JPH0623873Y2 - 加熱保温装置 - Google Patents

加熱保温装置

Info

Publication number
JPH0623873Y2
JPH0623873Y2 JP1989005448U JP544889U JPH0623873Y2 JP H0623873 Y2 JPH0623873 Y2 JP H0623873Y2 JP 1989005448 U JP1989005448 U JP 1989005448U JP 544889 U JP544889 U JP 544889U JP H0623873 Y2 JPH0623873 Y2 JP H0623873Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
heating
heated
case part
closed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989005448U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0296556U (ja
Inventor
一志 高橋
洋二 三好
Original Assignee
株式会社新潟鐵工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新潟鐵工所 filed Critical 株式会社新潟鐵工所
Priority to JP1989005448U priority Critical patent/JPH0623873Y2/ja
Publication of JPH0296556U publication Critical patent/JPH0296556U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0623873Y2 publication Critical patent/JPH0623873Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、加熱保温装置に関するものである。本考案
は、例えば溶剤等の危険物を収納したドラム缶等の各種
容器を加熱乃至保温するために用いることができる。
[従来の技術] 被加熱物を収容した容器を加熱保温するための装置とし
ては、例えば特公昭51−22038号に示すように、
加熱手段として電気ヒータを用いた装置が知られてい
る。この装置は、床上に設置される本体の内部に電気式
の加熱手段を設け、本体の上端に設けたハッチから本体
内に被加熱対象を搬入するようになっている。
また、加熱手段として電気ヒータのかわりに熱媒体を用
いた装置が、例えば特公昭52−40065号に示され
ている。この装置は、キャスターによって移動自在とさ
れた箱形の保温容器を有しており、ヒートパイプ及びフ
ァンによって保温容器内に温風を供給するようになって
いる。
そして、保温容器には扉が設けられており、被加熱対象
は扉から保温容器内に搬入される。
[考案が解決しようとする課題] 従来の装置によれば、密閉式の加熱容器である前記本体
又は保温容器の内部に被加熱対象を設置するため、該被
加熱対象を運搬しなければならず、特に被加熱対象が重
い場合等に作業上の負担が大きいという問題があった。
[課題を解決するための手段] 本考案の加熱保温装置は、加熱保温対象物を取囲む少な
くとも下端が開放された筒形をなし、縦方向に分割され
て該一方の分割縁間が開閉自在に結合され他方の分割縁
間が開放又は閉鎖自在とされたケース部(1)と、 前記ケース部(1)の内面に設けられた加熱部(7)
と、 前記ケース部(1)の下部に設けられ、該ケース部
(1)の開放状態及び閉鎖状態の双方においてケース部
(1)を移動させるキャスター(5)とを具備すること
を特徴としている。
上記ケース部(1)の上端が閉止された構造としても良
い。
[作用] 床上に置かれた加熱保温対象物に本装置のケース部
(1)を開状態でキャスター(5)により移動させて近
接させ、これを閉状態とすることによって加熱保温対象
物をケース部(1)内に取囲む。加熱保温対象物は加熱
部(7)によって加熱され又は保温される。
[実施例] 本考案の一実施例を第1図〜第4図によって説明する。
本実施例のケース部1は、上下両端が開放された円筒形
であり、縦に2等分されてヒンジ2で開閉自在に連結さ
れている。ケース部1の外装は金属ケース3であり、そ
の内部には保温材4が設けられている。また、ケース部
1の下端面にはキャスター5が設けられており、ケース
部1の全体を容易に移動させることができるようになっ
ている。また図中6は分割型のケース部1を円筒形に保
持するロック装置である。
前記ケース部1の内面には、加熱部としての温油パイプ
7が配設されている。この温油パイプ7は、一方のケー
ス部1aの下方にある入口8から同ケース部1の内面に
沿って上方へ蛇行して配設され、フレキシブルショイン
ト9を介して他方のケース部1bの内面上方に到り、該
ケース部1bの内面に沿って下方へ蛇行して配設され、
さらにフレキシブルジョイント10を介して一方のケー
ス部1aの下方にある出口11に接続連通されている。
そして図示はしないが、温油パイプ7の出入口8,11
には、適宜長さのホースを介して温油供給手段が接続さ
れる。この温油供給手段は、油の加熱手段と循環手段を
有しており、前記ケース部1の温油パイプ7に所定温度
の温油を循環供給できるように構成されている。
次に、以上の構成における作用を説明する。
第2図に示すように、溶剤等の危険物が入った加熱保温
対象物であるドラム缶12が所定位置に置かれている。
本装置をドラム缶12の近くまでキャスター5によって
運び、ケース部1を開状態とする。次に第3図に示すよ
うに、一方のケース部1a内にドラム缶12が収まるよ
うにケース部1を移動させる。そして第4図に示すよう
にケース部1を閉状態とすれば、ドラム缶12は所定位
置に置かれたままでケース部1に取囲まれる。ここで温
油パイプ7に温油を供給すれば、ドラム缶12及びその
内容物が所望の温度に加熱し、又は保温することができ
る。
以上説明したように、本実施例によれば、ドラム缶等の
加熱保温対象物を動かすことなく、床上等に置いたまま
の状態で加熱保温することができる。また本実施例で
は、熱媒体を用いた加熱手段を加熱部として利用してい
るので、安全に危険物を加熱・保温することができる。
以上説明した一実施例では、ケース部1の上下両端を開
口した構造にしたが、上端を閉止した構造にすれば保温
性能はより向上する。またケース部全体の形状は円筒形
に限らず、加熱保温対象物の外形に合せて任意に設定す
ることができる。例えば直方体形状の缶を対象とするな
ら、ケース部は角筒状とすることができる。また、開閉
自在とされた分割構造のケース部1において、ヒンジ2
近傍に設けられた温油パイプ7の接続部分はフレキシブ
ルジョイント9,10で構成したが、例えばユニバーサ
ルジョイントによって構成してもよい。また、加熱部に
おいて利用しうる熱媒体は油に限定されるものではな
く、必要とされる温度に応じて温水や蒸気等を用いるこ
ともできる。
[考案の効果] 本考案に係る加熱保温装置は、開閉自在の筒形ケース部
1と、ケース部1の内面に設けられた加熱部7と、ケー
ス部1の開放状態及び閉鎖状態の双方においてケース部
1を移動させるキャスター5とを有するので、加熱保温
対象物を定位置に置いたままで、ケース部1をキャスタ
ー5により容易に移動させて該ケース部1を開放状態と
してその内部に加熱保温対象物を取り込み閉鎖状態とす
ることにより同対象物を加熱保温させることができ、相
当な重量があり若しくは移動させることが危険な加熱保
温対象物を、所定位置に置いたまま動かすことなく、極
めて簡単且つ容易な作業で安全に加熱保温することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図,第3
図,第4図は同実施例の作用を示す斜視図である。 1,1a,1b……ケース部、 7……加熱部としての温油パイプ、 12……加熱保温対象であるドラム缶。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱保温対象物を取囲む少なくとも下端が
    開放された筒形をなし、縦方向に分割されて該一方の分
    割縁間が開閉自在に結合され他方の分割縁間が開放又は
    閉鎖自在とされたケース部(1)と、 前記ケース部(1)の内面に設けられた加熱部(7)
    と、 前記ケース部(1)の下部に設けられ、該ケース部
    (1)の開放状態及び閉鎖状態の双方においてケース部
    (1)を移動させるキャスター(5)とを具備すること
    を特徴とする加熱保温装置。
  2. 【請求項2】上記ケース部(1)の上端が閉止された構
    造になる請求項1記載の加熱保温装置。
JP1989005448U 1989-01-23 1989-01-23 加熱保温装置 Expired - Fee Related JPH0623873Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989005448U JPH0623873Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 加熱保温装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989005448U JPH0623873Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 加熱保温装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0296556U JPH0296556U (ja) 1990-08-01
JPH0623873Y2 true JPH0623873Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=31208832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989005448U Expired - Fee Related JPH0623873Y2 (ja) 1989-01-23 1989-01-23 加熱保温装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0623873Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101277654B1 (ko) * 2011-10-28 2013-06-21 현대제철 주식회사 임펠러용 보온장치
KR20190001311U (ko) * 2017-11-28 2019-06-05 다우 실리콘즈 코포레이션 드럼 믹서 가열 시스템

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5658175U (ja) * 1979-10-09 1981-05-19

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101277654B1 (ko) * 2011-10-28 2013-06-21 현대제철 주식회사 임펠러용 보온장치
KR20190001311U (ko) * 2017-11-28 2019-06-05 다우 실리콘즈 코포레이션 드럼 믹서 가열 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0296556U (ja) 1990-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4143695A (en) Picnic chest
JPH0623873Y2 (ja) 加熱保温装置
US8796601B2 (en) Induction dryer
US4612772A (en) Thermo-electric temperature controller for liquid chemical bubbler containers
WO2004073473A1 (en) Banquet cart including heat retention material
US6462311B1 (en) Modular convection oven
US6230745B1 (en) Pipe heating device
US4699119A (en) Heater cabinet
DK0483990T3 (da) Opvarmningskonstruktion
US3469328A (en) Adjustable hair-dryer hoods
US3220403A (en) Tubeless heating kettle
US1571631A (en) Combined deflector and cover for heated-air registers
JPS642680B2 (ja)
US20180214906A1 (en) Caulk warming apparatus
KR19990032971U (ko) 히트파이프 가열장치
JPS59147947A (ja) 重油用ドラム缶の加熱装置
US354764A (en) Heater for beds
JPH0246895Y2 (ja)
JPH045957Y2 (ja)
JPH0122595Y2 (ja)
JPS609225Y2 (ja) ドライアイスの白煙発生装置
US1018414A (en) Radiator-heater.
KR200141306Y1 (ko) 농업용 열풍기
JPS5916081Y2 (ja) 溶剤廃液回収処理装置
KR910007343Y1 (ko) 정화조용 합성수지제통의 접합장치

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees