JPH0623807Y2 - 油浸型ソレノイド - Google Patents

油浸型ソレノイド

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JPH0623807Y2
JPH0623807Y2 JP11610089U JP11610089U JPH0623807Y2 JP H0623807 Y2 JPH0623807 Y2 JP H0623807Y2 JP 11610089 U JP11610089 U JP 11610089U JP 11610089 U JP11610089 U JP 11610089U JP H0623807 Y2 JPH0623807 Y2 JP H0623807Y2
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JP
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guide tube
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JP11610089U
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泰憲 松本
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CKD Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は油浸型ソレノイドに関し、更に詳しくは、固定
鉄心、可動鉄心等に形成された通路内に設けるオリフィ
スの改良に関する。
(ロ)従来技術 油浸型ソレノイドにおいてはガイドチューブ内の可動鉄
心の移動に伴うそのガイドチューブ内の油の体積変化に
合わせて、固定鉄心に形成した通路を介してガイドチュ
ーブの内外間で油を行き来できるようにしている。そし
てソレノイドの振動現象を防止すると共に応答時間を制
御するためにその通路にオリフィスを設けることが行わ
れている。
このようなオリフィスを通路に設ける構造としては、
(a)第4図に示されるように、固定鉄心aに形成され
た通路bの一端に固定鉄心と一体的にオリフィスoを形
成するもの、或は(b)固定鉄心とは別体のオリフィス
部材を通路に取り付けるもの等があり、この後者の中に
は第5図に示されるように固定鉄心aの通路bに雌ね
じcを形成しかつオリフィス部材mの外周に雄ねじを形
成してその雄ねじを雌ねじcに螺合するもの、第6図
[B]に示されるようにローレット加工により外周に凹
凸eが形成されたオリフィス部材m′を第6図[A]に
示されるように通路b内に嵌合するもの、或は第7図
に示されるように通路b内に管状のオリフィス部材m″
を圧入するもの等がある。
しかしながら、前記(a)のものは加工が難しく製品の
コストアップにつながる問題があり、前記(b)のも
のでは通路及びオリフィス部材にねじを形成しなければ
ならないので部品の加工工数が多くなってコストアップ
になるだけでなく組立にも時間がかかり、また締め付け
トルクも規制する必要があり、(b)のものはローレ
ット加工の凹部と通路の内面との間に隙間ができ易くオ
リフィス部材周辺部でのシールに問題があり、更に
(b)のものでは管状のオリフィス部材を単に通路内
に嵌合するだけであるから周辺部での漏れをなくすため
に通路内径に対してオリフィス部材外径を大きくすると
オリフィスを潰してオリフィスの有効断面積を変えてし
まう問題がある。
(ハ)考案が解決しようとする課題 本考案が解決しようとする課題は、オリフィス部材を固
定鉄心及び可動鉄心の少なくともいずれかの通路内に圧
入する形式の油浸型ソレノイドにおいて、オリフィス部
材を通路内に圧入して固定する部分とオリフィス部材と
通路内面とのシールを行う部分とを別の位置で行うこと
によってオリフィスの変形をなくすことである。
(ニ)課題を解決するための手段 本願の一つの考案は、ガイドチューブが接続された固定
鉄心と、該ガイドチューブの外側に設けられたコイル
と、該ガイドチューブ内に移動可能に配置された可動鉄
心とを備え、該固定鉄心に軸方向に貫通するロッド穴及
び断面円形の通路が形成され、該ロッド穴内には該可動
鉄心の動作を外部に伝えるプッシュロッドが移動可能に
設けられ、該通路内にはオリフィス部材を圧入して該オ
リフィス部材に形成されたオリフィスを通して該ガイド
チューブの内外に油を移動させる油浸型ソレノイドにお
いて、該通路に大径部と小径部とを設け、該オリフィス
部材の一端の外周には先細になる円錐面を形成すると共
