JPH06241732A - 布帛厚み自動判別方法及び装置 - Google Patents
布帛厚み自動判別方法及び装置Info
- Publication number
- JPH06241732A JPH06241732A JP4748393A JP4748393A JPH06241732A JP H06241732 A JPH06241732 A JP H06241732A JP 4748393 A JP4748393 A JP 4748393A JP 4748393 A JP4748393 A JP 4748393A JP H06241732 A JPH06241732 A JP H06241732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- cloth
- thickness
- fabric
- projector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 走行する布帛の厚み判別を自動的且つ正確に
行いうる布帛厚み自動判別方法及び装置の提供を目的と
する。 【構成】 所定値の光量を投光する投光器(11)と、
走行する布帛(5)を介して上記投光器(11)に対向
して配置された受光器(12)と、この受光器(12)
が受光した光量と上記所定値の光量とを比較することに
より布帛(5)の光透過率を検出し、この光透過率を電
気信号に変換して出力する情報処理装置(15)と、こ
の情報処理装置(15)より出力された電気信号から布
帛(5)の厚みを判別し、判別結果を電気信号として出
力するプロラムコントロ−ラ−(10)とを備えりこと
により、布帛(5)の光透過率に基づき布帛(5)の厚
みを判別するように構成する。
行いうる布帛厚み自動判別方法及び装置の提供を目的と
する。 【構成】 所定値の光量を投光する投光器(11)と、
走行する布帛(5)を介して上記投光器(11)に対向
して配置された受光器(12)と、この受光器(12)
が受光した光量と上記所定値の光量とを比較することに
より布帛(5)の光透過率を検出し、この光透過率を電
気信号に変換して出力する情報処理装置(15)と、こ
の情報処理装置(15)より出力された電気信号から布
帛(5)の厚みを判別し、判別結果を電気信号として出
力するプロラムコントロ−ラ−(10)とを備えりこと
により、布帛(5)の光透過率に基づき布帛(5)の厚
みを判別するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、織物,編物などの布帛
の厚みを判別する布帛厚み自動判別方法及び装置に係
り、詳しくは、走行する布帛の厚み判別を自動的且つ正
確に行い、この判別に基づき布帛処理機を制御しうる布
帛厚み自動判別方法及び装置に関するものである。
の厚みを判別する布帛厚み自動判別方法及び装置に係
り、詳しくは、走行する布帛の厚み判別を自動的且つ正
確に行い、この判別に基づき布帛処理機を制御しうる布
帛厚み自動判別方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、染色工程における捺染は、印捺
(プリント)によって織編物に模様を染める方法であ
り、一般に、模様を構成した紗(スクリーン)によって
着色糊を転写する自動スクリーン捺染機等により行なわ
れている。
(プリント)によって織編物に模様を染める方法であ
り、一般に、模様を構成した紗(スクリーン)によって
着色糊を転写する自動スクリーン捺染機等により行なわ
れている。
【0003】上記自動スクリーン捺染機(1)は、この
概略説明図である図4に示すように、給布機構(2),
印捺機構(3),乾燥機構(4)とから構成されてい
る。そして、このスクリーン捺染機(1)においては、
通常何枚もの布帛(5)をつなぎ合わせて連続走行させ
ており、厚みの異なる布帛(5)が不規則に流れるよう
になっている。この布帛(5)は、給布機構(2)から
供給され、印捺機構(3)で印捺が施された後、乾燥機
構(4)に進んでいく。
概略説明図である図4に示すように、給布機構(2),
印捺機構(3),乾燥機構(4)とから構成されてい
る。そして、このスクリーン捺染機(1)においては、
通常何枚もの布帛(5)をつなぎ合わせて連続走行させ
ており、厚みの異なる布帛(5)が不規則に流れるよう
になっている。この布帛(5)は、給布機構(2)から
供給され、印捺機構(3)で印捺が施された後、乾燥機
