JPH0623478Y2 - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
- Publication number
- JPH0623478Y2 JPH0623478Y2 JP1987140105U JP14010587U JPH0623478Y2 JP H0623478 Y2 JPH0623478 Y2 JP H0623478Y2 JP 1987140105 U JP1987140105 U JP 1987140105U JP 14010587 U JP14010587 U JP 14010587U JP H0623478 Y2 JPH0623478 Y2 JP H0623478Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cover
- airbag
- band
- net
- inflator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Air Bags (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車のステアリングホイールに取り付けら
れ、自動車の衝突時等にエアバッグが膨大して乗員への
危害を防止又は軽減するエアバッグ装置に関する。
れ、自動車の衝突時等にエアバッグが膨大して乗員への
危害を防止又は軽減するエアバッグ装置に関する。
(従来の技術) 従来のエアバッグ装置の1例が第3図に示されている。
1はインフレータ、2はエアバッグ、3はインフレータ
1及びエアバッグ2を被覆するキャップ状のカバー、4
はベースプレートで、ステアリングホイール5のボスに
締結されている。インフレータ1及びエアバッグ2はボ
ルト6によってベースプレート4に締結され、カバー3
の立壁3aの下端はブラケット9を介してベースプレート
4の周縁に係止されている。カバー3は合成樹脂等の弾
性材からなり、その頂壁3bにはH型の破壊線7が形成さ
れている。
1及びエアバッグ2を被覆するキャップ状のカバー、4
はベースプレートで、ステアリングホイール5のボスに
締結されている。インフレータ1及びエアバッグ2はボ
ルト6によってベースプレート4に締結され、カバー3
の立壁3aの下端はブラケット9を介してベースプレート
4の周縁に係止されている。カバー3は合成樹脂等の弾
性材からなり、その頂壁3bにはH型の破壊線7が形成さ
れている。
しかして、自動車の衝突時、センサーからの信号により
インフレータ1からガスが発生し、このガスにより急激
にエアバッグ2が膨張する。すると、エアバッグ2の膨
み圧力によって破壊線7が破断し、これによって形成さ
れる一対のはね蓋8を上方に開きながらエアバッグ2が
外部に出て更に膨張展開する。
インフレータ1からガスが発生し、このガスにより急激
にエアバッグ2が膨張する。すると、エアバッグ2の膨
み圧力によって破壊線7が破断し、これによって形成さ
れる一対のはね蓋8を上方に開きながらエアバッグ2が
外部に出て更に膨張展開する。
(考案が解決しようとする問題点) この種エアバッグ装置においては、エアバッグ2の膨み
圧力によりはね蓋8が上方に開き、エアバッグ2が時間
遅れなくカバー3内から外部に出て膨張展開する必要が
ある。そして、エアバッグ2が膨張する際、カバー3が
変形又は細く裂けたり、はね蓋8がカバー3から離脱し
たり、カバー3がステアリングホイール5から離脱して
はね蓋8やカバー3又はその破片が乗員に向かって飛散
したりしてはならない。
圧力によりはね蓋8が上方に開き、エアバッグ2が時間
遅れなくカバー3内から外部に出て膨張展開する必要が
ある。そして、エアバッグ2が膨張する際、カバー3が
変形又は細く裂けたり、はね蓋8がカバー3から離脱し
たり、カバー3がステアリングホイール5から離脱して
はね蓋8やカバー3又はその破片が乗員に向かって飛散
したりしてはならない。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点に対処するために提案されたもので
あって、その要旨とするところは、インフレータ及びエ
アバッグを被覆する弾性材からなるカバーの全体にネッ
トを張り巡らすとともに上記カバーの立壁に補強バンド
を巻回し、かつ、上記カバーの立壁に連結された結合バ
ンドの一端を上記カバーの頂壁に形成されたはね蓋のヒ
ンジ部を通してこのはね蓋の側縁に沿って延伸させた状
