JPH06240325A - 溶融金属落下流の軌跡検出装置 - Google Patents

溶融金属落下流の軌跡検出装置

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Publication number
JPH06240325A
JPH06240325A JP2678293A JP2678293A JPH06240325A JP H06240325 A JPH06240325 A JP H06240325A JP 2678293 A JP2678293 A JP 2678293A JP 2678293 A JP2678293 A JP 2678293A JP H06240325 A JPH06240325 A JP H06240325A
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JP
Japan
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flow
molten metal
detected
stethoscopic
bar
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Pending
Application number
JP2678293A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Taniyoshi
修一 谷吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Publication of JPH06240325A publication Critical patent/JPH06240325A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 溶銑落下流の軌跡を正確に検出する。 【構成】 導電性の聴診棒2を電気シリンダ4によって
繰り返し前後進させ、先端部が溶銑落下流1に当った時
に電流ルートを形成させ、この時の聴診棒2の位置を位
置検出器10により検出し、これによって溶銑落下流の軌
跡を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄鋼業の製銑プロセスに
おける溶銑の落下状態あるいは製鋼プロセスにおける溶
鋼等の溶融金属流の落下軌跡検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】溶銑、溶鋼等の溶融金属が落下する状態
は、製銑、製鋼プロセス等において随所に見られるが、
ここでは溶鉱炉の鋳床における溶銑樋からトピードカー
の前方に位置する傾注樋への溶銑の落下状態を検出する
場合について説明することにする。この場合、傾注樋内
へ脱珪剤を脱珪ランスにより打ち込んでいるが、この脱
珪反応効率を高めるためには、脱珪ランスの打ち込み位
置の最適化が要求される。そのためには、溶銑樋から傾
注樋への溶銑落下流の軌跡を検出することが必須課題と
なり、これはまた脱珪ランスの自動化を達成するために
も必要である。
【0003】このように溶銑、溶鋼等の溶融金属の落下
軌跡を検出するニーズはさまざまな場面と背景があり、
溶銑落下軌跡を検出する技術開発は、従来よりさまざま
な試みがなされてきている。 (1)画像処理により、溶銑落下軌跡を抽出する手法で
あるが、対象があまりにも火炎、粉塵が蔓延していて可
視判別もできない状態のため、画像が解析するのは不可
能である。 (2)μ波センサにより、溶銑流下の有無を判別する手
法であるが、検出するためには大きな指向角を必要とす
るが、そのための充分なる設置場所およびスペースを確
保できないのが難点である。 (3)赤外線カメラもしくは赤外線センサで溶銑落下軌
跡を熱的に浮き上がらせる手法であるが、周辺の発塵が
外乱となり検出は不可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上に述べたように、
まだ溶銑落下軌跡を検出する確立された技術はなく、し
たがって未だにオペレータの目視作業により、溶銑に関
するさまざまな作業が実行されている状況である。本発
明は、このような状況を鑑み、確実なる溶銑等の溶融金
属落下流の軌跡検出装置を提供するのを目的とするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、溶融金属の落下流に先端部を当てて落下軌
跡を検出する水平方向に前後進可能な聴診棒と、この聴
診棒の後端部に絶縁板を介して接続された前後進用駆動
装置と、この前後進用駆動装置を駆動して聴診棒を繰り
返し前後進させて先端部を溶融金属の落下流に当てて電
流ルートの形成されたことを検出する漏電検出器と、聴
診棒の前後進位置を検出する位置検出器と、聴診棒の先
端摩耗を検出して位置補正を行う補正装置と、溶融金属
落下流の軌跡の経時変化を表示する表示器とを備えたこ
とを特徴とする溶融金属落下流の軌跡検出装置である。
【0006】
【作用】本発明では、溶融金属流が導電性であるので、
導電性の聴診棒を含めた大地との間に電流ルートを形成
させ、これが形成された位置を溶銑落下位置と判定す
る。そして聴診棒を繰り返して前進、後退運動を行い、
溶銑落下軌跡の時間的変化を計測するものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の装置の全体構成を示す説明図であ
る。図示を省略した溶銑樋から傾注樋に落下する溶銑落
下流1の位置は高炉からの出銑量によって変化する。そ
こで溶銑落下流1に対して、聴診棒2の先端を触覚とし
て瞬間接触させて溶銑落下軌跡を検出する仕組みであ
る。聴診棒2は鋼芯2aに周辺をセラミック2bをコー
ティングした構造となっており、絶縁板3を介して電動
シリンダー4により、前進、後退運動ができる。鋼芯2
aにセラミック2bをコーティングしている理由は次の
2つの目的のためである。
【0008】 導電体である鋼芯2aと電動シリンダ
ー4および、先端摩耗検出チェーン5とを絶縁するため
である。 聴診棒2の先端部分に溶銑飛沫が接触して、本検出
装置が誤動作するを防止するためである。 聴診棒2の鋼芯2aには、リード線6を介して漏電検出
器7に撃がっている。聴診棒2が溶銑落下流1と接触す
ると、漏電検出器7〜リード線6〜聴診棒2の鋼芯2a
〜溶銑落下流1〜大地〜漏電検出器7という電気的閉回
路が成立して、溶銑流の軌跡を検出することができる。