構(4)に進んでいく。
【0004】乾燥機構(4)は、熱風を送込む循環ファ
ンモーター(6)と、循環ファンモーター(6)の回転
数を制御するインバーター(7)とを備えている。イン
バーター(7)は、上記布帛(5)の厚みに応じて循環
ファンモーター(6)を駆動させるものであり、このイ
ンバーター(7)には、厚地,中厚および薄地のそれぞ
れの布帛の厚みに対応した、循環ファンモーター(6)
の回転数が設定されている。そして、このように予め設
定されている回転数の中から処理する布帛(5)に最適
な回転数を選択するための布帛(5)の厚み判別と、イ
ンバーター(7)の設定切替えとは、作業者の人手によ
って都度行なわれている。
ンモーター(6)と、循環ファンモーター(6)の回転
数を制御するインバーター(7)とを備えている。イン
バーター(7)は、上記布帛(5)の厚みに応じて循環
ファンモーター(6)を駆動させるものであり、このイ
ンバーター(7)には、厚地,中厚および薄地のそれぞ
れの布帛の厚みに対応した、循環ファンモーター(6)
の回転数が設定されている。そして、このように予め設
定されている回転数の中から処理する布帛(5)に最適
な回転数を選択するための布帛(5)の厚み判別と、イ
ンバーター(7)の設定切替えとは、作業者の人手によ
って都度行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような布帛(5)の厚み判別は、常に熟練者により正確
に行なわれなければならない大変な作業である。なせな
らば、走行する布帛(5)の厚みが変化したことに作業
者が気付かずに、布帛(5)の厚み判別と、この判別に
基づくインバーター(7)の設定切替えとを忘れたりす
ると、布帛(5)の過乾燥や乾燥不足などの重大な問題
が引き起こされることとなるからである。また、不適当
な判別を行い、これに基づいてインバーター(7)の設
定を切替えたりしても、上記のような布帛(5)の過乾
燥や乾燥不足が引き起こされるからである。
ような布帛(5)の厚み判別は、常に熟練者により正確
に行なわれなければならない大変な作業である。なせな
らば、走行する布帛(5)の厚みが変化したことに作業
者が気付かずに、布帛(5)の厚み判別と、この判別に
基づくインバーター(7)の設定切替えとを忘れたりす
ると、布帛(5)の過乾燥や乾燥不足などの重大な問題
が引き起こされることとなるからである。また、不適当
な判別を行い、これに基づいてインバーター(7)の設
定を切替えたりしても、上記のような布帛(5)の過乾
燥や乾燥不足が引き起こされるからである。
【0006】上記布帛(5)の過乾燥は静電気を布帛
(5)に帯びさせる原因となり、静電気を帯びた布帛
(5)は、布帛送りロールなどに巻きついたり、布帛同
士が引合いくっついたりして、作業性を大きく低下させ
ることとなる。
(5)に帯びさせる原因となり、静電気を帯びた布帛
(5)は、布帛送りロールなどに巻きついたり、布帛同
士が引合いくっついたりして、作業性を大きく低下させ
ることとなる。
【0007】また、逆に、布帛(5)が充分に乾燥され
ないと、布帛(5)に残存する水分が汚れの原因となる
ホコリを吸着し、布帛(5)に汚れを生じさせることと
なる。そして、印捺後の染料は、後のスチーミング工程
で布帛(5)に浸透させられるものであり、乾燥機構
(4)においては単に布帛(5)の表面に糊とともに付
着しているだけに過ぎないため、ここで付着した汚れは
発色不良の原因となる。
ないと、布帛(5)に残存する水分が汚れの原因となる
ホコリを吸着し、布帛(5)に汚れを生じさせることと
なる。そして、印捺後の染料は、後のスチーミング工程
で布帛(5)に浸透させられるものであり、乾燥機構
(4)においては単に布帛(5)の表面に糊とともに付
着しているだけに過ぎないため、ここで付着した汚れは
発色不良の原因となる。
【0008】このように、乾燥機構(4)などの布帛処
理機において、布帛(5)の厚みを正確に判別し、その
厚みに応じた処理を施すことは極めて重要なことである
が、布帛(5)を走行させながらこの判別を自動的且つ
正確に行いうる方法及び装置は見出されていないのが実
情であった。
理機において、布帛(5)の厚みを正確に判別し、その
厚みに応じた処理を施すことは極めて重要なことである
が、布帛(5)を走行させながらこの判別を自動的且つ
正確に行いうる方法及び装置は見出されていないのが実