態で結合するとともに他端をステアリングホイールに結
合したことを特徴とするエアバッグ装置にある。
あって、その要旨とするところは、インフレータ及びエ
アバッグを被覆する弾性材からなるカバーの全体にネッ
トを張り巡らすとともに上記カバーの立壁に補強バンド
を巻回し、かつ、上記カバーの立壁に連結された結合バ
ンドの一端を上記カバーの頂壁に形成されたはね蓋のヒ
ンジ部を通してこのはね蓋の側縁に沿って延伸させた状
態で結合するとともに他端をステアリングホイールに結
合したことを特徴とするエアバッグ装置にある。
(作用) 本考案においては、上記構成を具えているため、インフ
レータから発生するガスによってエアバッグが膨張する
際、カバーはエアバッグの膨み圧力を受けるが、カバー
の全体にネットが張り巡らされ、かつ、その立壁には補
強バンドが巻回されているので、カバーが変形したり、
細く裂けることはない。そして、カバーの立壁が結合バ
ンドによってステアリングホイールに結合されているの
で、カバーがステアリングホイールから離脱して乗員に
向かって飛散することはない。また、結合バンドの一端
がはね蓋のヒンジ部を通してこのはね蓋の側縁に沿って
延伸させた状態で結合されているのではね蓋がカバーか
ら離脱して乗員に向かって飛散することもない。
レータから発生するガスによってエアバッグが膨張する
際、カバーはエアバッグの膨み圧力を受けるが、カバー
の全体にネットが張り巡らされ、かつ、その立壁には補
強バンドが巻回されているので、カバーが変形したり、
細く裂けることはない。そして、カバーの立壁が結合バ
ンドによってステアリングホイールに結合されているの
で、カバーがステアリングホイールから離脱して乗員に
向かって飛散することはない。また、結合バンドの一端
がはね蓋のヒンジ部を通してこのはね蓋の側縁に沿って
延伸させた状態で結合されているのではね蓋がカバーか
ら離脱して乗員に向かって飛散することもない。
(実施例) 本考案の1実施例が第1図及び第2図に示されている。
第1図及び第2図において、1はインフレータ、2はエ
アバッグ、3はカバー、4はベースプレート、6はボル
ト、7は破壊線、8ははね蓋である。10はネットで、カ
バー3の全体に亘って張り巡らされている。このネット
10は破壊線7に沿って破断されているが、他の部分はカ
バー3の全体に亘り互いに連続してカバー3の変形及び
破断を防止している。そして、このネット10を補強する
ための補強バンド11がカバー3の立壁3aを巻回して張設
されている。この補強バンド11にはその長手方向に間隔
を隔てて複数(図には4個)の結合バンド12の中央部が
縫合、接着等によって結合され、この結合バンド12の一
端ははね蓋8のヒンジ部13を通してはね蓋8の側縁に沿
って延伸せしめられ、はね蓋8に張り巡らされているネ
ット10に結合されている。そして、結合バンド12の他端
はボルト6によってベースプレート4にインフレータ1
及びエアバッグ2とともに締結されるようになってい
る。ネット10、補強バンド11及び結合バンド12はナイロ
ン等の引き裂き抵抗が大きい材質からなり、結合バンド
12の他端を除いて合成樹脂からなるカバー3と一体成形
することによってその中に埋設するのが望ましく、ま
た、ネット10と補強バンド11とは相互に結合しておくの
が望ましい。なお、上記実施例においては結合バンド12
の中央部は補強バンド11に結合されているが、ネット10
の立壁部分に連結し、又は、カバー3の立壁3aに埋設し
ただけでも良い。更に、結合バンド12の一端ははね蓋8
に張り巡らされたネット10に結合されているが、はね蓋
8に埋設しただけでも良い。また、結合バンド12の他端
はインフレータ1、エアバッグ2と共にベースプレート
4にボルト6によって共締されているが、ステアリング
ホイール5のボス又はスポークに直接結合しても良い。
更に、結合バンド12の他端結合部に鳩目を取り付けれ
ば、締結部の破損を防止しうる。他の構成は第3図に示
す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号
が付されている。
アバッグ、3はカバー、4はベースプレート、6はボル
ト、7は破壊線、8ははね蓋である。10はネットで、カ
バー3の全体に亘って張り巡らされている。このネット
10は破壊線7に沿って破断されているが、他の部分はカ
バー3の全体に亘り互いに連続してカバー3の変形及び
破断を防止している。そして、このネット10を補強する
