JPH06236680A - シリアルアドレス入力用メモリ装置及びシリアルアドレス発生装置 - Google Patents

シリアルアドレス入力用メモリ装置及びシリアルアドレス発生装置

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Publication number
JPH06236680A
JPH06236680A JP5276315A JP27631593A JPH06236680A JP H06236680 A JPH06236680 A JP H06236680A JP 5276315 A JP5276315 A JP 5276315A JP 27631593 A JP27631593 A JP 27631593A JP H06236680 A JPH06236680 A JP H06236680A
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JP
Japan
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address
shift register
memory device
bit
memory
Prior art date
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Application number
JP5276315A
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English (en)
Inventor
Toshitsugu Miwa
敏嗣 三輪
Toshihiko Hori
俊彦 堀
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アドレスをシリアルに入力するメモリ装置に
おいて、メモリセルをアクセスする際の時間を短縮す
る。 【構成】 メモリ1cをアクセスする際に、アドレスラ
ッチ部1a(シフトレジスタ手段)に記憶されているア
ドレス(AN-1,AN-2,…, A0 )の最下位ビット(A0
)からXビット(N≧X>0)の有効ビット列(AN-
1,AN-2,…, A0 )と、シリアルアドレス入力手段1e
より入力される(N−X)ビットのアドレス(AN-X-1,
…, A0 )とを併せてメモリのアドレス(AN-1,AN-2,
…, A0,AN-X-1,…, A0 )とする。 【効果】 メモリセルの高速アクセスが可能となり、使
用されるシステムでのデータ処理速度の高速化を実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内部アドレスをシリア
ルに入力するメモリ装置に関し、特に、そのアドレスラ
ッチ部の構成、及び外部アドレスから上記アドレスを発
生するためのアドレス発生部の構成に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、アドレスをシリアルに入力するメ
モリ装置においては、データの読み出し及び書き込みを
実行する場合、データの読み出し及び書き込みの1回の
動作を実行する毎に所定のビット数(固定長)の内部ア
ドレス(AN-1,AN-2,…, A0)を1ビットずつ入力
し、メモリ装置内のアドレスラッチ回路でこれを記憶
し、メモリセルのアクセスを行っていた。
【0003】図22は内部アドレス信号をシリアルに入
力する従来のメモリ装置の一例の動作シーケンスを示す
タイムチャート図を示し、データの読み出しを実行する
場合を示している。以下、このメモリ装置でのメモリセ
ルのアクセス動作を図について説明する。図中の領域a
及び領域bはデータの読み出し動作を示している。本メ
モリ装置へのデータの読み出しを開始する場合、データ
入力端子(DI)から所定のビット数(固定長)のステ
ータス情報を入力し、本メモリ装置の動作モードを設定
する(図中)。
【0004】次に、本メモリ装置のデータ入力端子(D
I)より所定のビット数(固定長)レジスタ手段に記憶
されているアドレス(AN-1,AN-2,…, A0 )をクロッ
ク信号(CLK)に同期させて入力し(図中)、デー
タの読み出しを実行する(図中)。再び、データの読
み出しを実行する場合、再度上記同様の所定のビット数
(固定長)のアドレスを入力し(図中)、データの読
み出しを実行する(図中)。従って、Nビットのアド
レスの場合、a回リード動作を実行すると、必然的にク
ロック信号(N×a)周期分の時間が消費される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】内部アドレス信号をシ
リアルに入力する従来のメモリ装置は以上のように構成
されているので、データの読み出し及び書き込み動作を
実行する毎に所定のビット数(固定長)のアドレスを1
ビットずつ入力し、本メモリ装置内のシフトレジスタ手
段にアドレスを記憶してメモリセルのアクセスを行う必
要があり、メモリセルのアドレス設定に時間がかかると
いう問題点があった。また、メモリ容量の増大に伴っ
て、アドレスのビット数が多くなるに従い、メモリセル
のアドレス設定を行うのにより多くの時間がかかるとい
う問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、メモリセルのアクセスをする際
にアドレス設定時間を短縮することができ、プログラム
の実行及び処理データの読み出し/書き込みの高速化を
実現できるメモリ装置を提供することを目的とする。ま
たさらには、メモリ装置の小型化を図ることを目的とす
る。さらには、上記アドレスをアクセスするための内部
アドレスを高速に発生させることができるアドレス発生
部を備えたメモリ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリ装
置は、入力された内部アドレスを記憶するための第1の
シフトレジスタと、上記シフトレジスタに記憶されてい
るアドレスの最下位ビットから所定ビットまでの有効ビ
ット列と、入力される次アドレスの最下位ビットから、
上記所定ビット列までのビット列を除く上位側ビット列
とを加算して上記第1のシフトレジスタに記憶されてい
るアドレスを更新するカウンタ手段とを備えたものであ
る。
【0008】また、上記メモリ装置の全メモリ領域をい
くつかに分割したものとし、かつ上記第1のシフトレジ
スタとは異なる内部アドレスを記憶する第2のシフトレ
ジスタと、上記アドレス信号の上記両レジスタへの入力
を切り換えるセレクト手段とを備え、メモリセルのアク
セスをする場合、上記セレクト手段により上記両シフト
レジスタのうちの一方を選択し、該選択されたシフトレ
ジスタに記憶されているアドレスによって所定のメモリ
領域を指定するとともに、他方のシフトレジスタに記憶
されたアドレスによって上記選択されたメモリ領域のメ
モリセルをシリアルにアクセスするようにしたものであ
る。
【0009】また、上記メモリセルをシリアルにアクセ
スするためのシフトレジスタのアドレスが一巡したこと
を検知し、上記メモリ領域を選択するシフトレジスタの
アドレスを進めるインクリメント手段を備えたものであ
る。
【0010】また、この発明に係るメモリ装置は、アド
レス発生部に、所定ビット長の外部アドレスを1ビット
ずつ出力する第1のシフトレジスタと、上記所定ビット
長のアドレスを記憶するとともに、該アドレスに第1の
最下位ビットデータを加算して次アドレスを生成し、か
つ前記第1の最下位ビットデータを出力する第1のカウ
ンタとを備えたものである。
【0011】また、上記アドレス発生部に、上記外部ア
ドレスのうちの上位アドレスを入力とする第2のシフト
レジスタと、上記外部アドレスの上位アドレスを記憶す
るとともに、該アドレスに第2の最下位ビットデータを
出力する第2のカウンタとを設け、上記第1のシフトレ
ジスタ及び第1のカウンタに上記アドレスのうちの下位
アドレスデータを入力する構成とし、上記第2のシフト
レジスタから出力される上位アドレスデータと、上記第
1のシフトレジスタから出力される下位アドレスデータ
とを加算して初期アドレスを設定するようにしたもので
ある。
【0012】また、上記第1のカウンタの生成する下位
アドレスが一巡したことを検知して、上記第2のカウン
タに記憶された上位アドレスをインクリメントさせるた
めのトリガ信号を発生するインクリメント手段を備えた
ものである。
【0013】
【作用】この発明によれば、メモリをアクセスする場
合、第1のシフトレジスタ手段に記憶されているアドレ
スの最下位ビットから所定ビットまでの有効ビット列
と、入力される次アドレスの、最下位ビットから上記所
定ビット列までの所定ビット列を除く上位側ビット列と
を加算してメモリセルの指定を行うため、アドレスの最
下位ビットを1ビット入力するだけで次のメモリセルを
アクセスするためのアドレスの設定ができる。
【0014】また、全メモリ領域をいくつかに分割し、
異なるアドレスを記憶する2つのシフトレジスタの一方
によって上記分割されたメモリ領域の中から所定のもの
を選択し、他方のシフトレジスタによって前記選択され
たメモリ領域のメモリセルをシリアルにアクセスするこ
とにより、同一メモリ領域内のデータをアクセスする際
に、当該メモリ領域選択のための設定を再度行う必要が
なくなる。
【0015】また、上記メモリセルを選択するのに用い
られるシフトレジスタのアドレスが一巡したことを検知
して、当該メモリ領域を選択するのに用いたシフトレジ
スタのアドレスをインクリメントさせることにより、連
続して異なるメモリ領域のメモリセルをアクセスするこ
とができる。
【0016】また、この発明によれば、アドレス発生部
を構成する第1のシフトレジスタによって初期アドレス
を設定した後、第1のカウンタに第1の最下位ビットを
入力してそのアドレスをインクリメントするとともに、
該インクリメント動作毎に異なる最下位ビットデータを
出力して内部アドレスを発生することで、次アドレスを
高速に生成することができる。
【0017】また、上記アドレス発生部のシフトレジス
タ及びカウンタを2系統設け、これらに上位アドレスと
下位アドレスとを分けて入力し、一方のカウンタから出
力される上位アドレスデータと他方のカウンタから出力
される下位アドレスデータとを加算して初期アドレスを
設定することにより、下位ビットの変化が主に行われる
ような場合におけるアドレス設定を高速に行うことがで
きる。
【0018】また、上記下位ビットの変化が一巡したこ
とを検知して自動的に上記上位ビットが記憶されている
カウンタのアドレスをインクリメントすることにより、
異なるメモリ領域のメモリセルを連続的にアクセスでき
るようにアドレス設定を行うことができる。
【0019】
【実施例】
実施例1.図1は本発明の実施例1によるメモリ装置の
構成を示している。図において、1aはシリアルアドレ
ス入力手段1eより入力された内部アドレスを記憶する
Nビットのシフトレジスタ手段であるアドレスラッチ
部、1bはデータ信号入/出力部、1cはメモリセル、
1dは上記シリアルアドレス入力手段1eより入力され
るアドレス、及びデータの書き込み/読み出し時に、デ
ータ信号入/出力部1bより入力/出力されるデータを
構成する複数ビット列をシリアルに1ビットずつシフト
動作により入力/出力するためのクロック信号入力手
段、1fはメモリ装置へのデータの書き込み/読み出し
動作を制御するためのリード/ライト信号入力手段、1
gはデータ信号入/出力手段である。
【0020】図2は上記メモリ装置のアドレスラッチ部
1aの構成を示し、図において、2aは上記シリアルア
ドレス入力手段1eからの内部アドレスを上記クロック
信号入力手段1dからのクロック信号に基づいて取り込
むシフトレジスタであり、該シフトレジスタ1bに記憶
されているアドレス(AN-1,AN-2,…,A0 )の最下位
(LSB)ビット(A0 )からXビット(N≧X>0)
の有効ビット列(AX-1,…, A0 )と、上記シリアルア
ドレス入力手段1eより入力された(N−X)ビットの
値(AN-X-1,A0 )とをあわせて、メモリセル1cのア
ドレス(AX-1,AX-2,…, A0,AN-X-1,…, A0 )とし
て記憶し、シフトレジスタ2aを構成する各々の記憶素
子の出力によりメモリセルのアクセスを行う構成となっ
ている。
【0021】以下、本実施例のメモリ装置の動作説明と
して、CPUがポリノミヤルアドレスを出力する場合に
ついて説明する。まず、ポリノミヤルアドレスについて
説明する。図7に3ビットポリノミヤルカウンタを示
し、表1に該カウンタの各端子における信号状態を示
す。
【0022】
【表1】
【0023】ポリノミヤルカウンタは上位2ビットの信
号の、例えばイクスクルーシブNORの出力を最下位ビ
ットへ入力することによりカウンタ機能を示す(表1参
照)。従って、このようにして得られた内部アドレスに
よりメモリセルのアクセスを行うことが可能となる。
【0024】次に、ポリノミヤルアドレスによるアクセ
スでメモリ装置からデータの読み出し、及び書き込みを
実行する場合の動作について説明する。図8はこのメモ
リ装置からのデータの読み出し動作のタイムチャートで
ある。まず、データの読み出しを開始する場合、初期ア
ドレスの設定を行う(図中)。次のアドレスをアクセ
スする場合には、次のアドレスの最下位ビットをシリア
ルアドレス入力手段1eより入力し、シフトレジスタ2
aに記憶されているアクセス番地を進める(図中,
)。例えば、莫大なデータ処理(処理データの読み出
し及び書き込み)を実行する場合、上述のように、アド
レスの最下位ビットを1ビット入力しさえすればメモリ
セルのアクセスが可能となるので、メモリセルのアクセ
スに必要な時間はクロック信号1周期分で済む。
【0025】以上のように、本実施例によれば、シフト
レジスタ2aに記憶されている内部アドレス(AN-1,A
