JPH06239421A - シートロール加工設備 - Google Patents

シートロール加工設備

Info

Publication number
JPH06239421A
JPH06239421A JP6241893A JP6241893A JPH06239421A JP H06239421 A JPH06239421 A JP H06239421A JP 6241893 A JP6241893 A JP 6241893A JP 6241893 A JP6241893 A JP 6241893A JP H06239421 A JPH06239421 A JP H06239421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
rolls
roll
divided
sorting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6241893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3282277B2 (ja
Inventor
Akira Kataoka
晧 片岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kataoka Machine Co Ltd
Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kataoka Machine Co Ltd, Kataoka Machine Tools Manufacturing Co Ltd filed Critical Kataoka Machine Co Ltd
Priority to JP6241893A priority Critical patent/JP3282277B2/ja
Publication of JPH06239421A publication Critical patent/JPH06239421A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3282277B2 publication Critical patent/JP3282277B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • Shearing Machines (AREA)
  • Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種多様な分割シートロールをジャストイン
タイムかつ高い収率で得ることができるシートロール加
工設備を提供する。 【構成】 生産計画用コンピュータ1と、該生産計画用
コンピュータ1の指令に基づき帯状シートを所要の分割
シートロール11に加工するシート分割巻取機2と、分
割シートロール11の仕分け装置3と、ストレージ装置
4とを備える。再処理用巻取機5を備えるとよい。 【効果】 従来のように受注見通しのつかない分割シー
トロールの在庫を大量に抱えなく済むようになる。ま
た、投下した原料、エネルギーに対する生産性を大幅に
向上させることができる。また、リードタイムを短縮で
きる。更に、作業者を大幅に減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラスチックフィルム等
の帯状シートを複数条に分割して巻き取り、分割シート
ロールに加工するシートロール加工設備に関する。
【0002】
【従来の技術】シートロール加工設備において最終製品
となる分割シートロールは、製膜機で連続的に成型され
て送り出される帯状シートをワインダーにより巻き取っ
て中間製品である原反ロールとし、スリッターリワイン
ダーにより原反ロールから帯状シートを巻き戻しながら
所要幅に切断して所要長さだけ巻き取ることによって作
られる。
【0003】まず、製膜機では、原料樹脂を熱で溶融さ
せ、この溶融した原料樹脂を隙間が微調整されるフラッ
ト又はリング状のダイによって連続的に帯状シートに成
型する。したがって、原料を変える必要がある、成型さ
れる帯状シートの品種の切り替えや、ダイの隙間や温度
あるいは、運転速度の微調整が必要な帯状シートの厚み
の切り替えは、調整ロスが避けられず、製膜機において
歩留や稼働率等生産性を低下させる要因となっている。
即ち、この工程では、品種や厚みを変更せず、できるだ
け大きいロット生産ができるよう製膜機を連続操業する
ことによって生産収率を良くすることができる。たとえ
ばBOPPフィルムの製膜工程についての1年間の調査
によれば、直径が約800ミリメートルのミルロールで
10本のロット生産を平均とし、品種切り替えで原料に
対し約20パーセントのロス、厚みの切り替えで10パ
ーセントのロスを生じている。これを2倍の生産ロット
にすることで、それぞれのロス比を10パーセントと5
パーセントのロスに半減させることができる。