ための補強バンド11がカバー3の立壁3aを巻回して張設
されている。この補強バンド11にはその長手方向に間隔
を隔てて複数(図には4個)の結合バンド12の中央部が
縫合、接着等によって結合され、この結合バンド12の一
端ははね蓋8のヒンジ部13を通してはね蓋8の側縁に沿
って延伸せしめられ、はね蓋8に張り巡らされているネ
ット10に結合されている。そして、結合バンド12の他端
はボルト6によってベースプレート4にインフレータ1
及びエアバッグ2とともに締結されるようになってい
る。ネット10、補強バンド11及び結合バンド12はナイロ
ン等の引き裂き抵抗が大きい材質からなり、結合バンド
12の他端を除いて合成樹脂からなるカバー3と一体成形
することによってその中に埋設するのが望ましく、ま
た、ネット10と補強バンド11とは相互に結合しておくの
が望ましい。なお、上記実施例においては結合バンド12
の中央部は補強バンド11に結合されているが、ネット10
の立壁部分に連結し、又は、カバー3の立壁3aに埋設し
ただけでも良い。更に、結合バンド12の一端ははね蓋8
に張り巡らされたネット10に結合されているが、はね蓋
8に埋設しただけでも良い。また、結合バンド12の他端
はインフレータ1、エアバッグ2と共にベースプレート
4にボルト6によって共締されているが、ステアリング
ホイール5のボス又はスポークに直接結合しても良い。
更に、結合バンド12の他端結合部に鳩目を取り付けれ
ば、締結部の破損を防止しうる。他の構成は第3図に示
す従来のものと同様であり、対応する部材には同じ符号
が付されている。
しかして、自動車の衝突時、インフレータ1から発生し
たガスによってエアバッグ2が膨張したとき、その膨み
圧力によって破壊線7が破断し、エアバッグ2ははね蓋
8を上方に開いて外部に出て更に膨張展開する。この
際、ネット10は破壊線7に沿って破断されているので、
破壊線7の破断を妨げることはない。そして、エアバッ
グ2の膨張によってカバー3の立壁3aにはこれを押し拡
げる力が作用するが、ネット10及び補強バンド11によっ
てカバー3の変形及び破断が阻止される。また、この
際、カバー3をステアリングホイール5から離脱させて
乗員の方向に飛散させる力が作用するが、カバー3は結
合バンド12によってステアリングホイールに連結されて
いるので、カバー3がステアリングホイール5から離脱
することはない。また、結合バンド12がはね蓋8のヒン
ジ部13を通ってその一端がはね蓋8に結合されているの
で、はね蓋8がそのヒンジ部13より破断して乗員に向か
って飛散するのを阻止できる。
たガスによってエアバッグ2が膨張したとき、その膨み
圧力によって破壊線7が破断し、エアバッグ2ははね蓋
8を上方に開いて外部に出て更に膨張展開する。この
際、ネット10は破壊線7に沿って破断されているので、
破壊線7の破断を妨げることはない。そして、エアバッ
グ2の膨張によってカバー3の立壁3aにはこれを押し拡
げる力が作用するが、ネット10及び補強バンド11によっ
てカバー3の変形及び破断が阻止される。また、この
際、カバー3をステアリングホイール5から離脱させて
乗員の方向に飛散させる力が作用するが、カバー3は結
合バンド12によってステアリングホイールに連結されて
いるので、カバー3がステアリングホイール5から離脱
することはない。また、結合バンド12がはね蓋8のヒン
ジ部13を通ってその一端がはね蓋8に結合されているの
で、はね蓋8がそのヒンジ部13より破断して乗員に向か
って飛散するのを阻止できる。
(考案の効果) 本考案においては、インフレータ及びエアバッグを被覆
する弾性材からなるカバーの全体にネットを張り巡らす
とともにこのネットを補強するための補強バンドを上記
カバーの立壁を巻回して張設したため、インフレータか
ら発生するガスによってエアバッグが膨張する際、カバ
ーが変形したり細く裂けることはない。そして、カバー
の立壁が結合バンドによってステアリングホイールに結
合されているので、カバーが乗員に向かって飛散するこ
とはない。また、結合バンドははね蓋のヒンジ部を通
り、その一端がはね蓋の側縁に沿って延伸させた状態で
結合されているので、はね蓋がヒンジ部より破断して乗
員に向かって飛散することもない。
する弾性材からなるカバーの全体にネットを張り巡らす
とともにこのネットを補強するための補強バンドを上記
カバーの立壁を巻回して張設したため、インフレータか
ら発生するガスによってエアバッグが膨張する際、カバ