N-2,…, A1,A0 )の最下位ビット(A0 )からXビッ
ト(N≧X>0)の有効ビット列(AX-1,AX-2,…A0
)と、シリアルアドレス入力手段1eより入力される
(N−X)ビットのアドレス(AN-X-1,…, A0 )とを
合わせて、メモリセル1cのアドレス(AX-1,AX-2,
…, A0,AN-X-1,…, A0)となるように構成したの
で、アドレスの設定時間を短縮することが可能となると
ともに、プログラムの実行及びデータ処理時間を短縮す
ることが可能となる。
【0026】なお、上記実施例ではシリアルアドレス入
力手段1e及びデータ入/出力手段1gを別々に設けた
例について示したが、これらを1つにまとめ、アドレス
/データ入出力手段として1つ備え、時分割でアドレス
入力と、データ入/出力とを行うように構成してもよ
い。
【0027】実施例2.図3はこの発明の実施例2によ
るメモリ装置を示し、特にそのアドレスラッチ部の構成
を示す。図に示すように本実施例のメモリ装置は、メモ
リセル1cの全メモリ領域を複数のメモリ領域(メモリ
セルの集合領域)に分割し、かつその複数のメモリ領域
の中の1つのメモリ領域を指定する第1のシフトレジス
タ3aと、この第1のシフトレジスタ3aによって指定
されたメモリ領域内のメモリセルを指定する第2のシフ
トレジスタ3bと、該両シフトレジスタ3a,3bのい
ずれか一方を選択して、シリアルアドレス入力手段1e
より入力される内部アドレス信号を前記選択されたシフ
トレジスタへ入力するためのセレクト手段3cとを備え
ている。
【0028】そして両シフトレジスタ3a,3bを構成
する各々の記憶素子の出力により、上記分割した複数の
メモリ領域から任意のメモリ領域を選択し、そのメモリ
領域内のメモリセルのアクセスが行なわれる。つまり、
メモリセルをアクセスする場合、まずセレクト手段3c
によってシフトレジスタ3a,3bのうちのいずれか一
方を選択し、選択されたシフトレジスタに記憶されてい
るアドレス(AN-1,AN-2,…, A0 、或いはBN-1,BN-
2,…, B0 )のLSBビット(A0 、あるいはB0 )か
らXビット(N≧X>0)の有効ビット列(AX-1,…,
A0 、或いはBX-1,…, B0 )と、シリアルアドレス入
力手段1eより入力される(N−X)ビットのアドレス
(AN-X-1,…, A0 、或いはBN-X-1,…, B0 )とを合
わせて、次のメモリセルのアドレス(AX-1,…, A0,A
N-X-1,…, A0 、或いはBX-1,…, B0,BN-X-1,…, B
0 )とし、前記両シフトレジスタのアドレスによりメモ
リセルのアクセスを行う。
【0029】図9はこのメモリ装置のデータの読み出し
動作を行う場合の動作タイムチャート図を示す。まず、
データの読み出しを開始する場合、全メモリ領域を構成
する複数のメモリ領域の中から1つのメモリ領域を指定
する第1のシフトレジスタ3a及び選択されたメモリ領
域内のメモリセルを指定する第2のシフトレジスタ3b
に初期アドレスを設定し(図中,)、データの読み
出しを行う(図中)。
【0030】上記両シフトレジスタ3a,3bの選択は
SEL信号のレベルによって行う。次のアドレスのメモ
リセルをアクセスする場合には、前記第2のシフトレジ
スタ3bに記憶されているアドレス(AN-1,AN-2,…,
A0 )のLSBから複数ビットの有効ビット列とシリア
ルアドレス入力手段1eより入力された複数ビットの値
(A1'A0', A2"A1"A0")(図中,)とを合わせ
てメモリセルのアドレス(AN-3 …A0 A1'A0', AN-
4 …A0 A2"A1"A0")とし、データの読み出しを行う
(図中,)。
【0031】以上のように本実施例によれば、メモリ装
置のアドレスラッチ部を複数のメモリ領域の中から1つ
のメモリ領域を指定する第1のシフトレジスタ3a及び
そのメモリ領域内のメモリセルのアドレスを指定する第
2のシフトレジスタ3bより構成したので、シリアルに
接続されたシフトレジスタ(前記シフトレジスタ3aお
よび3bを単にシリアルに接続したシフトレジスタ)か
らアドレスラッチ部が構成されている場合と比較する
と、同じメモリ領域内のメモリセルを指定する場合、メ
モリ領域を指定する際に前記シフトレジスタ3aのアド
レス(BN-1,BN-2,…, B0 )を再度する必要がなく、
メモリセルのアドレス(AN-1,AN-2,…,A0 )をシリ
アルに1ビットずつ前記シフトレジスタ3bに設定しさ
えすればよいので、高速アクセスが可能となる。また、
上記両シフトレジスタ3a,3bへのアドレスの設定も
上記のように行えるので固定長アドレスの入力と比較す
るとさらに高速性が増すという効果がある。
【0032】実施例3.また、図4は、この発明の実施
例3によるメモリ装置を示し、特にそのアドレスラッチ
部の構成を示す。本実施例のメモリ装置は、全メモリ領
域をいくつかに分割し、そのメモリ領域の1つを指定す
る、シフト機能を持つ第1のシフトレジスタ(カウン
タ)4aと、前記第1のシフトレジスタ4aによって指
定されたメモリ領域内のメモリセルを指定する第2のシ
フトレジスタ4bと、アドレス入力を切り換えるセレク
ト手段4cと、上記第2のシフトレジスタ4bのアドレ
スが一巡したら上記第1のシフトレジスタ4aのアドレ
スを進めるインクリメント手段4dとを備えている。
【0033】本実施例によるメモリ装置において、メモ
リセルのアクセスをする場合、上記第2の実施例と同様
に、セレクト手段4cによりシフトレジスタ4a,4b
のうちのいずれか一方を選択し、選択された手段に記憶
されているアドレス(AN-1,AN-2,…, A0 、或いはB
N-1,BN-2,…, B0 )のLSBビット(A0 、あるいは
B0 )からXビット(N≧X>0)の有効ビット列(A
X-1,…, A0 、或いはBX-1,…, B0 )と、シリアルア
ドレス入力手段1eより入力される(N−X)ビットの
アドレス(AN-X-1,…, A0 、或いはBN-X-1,…, B0
)とを合わせて、次のメモリセルのアドレス(AX-1,
…, A0,AN-X-1,…, A0 或いはBX-1,…, B0,BN-X-
1,…, B0 )とし、両シフトレジスタのアドレスにより
メモリセルのアクセスを行う。そしてメモリセルの指定
を行うシフトレジスタ4bのアドレスが一巡し、初期ア
ドレスに戻るとインクリメント手段4dによりこれが検
知され、全メモリ領域を複数のメモリ領域へ分割してそ
のうちの1つのメモリ領域を指定する機能を有するシフ
トレジスタ4aの値を進め、次のメモリ領域の初期アド
レスからデータの読み出しを開始する。
【0034】このように本実施例のメモリ装置は、全メ
モリ領域をいくつかに分割し、そのメモリ領域の1つを
指定するカウンタ機能を持つシフトレジスタ4aと、シ
フトレジスタ4aによって指定されたメモリ領域内のメ
モリセルを指定するシフトレジスタ4bと、シフトレジ
スタ4bのアドレスが一巡し、初期アドレスに戻ると、
これを検知し、シフトレジスタ4aのアドレスを進める
インクリメント手段4dとを備えているので、メモリア
クセスの一番最初に、アクセス対象となるメモリ領域及
びメモリセルの指定を行えば、再度メモリ領域の設定を
行なうことなく1つのメモリ領域から次のメモリ領域へ
の連続したアクセス、つまり、分割されたメモリ領域間
を連続してアクセスすることが可能となり、メモリアク
セスの高速性が増すという効果がある。また、前記両シ
フトレジスタ4a,4bへのアドレスの設定は上記第2
の実施例と同様にして行えるので、固定長アドレスの入
力と比較するとさらに高速性が増すという効果をも合わ
せ持つ。
【0035】実施例4.また、図5はこの発明の実施例
4によるメモリ装置を示し、特にそのアドレスラッチ部
の構成を示している。本実施例のメモリ装置は、メモリ
セルのアドレスを指定するシフトレジスタ5aと、シフ
トレジスタ5aにポリノミヤルカウンタ機能を備えるた
めに、シフトレジスタ5aの上位2ビットを入力信号と
し、その出力信号をシフトレジスタ5aの最下位ビット
への入力信号とする論理ゲート5bと、シリアルアドレ
ス入力手段1eからの内部アドレス信号の入力と論理ゲ
ート5bの出力の一方を選択してシフトレジスタ5aの
入力とするセレクト手段5cとを備えている。
【0036】本実施例におけるメモリ装置においてメモ
リセルのアクセスを行う場合、セレクト手段5cにより
外部アドレス入力によるメモリセルのアドレスを設定す
る方法、またはポリノミヤルカウンタ機能によるアドレ
ス設定方法のうちのどちらか一方を選択することができ
る。セレクト手段5cにより外部アドレス入力を選択す
る場合は上述の第1の実施例の場合と同様にしてメモリ
セルの指定を行う。一方、セレクト手段5cによりポリ
ノミヤルカウンタ機能を選択した場合は、クロック信号
入力端子へパルス信号を入力してシフトレジスタ5aの
アドレス値を進めることで、メモリセルのアクセスを行
う。また、ポリノミヤルカウンタ機能を選択することに
より、初期アドレス設定後、クロック入力手段へ1クロ
ックを入力するだけで順次アドレスを進めてデータの書
き込みあるいは読み出しを連続して実行することが可能
である。
【0037】このように本実施例によるアドレスラッチ
部は、メモリのアドレスを指定するシフトレジスタ5a
と、シフトレジスタ5aへポリノミヤルアドレスの機能
を備えるための論理ゲート5bと、該論理ゲート5bの
出力と外部入力のアドレス信号とからそのいずれか一方
を選択し、これをシフトレジスタ手段5aへの入力とす
るセレクト手段5cとを備えたので、セレクト手段5c
によりポリノミヤルカウンタ機能が選択された場合には
クロック信号入力端子ヘパルス信号を入力するだけでシ
フトレジスタ5aのアドレスを進めることが可能とな
り、メモリセルのアクセスの高速性を増すことができ
る。また、セレクト手段5cによりシリアルアドレス入
力手段1eからのアドレス入力を選択すれば、シフトレ
ジスタ5aへのアドレスの設定は上記第1の実施例と同
様にして行えるので、上記第1の実施例による効果をも
合わせ持つ。
【0038】実施例5.また、図6は、この発明の実施
例5によるメモリ装置を示し、特にそのアドレスラッチ
部の構成を示す。本実施例のメモリ装置は、全メモリ領
域をいくつかに分割し、そのメモリ領域の1つを指定す
る第1のシフトレジスタ6aと、この第1のシフトレジ
スタ6aによって指定されたメモリ領域内のメモリセル
を指定する第2のシフトレジスタ6bと、アドレス信号
の入力を切り換えるセレクト手段6cと、前記シフトレ
ジスタ6bのアドレスを初期値に設定するセット信号入
力手段6dとを備えている。
【0039】本メモリ装置によりデータの読み出しを実
行する場合のメモリセルのアクセス及びデータの読み出
し動作は前記の第2の実施例の場合と同様であるのでそ
の説明は省略し、本実施例の特徴的な動作についてのみ
説明する。いま、あるメモリ領域内に書き込まれている
データの読み出しが終了し、別のメモリ領域の初期アド
レスからデータの読み出しを再実行する場合、第1のシ
フトレジスタ6aのアドレスのみを設定し、メモリセル
を指定する第2のシフトレジスタ6bへはセット信号を
1パルス入力するだけで指定のメモリ領域の初期アドレ
スからのデータの読み出しが可能となる。
【0040】このように本実施例によれば、メモリ装置
のアドレスラッチ部に、メモリ領域を指定する第1のシ
フトレジスタ6aと、シフトレジスタ6aにより指定さ
れたメモリ領域内のメモリセルの指定を行う第2のシフ
トレジスタ6bと、前記シフトレジスタ6bの値を初期
アドレスにセットする信号を入力するセット手段6dと
を構成要素として備えているので、1つのメモリ領域か
ら別のメモリ領域の初期アドレスへジャンプする場合、
第1のシフトレジスタ6aのアドレスを設定し、セット
信号入力手段6dから第2のシフトレジスタ6bへセッ
ト信号を1パルス入力するだけで、あるメモリ領域の先
頭番地からのメモリセルのアクセスが可能となり、メモ
リアクセスの高速性を増すことができる。また、前記の
両シフトレジスタ6a,6bのアドレスの設定は前記第
2の実施例の場合と同様に行えるので、前記第2の実施
例による効果をも合わせ持つ。
【0041】実施例6.なお、以上の実施例ではメモリ
装置のシリアルアドレス入力手段とデータ信号入/出力
手段とを別々に備えたものについて示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、以上の各実施例のメモ
リ装置のシリアルアドレス入力手段とデータ信号入/出
力手段とを一体化してアドレス/データ入力手段とし、
制御信号の入力によりアドレス信号とデータ信号とを時
分割して入/出力するようにしてもよい。
【0042】本実施例6では以上のような構成とするこ
とにより、データの読み出しおよび書き込みを行う際
に、メモリ装置へ入力される制御信号の入力レベルによ
りアドレス入力期間及びデータ入/出力期間に分けて前
記アドレス/データ入出力手段を使用し、指定のアドレ
スのメモリセルからデータの読み出し及び書き込みを行
う。よって本実施例によれば、以上の各実施例の効果に
加え、アドレス入力手段とデータ信号入/出力手段とを
一体化した分さらにメモリ装置の小型化が実現できると
いう効果が得られる。
【0043】実施例7.以下に、本発明の実施例7によ
るメモリ装置を図について説明する。図10は本実施例
7によるメモリ装置に用いられるシリアルアドレス発生
部の構成を示すブロック図であり、図において、11は
外部アドレスが入力されるアドレスバス(AN-1 〜A0
)と接続されたシフトレジスタAであり、メモリアク
セス時の内部アドレスを1ビットずつQAN’として出力
する。12はアドレスバス(AN-1〜A0 )と接続され
たCOUNTER Aであり、アドレスバス(AN-1 〜A0 )に
よって送られてきたNビットのデータを記憶する一方、
所定のタイミングにおいて、これに最下位ビットとして
