JPH0623496U - 喫煙具 - Google Patents

喫煙具

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JPH0623496U
JPH0623496U JP11256791U JP11256791U JPH0623496U JP H0623496 U JPH0623496 U JP H0623496U JP 11256791 U JP11256791 U JP 11256791U JP 11256791 U JP11256791 U JP 11256791U JP H0623496 U JPH0623496 U JP H0623496U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸引時のみに煙草が燃焼して発煙すると共
に、吸引を中止することにより消火して非吸引時に煙を
外部へと放出しないようにする。 【構成】 吸引力により、吸気端(2)の開閉弁(1
2)を開いて空気をパイプ本体(1)内に流入させると
共に、点火スイッチ(13)をオン状態とし、発熱体
(15)を発熱させて固形煙草(14)を燃焼させ、吸
引を止めることにより、開閉弁(12)が閉じて空気の
供給が止まると共に、点火スイッチ(13)がオフ状態
となり、電気発熱体(15)の発熱が停止して煙草(1
4)が消火する。 【効果】 非吸引煙により第三者に迷惑をかけるような
ことがなく、また経済的でもある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、パイプ型の喫煙具に関し、更に詳述すると、吸引時のみに煙草が燃 焼して発煙すると共に、吸引を中止することにより消火して非吸引時に煙を外部 へと放出しないように構成した喫煙具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、紙巻き煙草、刻み煙草、葉巻など、種々の煙草やこれらの煙草を喫 煙するための種々の喫煙具が売られている。これらの煙草は、噛み煙草や嗅ぎ煙 草などの特殊なものを除くと現在主流となっている煙草はいずれも煙草の葉を燃 焼させ、その時に生じる煙を吸引するものであり、またパイプ等の喫煙具は、こ れらの煙草をパイプに詰めて燃焼させ、その煙をパイプの細管を通して吸引する もので、刻み煙草を喫煙するためのものや紙巻き煙草を喫煙する際に煙中に含ま れるタール分やニコチンなどを一部除去するものなどがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの煙草を喫煙する場合、常に吸引を続けるものではなく 、瞬時口からはなして手でもっていたり、灰皿等に置いておくことが行なわれる が、一度火をつけた煙草は、吸っていないときにも燃焼し続け、発煙を続けるこ とになる。このため、不経済であると共に、この非吸引煙が第三者の目や鼻を刺 激し迷惑をかけることになり、更には一度吸引して吐き出した煙よりも非吸引煙 の方が有害であるとされ、その有害性も煙草を吸わない第三者には大きな問題で ある。
【0004】 また、従来の喫煙具は、吸引煙の香味を調整したり吸引煙中に含まれるタール 分やニコチンなど有害物質を一部時除去するなど喫煙そのものを楽しむためのも のは種々提案されているが、上記非吸引煙の問題についてなんらかの工夫を施し たものは皆無である。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、喫煙者の吸引時にのみ発煙し、非 吸引時には発煙を中止して上記非吸引煙の問題を解決することができる喫煙具を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、一端部が吸気端とされていると共に、他 端部が吸い口端とされ、中空部中間部に煙草収容用空間部が形成された筒状のパ イプ本体と、該パイプ本体の吸気端開口部を開閉する開閉弁と、上記パイプ本体 の煙草収容用空間部に配設された電気発熱体と、上記パイプ本体に格納された電 池と、該電池と上記電気発熱体とを接続する配線間に介装され、上記開閉弁の開 閉動作に連動してオン,オフ動作を行なう点火スイッチとを具備してなり、上記 パイプ本体の煙草収容用空間部に固形状に固めた煙草を収容して、吸い口端から 吸引することにより、開閉弁が開いて吸気端よりパイプ本体内に空気が流入する と共に、点火スイッチがオン状態となり、電気発熱体が発熱して上記煙草が燃焼 し、吸引を停止することにより、開閉弁が吸気端を閉塞すると共に、点火スイッ チがオフ状態となり、煙草が消火するように構成したことを特徴とする喫煙具を 提供する。