【0004】また、スリッターリワインダーで作られる
分割シートロールは、ユーザーの注文に合わせた多種多
様の条件を満たすことが要求され、その種類は膨大な数
になっている。たとえば、BOPPフィルムの製造メー
カーの一例によれば、まずシートの品種が5種類、厚み
が10種類、シート幅は300ミリメートルから200
0ミリメートルまでのものが5ミリメートル単位で製品
化されて約300種類に及び、更に巻取長さが10種
類、巻取コア径が3インチと6インチの2種類、加えて
出荷のための包装形態が4種類というように繁雑にな
り、これが市場の実態である。そして、これらの条件が
全て組み合わされて商品仕様となるわけで、最終製品と
なる分割シートロールの商品仕様は、何と約120万種
類にもなっている(5×10×300×10×2×
4)。
【0005】また、従来のシート加工設備では、ミルロ
ールワインダーとスリッターリワインダーとの間に原反
ロールをストレージする手段はあるにはあるが、その収
容量は比較的小さく、インライン操業されるミルロール
ワインダーとオフライン操業されるスリッターリワイン
ダー間のバッファー的役割を果たすものと見なされてい
た。場合によってはストレージ機能のない工場さえあ
る。したがって、操業の流れを止めないためには、必然
的に、生産される原反ロールは一時的な仮置きの後、直
ちに順次最終製品としての分割シートロールに仕上げな
ければならなかった。
【0006】そして、スリッターの生産計画を人間が立
案するには余りにも複雑過ぎ、この従来の生産方式で
は、受注した製品のジャストインタイムとなる希望納期
を満足させ、数百件にわたる受注仕様の明細を組み合わ
せることによって原反ロールに直接引き当てて、しか
も、高い製品収率(原反ロールに対する受注された製品
ロールの生産割合を指す)を得ることは至難の技であっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】その結果、受注製品が
原反ロールに直接引き当てられて分割仕上げされること
により出荷できる量は極めて限られ、大半は受注見込み
製品として適当な製品仕様に処理された後、製品倉庫に
大量に送り込まれる仕組みになっている。
【0008】製品倉庫に大量に貯蔵された最終製品の中
から、市場のニーズ即ち多品種少量及びジャストインタ
イム納期で飛び込んでくる受注条件を満たすものを選ん
で出荷しようとすると、仮に全ての製品仕様に最低10
本のストックをもたせても、10本×120万種類=1
200万本の在庫を理論上必要とする。もちろん、この
数量は現実性のない空想的数値である。
【0009】現実的な大型製品倉庫であっても、せいぜ
い1ケ月ないし多くても2ケ月分の生産量に匹敵する収
容量を有するものが最大級であり、上記の仮定的容量の
数十分の一の規模にしかならない。したがって、このよ
うな製品倉庫によっても、結局は中途半端でしかなく、
その製品在庫から受注条件にぴたりと合致して出荷でき
る割合は極めて少ないのが現実の姿である。
【0010】苦肉の策として小型スリッターリワインダ
ーを活用し、収率低下に目をつぶって、製品幅と巻取長
さを合わせるためのスリット再処理加工を精力的に行っ
ても、在庫は減るどころか増え続けるのが現実で、在庫
能力の限度に近付くと、利益を伴わない放出処分を、販
売価格が混乱しない特別の加工処理客先を選んで、年に
数回繰り返さざるを得ないのが実態である。
【0011】これらの回転率の悪い滞留在庫製品は、決
算棚卸時には現金や手形と同じ流動資産であり、通常資
産でも53パーセントの課税対象になる。そして、それ
による損失や運転資金圧迫、及び在庫入出庫の管理費用
等の多大のロス要因になっており、この製品在庫の存在
は本来正常な販売活動によって利益を生み出す貴重な原
資であるにもかかわらず現実には利益を食いつぶし、経
営の優劣を左右する大きな要因になっている。
【0012】このような従来方式のシートロール加工設
備とその人手による生産方式は、各工程にそれぞれ単位
機能の機械が設置されただけのエンジニアリングであっ
たり、その機械装置そのものが不完全であったり、更
に、工程間の生産計画や運転管理が人の経験と熟練に頼
らざるを得なかったりしたための当然の帰結でもある。
【0013】そこで、本発明は、多種多様な分割シート
ロールをジャストインタイムかつ高い収率で得ることが
できるシートロール加工設備を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のシートロール加工設備は、生産計画用コンピ
ュータと、該生産計画用コンピュータの指令に基づき帯
状シートを所要の分割シートロールに加工するシート分
割巻取機と、上記分割シートロールを仕分ける仕分け装
置と、ストレージ装置とを備える。
【0015】また、更に再処理用巻取機を備えるとよ
い。
【0016】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例についてブロック
化して示した説明図であり、図1において1は生産計画
用コンピュータ、2はシート分割巻取機、3は仕分け装
置、4はストレージ装置、5は再処理用巻取機である。
【0017】シート分割巻取機2は、この実施例ではス
リッターリワインダーであり、原反ロール6を巻戻部7
に装着し、原反ロール6から帯状シート8を巻き戻して
スリッター装置9へ送り、スリッター装置9により複数
に分割しながら巻取部10で巻き取って分割シートロー
ル11を作る。
【0018】スリッター装置9は、たとえば特開昭61
−142097号公報等に開示されているように、帯状
シート8を切断する切断刃9aの自動位置決めが可能な
公知のものであり、制御用コンピュータ12より指令さ
れる分割位置又は分割幅に対応するように切断刃9aの
位置が制御される。なお、切断刃には、シートを切断す
る機能をもつものであれば刃先の鋭いナイフや丸刃、一
対となる剪断用丸刃のような機械的なものだけでなく、
超音波、レーザー光線を利用したものなども含む。
【0019】巻取部10、スリッター装置9を含むシー
ト搬送部13及び巻戻部7は、制御用コンピュータ12
の制御を受け、分割帯状シート8′が必要な量だけ巻き
取られると巻取運転を自動的に停止するようになってい
る。
【0020】制御用コンピュータ12は、設備稼働率の
向上や巻取品質の安定性の向上を図るために、スリッタ
ー装置9の位置決め制御のみならず、巻取部10の、分
割シートロール11を支持するための装置や、分割シー
トロール11に接触する個々のタッチローラの支持装置
を自動位置決め制御する機能、上記タッチローラを支持
装置へ搬送して装着、回収するための機構を自動制御す
る機能、更に、巻取部10の巻取張力やタッチ圧、巻戻
部7の巻戻張力等の運転条件を設定制御する機能等を持
ったものであることが好ましい。
【0021】この実施例によれば、シート分割巻取機2
から取り出された分割シートロール11は、搬送装置1
4により仕分け装置3に供給される。
【0022】生産計画用コンピュータ1は、シート分割
巻取機2の運転計画を立てるだけでなく分割シートロー
ル11の仕分けを自動的に行うために、仕分け装置3に
おいて分割シートロール11を分類するための仕分けデ
ータを各分割シートロール11ごとに準備し、シート分
割巻取機2から分割シートロール11を送り出すとき
に、制御用コンピュータ12から図示しない出力装置に
より各分割シートロール11に個々の仕分けデータを付
与する。この仕分けデータは、たとえば印刷、データを
書き込んだラベルの貼付等により分割シートロール11
に直接付与してもよいが、この実施例では、分割シート
ロール11を、搬送中に傷付けないようにするために、
図示しない個々の搬送用の台に載せて搬送するので、こ
の搬送用の台に、たとえばSRAM等を持ち、電気磁気
的に無接触でデータの書き込み、読み出しが可能な公知
の記憶装置を装備しておき、その記憶装置に書き込む。
【0023】仕分け装置3の制御用コンピュータ15
は、供給された分割シートロール11から、図示しない
公知のデータ読み出し装置により仕分けデータを読み取
り、読み取った仕分けデータの内容に基づき仕分け部1
6を制御する。
【0024】図2に仕分け部16の一例を示す。図2に
おいて仕分け部16は、上流工程から搬入コンベヤ17
に供給された分割シートロール11を、振り分けコンベ
ヤ18から、分岐する複数の保管用コンベヤ19上へ選
択的に供給することによって仕分ける。そして、保管用
コンベヤ19上は、仕分けられた分割シートロール11
を所定の間隔で保管しておく。そして、予め決められた
数の分割シートロール11が全て揃うと、一揃いとなっ
た分割シートロール11を、分岐装置20を経て集荷コ
ンベヤ21に移載し、集荷コンベヤ21から分岐装置2
0を経て搬出コンベヤ22に移載し下流工程へ送り出
す。このようにすると、仕分け先が非常に多い場合で
も、必要な分割シートロールが全部揃うと搬出され、そ
こに新たな分類のものを振り分けることができるので、
保管用コンベヤの数は少なくて済む。
【0025】この実施例の場合、仕分け装置3の下流に
図示しないパレタイザーが設けてあり、分割シートロー
ル11をパレット(図示せず)に載せて出荷又は一時的
に保管する。そして、仕分け装置3は分割シートロール
11をパレット単位に仕分ける。なお、仕分け装置3に
よる仕分け条件は、必要に応じて、たとえば納品先又は
保管先別、運送便別、運搬手段別、巻取幅、巻取長さ等
の寸法別、包装形態別又は仕分け装置以後の処理別、あ
るいはそれらの項目を組み合わせたものなどの分割シー
トロールの納品、寸法、処理等に関する事項について設
定すればよい。
【0026】仕分け装置3は、構造的にいかなる特定条
件をもつものではなく、分割シートロールを自動的に仕
分ける機能をもつものであれば図2に示すものに限ら
す、たとえば図2に示す集荷コンベヤ21に位置に振り