A0 ’を加えてアドレス(AN-2 AN-3 …A0 A0 ’)
を作成し、これを次アドレスとする。13はクロック信
号(CLK)を受け、これを上記シフトレジスタA(1
1)とCOUNTER A(12)のいずれかに供給するセレク
タSEL2、14は上記シフトレジスタA(11)とCO
UNTER A(12)の出力であるQA0,QAN’のいずれか
一方を選択して出力するセレクタSEL1である。また
16は上記シフトレジスタA11とCOUNTER A12を初
期化するためのリセット信号RST、17は上記COUNTE
R A(12)の出力データ(QAN-1〜QA0)をシフトレ
ジスタA(11)に並列に出力するデータロード線であ
る。
【0044】また、図11は動作シーケンスを示し、図
12は順次アクセス例を示す図、図13は分岐命令の実
行例を示す図、さらに図14はルーチンへの復帰例を示
す図である。
【0045】次に動作について説明する。まず初期リセ
ット解除後(ステップS1)、アドレスバス(AN-1 〜
A0 )を通して外部アドレスが入力され、シフトレジス
タA(11)及びCOUNTER A(12)へ初期アドレスが
設定される(ステップS2)。その後、シフトレジスタ
A(11)の動作モードとなり、シフトレジスタA(1
1)から初期アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )を1ビッ
トずつQAN’としてシリアル出力する(ステップS
3)。このようにしてメモリ装置へのアクセス番地を設
定した後で、データを読み込む(図12の)。
【0046】次にCOUNTER A(12)の動作モードとな
り、COUNTER A(12)の最下位ビットへA0 ’を入力
し、先に記憶されたNビットのアドレス(AN-1 AN-2
…A0 )をアドレス(AN-2 AN-3 …A0 A0 ’)へと
更新する。またこのとき同時にLSBであるアドレスA
0 ’出力信号QA0として出力し、メモリ装置のアドレス
番地も同様にして更新してデータを読み込む(図12の
)(ステップS4)。シーケンシャルにデータの読み
込み(或いは書き込み)を実行する場合は上記の操作が
繰り返される(図12の)。
【0047】ところで、図11の条件IIで示されるよう
に、MPUが分岐命令を実行するような場合(ステップ
S5)は、アドレスバス(AN-1 〜A0 )を通して、シ
フトレジスタA(11)及びCOUNTER A(12)へ分岐
先アドレス(CN-1 CN-2 …C0 )が設定されることと
なる。そしてその後、シフトレジスタA(11)の動作
モードとなり、上記分岐先アドレス(CN-1 CN-2 …C
0 )を1ビットずつシリアル出力し、メモリ装置へ分岐
先アドレスを設定してデータを読み込む(図13の
)。次にCOUNTER A(12)の動作モードとなり、順
次、COUNTER A(12)の最下位ビットへC0 ’,C0
”…が入力され、アドレスは(CN-1 CN-2…C0 ),
(CN-2 CN-3 …C0 C0 ’),及び(CN-3 CN-4 …
C0 ’C0 ”…)へと更新される。同時にアドレスC0
’,C0 ”…を出力し、メモリ装置のアドレス番地も
同様にして更新され、データを読み込む(図13の
)。
【0048】また図11の条件I で示されるように、M
PUが命令を実行して、あるアドレシングモードで特定
番地をアクセスする場合(ステップS6)は、まず、M
PUがアドレス計算を完了した後に、シフトレジスタA
(11)へ特定番地が設定される(ステップS61)。
その後、シフトレジスタA(11)の動作モードとな
り、特定番地(DN-1 DN-2 …D0 )を1ビットずつシ
リアル出力し、メモリ装置へ特定番地を設定して、デー
タを読み込む(図14の)(ステップS62)。そし
て再びMPUが命令を実行して、特定番地をアクセスす
る場合は上記の動作が繰り返される。
【0049】また、特定番地をアクセスした後、再び命
令をメモリ装置より読み込む場合には、最下位ビットへ
アドレスA0 ”を入力し、COUNTER A(12)をアドレ
ス(AN-3 AN-4 …A0 ’A0 ”)へ設定する。その
後、データロード線17を介してCOUNTER A(12)か
らシフトレジスタA(11)へ並列にデータロードす
る。そしてロードしたデータをシフトレジスタA(1
1)より1ビットずつシリアル出力し、メモリ装置へア
ドレス(AN-3 AN-4 …A0 ’A0 ”)を設定して、デ
ータを読み込む(ステップS63)(図14の)。
【0050】このように本実施例7によれば、アドレス
バス(AN-1 〜A0 )のデータを1ビットずつシフトレ
ジスタAによって出力してメモリ装置へのアクセス番地
を設定した後、COUNTER A(12)の最下位ビットへA
0 ’を入力してアドレスをインクリメントすることによ
って次アドレスを生成してシーケンシャルにデータの読
み書きを行うようにしたから、アクセス番地の設定を1
ビットデータを入力するだけで更新することができ、高
速アクセスを達成することができる。
【0051】実施例8.次に本発明の実施例8によるメ
モリ装置を図について説明する。図15は本実施例8に
よるメモリ装置に用いられるシリアルアドレス発生部の
構成を示すブロック図であり、図において、21は上位
アドレスバス(BN-1 〜B0 )23に接続されたシフト
レジスタB、22はアドレスバス(BN-1 〜B0 )23
に接続されたCOUNTER Bであり、実施例7の構成にCOUN
TER 及びシフトレジスタを1系統追加した構成となって
おり、さらにセレクタSEL1(14),セレクタSE
L2(13)はそれぞれ2系統のシフトレジスタ及びCO
UNTER へのクロックCLKの供給を制御するように構成
されている。また、図16はその動作シーケンスを示す
図、図17は順次アクセス例を示す図、図18は分岐命
令の実行例を示す図、図11はルーチンへの復帰例を示
す図である。
【0052】次に動作について説明する。リセット解除
後、まず、下位アドレスバス(AN-1 〜A0 )15及び
上位アドレスバス(BN-1 〜B0 )23を通してシフト
レジスタA(11),シフトレジスタB(21),COUN
TER A(12)及びCOUNTERB(22)へ初期アドレス
が設定される(ステップS7)。その後、シフトレジス
タB(21)の動作モードとなり上位アドレス(BN-1
BN-2 …B0 )を1ビットずつシリアル出力する(ステ
ップS8)(図17の)。
【0053】次にシフトレジスタA(11)の動作モー
ドとなり、下位アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )を1ビ
ットずつシリアル出力する。このようにしてメモリ装置
へアクセス番地を設定した後でデータを読み込む(図1
7の)。次にCOUNTER A(12)の動作モードとな
り、COUNTER A(12)の最下位ビットへA0 ’を入力
し、下位アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )から下位アド
レス(AN-2 AN-3 …A0 A0 ' )へと更新する。同時
にアドレスA0 ' を出力し、メモリ装置のアドレス番地
も同様にして更新してデータを読み込む(図17の)
(ステップS9)。
【0054】次にステップS10にて上記の操作によっ
てCOUNTER A(12)のアドレスが一巡したと判定され
ると、COUNTER B(21)の動作モードとなり、COUNTE
R B(21)の最下位ビットへB0 ' を入力して上位ア
ドレス(BN-1 BN-2 …B0)から上位アドレス(BN-2
BN-3 …B0 B0 ' )へと更新する(ステップS1
1)。アドレスB0 ' を出力して、メモリ装置のアドレ
ス番地も同様にして更新した後、ステップS9に戻って
再びCOUNTER A(12)の動作モードとして、上記と同
様にしてアドレスを進めてメモリ装置を順次アクセスす
る。
【0055】ところで図16の条件IIで示されるよう
に、MPUが分岐命令を実行するような場合(ステップ
S12)は、下位アドレスバス(AN-1 〜A0 )15,
上位アドレスバス(BN-1 〜B0 )23を通してステッ
プS7にてシフトレジスタA(11),シフトレジスタ
B(21),COUNTER A(12)及びCOUNTER B(2
2)へ分岐先アドレスの上位アドレス(DN-1 DN-2 …
D0 ),及び下位アドレス(CN-1 CN-2 …C0 )を設
定する。その後、シフトレジスタB(21)の動作モー
ドとなり、上位アドレス(BN-2 BN-3 …B0 )に代え
て上位アドレス(DN-1 DN-2 …D0 )を1ビットずつ
シリアル出力する(図18の)。次にシフトレジスタ
A(11)の動作モードとなり、下位アドレス(AN-1
AN-2 …A0 )に代えて下位アドレス(CN-1 CN-2 …
C0 )を1ビットずつシリアル出力する。このようにし
てメモリ装置へアクセス番地を設定した後で、データを
読み込む(図18の)。
【0056】次に、ステップS9に進んでCOUNTER A
(12)の動作モードとなり、上記実施例1と同様にし
てCOUNTER A(12)のアドレスを進めていき、分岐先
アドレスから順次アクセスし、データを読み込む(図1
8の)。
【0057】また図16の条件I に示すように、MPU
があるアドレシングモードで特定番地をアクセスする場
合(ステップS13)は、まず、MPUがアドレス計算
を完了した後、シフトレジスタA(11)及びシフトレ
ジスタB(21)へ特定番地を設定する(ステップS1
31)。その後、シフトレジスタB(21)の動作モー
ドとなり上位アドレス(FN-1 FN-2 …F0 )を1ビッ
トずつシリアル出力して、メモリ装置へ上位アドレスを
設定する(図19の)。次に、シフトレジスタA(1
1)の動作モードとなり下位アドレス(EN-1 EN-2 …
E0 )を1ビットずつシリアル出力してメモリ装置へ下
位アドレスを設定しデータを読み込む(ステップS13
2)(図19の)。再び命令を実行して、特定番地を
アクセスする場合は上記の動作が繰り返される。
【0058】一方、特定番地をアクセスした後、再びメ
モリ装置より命令を読み込む場合は上述したようにCOUN
TER A(12)の最下位ビットへアドレスA0 ”を入力
し次アドレス(AN-3 AN-4 …A0 ”)へ設定して(な
お、ここでメモリバンクを進める場合は、COUNTER Bの
アドレスも進める)(ステップS133)、ステップS
7に戻ってCOUNTER A(12)からシフトレジスタA
(11)へ,及びCOUNTER B(22)からシフトレジス
タB(21)へそれぞれデータロード線17,24を経
由して並列にデータロードする。そしてステップS8に
てロードしたデータはシフトレジスタB(21),シフ
トレジスタA(11)より1ビットずつシリアル出力
し、メモリ装置へアドレスを設定してデータを読み込む
(図19の,)。以後、ステップS9にてCOUNTER
A(12)の動作モードとなり、メモリ装置を順次アク
セスしてデータを読み込む(図19の)。
【0059】このように本実施例によれば、実施例7の
構成にCOUNTER とシフトレジスタとを1系統追加し、そ
れぞれに接続されたアドレスバス15,23から下位ア
ドレス,上位アドレスを供給するようにしたから、例え
ば16ビットの初期アドレスを設定する場合に、上位ア
ドレスの変化はなく、下位アドレスのみが変化するよう
な場合において、アドレスの設定を高速に行うことがで
き、メモリアクセスの高速化を図ることができる。
【0060】実施例9.以下、本発明の実施例9による
メモリ装置を図について説明する。図20は本実施例9
によるメモリ装置に用いられるシリアルアドレス発生部
の構成を示すブロック図であり、図において、31はそ
の一端がデータロード線17に接続され、COUNTER A
(12)が生成するアドレスが一巡したことを検知して
COUNTER B(22)のアドレスをインクリメントするた
めのトリガ信号をその他端から発生するインクリメント
手段であり、また、セレクタ1(14),セレクタ2
(13)はそれぞれCOUNTER B(22)とは接続されて
いない。他の構成は実施例8と同様である。また、図2
1はその動作シーケンスを示す図であり、順次アクセス
例,分岐命令の実行例,ルーチンへの復帰例を示す図は
それぞれ上記実施例2と同じであり、これら図17,図
18,図19を参照して説明する。
【0061】リセット解除後、まずアドレスバスAN-1
〜A0 (15)及びアドレスバスBN-1 〜B0 (23)
を通して、シフトレジスタA(11)及びシフトレジス
タB(21),COUNTER A(12)及びCOUNTER B(2
2)へ初期アドレスが設定される(ステップS14)。
その後、シフトレジスタB(21)の動作モードとな
り、上位アドレス(BN-1 BN-2 …B0 )を1ビットず
つシリアル出力する(図17の)。
【0062】次にシフトレジスタA(11)の動作モー
ドとなり、下位アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )を1ビ
ットずつシリアル出力する(ステップS15)。メモリ
装置へアクセス番地を設定した後で、データを読み込む
(図17の)。次にCOUNTER A(12)の動作モード
となり、COUNTER A(12)の最下位ビットへA0 ’を
入力し、下位アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )から下位
アドレス(AN-2 AN-3 …A0 A0 ’)へと更新する。
同時にアドレスA0 ’を出力し、メモリ装置のアドレス
番地も同様にして更新してデータを読み込む(図17の
)。上記の操作によって、順次アクセスし、COUNTER
A(12)のアドレスが一巡したことがインクリメント