【0007】
【作用】
本考案の喫煙具は、上記パイプ本体の煙草収容用空間部に固形状に固めた煙草 を収容し、パイプ本体の吸い口端から吸引することにより、吸気端の開閉弁を開 いて空気をパイプ本体内に流入させると共に、点火スイッチをオン状態とし、発 熱体を発熱させて上記煙草を燃焼させ、その煙を吸い口端から喫煙者が吸引する ものである。この場合、本考案の喫煙具にあっては、吸引を止めると、吸気端の 開閉弁が閉じて空気の供給が止まると共に、点火スイッチがオフ状態となり、電 気発熱体の発熱が停止して煙草の燃焼が消火される。そして、再び吸引すると、 上記と同様に動作して再び煙草が燃焼して発煙するようになっている。
【0008】 従って、本考案の喫煙具によれば、吸引が行なわれているときのみ煙草が燃焼 し、パイプを瞬時口からはなして手でもっていたり、灰皿等に置いておくときな どは、煙草が消火して発煙が停止する。このため、非吸引煙により第三者に迷惑 をかけるようなことがなく、また経済的でもある。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例にかかる喫煙具を示すもので、この喫煙具は、一端 部が吸気端2とされ、他端部が小径に形成されていると共に扁平した吸い口端3 とされている略円筒状のパイプ本体1を具備している。
【0010】 このパイプ本体1の吸気端2には大径の吸気孔4が形成されていると共に、こ の吸気孔4の内側には、スイッチング空間部5が形成されている。また、このス イッチング空間部5の後方(図では下方)には、スイッチング空間部5よりやや 小径の煙草収容用空間部6が形成されており、この煙草収容用空間部6の後方端 (図では下端)中央部からパイプ本体1の吸い口端3にかけて連通する吸引細路 7が形成されている。更に、上記煙草収容用空間部6の一側方には、灰溜め空間 部8が設けられており、この灰溜め空間部8は連通路9を介して煙草収容用空間 部6の後端部(図では下端部)と連通している。
【0011】 上記スイッチング空間部5には、その後端(図では下端)壁部に配設されたカ ップ状の電池ホルダー10に固定された電池11がパイプ本体1の軸方向に沿っ て格納されている。また、上記吸気孔4の内側には、バネ(図示せず)により外 側(吸気孔4側)に向けて付勢されたフラップ状の開閉弁12が取り付けられて おり、常時はこの開閉弁12により吸気孔4が閉塞された状態になっている。こ の開閉弁12は、金属等の導電性材料にて形成されており、その中央部内面には スイッチング用の端子突起13が突設されている。
【0012】 上記開閉弁12は、パイプ本体1をその吸い口端3から吸引することにより、 バネの付勢力に抗して内側に回動し、吸気孔4を開口するようになっており、こ のとき開閉弁12の内面に突設された端子突起13がスイッチング空間部5内に 格納された電池11の端子に当接するようになっている(図中、参照符号12’ 参照)。
【0013】 上記煙草収容用空間部6には、固形状に固めた煙草14が収容されていると共 に、空間部6の後壁上にはコイル状に巻回したニクロム線からなる発熱体15が 配設されており、その一端部は配線16により上記電池ホルダー12の電池接触 端子に接続されているとともに、他端部は配線17により上記開閉弁12に接続 されている。この煙草収容用空間部6の前端(図では上端)開口部には、周縁部 に周方向に沿って多数の通気孔(図示せず)が穿設された区画板18が配設され 、この区画板18によりスイッチング空間部5と煙草収容用空間部6とが区画さ れている。そして、この区画板18の中央部に上記電池ホルダー10が取り付け られている。なお、図中19は吸引細路7の中間部に充填されたフィルターであ る。
【0014】 ここで、上記固形煙草14は、煙草の葉やタール、脂などを適宜な付形剤で固 めたものを用いることができ、この煙草14には特に図示していないが前後方向 (図では上下方向)に多数の細孔が形成されており、この細孔を通して空気がパ イプ本体1の吸気端2から吸い口端3へと流通するようになっている。また、上 記フィルター19は、通常の紙巻き煙草に使用されているフィルターと同様のも のを使用することができる。
【0015】 次ぎに、この喫煙具の使用法及び動作について説明する。 この喫煙具で、喫煙するときは、パイプ本体1の吸い口端3をくわえ、吸引す る。この吸引力により開閉弁12がバネの付勢力に抗して開き、空気が吸気孔4 と開閉弁12との隙間からパイプ本体1内に流入すると共に、開閉弁12の端子 突起13が電池の端子に当接する(図中、12’参照)。
【0016】 これにより、電池11から開閉弁12、端子突起13、電気発熱体15及び各 配線16,17からなる電気回路が形成され、電気発熱体15が発熱する。この 発熱により、固形煙草14がその後端部(図では下端部)から燃焼して発煙し、 この煙が吸引細路7を通って喫煙者に吸引される。このとき、吸気孔4から流入 した空気は、電池11とスイッチング空間部5の内周面との間を通過し、区画板 18の通気孔(図示せず)及び固形煙草12に形成された細孔(図示せず)を順 次通って固形煙草14の燃焼部(後端部)に良好に供給されると共に、吸引力に より固形煙草14が発熱体15に吸い付けられて、固形煙草15が良好に燃焼す る。また、このとき灰溜め空間部8を下にして用いることにより、燃焼によって 生じた灰は連通路9を通って灰溜め空間部8へと除去され、更に吸引細路7に侵 入した灰はフィルター18により捕捉される。なお、図示していないが、パイプ 本体1には灰溜め空間部8の反対側表面にマークが表示されており、このマーク を上にして本喫煙具を使用することにより確実に灰溜め空間部8を下にして用い ることができるようになっており、またこのマークを上にして本喫煙具に振動等 を与えることにより、より確実に灰を灰溜め空間部8へと除去することができる 。
【0017】 この状態からパイプ本体1の吸い口端3より口を離して吸引を中断すると、開 閉弁12がバネの付勢力によって閉じ、空気の供給が遮断されると共に、開閉弁 12の端子突起13が電池の端子から離れ、上記電気回路が遮断されて発熱体1 5の発熱が停止する。これにより、固形煙草14の燃焼がとまり、発煙も停止す る。そして、再び吸い口端3をくわえ、吸引すると、上記動作を繰り返して固形 煙草14が燃焼して発煙し、喫煙を行なえるものである。
【0018】 このように、本実施例の喫煙具によれば、吸引が行なわれているときのみ固形 煙草14が燃焼し、パイプ本体1を瞬時口からはなして手でもっていたり、灰皿 等に置いておくときなどは、固形煙草14が消火して発煙が停止する。このため 、非吸引煙により第三者に迷惑をかけるようなことがなく、また経済的でもある 。
【0019】 更に、濃縮したタールや脂などを適宜な付形剤で固めたものを固形煙草14と して用いることにより、通常の紙巻き煙草20本分もの発煙量を得ることができ 、しかもこれを燃焼と消火を繰り返しながら喫煙することができるので、通常の 紙巻き煙草20本分と同等の喫煙回数を本実施例の喫煙具1本でまかなうことが でき、このため通常の紙巻き煙草などに比べて携帯性にも優れ、しかもマッチや ライターを必要とせずいつでも喫煙を行なうことができる。
【0020】 なお、本考案の喫煙具は、上記実施例に限定されるものではなく、固形煙草1 4や電池11を出し入れすることができる開閉部をパイプ本体1に設け、これら 固形煙草14や電池11を交換可能とすることもでき、また発熱体15や点火ス イッチの機構等、その他の構成も本考案の要旨を逸脱しないかぎり、種々変更す ることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の喫煙具によれば、吸引が行なわれているときの み煙草が燃焼し、パイプを瞬時口からはなして手でもっていたり、灰皿等に置い ておくときなどは、煙草が消火して発煙が停止する。このため、非吸引煙により 第三者に迷惑をかけるようなことがなく、また経済的でもある。
