JPH06240984A - スラリー連続送排方法及び装置 - Google Patents

スラリー連続送排方法及び装置

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JPH06240984A
JPH06240984A JP5053276A JP5327693A JPH06240984A JP H06240984 A JPH06240984 A JP H06240984A JP 5053276 A JP5053276 A JP 5053276A JP 5327693 A JP5327693 A JP 5327693A JP H06240984 A JPH06240984 A JP H06240984A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】泥水シールド液の中断無き連続送排を可能に
し、且つ、継ぎ足しパイプ部材、及び、形状に自由度が
あり、泥水シールド液の作業現場でのリークを防止し、
切換弁を反復使用出来、作業性が安全、且つ、スムーズ
に高能率で行え、コストダウンが図れるようにする。 【構成】切換弁2のメイン側4のポート5とジョイント
側8のバイパスポート9とジョイントポート10に対す
るスライド自在なスプール15' にこれらのメインポー
ト5とバイパスポート9,ジョイントポート10に対す
る選択的な切り換えを可能にするセレクトポート17を
設け、継ぎ足しパイプ25のメインポート10に対する
連結接続作業中はバイパスポート9を介しバイパスホー
ス35により泥水シールド液の送排を行い、継ぎ足しパ
イプ25の連結接続後はメインポート10を介し該継ぎ
足しパイプ25を通して泥水シールド液の送排を行い、
泥水シールド液の中断無き連続送排を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】開示技術は、トンネル掘削での泥
水シールド工法で使用する泥水シールド液等のスラリー
の送排給用のパイプやホースの通路の継ぎ足しの際に該
スラリーを不断に連続的に送給する技術の分野に属す
る。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、国土が狭隘で、多くの山間
部が複雑に入り組んだ海岸線に近接している地勢条件の
我が国にあっては、農耕地や各種産業施設,住宅,文教
施設等に利用し得る平野部は極めて限られており、した
がって、国土の有効利用は旧くから極めて重要であり、
特に、近時、都市部,地方部を問わず、情報のネットワ
ークが著しく強く求められている状況にあっては、全国
的な鉄道網や道路網のネットワークが不可欠であり、し
かも、これらのネットワークは、単に、人,物資の輸送
手段としてばかりでなく、情報伝達手段としても不可欠
であるところから、多くの山間部や海底を通ってかかる
道路や交通網の敷設が不可欠であり、したがって、我が
国に於ては諸外国に比しトンネルの掘削技術や構築技術
が精力的に研究開発され、現在においても世界屈指の技
術を有しながら、より更なる改良,改善の研究が進めら
れている。
【0003】そして、優れたトンネル掘削構築技術は単
に交通手段のためのみならず、近時は地下石油貯蔵タン
ク構築等にも重要な技術として応用されつつある。
【0004】而して、かかる優れた我が国のトンネル掘
削技術は各種のものが実用化可能に開発され、特に、イ
ギリス等で初期開発されたシールド工法について圧気工
法等が開発されているが、近時、泥水加圧シールド工法
が優れた実用工法として高能率で、且つ、安全性が高い
等のメリットから広く採用されるようになり、より更な
る開発がなされ、例えば、特開昭60−59299号公
報発明等が案出され、実用化されてきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる泥水
加圧シールド工法によるトンネル掘削は切羽が進行する
につれ、泥水シールド液の送排パイプ(ホースを含む)
をユニット長さづつ順次継ぎ足しながら、所定長の送排
通路を形成する必要があるが、施行のスケジュールによ
って切羽のシールドの掘削が連続的に行われている場
合、当然のことながら、該泥水シールド液の連続送排も
行わねばならず、そのため、ユニット長のパイプ(ホー
ス)を順次継ぎ足し連結するためにはジョイント部分に