手段(31)によって検出されたら、該インクリメント
手段(31)はトリガ信号を出力しCOUNTER B(22)
のアドレスを(BN-1 BN-2 …B0 )から(BN-2 BN-
3 …B0 B0 ’)へと更新して、次のメモリバンクへ進
める(ステップS16)。
【0063】本シリアルアドレス発生装置は、COUNTER
A(12),COUNTER B(22)及びインクリメント手
段(31)を内蔵したメモリ装置に対して利用するの
で、COUNTER A(12)のアドレスが一巡すれば、メモ
リ装置内のアドレスは次のメモリバンクをアクセスする
ようになる。以後、上記の動作を繰り返す。
【0064】そして、MPUが分岐命令を実行するよう
な場合(ステップS17)は、ステップS14にてアド
レスバスAN-1 〜A0 (15),BN-1 〜B0 (23)
を通してシフトレジスタA(11),シフトレジスタB
(21),カウンタA(12)及びCOUNTER B(22)
へ、初期アドレスに代えて分岐先アドレスの上位アドレ
ス(DN-1 DN-2 …D0 )及び下位アドレス(CN-1 C
N-2 …C0 )を設定する。その後、ステップS15にて
シフトレジスタB(21)の動作モードとなり上位アド
レス(DN-1 DN-2 …D0 )を1ビットずつシリアル出
力する(図18の)。次にシフトレジスタA(11)
の動作モードとなり下位アドレス(CN-1 CN-2 …C0
)を1ビットずつシリアル出力する。メモリ装置へア
クセス番地を設定した後、データを読み込む(図18の
)。
【0065】そして、ステップS16に移って次にCOUN
TER A(12)の動作モードとなり、COUNTER A(1
2)のアドレスを進めていき、分岐先アドレスから順次
データを読み込む(図18の)。
【0066】一方、MPUがあるアドレシングモードで
特定番地をアクセスする場合は、まずMPUがアドレス
計算をした後、ステップS181にてシフトレジスタA
(11)及びシフトレジスタB(21)へ特定番地を設
定する。その後、シフトレジスタB(21),シフトレ
ジスタA(11)の順番に、特定番地をシリアル出力
し、メモリ装置へ上位アドレス(FN-1 FN-2 …F0 )
及び下位アドレス(EN-1 EN-2 …E0 )を設定しデー
タを読み込む(ステップS182)(図19,)。
【0067】一方、特定番地をアクセスした後で、再び
命令を読み込む場合はCOUNTER A(12)のアドレスを
次アドレスAN-3 AN-4 …A0 ”へ進めた(ステップS
183)後で、ステップS151に移ってCOUNTER A
(12)及びCOUNTER B(22)のアドレスをシフトレ
ジスタA(11)及びシフトレジスタB(21)へ並列
にデータロードする。次にステップS16に移ってロー
ドしたデータはシフトレジスタA(11),シフトレジ
スタB(21)よりシリアル出力しメモリ装置へ連続し
て異なるアドレスを設定してデータを読み込む(図19
の,)。以後、ステップS16にてCOUNTER A(1
2)の動作モードとなり、メモリ装置を順次アクセスす
る(図19の)。
【0068】このように本実施例によれば、実施例8と
同様にシフトレジスタ,COUNTER を2系統設けるととも
に、COUNTER A(12)のアドレスが一巡したことを検
出してCOUNTER B(22)のアドレスをインクリメント
するインクリメント信号31を設けたから、アドレス設
定時に上位アドレスが変化するような場合においても、
高速にこれを行うことができる。
【0069】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るメモリ装
置によれば、メモリをアクセスする場合、第1のシフト
レジスタ手段に記憶されているアドレスの最下位ビット
から所定ビットまでの有効ビット列と、次アドレスの、
最下位ビットから上記所定ビットまでの所定のビット列
を除く上位側ビット列とを加算して次にアクセスされる
メモリセルの指定を行うようにしたため、アドレスの最
下位ビットを1ビット入力するだけで次のメモリセルを
アクセスするための内部アドレスの設定を行うことがで
き、アドレスの設定時間を短縮することが可能となると
ともに、プログラムの実行,及びデータ処理時間を短縮
することが可能となる効果がある。
【0070】また、全メモリ領域をいくつかに分割し、
異なるアドレスを記憶する2つのシフトレジスタの一方
によって上記分割されたメモリ領域の中から所定のもの
を選択し、他方のシフトレジスタによって前記選択され
たメモリ領域のメモリセルをシリアルにアクセスするこ
とにより、シリアルに接続されたシフトレジスタからア
ドレスラッチ部が構成されている場合と比較すると、同
一メモリ領域内のデータをアクセスする際に、当該メモ
リ領域選択のための設定を再度行う必要がなく、メモリ
セルのアドレスをシリアルに1ビットずつシフトレジス
タに設定しさえすればよいので、高速アクセスが可能と
なるという効果がある。
【0071】また、上記メモリセルを選択するのに用い
られるシフトレジスタのアドレスが一巡したことを検知
して、当該メモリ領域を選択するのに用いたシフトレジ
スタのアドレスをインクリメントさせるようにすること
により、メモリアクセスの一番最初にメモリ領域及びメ
モリセルの指定を行うことによって、再びメモリ領域の
設定を行うことなく分割された異なるメモリ領域間を連
続してアクセスすることが可能となり、メモリアクセス
の高速性を増すことができるという効果がある。
【0072】また、この発明に係るメモリ装置によれ
ば、アドレス発生部を構成する第1のシトレジスタによ
って初期アドレスを設定した後、第1のカウンタに第1
の最下位ビットを入力してそのアドレスをインクリメン
トするとともに、該インクリメント動作毎に異なる最下
位ビットデータを出力して内部アドレスを発生すること
により、次アドレスを高速に生成することができるとい
う効果がある。
【0073】また、上記アドレス発生部のシフトレジス
タ及びカウンタを2系統設け、これらに上位アドレスと
下位アドレスとを分けて入力し、一方のカウンタから出
力される上位アドレスデータと他方のカウンタから出力
される下位アドレスデータとを加算して初期アドレスを
設定することにより、下位ビットの変化が主に行われる
ような場合におけるアドレスの設定を高速に行うことが
できる効果がある。
【0074】また、上記下位ビットの変化が一巡したこ
とを検知して自動的に上記上位ビットが記憶されている
カウンタのアドレスをインクリメントするようにするこ
とにより、異なるメモリ領域のメモリセルを連続的にア
クセスできるようにアドレス設定を行うことができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例によるメモリ装置のア
ドレスラッチ部周辺の構成を示すブロック図である。
【図2】上記メモリ装置におけるアドレスラッチ部を示
す図である。
【図3】この発明の第2の実施例によるメモリ装置にお
けるアドレスラッチ部を示す図である。
【図4】この発明の第3の実施例によるメモリ装置にお
けるアドレスラッチ部を示す図である。
【図5】この発明の第4の実施例によるメモリ装置にお
けるアドレスラッチ部を示す図である。
【図6】この発明の第5の実施例によるメモリ装置にお
けるアドレスラッチ部を示す図である。
【図7】3ビットポリノミヤルカウンタを示す図であ
る。
【図8】CPUがポリノミヤルアドレスを出力している
時の本発明におけるメモリ装置の動作タイムチャート図
である。
【図9】この発明の第2の実施例によるメモリ装置のタ
イムチャート図である。
【図10】この発明の第6の実施例によるメモリ装置に
おけるアドレス発生部を示す図である。
【図11】上記アドレス発生部の動作シーケンスを示す
図である。
【図12】上記アドレス発生部の順次アクセス例を示す
図である。
【図13】上記アドレス発生部の分岐命令の実行例を示
す図である。
【図14】上記アドレス発生部のルーチンへの復帰例を
示す図である。
【図15】この発明の第7の実施例によるメモリ装置に
おけるアドレス発生部を示す図である。
【図16】上記アドレス発生部の動作シーケンスを示す
図である。
【図17】上記アドレス発生部の順次アクセス例を示す
図である。
【図18】上記アドレス発生部の分岐命令の実行例を示
す図である。
【図19】上記アドレス発生部のルーチンへの復帰例を
示す図である。
【図20】この発明の第8の実施例によるメモリ装置に
おけるアドレス発生部を示す図である。
【図21】上記アドレス発生部の動作シーケンスを示す
図である。
【図22】従来のシリアルアドレス入力のメモリ装置の
動作タイムチャート図である。
【符号の説明】
1a アドレスラッチ部 1b データ信号入/出力手段 1c メモリセル 1d クロック信号入力手段 1e シリアルアドレス入力手段 1f リード/ライト信号入力手段 1g データ信号入/出力手段 2a シフトレジスタ 3a 第1のシフトレジスタ 3b 第2のシフトレジスタ 3c セレクト手段 4a シフト機能を持つシフトレジスタ手段 4b 第2のシフトレジスタ 4c セレクト手段 4d インクリメント手段 5a シフトレジスタ手段 5b 論理ゲート 5c セレクト手段 6a 第1のシフトレジスタ 6b 第2のシフトレジスタ 6c セレクト手段 6d セット信号入力手段 11 シフトレジスタA 12 カウンタA 13 SEL2 14 SEL1 16 RST 17 データロード線 21 シフトレジスタ 22 カウンタB 23 アドレスバス 31 インクリメント手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年2月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 シリアルアドレス入力用メモリ装置及
びシリアルアドレス発生装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アドレスをシリアル
に入力するメモリ装置と当該メモリ装置をアクセスする
ために、CPU/MCU等が有するシリアルアドレス発
生装置及びそのアクセス方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アドレスをシリアルに入力するメ
モリ装置においては、データの読み出し及び書き込みを
実行する場合、データの読み出し及び書き込みの1回の
動作を実行する毎に所定のビット数(固定長)のアドレ
ス(AN-1,AN-2,…, A0 )を1ビットずつ入力し、メ
モリ装置内のアドレスラッチ回路でこれを記憶し、メモ
リセルのアクセスを行っていた。
【0003】図23はアドレス信号をシリアルに入力す
る従来のメモリ装置の一例の動作シーケンスを示すタイ
ムチャート図を示し、データの読み出しを実行する場合
を示している。以下、このメモリ装置でのメモリセルの
アクセス動作を図について説明する。図中の領域a及び
領域bはデータの読み出し動作を示している。本メモリ
装置へのデータの読み出しを開始する場合、データ入力
端子(DI)から所定のビット数(固定長)のステータ
ス情報を入力し、本メモリ装置の動作モードを設定する
(図中)。
【0004】次に、本メモリ装置のデータ入力端子(D
I)より所定のビット数(固定長)アドレス(AN-1,
AN-2,…, A0 )をクロック信号(CLK)に同期させ
て入力し(図中)、データの読み出しを実行する(図
中)。再び、データの読み出しを実行する場合、再度
上記同様の所定のビット数(固定長)のアドレスを入力
し(図中)、データの読み出しを実行する(図中
)。従って、Nビットのアドレスの場合、a回リード
動作を実行すると、必然的にクロック信号(N×a)周
期分の時間が消費される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ドレス信号をシリア
ルに入力する従来のメモリ装置は以上のように構成され
ているので、データの読み出し及び書き込み動作を実行
する毎に所定のビット数(固定長)のアドレスを1ビッ
トずつ入力し、本メモリ装置内のシフトレジスタ手段に
アドレスを記憶してメモリセルのアクセスを行う必要が
あり、メモリセルのアドレス設定に時間がかかるという
問題点があった。また、メモリ容量の増大に伴って、ア
ドレスのビット数が多くなるに従い、メモリセルのアド
レス設定を行うのにより多くの時間がかかるという問題
点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、メモリセルのアクセスをする際
にアドレス設定時間を短縮することができ、プログラム
の実行及び処理データの読み出し/書き込みの高速化を
実現できるメモリ装置及びシリアルアドレス発生装置
提供することを目的とする。またさらには、メモリ装置
の小型化を図ることを目的とする
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るメモリ装
置は、上記ラッチ部に、駆動クロックに同期してシリア
ルに入力されたアドレスを記憶する第1のシフトレジス
タを備え、初期アドレス,分岐先アドレス,或は復帰ア
ドレス等を駆動クロックに同期してシリアルに入力して
設定した後で、上記第1のシフトレジスタに記憶されて
いるアドレスの最下位ビット(X=0)から任意ビット
X(N−1>X>0、X;変数)までの有効ビット列
と、上記第1のシフトレジスタに入力された(N−X)
ビットのアドレスを、各々を上位側アドレス,下位側ア
ドレスとして次アドレスを生成しアクセスを行うように
したものである。
【0008】また、上記メモリ装置の全メモリ領域をい
くつかに分割したものとし、かつ上記第1のシフトレジ
スタとは異なるアドレスを記憶する第2のシフトレジス
タと、上記アドレス信号の上記両レジスタへの入力を切
り換えるセレクト手段とを備え、メモリセルのアクセス
をする場合、一方のシフトレジスタに記憶されているア
ドレスによって所定のメモリ領域を指定するとともに、
他方のシフトレジスタに記憶されたアドレスによって上
記選択されたメモリ領域のメモリセルをアクセスするよ
うにしたものである。
【0009】また、上記メモリセルをアクセスするため
のシフトレジスタのアドレスが一巡したことを検知し、
上記メモリ領域を選択するシフトレジスタのアドレスを
進めるインクリメント手段を備えたものである。
【0010】また、この発明に係るシリアルアドレス発
生装置は、シリアルアドレス発生部に、上記メモリ装置
をアクセスする際に初期アドレス,分岐先アドレス,或
は分岐先からの復帰アドレス等を上記メモリ装置へ設定
するために、アドレスを1ビットずつシリアル出力する
第1のシフトレジスタと、上記アドレスを記憶するとと
もに、該アドレスに最下位ビットデータを入力して次ア
ドレスを生成し、かつ上記の最下位ビットデータを出力
信号とする第1のカウンタと、上記第1のシフトレジス
タと上記第1のカウンタへのクロック信号の入力を制御
するセレクタと、上記第1のシフトレジスタと上記第1
のカウンタのどちらか一方を選択して出力信号の出力を
可能とするセレクタと、上記第1のカウンタより上記第
1のシフトレジスタへ並列にデータロードするための手
段と、上記第1のシフトレジスタと上記第1のカウンタ
へ上記アドレスを設定するためのアドレスバスとを備え
たものである。
【0011】また、上記シリアルアドレス発生部を、上
記メモリ装置をアクセスする際にアドレス設定を上位ア
ドレスと下位アドレスに分割して行う構成とし、初期ア
ドレス,分岐先アドレス,或は分岐先からの復帰アドレ
ス等を設定するために、上位アドレスを1ビットずつシ
リアル出力する第2のシフトレジスタと、上位アドレス
を記憶するとともに、該アドレスに最下位ビットデータ
を入力して次アドレスを生成し、かつ上記の最下位ビッ
トデータを出力信号とする第2のカウンタと、上記第2
のカウンタより上記第2のシフトレジスタへ並列にデー
タロードするための手段と、上記第2のシフトレジスタ
と上記第2のカウンタへ上位アドレスを設定するための
アドレスバスとを併せ持ち、セレクタ2は上記第1のシ
フトレジスタ,上記第2のシフトレジスタ,上記第1の
カウンタ及び上記第2のカウンタへのクロック信号の入
力を制御可能とし、セレクタ1は上記第1のシフトレジ
スタ,上記第2のシフトレジスタ,上記第1のカウンタ
及び上記第2のカウンタのいずれかを選択して出力信号
の出力を制御可能となるように構成し、上記第1のシフ
トレジスタと上記第1のカウンタにより下位アドレスを
出力し、上記第2のシフトレジスタと上記第2のカウン
タにより上記アドレスを出力するように構成したもので
ある。
【0012】また、上記シリアルアドレス発生部に、上
記第1のカウンタの生成する下位アドレスが一巡したこ
とを検知し、上記第2のカウンタに記憶されている上位
アドレスをインクリメントさせるためのトリガ信号を発
生するインクリメント手段を併せ持ち、セレクタ2は上
記第1のシフトレジスタ,上記第2のシフトレジスタ及
び上記第1のカウンタへのクロック信号の入力を制御可
能とし、セレクタ1は上記第1のシフトレジスタ,上記
第2のシフトレジスタ及び上記第1のカウンタのいずれ
かを選択して出力信号を制御可能となるように構成した
ものである。
【0013】
【作用】この発明によれば、メモリをアクセスする場
合、所定ビット長Nの初期アドレス、分岐先アドレス或
は復帰アドレス等を駆動クロックに同期してシリアルに
入力して設定した後で、上記第1のシフトレジスタに記
憶されているアドレスの最下位ビット(X=0)から任
意ビットX(N−1>X>0、X;変数)までの有効ビ
ット列と、上記第1のシフトレジスタに入力された(N
−X)ビットのアドレスを、各々を上位側アドレス,下
位側アドレスとして次アドレスを生成しアクセスをす
る。
【0014】また、全メモリ領域をいくつかに分割し、
異なるアドレスを記憶する2つのシフトレジスタの一方
によって上記分割されたメモリ領域の中から所定のもの
を選択し、他方のシフトレジスタによって前記選択され
たメモリ領域のメモリセルをシリアルにアクセスするこ
とにより、同一メモリ領域内のデータをアクセスする際
に、当該メモリ領域選択のための設定を再度行う必要が
なくなる。
【0015】また、上記メモリセルを選択するのに用い
られるシフトレジスタのアドレスが一巡したことを検知
して、当該メモリ領域を選択するのに用いたシフトレジ
スタのアドレスをインクリメントさせることにより、連
続して異なるメモリ領域のメモリセルをアクセスするこ
とができる。
【0016】この発明によれば、シリアルアドレス発生
部を構成する第1のシフトレジスタによって、初期アド
レス,分岐先アドレス,或は分岐先からの復帰アドレス
等を1ビットずつシリアル出力により上記メモリ装置へ
設定した後、第1のカウンタより生成される次アドレス
の最下位ビットのみを出力して上記メモリ装置のアドレ
スを更新することが可能である。
【0017】また、この発明によれば、シリアルアドレ
ス発生部を構成するシフトレジスタ及びカウンタを上位
アドレス用と下位アドレス用の2系統設けたので、上記
メモリ装置をアクセスする場合、上記第1のシフトレジ
スタと上記第2のシフトレジスタにより初期アドレス、
分岐先アドレス或は分岐先からの復帰アドレス等を1ビ
ットずつシリアル出力し、上記メモリ装置へ上位アドレ
スと下位アドレスとに分けて設定し、下位アドレスを順
次更新する場合は、上記第1のカウンタより生成される
次アドレスの最下位ビットのみを出力して上記メモリ装
置の下位アドレスを更新することが可能である。また上
位アドレスを順次更新する場合も、同様にして上記メモ
リ装置の上位アドレスを更新することが可能である。
【0018】また、この発明によるシリアルアドレス発
生部をもつシリアルアドレス発生装置は下位アドレスが
一巡したら上位アドレスをインクリメントする機能を持
たせたので、上記メモリ装置をアクセスする場合、上記
第1のシフトレジスタと上記第2のシフトレジスタによ
り初期アドレス、分岐先アドレス,或は分岐先からの復
帰アドレス等を1ビットずつシリアル出力し、上記メモ
リ装置へ上位アドレスと下位アドレスとに分けて設定す
る。下位アドレスを順次更新する場合は、上記第1のカ
ウンタより生成される次アドレスの最下位ビットのみを
出力して上記メモリ装置の下位アドレスを更新すること
が可能である。上位アドレスは、下位アドレスが一巡し
たら上位アドレスを順次更新するインクリメント手段に
よって更新することが可能である。
【0019】
【実施例】 実施例1.図1は本発明のメモリ装置のアドレスラッチ
部の周辺の構成を示している。図において、1aはシリ
アルアドレス入力手段1eより入力されたアドレスを記
憶するNビットのシフトレジスタ手段であるアドレスラ
ッチ部、1bはデータ信号入/出力部、1cはメモリセ
ル、1dは上記シリアルアドレス入力手段1eより入力
されるアドレス、及びデータの書き込み/読み出し時
に、データ信号入/出力部1bより入力/出力されるデ
ータを構成する複数ビット列をシリアルに1ビットずつ
シフト動作により入力/出力するためのクロック信号入
力手段、1fはメモリ装置へのデータの書き込み/読み
出し動作を制御するためのリード/ライト信号入力手
段、1gはデータ信号入/出力手段である。
【0020】図2は上記メモリ装置のアドレスラッチ部
1aの構成を示し、図において、2aは上記シリアルア
ドレス入力手段1eからのアドレスを上記クロック信号
入力手段1dからのクロック信号に基づいて取り込むシ
フトレジスタであり、該シフトレジスタ2aに記憶され
ているアドレス(AN-1,AN-2,…,A0 )の最下位(L
SB)ビット(A0 )からXビット(N≧X>0)の有
効ビット列(AX-1,…, A0 )と、上記シリアルアドレ
ス入力手段1eより入力された(N−X)ビットの値
AN-X-1,…,A0 )とをあわせて、メモリセル1cの
アドレス(AX-1,AX-2,…, A0,AN-X-1,…, A0 )と
して記憶し、シフトレジスタ2aを構成する各々の記憶
素子の出力によりメモリセルのアクセスを行う構成とな
っている。
【0021】以下、本実施例のメモリ装置の動作説明と
して、CPUがポリノミヤルアドレスを出力する場合に
ついて説明する。まず、ポリノミヤルアドレスについて
説明する。図7に3ビットポリノミヤルカウンタを示
し、表1に該カウンタの各端子における信号状態を示
す。
【0022】
【表1】
【0023】ポリノミヤルカウンタは上位2ビットの信
号の、例えばイクスクルーシブNORの出力を最下位ビ
ットへ入力することによりカウンタ機能を示す(表1参
照)。従って、このようにして得られたアドレスにより
メモリセルのアクセスを行うことが可能となる。
【0024】次に、ポリノミヤルアドレスによるアクセ
スでメモリ装置からデータの読み出し、及び書き込みを
実行する場合の動作について説明する。図8はこのメモ
リ装置からのデータの読み出し動作のタイムチャートで
ある。まず、データの読み出しを開始する場合、初期ア
ドレスの設定を行う(図中)。次のアドレスをアクセ
スする場合には、次のアドレスの最下位ビットをシリア
ルアドレス入力手段1eより入力し、シフトレジスタ2
aに記憶されているアクセス番地を進める(図中,
)。例えば、莫大なデータ処理(処理データの読み出
し及び書き込み)を実行する場合、上述のように、アド
レスの最下位ビットを1ビット入力しさえすればメモリ
セルのアクセスが可能となるので、メモリセルのアクセ
スに必要な時間はクロック信号1周期分で済む。
【0025】以上のように、本実施例によれば、シフト
レジスタ2aに記憶されているアドレス(AN-1,AN-2,
…, A1,A0 )の最下位ビット(A0 )からXビット
(N≧X>0)の有効ビット列(AX-1,AX-2,…A0 )
と、シリアルアドレス入力手段1eより入力される(N
−X)ビットのアドレス(AN-X-1,…, A0 )とを合わ
せて、メモリセル1cのアドレス(AX-1,AX-2,…, A
0,AN-X-1,…, A0 )となるように構成したので、アド
レスの設定時間を短縮することが可能となるとともに、
プログラムの実行及びデータ処理時間を短縮することが
可能となる。
【0026】なお、上記実施例ではシリアルアドレス入
力手段1e及びデータ入/出力手段1gを別々に設けた
例について示したが、これらを1つにまとめ、アドレス
/データ入出力手段として1つ備え、時分割でアドレス
入力と、データ入/出力とを行うように構成してもよ
い。また更に、データ入/出力手段をパラレル構造とし
てもよい。
【0027】実施例2.図3はこの発明の実施例2によ
るメモリ装置を示し、特にそのアドレスラッチ部の構成
を示す。図に示すように本実施例のメモリ装置は、メモ
リセル1cの全メモリ領域を複数のメモリ領域(メモリ
セルの集合領域)に分割し、かつその複数のメモリ領域
の中の1つのメモリ領域を指定する第1のシフトレジス
タ3aと、この第1のシフトレジスタ3aによって指定
されたメモリ領域内のメモリセルを指定する第2のシフ
トレジスタ3bと、該両シフトレジスタ3a,3bのい
ずれか一方を選択して、シリアルアドレス入力手段1e
より入力されるアドレス信号を前記選択されたシフトレ
ジスタへ入力するためのセレクト手段3cとを備えてい
る。
【0028】そして両シフトレジスタ3a,3bを構成
する各々の記憶素子の出力により、上記分割した複数の
メモリ領域から任意のメモリ領域を選択し、そのメモリ
領域内のメモリセルのアクセスが行なわれる。つまり、
メモリセルをアクセスする場合、まずセレクト手段3c
によってシフトレジスタ3a,3bのうちのいずれか一
方を選択し、選択されたシフトレジスタに記憶されてい
るアドレス(AN-1,AN-2,…, A0 、或いはBN-1,BN-
2,…, B0 )のLSBビット(A0 、あるいはB0 )か
らXビット(N≧X>0)の有効ビット列(AX-1,…,
A0 、或いはBX-1,…, B0 )と、シリアルアドレス入
力手段1eより入力される(N−X)ビットのアドレス
(AN-X-1,…, A0 、或いはBN-X-1,…, B0 )とを合
わせて、次のメモリセルのアドレス(AX-1,…, A0,A
N-X-1,…, A0 、或いはBX-1,…, B0,BN-X-1,…, B
0 )とし、前記両シフトレジスタのアドレスによりメモ
リセルのアクセスを行う。
【0029】図9はこのメモリ装置のデータの読み出し
動作を行う場合の動作タイムチャート図を示す。まず、
データの読み出しを開始する場合、全メモリ領域を構成
する複数のメモリ領域の中から1つのメモリ領域を指定
する第1のシフトレジスタ3a及び選択されたメモリ領
域内のメモリセルを指定する第2のシフトレジスタ3b
に初期アドレスを設定し(図中,)、データの読み
出しを行う(図中)。
【0030】上記両シフトレジスタ3a,3bの選択は
SEL信号のレベルによって行う。次のアドレスのメモ
リセルをアクセスする場合には、前記第2のシフトレジ
スタ3bに記憶されているアドレス(AN-1,AN-2,…,
A0 )のLSBから複数ビットの有効ビット列とシリア
ルアドレス入力手段1eより入力された複数ビットの値
(A1'A0', A2"A1"A0")(図中,)とを合わせ
てメモリセルのアドレス(AN-3 …A0 A1'A0', AN-
4 …A0 A2"A1"A0")とし、データの読み出しを行う
(図中,)。
【0031】以上のように本実施例によれば、メモリ装
置のアドレスラッチ部を複数のメモリ領域の中から1つ
のメモリ領域を指定する第1のシフトレジスタ3a及び
そのメモリ領域内のメモリセルのアドレスを指定する第
2のシフトレジスタ3bより構成したので、シリアルに
接続されたシフトレジスタ(前記シフトレジスタ3aお
よび3bを単にシリアルに接続したシフトレジスタ)か
らアドレスラッチ部が構成されている場合と比較する
と、同じメモリ領域内のメモリセルを指定する場合、メ
モリ領域を指定する際に前記シフトレジスタ3aのアド
レス(BN-1,BN-2,…, B0 )を再度する必要がなく、
メモリセルのアドレス(AN-1,AN-2,…,A0 )をシリ
アルに1ビットずつ前記シフトレジスタ3bに設定しさ
えすればよいので、高速アクセスが可能となる。また、
上記両シフトレジスタ3a,3bへのアドレスの設定も
上記のように行えるので固定長アドレスの入力と比較す
るとさらに高速性が増すという効果がある。
【0032】実施例3.また、図4は、この発明の実施
例3によるメモリ装置を示し、特にそのアドレスラッチ
部の構成を示す。本実施例のメモリ装置は、全メモリ領
域をいくつかに分割し、そのメモリ領域の1つを指定す
る、シフト機能を持つ第1のシフトレジスタ(カウン
タ)4aと、前記第1のシフトレジスタ4aによって指
定されたメモリ領域内のメモリセルを指定する第2のシ
フトレジスタ4bと、アドレス入力を切り換えるセレク
ト手段4cと、上記第2のシフトレジスタ4bのアドレ
スが一巡したら上記第1のシフトレジスタ4aのアドレ
スを進めるインクリメント手段4dとを備えている。
【0033】本実施例によるメモリ装置において、メモ
リセルのアクセスをする場合、上記第2の実施例と同様
に、セレクト手段4cによりシフトレジスタ4a,4b
のうちのいずれか一方を選択し、選択された手段に記憶
されているアドレス(AN-1,AN-2,…, A0 、或いはB
N-1,BN-2,…, B0 )のLSBビット(A0 、あるいは
B0 )からXビット(N≧X>0)の有効ビット列(A
X-1,…, A0 、或いはBX-1,…, B0 )と、シリアルア
ドレス入力手段1eより入力される(N−X)ビットの
アドレス(AN-X-1,…, A0 、或いはBN-X-1,…, B0
)とを合わせて、次のメモリセルのアドレス(AX-1,
…, A0,AN-X-1,…, A0 或いはBX-1,…, B0,BN-X-
1,…, B0 )とし、両シフトレジスタのアドレスにより
メモリセルのアクセスを行う。そしてメモリセルの指定
を行うシフトレジスタ4bのアドレスが一巡し、初期ア
ドレスに戻るとインクリメント手段4dによりこれが検
知され、全メモリ領域を複数のメモリ領域へ分割してそ
のうちの1つのメモリ領域を指定する機能を有するシフ
トレジスタ4aの値を進め、次のメモリ領域の初期アド
レスからデータの読み出しを開始する。
【0034】このように本実施例のメモリ装置は、全メ
モリ領域をいくつかに分割し、そのメモリ領域の1つを
指定するカウンタ機能を持つシフトレジスタ4aと、シ
フトレジスタ4aによって指定されたメモリ領域内のメ
モリセルを指定するシフトレジスタ4bと、シフトレジ
スタ4bのアドレスが一巡し、初期アドレスに戻ると、
これを検知し、シフトレジスタ4aのアドレスを進める
インクリメント手段4dとを備えているので、メモリア
クセスの一番最初に、アクセス対象となるメモリ領域及
びメモリセルの指定を行えば、再度メモリ領域の設定を
行なうことなく1つのメモリ領域から次のメモリ領域へ
の連続したアクセス、つまり、分割されたメモリ領域間
を連続してアクセスすることが可能となり、メモリアク
セスの高速性が増すという効果がある。また、前記両シ
フトレジスタ4a,4bへのアドレスの設定は上記第2
の実施例と同様にして行えるので、固定長アドレスの入
力と比較するとさらに高速性が増すという効果をも合わ
せ持つ。
【0035】実施例4.また、図5はこの発明の実施例
4によるメモリ装置のアドレスラッチ部の構成を示して
いる。本実施例のメモリ装置は、メモリセルのアドレス
を指定するシフトレジスタ5aと、シフトレジスタ5a
にポリノミヤルカウンタ機能を備えるために、シフトレ
ジスタ5aの上位2ビットを入力信号とし、その出力信
号をシフトレジスタ5aの最下位ビットへの入力信号と
する論理ゲート5bと、シリアルアドレス入力手段1e
からのアドレス信号の入力と論理ゲート5bの出力の一
方を選択してシフトレジスタ5aの入力とするセレクト
手段5cとを備えている。
【0036】本実施例におけるメモリ装置においてメモ
リセルのアクセスを行う場合、セレクト手段5cにより
外部アドレス入力によるメモリセルのアドレスを設定す
る方法、またはポリノミヤルカウンタ機能によるアドレ
ス設定方法のうちのどちらか一方を選択することができ
る。セレクト手段5cにより外部アドレス入力を選択す
る場合は上述の第1の実施例の場合と同様にしてメモリ
セルの指定を行う。一方、セレクト手段5cによりポリ
ノミヤルカウンタ機能を選択した場合は、クロック信号
入力端子へパルス信号を入力してシフトレジスタ5aの
アドレス値を進めることで、メモリセルのアクセスを行
う。また、ポリノミヤルカウンタ機能を選択することに
より、初期アドレス設定後、クロック入力手段へ1クロ
ックを入力するだけで順次アドレスを進めてデータの書
き込みあるいは読み出しを連続して実行することが可能
である。
【0037】このように本実施例によるアドレスラッチ
部は、メモリのアドレスを指定するシフトレジスタ5a
と、シフトレジスタ5aへポリノミヤルアドレスの機能
を備えるための論理ゲート5bと、該論理ゲート5bの
出力と外部入力のアドレス信号とからそのいずれか一方
を選択し、これをシフトレジスタ手段5aへの入力とす
るセレクト手段5cとを備えたので、セレクト手段5c
によりポリノミヤルカウンタ機能が選択された場合には
クロック信号入力端子ヘパルス信号を入力するだけでシ
フトレジスタ5aのアドレスを進めることが可能とな
り、メモリセルのアクセスの高速性を増すことができ
る。また、セレクト手段5cによりシリアルアドレス入
力手段1eからのアドレス入力を選択すれば、シフトレ
ジスタ5aへのアドレスの設定は上記第1の実施例と同
様にして行えるので、上記第1の実施例による効果をも
合わせ持つ。
【0038】実施例5.また、図6は、この発明の実施
例5によるメモリ装置を示し、特にそのアドレスラッチ
部の構成を示す。本実施例のメモリ装置は、全メモリ領
域をいくつかに分割し、そのメモリ領域の1つを指定す
る第1のシフトレジスタ6aと、この第1のシフトレジ
スタ6aによって指定されたメモリ領域内のメモリセル
を指定する第2のシフトレジスタ6bと、アドレス信号
の入力を切り換えるセレクト手段6cと、前記シフトレ
ジスタ6bのアドレスを初期値に設定するセット信号入
力手段6dとを備えている。
【0039】本メモリ装置によりデータの読み出しを実
行する場合のメモリセルのアクセス及びデータの読み出
し動作は前記の第2の実施例の場合と同様であるのでそ
の説明は省略し、本実施例の特徴的な動作についてのみ
説明する。いま、あるメモリ領域内に書き込まれている
データの読み出しが終了し、別のメモリ領域の初期アド
レスからデータの読み出しを再実行する場合、第1のシ
フトレジスタ6aのアドレスのみを設定し、メモリセル
を指定する第2のシフトレジスタ6bへはセット信号を
1パルス入力するだけで指定のメモリ領域の初期アドレ
スからのデータの読み出しが可能となる。
【0040】このように本実施例によれば、メモリ装置
のアドレスラッチ部に、メモリ領域を指定する第1のシ
フトレジスタ6aと、シフトレジスタ6aにより指定さ
れたメモリ領域内のメモリセルの指定を行う第2のシフ
トレジスタ6bと、前記シフトレジスタ6bの値を初期
アドレスにセットする信号を入力するセット手段6dと
を構成要素として備えているので、1つのメモリ領域か
ら別のメモリ領域の初期アドレスへジャンプする場合、
第1のシフトレジスタ6aのアドレスを設定し、セット
信号入力手段6dから第2のシフトレジスタ6bへセッ
ト信号を1パルス入力するだけで、あるメモリ領域の先
頭番地からのメモリセルのアクセスが可能となり、メモ
リアクセスの高速性を増すことができる。また、前記の
両シフトレジスタ6a,6bのアドレスの設定は前記第
2の実施例の場合と同様に行えるので、前記第2の実施
例による効果をも合わせ持つ。
【0041】実施例6.なお、以上の実施例ではメモリ
装置のシリアルアドレス入力手段とデータ信号入/出力
手段とを別々に備えたものについて示したが、本発明は
これに限定されるものではなく、以上の各実施例のメモ
リ装置のシリアルアドレス入力手段とデータ信号入/出
力手段とを一体化してアドレス/データ入力手段とし、
制御信号の入力によりアドレス信号とデータ信号とを時
分割して入/出力するようにしてもよい。
【0042】本実施例6では以上のような構成とするこ
とにより、データの読み出しおよび書き込みを行う際
に、メモリ装置へ入力される制御信号の入力レベルによ
りアドレス入力期間及びデータ入/出力期間に分けて前
記アドレス/データ入出力手段を使用し、指定のアドレ
スのメモリセルからデータの読み出し及び書き込みを行
う。よって本実施例によれば、以上の各実施例の効果に
加え、アドレス入力手段とデータ信号入/出力手段とを
一体化した分さらにメモリ装置の小型化が実現できると
いう効果が得られる。
【0043】実施例7.図10は以降に述べる実施例に
おけるシリアルアドレス入力用メモリ装置と当該メモリ
装置をアクセスするためのシリアルアドレス発生装置及
びそのアクセス方式を説明するための、CPU/MCU
のシステム構成を示す図であり、図において、10aは
シリアルアドレス入力用メモリ装置、10bは当該メモ
リ装置10aをアクセスするためのシリアルアドレス発
生装置及びそのアクセス方式を有するCPU/MCU、
10cはシリアルアドレス発生装置、10dはアドレス
バス、10eはデータバス、10fは制御信号パスを示
す。以下、本発明の各実施例におけるシリアルアドレス
発生装置10cについて説明する。図11は本実施例7
によるメモリ装置をアクセスするためにMPU等が有す
るシリアルアドレス発生部の構成を示すブロック図であ
り、図において、11はアドレスバス(AN-1 〜A0 )
と接続されたシフトレジスタAであり、メモリアクセス
時のアドレスを1ビットずつQAN’としてシリアル出力
する。12はアドレスバス(AN-1 〜A0 )と接続され
たCOUNTER Aであり、アドレスバス(AN-1〜A0 )に
よって送られてきたNビットのデータを記憶する一方、
所定のタイミングにおいて、これに最下位ビットとして
A0 ’を加えてアドレス(AN-2 AN-3 …A0 A0 ’)
を作成し、これを次アドレスとする。13はクロック信
号(CLK)を受け、これを上記シフトレジスタA(1
1)とCOUNTER A(12)のいずれかに供給するセレク
タSEL2、14は上記シフトレジスタA(11)とCO
UNTER A(12)の出力であるQA0,QAN’のいずれか
一方を選択して出力するセレクタSEL1である。15
は上記シフトレジスタA(11)とCOUNTER A(12)
へアドレスを設定するためのアドレスバスである。また
16は上記シフトレジスタA11とCOUNTER A12を初
期化するためのリセット信号RST、17は上記COUNTE
R A(12)の出力データ(QAN-1〜QA0)をシフトレ
ジスタA(11)に並列に出力するデータロード線であ
る。
【0044】また、図1は動作シーケンスを示し、図
は順次アクセス例を示す図、図1は分岐命令の実
行例を示す図、さらに図1はルーチンへの復帰例を示
す図である。
【0045】次に動作について説明する。まず初期リセ
ット解除後(ステップS1)、アドレスバス(AN-1 〜
A0 )を通してアクセスするメモリのアドレスが入力さ
れ、シフトレジスタA(11)及びCOUNTER A(12)
へ初期アドレスが設定される(ステップS2)。その
後、シフトレジスタA(11)の動作モードとなり、シ
フトレジスタA(11)から初期アドレス(AN-1 AN-
2 …A0 )を1ビットずつQAN’としてシリアル出力す
る(ステップS3)。このようにしてメモリ装置へのア
クセス番地を設定した後で、データを読み込む(図1
の)。
【0046】次にCOUNTER A(12)の動作モードとな
り、COUNTER A(12)の最下位ビットへA0 ’を入力
し、先に記憶されたNビットのアドレス(AN-1 AN-2
…A0 )をアドレス(AN-2 AN-3 …A0 A0 ’)へと
更新する。またこのとき同時にLSBであるアドレスA
0 ’出力信号QA0として出力し、メモリ装置のアドレ
ス番地も同様にして更新してデータを読み込む(図1
の)(ステップS4)。シーケンシャルにデータの読
み込み(或いは書き込み)を実行する場合は上記の操作
が繰り返される(図1の)。
【0047】ところで、図1の条件IIで示されるよう
に、MPUが分岐命令を実行するような場合(ステップ
S5)は、アドレスバス(AN-1 〜A0 )を通して、シ
フトレジスタA(11)及びCOUNTER A(12)へ分岐
先アドレス(CN-1 CN-2 …C0 )が設定されることと
なる。そしてその後、シフトレジスタA(11)の動作
モードとなり、上記分岐先アドレス(CN-1 CN-2 …C
0 )を1ビットずつシリアル出力し、メモリ装置へ分岐
先アドレスを設定してデータを読み込む(図1
)。次にCOUNTER A(12)の動作モードとなり、順
次、COUNTER A(12)の最下位ビットへC0 ’,C0
”…が入力され、アドレスは(CN-1 CN-2…C0 ),
(CN-2 CN-3 …C0 C0 ’),及び(CN-3 CN-4 …
C0 ’C0 ”…)へと更新される。同時にアドレスC0
’,C0 ”…を出力し、メモリ装置のアドレス番地も
同様にして更新され、データを読み込む(図1
)。
【0048】また図1の条件I で示されるように、M
PUが命令を実行して、あるアドレシングモードで特定
番地をアクセスする場合(ステップS6)は、まず、M
PUがアドレス計算を完了した後に、シフトレジスタA