分けコンベヤ18を配置して分割シートロール11を両
側の保管コンベヤ19に振り分けるようにしてもよい
し、一つのコンベヤで振り分けと集荷、又は搬入と搬出
を兼ねてもよいし、一つの振り分け兼集荷コンベヤと、
それから分岐する複数の振り分けコンベヤからなるもの
でもよいし、一組の振り分けコンベヤと集荷コンベヤと
の間に複数の保管コンベヤを交差するように設けたもの
であってもよい。また、図2における保管用コンベヤ1
9は、分割シートロールを長手直角方に搬送して保管す
るが、分割シートロールを長手方向に搬送して保管する
ものでもよい。
【0027】また、図2に示すような複数のコンベヤか
らなる仕分け部を持たず、たとえばスタッカ天井クレー
ン等を用いて立体的に仕分けるようにしたもの、無人搬
送車等を用いて分割シートロールを仕分け位置に移動す
るようにしたものであってもよい。
【0028】更に、分割シートロールがシート分割巻取
機2から搬出された順番に仕分け装置に供給される場
合、分割シートロールに仕分けデータを付与せず、仕分
け装置3を生産計画用コンピュータ1からの指令に基づ
きシーケンス制御するようにしてもよい。また、分割シ
ートロールに予め物と情報とを一致させるための識別デ
ータを付与しておくと共に、各分割シートロールの仕分
けデータをコンピュータに記憶しておき、付与した識別
データを仕分け時に読み取り、その識別データに該当す
る分割シートロールについての仕分けデータをコンピュ
ータから呼び出すことにより仕分け部を制御する形式の
ものでもよい。
【0029】ストレージ装置4は、制御用コンピュータ
22によって運転制御され、送り込まれる分割シートロ
ールを順次搬入し、任意のものを自在に選んで随時取り
出せる機能を備えた搬送装置23からなり、その構造は
問わない。搬送装置23は、たとえば図2に示す仕分け
装置3の仕分け部16の実施例と共通あるいは類似の構
造のものが望ましく、仕分け装置3と上下2段になるよ
うに配置すると設置スペースを節約できる。もちろん仕
分け装置3とストレージ装置4とはスペースが許せば平
面的に並べてもよい。そして、構造的かつ配置的に明確
に区分する必要はなく、共通で一体の装置構成をもって
いて、使われる時々に機能的に両者が区分されるような
機動的なシステムになっていてもよい。
【0030】生産計画用コンピュータ1は、たとえば毎
日の受注情報に関する膨大なデータを処理することが必
要なので当然記憶部の容量が大きくなる。ところがシー
ト分割巻取機2の制御用コンピュータ12、仕分け装置
3の制御用コンピュータ15及びストレージ装置4の制
御用コンピュータ22等は、各装置をリアルタイムで高
速、高精度に制御したり、それに必要な情報を即時伝達
処理したりする機能を優先するため記憶部の容量は通常
小さい。そのため、制御用コンピュータ12及び15並
びに22と生産計画用コンピュータ1との間で直接デー
タのやり取りを行うと時間がかかる場合がある。その場
合、この実施例では図には省略してあるが両者の中間に
中継用コンピュータを設けて相互伝達を円滑かつ迅速に
行わせるようにするのが有効である。
【0031】生産計画用コンピュータ1には、個々の所
要分割シートロールのシート品種、シート厚さ、分割シ
ートロール幅(分割幅)、巻取長さ、巻取コアの大きさ
等の巻取仕様に関するデータ、数量、納期又は出荷時期
等に関するデータが入力装置1aより随時に入力され
る。
【0032】生産計画用コンピュータ1は、納期の条件
を満たし、収率、稼働率を極力向上させるよう、記憶し
ている所要分割シートロールに関する情報、及び原反と
なる帯状シートに関する情報に基づき、シート分割巻取
機2の運転計画を立てる手順を記憶している。
【0033】運転計画を策定するとき生産計画用コンピ
ュータ1は、まず、納期に間に合うことを最優先にして
一定期間の運転計画を立てるため、その間に作る必要の
ある所要分割シートロールを、記憶している情報より検
索し、それを集めて生産計画の対象とする。
【0034】そして、次に、収率を高めるために、使用
する帯状シートに対し、得ようとする製品の分割帯状シ
ートをどのように割り当てるかを、その何通りもの割り
当て方について模擬演算してロスができるだけ少なくな
るように決める。また、製品幅の変更時にスリッター装
置9の切断刃9aの移動量ができるだけ少なくて済むよ
うに計画することによって稼働率を向上させる。
【0035】こうして運転計画を策定した生産計画用コ
ンピュータ1は、シート分割巻取機2の制御用コンピュ
ータ12へ、分割巻取サイクル毎に加工される個々の分
割シートロールについての、幅や巻取長さを含む巻取仕
様を指定するための信号を分割巻取サイクル単位で出力
する。
【0036】シート分割巻取機2の制御用コンピュータ
12は、生産計画用コンピュータ1から出力された信号
で指定される巻取仕様に基づく運転を、スリッター装置
9等に指令する。それによってスリッター装置9の切断
