JPH0624010B2 - 画像内濃淡領域検出装置 - Google Patents

画像内濃淡領域検出装置

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JPH0624010B2
JPH0624010B2 JP61124041A JP12404186A JPH0624010B2 JP H0624010 B2 JPH0624010 B2 JP H0624010B2 JP 61124041 A JP61124041 A JP 61124041A JP 12404186 A JP12404186 A JP 12404186A JP H0624010 B2 JPH0624010 B2 JP H0624010B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、二次元画像から、一定の面積を有する濃淡画
像領域を検出する装置に関する。本発明は、例えば、X
線画像から黒い部分として表れる癌等の病巣を検出する
自動診断装置に応用出来る。又、超音波断層画像、サー
モグラフィによる温度分布画像等から、一定面積を有し
た特徴的領域を検出して、異物の混入、内部異状、その
他特異領域を自動検出する装置に応用出来る。 特に本装置は、雑音やゆらぎを含む不鮮明な画像の中か
ら、周辺の画像に対し区別出来る一定の面積を有した濃
淡領域を検出する装置に有効である。
【従来技術】
従来、高周波及び低周波の雑音成分を有した画像から濃
淡領域を検出する方法として概略次の方法が知られてい
る。 第1は、帯域フィルタを用いて画像信号から雑音成分を
除去した後、その信号を閾値に対し明と暗の何れかのレ
ベルに2値化し、一方のレベルに有る画像を領域内の画
素として検出する方法である。 第2は、画像信号を1次微分し、その微分値の大きい画
素を輪郭線として抽出し、その内部にある画素を領域内
の画素として検出する方法である。
【発明が解決しようとする問題点】
しかし、単に帯域フィルタを用いる方法には、雑音成分
の除去のみを行っているため、信号と雑音のレベル比
(S/N比)が小さく、両者の周波数が接近している時
は、2値化の為の適切な閾値を決定することが困難であ
るという問題がある。 また、一次微分法により検出領域の輪郭線を抽出する方
法には、高周波の雑音成分が多く含まれる場合には、多
数の場所で微分値が大きな値を示すため、検出すべき領
域に関する輪郭線だけを抽出するのは困難であるという
問題がある。したがって、明確な所望の輪郭線が得られ
る場合は、輪郭線のところで、信号レベルが急峻に変化
する場合に限られていた。 かかる従来技術の欠点は、画像に含まれる高周波及び低
周波(ゆらぎ)の雑音成分と、検出対象となる信号成分
との明確な分離が困難であること、検出領域の2次元的
な広がりに関する特徴を加味した信号の処理が行われて
いないことに起因するものである。 そこで、本発明者等は、高周波及び低周波の雑音成分を
含む画像信号から検出対象となる信号成分のみを選択し
て所定の変換を施すことにより画像の濃淡を強調し、し
かる後、明度が走査方向に連続して一定の閾値を越える
連続画像を線分として抽出し、しかも係る線分が相互に
連接し、一定の束として検出される画素領域を検出すれ
ば、明確に一定の面積を有した濃淡領域を検出すること
が可能であることを見出した。 したがって、本発明の目的とするところは、雑音成分と
信号線分とが、レベル、周波に於いて接近しており、検
出の対象となる濃淡領域の輪郭が明確でない様な画像か
らでも、一定の広がりを有した濃淡領域を確実に検出す
ることを可能とすることである。
【問題点を解決するための手段】
上記問題点を解決するための発明の構成は、次の通りで
あり、その概略の構成図が第1図に示されている。 本発明は、画像撮影装置により撮影される画像の濃淡レ
ベルを各画素毎に多値化して成る画像データを入力して
記憶装置に記憶する原画入力装置1と、 前記画像データを処理して、一定の面積を有する濃淡画
像領域を検出する領域検出装置2と、 前記濃淡画像領域に関する情報を出力する出力装置3
と、から成る画像内濃淡領域検出装置であって、 前記領域検出装置2は、 前記画像データを一次元画素方向に走査して、走査線上
で周辺に対し前記画像データの値が大きい画素区間のデ
ータはその区間の最大値に、周辺に対し前記画像データ
の値が小さい画素区間のデータはその区間の最小値に置
換することにより、画像の濃淡を強調した強調画像デー
タを作成する画像強調手段4と、 前記強調画像データの値が走査線方向に連続して所定の
閾値を越えている画素区間を線分として抽出し、抽出さ
れた1の線分を基準として、相互に連接し2次元領域を
構成する線分を順次抽出することにより、連続領域を検
出する領域探査手段5と、 を具備することを特徴とするものである。 望ましくは、第2図(b)に示す様に、前記領域探査手
段5は、前記の相互に連接し2次元領域を構成する線分
数が、それらの線分の走査線方向の共通の画素区間長に
対し所定の割合に達した時に、連続領域と判定する連続
性検査手段52を有する。 又、望ましくは、前記画像強調手段4は、走査線上にお
いて、一定距離隔てた2の画素区間の前記画像データの
平均値をそれぞれ出力する平均演算手段と、それぞれの
平均演算手段の出力の差を演算する差分演算手段と、前
記差分を閾値と比較する比較手段と、前記画像データを
走査しながら前記比較手段が閾値を越えた旨の信号を出
力した時に走査している画素位置により強調される前記
区間を設定する区間設定手段とを有する。 更に、望ましくは、第2図(a)に示すように、領域探
査手段5は、前記閾値をスライス条件が緩和される方向
に所定値まで順次変化させつつ、前記強調画像データか
ら、その閾値を越えている画素を抽出するスライス手段
50を有する。 更に望ましくは、前記領域探査手段5は、順次検出され
る前記連続領域のうち、その領域を構成する線分の共通
区間長が最大となる連続領域を記憶する最大連続領域導
出手段と、最大連続領域導出手段に記憶されている前記
共通区間長より長い線分を次の連続領域の検出の基準と
する線分として抽出する最大線分導出手段とを有する。 更に望ましくは、第3図に示す様に、前記領域検出装置
2は、前記原画入力装置1により入力された画像データ
の内、予め設定された閾値に従って決定される背景にあ
たる画素部分以外の処理対象となる画素範囲の位置情報
を検出し、前記画像強調手段4と前記領域探査手段5の
処理対象画素範囲を制限する関心領域検出手段6を有す
る。 更に望ましくは、第4図に示す様に、前記領域検出装置
2は、前記画像データを入力し、画像の平面空間におけ
る高周波成分の除去、低周波成分の除去、および濃淡レ
ベルの正規化を施した修正画像データを前記画像強調手
段に入力すべき新たな画像データとする画像補正手段7
を有する。
【作用】
原画入力装置1により入力された画素毎の明度の多値化
信号から成る画像データは、画像強調手段4により信号