に該オリフィス部材に形成されたオリフィスの該一端側
の開口端の径を他の部分の径よりも大きくし、側円錐面
を該小径部の開口端の端縁に係合させて該オリフィス部
材を該大径部内に圧入して構成されている。
本願の他の考案は、ガイドチューブが接続された固定鉄
心と、該ガイドチューブの外側に設けられたコイルと、
該ガイドチューブ内に移動可能に配置された可動鉄心と
を備え、該固定鉄心に軸方向に貫通するロッド穴及び通
路が形成され、該ロッド穴内には該可動鉄心の動作を外
部に伝えるプッシュロッドが移動可能に設けられ、該可
動鉄心には軸方向に貫通する断面円形の通路が形成さ
れ、該可動鉄心の通路内にはオリフィス部材を圧入して
該オリフィス部材に形成されたオリフィスを通してそこ
を通る油の流れを制限する油浸型ソレノイドにおいて、
該可動鉄心の通路に大径部と小径部とを設け、該オリフ
ィス部材の一端の外周には先細になる円錐面を形成する
と共に該オリフィス部材に形成されたオリフィスの該一
端側の開口端の径を他の部分の径よりも大きくし、側円
錐面を該小径部の開口端の端縁に係合させて該オリフィ
ス部材を該大径部内に圧入して構成されている。
(ホ)作用 上記構成において、コイルへの通電、非通電により可動
鉄心が移動するとプッシュロッドもその可動鉄心に押さ
れて移動する。ガイドチューブ内の油は可動鉄心の移動
に応じて通路を通してその内外に出入りするが、その流
量は主にオリフィスの断面積の二乗に比例し、その長さ
に反比例することが知られている。通路の内面とオリフ
ィス部材外周との間のシールはオリフィス部材に形成さ
れた円錐面と通路の端縁との係合によって行われ、その
部分でオリフィス部材が潰れてもオリフィスの有効断面
積を変化させることはないのでオリフィスを通る流量を
各ソレノイドにつき一定にすることができる。
(ヘ)実施例 以下、図面を参照して本考案の実施例について説明す
る。
第1図及び第2図において、本実施例の油浸型ソレノイ
ド1が示されている。同図において、2は固定鉄心、3
は一端が固定鉄心2に固定されたガイドチューブ、4は
ガイドチューブ3の他端に固定されたストッパ部材、5
はガイドチューブ内に移動可能に設けられた可動鉄心、
6は固定鉄心の中心部に軸方向に貫通して形成されたロ
ッド穴、7はロッド穴6の周辺部において固定鉄心に軸
方向に貫通して形成された通路、8はロッド穴内を貫通
して伸びるプッシュロッド、9はガイドチューブの回り
のコイルである。
本実施例において、通路7には外側(第1図及び第2図
で左側)端部の大径部11とその他の小径部12とが形
成されている。小径部12と大径部11との境の肩部1
3は本実施例では通路の軸線に対して90°以下になっ
ているが、直角でもよい。また小径部11の大径部側の
端縁14は、後述ようにオリフィス部材と協働してこの
部分で流体シールを形成するので精度良く仕上げる必要
がある。
通路7の大径部11内にはオリフィス部材15が圧入さ
れている。第2図及び第3図に詳細に示されるように、
このオリフィス部材15の中心にはオリフィス16が軸
方向に貫通して形成されている。オリフィスの一端(第
2図及び第3図で右端)の開口部17は他の部分に比べ
て径が大きくなっていて、この部分ではオリフィスとし
ての機能を発揮し得ないようになっている。この大径の
開口部17は本実施例ではオリフィス部材の全長のほぼ
半分まで伸びている。オリフィス部材15の外周は一端
(大径の開口部が形成された側)が先細の円錐面18に
なっていてその他の部分は円筒面19になっている。こ
の円錐面18は仕上げ加工により滑らかに形成され、円
筒面19の外径Dは通路7の大径部11の内径dよりも
僅かに大きくなっている。しかしその差すなわち締め代
は、オリフィス部材15を大径部11内に圧入したとき
そのオリフィス部材が抜け出すのを防止できる程度に密
着すればよいので、従来の圧入式の場合の締め代よりも
小さくて済み、圧入によりオリフィス部材が潰される虞
れがなくなる。またオリフィス部材の円筒面周辺でシー
ルを形成していないのでこの円筒面を精度よく加工する
必要はない。またオリフィス部材の外面はローレット加
工面、円筒面、その他の異形面でもかまわない。円錐面
の角度αが通路7の肩部13の角度βより小さいことは
勿論である。
オリフィス部材15を通路7の大径部11内に圧入する
場合、第2図に示されるように、通路7の小径部12の
端縁14がオリフィス部材15の円錐面18に圧着係合
し(食い込んだ状態でもよい)その間で線接触又はごく
幅狭の面接触による流体シールを形成するようにする。
この場合オリフィス部材はこの部分で半径方向内側に押
