JPH06236216A - 流体制御弁 - Google Patents

流体制御弁

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JPH06236216A
JPH06236216A JP5283923A JP28392393A JPH06236216A JP H06236216 A JPH06236216 A JP H06236216A JP 5283923 A JP5283923 A JP 5283923A JP 28392393 A JP28392393 A JP 28392393A JP H06236216 A JPH06236216 A JP H06236216A
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JP
Japan
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piston
working port
pressure
fluid
control valve
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Application number
JP5283923A
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English (en)
Inventor
Alvin S Rost
アルヴィン、エス、ロスト
Donald W Tschida
ダナルド、ダブルュー、チダ
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Dana Inc
Original Assignee
Dana Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B13/00Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
    • F15B13/02Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors
    • F15B13/04Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor
    • F15B13/0416Fluid distribution or supply devices characterised by their adaptation to the control of servomotors for use with a single servomotor with means or adapted for load sensing
    • F15B13/0417Load sensing elements; Internal fluid connections therefor; Anti-saturation or pressure-compensation valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K21/00Fluid-delivery valves, e.g. self-closing valves
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K11/00Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/04Control of fluid pressure without auxiliary power
    • G05D16/10Control of fluid pressure without auxiliary power the sensing element being a piston or plunger

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造及び操作が比較的簡単であり、かつ安価
な流体制御弁用ポスト圧力補償器アセンブリのための改
良された構造を提供することにある。 【構成】 弁体20内に配置した補償器ピストン53の
上端部に拡大したリム部分53aを設ける。段付き穴5
2にねじ込んだキャップ51と補償器ピストンとの間に
はばね59を作用させ、補償器ピストンを下方に付勢し
てリム部分が通常段付き穴の段に係合する。リム部分の
外径は、段付き穴の上部部分の内径よりわずかに小さ
