JPH0623967Y2 - 3相電源の相回転検出装置 - Google Patents

3相電源の相回転検出装置

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JPH0623967Y2
JPH0623967Y2 JP7208388U JP7208388U JPH0623967Y2 JP H0623967 Y2 JPH0623967 Y2 JP H0623967Y2 JP 7208388 U JP7208388 U JP 7208388U JP 7208388 U JP7208388 U JP 7208388U JP H0623967 Y2 JPH0623967 Y2 JP H0623967Y2
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voltage
power supply
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detecting
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JP7208388U
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信一 金田
泰三 木村
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、3相電源の相回転の方向を検出する相回転
検出装置に関する。
〈従来の技術〉 3相モータは電源の相回転によってその回転方向が決ま
るので、相回転の方向を確認して電源を接続する必要が
あり、またその接続後に電源側の事情等により相回転の
方向が変わると機器の動作に異常が生じてしまう。この
ため、たとえば実開昭62−44695号公報には、3
相電源の少なくとも2相の電圧波形を検出して、その時
間差から相回転を検出し、方向が逆の場合にはモータを
停止するようにした空気調和機の制御装置が提案されて
いる。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記従来の制御装置では2相の電圧波形
の時間差を利用しているため、電源周波数に応じて検出
回路の定数を変える必要があって不便である。
そこで、この考案の目的は、電源周波数に関係なく相回
転の回転方向を的確に検出できる相回転検出装置を提供
することにある。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この考案の3相電源の相回転
検出装置は、3相電源の第1の相の電圧波形の正または
負のいずれか一方の半サイクルの立ち上がりを検出する
第1の電圧検出手段と、第2の相の電圧波形の上記一方
の半サイクルの電圧の有無を検出する第2の電圧検出手
段と、上記第1の電圧検出手段で電圧の立ち上がりが検
出されたときに第2の電圧検出手段で検出される電圧が
有るときに正相と判定する一方、無いときに逆相または
第2または第3の相の欠相と判定する第1の判定手段
と、上記第1の電圧検出手段が所定の時間、電圧の立ち
上がり検出しなく、かつ、上記所定の時間の間に上記第
2の電圧検出手段が電圧を検出したときに第1の相の欠
相と検出する第2の判定手段とを備えたことを特徴とし
ている。
〈作用〉 3相電源は各相の電圧が120°の位相差を持っている
ので、正または負のいずれか一方の半サイクルに着目す
れば、一つの電圧波形の立ち上がり時には、相回転の方
向に応じて他の二つの電圧のうちの一方が上記半サイク
ルの後半で電圧が有る状態となり、他方の電圧波形は丁
度反対側の半サイクル中のため電圧が無い状態となる。
この考案はこの原理を利用しており、3相電源の二つの
電圧について、その一方の立ち上がり時に他の電圧波形
の電圧が重なっているか否かを第1の判定手段によって
判定することにより、相回転の方向と第2または第3の
相の欠相が検出されるのであり、単に電圧の重なり状態
を判定すればよいので、電源の周波数に関係なく、相回
転の方向および第2または第3の相の欠相を検出するこ
とができる。
さらに、第2の判定手段によって、第1の電圧検出手段
が所定時間電圧の立ち上がりを検出しなく、かつ、上記
所定時間の間に第2の電圧検出手段が電圧を検出したと
きに、第1の相の欠相と判定することができる。
〈実施例〉 以下、この考案を図示の一実施例について説明する。
第1図はこの実施例の要部の結線図、第2図(a)および
第2図(1)は動作原理の説明図、第3図は制御の手順を
示すフローチャートである。
第1図において、1はR、S、Tの各相からなる3相電
源、2および3はR相とS相間およびS相とT相間にそ
れぞれ接続された抵抗である。4は発光ダイオード4aお
よびフォトトランジスタ4bからなるフォトカプラ、5は
発光ダイオード5aおよびフォトトランジスタ5bからなる
フォトカプラであり、上記発光ダイオード4aおよび5aが
抵抗2、3の一部に並列に図示の極性でそれぞれ接続さ
れ、ダイオード6および7が発光ダイオード4aおよび5a
に対して逆並列にそれぞれ接続されている。また、フォ
トトランジスタ4bおよび5bにはそれぞれ出力抵抗8、9
が直列に接続されている。10はCPU11、ROM1
2、RAM13等を備えた判定手段としてのマイクロコ
ンピュータであり、フォトトランジスタ4bと出力抵抗8
との接続点、およびフォトトランジスタ5bと出力抵抗9
の接続点がマイクロコンピュータ10の入力端子10a、1
0bにそれぞれ接続されている。上記マイクロコンピュー
タ10は後述する如く、正相、逆相を判別する。
この実施例は上記のような回路構成であり、3相電源1
の相間電圧VSR、VTSは分圧されて発光ダイオード4aお
よび5aに印加され、ダイオード6および7でバイパスさ
れない方向の半サイクル時に発光ダイオード4aおよび5a
が発光し、フォトトランジスタ4bおよび5bが導通して、
出力抵抗8、9に出力電圧が発生し、この電圧がマイク
ロコンピュータ10に入力される。この電圧は発光ダイ
オード4aおよび5aが発光した時にH、発光しない時にL
