JPH06241111A - 水冷式内燃機関のシリンダブロック - Google Patents
水冷式内燃機関のシリンダブロックInfo
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- JPH06241111A JPH06241111A JP2946793A JP2946793A JPH06241111A JP H06241111 A JPH06241111 A JP H06241111A JP 2946793 A JP2946793 A JP 2946793A JP 2946793 A JP2946793 A JP 2946793A JP H06241111 A JPH06241111 A JP H06241111A
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- Japan
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- water jacket
- cylinder
- water
- cylinder block
- joining
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F1/00—Cylinders; Cylinder heads
- F02F1/02—Cylinders; Cylinder heads having cooling means
- F02F1/10—Cylinders; Cylinder heads having cooling means for liquid cooling
- F02F1/108—Siamese-type cylinders, i.e. cylinders cast together
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1816—Number of cylinders four
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サイアミーズ式シリンダブロックの冷却性を
高める。 【構成】 隣り合うシリンダ壁２が互いに接合し、隣り
合うシリンダ壁２の間に挟まれて凹状に窪む接合凹部６
を有し、これらシリンダ壁２の外側に所定の間隔でウォ
ータジャケット壁４を設け、シリンダ壁２の外側に冷却
水が循環するウォータジャケット３を画成した水冷式内
燃機関のシリンダブロック１において、接合凹部６の下
部付近におけるウォータジャケット３の流路幅Ｍｂを上
部の流路幅Ｍａより小さく形成する。
高める。 【構成】 隣り合うシリンダ壁２が互いに接合し、隣り
合うシリンダ壁２の間に挟まれて凹状に窪む接合凹部６
を有し、これらシリンダ壁２の外側に所定の間隔でウォ
ータジャケット壁４を設け、シリンダ壁２の外側に冷却
水が循環するウォータジャケット３を画成した水冷式内
燃機関のシリンダブロック１において、接合凹部６の下
部付近におけるウォータジャケット３の流路幅Ｍｂを上
部の流路幅Ｍａより小さく形成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、水冷式内燃機関のシリ
ンダブロックにおいて冷却水の流れに方向付けを行う改
良に関するものである。
ンダブロックにおいて冷却水の流れに方向付けを行う改
良に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の水冷式内燃機関のシリンダブロッ
クとして、例えば図６に示すようなものがある(特開昭
６１−１６７１４３号公報、参照)。
クとして、例えば図６に示すようなものがある(特開昭
６１−１６７１４３号公報、参照)。
【０００３】これについて説明すると、シリンダブロッ
ク２１は隣り合うシリンダ壁２２が互いに接合し、隣り
合うシリンダ壁２２の間に両者に挟まれて凹状に窪む接
合凹部２６を有する、いわゆるサイアミーズ式のものと
なっており、各シリンダ壁２２を可能な限り近接させ
て、機関全長を小さくしている。
ク２１は隣り合うシリンダ壁２２が互いに接合し、隣り
合うシリンダ壁２２の間に両者に挟まれて凹状に窪む接
合凹部２６を有する、いわゆるサイアミーズ式のものと
なっており、各シリンダ壁２２を可能な限り近接させ
て、機関全長を小さくしている。
【０００４】ウォータポンプから送られる冷却水が、ウ
ォータジャケット２３の前端に設けられる入口２５から
流入し、入口２５に近い順に各シリンダ壁２２のまわり
を、図中矢印で示すように流れて、各シリンダ壁２２の
熱を吸収するようになっている。
ォータジャケット２３の前端に設けられる入口２５から
流入し、入口２５に近い順に各シリンダ壁２２のまわり
を、図中矢印で示すように流れて、各シリンダ壁２２の
熱を吸収するようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のサイアミーズ式シリンダブロック２１にあっ
ては、隣り合うシリンダ壁２２の間に両者に挟まれて凹
状に窪む接合凹部２６を有しているため、ウォータジャ
ケット２３において接合凹部２６に面する部分で冷却水
の流速が著しく低下する淀みが生じ、接合凹部２６の壁
面に沿って流れる冷却水速度が低下し、隣り合うシリン
ダ壁２２の接合部２７の温度がシリンダ壁２２の他の部
位より高くなり、シリンダボアの変形を来す可能性があ
る。
うな従来のサイアミーズ式シリンダブロック２１にあっ
ては、隣り合うシリンダ壁２２の間に両者に挟まれて凹
状に窪む接合凹部２６を有しているため、ウォータジャ
ケット２３において接合凹部２６に面する部分で冷却水
の流速が著しく低下する淀みが生じ、接合凹部２６の壁
面に沿って流れる冷却水速度が低下し、隣り合うシリン
ダ壁２２の接合部２７の温度がシリンダ壁２２の他の部
位より高くなり、シリンダボアの変形を来す可能性があ
る。
【０００６】本発明は上記の問題点に着目し、サイアミ
ーズ式シリンダブロックの冷却性を高めることを目的と
する。
ーズ式シリンダブロックの冷却性を高めることを目的と
する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、隣り合うシリ
ンダ壁が互いに接合し、隣り合うシリンダ壁の間に挟ま
れて凹状に窪む接合凹部を有し、これらシリンダ壁の外
側に所定の間隔でウォータジャケット壁を設け、シリン
ダ壁の外側に冷却水が循環するウォータジャケットを画
成した水冷式内燃機関のシリンダブロックにおいて、ウ
ォータジャケットの流路幅を接合凹部の付近において上
部より下部で小さく形成する。
ンダ壁が互いに接合し、隣り合うシリンダ壁の間に挟ま
れて凹状に窪む接合凹部を有し、これらシリンダ壁の外
側に所定の間隔でウォータジャケット壁を設け、シリン
ダ壁の外側に冷却水が循環するウォータジャケットを画
成した水冷式内燃機関のシリンダブロックにおいて、ウ
ォータジャケットの流路幅を接合凹部の付近において上
部より下部で小さく形成する。
【０００８】請求項２記載の発明は、ウォータジャケッ
トの流路幅を接合凹部の付近において上流側より下流側
で大きく形成する。
トの流路幅を接合凹部の付近において上流側より下流側
で大きく形成する。
【０００９】
【作用】本発明は、ウォータジャケットの流路幅を接合
凹部の下部で接合凹部の上部より小さく形成することに
より、ウォータジャケットを流れる冷却水は流路幅が小
さく通水抵抗の大きい接合凹部の下部を迂回するように
昇降しながら流れるため、接合凹部に沿って流れる冷却
水の流速を高められる。
凹部の下部で接合凹部の上部より小さく形成することに
より、ウォータジャケットを流れる冷却水は流路幅が小
さく通水抵抗の大きい接合凹部の下部を迂回するように
昇降しながら流れるため、接合凹部に沿って流れる冷却
水の流速を高められる。
【００１０】このようにして、接合凹部に沿って流れる
冷却水の流速を高めることにより、接合凹部から冷却水
への放熱が促され、シリンダ壁の温度分布を均一化する
ことができる。この結果、シリンダボアの変形を来すこ
とを抑制し、ピストン隙間を均一にして、ピストンのフ
リクションを低減し、オイル消費を抑えられる。
冷却水の流速を高めることにより、接合凹部から冷却水
への放熱が促され、シリンダ壁の温度分布を均一化する
ことができる。この結果、シリンダボアの変形を来すこ
とを抑制し、ピストン隙間を均一にして、ピストンのフ
リクションを低減し、オイル消費を抑えられる。
【００１１】請求項２記載の発明においては、ウォータ
ジャケットの流路幅を接合凹部の下部で接合凹部の上部