成分のみ選択的に所定の変換が施される。その結果、画
像の濃淡が強調された強調画像が得られる。画像強調手
段4は、画像データを、走査線上において画像データの
値の大きい区間は、その区間の最大値に、値の小さい区
間は、その区間の最小値に置換することにより画像の濃
淡を強調する。こうして、得られた強調画像は、領域探
査手段5により処理され、走査線上に於いて連続して画
像データが一定の閾値を越える画素区間を検出すること
により領域を構成する線分が抽出され、かかる線分が相
互に連接し一定の幅で、束になって2次元的に連続して
いる画素領域が検出される。かかる領域は、その位置等
に関する情報として出力装置3により表示される。
【実施例】
実施例1 A構成 本装置は、本発明装置を用いた乳癌自動診断装置に関す
るものであり、第5図に示す様に、大きく分けて、原画
入力装置1と領域検出装置2と出力装置3とから成る。 (1)原画入力装置 原画入力装置1は、X線撮影装置により撮影されたアナ
ログX線画像をディジタル化して得られる一枚分の画像
データをディジタルメモリに保存する装置である。 X線撮影装置により、乳房部位にX線を照射し、透過X
線を撮像装置に受光して、受光面の潜像を映像信号とし
て取り出し、それをディスプレイ上に可視化すれば、二
次元の可視画像(第6図(a))が得られる。以下、前
記潜像は可視画像により対応されるものとして、両者を
区別することなく「X線画像」という。 このX線画像は、良く知られた様に、撮影物体の透視画
像となり、X線を多く受けた画素程明るくなる。即ち、
多くのX線を透過する物体の箇所は、X線画像上では明
るく写り、逆に透過量の少ない箇所は、暗く写る。した
がって、X線画像のうち乳房部(第6図(a)斜線部)
以外は鉛遮蔽の背景面又は胸壁となり乳房部に比べ暗く
なる。又、癌等の病巣は暗く写される。 X線画像は、撮像装置の出力する映像信号を画素毎にサ
ンプリングしA/D変換することにより、各画素の明度
を数値で表した画像データ(以下「ディジタルX線画
像」という)に変換される。画素は、X線画像上の51
2×512の格子として取られている。ディジタルX線
画像は、各画素内の平均明度を画素毎に表しており、5
12×512の画素成分から成る(第6図(b))。 このディジタルX線画像は、1ライン当たり512個の
レジスタから成るライン数512のディジタルメモリに
保存される。走査線方向(X軸)の画素アドレスはレジ
スタ番号に対応し、走査線に垂直な方向(Y軸)の画素
アドレスはライン番号に対応している。即ち、左上隅の
画素(第6図(b)中ア)はライン番号1でレジスタ番
号1、右上隅の画素(第6図(b)中イ)はライン番号
1でレジスタ番号512、左下隅の画素(第6図(b)
中ウ)はライン番号512でレジスタ番号1、画像の右
下隅の画素(第6図(b)エ)はライン番号512でレ
ジスタ番号512にそれぞれ対応している。以下、画素
アドレスは、ライン番号Lとレジスタ番号Nにより特定
され、必要に応じて、(L,N)として参照される。 (2)領域検出装置 領域検出装置2は、大きく分けて、関心領域検出手段6
と画像補正手段7と画像強調手段4と領域探査手段5と
から成る。 領域検出装置2は、ディジタルX線画像から、極端に偏
平でない一定の広がりを有した形状をした濃淡領域、即
ち、癌病巣を検出する装置である。 (a)関心領域検出手段 関心領域検出手段6は、処理速度を向上させるために、
処理の対象領域を制限するための装置であり、上限探査
器61と下限探査器62と左右端探査器63とから成
る。 乳房部は、X線画像において、背景に比べれば明るいた
め、一定の閾値(背景よりやや明るい値)を設定して、
ディジタルX線画像を判定すれば、乳房部を構成する画
素のアドレスを検出することが出来る。 以下、本手段の構成装置を個々に説明する。 上限探査器61は、乳房部の内、最上部の画素(第7図
中ア)のライン番号を検出する装置である。X線ディジ
タル画像において、ライン番号1から順に1ラインずつ
レジスタを探査し、背景に対し区別し得る画素が、1つ
でも見つかれば、そのライン番号が記憶される。 下限探査器62は、乳房部の内、最下部の画素(第7図
中イ)のライン番号を検出する装置である。1ライン中
の全ての画素の明度が閾値に対し背景明度と同じ側に有
る時、そのライン番号が記憶される。 左右端探査器63は、乳房部の輪郭線の存在する画素ア
ドレスを上記の上限ラインと下限ライン間の各ラインに
対し求める装置である。ディジタルX線画像を各ライン
毎に走査して、背景と区別し得る画素の内、最左端と最
右端の画素(第7図中ウエ)に対応したレジスタ番号が
それぞれ記憶される。 この様にして、処理対象領域である乳房部の輪郭を構成
する画素アドレスが検出される。以下この処理対象領域
を「関心領域」という。 (b)画像補正手段 画像補正手段7は、ディジタルX線画像のうち、関心領
域の画像の雑音成分を除去し、明度を正規化した画像デ
ータ(以下「補正画像」という)を記憶する装置であ
り、高周波成分除去器71と低周波成分除去器72とレ
ベル補正器73と補正画像記憶装置74とから成る。 ディジタルX線画像には、画像空間(画像データを走査
し時系列信号とすれば、時空間に対応する)において、
高周波と低周波の雑音成分が含まれている。これらの雑
音成分は、ローパスフィルタとハイパスフィルタにより
除去される。強度の正規化は、関心領域内の最も明度の
高い画素のデータが0に最も明度の低い画素のデータが
255になるように、他の画素のデータを線形変換する
ことにより行われる。この処理を走査して得られる映像
信号に類似させ、等価的にアナログ信号で表示すれば、
第8図の様になる。但し、横軸は画素アドレスと対応す
る時間軸であり、縦軸は、明度を示す軸である。この様
にして得られた補正画像は暗い画素程数値が大きいもの
となる。 以下、本手段の構成装置を個々に説明する。 高周波成分除去器71は、高周波成分をローパスフィル
タにより除去する装置である(第8図(a)−
(b))。 ローパスフィルタは、関心領域内に於いて、注目する1
画素に対しそれと同一ラインの隣接する複数個の画素の
値をを平均し、その平均値をその注目する画素の補正値
とする演算を各画素に付き順次行い結果を出力する装置
である。 低周波成分除去器72は、高周波成分除去器71により
高周波成分の除去されたデータから更にハイパスフィル
タにより低周波成分を除去する装置である(第8図
(b)−(c))。 ハイパスフィルタは、関心領域内に於いて、高周波成分
除去器71の出力するデータから、注目する1画素に対
しそれと同一ラインの隣接する複数個の画素の前記補正
値を平均し、その平均値を注目する画素の前記補正値か
ら引いた値をその注目する画素の新補正値として出力す
る処理を画素毎に順次実行する装置である。 レベル補正器73は、高周波成分除去器71及び低周波
成分除去器72により雑音成分が除去された値を、反転
し最大値が0に、最小値が255になるように線形変換
して明度の正規化を行う装置である(第8図(c)−
(d))。 低周波成分除去器72の出力する各画素のディジタル値
Z(I)から、関心領域における最大値Maxと最小値Minが
検出され、次式の演算により正規化されて、各画素の補
正画像データW(I)が演算される。 W(I)=255-(Z(I)-Min)×255/(Max-Min)……(1) その演算結果W(I)は補正画像記憶装置74に記憶され
る。補正画像記憶装置74は、ディジタルX線画像を記
憶する装置と同様に、1ライン当たり512個のレジス
タから成る512ラインのディジタルメモリから成る。
レベル補正器73から出力されない関心領域以外の画素
部分に対応するレジスタには、0が記憶される。 (c)画像強調手段 画像強調手段4は、関心領域の補正画像に於いて、同一
ライン中、周辺に対し画素のディジタル値が大きい区間
(第9図(a)中アウオ)は、その値をその区間内のデ
ィジタル値の最大値に置換し(第9図(b))、周辺に
対して値が小さい区間(第9図(a)中イエ)は、その
値をその区間内のディジタル値の最小値に置換する装置
である(第9図(b))。そして、この装置により、周
辺に対して値の大きい区間はより値を大きく、周辺に対
して値の小さい区間はより値を小さくして画像は強調さ
れる。この様にして強調された画像(以下「強調画像」
という)は、画素アドレスに対応して、強調画像記憶装
置424に記憶される。 係る装置は、大きく平均差分手段41と強調置換手段4
2とから成る。平均差分手段41はウインドウ位置設定
装置411、第1ウインドウ平均演算器412と第2ウ
インドウ平均演算器413、その両者の出力の差を演算
する差分演算器414、閾値設定装置415、比較器4
16、置換区間設定装置417とから成る。 I平均差分手段 平均差分手段41は、補正画像のうちの関心領域に対応
する各ラインごとに、ライン中で周辺に対して値の大き
い区間(高値区間)と周辺に対して値の小さい区間(低
値区間)の境界となるレジスタ番号を検出する装置であ
る。 第10図、第11図は、補正画像のディジタル値をそれ
が記憶されているレジスタ番号を横軸に取ってプロット
した曲線を示す。先ず、各ラインごとに、近隣の複数レ
ジスタを指示する第1ウインドウ(第10図中ア)と、
第1ウインドウから一定距離隔てたところの複数レジス
タを指示する第2ウインドウ(第10図中イ)が設定さ
れる。次に、第1ウインドウの指示する複数レジスタの
ディジタル値の平均値と、第2ウインドウの指示する複
数レジスタのディジタル値の平均値との差を演算する平
均差分演算が行われる。その後、その演算結果が設定閾
値以上となるところのレジスタ番号が高値区間と低値区
間の境界として検出される。 次に、平均差分手段41を構成する装置を個々に説明す
る。 ウインドウ位置設定装置411は、平均差分演算するた
めのウインドウ位置を設定する装置である。 まず、関心領域の各ラインについて、左右端探査器63
により検出される関心領域の左端に当たるレジスタをウ
インドウの左端(第10図中a)とし、一定幅を持つ第
1ウインドウ(第10図中ア)が設定される。同様に、
第1ウインドウの右端(第10図中b)から一距離隔て
たところを左端(第10図中c)とし、一定幅の第2ウ
インドウ(第10図中イ)が設定される。その後、後述
する第1ウインドウ平均差演算器412と第2ウインド
ウ平均演算器413を駆動するための信号が出力され
る。そして、設定されたウインドウに対しデータが取り
込まれると、第1ウインドウ、第2ウインドウの位置が
右へ一画素移動される。係る処理は、第2ウインドウの
右端(第10図中d)が、左右端探査器63により検出
される関心領域の右端に当たるレジスタに対応するまで
順次繰り返される。 第1ウインドウ平均演算器412は、補正画像記憶装置
74に保存されている補正画像のうち、ウインドウ位置
設定装置411により設定される第1ウインドウに対応
するレジスタのディジタル値から、信号を入力し、その
平均値を演算する装置である。 第2ウインドウ平均演算器413は、同様に第2ウイン
ドウに対応するレジスタのディジタル値を入力し、その
平均値を演算する装置である。 差分演算器414は、第1ウインドウ平均演算器412
の出力値から第2ウインドウ平均演算器413の出力値
を減算する装置である。 閾値設定装置415は、平均差分演算で、高値区間と低
値区間の境界を検出するための閾値をスイッチにより設
定し、設定された閾値信号を出力する装置である。 比較器416は、差分演算器414の出力値の絶対値と
閾値設定装置415の出力閾値を比較し、前者が後者以
上のとき、後述する置換区間設定装置417に制御信号
と差分演算器414の出力値の正負符号信号を出力する
装置である。 置換区間設定装置417は、高値区間と低値区間の境界
を検出する装置である。その装置は、比較器416から
の制御信号により駆動される。比較器416の出力値が
正符号であるときは、そのときの第2ウインドウの左端
(第11図中c)のレジスタ番号が高値区間から低値区
間への境界画素アドレスとしてメモリに保存される。ま
た、負符号であるときは、そのときの第1ウインドウの
右端(第10図中b)のレジスタ番号が、低値区間から
高値区間への境界画素アドレスとしてメモリに保存され
る。係る処理は、関心領域に於ける補正画像の各ライン
ごとに行われる。 II強調置換手段 強調置換手段42は、平均差分手段41により検出され
る各ラインごとの高値区間と低値区間の位置の情報を基
に、補正画像の各ディジタル値を、高値区間のものはそ
の区間内の最大値に、低値区間のものはその区間内の最
小値に置換し、得られた強調画像をメモリに保存する装
置である。その装置は最大値置換器421、最小値置換
器422、最大値保存装置423、強調画像記憶装置4
24とから成る。 次にそれらの装置を個々に説明する。 最大値置換器421は、置換区間設定装置417と補正
画像記憶装置74とからデータを入力し、各ラインごと
に高値区間の値をその区間の最大値に置換し、後述する
強調画像記憶装置424の対応するアドレスに保存し、
その中の最大値を後述する最大値保存装置423に保存
する装置である。 最小値置換器422は、同様に低値区間の値をその区間
の最小値に置換し、強調画像記憶装置424の対応アド
レスに記憶する装置である。 最大値保存装置423は、強調画像記憶装置424に記
憶されるディジタル値の最大値を記憶する装置である。 強調画像記憶装置424は、512個のレジスタを持つ
52ラインのディジタルメモリから成り、最大値置換器
421及び最小値置換器422により変換された強調画
像を記憶する装置である。 (d)領域探査手段 領域探査手段5は、閾値を変化させながら、強調画像か
らその閾値を越える画素を順次抽出するスライス手段5
0と、スライスされた画像から最大線分を抽出する最大
線分導出手段51、その線分に対し隣接線分を抽出して
領域の連続性を検出する連続性検査手段52、その面積
の最大となる領域を抽出する最大連続領域導出手段5
3、導出された領域の存否、存在位置等を演算する領域
演算手段54とから成る。 Iスライス手段 スライス手段50は、強調画像の各画素の値がスレッシ
ョルド(第12図中a)を越えるとき値を1に、スレッ
ショルド以下のとき値を0にするという二値化を行い
(第12図)、得られた画像データ(以下「スライス画
像」という)としてメモリに保存する装置である。スレ
ッショルドの値は、最大値保存装置423に記憶されて
いる値より一定量低い値に初期設定され、以後、後述す
る終了判定器541の制御により、前回のスレッショル
ドより一定量低い値に順次更新される。スレッショルド
の値が、正常レベル値以下となった時、後述する正常表
示装置31が駆動される。 以下、構成装置を個々に説明する。 スレッショルド設定器501は、画像の二値化のための
スレッショルド値を設定する装置である。 正常レベル判定器502は、スレッショルド設定器50
1の出力するスレッショルド値が正常レベル値か否かを
判定する装置である。スレッショルド値が正常レベルを
越えるとき、後述する領域探査手段5による検出が必要
であるため、スライス器503を駆動する制御信号が出
力される。スレッショルド値が正常レベル値以下になっ
たときは、X線画像から特定の領域が検出されなかった
ことを意味し、正常表示装置31を駆動する制御信号を
出力する。 スライス器503は、正常レベル判定器502の駆動に
より、強調画像記憶装置424に保存されている強調画
像の各レジスタのディジタル値が、スレッショルド設定
器501の出力スレッショルド値を越えるとき、値1を
後述するスライス画像記憶装置84の対応アドレスに出
力し、出力スレッショルド値以下のとき、値0をスライ
ス画像記憶装置84の対応アドレスに出力する装置であ
る。 スライス画像記憶装置504は、512個のレジスタを
持つ512ラインのディジタルメモリから成り、スライ
ス器503より二値化された512×512のスライス
ディジタルX線画像を記憶する装置である。 II最大線分導出手段 最大線分導出手段51は、線分を抽出するための装置で
あり、線分導出器511と最大線分選別器512とから
成る。 線分導出器511は、スライス画像記憶装置504に保
存されている関心領域に於けるスライス画像のディジタ
ル値が、同じライン上で値1を連続して持つ画素区間を
線分(第13図中a)として検出する装置である。線分
が検出された時、その線分画素に対応するレジスタ番号
が最大線分選別器512へ出力される。又、全ての画素
の走査が終了した時は、終了信号が出力される。 最大線分選別器512は、線分導出器511が検出する
線分の長さを、 最後のレジスタ番号−最初のレジスタ番号+1なる演算
により求め、その値が後述する最大領域長記憶装置53
2に保存されている値と比較し、大きいときのみ、その
レジスタ番号と線分長を連続性検査手段52へ出力する
装置である。また、線分導出器511が出力する終了信
号はそのまま終了信号S5として手段52へ出力され
る。 III連続性検査手段 連続性検査手段52は、第14図(a)の連接する線分
の集合で構成される領域から、その領域に内包される矩
形部(第14図(b)中A)を検出する装置であり、検
査ライン設定装置521と検査ライン抽出器522と連
続性検査器523とから成る。次に係る装置を個々に説
明する。 検査ライン設定装置521は、第15図に示す様に構成
されており、抽出された線分の内、X軸画素アドレス
(レジスタ番号)が共通している区間(以下「共通区
間」という)のレジスタ番号を記憶するカレント線分メ
モリM2と、共通区間の長さ(以下「共通区間長」とい
う)を記憶する共通区間長メモリM1と、検出領域の中
央部に位置する線分の存在するライン番号を記憶した特
定ラインメモリM3と、連接する線分を抽出すべきライ
ンの特定ラインに対する相対ライン番号を記憶するライ
ンメモリM4とを有してい。ここで、特定ラインとは、
最大線分選別器512により選別された線分(以下「特
定線分」という)の属するラインをいう。第14図で線
分Tが手段512により抽出されたとすると、その線分
Tが特定線分であり、その線分Tの属するラインが特定
ラインである。又、1線分に対し両側のラインに存在
し、共通区間が存在する線分をそれぞ連接線分という。
第14図(a)に於いて、特定線分Tに対する連接線分
はEU1とEL1である。又、線分EU1とEU2は、相互に連接し
ている。線分T、EU1、EL1の両端をそれぞれ、P1,P
2;P3,P4;P5,P6とする。今、線分EU1、EL1
の検出が完了したとすると、この時の共通区間は、P5
〜P6となる。 最大線分選別器512から制御信号S1が出力される
と、検査ライン設定装置521の特定ラインメモリM3
には、特定ラインのライン番号が、共通区間長メモリM
1には、特定線分の長さが、カレント線分メモリM2に
は、特定線分に対応したレジスタ番号が、ラインメモリ
M4には、1が、それぞれ、初期設定される。検査ライ
ン設定装置521は、後述するように、ラインメモリM
4の値が共通区間長メモリM1に記憶されている値に対
し所定の関係に達した時にコンパレータA2から出力さ
れる連続領域検出信号S2が出力されるまで、ラインメ
モリM4の値を順次更新し、ゲート回路A4を介して、
カレント線分メモリM2、特定ラインメモリM3、ライ
ンメモリM4の内容を検査ライン抽出器522へ出力す
る。 検査ライン抽出器522は、特定ラインメモリM3に記
憶されているライン番号と、ラインメモリM4に記憶さ
れている相対ライン数とから、特定線分の両側に検索す
べき2本のライン(以下「検索ライン」という)を設定
する。最初の検索時は、線分EU1、EL1の属するラインが
検索ラインとなる。次に、スライス画像記憶装置84に
保存されているスライス画像から、検査ラインであっ
て、カレント線分メモリM2に記憶されているレジスタ
番号に対応した画素のデータが抽出され、そのデータ
は、連続性検査器523へ出力される。 連続性検査器523は、検査ライン抽出器522の出力
するラインのディジタル値のうち値1を連続して持つレ
ジスタ番号を新たな共通区間の線分として、その線分長
と共に、カレント線分メモリM2、共通区間長メモリM
1に出力する装置である。即ち、共通区間と共通区間長
とを検出する装置である。例えば、カレント線分メモリ
により照合される線分が第14図(c)に示す様であ
り、検査ライン抽出器522の出力する線分が第14図
(d)のとき、両線分の共通区間P3〜P4に対応した
レジスタ番号を装置521に出力し、このデータは新た
にカレント線分メモリM2に記憶される。又、新たな共
通区間長は共通区間長メモリM1に記憶される。次に特
定線分に対して下方に位置する検査ラインに付いて、上
記と同様な処理が実行され、更に、共通区間が検出され
る。そして、係る1サイクルの処理が完了すると、制御
信号S3が検査ライン設定装置521に出力される。 検査ライン設定装置521は、この信号を受信して、共
通区間長メモリM1に記憶されている共通区間長の0.