刃9aを指令に対応する分割位置につける。
【0037】上述のようにして生産計画用コンピュータ
1により立てた、シート分割巻取機2の運転計画は、一
般に、納入先又は寸法あるいは載せるパレット等が同じ
であっても、ばらばらの時期に巻き取られる計画とな
る。
【0038】そこで、本発明では、同じ出荷先や必要な
数量の分割シートロールが異なった時期に巻き取られて
も、分割シートロールを仕分け装置3で仕分け、まとめ
て出荷できるようにするために、制御用コンピュータ1
5をもつ仕分け装置3を備えている。
【0039】次に、生産計画を策定する対象となる分割
シートロールだけの情報で、高い収率となるように生産
計画用コンピュータ1に生産計画の策定を実行させる
と、シート分割巻取機2の原反となる帯状シートに対し
て、生産計画の対象となる全ての分割シートロールを高
い収率となるように割り当てることがでない場合がどう
しても起こる。そこで、本発明では、そのような場合、
割り当てることができない生産計画の対象となる分割シ
ートロールに必要再少量の見込み分割シートロールを加
えて、帯状シートの割り当てを完了させる仕組みとなっ
ている。
【0040】シート分割巻取機2で加工された分割シー
トロール11のうち、受注された分割シートロール即ち
生産計画の対象とする全ての分割シートロールは、もち
ろん仕分け装置3を経てジャストインタイムの納期条件
で出荷される。一方、見込み分割シートロールはストレ
ージ装置4に、製品仕様の詳細を示す情報と共に、随時
任意に取り出せるようにストックする。このストックさ
れた見込み分割シートロールは、本発明による統合生産
システムを円滑に運用するために潤滑剤的役割をもって
おり、極めて重要である。
【0041】ストレージ装置4にストックされた見込み
分割シートロールの第1の役割としては、極めて少量
(たとえば一本)、かつ即納的な納期での市場ニーズに
臨機応変に対応するのに好都合となる。
【0042】その第2の役割は、シート分割巻取機2で
加工した分割シートロールに不良品が発生した場合、そ
の代替品を充当できるようにすることにある。もちろ
ん、このような場合、不良品となった分割シートロール
を得るために、シート分割巻取機2において新しい原反
から再度割り当てるオーソドックスな手順をとることも
可能であるが、その特異性を考えると効率的でない場合
が多い。
【0043】即ち、ストレージ装置4に在庫された見込
み分割シートロールは、どちらかといえば突発的な事態
に対する支援機能をもつといえる。更には通常の生産計
画更新時には常に優先的に、受注された分割シートロー
ルへの引き当て対象とする考えである。このようなルー
ルに基づき生産計画が遂行されるので、その在庫は常に
最小量に留まると共に極めて短期の流動的在庫の形をな
す。それゆえ、本発明のストレージ装置4の在庫は従来
の製品倉庫の滞留的在庫とは本質的に異なる。
【0044】次に本発明のもう一つの特徴は、再処理用
巻取機5を統合生産システムの中に取り込んだことにあ
る。この再処理用巻取機5は、この実施例では分割シー
トロール11から分割帯状シートを巻き戻しながら分割
して巻き取る公知のスリッターリワインダーである。そ
して、生産計画用コンピュータ1より生産計画に基づく
運転指令を端末器24に受ける。なお、再処理用巻取機
5は、分割シートロール11を再処理して新たな分割シ
ートロールに加工することができるものであればよく、
1次シート分割巻取機2と同様に制御用コンピュータを
備え、それによって直接運転を制御するようにしたもの
でもよい。
【0045】本発明における再処理用巻取機5の運用の
仕方は、明らかに従来の生産方式において、製品倉庫に
滞留され続ける製品を無理やり減らすために収率や採算
性を度外視して運用するものとは根本的に異なる。
【0046】即ち、再処理用巻取機5の運転計画は、原
反ロールから製品を製造するシート分割巻取機2と共通
の生産計画の中に統合されて策定され、再処理用巻取機
5は以下の再処理目的をもつ。
【0047】 再処理用巻取機5は、シート分割巻取
機2で得ることができない狭い幅の分割シートロールを
作る。
【0048】 不良となった分割シートロールで、そ
の不良が部分的なものがあれば、ストレージ装置4に、
その良品部分(不良個所)を登録し、見込み分割シート
ロールとして保管しておき、その良品部分を、生産計画
更新時に優先的に、受注された分割シートロールに引き
当てるようになっている。そこで、再処理用巻取機5
は、その割り当てられた良品部分を再処理する。
【0049】 生産計画更新時に、シート分割巻取機
2の原反となる帯状シートより優先的に、ストレージ装
置4に在庫されている見込み分割シートロールを、受注
された分割シートロールに引き当てるが、再処理用巻取
機5は、収率の低下が極力起こらない条件で、その見込
み分割シートロールを再処理する。
【0050】 幅もさることながら長さ方向において
再分割処理する。
【0051】このストレージ装置4や再処理用巻取機5