情であった。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、走行する布帛の厚み判別を自動的且つ正確に行
いうる布帛厚み自動判別方法及び装置の提供を目的とす
る。
もので、走行する布帛の厚み判別を自動的且つ正確に行
いうる布帛厚み自動判別方法及び装置の提供を目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の布帛厚み自動判別方法は、走行する布帛
に対し所定値の光量を投光し、布帛を透過した透過光を
受光することにより、布帛の光透過率を検出し、この検
出結果に基づき布帛の厚みを判別することを特徴とす
る。
めに、本発明の布帛厚み自動判別方法は、走行する布帛
に対し所定値の光量を投光し、布帛を透過した透過光を
受光することにより、布帛の光透過率を検出し、この検
出結果に基づき布帛の厚みを判別することを特徴とす
る。
【0011】また、本発明の布帛厚み自動判別装置は、
所定値の光量を投光する投光器と、走行する布帛を介し
て上記投光器に対向して配置された受光器と、この受光
器が受光した光量と上記所定値の光量とを比較すること
により布帛の光透過率を検出する検出手段と、この検出
手段より出力される検出信号から布帛の厚みを判別し、
判別結果を判別信号として出力する判別手段とを備える
という構成をとる。
所定値の光量を投光する投光器と、走行する布帛を介し
て上記投光器に対向して配置された受光器と、この受光
器が受光した光量と上記所定値の光量とを比較すること
により布帛の光透過率を検出する検出手段と、この検出
手段より出力される検出信号から布帛の厚みを判別し、
判別結果を判別信号として出力する判別手段とを備える
という構成をとる。
【0012】
【作用】本発明の布帛厚み自動判別方法は、走行する布
帛に対し所定値の光量を投光し、布帛を透過した透過光
を受光することにより、布帛の光透過率を検出し、この
検出結果に基づき布帛の厚みを自動的且つ正確に判別し
うる方法である。
帛に対し所定値の光量を投光し、布帛を透過した透過光
を受光することにより、布帛の光透過率を検出し、この
検出結果に基づき布帛の厚みを自動的且つ正確に判別し
うる方法である。
【0013】また、本発明の布帛厚み自動判別装置は、
対向して配置された投光器と受光器との間に布帛を走行
させ、布帛に向けて所定値の光量を投光し、布帛を透過
した透過光を受光するように構成されている。そして、
上記所定値の光量と、上記透過光の光量とを比較するこ
とで布帛の光透過率を検出し、この検出結果に基づき布
帛の厚みを自動的且つ正確に判別する。そして、この判
別結果を判別信号として布帛処理機などに向けて出力
し、これらを制御する。
対向して配置された投光器と受光器との間に布帛を走行
させ、布帛に向けて所定値の光量を投光し、布帛を透過
した透過光を受光するように構成されている。そして、
上記所定値の光量と、上記透過光の光量とを比較するこ
とで布帛の光透過率を検出し、この検出結果に基づき布
帛の厚みを自動的且つ正確に判別する。そして、この判
別結果を判別信号として布帛処理機などに向けて出力
し、これらを制御する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。
る。
【0015】まず、本発明方法を実施するための装置に
ついて説明する。図1は、布帛厚み自動判別装置の構成
図である。
ついて説明する。図1は、布帛厚み自動判別装置の構成
図である。
【0016】この布帛厚み自動判別装置(8)は、投光
・受光機構(9)と、これから出力された電気信号に基
づき布帛の厚みを判別するプログラムコントローラー
(10)とから構成されている。
・受光機構(9)と、これから出力された電気信号に基
づき布帛の厚みを判別するプログラムコントローラー
(10)とから構成されている。
【0017】投光・受光機構(9)は、投光器(11)
と、走行する布帛(5)を介して上記投光器(11)に
対向して配置された受光器(12)と、投光器(11)
に接続された投光用電源(13)と光量調整器(14)
と、投光用電源(13)と受光器(12)とに接続され
た情報処置装置(15)とからなっている。
と、走行する布帛(5)を介して上記投光器(11)に
対向して配置された受光器(12)と、投光器(11)
に接続された投光用電源(13)と光量調整器(14)
と、投光用電源(13)と受光器(12)とに接続され
た情報処置装置(15)とからなっている。
【0018】光量調整器(14)は、投光用電源(1