その時の溶銑流1の位置検出については、前後進用駆動
装置である電動シリンダ4の主端部に取りつけた位置セ
ンサ8と位置検出器9により、聴診棒2と溶銑落下流1
とが接触したタイミングにより溶銑落下流1の位置を判
定する。
【0009】電動シリンダ4の前進、後退の駆動制御は
ドライブ装置10により実行される。以上の漏電検出器
7、位置検出器9およびドライブ装置10については、コ
ントローラ11により制御される。聴診棒2については、
前進→溶銑落下流検出→後退の繰り返し動作を実行する
ように制御される。この実行結果による聴診棒2の位置
変化状態は表示器12に表現される。これはそのまま溶銑
落下流1の軌跡の時間的変化を示しており、聴診棒2の
先端位置のみを包絡線処理すれば、さらに解り易く落下
軌跡を理解できる。
【0010】ところで聴診棒2は溶銑落下流1と瞬間的
であるが接触することにより徐々に摩耗することにな
る。そこで、聴診棒2の移動経路上に先端の摩耗を検出
する検出チェーン5を設けており、聴診棒2が後退限よ
り、前進を開始する時点で溶銑落下流1と接触する如く
に、聴診棒2の鋼芯2aと先端摩耗検出チェーン5とが
接触する。この定位置である先端摩耗検出チェーン5と
接触する聴診棒2との位置関係をもって聴診棒2の摩耗
を計測して、位置補正をコントローラ11にて演算してい
る。
【0011】その他にも、本発明の装置に対する電源供
給として電源装置13、および本発明の装置に対する耐熱
保護として溶銑流1との間に防熱板14が配置されてい
る。以上の検出装置は、聴診棒2と溶銑流1との間の電
流通過をもって判定する方法であるが、聴診棒2と溶銑
流1との間の接触することによる振動伝達をもって判定
することも可能である。また図1による本発明装置の説
明では、溶銑落下流の背面検出についての説明であるが
溶銑落下流の前面検出あるいは複数ポイントの検出につ
いても可能なことは言うまでもない。
【0012】以上に説明した本発明の溶銑落下流の軌跡
検出装置の実際の制御方法を図2の制御フロー図に基づ
き説明する。まず計測開始となると、聴診棒2の前進限
状態か?あるいは計測停止状態か?を判定して、そのい
ずれかであれば、聴診棒2に後退限まで後退させる。そ
うでなければ、聴診棒2はゆっくりとしたスピードで前
進して行き、先端摩耗検出チェーン5により先端摩耗検
出した場合は距離補正を行い、さらにそれが摩耗限界ま
で摩耗していた場合は聴診棒2を取替なるべくアピール
するために外部にアラームする。
【0013】次に聴診棒2が溶銑落下流1を検出したな
らば、聴診棒2を一旦停止させ、t 1sec間溶銑落下流検
出を継続するかどうかを確認する。これは誤検出を防止
するためであり、確実に検出したならば、聴診棒2をl
cm後退させ、かつt2sec間待機させ、次の測定タイミン
グを待つことになる。タイムアップ後再び聴診棒2の前
進動作を行い以上に述べた動作を繰り返すことになる。
表示器12は以上の動作による聴診棒2の動きを、コント
ローラ11で距離補正を加えた上で忠実に表現すればよ
く、それが溶銑落下流1の落下軌跡を表すことになる。
本発明ではさらにコントローラ11で包絡線処理を行って
いる。これは聴診棒2の各先端位置、言いかえれば溶銑
流1を検出したポイントを結んでいったもので、さらに
溶銑落下流軌跡の変化がより解り易く提供できることに
なる。
【0014】本発明の装置により溶銑樋から傾注樋に落
下する溶銑落下流の軌跡を正確に検出し、これによって
脱珪ランスから吹き出す脱珪剤を傾注樋への溶銑流落下
点に向けて供給し、脱珪反応の効率を向上させることが
できる。なお、本発明の装置は製銑プロセスや製鋼プロ
セスばかりでなく他の溶融金属の落下軌跡を検出する手
段とすることも可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、極
めてプリミィティブな手段ではあるが、溶融金属の落下
軌跡を確実に検出することができ、例えば傾注樋への脱
珪ランスによる脱珪剤の打ち込み位置の最適化が可能と
なり、さらには自動化に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の全体構成を示す説明図である。
【図2】本発明装置の制御フロー図である。
【符号の説明】
1 溶銑落下流 2 聴診棒 3 絶縁板 4 電動シリンダ 5 先端摩耗検出チェーン 6 リード線 7 漏電検出器 8 位置センサ 9 位置検出器 10 ドライブ装置 11 コントローラ 12 表示器 13 電源装置 14 防熱板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融金属の落下流に先端部を当てて落下
    軌跡を検出する水平方向に前後進可能な導電性の聴診棒
    と、この聴診棒の後端部に絶縁板を介して接続された前
    後進用駆動装置と、この前後進用駆動装置を駆動して聴
    診棒を繰り返し前後進させて先端部を溶融金属の落下流
    に当てて電流ルートの形成されたことを検出する漏電検
    出器と、聴診棒の前後進位置を検出する位置検出器と、
    聴診棒の先端摩耗を検出して位置補正を行う補正装置
    と、溶融金属落下流の軌跡の経時変化を表示する表示器
    とを備えたことを特徴とする溶融金属落下流の軌跡検出
    装置。
JP2678293A 1993-02-16 1993-02-16 溶融金属落下流の軌跡検出装置 Pending JPH06240325A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7292426B2 (en) 2003-10-01 2007-11-06 Canon Kabushiki Kaisha Substrate holding system and exposure apparatus using the same
JP2012093337A (ja) * 2010-10-28 2012-05-17 China Steel Corp 材料流れの幅を測定する方法

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US7466531B2 (en) 2003-10-01 2008-12-16 Canon Kabushiki Kaisha Substrate holding system and exposure apparatus using the same
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