は、原反からシート分割巻取機2により受注製品だけを
生産する本発明の根幹に対する補完機能をなし、特に多
品種少量化とジャストインタイムによる製品供給能力
を、収率を低下させることなくバックアップする重要な
役割を果たす。
【0052】本発明の実施態様は図1に示す上述の実施
例に限定されず、発明の要旨を変えることなく多様に変
化し得る。たとえば、生産計画用コンピュータに記憶さ
れたシート分割巻取機の運転計画手順は、運転計画の条
件の設定値を変えたり、処理操作の内容や順序を変えた
りしてもよい。また、生産計画用コンピュータは、それ
が策定した運転計画に基づく帯状シートの分割位置又は
分割幅、巻取長さ等の巻取仕様や、必要な原反ロールの
仕様を指定する信号ををデーターハイウェイを介して、
各機械の制御用コンピュータに直接送るだけでなく、端
末装置までにとどめ指令内容を表示することにより各機
械に運転を指令してもよい。その場合、たとえばシート
分割巻取機は、その表示に基づきオペレータが帯状シー
トの分割位置又は分割幅、巻取長さを設定することにな
る。
【0053】また、仕分け装置やストレージ装置におい
てはオペレータの設定操作に基づき半自動運転された
り、手動運転されたりすることもあり得る。また、入力
される所要分割シートロールに関する情報や原反ロール
に関する情報を構成するデータも、システムの設計条件
に応じて変わり得る。また、ストレージ装置に部分的な
不良個所をもつ不良品を保管したほうがよいが、見込み
分割シートロールのみを保管し、部分的な不良個所をも
つ不良品を保管しない場合も有り得る。その場合でも収
率を従来に比べ向上させることができる。
【0054】また、本発明は、帯状シートが紙、金属薄
板など、プラスチックフィルム以外のものである場合に
も適用できる。シート分割巻取機は、スリッターリワイ
ンダーだけでなく、たとえば、シート製造装置から送り
出される帯状シートを直接的に引き取って分割巻き取り
するインライン形式のものであってもよい。また、イン
ライン形式のシート分割巻取機を用い、原反ロール貯蔵
装置を帯状シート製造装置に代える場合も有り得る。ま
た、運転計画の対象とする原反ロールは、未製造のもの
でも、必要なときまでに製造される予定のものであれば
よい。
【0055】また、シートロール加工設備は複数のシー
ト分割巻取機を備えているものでもよく、その場合、再
処理用巻取機は複数のシート分割巻取機やストレージ装
置から、再処理用巻取機用として作られた分割シートロ
ール又は見込み分割シートロールの供給を受けてもよ
い。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、必要な分割シートロー
ルに関する情報に基づいてシート分割巻取機の運転計画
を立てるので、従来のように未受注の分割シートロール
を大量に製造しないで済む。それゆえ、従来の製品倉庫
が不要になり、未受注の分割シートロールを大量に製品
倉庫に収納したり、取り出したりする必要がなくなり、
作業者を大幅に削減できる。しかも、製品倉庫に大量の
未受注製品が眠ってしまうことがないので歩留が向上
し、投下した原料、エネルギー等に対する生産性が著し
く向上する。また、在庫品に対する課税による経済的負
担も大幅に軽減されることになる。
【0057】また、分割シートロールを作るための帯状
シートは、従来のように製品としての分割シートロール
に加工してから製品倉庫に保管するのではなく、加工し
ないで原反ロール貯蔵装置に半製品の原反ロールのまま
保管しておくので、必要なときに原反ロールを取り出し
て必要な幅や長さに加工することができる。そのめたリ
ードタイムは大幅に短縮される。たとえば、一日単位で
生産計画を立てることかでき、受注のあった次の日に出
荷することも可能になる。
【0058】また、上記運転計画に基づいてシート分割
巻取機で加工された分割シートロールは仕分け装置によ
り仕分けられるので、分割シートロールの仕分け作業の
繁雑さを心配することなく、生産性の向上を優先した運
転計画を立てることができるようになる。しかも、仕分
けのための作業者が不要になり、短時間で仕分けが完了
するので、出荷までの時間が大幅に短縮される。
【0059】更に、ストレージ装置によりシート分割巻
取機の運転を支援することができるので、歩留を大幅に
向上させることができる共にリードタイムを大幅に短縮
することができる。そして、再処理用巻取機を用いる
と、歩留が更に向上しリードタイムが更に短縮される。
【0060】したがって、多種多様な分割シートロール
をジャストインタイムかつ高い収率で得ることができる
分割シートロール加工設備を提供することができ、本発
明の設備を用いれば分割シートロール製造原価を大幅に
節減することができ、コストと納期において受注獲得競
争を有利に展開できる。
【0061】つまり、本発明では半製品である原反ロー
ルをミルロールストレージに大量に保管しておき、受注