(11)へ特定番地が設定される(ステップS61)。
その後、シフトレジスタA(11)の動作モードとな
り、特定番地(DN-1 DN-2 …D0 )を1ビットずつシ
リアル出力し、メモリ装置へ特定番地を設定して、デー
タを読み込む(図1の)(ステップS62)。そし
て再びMPUが命令を実行して、特定番地をアクセスす
る場合は上記の動作が繰り返される。
【0049】また、特定番地をアクセスした後、再び命
令をメモリ装置より読み込む場合には、最下位ビットへ
アドレスA0 ”を入力し、COUNTER A(12)をアドレ
ス(AN-3 AN-4 …A0 ’A0 ”)へ設定する。その
後、データロード線17を介してCOUNTER A(12)か
らシフトレジスタA(11)へ並列にデータロードす
る。そしてロードしたデータをシフトレジスタA(1
1)より1ビットずつシリアル出力し、メモリ装置へア
ドレス(AN-3 AN-4 …A0 ’A0 ”)を設定して、デ
ータを読み込む(ステップS63)(図1の)。
【0050】このように本実施例7によれば、アドレス
バス(AN-1 〜A0 )のデータを1ビットずつシフトレ
ジスタAによって出力してメモリ装置へのアクセス番地
を設定した後、COUNTER A(12)の最下位ビットへA
0 ’を入力してアドレスをインクリメントすることによ
って次アドレスを生成してアクセス番地の設定を1ビッ
トデータを出力するだけで順次更新することができ、高
速アクセスを達成することができる。
【0051】実施例8.次に本発明の実施例8による
リアルアドレス発生装置を図について説明する。図1
は本実施例8によるメモリ装置をアクセスするためにM
PU等が有するシリアルアドレス発生部の構成を示すブ
ロック図であり、図において、21は上位アドレスバス
(BN-1 〜B0 )23に接続されたシフトレジスタB、
22はアドレスバス(BN-1 〜B0 )23に接続された
COUNTER Bであり、実施例7の構成にCOUNTER 及びシフ
トレジスタを1系統追加した構成となっており、さらに
セレクタSEL1(14),セレクタSEL2(13)
はそれぞれ2系統のシフトレジスタ及びCOUNTER へのク
ロックCLKの供給を制御するように構成されている。
また、図1はその動作シーケンスを示す図、図1
順次アクセス例を示す図、図1は分岐命令の実行例を
示す図、図20はルーチンへの復帰例を示す図である。
【0052】次に動作について説明する。リセット解除
後、まず、下位アドレスバス(AN-1 〜A0 )15及び
上位アドレスバス(BN-1 〜B0 )23を通してシフト
レジスタA(11),シフトレジスタB(21),COUN
TER A(12)及びCOUNTERB(22)へ初期アドレス
が設定される(ステップS7)。その後、シフトレジス
タB(21)の動作モードとなり上位アドレス(BN-1
BN-2 …B0 )を1ビットずつシリアル出力する(ステ
ップS8)(図1の)。
【0053】次にシフトレジスタA(11)の動作モー
ドとなり、下位アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )を1ビ
ットずつシリアル出力する。このようにしてメモリ装置
へアクセス番地を設定した後でデータを読み込む(図1
の)。次にCOUNTER A(12)の動作モードとな
り、COUNTER A(12)の最下位ビットへA0 ’を入力
し、下位アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )から下位アド
レス(AN-2 AN-3 …A0 A0 ' )へと更新する。同時
にアドレスA0 ' を出力し、メモリ装置のアドレス番地
も同様にして更新してデータを読み込む(図1の)
(ステップS9)。
【0054】次にステップS10にて上記の操作によっ
てCOUNTER A(12)のアドレスが一巡したと判定され
ると、COUNTER B(21)の動作モードとなり、COUNTE
R B(21)の最下位ビットへB0 ' を入力して上位ア
ドレス(BN-1 BN-2 …B0)から上位アドレス(BN-2
BN-3 …B0 B0 ' )へと更新する(ステップS1
1)。アドレスB0 ' を出力して、メモリ装置のアドレ
ス番地も同様にして更新した後、ステップS9に戻って
再びCOUNTER A(12)の動作モードとして、上記と同
様にしてアドレスを進めてメモリ装置を順次アクセスす
る。
【0055】ところで図1の条件11で示されるよう
に、MPUが分岐命令を実行するような場合(ステップ
S12)は、下位アドレスバス(AN-1 〜A0 )15,
上位アドレスバス(BN-1 〜B0 )23を通してステッ
プS7にてシフトレジスタA(11),シフトレジスタ
B(21),COUNTER A(12)及びCOUNTER B(2
2)へ分岐先アドレスの上位アドレス(DN-1 DN-2 …
D0 ),及び下位アドレス(CN-1 CN-2 …C0 )を設
定する。その後、シフトレジスタB(21)の動作モー
ドとなり、上位アドレス(BN-2 BN-3 …B0 )に代え
て上位アドレス(DN-1 DN-2 …D0 )を1ビットずつ
シリアル出力する(図1の)。次にシフトレジスタ
A(11)の動作モードとなり、下位アドレス(AN-1
AN-2 …A0 )に代えて下位アドレス(CN-1 CN-2 …
C0 )を1ビットずつシリアル出力する。このようにし
てメモリ装置へアクセス番地を設定した後で、データを
読み込む(図1の)。
【0056】次に、ステップS9に進んでCOUNTER A
(12)の動作モードとなり、上記実施例1と同様にし
てCOUNTER A(12)のアドレスを進めていき、分岐先
アドレスから順次アクセスし、データを読み込む(図1
の)。
【0057】また図1の条件I に示すように、MPU
があるアドレシングモードで特定番地をアクセスする場
合(ステップS13)は、まず、MPUがアドレス計算
を完了した後、シフトレジスタA(11)及びシフトレ
ジスタB(21)へ特定番地を設定する(ステップS1
31)。その後、シフトレジスタB(21)の動作モー
ドとなり上位アドレス(FN-1 FN-2 …F0 )を1ビッ
トずつシリアル出力して、メモリ装置へ上位アドレスを
設定する(図20の)。次に、シフトレジスタA(1
1)の動作モードとなり下位アドレス(EN-1 EN-2 …
E0 )を1ビットずつシリアル出力してメモリ装置へ下
位アドレスを設定しデータを読み込む(ステップS13
2)(図20の)。再び命令を実行して、特定番地を
アクセスする場合は上記の動作が繰り返される。
【0058】一方、特定番地をアクセスした後、再びメ
モリ装置より命令を読み込む場合は上述したようにCOUN
TER A(12)の最下位ビットへアドレスA0 ”を入力
し次アドレス(AN-3 AN-4 …A0 ”)へ設定して(な
お、ここでメモリバンクを進める場合は、COUNTER Bの
アドレスも進める)(ステップS133)、ステップS
7に戻ってCOUNTER A(12)からシフトレジスタA
(11)へ,及びCOUNTER B(22)からシフトレジス
タB(21)へそれぞれデータロード線17,24を経
由して並列にデータロードする。そしてステップS8に
てロードしたデータはシフトレジスタB(21),シフ
トレジスタA(11)より1ビットずつシリアル出力
し、メモリ装置へアドレスを設定してデータを読み込む
(図20の,)。以後、ステップS9にてCOUNTER
A(12)の動作モードとなり、メモリ装置を順次アク
セスしてデータを読み込む(図20の)。
【0059】このように本実施例によれば、実施例7の
構成にCOUNTER とシフトレジスタとを1系統追加し、そ
れぞれに接続されたアドレスバス15,23から下位ア
ドレス,上位アドレスを供給するようにしたから、例え
ば16ビットの初期アドレスを設定する場合に、上位ア
ドレスの変化はなく、下位アドレスのみが変化するよう
な場合において、アドレスの設定を高速に行うことがで
き、メモリアクセスの高速化を図ることができる。
【0060】実施例9.以下、本発明の実施例9による
シリアルアドレス発生装置を図について説明する。図2
は本実施例9によるメモリ装置をアクセスするために
MPU等が有するシリアルアドレス発生部の構成を示す
ブロック図であり、図において、31はその一端がデー
タロード線17に接続され、COUNTER A(12)が生成
するアドレスが一巡したことを検知してCOUNTER B(2
2)のアドレスをインクリメントするためのトリガ信号
をその他端から発生するインクリメント手段であり、ま
た、セレクタSEL1(14),セレクタSEL2(1
3)はそれぞれCOUNTER B(22)とは接続されていな
い。他の構成は実施例8と同様である。また、図2
その動作シーケンスを示す図であり、順次アクセス例,
分岐命令の実行例,ルーチンへの復帰例を示す図はそれ
ぞれ上記実施例2と同じであり、これら図1,図1
,図20を参照して説明する。
【0061】リセット解除後、まずアドレスバスAN-1
〜A0 (15)及びアドレスバスBN-1 〜B0 (23)
を通して、シフトレジスタA(11)及びシフトレジス
タB(21),COUNTER A(12)及びCOUNTER B(2
2)へ初期アドレスが設定される(ステップS14)。
その後、シフトレジスタB(21)の動作モードとな
り、上位アドレス(BN-1 BN-2 …B0 )を1ビットず
つシリアル出力する(図1の)。
【0062】次にシフトレジスタA(11)の動作モー
ドとなり、下位アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )を1ビ
ットずつシリアル出力する(ステップS15)。メモリ
装置へアクセス番地を設定した後で、データを読み込む
(図1の)。次にCOUNTER A(12)の動作モード
となり、COUNTER A(12)の最下位ビットへA0 ’を
入力し、下位アドレス(AN-1 AN-2 …A0 )から下位
アドレス(AN-2 AN-3 …A0 A0 ’)へと更新する。
同時にアドレスA0 ’を出力し、メモリ装置のアドレス
番地も同様にして更新してデータを読み込む(図1
)。上記の操作によって、順次アクセスし、COUNTER
A(12)のアドレスが一巡したことがインクリメント
手段(31)によって検出されたら、該インクリメント
手段(31)はトリガ信号を出力しCOUNTER B(22)
のアドレスを(BN-1 BN-2 …B0 )から(BN-2 BN-
3 …B0 B0 ’)へと更新して、次のメモリバンクへ進
める(ステップS16)。
【0063】本シリアルアドレス発生装置は、COUNTER
A(12),COUNTER B(22)及びインクリメント手
段(31)を内蔵したメモリ装置に対して利用するの
で、COUNTER A(12)のアドレスが一巡すれば、メモ
リ装置内のアドレスは次のメモリバンクをアクセスする
ようになる。以後、上記の動作を繰り返す。
【0064】そして、MPUが分岐命令を実行するよう
な場合(ステップS17)は、ステップS14にてアド
レスバスAN-1 〜A0 (15),BN-1 〜B0 (23)
を通してシフトレジスタA(11),シフトレジスタB
(21),カウンタA(12)及びCOUNTER B(22)
へ、初期アドレスに代えて分岐先アドレスの上位アドレ
ス(DN-1 DN-2 …D0 )及び下位アドレス(CN-1 C
N-2 …C0 )を設定する。その後、ステップS15にて
シフトレジスタB(21)の動作モードとなり上位アド
レス(DN-1 DN-2 …D0 )を1ビットずつシリアル出
力する(図1の)。次にシフトレジスタA(11)
の動作モードとなり下位アドレス(CN-1 CN-2 …C0
)を1ビットずつシリアル出力する。メモリ装置へア
クセス番地を設定した後、データを読み込む(図1
)。
【0065】そして、ステップS16に移って次にCOUN
TER A(12)の動作モードとなり、COUNTER A(1
2)のアドレスを進めていき、分岐先アドレスから順次
データを読み込む(図1の)。
【0066】一方、MPUがあるアドレシングモードで
特定番地をアクセスする場合は、まずMPUがアドレス
計算をした後、ステップS181にてシフトレジスタA
(11)及びシフトレジスタB(21)へ特定番地を設
定する。その後、シフトレジスタB(21),シフトレ
ジスタA(11)の順番に、特定番地をシリアル出力
し、メモリ装置へ上位アドレス(FN-1 FN-2 …F0 )
及び下位アドレス(EN-1 EN-2 …E0 )を設定しデー
タを読み込む(ステップS182)(図20の
)。
【0067】一方、特定番地をアクセスした後で、再び
命令を読み込む場合はCOUNTER A(12)のアドレスを
次アドレスAN-3 AN-4 …A0 ”へ進めた後、COUNTE
R A(12)及びCOUNTER B(22)のアドレスをシフ
トレジスタA(11)及びシフトレジスタB(21)へ
並列にデータロードする(ステップS183)。次にス
テップS1に移ってロードしたデータはシフトレジス
タA(11),シフトレジスタB(21)よりシリアル
出力しメモリ装置へ連続して異なるアドレスを設定して
データを読み込む(図20の,)。以後、ステップ
S16にてCOUNTER A(12)の動作モードとなり、メ
モリ装置を順次アクセスする(図20の)。
【0068】このように本実施例によれば、実施例8と
同様にシフトレジスタ,COUNTER を2系統設けるととも
に、COUNTER A(12)のアドレスが一巡したことを検
出してCOUNTER B(22)のアドレスをインクリメント
するインクリメント手段31を設けたから、メモリ装置
を順次アクセスする際に、上位アドレスが変化するよう
な場合においても、上位アドレスを出力する必要がな
く、高速にこれを行うことができる。
【0069】
【発明の効果】以上のように、この発明に係るメモリ装
