的に洗浄
表面をゆがめることがないことを見出した。この硬度範
囲の材料はポリエステル、ポエメタクリレート、ポリメ
チルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリスチレン
あるいはこれらの類似物(下記表1を参照)を微細に分
割した樹脂粒子である。上記のクヌープ硬度値に対して
好ましいポリマー研磨材は0.18mmから約0.7mm
(タイラーメツシユ(Tyler mesh)80−24)の粒径
範囲を有するものである。
以上、本発明の新規な研磨パツドを概略的に説明した
が、次に非制限的な特定実施例によつてさらに本発明を
説明する。尚、特記しない限り、部は重量基準である。
実施例 厚さ約1cm及び重量約122g/mの、実質的な厚さ
のある不織ウエブを長さ4cm(伸張したときの長さ)の
捲縮、配向したナイロン繊維であつて、15d(直径4
0μ)のもの50%及び6d(直径25μ)のもの50
%から「ランド−ウエーバー」機によつて形成した。
バインダーは次の成分を混合することによつて調製し
た。
上記の実質的な厚さを有する不織ウエブを次に直径1
5.25cm、デユロメータ硬度70のぎざぎざのある、
間隙をゼロに設定した一対のゴムロールの間に通すこと
によつて被覆した。この場合、下部ロールはそれらから
0.254mmの間隙を持つように設定された計量ロール
からの液状スラリーの入つているなべの中で回転してお
り、被覆量は約65g/mの乾燥付加重量であつた。
次に、この被覆ウエブに次の成分からなる研磨材/バイ
ンダーのスラリを噴霧、被覆した。
被覆されたウエブを150℃に加熱された強制循環空気
炉の中を滞留時間10分で通過させることによつてその
被覆を同時に硬化し、厚さ10mmのかさ高な研磨用製品
を得た。この被覆されたウエブを次に使用に供するため
約152mm×98mmの形に切断した。このパツドの柔か
い研磨表面で汚れたアルミニウムなべを洗つたが、その
プラスチツク被覆表面にはかき傷が認められず、石けん
水中で軽くこすつてその表面を容易にきれいにした。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の研磨パツドの斜視図である。 10……パツド、11……支持体、12……研磨部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理器具の柔かい表面から焦げつきを落と
    すための研磨パツドにおいて、弾性的な嵩を有する隙間
    のあいた構造の支持体の少なくとも一表面に、微細なポ
    リマー粒子を含有するバインダーで被覆された研磨部を
    形成して成ることを特徴とする研磨パツド。
  2. 【請求項2】ポリマー粒子がポリエステル、ポリメタク
    リレート、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネー
    ト、ポリスチレンからなる群から選択される、特許請求
    の範囲第1項記載の研磨パツド。
  3. 【請求項3】ポリマー粒子が約12H.K.から約60H.K.
    の範囲のクヌープ硬度を有する、特許請求の範囲第1項
    記載の研磨パツド。
  4. 【請求項4】ポリマー粒子が約0.18mmから約0.7
    mmの粒径範囲を有する、特許請求の範囲第1項記載の研
    磨パツド。
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