い。リム部分の下面に、段付き穴の段に隣接して複数の
切欠き53cを形成する。流体は、補償器ピストンのリ
ム部分のまわりにかつその下側に自由に流れて補償器ピ
ストンが使用中に流体圧により鎖錠されることがないよ
うにする。負荷感知通路60を、弁体を貫いて形成し、
流体制御弁10の他の部分に形成した同様な負荷感知通
路に連通させる。ピストン53に選定した出口作用口か
ら負荷感知通路に流体を一方向に流すことのできる逆止
め弁構造55,57を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に流体制御弁、こ
とにこのような流体制御弁に対するポスト圧力補償器ア
センブリ(post−pressure compen
satorassembly)用の改良された構造に関
する。
【0002】
【発明の背景】多くの流体圧及び空気圧システムでは圧
力源から1個又は複数個の被制御装置への流体の流れを
調整する。この種の流体制御弁は、一般に複数個の口を
設けた本体を備えている。圧力源に通ずる圧力口を設け
ると共に流体溜めに通ずるタンク口を設けてある。又各
被制御装置に通ずる1個又は1個以上の作用口(wor
k port)を設けてある。種種の口を選択的に連通
させることにより、各被制御装置の作用を所望通りに調
整することができる。
【0003】多くの流体制御弁は、貫通穴を形成した本
体を備えている。この穴内にスプール、を制限した軸線
方向運動をするように取付けてある、このスプールはそ
のまわりに複数条の円周方向みぞを形成してある。前記
した各口はこの穴に各通路により連通する。スプールを
穴内で軸線方向に動かすことにより、若干の口を他の口
に連通させる。従って各被制御装置の作用は所望通りに
調整される。
【0004】この種の流体制御弁をひんぱんに使う流体
圧システムには、3種類の基本形式がある。これ等の流
体圧システムは一般に開いた中央システム、閉じた中央
システム及び負荷感知システム(load sensi
ng system)と呼ばれる。開いた中央システム
では、被制御装置を作動するのに必要な実際の流量(f
luid rate)に関係なく、一定の流量で制御弁
への流体流れを生ずるポンプを設ける。すなわちポンプ
からの流出圧力は被制御装置に加える負荷によって変
る。ポンプからの過剰な流体流れは流体制御弁を経て
(この弁に形成した開いた中央通路を経て)循環させポ
ンプに戻す。開いた中央システムは一般に安価で複雑で
ないが、制御作用が有効でなく精密でない。
【0005】閉じた中央システムでは、被制御装置を作
動するのに必要な実際の流体圧力に関係なく一定の流出
圧力で制御弁に流体の流れを送るポンプを設けてある。
すなわちこのポンプからの流体の流量は、被制御装置に
加わる負荷によって変る。このポンプからの過剰な流体
圧力はこの制御弁を経て消散させる。閉じた中央システ
ムは一般に制御作用が早く精密であるが又あまり有効で
なく比較的高価である。
【0006】負荷感知システムでは、被制御装置の瞬間
的要求に基づく可変の流量で又可変の流出圧力で流体制
御弁に流体の流れを送るポンプを設けてある。このこと
は、(i)被制御装置を作動するのに必要な流体圧力を
表わすフィードバック信号をポンプに送り(ii)この
ポンプからの流出圧力をフィードバック信号より大きい
所定の大きさになるように制御することによって行われ
る。この所定の差動圧力を比較的低くなるように保つこ
とによって負荷感知システムの効率は開いた中央システ
ム及び閉じた中央システムにおけるよりもはるかに高く
なる。負荷感知システムに使われる流体制御弁は一般
に、負荷感知弁又は圧力補償弁すなわち弁前後の差動圧
力従って流通流体の流量を制御する補償器構造を備えた
弁と呼ばれる。
【0007】2種類の基本形式の圧力補償流体制御弁が
ある。前圧力補償弁では、流体制御弁の流入圧力口とス
プールとの間で流体流れ内に補償器を位置させてある。
すなわち補償器はスプールに供給される流体の圧力を流
出作用口における流体の圧力より高い所定の大きさにな
るように調整する。従ってスプールの前後に一定の差動
圧力が保たれ、変化する負荷要求に関係なくこのスプー
ルを流通する流体の流れが一定になる。ポスト圧力補償
弁では、補償器は、流体流れ内にスプールと流体制御弁
の出力作用口との間に位置させてある。すなわち補償器
は、スプールから供給される流体の圧力を流入圧力口に
おける流体の圧力より低いが、作用口における流体の圧
力より高い所定の大きさになるように調整する。従って
スプールの前後に一定の差動圧力を保ち又変化する負荷