されて変形する場合があるが、オリフィス16のこの部
分は径が大きくなって実質的にオリフィスとしての機能
を発揮していないので、オリフィスの性能には何等影響
を及ぼさない。
なお、上記実施例では固定鉄心に設けられた通路にオリ
フィス部材を圧入したが、可動鉄心5に第1図に破線で
示されるように軸方向に貫通する通路20が形成されて
いる場合には、その通路の一方の開口端を上記固定鉄心
の通路と同様に大径にし、その部分に上記オリフィス部
材15を上記と同様にして圧入し固定鉄心の通路内のオ
リフィス部材を省略しても、或は両者に圧入してもよ
い。またオリフィス部材は固定鉄心の材質(磁性材であ
るから通常鉄鋼材料)より幾分柔らかなものが好まし
い。
(ト)効果 本考案によれば次にような効果を奏することが可能であ
る。
オリフィス部材取り付け後のオリフィス径の精度維持
が容易である。
オリフィス部材周辺のシールをオリフィスの径に悪影
響を及ぼさずに確実にできる。
オリフィス部材の圧入部の寸法精度が粗くてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の油浸型ソレノイドの断面
図、第2図は第1図の一部の拡大図、第3図は第1図の
ソレノイドに設けられているオリフィス部材の断面図、
第4図ないし第7図は従来のソレノイドのオリフィスの
構造を示す図である。 1:油浸型ソレノイド、2:固定鉄心 3:ガイドチューブ、5:可動鉄心 7:通路、8:プッシュロッド 9:コイル、11:大径部 12:小径部、14:端縁 15:オリフィス部材、16:オリフィス 17:開口部、18:円錐面 20:通路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドチューブが接続された固定鉄心と、
    該ガイドチューブの外側に設けられたコイルと、該ガイ
    ドチューブ内に移動可能に配置された可動鉄心とを備
    え、該固定鉄心に軸方向に貫通するロッド穴及び断面円
    形の通路が形成され、該ロッド穴内には該可動鉄心の動
    作を外部に伝えるプッシュロッドが移動可能に設けら
    れ、該通路内にはオリフィス部材を圧入して該オリフィ
    ス部材に形成されたオリフィスを通して該ガイドチュー
    ブの内外に油を移動させる油浸型ソレノイドにおいて、
    該通路に大径部と小径部とを設け、該オリフィス部材の
    一端の外周には先細になる円錐面を形成すると共に該オ
    リフィス部材に形成されたオリフィスの該一端側の開口
    端の径を他の部分の径よりも大きくし、側円錐面を該小
    径部の開口端の端縁に係合させて該オリフィス部材を該
    大径部内に圧入したことを特徴とする油浸型ソレノイ
    ド。
  2. 【請求項2】ガイドチューブが接続された固定鉄心と、
    該ガイドチューブの外側に設けられたコイルと、該ガイ
    ドチューブ内に移動可能に配置された可動鉄心とを備
    え、該固定鉄心に軸方向に貫通するロッド穴及び通路が
    形成され、該ロッド穴内には該可動鉄心の動作を外部に
    伝えるプッシュロッドが移動可能に設けられ、該可動鉄
    心には軸方向に貫通する断面円形の通路が形成され、該
    可動鉄心の通路内にはオリフィス部材を圧入して該オリ
    フィス部材に形成されたオリフィスを通してそこを通る
    油の流れを制限する油浸型ソレノイドにおいて、該可動
    鉄心の通路に大径部と小径部とを設け、該オリフィス部
    材の一端の外周には先細になる円錐面を形成すると共に
    該オリフィス部材に形成されたオリフィスの該一端側の
    開口端の径を他の部分の径よりも大きくし、側円錐面を
    該小径部の開口端の端縁に係合させて該オリフィス部材
    を該大径部内に圧入したことを特徴とする油浸型ソレノ
    イド。
JP11610089U 1989-10-02 1989-10-02 油浸型ソレノイド Expired - Lifetime JPH0623807Y2 (ja)

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JP11610089U JPH0623807Y2 (ja) 1989-10-02 1989-10-02 油浸型ソレノイド

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JPH0355975U JPH0355975U (ja) 1991-05-29
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