より小さく形成することにより、冷却水は流路幅が小さ
く通水抵抗の大きい接合凹部に向けて上昇した後、接合
凹部から離れるにしたがって下降し流れるが、ウォータ
ジャケットの流路幅を接合凹部の下流側で上流側より大
きく形成することにより、接合凹部を越えて流下する冷
却水の下降成分を大きくして、接合凹部に沿って流れる
冷却水の流速をさらに高められる。
ジャケットの流路幅を接合凹部の下部で接合凹部の上部
より小さく形成することにより、冷却水は流路幅が小さ
く通水抵抗の大きい接合凹部に向けて上昇した後、接合
凹部から離れるにしたがって下降し流れるが、ウォータ
ジャケットの流路幅を接合凹部の下流側で上流側より大
きく形成することにより、接合凹部を越えて流下する冷
却水の下降成分を大きくして、接合凹部に沿って流れる
冷却水の流速をさらに高められる。
【００１２】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【００１３】図２に示すように、シリンダブロック１は
直列に並ぶ４つのシリンダ壁２を備える。シリンダブロ
ック１は隣り合うシリンダ壁２どうしが互いに接合す
る、いわゆるサイアミーズ式のものとなっており、各シ
リンダ壁２を可能な限り近接させて、機関全長を小さく
している。なお、図中８はオイル落とし穴である。
直列に並ぶ４つのシリンダ壁２を備える。シリンダブロ
ック１は隣り合うシリンダ壁２どうしが互いに接合す
る、いわゆるサイアミーズ式のものとなっており、各シ
リンダ壁２を可能な限り近接させて、機関全長を小さく
している。なお、図中８はオイル落とし穴である。
【００１４】シリンダブロック１は、各シリンダ壁２の
まわりに冷却水を循環させるウォータジャケット３が設
けられる。シリンダブロック１は、各シリンダ壁２との
間にウォータジャケット３を画成するウォータジャケッ
ト壁４を有する。ウォータジャケット壁４は大略各シリ
ンダ壁２に沿って湾曲し、その前端に入口５が形成され
る。
まわりに冷却水を循環させるウォータジャケット３が設
けられる。シリンダブロック１は、各シリンダ壁２との
間にウォータジャケット３を画成するウォータジャケッ
ト壁４を有する。ウォータジャケット壁４は大略各シリ
ンダ壁２に沿って湾曲し、その前端に入口５が形成され
る。
【００１５】ウォータポンプから送られる冷却水は、入
口５からウォータジャケット３に流入し、ウォータジャ
ケット３内において気筒列方向（後方）に流れつつ、ウ
ォータジャケット３の上部に開口する図示しない連通孔
からシリンダヘッドのウォータジャケットに分流するよ
うになっている。
口５からウォータジャケット３に流入し、ウォータジャ
ケット３内において気筒列方向（後方）に流れつつ、ウ
ォータジャケット３の上部に開口する図示しない連通孔
からシリンダヘッドのウォータジャケットに分流するよ
うになっている。
【００１６】サイアミーズ式のシリンダブロック１は、
隣り合う各シリンダ壁２の間にウォータジャケット３に
面して凹状に窪む接合凹部６を有している。
隣り合う各シリンダ壁２の間にウォータジャケット３に
面して凹状に窪む接合凹部６を有している。
【００１７】そして本発明の要旨とするところである
が、図１に示すように、接合凹部６の下部に面するウォ
ータジャケット３の流路幅Ｍｂを接合凹部６の上部に面
するウォータジャケット３の流路幅Ｍａより小さく形成
する。すなわち、接合凹部６とウォータジャケット壁４
の間に画成されるウォータジャケット３の断面は上部か
ら下部に向かって次第に細くなっている。これにより、
シリンダブロック１の鋳造時にウォータジャケット３を
形成する金型の抜き勾配を大きくとれるので、生産性を
高められる。
が、図１に示すように、接合凹部６の下部に面するウォ
ータジャケット３の流路幅Ｍｂを接合凹部６の上部に面
するウォータジャケット３の流路幅Ｍａより小さく形成
する。すなわち、接合凹部６とウォータジャケット壁４
の間に画成されるウォータジャケット３の断面は上部か
ら下部に向かって次第に細くなっている。これにより、
シリンダブロック１の鋳造時にウォータジャケット３を
形成する金型の抜き勾配を大きくとれるので、生産性を
高められる。
【００１８】ウォータジャケット壁４は大略各シリンダ
壁２に沿って形成されるが、ウォータジャケット壁４は
接合凹部６に対峙する部位はその上部より下部に向かっ
て次第に大きく湾曲し、接合凹部６に接近するように形
成される。
壁２に沿って形成されるが、ウォータジャケット壁４は
接合凹部６に対峙する部位はその上部より下部に向かっ
て次第に大きく湾曲し、接合凹部６に接近するように形
成される。
【００１９】図２、図３において、破線はウォータジャ
ケット壁４の内壁面の下端４ｂを示しており、ウォータ
ジャケット３の下部は接合凹部６の前後で対称的に絞ら
れている。
ケット壁４の内壁面の下端４ｂを示しており、ウォータ
ジャケット３の下部は接合凹部６の前後で対称的に絞ら
れている。
【００２０】次に、作用について説明する。
【００２１】入口５からウォータジャケット３に流入し
た冷却水は、ウォータジャケット３内において気筒列方
向（後方）に流れ、各シリンダ壁２の熱を吸収しつつ、
ウォータジャケット３の上部に開口する図示しない連通
孔からシリンダヘッドのウォータジャケットに分流す
る。
た冷却水は、ウォータジャケット３内において気筒列方
向（後方）に流れ、各シリンダ壁２の熱を吸収しつつ、
ウォータジャケット３の上部に開口する図示しない連通
孔からシリンダヘッドのウォータジャケットに分流す
る。
【００２２】ウォータジャケット３の流路幅を接合凹部
６の下部で接合凹部６の上部より小さく形成することに
より、ウォータジャケット３を流れる冷却水は、図１に
矢印で示すように、流路幅が小さく通水抵抗の大きい接
合凹部６の下部を迂回するように昇降しながら流れる。
６の下部で接合凹部６の上部より小さく形成することに
より、ウォータジャケット３を流れる冷却水は、図１に
矢印で示すように、流路幅が小さく通水抵抗の大きい接
合凹部６の下部を迂回するように昇降しながら流れる。
【００２３】このため、接合凹部６より上流側におい
て、ウォータジャケット３の下部を流れる冷却水の流速
Ｖｂは、ウォータジャケット３の上部を流れる冷却水の
流速Ｖａより大きくなり、接合凹部６に沿って流れる冷
却水の流速が高められる。
て、ウォータジャケット３の下部を流れる冷却水の流速
Ｖｂは、ウォータジャケット３の上部を流れる冷却水の
流速Ｖａより大きくなり、接合凹部６に沿って流れる冷
却水の流速が高められる。
【００２４】この結果、接合凹部６から冷却水への放熱
が促され、隣り合うシリンダ壁２の接合部７の温度がシ
リンダ壁２の他の部位より高くなることを抑制し、シリ
ンダ壁２の温度分布を均一にして、シリンダ壁２の変形
を来すことを抑制し、ピストン隙間を均一にして、フリ
クションを低減し、オイル消費を小さく抑えられる。
が促され、隣り合うシリンダ壁２の接合部７の温度がシ
リンダ壁２の他の部位より高くなることを抑制し、シリ
ンダ壁２の温度分布を均一にして、シリンダ壁２の変形
を来すことを抑制し、ピストン隙間を均一にして、フリ
クションを低減し、オイル消費を小さく抑えられる。
【００２５】次に、図４に示した他の実施例は、ウォー
タジャケット３の流路幅を接合凹部６の下部で接合凹部
６の上部より小さく形成するとともに、ウォータジャケ
ット３の流路幅を接合凹部６の下流側より上流側を小さ
く形成するものである。なお、前記実施例との対応部分
には同一符号を付して示すことにする。
タジャケット３の流路幅を接合凹部６の下部で接合凹部
６の上部より小さく形成するとともに、ウォータジャケ
ット３の流路幅を接合凹部６の下流側より上流側を小さ
く形成するものである。なお、前記実施例との対応部分
には同一符号を付して示すことにする。
【００２６】図５において、破線はウォータジャケット
壁４の内壁面の下端を示しており、ウォータジャケット
３の下部は接合凹部６の前後で非対称的に形成され、接
合凹部６の後方（下流側）の部分４ｅは接合凹部６の前
方（上流側）における部分４ｃよりシリンダ壁２から離
して形成される。すなわち、接合凹部６の前方（上流
側）における流路は、接合凹部６の後方（下流側）にお
ける流路に比べて大きく絞られている。
壁４の内壁面の下端を示しており、ウォータジャケット
３の下部は接合凹部６の前後で非対称的に形成され、接
合凹部６の後方（下流側）の部分４ｅは接合凹部６の前
方（上流側）における部分４ｃよりシリンダ壁２から離
して形成される。すなわち、接合凹部６の前方（上流
側）における流路は、接合凹部６の後方（下流側）にお
ける流路に比べて大きく絞られている。
【００２７】次に、作用について説明する。
【００２８】ウォータジャケット３の流路幅を接合凹部
６の下部で接合凹部６の上部より小さく形成することに
より、ウォータジャケット３を流れる冷却水は、図４に
矢印で示すように、流路幅が小さく通水抵抗の大きい接
合凹部６に向けて上昇した後、接合凹部６から離れるに
したがって下降し、接合凹部６の下部を迂回するように
して流れるが、ウォータジャケット３の流路幅を接合凹
部６の下流側を上流側より大きく形成することにより、
接合凹部６を越えて流下する冷却水の下降成分を大きく
して、接合凹部６に沿って流れる冷却水の流速をさらに
高められる。
６の下部で接合凹部６の上部より小さく形成することに
より、ウォータジャケット３を流れる冷却水は、図４に
矢印で示すように、流路幅が小さく通水抵抗の大きい接
合凹部６に向けて上昇した後、接合凹部６から離れるに
したがって下降し、接合凹部６の下部を迂回するように
して流れるが、ウォータジャケット３の流路幅を接合凹
部６の下流側を上流側より大きく形成することにより、
接合凹部６を越えて流下する冷却水の下降成分を大きく
して、接合凹部６に沿って流れる冷却水の流速をさらに
高められる。
【００２９】この結果、接合凹部６から冷却水への放熱
がさらに有効に促され、隣り合うシリンダ壁２の接合部
７の温度がシリンダ壁２の他の部位より高くなることを
抑制し、シリンダ壁２の温度分布を均一化することがで
きる。
がさらに有効に促され、隣り合うシリンダ壁２の接合部
７の温度がシリンダ壁２の他の部位より高くなることを
抑制し、シリンダ壁２の温度分布を均一化することがで
きる。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、隣り合う
シリンダ壁が互いに接合し、隣り合うシリンダ壁の間に
挟まれて凹状に窪む接合凹部を有し、これらシリンダ壁
の外側に所定の間隔でウォータジャケット壁を設け、シ
リンダ壁の外側に冷却水が循環するウォータジャケット
を画成した水冷式内燃機関のシリンダブロックにおい
て、ウォータジャケットの流路幅を接合凹部の付近にお
いて上部より下部で小さく形成したため、接合凹部に沿
って流れる冷却水の流速を高めて、接合凹部から冷却水
への放熱を促し、シリンダ壁の温度分布を均一化するこ
とができる。この結果、シリンダボアの変形を来すこと
を抑制し、ピストン隙間を均一にして、ピストンのフリ
クションを低減し、オイル消費を抑えられる。
シリンダ壁が互いに接合し、隣り合うシリンダ壁の間に
挟まれて凹状に窪む接合凹部を有し、これらシリンダ壁
の外側に所定の間隔でウォータジャケット壁を設け、シ
リンダ壁の外側に冷却水が循環するウォータジャケット
を画成した水冷式内燃機関のシリンダブロックにおい
て、ウォータジャケットの流路幅を接合凹部の付近にお
いて上部より下部で小さく形成したため、接合凹部に沿
って流れる冷却水の流速を高めて、接合凹部から冷却水
への放熱を促し、シリンダ壁の温度分布を均一化するこ
とができる。この結果、シリンダボアの変形を来すこと
を抑制し、ピストン隙間を均一にして、ピストンのフリ
クションを低減し、オイル消費を抑えられる。
【００３１】請求項２記載の発明は、ウォータジャケッ
トの流路幅を接合凹部の付近において上流側より下流側
で大きく形成したため、接合凹部を越えて流下する冷却
水の下降成分を大きくして、接合凹部に沿って流れる冷
却水の流速をさらに高められ、シリンダ壁の温度分布を
均一化することができる。
トの流路幅を接合凹部の付近において上流側より下流側
で大きく形成したため、接合凹部を越えて流下する冷却
水の下降成分を大きくして、接合凹部に沿って流れる冷
却水の流速をさらに高められ、シリンダ壁の温度分布を
均一化することができる。
【図１】本発明の実施例を示すシリンダブロックの斜視
図。
図。
【図２】同じくシリンダブロックの断面図。
【図３】同じくシリンダブロックの拡大断面図。
【図４】他の実施例を示すシリンダブロックの斜視図。
【図５】同じくシリンダブロックの断面図。
【図６】従来例を示すシリンダブロックの断面図。
１ シリンダブロック ２ シリンダ壁 ３ ウォータジャケット ４ ウォータジャケット壁 ６ 接合凹部
Claims (2)
- 【請求項１】 隣り合うシリンダ壁が互いに接合し、隣
り合うシリンダ壁の間に挟まれて凹状に窪む接合凹部を
有し、これらシリンダ壁の外側に所定の間隔でウォータ
ジャケット壁を設け、シリンダ壁の外側に冷却水が循環
するウォータジャケットを画成した水冷式内燃機関のシ
リンダブロックにおいて、ウォータジャケットの流路幅
を接合凹部の付近において上部より下部で小さく形成し
たことを特徴とする水冷式内燃機関のシリンダブロッ
ク。 - 【請求項２】 ウォータジャケットの流路幅を接合凹部
の付近において上流側より下流側で大きく形成したこと
を特徴とする請求項１記載の水冷式内燃機関のシリンダ
ブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2946793A JPH06241111A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 水冷式内燃機関のシリンダブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2946793A JPH06241111A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 水冷式内燃機関のシリンダブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06241111A true JPH06241111A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12276912
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2946793A Pending JPH06241111A (ja) | 1993-02-18 | 1993-02-18 | 水冷式内燃機関のシリンダブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06241111A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101144517B1 (ko) * | 2008-08-04 | 2012-05-11 | 기아자동차주식회사 | 내연기관의 냉각장치 및 워터재킷용 인서트 |
| US8689744B2 (en) | 2008-08-04 | 2014-04-08 | Hyundai Motor Company | Cooling device and insert for water jacket of internal combustion engine |
| US10006400B2 (en) | 2015-12-07 | 2018-06-26 | Hyundai Motor Company | Block insert and cylinder structure of vehicle engine including the same |
-
1993
- 1993-02-18 JP JP2946793A patent/JPH06241111A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101144517B1 (ko) * | 2008-08-04 | 2012-05-11 | 기아자동차주식회사 | 내연기관의 냉각장치 및 워터재킷용 인서트 |
| US8689744B2 (en) | 2008-08-04 | 2014-04-08 | Hyundai Motor Company | Cooling device and insert for water jacket of internal combustion engine |
| US10006400B2 (en) | 2015-12-07 | 2018-06-26 | Hyundai Motor Company | Block insert and cylinder structure of vehicle engine including the same |
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