JPH06243934A - 多機能形コネクタ - Google Patents

多機能形コネクタ

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Publication number
JPH06243934A
JPH06243934A JP4711593A JP4711593A JPH06243934A JP H06243934 A JPH06243934 A JP H06243934A JP 4711593 A JP4711593 A JP 4711593A JP 4711593 A JP4711593 A JP 4711593A JP H06243934 A JPH06243934 A JP H06243934A
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JP
Japan
Prior art keywords
electronic circuit
connector
main body
shell member
body member
Prior art date
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Pending
Application number
JP4711593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Kawai
久男 河井
Michitoshi Mitani
道俊 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iriso Electronics Co Ltd
Original Assignee
Iriso Electronics Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iriso Electronics Co Ltd filed Critical Iriso Electronics Co Ltd
Priority to JP4711593A priority Critical patent/JPH06243934A/ja
Publication of JPH06243934A publication Critical patent/JPH06243934A/ja
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】静電気放電等についての電子回路の保護機能を
備えた多機能形コネクタについて、保護用素子の組み込
みを簡単に、また確実に行え、さらに組み込んだ保護用
素子の動作安定性の高い構造を提供すること。 【構成】電気的接続用として複数の端子ピン6を備え、
この各端子ピンを介して電子回路への接続と相手方コネ
クタとの接続をなすコネクタについて、電子回路保護用
素子Dを各端子ピンに対し電気的に接続可能に組み込む
ための組込み部14が設けられた本体部材2と、この本
体部材に着脱可能とされたシェル部材3とで形成し、シ
ェル部材を本体部材に装着することにより組込み部に載
置の電子回路保護用素子の固定保持をなせるようにして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気用のコネクタに関
し、特に本来の電気的接続機能の他に例えば電子回路の
保護機能も有する多機能形のコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】各種電子機器の普及や多機能化、さらに
高度なデジタル化等に伴って、静電気放電(ESD;Ele
ctro Static Discharge )、雷サージ、EMI(Electro
magnetic Interference)等に対する電子回路内の素子の
保護やノイズ対策が大きな問題となっている。
【0003】このような問題については、既に各種のバ
リスタやEMIフィルタのような保護用素子が開発さ
れ、これらの保護用素子を保護対象の素子に用いること
で対処がなされてそれなりに効果を上げている。しか
し、バリスタやEMIフィルタのような保護用素子は、
保護対象の素子ごと、あるいはラインごとに回路内に組
み込む必要がある。これ故、電子回路の設計を複雑に
し、また実装作業に多くの手間を要し、さらにその寿命
が直接的に回路全体に影響してしまう等の各種の不具合
を伴うことになる。
【0004】このように多くの短所を持つ保護用素子の
回路内実装式に代わる方式として、電子回路の出入口で
あるコネクタに静電気放電等に対する保護用素子を組み
込んで保護機能を付与するコネクタの多機能化による方
式が提案されている。この多機能化コネクタによる方式
は、回路内実装式の欠点を解消できるだけでなく、静電
気放電等の電子回路への影響を水際で排除でき、しかも
電子回路内からのノイズ放射の阻止も可能である等、よ
り合理的な対策の可能性を持っている。
【0005】しかし、このような多機能形コネクタによ
る方式についても幾つかの問題がある。例えば、保護用
素子の組み込み構造もその一つである。即ち、多機能形
コネクタに組み込んだ保護用素子をより正確に動作さ
せ、しかもその組み込みを簡単に且つ確実に行えるよう
な構造を如何にして実現するかという問題である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、静電気放電等についての電子回路の保護機能を備え
た多機能形コネクタについて、保護用素子の組み込みを
簡単に、また確実に行え、さらに組み込んだ保護用素子
の動作安定性の高い構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるコネクタ
は、電気的接続用として複数の端子ピンを備え、この各
端子ピンを介して電子回路への接続と相手方コネクタと
の接続をなすもので、電子回路保護用素子を各端子ピン
に対し電気的に接続可能に組み込むための組込み部が設
けられた本体部材と、この本体部材に着脱可能とされた
シェル部材とで形成され、シェル部材を本体部材に装着
することにより組込み部に載置の電子回路保護用素子の
固定保持がなされるようになっている。