ーが変形したり細く裂けることはない。そして、カバー
の立壁が結合バンドによってステアリングホイールに結
合されているので、カバーが乗員に向かって飛散するこ
とはない。また、結合バンドははね蓋のヒンジ部を通
り、その一端がはね蓋の側縁に沿って延伸させた状態で
結合されているので、はね蓋がヒンジ部より破断して乗
員に向かって飛散することもない。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本考案の1実施例を示し、第1図は
ネット、補強バンド及び結合バンドの配置を示すカバー
を透視した斜視図、第2図はエアバッグ装置の縦断面図
である。第3図は従来のエアバッグ装置の縦断面図であ
る。 インフレータ……1、エアバッグ……2、カバー……
3、ネット……10、補強バンド……11、結合バンド……
12
ネット、補強バンド及び結合バンドの配置を示すカバー
を透視した斜視図、第2図はエアバッグ装置の縦断面図
である。第3図は従来のエアバッグ装置の縦断面図であ
る。 インフレータ……1、エアバッグ……2、カバー……
3、ネット……10、補強バンド……11、結合バンド……
12
Claims (1)
- 【請求項1】インフレータ及びエアバッグを被覆する弾
性材からなるカバーの全体にネットを張り巡らせるとと
もに上記カバーの立壁に補強バンドを巻回し、かつ、上
記カバーの立壁に連結された結合バンドの一端を上記カ
バーの頂壁に形成されたはね蓋のヒンジ部を通してこの
はね蓋の側縁に沿って延伸させた状態で結合するととも
に他端をステアリングホイールに結合したことを特徴と
するエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987140105U JPH0623478Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987140105U JPH0623478Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | エアバッグ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6444861U JPS6444861U (ja) | 1989-03-17 |
JPH0623478Y2 true JPH0623478Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31403974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987140105U Expired - Lifetime JPH0623478Y2 (ja) | 1987-09-16 | 1987-09-16 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623478Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0626457Y2 (ja) * | 1989-08-08 | 1994-07-20 | 豊田合成株式会社 | エアバツグ装置のパツド |
US5378013A (en) * | 1993-08-06 | 1995-01-03 | Ford Motor Company | Cover retainer assembly for inflatable restraint air bag |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51102142U (ja) * | 1975-02-14 | 1976-08-17 | ||
DE2905618A1 (de) * | 1979-02-14 | 1980-08-21 | Daimler Benz Ag | Auf eine grundplatte aufklipsbare kappenartige abdeckung |
-
1987
- 1987-09-16 JP JP1987140105U patent/JPH0623478Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6444861U (ja) | 1989-03-17 |
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