JPS6016347Y2 - 家庭用たわし - Google Patents
家庭用たわしInfo
- Publication number
- JPS6016347Y2 JPS6016347Y2 JP1546779U JP1546779U JPS6016347Y2 JP S6016347 Y2 JPS6016347 Y2 JP S6016347Y2 JP 1546779 U JP1546779 U JP 1546779U JP 1546779 U JP1546779 U JP 1546779U JP S6016347 Y2 JPS6016347 Y2 JP S6016347Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- abrasive grains
- resin
- fibers
- thermosetting resin
- household
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
- Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は食器、野菜、床、タイヤ等の清掃に使用する家
庭用たわしの構成に関するものである。
庭用たわしの構成に関するものである。
従来、家庭用たわしは、第1図に示す様にポリアミド繊
維1からなる合成繊維の不織布に合成ゴム2の様な柔軟
性結合剤でメーキング層を設けた後、研磨砥粒3を含有
するフェノール、エポキシ等の硬い熱硬化性樹脂4を浸
漬法、噴霧法或は両者を併用により適用してなるものが
見られるが、このメーキング層は繊維表面に直接硬い熱
硬化性樹脂を付着させた場合、樹脂と繊維間のなじみが
悪く、又繊維と砥粒間の接着力が弱い上、繊維の折れ曲
げ抵抗性に比べ、樹脂の折れ曲げ抵抗性が極端に小さい
ためにクッション材として必要であり、更にポリアミド
繊維に直接フェノール樹脂を適用した場合のフリーのフ
ェノールによるポリアミド繊維の劣化防止の為に行われ
ていた。
維1からなる合成繊維の不織布に合成ゴム2の様な柔軟
性結合剤でメーキング層を設けた後、研磨砥粒3を含有
するフェノール、エポキシ等の硬い熱硬化性樹脂4を浸
漬法、噴霧法或は両者を併用により適用してなるものが
見られるが、このメーキング層は繊維表面に直接硬い熱
硬化性樹脂を付着させた場合、樹脂と繊維間のなじみが
悪く、又繊維と砥粒間の接着力が弱い上、繊維の折れ曲
げ抵抗性に比べ、樹脂の折れ曲げ抵抗性が極端に小さい
ためにクッション材として必要であり、更にポリアミド
繊維に直接フェノール樹脂を適用した場合のフリーのフ
ェノールによるポリアミド繊維の劣化防止の為に行われ
ていた。
然るにこのメーキングコート層は家庭用たわしとして本
来の性能からは何ら寄与する所はなく、反対に水切り性
を悪くし衛性上好ましくない。
来の性能からは何ら寄与する所はなく、反対に水切り性
を悪くし衛性上好ましくない。
又必要以上に繊維を固着しているため再勢作用が起り難
く砥粒、熱硬化性樹脂の脱落後も形態を保ち、研削能力
を大巾に低下させてしまうとい・う種々の欠点がある。
く砥粒、熱硬化性樹脂の脱落後も形態を保ち、研削能力
を大巾に低下させてしまうとい・う種々の欠点がある。
本考案は上記家庭用たわしの諸欠点を解消するらのであ
り、基材繊維マットの表面に付着せしめた砥粒を可撓性
の大なる熱硬化性樹脂でサイズコートすることにより、
砥粒の脱落を防ぎ、長寿命の研磨、清掃効果を有する、
水切れがよく衛生的な家庭用たわしを提供するものであ
る。
り、基材繊維マットの表面に付着せしめた砥粒を可撓性
の大なる熱硬化性樹脂でサイズコートすることにより、
砥粒の脱落を防ぎ、長寿命の研磨、清掃効果を有する、
水切れがよく衛生的な家庭用たわしを提供するものであ
る。
以下図面により本考案を説明する。
第2図に示す様に予め熱可塑性又は熱硬化性樹脂剤5の
小滴でポリアミド、ポリヱステル、ポリプロピレン等か
ら選んだ合成繊維6が相互に交叉、接触する部分並びに
上記に連なる繊維表面部を点状に仮止めしてなる嵩高の
不織布マットの各繊維表面にアランダム、カーボランダ
ム、金剛砂、エメリー等の研磨材砥粒7とフェノール、
エポキシ又は両者を混合した熱硬化性樹脂8との混合物
を散布により付着せしめ、研磨材砥粒を熱硬化性樹脂で
繊維表面に付着せしめたメーキング層となし、前記砥粒
及び樹脂を被覆する様に内部可塑化フェノール樹脂例え
ば内部可塑化アルキルフェノール樹脂9で上側被覆して
構成するものである。
小滴でポリアミド、ポリヱステル、ポリプロピレン等か
ら選んだ合成繊維6が相互に交叉、接触する部分並びに
上記に連なる繊維表面部を点状に仮止めしてなる嵩高の
不織布マットの各繊維表面にアランダム、カーボランダ
ム、金剛砂、エメリー等の研磨材砥粒7とフェノール、
エポキシ又は両者を混合した熱硬化性樹脂8との混合物
を散布により付着せしめ、研磨材砥粒を熱硬化性樹脂で
繊維表面に付着せしめたメーキング層となし、前記砥粒
及び樹脂を被覆する様に内部可塑化フェノール樹脂例え
ば内部可塑化アルキルフェノール樹脂9で上側被覆して
構成するものである。
尚上記砥粒と熱硬化性樹脂の混合比は上引き接着剤とじ
で内部可塑化フェノール樹脂を用いることにより1:1
〜1:6の間で用いることができる。
で内部可塑化フェノール樹脂を用いることにより1:1
〜1:6の間で用いることができる。
次に本考案品と比較のための比較例と1.ζ本考案と同
様にして砥粒と熱硬化性樹脂の混合物を散布によりメー
キング層を形成せしめたのち、フェノール樹脂を上側被
覆して構成したものB1エボキシ樹脂を上側被覆して構
成したものCを作成し、本考案品り従来品Aらびに比較
例Bq Cを各々について3枚重ねて一体に成型し、厚
さ10朋、直径20cmの研磨ホイールを作成して、被
研削物として磨帯鋼を使用した時の研磨ホイールの消耗
量と被研削物の研削量についてテストした結果を第3図
及び第4図に示した。
様にして砥粒と熱硬化性樹脂の混合物を散布によりメー
キング層を形成せしめたのち、フェノール樹脂を上側被
覆して構成したものB1エボキシ樹脂を上側被覆して構
成したものCを作成し、本考案品り従来品Aらびに比較
例Bq Cを各々について3枚重ねて一体に成型し、厚
さ10朋、直径20cmの研磨ホイールを作成して、被
研削物として磨帯鋼を使用した時の研磨ホイールの消耗
量と被研削物の研削量についてテストした結果を第3図
及び第4図に示した。
尚テスト条件は次の通りである。
テスト条件
研磨ホイール 周速 500m/min荷重
1kg/cM 被研削物 磨帯鋼板 図から明らかな様に従来品Aはサイズコートした樹脂と
砥粒が脱落し易く、合皮ゴムでメーキングした繊維が残
り、更には樹脂対砥粒の混合割合も接着性を悪くするの
で制限されるため研削量も少なく、切削感が失われる。
1kg/cM 被研削物 磨帯鋼板 図から明らかな様に従来品Aはサイズコートした樹脂と
砥粒が脱落し易く、合皮ゴムでメーキングした繊維が残
り、更には樹脂対砥粒の混合割合も接着性を悪くするの
で制限されるため研削量も少なく、切削感が失われる。
又比較例Bは上用被覆樹脂の接着性、可撓性に欠けるた
め、樹脂、砥粒の脱落多く、比較例Cは砥粒の保持性は
比較的良いが、研削性が思わしくな〈従来品に類似する
効果が見られる。
め、樹脂、砥粒の脱落多く、比較例Cは砥粒の保持性は
比較的良いが、研削性が思わしくな〈従来品に類似する
効果が見られる。
これに対し本考案品は砥粒の上用接着剤として内部可塑
化アルキルフェノール樹脂を用いているから、可撓性が
大きく、砥粒と繊維のなじみも向上し、樹脂の亀裂が生
じず、たわし使用時に受けるせん断応力を十分に吸収す
る。
化アルキルフェノール樹脂を用いているから、可撓性が
大きく、砥粒と繊維のなじみも向上し、樹脂の亀裂が生
じず、たわし使用時に受けるせん断応力を十分に吸収す
る。
従って従来品、比較品に比べ研磨作用面の再生作用が有
効に働き、研削が非常にすぐれている。
効に働き、研削が非常にすぐれている。
また研削比も表に示す如〈従来品に比べ約2倍となる。