【0008】このような本発明のコネクタでは、組込み
部に電子回路保護用素子を載置してシェル部材を本体部
材に装着するだけの簡単な操作で電子回路保護用素子の
組み込みを行える。また、シェル部材の装着力により電
子回路保護用素子の固定保持がなされるので、例えば半
田付けや接着等による場合に比べ、その組み込み状態の
確実性を高くできる。さらに、電子回路保護用素子の端
子ピンへの電気的接続をシェル部材の装着力によりバッ
クアップできるので、その動作安定性をより高いものに
できる。
【0009】このようなコネクタの組込み部は、端子ピ
ンを絶縁的に保持する本体部材のハウジングに各端子ピ
ンの一部を露出させるようにして設けた開口凹部として
形成すれば、構造も簡単でしかも電子回路保護用素子の
組み込み状態をより確実なものにでき、さらに好まし
い。
【0010】組み込み対象の電子回路保護用素子とし
て、対異常電圧用素子を用いることにより、静電気放電
等により電子回路に生じる異常電圧(異常サージ電圧)
から電子回路内の素子を保護する機能をコネクタに与え
ることができる。このような対異常電圧用素子として
は、例えば高分子素材をベースにした電圧クランプ機能
素子を用いることができる。この高分子素材による電圧
クランプ機能素子は、数mm角でしかも厚さ1mm以下
のサイズで十分な機能を実現可能な素子であり、そのた
め高い柔軟性を持っており、本発明のコネクタにおける
ような組み込み構造に特に適している。
【0011】対異常電圧用素子を組み込む場合には接地
を必要とするが、この接地のためには、シェル部材を導
電材で形成し、このシェル部材を接地ラインに用いるよ
うにすれば、余分な接続機構を設けずに済むので好まし
い。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例を説明する。
本実施例は基板実装用のモジュラージャックについての
例で、本実施例によるモジュラージャック1は、図1〜
図6に示すように、本体部材2とシェル部材3とよりな
っている。
【0013】本体部材2はプラスチック成形体のハウジ
ング5に所定本数、この例では8本の端子ピン6、6、
……を保持させてなるもので、そのハウジング5には、
その容積の大半を占める容積の嵌合室7が相手方モジュ
ラープラグP(図6)の受け入れ用としてその内部に形
成され、またこの嵌合室7の周囲にシェル部材3の装着
のための第1受入れ部8、第2受入れ部9、第3受入れ
部10、及び第4受入れ部11が形成されている。ま
た、ハウジング5の底部には回路基板への取り付けを安
定化させるための嵌合脚5rが左右一対で突設されてい
る。
【0014】ハウジング5の頂端の全面にわたって形成
されている第1受入れ部8は、シェル部材3の主嵌合フ
ィン13を受け入れるためのもので、左右にガイド溝8
gが形成されると共に、その中央部分に各端子ピン6、
6、……の一部を露出させた開口凹部14が対異常電圧
用素子Dの組込み部として形成されている。
【0015】嵌合室7の上端部に隣接させて左右一対で
形成されている第2受入れ部9は、シェル部材3の上部
嵌合フィン15を受け入れるためのもので、上部嵌合フ
ィン15のサイズに対応する奥行きサイズや開口サイズ
を持つスリット状の孔として形成されている。
【0016】嵌合室7の中位部の内壁に左右一対で形成
されている第3受入れ部10は、シェル部材3の接触子
16を受け入れるためのもので、細長い溝状に形成され
ている。
【0017】嵌合室7の下端部に隣接させて左右一対で
形成されている第4受入れ部11は、シェル部材3の下
部嵌合フィン17を受け入れるためのもので、下部嵌合
フィン17のサイズに対応する奥行きサイズや開口サイ
ズを持つスリット状の孔として形成されている。
【0018】シェル部材3は、0.3 mm程度の薄い導電
性の高い金属板の成形物で、ハウジング5の端面の外形
形状と相似する形状に形成された額縁部18から前述の
主嵌合フィン13を1個突設させると共に、上部嵌合フ
ィン15、接触子16及び下部嵌合フィン17をそれぞ
れ左右対称に一対ずつ突設させてなっている。
【0019】主嵌合フィン13は、シェル部材3のハウ
ジング5への装着における主たる装着力を与えるもので
あると共に、開口凹部14に組み込まれる対異常電圧用
素子Dの押圧・保持に機能するもので、そのために前述
のようにハウジング5の第1受入れ部8に嵌合させられ
た状態で開口凹部14に対応する部位に押圧板13pが
対異常電圧用素子Dの押圧用として板バネ状にして設け
られている。
【0020】上部嵌合フィン15及び下部嵌合フィン1
7は、前述のように第2受入れ部9乃至第4受入れ部1
1に嵌合させられ、何れもシェル部材3のハウジング5
への装着状態を安定化させるために補助的に機能するも
のである。この内、特に下部嵌合フィン17には接地脚
19が突設されており、この接地脚19を介してアース
をとれるようにされている。
【0021】接触子16は、相手方のモジュラープラグ
Pの外面シールドの接地接続用で、その先端部にV字形
に曲折された爪部16rを有しており、前述のように第
3受入れ部10に受け入れられた状態で相手方のモジュ
ラープラグPの嵌合により爪部16rの先端が第3受入
れ部10の底に押し付けられる状態になり、この押付け
状態による反発力でモジュラープラグPの外面シールド
と電気的に接触するようにされている。
【0022】開口凹部14に装着される対異常電圧用素
子Dには前述の高分子系の電圧クランプ機能素子が用い
られている。この例では約0.5 mm程度の厚みのものを
用いており、主嵌合フィン13との間に導電性のゴムパ
ッドCをクッション材として用いるようにしている。即
ち、この対異常電圧用素子Dは、開口凹部14にゴムパ
ッドPをその上に被せて載置した状態でシェル部材3を
装着すると、主嵌合フィン13による押圧力がゴムパッ
ドPを介して働き、主嵌合フィン13自体及び開口凹部
14にその一部が露出させられている端子ピン6、6、
……と電気的に接続可能な状態となる。そして、静電気
放電等により端子ピン6、6、……に異常電圧が生じた
場合に、この異常電圧により対異常電圧用素子Dが主嵌