於て三方バルブ等の切り換えの作業を行わねばならず、
狭隘な坑道内にてかかる三方バルブ等の施設の切り換え
をユニット長さごと高頻度で行うことは著しく作業が煩
瑣で作業性が悪くなる欠点があり、又、不慣れな場合に
はジョイント部分から泥水シールド液がリークし、坑道
内の作業環境を著しく低下させ、安全性をも劣化させる
等という難点があり、送排通路の基端部に於て泥水ピッ
ト槽等を設けることが出来ても該送排通路に於ては作業
管理が著しく煩瑣であり、又、各ユニットパイプ(ホー
ス)のジョイント部に於けるスラッジ分の付着によるネ
ジ噛み込み等の連結不良を起しかねないという不具合も
あった。
【0006】そして、継ぎ足しする各ユニットパイプご
とに三方バルブ等を設け、坑道の狭隘さや周辺機器や施
設との取り合いが悪いことにより、ユニットパイプ(ホ
ース)の継ぎ足しにおいて、該三方バルブ等を残置して
作業能率の向上を図るようにすることが出来るにして
も、該三方バルブ等の使い捨て方式によるコストアップ
が避けられないというデメリットがあった。
【0007】又、上述ネックはトンネル掘削における泥
水加圧シールド工法を介しての場合であるが、近時、各
種産業において公害問題除去、及び、環境調和問題が無
視出来なくなり、かかる泥水加圧シールド工法において
も使用されたシールド液を裏込めに用いるような技術が
開発されて公害問題に対処し得るようにはなっている
が、前述の如く、狭隘なトンネルの坑道に於ける新規ユ
ニットパイプ(ホース)の継ぎ足しに伴う泥水シールド
液のリークによる作業環境の悪化等の公害問題はかかる
裏込めによっても解決され得ない不具合があるものであ
った。
【0008】而して、かかる泥水加圧シールド液等のス
ラリー輸送の問題点は、単に、トンネル掘削における泥
水シールド工法にのみあるのではなく、さまざまな重工
業,化学工業,食品工業,生産業等における集約度の高
い狭隘なプラント建設に伴う各種スラリー輸送配管に伴
う問題でもあり、該スラリー輸送に伴う配管長の継ぎ足
し延長に伴うさまざまな問題の解決が施工現場に於て強
く求められているにもかかわらず、これに対処する基本
的な技術は案出されていなかった。
【0009】
【発明の目的】この出願の発明の目的は上述従来技術に
基づくトンネル掘削に伴う泥水加圧シールド工法等にお
けるスラリー輸送に伴うユニットパイプ(ホース)の継
ぎ足し連結の問題点を解決すべき技術的課題とし、確実
に新規ユニットパイプ等の連結通路の継ぎ足しによる通
路延長を可能とし、しかも、極めて安全性が高く、作業
能率が良く、公害防止,環境調和問題のクリアーも行
え、そのうえ、コストダウンも図れ、スラリーの不断の
連続的送給が可能であるようにして各種産業における輸
送技術利用分野に益する優れたスラリー連続送排方法、
及び、該方法に直接使用する装置を提供せんとするもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段・作用】上述目的に沿い先
述特許請求の範囲を要旨とするこの出願の発明の構成
は、前述課題を解決するために、トンネル掘削に際して
用いる泥水加圧シールド工法での泥水シールド液等のス
ラリーの送排距離が切羽の進行等につれて短くなり、送
排用のパイプやホースの連結通路をユニット長さづつ継
ぎ足しし、しかも、中途に介装した切換弁のハウジング
のメイン側のポートからジョイント側のジョイントポー
トに該ハウジング内のスプールのセレクトポートを介
し、その間、スラリーの送排を不断に連続して行わねば
ならない。
【0011】しかるに、スラリー送排用のパイプ(ホー
ス)の連結通路のユニットの継ぎ足しによる連結を行う
に際しては切換弁のジョイント側のジョイントポートに
新規の継ぎ足しユニットパイプ(ホース)の連結通路の
後端を接続連結し、その間、切換弁のスプールのセレク
トポートは該切換弁のメイン側のポートとジョイント側
のバイパスポートとに切り換え接続しておき、スラリー
はメイン側のポートからジョイント側のバイパスポート
を介し所定に中断することなく連続的に送排し、次い
で、継ぎ足しユニットパイプ(ホース)の連結通路の先
端をホースジョイントのワンタッチ式オスジョイントに
接続して連結し、ジョイントホースに介設されている開
閉バルブ等により該継ぎ足しユニットパイプ(ホース)
の連結通路内のエア抜きを行う。
【0012】そこで、切換弁内のスプールを切り換えて
セレクトポートを貫通させ、次に、新規の継ぎ足しユニ
ットパイプ(ホース)を切換弁内に押し込み、メイン側
のメインポートに接続されている前段のユニットパイプ
(ホース)の前端と接続連結し、切換弁のスプールのセ
レクトポート内を継ぎ足されたユニットパイプ(ホー
ス)の連結通路を介しスラリーが連続的に不断に送排さ
れる。
【0013】そこで、切換弁のスプールのセレクトポー
ト内のスラリーを排除し、次に、切換弁は継ぎ足された
ユニットパイプ(ホース)の連結通路に沿って相対的に
スライドして1ユニット分相対前進し、前記セレクトポ
ート内のスラリーをエア抜きをしながら充足し、次い
で、ジョイントホースのワンタッチ式オスジョイントを
ユニットパイプより切り離し、スプールを切り換え、メ
イン側のポートからジョイント側のバイパスポートに通
路を接続させてスラリーを連続的に送排し、その間、ジ
ョイントホースのバルブを閉じ切換弁のジョイント側の
ジョイントポートとジョイントホースのワンタッチ式オ
スジョイントとの間に次の継ぎ足しユニットパイプ(ホ
ース)の連結通路を介装し、上述プロセスを反復し切換
弁は1基で反復して使用が可能となり、継ぎ足しパイプ
(ホース)の連結接続においてはスラリーのリークを防
ぎ、作業環境の汚染をなくし、又、ジョイントについて
はワンタッチ式等により作業効率が極めてアップするよ
うにした技術的手段を講じたものである。
【0014】
【実施例】次に、この出願の発明の実施例を図面を参照
して説明すれば以下の通りである。
【0015】図示態様はトンネルの掘削における泥水加
圧シールド工法におけるスラリーとしての泥水シールド
液の送排の態様である。
【0016】図1〜図14に示す実施例において、1は
この出願の発明の要旨の1つの中心を成すスラリー連続
送排装置の要部を成すものであり、切換弁2のハウジン
グ3のメイン側4にはメインポート5がダストシール
6,6' 、パッキン7を内側に有して開口されており、
反対のジョイント側8にあっては上側にバイパスポート
9がO−リングを有して設けられており、下側にはジョ
イントポート10がダストシール6' 、及び、パッキン
7' を内側に有してバイパスポート9により所定のスパ
ンを介して開口されており、該バイパスポート9とジョ
イントポート10との間にはエア抜きポート11,11
' が設けられ、バルブ12,12' を介しバキュームポ
ンプ13に接続されているバキューム通路14,14'
がネジ螺合により接続されている。
【0017】而して、切換弁2のハウジング3の内壁1
5にはスライド自在なスプール15' がO−リング1
6,16' ,16''を有して所定ストローク昇降自在に
され、その内部にはSの字型のセレクトポート17がメ
イン側4のメインポート5の径、ジョイント側8のバイ
パスポート9、ジョイントポート10の各径よりも充分
大きな径を有して側方向に貫設され、その上下端にはロ
ッド18,18' を介しソレノイド、又は、エアシリン
ダタイプのアクチュエータ19,19' に連結されてバ
イパスポート9、ジョイントポート10に亘り所定のス
トロークで昇降スライド自在にされている。
【0018】そして、スプール15' の下側に於てセレ
クトポート17に連通する泥水シールド液除去ポート2
0が設けられ、フレキシブルホース21を介しバルブ2
2を経てスラリーポンプ23により泥水シールド液ピッ
ト24に接続されている。
【0019】そして、図2,図3に示す25は継ぎ足し
用のユニット長(例えば、2.5m等)の新規連結通路
としてのパイプであり、その先端部の膨径状のメスジョ
イント26のフランジ32の内側にはO−リング29が
設けられ、且つ、ノッチ28が内設され、先端部には止
めリング30を介し内側菊ワッシャー型の皿バネ31が
断面傾斜状に係合されている。
【0020】又、後端部のオスジョイント26' のフラ
ンジ32' の後端にはO−リングのシール面面とノッチ
が所定段数形成され、図3に示す様に、前段に於て連結
接続された新規のユニットパイプ25の先端のメスジョ
イント26のフランジ32に対し次段で継ぎ足し連結接
続するユニットパイプ25の後端のオスジョイント26
' のフランジ32' に突出部が挿入され、O−リング2
9により密封され、且つ、その復段のノッチ33が皿バ
ネ31を押し開いて係合し、抜け止めストッパとして機
能するようにされ、且つ、内側の泥水シールド液送排通