更には内部可塑化フェノール樹脂特性により、砥粒の混
合比を従来より高めて用いることができるので砥粒の切
れ味、感触を損うことなく接着性を向上できる。
合比を従来より高めて用いることができるので砥粒の切
れ味、感触を損うことなく接着性を向上できる。
又合皮ゴムによるメークコート層を省くことができるの
で、水切り性が良好で、衛生的である等実用的効果にす
ぐれた考案である。
で、水切り性が良好で、衛生的である等実用的効果にす
ぐれた考案である。
第1図は従来家庭たわしの繊維表面における樹脂と砥粒
の付着状態を示す断面図、第2図は本考案の1実施例で
ある家庭用たわしの要部拡大図、第3図は本考案と従来
例及び比較例の家庭用たわしの消耗量の比較を示す曲線
図、第4図は同被研削物の研削量の比較を示す曲線図で
ある。 1・・・・・・ポリアミド繊維、2・・・・・・合皮ゴ
ム、3・・・・・・砥粒、4・・・・・・熱硬化性樹脂
、5・・・・・・熱可塑性又は熱硬化性樹脂結合剤、6
・・・・・・合成繊維、7・・・・・・研磨材砥粒、8
・・・・・・熱硬化性樹脂、9・・・・・・内部可塑化
アルキルフェノール樹脂。
の付着状態を示す断面図、第2図は本考案の1実施例で
ある家庭用たわしの要部拡大図、第3図は本考案と従来
例及び比較例の家庭用たわしの消耗量の比較を示す曲線
図、第4図は同被研削物の研削量の比較を示す曲線図で
ある。 1・・・・・・ポリアミド繊維、2・・・・・・合皮ゴ
ム、3・・・・・・砥粒、4・・・・・・熱硬化性樹脂
、5・・・・・・熱可塑性又は熱硬化性樹脂結合剤、6
・・・・・・合成繊維、7・・・・・・研磨材砥粒、8
・・・・・・熱硬化性樹脂、9・・・・・・内部可塑化
アルキルフェノール樹脂。
Claims (1)
- 合成繊維が相互に交絡してなる嵩高不織布マットの構成
繊維表面に研磨材砥粒を含む熱硬化性樹脂が不連続に付
着し上記構成繊維表面に付着した研磨材砥粒、熱硬化性
樹脂及び付着されない該繊維表面を内部可塑化フェノー
ル樹脂を上用接着剤として被覆固着した構成からなる家
庭用たわし。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1546779U JPS6016347Y2 (ja) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | 家庭用たわし |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1546779U JPS6016347Y2 (ja) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | 家庭用たわし |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55115656U JPS55115656U (ja) | 1980-08-15 |
JPS6016347Y2 true JPS6016347Y2 (ja) | 1985-05-21 |
Family
ID=28837218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1546779U Expired JPS6016347Y2 (ja) | 1979-02-08 | 1979-02-08 | 家庭用たわし |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6016347Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-02-08 JP JP1546779U patent/JPS6016347Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55115656U (ja) | 1980-08-15 |
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