JPH06238096A - 防振機構 - Google Patents

防振機構

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Publication number
JPH06238096A
JPH06238096A JP5025466A JP2546693A JPH06238096A JP H06238096 A JPH06238096 A JP H06238096A JP 5025466 A JP5025466 A JP 5025466A JP 2546693 A JP2546693 A JP 2546693A JP H06238096 A JPH06238096 A JP H06238096A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vibration
damper
crank
isolated
spring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5025466A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Kashima
光博 加島
Hiroshi Matsumoto
洋 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kayaba Industry Co Ltd filed Critical Kayaba Industry Co Ltd
Priority to JP5025466A priority Critical patent/JPH06238096A/ja
Publication of JPH06238096A publication Critical patent/JPH06238096A/ja
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 支持重量の変化によらず好ましい振動吸収特
性を得る。 【構成】 ばね8とばね8に支持された防振対象物3と
が1次共振点を持つ防振機構において、防振対象物3を
支持するダンパ9を備えるとともに、このダンパ9と防
振対象物3とを、クランク7を介して結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドラム式洗濯機などに
適用される防振機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】水平回転軸をもつドラムを備えたドラム
式洗濯機においては、ドラムの振動がドラムを収装する
フレームに伝達されると振動や騒音の原因となるため、
ドラムとフレームとの間に例えばばねとダンパからなる
制振機構を介装している。
【0003】ドラムは洗濯時には低速回転し、脱水時に
は高速回転するが、この制振機構においては高速回転時
の振動をばねで緩和し、高速回転に至る途中に存在する
共振点における振動をダンパが抑制するようにしてい
る。
【0004】しかしながら、この制振機構の場合にはダ
ンパを設けることでドラムの自由運動が規制されるため
に、高速回転域の振動伝達率がドラムをばねのみで支持
した場合に比べて増加する傾向があった。
【0005】そこで、本出願人は特願平3−44190
号において、ドラムをばねとダブルクランク機構で支持
した洗濯機を提案している。
【0006】これは、ダブルクランク機構がクランク半
径に対応して共振によるドラムの大きな振幅の変位を規
制する一方、小さな振幅の自由運動を許容することで、
ばねが持つ高速振動の絶縁性が生かされるようにした制
振機構であり、ダンパを使用した制振機構に比べて高速
振動の吸収性が高いのが特徴である。
【0007】
【発明の課題】この制振機構の場合にはドラムに入れる
洗濯物の量によってばねの伸びが変化し、ドラムの支持
位置が変化するため、ダブルクランク機構のドラム支持
角度もこれに応じて変化する。このため、ダブルクラン
ク機構は許容最大量の洗濯物を入れた場合でもドラムの
所定範囲の自由運動が許容されるだけのクランク長さを
必要とする。しかしながら、このためにクランク長さを
長く取ると、共振の規制作用がその分低下するという問
題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決すべくなされ
たもので、支持重量の変化によらず好ましい振動吸収特
性の得られる防振機構を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を達成するための手段】本発明は、ばねとばねに
支持された防振対象物とが一次共振点を持つ防振機構に
おいて、防振対象物を支持するダンパを備えるととも
に、このダンパと防振対象物とを、クランクを介して結
合している。
【0010】
【作用】対象物の重量が大きく変化した場合にはダンパ
が伸縮することで、対象物の変位を許容する。また、共
振点付近の大きな振動に対してもダンパが伸縮し、伸縮
に伴う減衰力で振動を減衰する。一方、高速回転時の振
動に対してはダンパは伸縮せず、クランクの回動により
防振対象物の自由運動を許容し、ばねが持つ高い振動絶
縁性を有効に機能させる。
【0011】
【実施例】図1〜図5に本発明の実施例を示す。
【0012】図1において、1は洗濯機フレームであ
り、内側に水平の回転軸を備えたドラム3が支持され
る。
【0013】ドラム3の内側にはモータに回転駆動され
る洗濯槽2が配設される。この洗濯槽2は洗濯時と脱水
時とで異なる速度で回転する。
【0014】ドラム3は左右一対のばね8により斜め上
方から吊り下げられるとともに、伸縮式の左右一対のダ
ンパ9により斜め下方から支持される。ダンパ9はシリ
ンダ9Aと、シリンダ9Aから突出するピストンロッド
9Bとを備え、ピストンロッド9Bの伸縮に対して油圧
あるいは摩擦による抵抗を及ぼすように構成される。そ
して、ピストンロッド9Bの先端がドラム3の下端に設
けたブラケット6にクランク7を介して結合する。シリ
ンダ9Aはブラケット10を介してフレーム1にヒンジ
結合する。
【0015】クランク7は図2に示すようにクランクボ
ディ11と、クランクボディ11の両端をブラケット6
とピストンロッド9Bとにヒンジ結合するピン12と1
3とで構成される。
【0016】次に作用を説明する。
【0017】ドラム3に洗濯物が投入されるとドラム3
の重量が増加し、ばね8が伸長してドラム3の支持位置
が低下する。これに伴い、クランク7が回動し、図3
(a)に示すようにピン13の位置AがA’へと変化
し、ピン12の位置BがB’へと変化する。ドラム3の
重量増加が小さい時は、ダンパ9の長さは変わらず、図
に示すようにBC=B’Cの関係が維持される。なお、
クランク7の回動とともにダンパ9も揺動する。
【0018】ドラム3の重量がさらに増加すると、クラ
