JPH06237427A - 情報機器のキャビネット - Google Patents
情報機器のキャビネットInfo
- Publication number
- JPH06237427A JPH06237427A JP5021269A JP2126993A JPH06237427A JP H06237427 A JPH06237427 A JP H06237427A JP 5021269 A JP5021269 A JP 5021269A JP 2126993 A JP2126993 A JP 2126993A JP H06237427 A JPH06237427 A JP H06237427A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cabinet
- base
- grooves
- pieces
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 基部キャビネット及び上部キャビネットより
成る情報機器のキャビネットにおけるチルト機構を簡単
な構造で構成できることを目的とする。 【構成】 基部キャビネットとヒンジ部で結合された上
部キャビネットより成り、基部キャビネットに一体的に
設けた爪片を前記上部キャビネットに取付けた係止手段
に係合させてチルト機構を備えた構成である。
成る情報機器のキャビネットにおけるチルト機構を簡単
な構造で構成できることを目的とする。 【構成】 基部キャビネットとヒンジ部で結合された上
部キャビネットより成り、基部キャビネットに一体的に
設けた爪片を前記上部キャビネットに取付けた係止手段
に係合させてチルト機構を備えた構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報機器のキャビネッ
トの構造に係わり、特に表示部を備えた上方キャビネッ
トを基部キャビネットに対して角度を調するために回転
自在になした同キャビネットに関する。
トの構造に係わり、特に表示部を備えた上方キャビネッ
トを基部キャビネットに対して角度を調するために回転
自在になした同キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】一般にパーソナルコンピュータ、ワード
プロセッサ(ワープロと略称される)を含む情報機器に
は、CRT(陰極線管)を用いたCRTディスプレイ又
はLCD(液晶)、プラズマパネルを用いた平面ディス
プレイの2種が多用されている。ところでそれらはいず
れもオペレータ(操作者)が、視覚的に一番見易い位置
に設定するために、表示面を調整できるように、所謂チ
ルト機構が採用されている。
プロセッサ(ワープロと略称される)を含む情報機器に
は、CRT(陰極線管)を用いたCRTディスプレイ又
はLCD(液晶)、プラズマパネルを用いた平面ディス
プレイの2種が多用されている。ところでそれらはいず
れもオペレータ(操作者)が、視覚的に一番見易い位置
に設定するために、表示面を調整できるように、所謂チ
ルト機構が採用されている。
【0003】その一例として、特開昭60−22591
9号公報にラチェット機構を用いた例又は実開昭60−
174930号公報があげられる。更にPOS端末機と
して、表示装置を内蔵した上部キャビネットを基部キャ
ビネットに対して回動可能になした構造は、図6に示す
通り基部キャビネット側にクリック機構用の鋸歯波形状
部分を形成してある。
9号公報にラチェット機構を用いた例又は実開昭60−
174930号公報があげられる。更にPOS端末機と
して、表示装置を内蔵した上部キャビネットを基部キャ
ビネットに対して回動可能になした構造は、図6に示す
通り基部キャビネット側にクリック機構用の鋸歯波形状
部分を形成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来例における
公開公報に示されている技術では、単に表示面の角度を
調整するチルト構造になっているから、ロック機構には
特に強度を必要としないが、特にタッチパネルを有する
表示部の場合は、タッチ入力時の力によって表示部の角
度が変ってしまうので、より確実にクリックさせなけれ
ばならない。
公開公報に示されている技術では、単に表示面の角度を
調整するチルト構造になっているから、ロック機構には
特に強度を必要としないが、特にタッチパネルを有する
表示部の場合は、タッチ入力時の力によって表示部の角
度が変ってしまうので、より確実にクリックさせなけれ
ばならない。
【0005】ここで、図6に示す例のように基部キャビ
ネットに鋸歯波形状部分を設けてあるが、この形状は通
常の樹脂金型などではアンダーカット部分ができてしま
い、成型不可能となり、仮にシリコンゴム用金型のよう
に無理抜きができるもののみが成型可能となり、一方こ
のシリコンゴムを用いる方法では1つの金型で、多数の
成形が無理で、せいぜい15個程度が限度となってい
る。また図6の例では、キャビネット成形のために矢印
方向に金型を移動させなければならないが、クランパー
のガイドピンは回転中心方向へ向かなければならず、こ
のピンは上記キャビネットと一体成形が不可能となり、
別体にしなければならず、構造が複雑になる欠点があっ
た。
ネットに鋸歯波形状部分を設けてあるが、この形状は通
常の樹脂金型などではアンダーカット部分ができてしま
い、成型不可能となり、仮にシリコンゴム用金型のよう
に無理抜きができるもののみが成型可能となり、一方こ
のシリコンゴムを用いる方法では1つの金型で、多数の
成形が無理で、せいぜい15個程度が限度となってい
る。また図6の例では、キャビネット成形のために矢印
方向に金型を移動させなければならないが、クランパー
のガイドピンは回転中心方向へ向かなければならず、こ
のピンは上記キャビネットと一体成形が不可能となり、
別体にしなければならず、構造が複雑になる欠点があっ
た。
【0006】そこで本発明は前記従来例の欠点を除去し
た新規な情報機器のキャビネットを提供するものであ
る。
た新規な情報機器のキャビネットを提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、キャビネット
として基部キャビネット及び該基部キャビネットに回動
自在となした上方キャビネットとより成り、基部キャビ
ネットの外方に向って爪片を設けると共に該爪片に係合
する係合溝を係合手段に設けて、該係合手段を前記上部
キャビネットの内方に取付けた構成である。
として基部キャビネット及び該基部キャビネットに回動
自在となした上方キャビネットとより成り、基部キャビ
ネットの外方に向って爪片を設けると共に該爪片に係合
する係合溝を係合手段に設けて、該係合手段を前記上部
キャビネットの内方に取付けた構成である。
【0008】
【作用】本発明は、前記係合溝を有する係止手段を上部
キャビネット側に設け、基部キャビネットの外方に向っ
て係合用の爪片を設けてあり、構成上金型の成形時に特
に基部キャビネットの構造が簡単であり、樹脂あるいは
金型の制限が従来に比べて激減される。
キャビネット側に設け、基部キャビネットの外方に向っ
て係合用の爪片を設けてあり、構成上金型の成形時に特
に基部キャビネットの構造が簡単であり、樹脂あるいは
金型の制限が従来に比べて激減される。
【0009】
【実施例】本発明を図面に従って説明すると、図1は要
部縦断面図、図2は本発明の一実施例の側面図、図3は
基部キャビネット及びロック片を示す斜視図、図4は基
部キャビネット内の爪片と、上部キャビネットに取付け
た係止手段と係合あるいは解除状態を示し、上方から見
た要部断面図、図5は基部キャビネット内の爪片と、上
部キャビネットに取付けた係止手段と係合あるいは解除
状態を示し、背面から見た要部断面図である。
部縦断面図、図2は本発明の一実施例の側面図、図3は
基部キャビネット及びロック片を示す斜視図、図4は基
部キャビネット内の爪片と、上部キャビネットに取付け
た係止手段と係合あるいは解除状態を示し、上方から見
た要部断面図、図5は基部キャビネット内の爪片と、上
部キャビネットに取付けた係止手段と係合あるいは解除
状態を示し、背面から見た要部断面図である。
【0010】図面において、(1)は基部キャビネッ
ト、(2)は上部キャビネット、(3)は回動用のヒン
ジ部、(4)はコイルスプリング、(5)は爪片、
(6)(7)は各々第1及び第2の表示部、(8)は係
止手段としてのロック片で、係止溝(9)を有してい
る。該ロック片(8)は取付孔(10)を通して固定具
としてのネジ(11)にて上部キャビネット(2)の内
方の壁面に固定されている。(11)は押圧用の摘子、
(12)はロック片及び摘子を外方に向って付勢するバ
ネ、(13)は左右スライド用のシャフトである。
ト、(2)は上部キャビネット、(3)は回動用のヒン
ジ部、(4)はコイルスプリング、(5)は爪片、
(6)(7)は各々第1及び第2の表示部、(8)は係
止手段としてのロック片で、係止溝(9)を有してい
る。該ロック片(8)は取付孔(10)を通して固定具
としてのネジ(11)にて上部キャビネット(2)の内
方の壁面に固定されている。(11)は押圧用の摘子、
(12)はロック片及び摘子を外方に向って付勢するバ
ネ、(13)は左右スライド用のシャフトである。
【0011】次に本発明の電子機器のキャビネットにお
ける表示部を備えた上部キャビネットの角度調整を行う
動作について説明する。
ける表示部を備えた上部キャビネットの角度調整を行う
動作について説明する。
【0012】先ず図4(イ)及び図5(イ)に示すよう
に、所定の係止溝に、基部キャビネット(1)に一体的
に形成された爪片(5)が係合した状態から、前記爪片
(5)と係合溝(9)の係合を解除するには、摘子(1
1)(11)を両側面から指で内側に向って押圧する
と、図4(ロ)及び図5(ロ)に示す状態となる。
に、所定の係止溝に、基部キャビネット(1)に一体的
に形成された爪片(5)が係合した状態から、前記爪片
(5)と係合溝(9)の係合を解除するには、摘子(1
1)(11)を両側面から指で内側に向って押圧する
と、図4(ロ)及び図5(ロ)に示す状態となる。
【0013】即ち前記摘子(11)(11)を側面外方
から押圧すると、シャフト(13)(13)がそれに応
じて、ロック片(8)が内方に接近する方向に移動し
て、係合溝(9)(9)から爪片(5)(5)が解除さ
れる。
から押圧すると、シャフト(13)(13)がそれに応
じて、ロック片(8)が内方に接近する方向に移動し
て、係合溝(9)(9)から爪片(5)(5)が解除さ
れる。
【0014】図中(14)はシャフト(13)のガイド
片、(15)は基部キャビネットと一体成形したピンで
ガイド片を保持する。
片、(15)は基部キャビネットと一体成形したピンで
ガイド片を保持する。
【0015】前記構成において、図4(ロ)及び図5
(ロ)に示す状態から、前記上記キャビネット(2)図
2に示すように上向き又は下向きにオペレータ(操作
者)が調整した上で、摘子(11)(11)を離すと、
前記爪片(5)(5)に対して係合溝部(9)(9)が
係合して、再び図4(イ)及び図5(イ)に示す状態と
同様に前記爪片(5)(5)は所定の係合溝に係合して
再びロックされる。