となるパルス状の出力波形SおよびSとなってお
り、第2図(a),(b)に各相間電圧VSR、VTS、VRTの電
圧波形と出力波形S、Sの関係を示す。第2図(a)
は相回転がVSR、VTS、VRTの順となっている正相の場
合、第2図(b)は相回転がVSR、VRT、VTSの順となっ
ている逆相の場合をそれぞれ示しており、出力波形S
は相間電圧VSRに対応し、出力波形Sは相間電圧VTS
に対応している。すなわち、正相の場合は出力波形S
の立ち上がりから半サイクルの1/3までが出力波形S
の半サイクルの後半の1/3と重なっているが、逆相の場
合は出力波形Sの立ち上がり時には出力波形Sとは
重ならない。したがって、この両波形の重なり状態から
相回転の方向が判定できるのである。なお、各出力波形
の数字はおよその時間を示し、括弧なしは60Hzの場
合、括弧内は50Hzの場合である。
上記マイクロコンピュータ10は第3図のフローチャー
トに示すように、両波形の重なり状態を判定する。
まず、出力波形S、Sの状態がHであるかLである
かを例えば2msecごとにサンプリングし、RAM13の
それぞれの領域に8ビットデータの形式で収納する。こ
のとき、新しいサンプリングデータを0ビット目に入
れ、読み込みごとに左にシフトして行く(ステップS
1)。こうして出力波形Sのデータの下位4ビットが
[0111]になった時に出力波形Sが立ち上がっ
たとみなし(ステップS2)、そのときの出力波形S
のデータと論理和をとり、その下位4ビットが[111
1]になれば正常であって相回転は正相、[111
1]にならなければ逆相と判定するのである(ステッ
プS3)。
ここでR相からS相が欠相の場合は次のようになり、や
はり正常とは判定されない。たとえばR相が欠相した場
合は出力波形Sが常時Lとなるため、出力波形S
立ち上がり時に出力波形Sは[0000]であり、
両データの論理和は[0111]となって[111
1]にはならない。また、S相が欠相の場合は相間電
圧VRTのみが存在するので出力波形SとSは同位相
となる。したがって、出力波形Sが[0111]
なった時に出力波形Sも[0111]となり、その
論理和は[0111]となって[1111]にはな
らず、R相欠相、S相欠相がいずれの場合も逆相の場合
と同じ判定となるのである。
また。T相欠相の場合と3相電源がオフのときは次のよ
うになる。すなわち、このときには出力波形Sが常時
Lとなるので、ステップS2で出力波形Sは当然[0
111]にならない。そこでステップS4に移り、8
ビットのデータが得られる時間(この例では約16mse
c)経過した後の出力波形Sが[00000000]
であれば出力波形Sとの論理和を求め、これが[0
0000000]とならなければ、その期間中に出力
波形SにHの状態があったと判断されるのでT相欠相
と判定され、また論理和が[00000000]とな
れば、出力波形Sも常時Lであるから電源がオフであ
ると判断されるのである(ステップS5)。
なお、上記の例ではサンプリング間隔を2msecとしてい
るが、この間隔は60Hzの半サイクルの時間内に上述し
たような処理ができる時間であればよく、約2.5msec以
下であれば60Hzと50Hzのいずれの場合でもプログラ
ムを変更せずに判定することができる。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかなように、この考案は、第1、第
2電圧検出手段と第1と第2の判定手段とによって、3
相電源の第1の相の電圧波形のいずれか一方の半サイク
ルの立ち上がり時に第2の相の電圧波形の上記の一方の
半サイクルの電圧が有るか無いかという両電圧の重なり
状態から、相回転の方向と第2と第3の相の欠相の有無
を判定する一方、上記第1の相の電圧波形の立ち上がり
が所定時間の間無く、かつ、第2の電圧検出手段がその
所定時間の間に電圧の存在を検出したときに第1の相の
欠相と判定するようにしたものである。
したがって、この考案によれば、電源の周波数に関係な
く相回転の方向と欠相の有無を検出することができて、
取り扱いが容易であり、しかも回路構成の簡単な相回転
検出装置を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の要部の結線図、第2図
(a)および第2図(b)は動作原理の説明図、第3図は制御
の手順を示すフローチャートである。 1……3相電源、4,5……フォトカプラ、 4a,5a……発光ダイオード、 4b,5b……フォトトランジスタ、8,9……出力抵抗、 10……マイクロコンピュータ、11……CPU、 12……ROM、13……RAM。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】3相電源の第1の相の電圧波形の正または
    負のいずれか一方の半サイクルの立ち上がりを検出する
    第1の電圧検出手段と、 第2の相の電圧波形の上記一方の半サイクルの電圧の有
    無を検出する第2の電圧検出手段と、 上記第1の電圧検出手段で電圧の立ち上がりが検出され
    たときに第2の電圧検出手段で検出される電圧が有ると
    きに正相と判定する一方、無いときに逆相または第2ま
    たは第3の相の欠相と判定する第1の判定手段と、 上記第1の電圧検出手段が所定の時間、電圧の立ち上が
    りを検出しなく、かつ、上記所定の時間の間に上記第2
    の電圧検出手段が電圧を検出したときに第1の相の欠相
    と検出する第2の判定手段とを備えたことを特徴とする
    3相電源の相回転検出装置。
JP7208388U 1988-05-30 1988-05-30 3相電源の相回転検出装置 Expired - Lifetime JPH0623967Y2 (ja)

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JPH01180670U JPH01180670U (ja) 1989-12-26
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