【提出日】平成4年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案は、パイプ型の喫煙具に関し、更に詳述すると、吸引時のみに煙草が燃 焼して発煙すると共に、吸引を中止することにより消火して非吸引時に煙を外部 へと放出しないように構成した喫煙具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、紙巻き煙草、刻み煙草、葉巻など、種々の煙草やこれらの煙草を喫 煙するための種々の喫煙具が売られている。これらの煙草は、噛み煙草や嗅ぎ煙 草などの特殊なものを除いていずれも煙草の葉を燃焼させ、その時に生じる煙を 吸引するものであり、またパイプ等の喫煙具は、これらの煙草をパイプに詰めて 燃焼させ、その煙をパイプの細管を通して吸引するもので、刻み煙草を喫煙する ためのものや紙巻き煙草を喫煙する際に煙中に含まれるタール分やニコチンなど を一部除去するものなどがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの煙草を喫煙する場合、常に吸引を続けるものではなく 、瞬時口からはなして手でもっていたり、灰皿等に置いておくことが行なわれる が、一度火をつけた煙草は、吸っていないときにも燃焼し続け、発煙を続けるこ とになる。このため、不経済であると共に、この非吸引煙が第三者の目や鼻を刺 激し迷惑をかけることになり、更には一度吸引して吐き出した煙よりも非吸引煙 の方が有害であるとされ、その有害性も煙草を吸わない第三者には大きな問題で ある。
【0004】 また、従来の喫煙具は、吸引煙の香味を調整したり吸引煙中に含まれるタール 分やニコチンなど有害物質を一部時除去するなど喫煙そのものを楽しむためのも のは種々提案されているが、上記非吸引煙の問題についてなんらかの工夫を施し たものは皆無である。
【0005】 本考案は、上記事情に鑑みなされたもので、喫煙者の吸引時にのみ発煙し、非 吸引時には発煙を中止して上記非吸引煙の問題を解決することができる喫煙具を 提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するため、一端部が吸気端とされていると共に、他 端部が吸い口端とされ、中空部中間部に煙草収容用空間部が形成された筒状のパ イプ本体と、該パイプ本体の吸気端開口部を開閉する開閉弁と、上記パイプ本体 の煙草収容用空間部に配設された電気発熱体と、上記パイプ本体に格納された電 池と、該電池と上記電気発熱体とを接続する配線間に介装され、上記開閉弁の開 閉動作に連動してオン,オフ動作を行なう点火スイッチとを具備してなり、上記 パイプ本体の煙草収容用空間部に固形状に固めた煙草を収容して、吸い口端から 吸引することにより、開閉弁が開いて吸気端よりパイプ本体内に空気が流入する と共に、点火スイッチがオン状態となり、電気発熱体が発熱して上記煙草が燃焼 し、吸引を停止することにより、開閉弁が吸気端を閉塞すると共に、点火スイッ チがオフ状態となり、煙草が消火するように構成したことを特徴とする喫煙具を 提供する。
【0007】
【作用】
本考案の喫煙具は、上記パイプ本体の煙草収容用空間部に固形状に固めた煙草 を収容し、パイプ本体の吸い口端から吸引することにより、吸気端の開閉弁を開 いて空気をパイプ本体内に流入させると共に、点火スイッチをオン状態とし、発 熱体を発熱させて上記煙草を燃焼させ、その煙を吸い口端から喫煙者が吸引する ものである。この場合、本考案の喫煙具にあっては、吸引を止めると、吸気端の 開閉弁が閉じて空気の供給が止まると共に、点火スイッチがオフ状態となり、電 気発熱体の発熱が停止して煙草の燃焼が消火される。そして、再び吸引すると、 上記と同様に動作して再び煙草が燃焼して発煙するようになっている。
【0008】 従って、本考案の喫煙具によれば、吸引が行なわれているときのみ煙草が燃焼 し、パイプを瞬時口からはなして手でもっていたり、灰皿等に置いておくときな どは、煙草が消火して発煙が停止する。このため、非吸引煙により第三者に迷惑 をかけるようなことがなく、また経済的でもある。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1は、本考案の一実施例にかかる喫煙具を示すもので、この喫煙具は、一端 部が吸気端2とされ、他端部が小径に形成されていると共に扁平した吸い口端3 とされている略円筒状のパイプ本体1を具備している。
【0010】 このパイプ本体1の吸気端2には大径の吸気孔4が形成されていると共に、こ の吸気孔4の内側には、スイッチング空間部5が形成されている。また、このス イッチング空間部5の後方(図では下方)には、スイッチング空間部5よりやや 小径の煙草収容用空間部6が形成されており、この煙草収容用空間部6の後方端 (図では下端)中央部からパイプ本体1の吸い口端3にかけて連通する吸引細路 7が形成されている。更に、上記煙草収容用空間部6の一側方には、灰溜め空間 部8が設けられており、この灰溜め空間部8は連通路9を介して煙草収容用空間 部6の後端部(図では下端部)と連通している。