(ロ)に示す状態から、前記上記キャビネット(2)図
2に示すように上向き又は下向きにオペレータ(操作
者)が調整した上で、摘子(11)(11)を離すと、
前記爪片(5)(5)に対して係合溝部(9)(9)が
係合して、再び図4(イ)及び図5(イ)に示す状態と
同様に前記爪片(5)(5)は所定の係合溝に係合して
再びロックされる。
【0016】ここで基部キャビネット(1)は、図3
(イ)に示す通り、金型は矢印方向に移動でき、図面の
上下合せ金型で構成可能となり、従来のように各種構成
素子を成形するのに複雑な構成は不要となる。
(イ)に示す通り、金型は矢印方向に移動でき、図面の
上下合せ金型で構成可能となり、従来のように各種構成
素子を成形するのに複雑な構成は不要となる。
【0017】
【発明の効果】本発明の情報機器のキャビネットによれ
ば、従来に比べてキャビネットの構造が極めて簡単にな
り、更に係止手段として設けたロック片の係合溝がキャ
ビネット内に収納される形態が可能となり、塵埃がたま
る等の欠点も除去できる効果が得られる。
ば、従来に比べてキャビネットの構造が極めて簡単にな
り、更に係止手段として設けたロック片の係合溝がキャ
ビネット内に収納される形態が可能となり、塵埃がたま
る等の欠点も除去できる効果が得られる。
【図1】本発明の情報機器のキャビネットを示す要部断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の情報機器のキャビネットを示す側面図
である。
である。
【図3】本発明の情報機器のキャビネットに用いる基部
キャビネット及び係止手段としてのロック片を示す斜視
図である。
キャビネット及び係止手段としてのロック片を示す斜視
図である。
【図4】本発明の情報機器のキャビネットの要部断面図
である。
である。
【図5】本発明の情報機器のキャビネットの要部断面図
である。
である。
【図6】従来の情報機器の要部断面図である。
1 基部キャビネット 2 上部キャビネット 3 ヒンジ部 5 爪片 6 第1の表示部 7 第2の表示部 8 ロック片 9 係合溝 11 摘子 13 スライド用シャフト
Claims (3)
- 【請求項1】 回転支軸を有するヒンジが取付けられた
合成樹脂製の基部キャビネット、前記キャビネットに回
動可能にヒンジで取付けられると共に表示部を備えた合
成樹脂製の上方キャビネットより成る情報機器のキャビ
ネットにおいて、前記基部キャビネットの端縁に一体的
に設けられ、外方に突出する爪片、前記上方キャビネッ
トの内方に取付けられ、複数の係合溝を有する係止手段
とを備え、前記爪片を前記係合溝の所定位置に係合させ
ることを特徴とした電子機器のキャビネット。 - 【請求項2】 前記係止手段に設けた係合溝を、鋸歯状
波形状に形成し、該係止手段に上部キャビネットの左右
側面方向にスライドさせる移動素子を設けたことを特徴
とする請求項1記載の情報機器のキャビネット。 - 【請求項3】 前記爪片を一対設けると共に前記係止手
段として一対のロック片を設け、上記キャビネットの左
右側面に設けた一対の摘子によって移動するスライド軸
を設けたことを特徴とする請求項1記載の情報機器のキ
ャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021269A JPH06237427A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 情報機器のキャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5021269A JPH06237427A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 情報機器のキャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06237427A true JPH06237427A (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=12050402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5021269A Pending JPH06237427A (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 情報機器のキャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06237427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7578630B2 (en) | 2003-09-08 | 2009-08-25 | Ricoh Company, Ltd. | Control panel and apparatus using the same |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP5021269A patent/JPH06237427A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7578630B2 (en) | 2003-09-08 | 2009-08-25 | Ricoh Company, Ltd. | Control panel and apparatus using the same |
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