路34を相互に接続することが出来るようにされてい
る。
【0021】而して、図4に示す様に、切換弁2のジョ
イント側8のバイパスポート9にO−リングを介し連結
接続されるバイパスホース35の所定部位には三股ジョ
イント36が介装されてその先方の切羽までの泥水シー
ルド液送排通路としての輸送パイプ(ホース)35' を
連結接続すると共にジョイントホース37' をバイパス
ホース35に可及的に平行状態に分岐接続し、その後端
部には所定の周公知の適宜の開閉バルブ38を介しワン
タッチ式オスジョイント39が連結されている。
【0022】該ワンタッチ式オスジョイント39は図5
〜図7に示す様に、その基端部にフランジ40を有し、
その後端には突出部41を一体的に段差状に有し後延
し、新規の継ぎ足し用のユニット長さの連結通路として
のパイプ25の先端のメスジョイント26の内部に押し
込まれ、O−リング29により、シール状態で連結さ
れ、内部の泥水シールド液送排通路34' と継ぎ足しパ
イプ25の泥水シールド液送給通路34とを相互に連通
状態に接続されるようにされている。
【0023】而して、基端部のフランジ40には内側に
周方向3等分されたスパイラルノッチ42,42,42
を内側面にハンドリングリング43がその外周面にロー
レット44を刻設されて周方向回動自在に嵌挿されてお
り、フランジ40に3等分的に貫設されたホール45,
45,45内に弾圧スプリング46を介しそのフランジ
47との間に戻り付勢されて挿設されたカムフオロワー
ピン48のヘッド48' が各スパイラルノッチ42に当
接され、径方向進退自在にされて設けられ、その先端
(内端)48' には突出部41に内設されたブラケット
49に挿設されたピン50に枢支され、縦方向に揺動自
在に軸方向に延設されたレバータイプのフック51の基
部が遊挿され、その後端の外向きに形成されたフック本
体51' が継ぎ足し用のユニットパイプ25の先端のメ
スジョイント26のノッチ28に内側から係合離反自在
にされ、ワンタッチ式オスジョイント39を継ぎ足しパ
イプ25のメスジョイント26に挿入した時点でハンド
リングリング43を手動等で回転させることにより、フ
ック51を継ぎ足しパイプ25のメスジョイント26に
緊結連結接続して抜け止めされるようにされ、ハンドリ
ングリング43を逆回転させることにより、容易にワン
タッチ式オスジョイント39を継ぎ足しパイプ25から
解離することが出来るようにされている。
【0024】尚、継ぎ足し用のユニット長のパイプ25
のサイズが大型の場合は、ハンドリングリング43の手
動による回転に変えて油圧(エア)ハウジング等の機械
的手段による作動に代えることは設計変更の範囲であ
る。
【0025】勿論、開閉バルブを手動式にしたり、電磁
式等にすることもまた設計変更の範囲である。
【0026】上述構成のスラリー連続送排装置1におい
て、スラリーとしての泥水シールド液の中断無き連続送
排方法の態様を図8〜図14によって説明すると、各継
ぎ足しパイプ25の継ぎ足しステップごとのサイクルは
全く同一であることから、その中途から説明するものと
するが、まず、図8に示す様に、切換弁2のスプール1
5' をアクチュエータ19,19' によりロッド18,
18' を介して所定ストローク上昇させ、メイン側4の
メインポート5とジョイント側8のバイパスポート9に
対しセレクトポート17が連通する姿勢状態にし、泥水
シールド液を(イ)から(ロ)を経て(ハ)に示す様に
(又はその逆)、バイパスホース35を介し送排した状
態にし、そこで、切羽の進行に従って泥水シールド液の
輸送パイプ(ホース)35' が所定長さになったところ
で、継ぎ足しパイプ25を用意し、その後端のオスジョ
イント26' を切換弁2のジョイント側8のジョイント
ポート10に圧入し、先端部のメスジョイント26をジ
ョイントホース37のワンタッチ式オスジョイント39
に接続し、フランジ40のハンドリングリング43を該
ワンタッチ式オスジョイント39のローレット44を介
し回転させることにより、各スパイラルノッチ42が対
応するカムフオロワーピン48のヘッド48' を押圧し
て該カムフオロワーピン48を押し込み、カム作用を介
しピン50を介しレバー式のフック51の先端のフック
本体51' をして前段のパイプ25の先端のメスジョイ
ント26のノッチ28に係止させて引き抜き出来ない連
結状態にして、ジョイントホース37に介装した開閉バ