要求に関係なく流通流体の一定の流れが生ずる。
【0008】当業界には若干のポスト圧力補償器構造が
知られている。公知のポスト圧力補償器構造は有効では
あるが、これ等が比較的複雑で弁体内に若干の部品と余
分の機械加工とを必要とすることが分っている。従って
このような公知のポスト圧力補償器構造は補修が比較的
高価でありかつ困難である。すなわち構造及び操作が比
較的簡単であり、かつ安価な流体制御弁用ポスト圧力補
償器アセンブリのための改良された構造を提供すること
が望ましい。
【0009】
【発明の概要】本発明は、流体制御弁に対するポスト圧
力補償器アセンブリ間の改良された構造に関する。この
ポスト圧力補償器アセンブリは、流体制御弁の作用区分
の本体に形成した段付き穴の上部部分にねじ込んだキャ
ップを備えている。補償器ピストンは段付き穴の下部部
分に配置してある。補償器ピストンは、拡大したリム部
分を形成した上端部を備えている。ばねはキャップ及び
補償器ピストンの間で作用を及ぼしこのピストンを段付
き穴内で下方に付勢する。すなわち補償器ピストンのリ
ム部分は通常穴の段付き部分に当てがわれる。このリム
部分の外径は穴の上部部分の内径よりわずかに小さい。
又リム部分の下面には穴の段付き部分に隣接して複数の
切欠きを形成する。すなわち流体は、補償器ピストンの
リム部分のまわりに自由に流れることにより、このピス
トンを使用中に流体圧により鎖錠されることがないよう
にする。
【0010】作用区分の本体を貫いて負荷感知通路を形
成してある。この負荷感知通路は、本流体制御弁の他の
作用区分に形成した同様な負荷感知通路に連通する。補
償器ピストンには、選定した出口作用口から負荷感知通
路に流体の一方向流れを生じて、作用口の流体圧力を表
わす信号を生ずる逆止め弁構造を設けてある。逆止め弁
は各作用区分の流体圧力信号が相互に干渉しないように
する。
【0011】以下本発明の好適な実施例を添付図面につ
いて詳細に説明する。
【0012】
【実施例】図1及び2には本発明による流体制御弁10
を例示してある。例示した流体制御弁10は、入口端部
カバー11と第1及び第2の各別の作用区分12,13
と、出口端部カバー14とを持つ組合せ本体設計(se
ctional bodydesign)である。入口
端部カバー11は、従来の可変流量の可変流出圧力ポン
プ(図示してない)に連通するのに適する入口圧力口1
1aを持つように形成してある。各作用区分12,13
は、各被制御装置(図示してない)に連通するのに適す
る第1作用口12a,12b及び第2作用口13a,1
3bを持つように形成してある。出口端部カバー14
を、流体溜め(図示してない)に連通するようにした出
口タンク口を持つように形成してある。詳しく後述する
ように各作用区分12,13は、圧力口11a、作用口
12a,12b,13a,13b及びタンク口14aの
間を選択的に連通させるように制御され各被制御装置の
作用を所望通りに調整する。
【0013】所望により流体制御弁10は図1及び2に
例示した区分以外に1個又は複数個の作用区分(図示し
てない)を設けてもよい。これ等の付加的作用区分によ
り流体制御弁10は付加的な各被制御装置の作用を制御
することができる。或は組合せ本体設計に形成する代り
に流体制御弁10は単一本体設計(unitarybo
dy design)に形成してもよい。単一本体設計
では単一鋳造ハウジングがその中に含まれる各作用区分
に対する全部の部品を含む。
【0014】図3には第1の作用区分12の構造を詳細
に示してある。図示のように第1作用区分12は横方向
貫通穴21を形成した弁体20を備えている。細長い円
筒形のスプール22は穴21内に弁体20に対して軸線
方向に移動するように配置してある。スプール22の互
いに対向する端部は弁体20から外向きに延びている。
1対のソレノイド作動弁アセンブリ23,24は弁体2
0の互いに対向する側に取付けられスプール22の各端
部を越えて延びている。各ソレノイド作動弁アセンブリ
23,24は普通の構造のもので本発明の一部ではな
い。しかし簡単に述べると、このようなソレノイド作動
弁アセンブリ23,24は、図3に例示した中央の中立
位置からのスプール22の軸線方向移動を生じさせるよ
うに設けてある。すなわちスプール22を図示の中立位
置から軸線方向右方に移動させようとするときは、左方
のソレノイド作動弁アセンブリ23を付勢する。これと
は逆にスプール22を例示した中立位置から軸線方向左
方に移動させようとするときは右方のソレノイド作動弁
アセンブリ24を付勢する。
【0015】第1の作用区分12の本体20は、流入端
部カバー11の入口圧力口11aに通ずる入口室25
(一般にパワーコアと称する)を持つように形成してあ
る。このようにしてポンプからの加圧流体は入口室25
に絶えず供給される。弁体20にはさらに中間室26を
形成してある。中間室26は、スプール22に形成した
第1及び第2の計量切欠き[metering not
ches]27,28により入口室25に選択的に連通
する。スペール22が図3に例示した中立位置にあると
きは、入口室25及び中間室26の間の連通は生じな
い。スプール22を前記したように右方に動かすとき
は、入口室25及び中間室26間は第1の計量切欠き2
7を経て連通する。スプール22を前記したように左方
に向かい動かすときは入口室25及び中間室26は第2
計量切欠き28を経て連通する。
【0016】圧力補償器アセンブリ50は、中間室26
内に配置してある。圧力補償器アセンブリ50の構造及
び作用を以下に詳細に述べる。圧力補償器アセンブリ5
0は、中間室26と第1及び第2の圧力ループ通路3
0,31との間を連通させる。圧力ループ通路30,3
1は、それぞれスプール22に形成した第1及び第2の
環状くぼみ32,33により作用口12a,13bに選
択的に連通する。
【0017】スプール22が図3に例示した中立位置に
あるときは、第1圧力ループ通路30及び第1作用口1
2a間は連通できない。同様に第2圧力ループ通路31
及び第2作用口12b間も連通できない。スプール22
を前記したように右方に動かすときは第2圧力ループ通
路31及び第2作用口12b間は第2環状くぼみ33を
経て連通する。しかし第1圧力ループ通路30及び第1
作用口12aの間は連通しない。そして第1作用口12
aは、出口タンク口14aに連通する第1出口室34に
第1環状くぼみ32を経て通ずる。
【0018】図4には圧力補償器アセンブリ50の構造
を詳細に示してある。図示のように圧力補償器アセンブ
リ50は、第1作用区分12の弁体20に形成した段付
き穴52の上部部分にねじ込んだキャップ51を備えて
いる。段付き穴52は中間室26と第1及び第2の圧力
ループ通路30,31とに連通する。補償器ピストン5
3は段付き穴52の下部部分に配置してある。補償器ピ
ストン53は、拡大リム部分53aを形成した上端部を
備えている。補償器ピストン53のリム部分53aは通
常後述のように穴52の段付き部分に当てがってある。
リム部分53aの外径は段付き穴52の上部部分の内径
よりわずかに小さい。又リム部53aの下面には穴52
の段付き部分に隣接して複数のくぼみ53b(1つだけ
しか例示してない)を形成してある。リム部分53a及
びくぼみ53bの目的は後述する。
【0019】補償器ピストン53はさらに複数の計量切
欠き53c(1つだけしか例示してない)を形成した下
端部を備えている。これ等の計量切欠き53cの目的も
又後述する。補償器ピストン53の上端部にはさらにさ
ら穴54を形成してある。さら穴54の下端部を貫いて
段付き通路55を形成してある。段付き通路55は、補
償器ピストン53の下端部を貫いて形成した横方向通路
56に通じている。段付き通路55内にはボール57が
配置され、通路55内に保持板58により保持してあ
る。
【0020】保持板58はさら穴54の底部に平らに当
てがってある。キャップ51及び保持板58に対しばね
が作用を及ぼす。従って保持板58及び補償器ピストン
53は共に段付き穴52内で下方に付勢される。段付き
通路55内に配置したボール57は逆止め弁として機能
し、流体を横方向通路56からさら穴54内にただし逆
方向に下向きでなく上向きに流すことができる。この逆
止め弁構造の目的は後述する。
【0021】負荷感知通路60は第1作用区分12の本
体20を経て形成してある。負荷感知通路60は前記し
た逆止め弁構造により横方向通路56に連通する。負荷
感知通路60は又、第2作用区分13に形成した同様な
負荷感知通路(図示してない)に連通する。後述のよう
に流体は負荷感知通路60内に、作用口12a,12
b,13a及び13bのうち任意の作用口で感知した最
高圧力を表わす圧力で送る。負荷感知通路60内のこの
流体圧力は、信号としてフィードバックし前記したよう
に可変流量の可変出力圧力ポンプの作用を制御する。
【0022】次に流体制御弁10の作用を以下に述べ
る。前記したようにスプール22が図3に例示した中立
位置にあるときは、入口室25及び中間室26間は連通
しない。従って加圧流体は補償器アセンブリ50内に流
入できない。すなわち補償器ピストン53はばね59に
より図4に示した閉じた位置に下向きに付勢される。補
償器ピストン53の拡大直径のリム部分53aは、補償
器ピストン53を閉じた位置に動かすときに穴52の段
に係合することにより位置止めとして機能する。横方向
通路56が各圧力ループ通路30,31に連通していな
いから、逆止め弁構造[段付き通路55及びボール57
により形成した]を経て負荷感知通路60に加圧流体が
供給されない。
【0023】スプール22を前記したように右方に向か
い移動させると、入口室25から中間室26を経て段付
き穴52の下端部に連通する。このような加圧流体は補
償器ピストン53をばね59の付勢作用に逆って上方に
図5に例示した開き位置に付勢する。この位置では加圧
流体は計量切欠き53cを経て圧力ループ通路30,3
1内に上向きに流れる。前記したように第2圧力ループ
通路31と第2作用口12bとの間は第2環状くぼみ3
3を経て連通する。しかし第1圧力ループ通路30及び
第1作用口12a間は連通しない。
【0024】又若干の加圧流体は、横方向通路56を通
り段付き通路55を経て上向きにボール57のまわりを
通り、保持板58及びさら穴54を経て段付き穴52の
上部部分内に流れる。前記したように負荷感知通路60
は段付き穴52の上部部分に連通する。従って加圧流体
は負荷感知通路60内に流れる。このようにして、可変
流量可変出力圧力ポンプの作用を制御するように前記し
たフィードバック信号[選択した作用口12bにおける
圧力を表わす]を生ずる。
【0025】圧力補償器アセンブリ50はスプール22
及び作用口12a,12bの間の流体流れ内に位置させ
る。すなわち圧力補償器アセンブリ50はポスト圧力補
償器として機能し、スプール22から供給される流体の
圧力を、流入圧力口11aにおける流体の圧力より低い
が作用口12a又は作用口12bにおける流体の圧力よ
り高い所定の値になるように調整する。従ってこのスプ
ールの前後に一定の差動圧力が保持され、又変化する負
荷要求に関係なく一定の流体流れが得られる。このこと
はばね59の付勢作用のもとに補償器ピストン53によ
ってできる。
【0026】たとえば選定した作用口12b流体圧力の
要求が負荷感知通路60内の流体の圧力により定まる1
000p.s.i.(約70バール)であるとする。さ
らにポンプは、流体圧力要求より300p.s.i.
(約21バール)だけ高い出力圧力すなわち1300
p.s.i.(約91バール)を生ずるようにしてある
ものとする。最後にばね59は、スプール22の前後に
200p.s.i.(約14バール)の差動圧力を生じ
て保持するように寸法を定めるものとする。これ等の条
件のもとでは入口室内の流体の圧力は1300p.s.
i.(約91バール)であるが中間室26内の流体の圧
力は1100p.s.i.(約76バール)である。従
って入口室25及び中間室26間のスプール22の前後
の差動圧力は200p.s.i.(約14バール)であ
る。
【0027】選定した作用口は12bの流体圧力要求が
1000p.s.i.(約70バール)から1100
p.s.i.(約77バール)まで変化するものとす
る。従って、ポンプは出力圧力を1400p.s.i.
(約97バール)まで増す。これ等の条件のもとでは入
口室25内の流体の圧力は1400p.s.i.(約9
7バール)であるが、中間室26内の流体の圧力は12
00p.s.i.(約83バール)である。従って入口
室25及び中間室26間のスプール22の前後の差動圧
力は200p.s.i.(約14バール)のままであ
る。従って圧力補償器アセンブリ50は、選定した作用
口12bにおける変化する圧力要求に関係なくスプール
22の前後に一定の差動圧力を保つ。従ってスプール2
2の前後の流体の流れも又使用中に一定に保たれる。
【0028】前記したように段付き通路55内に配置し
たボール57は逆止め弁として作用し、流体を横方向通
路56からさら穴54及び負荷感知通路60内に上向き
に流れるが逆方向に下向きには流れない。横方向通路5
6はこの場合各圧力ループ通路30,31に連通するか
ら、加圧流体は逆止め弁構造[段付き通路55及びボー
ル57により形成した]を経て負荷感知通路60に供給
される。前記の第1の仮定の数値を使うと、従って10
0p.s.i.(約70バール)の流体圧力信号は逆止
め弁構造を経て負荷感知通路60に送られる。
【0029】段付き通路55及びボール57から成る逆
止め弁構造は、第2作用区分13からの流体圧力信号が
第1作用区分12からの流体圧力信号に干渉しないよう
にする。前記したように、流体制御弁10により生ずる
最終の負荷感知信号は、各別の作用区分12,13のう
ちの任意の区分の最高圧力要求を表わすのがよい。第1
作用区分12の圧力要求が第2作用区分13の圧力要求
より低いときは、本逆止め弁構造により負荷感知通路6
0内の流体の圧力を各圧力ループ通路30,31内の流
体の圧力より高くすることができる。このようにして第
1作用区分12の低い方の圧力要求が負荷感知通路60
内の流体の圧力をその低い方の値まで下げないようにす
る。
【0030】前記したように補償器ピストン53のリム
部分53aの外径は段付き穴52の上部部分の内径より
わずかに小さい。又複数のくぼみ53b(1つだけしか
示してない)をリム部分53aの下面に穴52の段付き
部分に隣接して形成してある。この構造により、補償器
ピストン53のリム部分53aの側部のまわりに流体を
自由に流してその下面に形成したくぼみ53b内に流入
させることができる。従って補償器ピストン53は若干
の使用条件中に流体圧により鎖錠されることがなくな
る。
【0031】たとえば第1作用区分12を初めに非作動
にすると共に、第2作用区分13を作動して負荷を高め
るものとする。従って負荷感知通路60内の加圧流体は
作用口13aにおける圧力要求に等しい圧力を持つ。こ
の圧力は第1作用区分12内の補償器ピストン53の上
面に加わりピストン53を図4に示した当たり位置に下
向きに付勢する。引続いて第1作用区分を第2作用区分
13より低い圧力要求で作動しようとする場合には、補
償器ピストン53は、スプール22を動かしてもすぐに
は応答しない。その理由は、負荷感知通路60内の流体
により加わる圧力が補償器ピストン53のリム部分53
aの大きい方の上面に作用するからである。この状態が
起らないようにするには、各くぼみ53bは負荷感知通
路60内の高圧流体をリム部分53aの下方に流す。従
って補償器ピストン53を閉じた状態に保つ補償器ピス
トンリム部分53aの前後の差動圧力を逃がす。
【0032】補償器ピストン53は流体制御弁10に対
し負荷検査装置として作用する。たとえば第1作用区分
12を初めに作動して負荷を或る高さに高め次いで非作
動にしてこの負荷を前記高さに保つものとする。このた
めに補償器ピストン53を、図5に示すように初めに開
き負荷を高め、次いで図4に示すように閉じて負荷を所
望の高さに保つ。さらに第2作用区分13を引続いて作
動し、第2被制御装置を第1作用区分12より低い圧力
要求で作動するものとする。2つの作用区分12,13
の間の差動圧力[負荷感知通路60を経て伝わる]によ
って、第2作用区分13内の補償器ピストン53は、中
間室内の流体圧力を第1作用区分12の高い方の圧力要
求に高めるまで閉じた状態に保たれる。この場合第1作
用区分により支えた負荷が第2作用区分13を作動した
ときに急激に低下しないようにする。
【0033】流体制御弁10は、全システムの全流体圧
力要求がポンプの容量を越えない間は前記したように作
動する。このシステムの流体圧力要求がポンプの容量を
越えると、流体制御弁10は調和モード(propor
tioning mode)で自動的に作動する。この
調和モードでは流体は各作用区分12,13に比例して
送給する。このことは、全部の補償器ピストン53が開
くので生ずる。又負荷感知通路60は各作用区分12,
13内の流体圧力を等しくする。
【0034】本発明の流体制御弁10は、その前記した
負荷検査及び負荷感知の機能に関連する全部の部品を圧
力補償器アセンブリ50内に位置させるので有利であ
る。すなわち本発明の構造は公知のポスト圧力補償器構
造より簡単で安価である。又全部のこのような部品は流
体制御弁10の頂部から容易に受入れられ保守及びサー
ビスが容易である。
【0035】以上本発明の作動の原理及びモードをその
好適な実施例について説明したが本発明はなおその精神
を逸脱しないで種種の変化変型を行うことができるのは
もちろんである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による改良された圧力補償器アセンブリ
をそれぞれ持つ複数の各別の作用区分を備えた流体制御
弁の斜視図である。
【図2】図1に示した流体制御弁の平面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う拡大断面図である。
【図4】補償器ピストンを閉じた位置で示した図2の圧
力補償器アセンブリの拡大横断面図である。
【図5】補償器ピストンを開いた位置で示す図4と同様
な拡大横断面図である。
【符号の説明】
10 流体制御弁 12a,12b,13a,13b 作用口 20 弁体 21 穴 22 スプール 25 流入室 50 圧力補償器アセンブリ 51 キャップ 52 段付き穴 53 補償器ピストン 53a リム部分 53b くぼみ 53c 切欠き 55 段付き通路 57 ボール 60 負荷感知通路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧流体源に連通するのに適する入口室
    と、被制御装置に連通するのに適する作用口とを備えた
    弁体と、 この弁体に形成され、前記入口室と前記作用口とに連通
    する穴と、 前記穴内に配置され、前記入口室と前記作用口との間の
    連通が妨げられる第1の位置と、前記入口室と前記作用
    口との間の連通が許容される第2の位置との間で可動な
    スプールと、 前記スプールと前記作用口との間に配置された圧力補償
    器アセンブリと、を包含する流体制御弁。
  2. 【請求項2】 前記弁体内に形成され、前記穴と前記作
    用口とに連通する中間室を備え、この中間室内に前記圧
    力補償器アセンブリを配置した、請求項1の流体制御
    弁。
  3. 【請求項3】 前記圧力補償器アセンブリに、前記入口
    室と前記作用口との間を連通するピストン穴内に配置さ
    れた補償器ピストンを設け、この補償器ピストンを、前
    記ピストン穴と前記作用口間との連通が妨げられる閉じ
    た位置と、前記ピストン穴と前記作用口との間の連通が
    許容される開いた位置との間で可動にした、請求項1の
    流体制御弁。
  4. 【請求項4】 前記弁体にさらに、前記作用口における
    流体圧力を表わす信号を供給するように、負荷感知通路
    を設け、前記補償器ピストンに、この補償器ピストンが
    前記開いた位置にあるときに、前記作用口から前記負荷
    感知通路への一方向連通を提供する手段を設けた、請求
    項3の流体制御弁。
  5. 【請求項5】 前記の一方向連通を提供する手段が、前
    記補償器ピストン内に設けた逆止め弁を備えた、請求項
    4の流体制御弁。
  6. 【請求項6】 前記補償器ピストンを前記閉じた位置に
    向かって付勢する付勢手段をさらに備えた、請求項3の
    流体制御弁。
  7. 【請求項7】 前記補償器ピストンに、その表面に形成
    された少なくとも1つの計量切欠きを設け、前記補償器
    ピストンが前記開いた位置にあるときに、前記計量切欠
    きを経て前記ピストン穴と前記作用口との間を連通させ
    た、請求項3の流体制御弁。
  8. 【請求項8】 前記被制御装置に連通するのに適する第
    2の作用口を備え、前記スプールを、前記入口室と前記
    第1及び第2の作用口のいずれかとの間の連通が妨げら
    れる第1の位置と、前記入口室と前記第1の作用口との
    間の連通は許容されるが、前記入口室と前記第2作用口
    との間の連通は妨げられる第2の位置と、前記入口室と
    前記第1の作用口間の連通は妨げられるが、前記入口室
    と前記第2の作用口との間の連通は許容される第3の位
    置との間で可動にした、請求項1の流体制御弁。
  9. 【請求項9】 前記弁体内に形成され、前記穴と前記各
    作用口とに連通する中間室を備え、前記圧力補償器アセ
    ンブリを、前記中間室内に配置した、請求項8の流体制
    御弁。
  10. 【請求項10】 前記圧力補償器アセンブリに、ピスト
    ン穴内に配置され、前記入口室と前記各作用口との間を
    連通させる補償器ピストンを設け、この補償器ピストン
    を、前記ピストン穴と前記各作用口との間の連通が妨げ
    られる閉じた位置と、前記ピストン穴と前記各作用口と
    の間の連通が許容される開いた位置との間で可動にし
    た、請求項8の流体制御弁。
JP5283923A 1992-10-19 1993-10-19 流体制御弁 Pending JPH06236216A (ja)

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CA2108616A1 (en) 1994-04-20
GB2271625B (en) 1996-07-03
DE4335466A1 (de) 1994-04-21
GB9321107D0 (en) 1993-12-01
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