合フィン13及び端子ピン6、6、……と電気的に接続
して接地への放電を行い、この結果、本モジュラージャ
ック1が接続されている電子回路の保護がなされること
になる。
【0023】以上説明した実施例は本発明の好適な一実
施態様を示すものであって、本発明は、この実施例に限
定されるものでなく、特許請求の範囲に規定する範囲で
適宜変更して実施可能であることは勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による多機
能形コネクタは、組込み部に載置した電子回路保護用素
子をシェル部材の装着力で固定保持するようにしてなっ
ているので、電子回路保護用素子の組み込みを極めて簡
単に、また確実に行え、しかも組み込まれた電子回路保
護用素子の動作安定性を高いものにできる。従って、本
発明により、高品質の多機能形コネクタの効率よい加工
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による多機能形コネクタの分解斜視図。
【図2】本発明による多機能形コネクタの断面図。
【図3】図1中の矢示A3 方向から側面図。
【図4】図1中の矢示A4 方向から側面図。
【図5】図1中の矢示A5 方向から側面図。
【図6】本発明による多機能形コネクタと相手方モジュ
ラープラグとの関係を示す斜視図。
【符号の説明】
6 端子ピン 5 ハウジング 2 本体部材 3 シェル部材 14 開口凹部(組込み部) D 対異常電圧用素子(電子回路保護用素子) 1 多機能形コネクタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的接続用の複数の端子ピンを備えて
    おり、この各端子ピンを介して電子回路への接続と相手
    方コネクタとの接続がなされるようになっているコネク
    タであって、電子回路保護用素子を各端子ピンに対し電
    気的に接続可能に組み込むための組込み部が設けられた
    本体部材と、この本体部材に着脱可能とされたシェル部
    材とで形成され、シェル部材を本体部材に装着すること
    により組込み部に載置の電子回路保護用素子の固定保持
    がなされるようになっていることを特徴とする多機能形
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 組込み部は、端子ピンを絶縁的に保持す
    る本体部材のハウジングに各端子ピンの一部を露出させ
    るようにして設けた開口凹部として形成されている請求
    項1に記載の多機能形コネクタ。
  3. 【請求項3】 電子回路保護用素子は、電子回路に生じ
    る異常電圧から電子回路内の素子を保護するための対異
    常電圧用素子である請求項1又は請求項2の何れかに記
    載の多機能形コネクタ。
  4. 【請求項4】 シェル部材が導電材で形成され、このシ
    ェル部材がシェル部材による固定保持状態において対異
    常電圧用素子に対し接地用として電気的に接続可能とさ
    れている請求項3に記載の多機能形コネクタ。
  5. 【請求項5】 電気的接続用の端子ピンを備えており、
    この各端子ピンを介して電子回路への接続と相手方コネ
    クタとの接続がなされるようになっているコネクタであ
    って、ハウジング内に端子ピンを絶縁的に保持する本体
    部材と、この本体部材に着脱可能とされた導電性のシェ
    ル部材とで形成し、且つ本体部材のハウジングには端子
    ピンの一部を露出させるようにして開口凹部を形成し、
    そしてこの開口凹部に、電子回路に生じた異常電圧から
    電子回路内の素子を保護するための対異常電圧用素子
    を、シェル部材の本体部材への装着のための装着力によ
    り、シェル部材及び端子ピンに電気的に接続可能な状態
    で固定保持させたことを特徴とする多機能形コネクタ。
JP4711593A 1993-02-15 1993-02-15 多機能形コネクタ Pending JPH06243934A (ja)

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JP4711593A JPH06243934A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 多機能形コネクタ

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JP4711593A JPH06243934A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 多機能形コネクタ

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JPH06243934A true JPH06243934A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12766180

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4711593A Pending JPH06243934A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 多機能形コネクタ

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JP (1) JPH06243934A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020021554A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 ホシデン株式会社 コネクタ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020021554A (ja) * 2018-07-30 2020-02-06 ホシデン株式会社 コネクタ

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