仕様を原反ロールに引き当てる生産方式をとることに最
も特徴がある。そして、本発明によれば、たとえば、帯
状シートの品種と厚みの組み合わせで最低各1本の原反
ロールを在庫しておくとしても50本の原反ロールを半
製品で在庫しておけば、量にもよるが、まずはいかなる
製品仕様の市場ニーズにもジャストインタイムの納期条
件で、かつ製販一体で、取扱範囲の全仕様の受注に、高
い組み合わせ収率で、注文品ばかりの生産計画で対応で
きる前提条件が成立する。
【0062】また、人間でなくコンピュータによって立
案する、スリッターリワインダーの運転計画は、受注の
件数や製品の種類が複雑に錯綜し、数10万ないし数1
00万に至っても、常に製品収率(原反ロールに対する
受注製品ロールの生産割合)を論理的最高率になる生産
計画(95パーセントないし99.5パーセント)の策
定が可能になる。この製販システムによる収率差は、格
差的コスト競争力を創出する。従来の工場では、製品倉
庫に収納された後の管理が不透明(再処理や在庫処分な
ど)なため明確な収率把握ができない状況であるが、こ
の収率は高く見積っても80パーセントないし85パー
セント止まりと推定され、本発明によりもたらされる1
0パーセントから15パーセントの製品収率向上は、年
間35億円の規模の生産高をもつ生産工場ならば1年間
で3.5億円ないし5億円の新たなコスト競争力を創出
する。
【0063】また、本発明によるシートロール加工設備
は、生産計画や各工程装置の運転管理を全て従来の熟練
をつんだ人間でなく、コンピュータ利用のシステムと、
そのネットワークで、統合的に、かつリアルタイムに正
確に全工程の物と情報が数値管理されるため、製販一体
に収支まで自動管理することができ、省人化の直接的メ
リットがあり、操業のばらつきもなくなる。
【0064】更に、原反ロールを大量に保管するミルロ
ールストレージを活用することによって、製膜機のロッ
ト切り替え頻度を少なくすることもでき、その結果上流
側における歩留を向上させる効果も大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例について説明するための説明
図である。
【図2】仕分け装置における仕分け部の概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 生産計画用コンピュータ 2 シート分割巻取機 3 仕分け装置 4 ストレージ装置 5 再処理用巻取機 8 帯状シート 11 分割シートロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 35/02 9037−3F

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産計画用コンピュータと、該生産計画
    用コンピュータの指令に基づき帯状シートを所要の分割
    シートロールに加工するシート分割巻取機と、上記分割
    シートロールの仕分け装置と、ストレージ装置とを備え
    るシートロール加工設備。
  2. 【請求項2】 再処理用巻取機を備える請求項1記載の
    シートロール加工設備。
JP6241893A 1993-02-10 1993-02-10 シートロール加工設備 Expired - Fee Related JP3282277B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241893A JP3282277B2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 シートロール加工設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6241893A JP3282277B2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 シートロール加工設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06239421A true JPH06239421A (ja) 1994-08-30
JP3282277B2 JP3282277B2 (ja) 2002-05-13

Family

ID=13199588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6241893A Expired - Fee Related JP3282277B2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 シートロール加工設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3282277B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241080A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Jfe Steel Corp 鋼管製品の素材鋼帯設計装置及びその方法、並びに溶接鋼管の製造方法