【0011】 上記スイッチング空間部5には、その後端(図では下端)壁部に配設されたカ ップ状の電池ホルダー10に固定された電池11がパイプ本体1の軸方向に沿っ て格納されている。また、上記吸気孔4の内側には、バネ(図示せず)により外 側(吸気孔4側)に向けて付勢されたフラップ状の開閉弁12が取り付けられて おり、常時はこの開閉弁12により吸気孔4が閉塞された状態になっている。こ の開閉弁12は、金属等の導電性材料にて形成されており、その中央部内面には スイッチング用の端子突起13が突設されている。
【0012】 上記開閉弁12は、パイプ本体1をその吸い口端3から吸引することにより、 バネの付勢力に抗して内側に回動し、吸気孔4を開口するようになっており、こ のとき開閉弁12の内面に突設された端子突起13がスイッチング空間部5内に 格納された電池11の端子に当接するようになっている(図中、参照符号12’ 参照)。
【0013】 上記煙草収容用空間部6には、固形状に固めた煙草14が収容されていると共 に、空間部6の後壁上にはコイル状に巻回したニクロム線からなる発熱体15が 配設されており、その一端部は配線16により上記電池ホルダー12の電池接触 端子に接続されているとともに、他端部は配線17により上記開閉弁12に接続 されている。この煙草収容用空間部6の前端(図では上端)開口部には、周縁部 に周方向に沿って多数の通気孔(図示せず)が穿設された区画板18が配設され 、この区画板18によりスイッチング空間部5と煙草収容用空間部6とが区画さ れている。そして、この区画板18の中央部に上記電池ホルダー10が取り付け られている。なお、図中19は吸引細路7の中間部に充填されたフィルターであ る。
【0014】 ここで、上記固形煙草14としては、煙草の葉やタール、脂などを適宜な付形 剤で固めたものを用いることができ、この煙草14には特に図示していないが前 後方向(図では上下方向)に多数の細孔が形成されており、この細孔を通して空 気がパイプ本体1の吸気端2から吸い口端3へと流通するようになっている。ま た、上記フィルター19は、通常の紙巻き煙草に使用されているフィルターと同 様のものを使用することができる。
【0015】 次ぎに、この喫煙具の使用法及び動作について説明する。 この喫煙具で喫煙するときは、パイプ本体1の吸い口端3をくわえ、吸引する 。この吸引力により開閉弁12がバネの付勢力に抗して開き、空気が吸気孔4と 開閉弁12との隙間からパイプ本体1内に流入すると共に、開閉弁12の端子突 起13が電池の端子に当接する(図中、12’参照)。
【0016】 これにより、電池11と電気発熱体15との間に開閉弁12、端子突起13及 び各配線16,17からなる電気回路が形成され、電気発熱体15が発熱する。 この発熱により、固形煙草14がその後端部(図では下端部)から燃焼して発煙 し、この煙が吸引細路7を通って喫煙者に吸引される。このとき、吸気孔4から 流入した空気は、電池11とスイッチング空間部5の内周面との間を通過し、区 画板18の通気孔(図示せず)及び固形煙草12に形成された細孔(図示せず) を順次通って固形煙草14の燃焼部(後端部)に良好に供給されると共に、吸引 力により固形煙草14が発熱体15に吸い付けられて、固形煙草15が良好に燃 焼する。また、このとき灰溜め空間部8を下にして用いることにより、燃焼によ って生じた灰は連通路9を通って灰溜め空間部8へと除去され、更に吸引細路7 に侵入した灰はフィルター18により捕捉される。なお、図示していないが、パ イプ本体1には灰溜め空間部8の反対側表面にマークが表示されており、このマ ークを上にして本喫煙具を使用することにより確実に灰溜め空間部8を下にして 用いることができるようになっており、またこのマークを上にして本喫煙具に振 動等を与えることにより、より確実に灰を灰溜め空間部8へと除去することがで きる。
【0017】 この状態からパイプ本体1の吸い口端3より口を離して吸引を中断すると、開 閉弁12がバネの付勢力によって閉じ、空気の供給が遮断されると共に、開閉弁 12の端子突起13が電池の端子から離れ、上記電気回路が遮断されて発熱体1 5の発熱が停止する。これにより、固形煙草14の燃焼がとまり、発煙も停止す る。そして、再び吸い口端3をくわえ、吸引すると、上記動作を繰り返して固形 煙草14が燃焼して発煙し、喫煙を行なえるものである。
【0018】 このように、本実施例の喫煙具によれば、吸引が行なわれているときのみ固形 煙草14が燃焼し、パイプ本体1を瞬時口からはなして手でもっていたり、灰皿 等に置いておくときなどは、固形煙草14が消火して発煙が停止する。このため 、非吸引煙により第三者に迷惑をかけるようなことがなく、また経済的でもある 。
【0019】 更に、濃縮したタールや脂などを適宜な付形剤で固めたものを固形煙草14と して用いることにより、通常の紙巻き煙草20本分もの発煙量を得ることができ 、しかもこれを燃焼と消火を繰り返しながら喫煙することができるので、通常の 紙巻き煙草20本分と同等の喫煙回数を本実施例の喫煙具1本でまかなうことが でき、このため通常の紙巻き煙草などに比べて携帯性にも優れ、しかもマッチや ライターを必要とせずいつでも喫煙を行なうことができる。
【0020】 なお、本考案の喫煙具は、上記実施例に限定されるものではなく、固形煙草1 4や電池11を出し入れすることができる開閉部をパイプ本体1に設け、これら 固形煙草14や電池11を交換可能とすることもでき、また発熱体15や点火ス イッチの機構等、その他の構成も本考案の要旨を逸脱しないかぎり、種々変更す ることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の喫煙具によれば、吸引が行なわれているときの み煙草が燃焼し、パイプを瞬時口からはなして手でもっていたり、灰皿等に置い ておくときなどは、煙草が消火して発煙が停止する。このため、非吸引煙により 第三者に迷惑をかけるようなことがなく、また経済的でもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる喫煙具を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 パイプ本体 2 吸気端 3 吸い口端 4 吸気孔 5 スイッチング空間部 6 煙草収容用空間部 7 吸引細路 8 灰溜め空間部 9 連通路 10 電池ホルダー 11 電池 12 開閉弁 13 端子突起(点火スイッチ) 14 固形煙草 15 発熱体 16,17 配線 18 区画板 19 フィルター
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 喫煙具
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にかかる喫煙具を示す断面図
である。
【符号の説明】 1 パイプ本体 2 吸気端 3 吸い口端 4 吸気孔 5 スイッチング空間部 6 煙草収容用空間部 7 吸引細路 8 灰溜め空間部 9 連通路 10 電池ホルダー 11 電池 12 開閉弁 13 端子突起(点火スイッチ) 14 固形煙草 15 発熱体 16,17 配線 18 区画板 19 フィルター
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部が吸気端とされていると共に、他
    端部が吸い口端とされ、中空部中間部に煙草収容用空間
    部が形成された筒状のパイプ本体と、 該パイプ本体の吸気端開口部を開閉する開閉弁と、 上記パイプ本体の煙草収容用空間部に配設された電気発
    熱体と、 上記パイプ本体に格納された電池と、 該電池と上記電気発熱体とを接続する配線間に介装さ
    れ、上記開閉弁の開閉動作に連動してオン,オフ動作を
    行なう点火スイッチとを具備してなり、 上記パイプ本体の煙草収容用空間部に固形状に固めた煙
    草を収容して、吸い口端から吸引することにより、開閉
    弁が開いて吸気端よりパイプ本体内に空気が流入すると
    共に、点火スイッチがオン状態となり、電気発熱体が発
    熱して上記煙草が燃焼し、吸引を停止することにより、
    開閉弁が吸気端を閉塞すると共に、点火スイッチがオフ
    状態となり、煙草が消火するように構成したことを特徴
    とする喫煙具。
JP11256791U 1991-12-26 1991-12-26 喫煙具 Expired - Lifetime JP2529850Y2 (ja)

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