1倍を乗算器A1により算出し、その値と、ラインメモ
リM4に記憶されている相対ライン数とをコンパレータ
A2により比較し、相対ライン数が共通区間長の1割以
上の時、連続領域検出信号S2を最大連続領域選別器5
31に出力する。その条件を具備しない時は、制御信号
S4が加算器A3に出力され、ラインメモリM4の相対
ライン番号が1だけ更新され、ゲート回路A4がオン状
態となり、検査ライン抽出器522には、次のデータが
出力される。このようにして、次の検索ラインの処理が
実行される。結局、最大連続領域選別器531を駆動す
る連続領域検出信号S2が出力されるまで、上記処理が
実行されることになる。即ち、特定線分に対し、隣接す
るライン(特定ラインのライン番号±1、特定ラインの
ライン番号±2………)を、逐次検索していく。尚、最
大線分選別器512の出力する終了信号S5はそのまま
終了信号として最大連続領域選別器531に出力され
る。 IV最大連続領域導出手段 最大連続領域導出手段53は、連続性検査手段52の出
力する連続領域の長さ(以下「連続領域長」という)の
内、常に最大のものを記憶する装置である。連続領域長
とは、連続領域が検出された時の共通区間長に当たり、
第14図(b)のDで表される長さである。 次に、係る手段を構成する装置を個別的に説明する。 最大連続領域選別器531は、検査ライン設定装置52
1により駆動され(制御信号S2)、連続性検査器52
3の出力する連続領域長を読み込み、その長さと後述す
る最大領域長記憶装置532に保存されている値とを比
較し、最大領域長記憶装置532に保存されている値の
方が小さい時にのみ、最大領域長記憶装置532に、検
出された連続領域長を新たな値として記憶する装置であ
る。この時、共通区間に該当するレジスタ番号は、装置
の内容を書き換えることにより、領域記憶装置533に
記憶される。また、検査ライン設定装置521から終了
信号S5を受信したら、後述する終了判定器541を駆
動する制御信号を出力する。 最大領域長記憶装置532は、その時までに、1のスラ
イス画像から得られた連続領域の内、最大の連続領域長
を記憶する装置である。初期値は0である。 領域記憶装置533は、検出された最大の連続領域長に
対応する共通区間のレジスタ番号と、上下方向のライン
の連続の幅H(第14図(b))を記憶する装置であ
る。 V領域演算手段 領域演算手段54は、1のスライス画像中での最大の連
続領域の位置、強度、大きさを求める装置である。連続
領域が見つからないときは、再スライスを要求する信号
をスレッショルド設定器81に出力する。 終了判定器541は、最大連続領域選別器531により
駆動され、領域記憶装置533に何も記憶されていない
とき、即ち、連続領域が見つからないときは、スレッシ
ョルド設定器81を駆動する制御信号を出力する。領域
記憶装置533に領域が記憶されているとき、後述する
領域演算器542を駆動する装置である。 領域演算器542は、終了判定器541により駆動さ
れ、領域記憶装置533に保存されている領域の情報に
基づいて、原画入力手段1より、ディジタルX線画像を
読み込み、それらの最大値と平均値を明度として出力
し、領域のレジスタ番号及びライン番号から、 (左端レジスタ番号+右端レジスタ番号)/2 (上端ライン番号+下端ライン番号)/2 を領域の位置として、 (右端レジスタ番号−左端レジスタ番号) (下端ライン番号−上端ライン番号) を領域の大きさとして出力する装置である。 (2)出力装置 出力手段3は、乳癌検出処理の結果を表示する装置であ
り、正常表示装置31と領域出力装置32とから成る。 正常表示装置31は、正常レベル判定器502により駆
動され、処理した結果、所定の濃淡領域、即ち病柄巣が
検出されなかったとする正常表示を行う装置である。 領域出力装置32は、領域演算器542により駆動さ
れ、検出された癌病巣の位置と大きさと強度を表示する
装置である。 B作用 上述の構成より成る本実施例装置は、原画入力装置1に
より乳房X線画像がディジタル信号として入力される
(第6図)。処理速度を向上させるために、関心領域検
出手段6によりディジタルX線画像のうち乳房が撮影さ
れている範囲が検出され、処理対象範囲は、この乳房部
の範囲に限定される。一のX線画像は、高周波の雑音
と、照射中心部が最も強く周辺部へ行くに従って弱くな
るというX線の強度分布に起因する低周波の雑音を持っ
ている。また撮影される画像ごとにX線強度が異なる。
そのため、ディジタルX線画像を画像補正手段7により
雑音を取り除き正規化した補正画像に変換する(第8
図)。 乳癌部位は、周辺に対してX線吸収率が高いという特徴
を有する。補正画像のディジタル値で言えば、周辺に対
して値が高い部分に対応する。この周辺に対して値が高
い部分を強調し、明確にするために、画像強調手段4に
よって補正画像を1ラインごとに周辺に対して値の大き
い区間は区間内の最大値に、小さい区間は区間内の最小
値に置換し(第9図)、値が高い区間はより高く、値の
低い区間はより低くした強調画像に変換する。高値区間
と低値区間の境界は、高周波雑音に反応しないように、
平均的に見て値が変化しているところとしている。この
ために、平均差分手段41により一定の距離をおいた二
つの一定範囲(第10図中ア及びイ)を設定し、その範
囲内の平均値の差が設定閾値を越えるところとして検出
するようにしている。また最大値保存装置423には強
調画像の最大値が得られる。 強調画像はスライス手段50によりスライスされ2値信
号に変換される(第12図)。スライスのための閾値は
スレッショルド設定器501により設定され、初期値と
しては最大値保存装置423の値より一定値低い値に設
定され、以後、終了判定器541の制御を受けるたびに
一定値ずつ低い値に更新される。この閾値が正常レベル
以下となることを正常レベル判定器502が検出すると
正常表示装置31により正常表示をし、次の乳房X線画
像の入力待ちとなる。正常レベルを越えるならばスライ
ス器503を駆動し再スライスを行う。スライスを行う
のは、強調画像のディジタル値のうち値が高い部分、即
ち該当部位のみを切り出すためであり、領域探査手段5
により癌部位が切り出せるまで、スレッショルドを逐次
下げていく。スレッショルド値があるレベル以下となる
ときはディジタル値が高い部分がない、即ち癌部位が存
在しないため正常と判定する。 癌部位に相当するものは、一定の形状を持っており、極
端に細長いものは癌部位でないため、スライス手段50
により切り出された部分のうち、上下方向の連続性を持
つものが検出される。癌の有無の判別を重視するため、
癌部位が複数ある場合は、そのうち面積が最大のものだ
けを抽出している。そのために、まず、スライスX線画
像から最大線分導出手段51により最大領域長記憶装置
532の値より長い線分が順次導出される。但し、最大
領域長記憶装置532の初期値は0に設定される。本実
施例では、処理速度を向上させるため、最大の癌だけを
抽出することを目的とするため、既に見つかっている連
続領域より小さい線分は導出しない。導出された線(第
14図中T)は連続性検査手段52により上下方向の連
続性を共通区間を求めるという線分収縮を行いながら検
査し、共通区間長の一定割合以上のライン数で上下方向
に連続性を持つ領域(第14図(b)中A部)を抽出す
る。抽出された連続領域のうち最大のものが最大連統領
域導出手段53により残される。スライス画像の一画面
中に連続領域が全く導出できなかったことが終了判定器
541により検出されると、スレッショルド設定器50
1は再スライスを実行することになる。連続領域が導出
されたならば終了判定器541は領域演算器542を駆
動し、最大連続領域の情報を演算し、領域出力装置32
により自動診断の検出結果を表示し、次の乳房X線画像
の入力待ちとなる。 C実施例装置の利点 上述の作用を有する本実施例装置は、乳癌の集団検診の
多量X線画像において医師の視察判断を最小限にし、疑
わしいものと疑わしくないものを振り分け、医師に有効
な情報を提供する乳癌自動診断装置として機能する。 即ち、関心領域検出手段6は、自動診断検出対象を乳房
のみに制限するので、処理速度が向上し、多量のX線画
像を次々に処理することが可能となる。 生のX線画像は一般に画質が悪く、高周波雑音を多く含
み、また、X線の強度分布が、照射中心部が最も強く、
周辺部は弱いために、低周波の雑音を含む。更に、X線
強度は画像ごとに異なるため、X線吸収率による絶対的
な定量評価が出来ない。画像補正手段7は、画像から高
周波と低周波の雑音を取り除き、レベルの補正を行うの
で、画質が向上し、レベルの絶対的定量評価が可能にな
る。 画像強調手段4は、癌部位はX線吸収率が高く、X線画
像で言えば周囲に対して少し暗いという医師の知識を装
置として実現し、高値区間と低値区間の差を強調するの
で、平均演算器の中で癌部位を浮き上がらせる効果を有
する。 平均差分手段41は、一定距離離れた二つのウインドウ
の平均値の差により、高値区間と低値区間の境界を決定
している。このため、微小変化でなく、一ライン上を全
体的に見て周囲に対して高値の区間と低値の区間を判別
することになり、信号成分のみを選択的に強調すること
が出来る。 領域探査手段5は、癌部位の形状は一定の形状を持って
おり、極端に細長いものは癌部位ではないという医師の
知識経験を装置として実現し、ある大きさを持った部分
のみを検出することを可能にする。 連続性検査手段52は、共通区間により隣接ラインの連
続性を検査していくので、検査線分のうち、連続でない
部分は切り捨てられ、結果的に、検査線分を共通区間に
収縮させて順次連続性を調べていくので、どのような形
をしていても、領域内部にある最大の矩形領域(第14
図(b)A部)を抽出することが可能になる。 更に、各画像記憶装置は一画像分のディジタル値を同時
に持つので、画像補正手段7と画像強調手段4とスライ
ス手段50とにおいては、一ライン単位の処理を512
ライン並列に処理することが出来、処理の高速化が可能
になる。 実施例2 次に、本発明装置をコンピュータを用いたシステムで実
現した第2実施例装置に付き説明する。 本本実施例のコンピュータは最小限の構成として、X線
撮影装置により得られるアナログ信号をディジタル値に
変換するA/D変換器と、プログラムの実行及び各種演
算及び入出力制御を行う中央演算制御装置と、プログラ
ムやデータを格納する主記憶装置及び補助記憶装置と、
プログラムの実行を指令したり、コンピュータの応答を
表示したりする操作端末と、検出結果を出力する画像出
力装置とを備えている(第16図)。 このコンピュータにより第17図のフローチャートに従
ったプログラムが実行される。即ち、原画読み込みの機
能(100)により、原画を二次元配列に取り込む。原
画の乳房部の上限、下限、左右端を関心領域として検出
する(102)。この関心領域の各値に対して高周波除
去演算、低周波除去演算、レベル補正演算を施し、補正
画像を得る(104〜108)。 ウインドウ位置初期設定の機能により、ウインドウの位
置を乳房部の上限左端に設定する(110)。ウインド
ウ内平均差分演算により、 第1ウインドウ内平均値−第2ウインドウ内平均値 なる演算を行い(112)、平均差分結果判断の機能に
より平均差分結果の絶対値と設定閾値Thとを比較し
(114)、平均差分結果の絶対値の方が大きい時ステ
ップ120へ移行する。平均差分が正のとき、そのとき
の第2ウインドウの左端を高値区間から低値区間への境
界とし(122)、負のとき、そのときの第1ウインド
ウの右端を低値区間から高値区間への境界とする(12
4)。次にステップ116へ移行しウインドウ位置をず
らし、ウインドウ位置が関心領域の下限右端に達してい
るかを判定し(118)、達していなければステップ1
12のウインドウ内平均差分演算に戻る。 次に、補正画像のうち高値区間を区間内最大値に置換し
(126)、低値区間を区間内最小値に置換し(12
8)、強調画像を得る。次にステップ130へ移行し強
調画像の最大値を演算する。 スレッショルドの初期値を強調画像の最大値より一定値
低い値に設定する(132)。正常判断の機能により
(134)設定したスレッショルド値が正常レベル以下
ならば、正常表示の機能により正常であることを表示し
(136)、終了する。正常レベルを越えるならば、ス
テップ140へ移行し、領域探査を行う位置を示す探査
ポインタを関心領域の上限左端に設定する。探査ポイン
タを移動させながら、値が連続してスレッショルドを越
える線分を検出する(142)。探査ポインタがまだ関
心領域の下限右端に達していないと判断されたとき(1
44)、線分長判断を行う(146)。検出された線分
の長さが、それまでに見つかっている連続領域の長さ即
ち連続領域長より短いとき、ステップ142へ戻り線分
検出演算を続ける。 線分長がそれまでに見つかっている連続領域長より長い
とき、その線分を特定線分とし、連続性検査を行うライ
ンをその特定線分のライン±1に初期設定する(14
8)。線分収縮演算により、共通区間(初期値は特定線
分長)の範囲内で、検索ライン上で連続してスレッショ
ルドを越える値を持つ範囲を新たな共通区間とする(1
50)。次に検索ラインを現検索ラインより更に1ライ
ン離れたラインに設定する(152)。(現検索ライン
が特定線分の検索ライン±2ならば、次の検索ラインを
特定線分のライン±3に設定する。)検査終了判断の機
能により(154)、検索ラインの特定ラインに対する
相対ライン番号数が共通区間長の1割に満たないとき、
新たな連続線分を検出し、共通区間を求めるという線分
収縮演算を続ける。1割以上になったら、そのときまで
に見つかっている連続領域の連続領域長より、新たに検
出された連続領域の連続領域長が短い時は、線分検出演
算に戻り(142)、長いときは、その新たに検出され
た連続領域を記憶し(158)、線分検出演算に戻る
(142)。 探査ポインタが関心領域の下限右端に達したと判断され
たとき(144)、ステップ160へ移行し連続領域が
一つも見つかっていないことを判断すると、ステップ1
38へ移行し、スレッショルドを現スレッショルドより
一定値低い値に設定し、ステップ134の正常判断を行
う。 既に連続領域が見つかっている時は(160)、連続領
域の位置、大きさ、平均レベル、最大レベルを演算する
(162)。次にステップ164で検出結果を表示し終
了する。 変形例 複数乳癌検出装置 実施例1の装置は、癌の有無に主眼をおき処理時間の短
縮を図っている。従って、一画像中に複数個の癌部位が
存在する場合は、その中で面積が最大の癌部位のみを検
出している。しかし癌部位の特徴に主眼をおいて、全て
の癌部位を検出する様にしても良い。 この場合には、第18図に示す様に、実施例1における
領域探査手段5の構成から、最大線分選別器512と最
大領域長記憶装置532及び最大連続領域選別器531
を取り除いたものとなる。即ち、スライスされた画像の
うち、値1を連続して持つ線分の全てを、線分導出器5
11により、順次導出する。導出された線分ついて、連
続性検査手段52により上下方向の連続性を検査し、連
続領域を検出するたびに、その領域を全て領域記憶装置
533に記憶していく。終了判定器541により、一画
面中に一つも連続領域が抽出できなかったことが検出さ
れると、スライス手段50を駆動し、再スライスを要求
し、一つ以上連続領域が見つかっていれば、領域演算器
542により、その各の連続領域について、位置、大き
さ、レベル等の情報を演算し、出力装置により、その検
出結果を出力する。 連続領域をその大きさに係わらず、全て検出するので、
一画像中に複数個の癌部位が存在する場合でも、その全
ての癌部位に関する情報を得ることが可能となる。 応用例 (1)超音波均質性検査装置 非破壊検査の一手法として、超音波エコーを利用する方
法がある。超音波はその伝搬の過程で物性の違うものが
あると一部反射するため、その反射波の強度と超音波発
射後の遅れ時間とから、超音波発射方向の物性の一次元
情報を得ることが出来る。この一次元情報を各方向につ
いて入手し、並べて二次元画像とし、物体の奥行き方向
の物性を検査する既存の超音波装置が多種ある。本装置
は、生産現場の検査部門で均質な物体の製品内への異物
混入を自動的に判別するのに使用され、超音波装置によ
り得られる画像を処理し、物体の中に異物が混入してい
るかどうかを自動判別し、異物が混入する場合はその情
報を表示する装置とし機能する。 超音波画像は分解能が悪く、多重エコーなどのために画
質が悪く、異物が存在しても、ぼんやりとしか写らな
い。本装置は、異物に対応する部分の周辺が境界となる
ためエコーが強くなり、異物に対応する部分は周辺に対
してエコーが弱いということと、極端に細長いものは多
重エコーの影響であり異物ではないという事実を実現た
ものである。 装置の構成は第19図のものとなる。即ち、原画入力手
段1により、超音波画像を二次元ディジタル信号として
装置に取り込む。画像補正手段7により画像の雑音を取
り除き、エコーの強い所は低値に、エコーの弱い所は高
値になるようレベルの補正を行う。画像強調手段4によ
り低値区間は区間内最小値に、高値区間は区間内最大値
に置換する。但し、画像の端部は背景とみなし、高値区
間のうち区間の左端が画像の左端に一致する場合と、区
間の右端が画像の右端に一致する場合は、その区間は背
景として値0に置換する。領域探査手段5により、高値
部分を切出し、連続領域を検索する。連続領域が存在す
れば異物が混入していることを示すもので、その連続領
域の位置、大きさ等を出力装置3により表示し、連続領
域がなければ均質であるという表示をする。 従来は、目視により異物混入の判断をおこなってきた
が、本装置により、容易に異物を認識ができ、検査の自
動化が可能となる。 (2)サーモグラフィ温熱治療効果検査装置 サーモグラフィは、赤外線を利用して対象物の温度分布
を画像にする。本装置はサーモグラフィにより得られる
画像を処理する装置である。 温熱治療の分野において、その治療効果は、対象部位の
発熱量を見ることによっても知ることが出来、治療効果
のあるときは対象部位は周辺よりも発熱する事が知られ
ている。そこで対象部位をサーモグラフィにより画像化
し、温度分布を検査することによって、治療効果をみる
ことが可能である。本装置はサーモグラフィ画像から周
辺よりも発熱している部分を検出し、その部分の情報を
演算することにより、治療効果を測定する情報を提供す
る装置として機能する。 サーモグラフィ画像は分解能が悪く、対象とする温度変
化は微小なものであるため検出対象はぼんやりとしたも
のになる。本装置は、対象部位は周辺に対して発熱して
いることと、一定の大きさを持つ形状を持つという事実
を装置として実現し、対象部位を自動的に検索し、その
情報を提供する。 装置の構成は第19図のものとなる。即ち、原画入力装
置1により、サーモグラフィ画像を二次元ディジタル信
号として装置に取り込む。画像補正手段7により画像の
雑音を取り除き、温度の高い所は高値に、温度の低い所
は低値になるようレベルの補正を行う。画像強調手段4
により低値区間は区間内最小値に、高値区間は区間内最
大値に置換する。領域探査手段5により、高値部分を切
出し、連続領域を検索する。連続領域について位置、大
きさ、領域内平均温度、最高温度を演算し、出力装置3
により表示する。 本装置により得られた情報から、治療しようとしている
位置と高温領域の位置とが一致しているかどうかを確認
し、その治療効果を調べることが可能となる。また、検
出部位の大きさから、治療対象部位の周辺への治療によ
る影響を知ることが可能となる。
【発明の効果】
上述してきた様に、本発明は、一次元画素方向におい
て、明度の極小区間と極大区間を判定し、その区間の明
度を極小値又は極大値に置換する画像強調手段を有して
おり、区間の最小単位を適切に選択して高周波成分を除
去し、極値の判定条件を適切に選択して低周波成分を除
去して、結局、信号成分の変化分のみを強調する事が出
来るので、領域を構成する線分の検出が精確に行われ
る。 又、本発明は、強調された画像データから、走査線方向
の線分を検出し、その2次元的な連続性から所定領域を
抽出する領域探査手段を有している。したがって、強調
画像から線分を抽出し、それらの連続性を連接関係より
判断するという簡単な処理の為、領域の検出が迅速且つ
確実となり、しかも、装置の構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の構成を示したブロックダイヤグラ
ム、第2図、第3図、第4図は、それぞれ、望ましい実
施態様の構成を示したブロックダイヤグラム、第5図
は、本発明の一具体的な実施例装置の構成を示したブロ
ックダイヤグラム、第6図は、X線画像、ディジタルX
線画像を示した説明図、第7図は、関心領域を特定する
方法を示した説明図、第8図は、画像補正手段の機能を
示した説明図、第9図、第10図、第11図は、それぞ
れ、画像強調手段の機能を示した説明図、第12図は、
スライス手段の機能を示した説明図、第13図、第14
図は、それぞれ、連続性検査手段の機能を示した説明図
である。第15図は、検査ライン設定装置の具体的構成
を示したブロックダイヤグラムである。第16図は、他
の実施例に係る装置の構成を示したブロックダイヤグラ
ム、第17図は、その装置の作用を示したフローチャー
ト、第18図は、第1実施例装置に関連する変形例装置
の構成を示したブロックダイヤグラム、第19図は、他
の実施例装置の構成を示したブロックダイヤグラムであ
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像撮影装置により撮影される画像の濃淡
    レベルを各画素毎に多値化して成る画像データを入力し
    記憶装置に記憶する原画入力装置と、 前記画像データを処理して、一定の面積を有する濃淡画
    像領域を検出する領域検出装置と、 前記濃淡画像領域に関する情報を出力する出力装置と、
    から成る画像内濃淡領域検出装置であって、 前記領域検出装置は、 前記画像データを一次元画素方向に走査して、走査線上
    で周辺に対し前記画像データの値が大きい画素区間のデ
    ータはその区間の最大値に、周辺に対し前記画像データ
    の値が小さい画素区間のデータはその区間の最小値に置
    換することにより、画像の濃淡を強調した強調画像デー
    タを作成する画像強調手段と、 前記強調画像データの値が走査線方向に連続して所定の
    閾値を越えている画素区間を線分として抽出し、抽出さ
    れた1の線分を基準として、相互に連接し2次元領域を
    構成する線分を順次抽出することにより、連続領域を検
    出する領域探査手段と、 を具備することを特徴とする画像内濃淡領域検出装置。
  2. 【請求項2】前記領域探査手段は、前記の相互に連接し
    2次元領域を構成する線分数が、それらの線分の走査線
    方向の共通の画素区間長に対し所定の割合に達した時
    に、連続領域と判定する連続性検査手段を有することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像内濃淡領域
    検出装置。
  3. 【請求項3】前記画像強調手段は、走査線上において、
    一定距離隔てた2の画素区間の前記画像データの平均値
    をそれぞれ出力する平均演算手段と、それぞれの平均演
    算手段の出力の差を演算する差分演算手段と、前記差分
    を閾値と比較する比較手段と、前記画像データを走査し
    ながら前記比較手段が閾値を越えた旨の信号を出力した
    時に走査している画素位置により強調される前記区間を
    設定する区間設定手段とを有することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の画像内濃淡領域検出装置。
  4. 【請求項4】前記領域探査手段は、前記閾値をスライス
    条件が緩和される方向に所定値まで順次変化させつつ、
    前記強調画像データから、その閾値を越えている画素を
    抽出するスライス手段を有することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の画像内濃淡領域検出装置。
  5. 【請求項5】前記領域探査手段は、順次検出される前記
    連続領域のうち、その領域を構成する線分の共通区間長
    が最大となる連続領域を記憶する最大連続領域導出手段
    と、最大連続領域導出手段に記憶されている前記共通区
    間長より長い線分を次の連続領域の検出の基準とする線
    分として抽出する最大線分導出手段とを有することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の画像内濃淡領域検
    出装置。
  6. 【請求項6】前記領域検出装置は、前記原画入力装置に
    より入力された画像データの内、予め設定された閾値に
    従って決定される背景にあたる画素部分以外の処理対象
    となる画素範囲の位置情報を検出し、前記画像強調手段
    と前記領域探査手段の処理対象画素範囲を制限する関心
    領域検出手段を有することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の画像内濃淡領域検出装置。
  7. 【請求項7】前記領域検出装置は、前記画像データを入
    力し、画像の平面空間における高周波成分の除去、低周
    波成分の除去、および濃淡レベルの正規化を施した修正
    画像データを前記画像強調手段に入力すべき新たな画像
    データとする画像補正手段を有することを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の画像内濃淡領域検出装置。
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