US8036771B2 (en) 2006-12-15 2011-10-11 Murata Machinery, Ltd. Transportation vehicle system and method of controlling transportation vehicle

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8036771B2 (en) 2006-12-15 2011-10-11 Murata Machinery, Ltd. Transportation vehicle system and method of controlling transportation vehicle
JP2009241080A (ja) * 2008-03-28 2009-10-22 Jfe Steel Corp 鋼管製品の素材鋼帯設計装置及びその方法、並びに溶接鋼管の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3282277B2 (ja) 2002-05-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101595498A (zh) 用于根据期望物品拣选率的存货放置的方法和系统
RU2768288C2 (ru) Способ и установка для изготовления рулонов тонких изделий
KR20150089793A (ko) 창고관리시스템의 피크 앤 패스 프레임워크 처리 방법
US7683783B2 (en) Business portal for electronically tagging product packaging
JP3282277B2 (ja) シートロール加工設備
JPH06227628A (ja) シートロール加工設備
WO2021039143A1 (ja) 作業計画システム及び作業計画方法
CN117314322A (zh) 服装制造数字化赋能管理系统
JPH05337888A (ja) シート巻取ロール加工方法及び加工装置
JP3451649B2 (ja) シートロール加工設備
JP3443868B2 (ja) シートロール加工設備
JP3182965B2 (ja) シートロール加工設備
EP1021360B1 (de) Anordnung für die kommissionierung von artikeln
JPH05318388A (ja) シート巻取ロール加工方法及び加工装置
JPH05338741A (ja) シート巻取ロール加工方法及び加工設備
CN102521490A (zh) 用于热连轧纵切机组的套材数据跟踪方法
Rifai et al. Inventory Control and EOQ Forecasting Tools as Effective Decision-Making Model
JPH04169402A (ja) 自動倉庫システム
Kunwar Jr Analyzing sorting and packaging for automation and process improvement
Johnston A direct combinatorial algorithm for cutting stock problems
Tanaka A mill-wide system for a paper mill
Benwell Scheduling stocks and storage space in a volatile market
CN112561404A (zh) 一种铜材端子系统性制造方法及系统
Baily The Practice of Stock Control
Kittithreerapronchai Lecture 02 Warehousing Activities

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080301

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090301

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100301

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110301

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120301

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees