JPH06242091A - ガスクロマトグラフ - Google Patents

ガスクロマトグラフ

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JPH06242091A
JPH06242091A JP2834393A JP2834393A JPH06242091A JP H06242091 A JPH06242091 A JP H06242091A JP 2834393 A JP2834393 A JP 2834393A JP 2834393 A JP2834393 A JP 2834393A JP H06242091 A JPH06242091 A JP H06242091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
cock
sample
syringe
pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP2834393A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kudo
英男 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH06242091A publication Critical patent/JPH06242091A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】恒温槽15内に設けられた分離カラム14と、
この分離カラム14の一端に第1切換コック11Aを介
して一端が接続された試料ガス導入管7と、この試料ガ
ス導入管7の他端の少くとも第2切換コック11Bに接
続されたキャリアガス導入管12と、前記第1切換コッ
ク11Aに接続された第1の4方コック1と、前記第2
切換コック11Bに接続された第2の4方コック8とを
備えたガスクロマトグラフ。 【効果】試料液中の揮発成分を精度良く分析できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスクロマトグラフに
関し、特に液体試料の連続ヘッドスペース分析に用いる
ガスクロマトグラフに関する。
【0002】
【従来の技術】従来試料溶液中に含まれる揮発成分のガ
スクロマトグラフによる連続分析の方法としては、次の
二つの方法が主に実施されている。
【0003】第1の方法は、試料瓶の上部に一定空間の
空気層を残す程度に一定量の試料液を入れ、ゴム栓など
で密閉した後、一定温度でしばらく放置するか、または
振とうして試料液中の被測定物質を瓶内の空気層(ヘッ
ドスペースという)に気化させ、次にこのヘッドスペー
ス内の被測定物質のガス体が混合した空気を、注射針を
装置した注射器で一定量を抜き取り、ガスクロマトグラ
フの試料注入口に注入して測定する方法である。この第
1の方法では、複数個用意した試料瓶のヘッドスペース
から、注射器で順番に「抜き取り−注入測定」の操作が
繰り返される。
【0004】第2の方法は、第1の方法と同様にして、
用意した試料瓶のヘッドスペースに、窒素などの不活性
ガスの圧縮ガス配管の先端に設けた注入針を差し込み、
圧縮ガスを挿入した後、圧縮ガス配管の途中から切換え
弁などでガスクロマトグラフの試料ガス導入管に切換え
て、試料瓶のヘッドスペースの空気と圧縮ガスの混合気
体を、試料ガス導入管内に逆噴出させ、その後試料ガス
導入管をガスクロマトグラフのキャリア−ガス流路系に
切換えて測定する方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のガスク
ロマトグラフによる方法では、いずれも試料液を一定量
計り取り、これを試料瓶に注ぎ入れて密封するまでは、
マニュアルによっているため、全工程が連続(自動)分
析操作とはならない。また、試料液を計量分取する際
に、試料液中の被測定物質の一部が大気中に揮散してし
まうという欠点がある。さらに、試料瓶のヘッドスペー
スには、室内大気を取り込むことになるため、室内大気
が、被測定物質に汚染されている場合、測定精度が低下
してしまう等の問題点があった。
【0006】本発明の目的は、試料液中の揮発成分を連
続して精度良く分析できるガスクロマトグラフを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のガスクロマトグ
ラフは、恒温槽内に設けられた分離カラムと、この分離
カラムの一端に第1切換コックを介して一端が接続され
た試料ガス導入管と、この試料ガス導入管の他端の少く
とも第2切換コックに接続されたキャリアガス導入管
と、前記第1切換コックに接続された第1の4方コック
と、前記第2切換コックに接続された第2の4方コック
とを含むものである。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の構成図であり、
特に4方コックに測定水の導管やシリンジ等を接続した
場合を示している。
【0009】図1においてガスクロマトグラフは、恒温
槽15内に設けられた一端が検出器16に接続された分
離カラム14と、この分離カラム14の一端に接続され
注射器から試料を導入するための注入口13と、この注
入口13に第1切換コック11Aを介して一端が接続さ
れた試料ガス導入管7と、この試料ガス導入管7の他端
の第2切換コック11Bに接続されたキャリアガス導入
管12と、前記第1切換コック11Aに第1の接続孔1
aが接続された第1の4方コック1と、前記第2切換コ
ック11Bに第1の接続孔8aが接続された第2の4方
コック8とから主に構成されている。尚、破線6はカバ
ー等で覆われたガスクロマトグラフ本体を示す。
【0010】次に、このように構成された第1の実施例
を用いて、排水等の試料溶液中の揮発生成分の分析方法
について図1〜図6を用いて説明する。
【0011】先ず、図1に示すように、流路を切換え可
能な(ガラスあるいは樹脂などからなる)第1の4方コ
ック1の第3の接続孔1cを被測定物質を含む液体(以
下測定水という)2が流れる導管3の分岐管3aに接続
する。次に第1の4方コック1の第2の接続孔1bと容
量が50〜200mlで、ガラス等からなるシリンジ4
とを、折曲げがある程度自由で適当な長さを持つテフロ
ンなどからなる接続管5で接続する。この時、シリンジ
4の接続管5との接続部4aを上方にし、シリンダ4b
を下方にして設置する。第1の4方コック1の第3の接
続孔1dは大気中に開放しておく。
【0012】一方、第2の4方コック8の第2の接続孔
8bに1〜2気圧程度の窒素ガスボンベ9を接続管10
を介して接続する。第2の4方コック8の第3の接続孔
8cは密閉し、さらに第4の接続孔8dは大気中へ開放
して設置する。以上における各々の接続は、テフロン等
の樹脂性あるいは、ステンレス性の管を用いる。
【0013】また、試料ガス導入管の3方コックからな
る第1切換コック11Aと2方コックからなる第2切換
コック11Bとを組合わせた流路切換コックにより、試
料ガス導入管7が第1の4方コック1および第2の4方
コック8との間で導通した状態にある場合は、キャリヤ
ーガス導入管12のキャリアガスが、常に注入口13に
送気される状態に設置し、第1,第2切換コック11
A,11Bを切換えることにより、キャリヤーガスは、
試料ガス導入管側を通過して注入口13に至るように接
続して設置する。
【0014】次に図1の状態で、まずシリンジ4のシリ
ンダー4bを下げ測定水2を導管3内から第1の4方コ
ック1を通してシリンジ4内に導入する。導入後シリン
ダ4bを上方に押し上げて測定水2を、前記と逆方向に
流し、導管3へ排出する。以上の導入,排出を2〜3回
繰り返した後、50〜100mlの一定量の試料水をシ
リンジ4に取り込む。
【0015】一方、窒素ガスボンベ9より窒素ガス9A
を第2の4方コック8,試料ガス導入管7,第1の4方
コック1を通して通気し、配管系内をパージ洗浄してお
く。
【0016】次に図2に示すように、第1の4方コック
1を切換えて窒素ガス9Aをシリンジ4内に50〜10
0mlの一定量を送気した後、図3に示すように、第2
の4方コック8を切換えて、シリンジ4,第1の4方コ
ック1および第2の4方コック8,試料導入管7内の窒
素ガス9Aの一部を大気中に放出し、大気圧とした後、
図4に示すように、第2の4方コック8を半回転して密
閉状態にする。
【0017】次に、シリンジ4を恒温装置17に入れ、
一定温度(20〜40℃)で一定時間(30〜60分
間)静置しておくか、または、振とう台18で1〜5分
の一定時間振とうして、測定水2a内に含有する被測定
物質を、窒素ガス9A内に気化させて平衡させる。
【0018】次に図5に示すように、第2の4方コック
8を半回転させて、配管系を大気に開放した後、シリン
ジ4のシリンダー4bを上方に押し上げることにより、
気化した被測定物質と窒素ガス9Aの混合気体を試料ガ
ス導入管7内に送気し充填する。この後、第1および第
2の切換えコック11A,11Bを切換えることにより
図6に示すように、試料ガス導入管7内の被測定物質を
含む混合気体は、キャリヤーガスと共に注入口13を経
て、分離カラム14内に注入され測定される。注入完了
後、再び図1の状態に第1および第2切換えコック11
A,11B、第1および第2の4方コック1,8を切換
えて次の測定に備える。
【0019】このように本実施例による分析操作によれ
ば、従来のように試料液をマニュアルにより、1回1回
計量分取する工程は不要となる。また、被測定物質を気
化して、気体試料をつくるための試料瓶およびゴム栓等
も必要となる。さらに、試料液を分取し気化する工程で
は、外気に触れることがないので、被測定物質の揮散,
また逆に外気からの汚染物質の混入を避けることができ
るため、精度良く測定出来るなどの優れた利点を有す
る。
【0020】尚、上記操作においては導管により測定水
を分取した場合について説明したが、試料瓶中の測定水
を分取コック付きの吸入管を介して第1の4方コックに
接続し、測定水をシリンジに導入してもよい。
【0021】更に、各操作についての操作順序をプログ
ラムした駆動装置により、自動的に操作させることによ
り、測定を自動化出来ることは勿論である。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、試
料液の分取と試料液中の被測定物質である揮発成分を一
連の操作により試料ガス導入管に導入して分析できるの
で、従来のように、揮発成分が大気中に揮散したり、大
気により試料ガスが汚染されることがなくなるため、試
料液中の揮発成分を精度良く分析できるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図。
【図2】分析操作を説明するための実施例の構成図。
【図3】分析操作を説明するための実施例の構成図。
【図4】分析操作を説明するための実施例の構成図。
【図5】分析操作を説明するための実施例の構成図。
【図6】分析操作を説明するための実施例の構成図。
【符号の説明】
1 第1の4方コック 1a〜1d 接続孔 2 測定水 3 導管 4 シリンジ 4a 導入孔 4b シリンダー 5 接続管 6 ガスクロマトグラフ本体 7 試料ガス導入管 8 第2の4方コック 8a〜8d 接続孔 9 窒素ガスボンベ 9A 窒素ガス 10 接続管 11A,11B 切換コック 12 キャリアガス導入管 13 注入口 14 分離カラム 15 恒温槽 16 検出器 17 恒温装置 18 振とう台

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 恒温槽内に設けられた分離カラムと、こ
    の分離カラムの一端に第1切換コックを介して一端が接
    続された試料ガス導入管と、この試料ガス導入管の他端
    の少くとも第2切換コックに接続されたキャリアガス導
    入管と、前記第1切換コックに接続された第1の4方コ
    ックと、前記第2切換コックに接続された第2の4方コ
    ックとを含むことを特徴とするガスクロマトグラフ。
JP2834393A 1993-02-18 1993-02-18 ガスクロマトグラフ Pending JPH06242091A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2834393A JPH06242091A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 ガスクロマトグラフ

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JP2834393A JPH06242091A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 ガスクロマトグラフ

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Publication Number Publication Date
JPH06242091A true JPH06242091A (ja) 1994-09-02

Family

ID=12245960

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2834393A Pending JPH06242091A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 ガスクロマトグラフ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0262962A (ja) * 1988-08-29 1990-03-02 Shimadzu Corp ガスクロマトグラフ装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0262962A (ja) * 1988-08-29 1990-03-02 Shimadzu Corp ガスクロマトグラフ装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951114