ンク7の回動とダンパ9の揺動のみではドラム3の位置
低下に対応できなくなり、図3(b)に示すようにダン
パ9が収縮する。
【0019】このようにして、ドラム3の重量変化に対
してクランク7とダンパ9は2段階の動作を行う。
【0020】洗濯時には、ドラム3は低速で回転するの
で、ドラム3内の洗濯物の偏りによる加振力は小さく、
振動の振幅は小さい。この振動に対してはクランク7が
回動することでドラム3の自由運動を許容するので、ド
ラム3はばね8のみに支持された場合と同じになり、ば
ね8が振動を吸収してフレーム1への振動の伝達を遮断
する。
【0021】なお、仮にこの状態で振幅が大きくなり、
クランク7の回動により許容される振幅を越えた場合に
はダンパ8が伸縮し、ダンパ8の減衰力により振動を減
衰する。
【0022】脱水時には、ドラム3は停止状態から回転
を開始し、回転数が所定の脱水運転状態に達する途中で
共振点を通過する。共振点付近では、共振作用によりド
ラム3が大きく揺れ動こうとする。これに対して、クラ
ンク7の回動のみではこのドラム3の変位を吸収でき
ず、ダンパ9が伸縮し、伸縮抵抗によりドラム3の振動
を減衰する。このダンパ9の振動減衰作用によりフレー
ム1に伝わる振動は小さく抑えられる。
【0023】ドラム3の回転数が共振点を越えて上昇す
ると、ドラム3の振動の振幅は徐々に小さくなり、ダン
パ9は伸縮せずに振動に応じてクランク7が回動するの
みとなる。これは、ドラム3をばね8だけで支持したの
と同じ状態であり、ばね8の高速振動に対する高い絶縁
作用によりフレーム1への振動伝達は遮断される。
【0024】このように、ドラム3の変位にクランク7
の回動とダンパ9の伸縮とで対応するので、ドラム3の
重量変動に対しても振動吸収能力が損なわれず、つねに
好ましい防振作用が得られる。一方、クランク7とダン
パ9がこのようにドラム3の変位吸収を分担するので、
クランク7を大きくする必要もない。
【0025】また、共振点付近の大きな振動はダンパ9
が伸縮による減衰作用で減衰するが、高速域の細かい振
動に対してはクランク7の回動によりでドラム3の自由
変位を許容するので、ばね8による高い振動絶縁性が生
かされる。この結果、図4のグラフに示すようにばねの
みによる振動伝達率(鎖線)とダンパのみによる振動伝
達率(破線)とに対して、この防振機構による振動伝達
率は実線に示すように低速域から高速域まで常に最低の
レベルに抑えられる。
【0026】さらに、ダンパ9が常時作動しないので、
ダンパ9の耐久性も良い。
【0027】図5は本発明の別の実施例を示す。ここで
は、ピストンロッド9Bの先端にアイ15を取り付け、
アイ15の内周に円周方向に摺動自由に嵌合する中間部
材16をブッシュ17を介して支持し、中間部材16の
偏心位置にブッシュ18を介して回転自由に嵌合するピ
ン19を備える。
【0028】ピストンロッド9Bをこのピン19を介し
てドラム3のブラケット6に連結することにより、ピス
トンロッド9Bはピン19の偏心距離Lをクランク長さ
とするクランクを介してドラム3を支持する構造とな
る。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明は、ダンパと防振対
象物とをクランクを介して結合したので、防振対象物の
変位をダンパの伸縮とクランクの回動とで分担して吸収
することができる。
【0030】このため、防振対象物の支持位置の変化に
対する対応能力が向上する。
【0031】また、小さな振動に対してはクランクの回
動により防振対象物の自由運動を許容するのでばねの振
動絶縁機能が有効に作用し、高い周波数域の振動吸収能
力も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すドラム式洗濯機内部の正
面図である。
【図2】図1のA−A矢視図である。
【図3】ダンパとクランクの変位を説明する模式図であ
る。
【図4】振動吸収特性を示すグラフである。
【図5】別の実施例を示すダンパの側面図である。
【符号の説明】
3 ドラム 7 クランク 8 ばね 9 ダンパ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ばねとばねに支持された防振対象物とが
    一次共振点を持つ防振機構において、防振対象物を支持
    するダンパを備えるとともに、このダンパと防振対象物
    とを、クランクを介して結合したことを特徴とする防振
    機構。
JP5025466A 1993-02-15 1993-02-15 防振機構 Pending JPH06238096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5025466A JPH06238096A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 防振機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5025466A JPH06238096A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 防振機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06238096A true JPH06238096A (ja) 1994-08-30

Family

ID=12166809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5025466A Pending JPH06238096A (ja) 1993-02-15 1993-02-15 防振機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06238096A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100413458B1 (ko) * 2001-10-15 2004-01-03 엘지전자 주식회사 세탁기의 진동저감장치
KR20050108608A (ko) * 2004-05-12 2005-11-17 주식회사 대우일렉트로닉스 드럼 세탁기용 현가장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100413458B1 (ko) * 2001-10-15 2004-01-03 엘지전자 주식회사 세탁기의 진동저감장치
KR20050108608A (ko) * 2004-05-12 2005-11-17 주식회사 대우일렉트로닉스 드럼 세탁기용 현가장치

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