ルブ38をゆっくり開きながらか、或いは、バキューム
ポンプ13を作動させ、エア抜きパイプ14、及び、通
路から該継ぎ足しパイプ25内のエア抜きを行う。
【0027】この間、勿論、メイン側4のメインポート
5に連結された前段のパイプ25の先端のメスジョイン
ト26からバイパスホース35にはスプール15' のセ
レクトポート17を介し連続して泥水シールド液が中断
することなく、連続的に送排され、新規継ぎ足しパイプ
25の連結接続は何ら支障なくスムーズに行われる。
【0028】次いで、図9に示す様に、ジョイントホー
ス37に介装した開閉バルブ38を開き、スプール15
' をアクチュエータ19,19' により押し下げ、該ス
プール15' のセレクトポート17をメイン側4のメイ
ンポート5とジョイント側8のジョイントポート10に
接続させる。
【0029】したがって、当該図9に示す様に、泥水シ
ールド液は(イ)、スプール15'のセレクトポート1
7、継ぎ足しパイプ25を通り、(ロ' )からジョイン
トホース37を通り、三股ジョイント36を介し、
(ハ)に示す様に、図示しない切羽に送給されてゆき
(又は、その逆)、この間、泥水シールド液の中断は行
われず、全く連続的な送排が確実に行われる。
【0030】そして、これに次いで、図10に示す様
に、オスジョイント26' をして切換弁2内の内壁15
にスプール15' のセレクトポート17を介し押し込
み、メイン側のメインポート5に貫入されている前段の
パイプ25の先端のメスジョイント26にオスジョイン
ト26' の後端のO−リング29により密封され、且
つ、複数のノッチ33が皿バネ31を押し開いて係合し
ストッパとなり接合させ、新規の継ぎ足しパイプ25と
前段のパイプ25、及び、ジョイントホース37の各内
側の泥水シールド送排通路34を全て連通状態にし泥水
シールド液は中断することなく、連続的に前段のパイプ
25から新規の継ぎ足しパイプ25、及び、ジョイント
ホース37を介し連続的に前端の配送パイプ35' から
切羽に送給されてゆく。
【0031】そして、次に、当該図10に示す様に、泥
水シールド液除去ホース20を介しスラリーポンプ23
からスプール15' のセレクトポート17内の残留泥水
シールド液を泥水シールド液ピット24に排出除去す
る。
【0032】この状態で切換弁2を新規な継ぎ足しパイ
プ25に対し、当該図10の(ニ)に示す様に前進スラ
イドさせ、ジョイント側8のジョイントポート10が当
該新規継ぎ足しパイプ25の先端メスジョイント26に
所定ストローク分移動させる。
【0033】この場合、切換弁2のジョイント側8のジ
ョイントポート10の新規継ぎ足しパイプ25の先端メ
スジョイント26に対するスムーズな嵌挿はフランジ3
2のテーパー部分により充分に滑かにガイドされる。
【0034】そして、図11に示す様に、該切換弁2は
新規継ぎ足しパイプ25の長さ分だけ前進し、新規の継
ぎ足しパイプ25のメスジョイント26がメインポート
5へ、又、ワンタッチ式オスジョイント39の突出部4
1はジョイントポート10に嵌挿される。
【0035】そしてセレクトポート17内に図10に記
載した泥水排出を逆の順を追ってエア抜きポート11'
よりのバルブ12' 、バキュームポンプ13と前回排出
した泥水シールド液を戻すことによりセレクトポート1
7内はエア抜きされ、且つ、泥水シールド液が充足され
る。
【0036】次に、図12に示す様に、ジョイントホー
ス37のワンタッチ式オスジョイント39を継ぎ足しユ
ニットパイプ25のメスジョイント26により切り離す
ためにハンドル40のハンドリングリング43をその外
側のローレット44を介し前記図8に記載した態様とは
反対に逆回転させ、スパイラルノッチ42を介しカムフ
オロワーピン48のカム作用、及び、弾圧戻りスプリン
グ46によりフック51' を新規継ぎ足しし、パイプ2
5、先端メスジョイント26から図12に示す様に、解
離し、切換弁2のスプール15' に干渉しない位置まで
ワンタッチ式オスジョイントの突出部41をジョイント
ポート10に戻し、スプール15' をアクチュエータに
より所定ストローク上昇させ、シールド液はメインポー
ト5から切換弁2を介しバイパスポート9へと中断する
ことなく、スムーズに送排される。そして、開閉バルブ
38を閉鎖する。
【0037】尚、該切換弁2の新規継ぎ足しパイプ25
に対する相対横スライドはスプール15' のセレクトポ
ート17がその内径を大にし、Sの字型に貫通されてい
ることにより、何ら支障なくスムーズに行われる。
【0038】そこで、図13に示す様に、ジョイントホ
ース37のワンタッチ式オスジョイント39を引き抜
き、次いで、図14に示す様に、次の新規の継ぎ足しパ
イプ25を該ジョイントホース37のワンタッチ式オス
ジョイント39と切換弁2のジョイント側8のジョイン
トポート9との間に介装して図8に示すステップに戻
り、以下上述プロセスを反復し、順次ユニット長さ分の
継ぎ足しパイプ25を介設し、切羽までの泥水シールド
液の中断無き連続的送排を充分な長さ輸送パイプ(ホー
ス)35' を介して行い、その間の切換弁2の前進スラ
イドを行い、泥水シールド液の坑道内へのリークによる
汚染等もない状態で、極めて効率的に継ぎ足しパイプ2
5の継ぎ足し所望数の作業を行ってゆく。
【0039】ところで、上述プロセスにおける図12,
図13に示すステップでの新規の継ぎ足しパイプ25の
先端メスジョイント26からジョイントホース37のワ
ンタッチ式オスジョイント39を切り離してスプール1
5' を引き上げるプロセスでは上述同様に泥水シールド
液の中断無き圧送送給を行っているために、切り換え時
の極めて短い時間に該スプール15' のセレクトポート
17内にて泥水シールド液の圧力が上昇する虞がある
が、これに対処するに、図15に示す実施例の如く、該
スプール15' からの泥水シールド液除去ポート20か
らのフレキシブルホース21の後段にアキュームレータ
52を介装させて当該ステップにおけるスプール15'
のセレクトポート17' 内の泥水シールド液の圧力上昇
を一時的に吸収する実施例が採用可能である。
【0040】尚、この出願の発明の実施態様は上述各実
施例に限るものでないことは勿論であり、例えば、新規
継ぎ足し連結通路はパイプばかりでなく、ホースが可能
であり、又、適用対象はトンネル構築の際の泥水加圧シ
ールド工法ばかりでなく、複雑なプラントの構築時の各
施設,機構間の狭隘な部位に於ける種々のスラリー供給
配管系に適用することが可能である等種々の態様が採用
可能である。
【0041】勿論、対象スラリーは薬液や重大な環境汚
染を引き起す化学液等に対しても適用出来ることは勿論
のことである。
【0042】そして、設計変更的にはスプールのセレク
トポートの形状については継ぎ足しパイプ(ホース)に
対して相対スライドが可能である等曲率の小さなベンド
管等を挿通し得る形状にすることは設計変更の範囲内で
ある。
【0043】而して、この出願の発明のスラリー送排通
路の継ぎ足しにより、延長ばかりでなく解き放しによる
長さ縮少にも適用出来るものであり、特許請求の範囲、
及び、実施例の逆動作による技術の範囲内である。
【0044】
【発明の効果】以上、この出願の発明によれば、基本的
にトンネル構築に際し、使用する泥水加圧シールド工法
に用いる泥水シールド液等のスラリーの配送に用いる配
管のパイプやホースの所定ユニット長ずつの継ぎ足し連
結に際し、送給するスラリーの中断無き連続的送排を可
能にし、したがって、作業能率も良く、その都度、継ぎ
足しパイプ(ホース)のジョイントの連結接続に際して
の開閉バルブの操作,着脱や管理制御しなくても済み、
極めて作業がスムーズに熟練を要せずに行え、狭隘な作
業部位に於ても何ら支障なく行われるという優れた効果
が奏される。
【0045】そして、切換弁を残置的に使い捨てにしな
いことによるコスト低減を図れるというメリットもあ
る。
【0046】更に、周辺機器設備との干渉性も少く、作
業環境の汚染も生ぜず、作業者に何ら特殊な知識熟練を
要することなく、一般の作業員でもマニアル通りに正確
に所定の作業が行えるというメリットがある。
【0047】そして、装置的には故障がなく、耐久性が
良く、施工ごとに反復して使用出来るという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の装置の1実施例の要部拡大断
面図である。
【図2】継ぎ足しパイプの要部断面図である。
【図3】継ぎ足しパイプ相互の連結態様の断面図であ
る。
【図4】皿バネとバイパスホースの取り合い概略側面図
である。
【図5】ジョイントホースと継ぎ足しパイプの連結拡大
断面、及び、半断面図である。
【図6】図5のVI−VI断面図である。
【図7】図5のVII −VII 断面図である。
【図8】継ぎ足しパイプの連結接続の第1ステップ図で
ある。
【図9】継ぎ足しパイプの連結接続の第2ステップ図で
ある。
【図10】継ぎ足しパイプの連結接続の第3ステップ図
である。
【図11】継ぎ足しパイプの連結接続の第4ステップ図
である。
【図12】継ぎ足しパイプの連結接続の第5ステップ図
である。
【図13】継ぎ足しパイプの連結接続の第6ステップ図
である。
【図14】継ぎ足しパイプの連結接続の第7ステップ図
である。
【図15】図1の別実施例の態様の概略断面図である。
【符号の説明】
1 スラリー連続送排装置 2 切換弁 3 ハウジング 5 メインポート 4 メイン側 8 ジョイント側 10 ジョイントポート 9 バイパスポート 17 セレクトポート 15' スプール 37 ジョイントホース 25 連結通路(継ぎ足しパイプ) 26 メスジョイント 39 ワンタッチ式オスジョイント 38 開閉バルブ 26' ジョイント 51 フック 51' フック本体
【手続補正書】
【提出日】平成5年4月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図11】
【図6】
【図8】
【図9】
【図10】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切換弁のメイン側ポートからジョイント側
    のジョイントポートとバイパスポートを介し選択的に該
    切換弁の前方に延出する送排通路にスラリーを連続して
    送排する方法において、該ジョイントポートに連結通路
    を新規に接続する間に上記バイパスポートに接続したバ
    イパス通路によりスラリーを送排するようにし、新規連
    結通路の接続時は上記切換弁を該連結通路に沿って前方
    へ相対移動するようにすることを特徴とするスラリー送
    排方法。
  2. 【請求項2】上記連結通路の接続時に該連結通路を遮断
    するようにすることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のスラリー連続送排方法。
  3. 【請求項3】上記連結通路の接続の直後に該連結通路内
    のエア抜きを行うようにすることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項記載のスラリー連続送排方法。
  4. 【請求項4】上記切換弁の相対移動に先立って該切換弁
    内のスラリーを除去するようにすることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載のスラリー連続送排方法。
  5. 【請求項5】切換弁のメイン側ポートからジョイント側
    のジョイントポートとバイパスポートを介し選択的に該
    切換弁の前方に延出する送排通路にスラリーを連続して
    送排する方法に使用する装置において、該切換弁のハウ
    ジングのメイン側ポートとジョイント側のジョイントポ
    ート及びバイパスポートに選択的に接続自在に形成され
    ているセレクトポートを有するスプールが該ハウジング
    内にスライド自在に内装され、該バイパスポートにジョ
    イント通路を介して接続されたジョイントホースには新
    規連結通路の前端のメスジョイントに連結自在なワンタ
    ッチ式オスジョイントが付設されていることを特徴とす
    るスラリー連続送排装置。
  6. 【請求項6】上記ジョイントホースに開閉バルブが介設
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載
    のスラリー連続送排装置。
  7. 【請求項7】上記連結通路の後端のオスジョイントが該
    新規連結通路の先端のメスジョイントにカップリング式
    に連結自在にされることを特徴とする特許請求の範囲第
    5項記載のスラリー連続送排装置。
  8. 【請求項8】上記ワンタッチ式オスジョイントが連結通
    路のメスジョイントに対する着脱自在なフックを装備し
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第5項記載のス
    ラリー連続送排装置。
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