3)が投光器(11)に与える電流を設定することによ
り投光器(11)の投光量を調整するものである。そし
て、投光用電源(13)は、光量調整器(14)の設定
に基づき、投光器(11)に電流を与えるとともに、投
光器(11)が投光する光量を予め情報処理装置(1
5)に伝えておくものである。
3)が投光器(11)に与える電流を設定することによ
り投光器(11)の投光量を調整するものである。そし
て、投光用電源(13)は、光量調整器(14)の設定
に基づき、投光器(11)に電流を与えるとともに、投
光器(11)が投光する光量を予め情報処理装置(1
5)に伝えておくものである。
【0019】情報処理装置(15)は、光ファイバー
(16)で受光器(12)と接続されており、投光用電
源(13)から予め伝えられている投光器(11)の投
光量と受光器(12)が受光する受光量とを比較するこ
とにより、布帛(5)の光透過率を検出し、これを電気
信号に変換してプログラムコントローラー(10)に向
けて出力するものである。
(16)で受光器(12)と接続されており、投光用電
源(13)から予め伝えられている投光器(11)の投
光量と受光器(12)が受光する受光量とを比較するこ
とにより、布帛(5)の光透過率を検出し、これを電気
信号に変換してプログラムコントローラー(10)に向
けて出力するものである。
【0020】プログラムコントローラー(10)は、情
報処理装置(15)からの電気信号に基づき、布帛
(5)の厚みを判別し、判別した布帛(5)の厚みを出
力する機能を備えている。
報処理装置(15)からの電気信号に基づき、布帛
(5)の厚みを判別し、判別した布帛(5)の厚みを出
力する機能を備えている。
【0021】次に、上記装置を用いて布帛(5)の厚み
を判別する方法について説明する。
を判別する方法について説明する。
【0022】まず、投光用電源(13)は、光量調整器
(14)の設定に基づき電流を投光器(11)に送込む
とともに、投光器(11)が投光する投光量を情報処理
装置(15)に伝える。そして、情報処理装置(15)
は、伝えられた上記投光量に基づき、投光量のある一定
の割合以上の光量を布帛(5)からの透過光として受光
器(12)が受光した場合には、投光量を100%とす
る布帛(5)の光透過率をONを意味する電気信号に、
また、投光量のある一定の割合未満の光量を布帛(5)
からの透過光として受光器(12)が受光した場合に
は、布帛(5)の光透過率をOFFを意味する電気信号
に変換可能なように算出準備をしておく。そして、投光
器(11)が布帛(5)に向けて投光し、受光器(1
2)が布帛(5)を透過した透過光を受光し、透過光に
基づき求められた布帛(5)の光透過率は上記のような
基準によりON,OFFを意味する電気信号に情報処理
装置(15)で変換され、プログラムコントローラー
(10)に向けて出力される。
(14)の設定に基づき電流を投光器(11)に送込む
とともに、投光器(11)が投光する投光量を情報処理
装置(15)に伝える。そして、情報処理装置(15)
は、伝えられた上記投光量に基づき、投光量のある一定
の割合以上の光量を布帛(5)からの透過光として受光
器(12)が受光した場合には、投光量を100%とす
る布帛(5)の光透過率をONを意味する電気信号に、
また、投光量のある一定の割合未満の光量を布帛(5)
からの透過光として受光器(12)が受光した場合に
は、布帛(5)の光透過率をOFFを意味する電気信号
に変換可能なように算出準備をしておく。そして、投光
器(11)が布帛(5)に向けて投光し、受光器(1
2)が布帛(5)を透過した透過光を受光し、透過光に
基づき求められた布帛(5)の光透過率は上記のような
基準によりON,OFFを意味する電気信号に情報処理
装置(15)で変換され、プログラムコントローラー
(10)に向けて出力される。
【0023】プログラムコントローラー(10)は、情
報処理装置(15)からの電気信号に基づき、例えば入
力された電気信号がONであるときは、投光器(11)
が投光した光量のある一定の割合以上の光量の光を布帛
(5)が透過したとみなし、この布帛(5)は薄地であ
ると判別する。また、入力された電気信号がOFFであ
るときは、投光器(11)が投光した光量のある一定の
割合以上の光量の光を布帛(5)が透過しなかったとみ
なし、この布帛(5)を厚地と判別する。
報処理装置(15)からの電気信号に基づき、例えば入
力された電気信号がONであるときは、投光器(11)
が投光した光量のある一定の割合以上の光量の光を布帛
(5)が透過したとみなし、この布帛(5)は薄地であ
ると判別する。また、入力された電気信号がOFFであ
るときは、投光器(11)が投光した光量のある一定の
割合以上の光量の光を布帛(5)が透過しなかったとみ
なし、この布帛(5)を厚地と判別する。
【0024】次に、本発明方法及び装置の一実施例を図
面に基づき説明する。
面に基づき説明する。
【0025】図2は、本発明装置の一実施例を示す説明
図であり、図3は、図4に基づき上述した自動スクリー
ン捺染機(1)にこの実施例の装置を付設した状態を示
す説明図である。
図であり、図3は、図4に基づき上述した自動スクリー
ン捺染機(1)にこの実施例の装置を付設した状態を示
す説明図である。
【0026】この布帛厚み自動判別装置(18)は、光
量の異なる光を投光し受光する2組の投光・受光機構A
(19)及びB(25)を備えており、この2組の投光
・受光機構A(19)及びB(25)は、図3に示すよ
うにスクリーン捺染機(1)の乾燥機構(4)の入口近
傍に配置されている。
量の異なる光を投光し受光する2組の投光・受光機構A
(19)及びB(25)を備えており、この2組の投光
・受光機構A(19)及びB(25)は、図3に示すよ
うにスクリーン捺染機(1)の乾燥機構(4)の入口近
傍に配置されている。
【0027】上記投光・受光機構A(19)及びB(2
5)のうち、光量の大きい方の投光・受光機構A(1
9)は、投光器A(20)と、受光器A(21)と、投
光用電源A(22)と、光量調整器A(23)と、情報
処理装置A(24)とを備え、一方、光量の小さい方の
投光・受光機構B(25)は、投光器B(26)と、受
光器B(27)と、投光用電源(28)と、光量調整器
B(29)と、情報処理装置B(30)とを備えてい
る。そして、上記の両情報処理装置(24)(30)
は、プログラムコントローラー(10)に向けて電気信
号を出力するようになっている。
5)のうち、光量の大きい方の投光・受光機構A(1
9)は、投光器A(20)と、受光器A(21)と、投
光用電源A(22)と、光量調整器A(23)と、情報
処理装置A(24)とを備え、一方、光量の小さい方の
投光・受光機構B(25)は、投光器B(26)と、受
光器B(27)と、投光用電源(28)と、光量調整器
B(29)と、情報処理装置B(30)とを備えてい
る。そして、上記の両情報処理装置(24)(30)
は、プログラムコントローラー(10)に向けて電気信
号を出力するようになっている。
【0028】更に、プログラムコントローラー(10)
は、両情報処理装置(24)(30)からの電気信号に
基づき判別した布帛(5)の厚みを図4に基づき上述し
た乾燥機構(4)のインバーター(7)に向けて出力す
るようになっている。
は、両情報処理装置(24)(30)からの電気信号に
基づき判別した布帛(5)の厚みを図4に基づき上述し
た乾燥機構(4)のインバーター(7)に向けて出力す
るようになっている。
【0029】このような構成をなす布帛厚み自動判別装
置(18)における布帛(5)の判別は、例えば次のよ
うにして行なわれる。
置(18)における布帛(5)の判別は、例えば次のよ
うにして行なわれる。
【0030】布帛(5)を介し受光器A(21)に向け
て投光器A(20)から大きい光量で投光された光は、
布帛(5)を透過した透過光として受光器A(21)に
より受光される。そして、この透過光に基づき投光器A
(20)の投光量における布帛(5)の光透過率が求め
られ、光透過率は情報処理装置A(24)により、ON
またはOFFを意味する電気信号に変換されてプログラ
ムコントローラー(10)に向けて出力される。また、
投光器B(26)から小さい光量で布帛(5)に向けて
投光された光も同様に、受光器B(27)により受光さ
れ、その透過光から投光器B(26)の投光量における
布帛(5)の光透過率が求められ、光透過率は情報処理
装置B(30)によりONまたはOFFを意味する電気
信号に変換され、プログラムコントローラー(10)に
向けて出力される。
て投光器A(20)から大きい光量で投光された光は、
布帛(5)を透過した透過光として受光器A(21)に
より受光される。そして、この透過光に基づき投光器A
(20)の投光量における布帛(5)の光透過率が求め
られ、光透過率は情報処理装置A(24)により、ON
またはOFFを意味する電気信号に変換されてプログラ
ムコントローラー(10)に向けて出力される。また、
投光器B(26)から小さい光量で布帛(5)に向けて
投光された光も同様に、受光器B(27)により受光さ
れ、その透過光から投光器B(26)の投光量における
布帛(5)の光透過率が求められ、光透過率は情報処理
装置B(30)によりONまたはOFFを意味する電気
信号に変換され、プログラムコントローラー(10)に
向けて出力される。
【0031】上記のようにして両情報処理装置(24)
(30)からの電気信号が入力されたプログラムコント
ローラー(10)は、例えば次のように布帛(5)の厚
みを判別する。すなわち、情報処理装置A(24)及び
B(30)の両方からの電気信号がOFFのときには布
帛(5)は厚地、情報処理装置A(24)からの電気信
号がONであって情報処理装置B(30)からの電気信
号がOFFのときは布帛(5)は中厚地,情報処理装置
A(24)及びB(30)の両方からの電気信号がON
のときには布帛(5)は薄地というようにである。
(30)からの電気信号が入力されたプログラムコント
ローラー(10)は、例えば次のように布帛(5)の厚
みを判別する。すなわち、情報処理装置A(24)及び
B(30)の両方からの電気信号がOFFのときには布
帛(5)は厚地、情報処理装置A(24)からの電気信
号がONであって情報処理装置B(30)からの電気信
号がOFFのときは布帛(5)は中厚地,情報処理装置
A(24)及びB(30)の両方からの電気信号がON
のときには布帛(5)は薄地というようにである。
【0032】このように判別された布帛(5)の厚み
は、電気信号としてインバーター(7)に入力され、こ
の電気信号に基づきインバーター(7)は、上述したよ
うに厚地,中厚地,薄地のそれぞれの布帛の厚みに応じ
て設定されている循環ファンモーター(6)の回転数を
自動的に切替える。
は、電気信号としてインバーター(7)に入力され、こ
の電気信号に基づきインバーター(7)は、上述したよ
うに厚地,中厚地,薄地のそれぞれの布帛の厚みに応じ
て設定されている循環ファンモーター(6)の回転数を
自動的に切替える。
【0033】以上のように、この一実施例においては、
投光・受光機構を2組設けているため、布帛(5)の厚
みを厚地,中厚地,薄地の3段階に分けて判別すること
ができる。また、上記実施例のように、本発明の布帛厚
み自動判別装置(18)を乾燥機構(4)に付設するこ
とにより、乾燥機構(4)は正確な布帛(5)の厚み判
別に基づいてインバーター(7)の設定切替えを自動的
に行うことができ、布帛(5)の厚みに左右されること
なく常に適度に布帛(5)を乾燥させることができる。
投光・受光機構を2組設けているため、布帛(5)の厚
みを厚地,中厚地,薄地の3段階に分けて判別すること
ができる。また、上記実施例のように、本発明の布帛厚
み自動判別装置(18)を乾燥機構(4)に付設するこ
とにより、乾燥機構(4)は正確な布帛(5)の厚み判
別に基づいてインバーター(7)の設定切替えを自動的
に行うことができ、布帛(5)の厚みに左右されること
なく常に適度に布帛(5)を乾燥させることができる。
【0034】尚、投光・受光機構は、1組および2組に
限定されず、その数を増やすことにより、更に細かく布
帛(5)の厚み判別を行うことができる。また、上記の
一実施例では、自動スクリーン捺染機(1)における乾
燥機構(4)の入口近傍に投光・受光機構A(19)及
びB(25)を配置したが、配置場所についても特にこ
の場所に限定されず、乾燥機構(4)に走行してくる布
帛(5)の厚みに応じてインバーター(7)の設定切替
えが行えるのであれば、他の場所に配置してもよい。更
に、本発明の布帛厚み自動判別方法及び装置は、染色工
程のみならず布帛の厚みに応じて処理を施すあらゆる工
程に適用することができる。
限定されず、その数を増やすことにより、更に細かく布
帛(5)の厚み判別を行うことができる。また、上記の
一実施例では、自動スクリーン捺染機(1)における乾
燥機構(4)の入口近傍に投光・受光機構A(19)及
びB(25)を配置したが、配置場所についても特にこ
の場所に限定されず、乾燥機構(4)に走行してくる布
帛(5)の厚みに応じてインバーター(7)の設定切替
えが行えるのであれば、他の場所に配置してもよい。更
に、本発明の布帛厚み自動判別方法及び装置は、染色工
程のみならず布帛の厚みに応じて処理を施すあらゆる工
程に適用することができる。
【0035】
【発明の効果】本発明の布帛厚み自動判別方法及び装置
は、走行する布帛に投光し、布帛を透過した透過光を受
光することで布帛の光透過率を検出するものであって、
この検出結果に基づき布帛の厚みを自動的且つ正確に判
別することを可能とする。そして本発明の装置によれ
ば、上記判別結果を判別信号として布帛処理機等に向け
て出力することで、布帛処理機等を自動的に制御するこ
とができるため、従来、作業者により行なわれていた布
帛の厚み判別および上記判別に基づく布帛処理機等の制
御が不要となる。従って、工程の自動化が可能となり、
大幅な合理化が実現される。
は、走行する布帛に投光し、布帛を透過した透過光を受
光することで布帛の光透過率を検出するものであって、
この検出結果に基づき布帛の厚みを自動的且つ正確に判
別することを可能とする。そして本発明の装置によれ
ば、上記判別結果を判別信号として布帛処理機等に向け
て出力することで、布帛処理機等を自動的に制御するこ
とができるため、従来、作業者により行なわれていた布
帛の厚み判別および上記判別に基づく布帛処理機等の制
御が不要となる。従って、工程の自動化が可能となり、
大幅な合理化が実現される。
【0036】また、本発明の布帛厚み自動判別方法及び
装置においては、布帛の光透過率を検出することにより
布帛の厚みを判別するといった簡単な構成で判別を行う
ようになっているため、常に正確に布帛の厚みを判別す
ることができる。従って、不適当な判別に基づき引き起
こされていたトラブルが防止されるとともに、作業性を
向上させることができる。更に、布帛への過剰な処理が
防止されるため、省エネ化が実現される。
装置においては、布帛の光透過率を検出することにより
布帛の厚みを判別するといった簡単な構成で判別を行う
ようになっているため、常に正確に布帛の厚みを判別す
ることができる。従って、不適当な判別に基づき引き起
こされていたトラブルが防止されるとともに、作業性を
向上させることができる。更に、布帛への過剰な処理が
防止されるため、省エネ化が実現される。
【図1】本発明の布帛厚み自動判別装置の構成図であ
る。
る。
【図2】本発明の布帛厚み自動判別装置の一実施例を示
す説明図である。
す説明図である。
【図3】上記実施例の布帛厚み自動判別装置を自動スク
リーン捺染機に付設した状態を示す概略説明図である。
リーン捺染機に付設した状態を示す概略説明図である。
【図4】自動スクリーン捺染機の概略説明図である。
1 自動スクリーン捺染機 4 乾燥機構 5 布帛 6 循環ファンモーター 7 インバーター 8 布帛厚み自動判別装置 9 投光・受光機構 10 プログラムコントローラー 11 投光器 12 受光器 13 投光用電源 14 光量調整器 15 情報処理装置
Claims (2)
- 【請求項1】 走行する布帛に対し所定値の光量を投光
し、布帛を透過した透過光を受光することにより、布帛
の光透過率を検出し、この検出結果に基づき布帛の厚み
を判別することを特徴とする布帛厚み自動判別方法。 - 【請求項2】 所定値の光量を投光する投光器と、走行
する布帛を介して上記投光器に対向して配置された受光
器と、この受光器が受光した光量と上記所定値の光量と
を比較することにより布帛の光透過率を検出する検出手
段と、この検出手段により出力される検出信号から布帛
の厚みを判別し、判別結果を判別信号として出力する判
別手段とを備えたことを特徴とする布帛厚み自動判別装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4748393A JPH06241732A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 布帛厚み自動判別方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4748393A JPH06241732A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 布帛厚み自動判別方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06241732A true JPH06241732A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12776379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4748393A Pending JPH06241732A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 布帛厚み自動判別方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06241732A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107064077A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-08-18 | 中纺标(深圳)检测有限公司 | 织物遮光性能的测试装置及其测试方法 |
JP2020079467A (ja) * | 2018-11-14 | 2020-05-28 | 東都フォルダー工業株式会社 | 布類識別装置 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP4748393A patent/JPH06241732A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107064077A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-08-18 | 中纺标(深圳)检测有限公司 | 织物遮光性能的测试装置及其测试方法 |
JP2020079467A (ja) * | 2018-11-14 | 2020-05-28 | 東都フォルダー工業株式会社 | 布類識別装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1354998A3 (en) | Drum type drying/washing machine | |
JPH06241732A (ja) | 布帛厚み自動判別方法及び装置 | |
US5206709A (en) | Apparatus for sensing yarn movement and for signaling breakage of the yarn | |
US4908919A (en) | Production of textured yarn | |
US4577953A (en) | Apparatus for detecting normal/abnormal mounting of belt-like photosensitive member in copying machine | |
DE68911489D1 (de) | Wäschetrockner mit einer Steuerungsanordnung. | |
US4545314A (en) | Control system for sewing machines | |
CN105629648B (zh) | 一种用于激光投影机的双色轮系统 | |
JPS636157A (ja) | 布帛の欠点位置検知方法および布帛裁断装置 | |
JPH0672742A (ja) | 紡糸工程におけるuv樹脂架橋制御方法 | |
JPH02117542A (ja) | 2枚差し検出装置 | |
JP2744620B2 (ja) | 断糸検出方法 | |
JPS6113574Y2 (ja) | ||
KR100335083B1 (ko) | 세탁기 구동회로 및 구동방법 | |
JPH04323169A (ja) | 合糸機用糸検知装置 | |
JPS6133014Y2 (ja) | ||
JPH03119146A (ja) | 給糸体の解舒糸センサ装置 | |
US4603965A (en) | Apparatus and method for making color photographic prints | |
KR910003199Y1 (ko) | 자동식 사권기의 자동 정장 장치 | |
JPH02109038A (ja) | 照明装置の異常検知方法 | |
JPS60162813A (ja) | 粗紡機における粗糸細斑発生防止方法 | |
JPS6425168A (en) | Image forming device | |
JP2791489B2 (ja) | 織機における経糸のアンダーテンション監視装置 | |
JPH01321391A (ja) | 検出装置の感度自動調整装置 | |
JPH04250473A (ja) | 複写機の冷却ファン制御方法 |