置によれば、メモリをアクセスする場合、所定ビット長
Nの初期アドレス、分岐先アドレス或は復帰アドレス等
を駆動クロックに同期してシリアルに入力して設定した
後で、上記第1のシフトレジスタに記憶されているアド
レスの最下位ビット(X=0)から任意ビットX(N−
1>X>0、X;変数)までの有効ビット列と、上記第
1のシフトレジスタに入力された(N−X)ビットのア
ドレスを、各々を上位側アドレス、下位側アドレスとし
て次アドレスを生成しアクセスするようにしたため、少
なくともアドレスの最下位ビットを1ビット入力するだ
けで次のメモリセルをアクセスするためのアドレスの設
定を行うことができ、アドレスの設定時間を短縮するこ
とが可能となるとともに、プログラムの実行、及びデー
タ処理時間を短縮することが可能となる効果がある。
【0070】また、全メモリ領域をいくつかに分割し、
異なるアドレスを記憶する2つのシフトレジスタの一方
によって上記分割されたメモリ領域の中から所定のもの
を選択し、他方のシフトレジスタによって前記選択され
たメモリ領域のメモリセルをシリアルにアクセスするこ
とにより、シリアルに接続されたシフトレジスタからア
ドレスラッチ部が構成されている場合と比較すると、同
一メモリ領域内のデータをアクセスする際に、当該メモ
リ領域選択のための設定を再度行う必要がなく、メモリ
セルのアドレスをシリアルに1ビットずつシフトレジス
タに設定しさえすればよいので、高速アクセスが可能と
なるという効果がある。
【0071】また、上記メモリセルを選択するのに用い
られるシフトレジスタのアドレスが一巡したことを検知
して、当該メモリ領域を選択するのに用いたシフトレジ
スタのアドレスをインクリメントさせるようにすること
により、メモリアクセスの一番最初にメモリ領域及びメ
モリセルの指定を行うことによって、再びメモリ領域の
設定を行うことなく分割された異なるメモリ領域間を連
続してアクセスすることが可能となり、メモリアクセス
の高速性を増すことができるという効果がある。
【0072】この発明に係るシリアルアドレス発生装置
によれば、シリアルアドレス発生部を構成する第1のシ
フトレジスタによって、初期アドレス,分岐先アドレ
ス,或は分岐先からの復帰アドレス等を1ビットずつシ
リアル出力により上記メモリ装置へ設定した後で、第1
のカウンタより生成される次アドレスの最下位ビットの
みを出力して上記メモリ装置のアドレスを更新すること
が可能となり、上記メモリ装置へ次アドレスを高速に設
定することができる効果がある。
【0073】また、この発明に係るシリアルアドレス発
生装置によれば、シリアルアドレス発生部を構成するシ
フトレジスタ及びカウンタを上位アドレス用と下位アド
レス用の2系統設けてあるので全メモリ領域を複数のメ
モリ領域に分割し、特定のメモリ領域を指定することが
できる。上記メモリ装置をアクセスする場合、上記第1
のシフトレジスタと上記第2のシフトレジスタにより初
期アドレス、分岐先アドレス或は分岐先からの復帰アド
レス等を1ビットずつシリアル出力し、上記メモリ装置
へ設定した後で、上記第1のカウンタより生成される次
アドレスの最下位ビットのみを出力して上記メモリ装置
の下位アドレスを順次更新することが可能であり、上記
メモリ装置へ次アドレスを高速に設定することができる
効果がある。更に、特定のメモリ領域内で分岐或は復帰
等が行われる場合は、下位アドレスのみシリアル出力さ
えすればよいので、上記メモリ装置へ分岐先アドレス或
は分岐先からの復帰アドレスを設定する場合、アドレス
設定時間を短縮することができる効果がある。
【0074】また、この発明に係るシリアルアドレス発
生装置によれば、上記メモリ装置をアクセスする場合、
上記第1のシフトレジスタと上記第2のシフトレジスタ
により初期アドレス、分岐先アドレス或は分岐先からの
復帰アドレス等を1ビットずつシリアル出力し、上記メ
モリ装置へ設定した後で、上記第1のカウンタより生成
される次アドレスの最下位ビットのみを出力して上記メ
モリ装置の下位アドレスを順次更新することが可能であ
り、上記メモリ装置へ次アドレスを高速に設定すること
ができる効果がある。上位アドレスは、下位アドレスが
一巡したら上位アドレスを順次更新するインクリメント
手段によって更新することが可能であり、異なるメモリ
領域を連続してアクセスすることができる。更に、特定
のメモリ領域内で分岐或は復帰等が行われる場合は、下
位アドレスのみシリアル出力しさえすればよいので、上
記メモリ装置へ分岐先アドレス或は分岐先からの復帰ア
ドレスを設定する場合、アドレス設定時間を短縮するこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明におけるメモリ装置のアドレスラッチ
部周辺の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第1の実施例によるメモリ装置
ドレスラッチ部を示す図である。
【図3】この発明の第2の実施例によるメモリ装置にお
けるアドレスラッチ部を示す図である。
【図4】この発明の第3の実施例によるメモリ装置にお
けるアドレスラッチ部を示す図である。
【図5】この発明の第4の実施例によるメモリ装置にお
けるアドレスラッチ部を示す図である。
【図6】この発明の第5の実施例によるメモリ装置にお
けるアドレスラッチ部を示す図である。
【図7】3ビットポリノミヤルカウンタを示す図であ
る。
【図8】CPUがポリノミヤルアドレスを出力している
時の本発明におけるメモリ装置の動作タイムチャート図
である。
【図9】この発明の第2の実施例によるメモリ装置のタ
イムチャート図である。
【図10】本発明に係るシリアルアドレス入力用メモリ
装置と当該メモリ装置をアクセスするためのシリアルア
ドレス発生装置及びそのアクセス方式を有するCPU/
MCUのシステム構成例。
【図11】この発明の第7の実施例によるメモリ装置を
アクセスするためにMPU等が有するシリアルアドレス
発生部を示す図である。
【図12】上記シリアルアドレス発生部の動作シーケン
スを示す図である。
【図13】上記シリアルアドレス発生部の順次アクセス
例を示す図である。
【図14】上記シリアルアドレス発生部の分岐命令の実
行例を示す図である。
【図15】上記シリアルアドレス発生部のルーチンへの
復帰例を示す図である。
【図16】この発明の第8の実施例によるメモリ装置を
アクセスするためにMPU等が有するシリアルアドレス
発生部を示す図である。
【図17】上記シリアルアドレス発生部の動作シーケン
スを示す図である。
【図18】上記シリアルアドレス発生部の順次アクセス
例を示す図である。
【図19】上記シリアルアドレス発生部の分岐命令の実
行例を示す図である。
【図20】上記シリアルアドレス発生部のルーチンへの
復帰例を示す図である。
【図21】この発明の第9の実施例によるメモリ装置を
アクセスするためにMPU等が有するシリアルアドレス
発生部を示す図である。
【図22】上記シリアルアドレス発生部の動作シーケン
スを示す図である。
【図23】従来のシリアルアドレス入力のメモリ装置の
動作タイムチャート図である。
【符号の説明】 1a アドレスラッチ部 1b データ信号入/出力手段 1c メモリセル 1d クロック信号入力手段 1e シリアルアドレス入力手段 1f リード/ライト信号入力手段 1g データ信号入/出力手段 2a シフトレジスタ 3a 第1のシフトレジスタ 3b 第2のシフトレジスタ 3c セレクト手段 4a シフト機能を持つカウンタ手段 4b 第2のシフトレジスタ 4c セレクト手段 4d インクリメント手段 5a シフトレジスタ手段 5b 論理ゲート 5c セレクト手段 6a 第1のシフトレジスタ 6b 第2のシフトレジスタ 6c セレクト手段 6d セット信号入力手段10a シリアルアドレス入力用メモリ装置 10b この発明に係るメモリ装置をアクセスするため
のシリアルアドレス発生装置及びそのアクセス方式を有
するCPU/MCU 10c シリアルアドレス発生装置 10d アドレスバス 10e データバス 10f 制御信号バス 11 シフトレジスタA 12 カウンタA 13 SEL2 14 SEL1 16 RST 17 データロード線 21 シフトレジスタ 22 カウンタB 23 アドレスバス 31 インクリメント手段
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】変更
【補正内容】
【図17】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】変更
【補正内容】
【図18】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】変更
【補正内容】
【図19】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】変更
【補正内容】
【図20】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】変更
【補正内容】
【図21】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】変更
【補正内容】
【図22】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】追加
【補正内容】
【図23】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリアルに入力された内部アドレスをラ
    ッチ部で記憶してアクセスすべきメモリのアドレスの設
    定を行うメモリ装置において、 上記ラッチ部に、 駆動クロックに同期して1ビットずつシリアルに入力さ
    れた所定ビットの内部アドレスを受け、これを記憶する
    第1のシフトレジスタと、 初期アドレス設定後、上記第1のシフトレジスタに記憶
    されているアドレスの最下位ビットから所定ビットまで
    の有効ビット列と、上記第1のシフトレジスタに入力さ
    れる次アドレスの、最下位ビットから上記所定ビットま
    でのビット列を除く上位側ビット列とを加算して上記第
    1のシフトレジスタに記憶されているアドレスを更新す
    るカウンタ手段とを備えていることを特徴とするメモリ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のメモリ装置において、 上記メモリの領域を複数のサブメモリ領域に分割したも
    のとし、 上記ラッチ部に、 上記第1のシフトレジスタとは異なる内部アドレスを記
    憶する第2のシフトレジスタと、 上記両シフトレジスタの一方を選択して、上記シリアル
    に入力された内部アドレスを該選択されたシフトレジス
    タへ入力するためのセレクト手段とを設け、 上記両シフトレジスタを構成する各々の記憶素子の出力
    により、複数のメモリ領域から任意の1つのメモリ領域
    を選択し、そのメモリ領域内のメモリセルのアクセスを
    行うように構成したことを特徴とするメモリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のメモリ装置において、 上記メモリ領域内のメモリセルの指定を行う上記第1あ
    るいは第2のシフトレジスタのアドレスが一巡したこと
    を検知して、上記第2あるいは第1のシフトレジスタに
    記憶されたアドレスをインクリメントするインクリメン
    ト手段を設けたことを特徴とするメモリ装置。
  4. 【請求項4】 外部アドレスを受けて内部アドレスをシ
    リアルに発生するアドレス発生部を有するメモリ装置に
    おいて、 上記アドレス発生部は、 所定ビット長のアドレスを受け、これを駆動クロックに
    同期して1ビットずつシリアルに出力する第1のシフト
    レジスタと、 上記所定ビット長のアドレスを記憶するとともに、該ア
    ドレスに第1の最下位ビットデータを加算して次アドレ
    スを生成し、かつ前記第1の最下位ビットデータを出力
    する第1のカウンタとを備え、 上記第1のシフトレジスタによって初期アドレスを設定
    した後、上記第1のカウンタのアドレスをインクリメン
    トする毎に順次異なる第1の最下位ビットデータを出力
    するものであることを特徴とするメモリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のメモリ装置において、 上記アドレス発生部は、 上記所定ビット長のアドレスのうちの上位側アドレスを
    入力とする第2のシフトレジスタと、 上記所定ビット長のアドレスの上位側アドレスを記憶す
    るとともに、該アドレスに第2の最下位ビットデータを
    加算して次アドレスを生成し、かつ前記第2の最下位ビ
    ットデータを出力する第2のカウンタとを有し、 上記第1のシフトレジスタ及び第1のカウンタに上記所
    定ビット長のアドレスのうちの下位側アドレスを入力す
    る構成とし、 上記第2のシフトレジスタから出力される上位側アドレ
    スデータと、上記第1のシフトレジスタから出力される
    下位側アドレスデータとを加算して初期アドレスを設定
    するよう構成したことを特徴とするメモリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のメモリ装置において、 上記第1のカウンタの生成する下位側アドレスが一巡し
    たことを検知して、上記第2のカウンタに記憶された上
    位側アドレスをインクリメントさせるためのトリガ信号
    を発生するインクリメント手段を備えたことを特徴とす
    るメモリ装置。
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