JPH0623326Y2 - スクラッパ - Google Patents

スクラッパ

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Publication number
JPH0623326Y2
JPH0623326Y2 JP1989145106U JP14510689U JPH0623326Y2 JP H0623326 Y2 JPH0623326 Y2 JP H0623326Y2 JP 1989145106 U JP1989145106 U JP 1989145106U JP 14510689 U JP14510689 U JP 14510689U JP H0623326 Y2 JPH0623326 Y2 JP H0623326Y2
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JP
Japan
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scraper
shavings
wax
recovery chamber
scraping
Prior art date
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Application number
JP1989145106U
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English (en)
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JPH0383582U (ja
Inventor
友多可 上野
Original Assignee
友多可 上野
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はスクラッパ、より詳細にはスキー板の滑走面
にワックスをかける際に使用するスクラッパに関する。
(従来の技術) 従来、スキー板の滑走性能を向上するため、その滑走面
にワックスをかける際には、滑走面に溶融したワックス
を塗布浸透させた後、スクラッパにより表面に厚く残っ
たワックスを削り落して滑走面を平滑にすることが行な
われている。
このようなスクラッパは、例えば第5図に示すようにプ
ラスチック等よりなる平板状のスクラッパ本体101の
下部に削り辺102を有し、この削り辺102をスキー
板103の滑走面104に滑走方向(同図中で左右方
向)と直交するよう所定角度をもって押し当てその両端
部を持って加圧しつつ滑走方向に摺動することにより滑
走面104を平滑にする構成となっている。
しかしながら、このような従来のスクラッパにあって
は、削り辺102に削り取られたワックスの削り屑10
5がスキー板103の滑走面104上のみならず周囲に
も飛散し、塵埃等の不純物と混ざり合って汚染されるほ
か、削り屑105が床上に落下すると溶けて固着し、除
去しにくくなるほか、滑りやすく危険であった。
(考案の目的) この考案は上記課題に着目してなされたもので、ワック
スの削り屑が周囲に飛散するのを防止することができる
スクラッパの提供を目的とする。
(考案の構成) 前記目的を達成するため、この考案に係るスクラッパ
は、スキー板の滑走面に対し所定の角度をもって擦動す
ることによりワックスを削るための削り辺を備えるとと
もに、該削り辺の上部にワックスの削り屑を回収する回
収室を設け、この回収室の下縁部と上記削り辺との間に
は前記削り辺による削り屑を導入するための開口を設
け、且つ擦動時に回収室の下縁部を滑走面と干渉しない
よう所定の曲率で弓形に弯曲形成したことを特徴とす
る。
(考案の作用) 前記構成において、削り辺をスキー板の滑走面に対し滑
走方向と直交するよう押し当てその両端部を持って加圧
しつつ滑走方向(同図中で左右方向)に摺動すると、ワ
ックスの削り屑は開口より回収室内に回収される。この
とき、上記回収室の下縁部が所定の曲率で弓形に弯曲形
成されているため、スクラッパ本体をスキー板の滑走面
に対し所定の角度をもって擦動したときの押し付け力に
よりスクラッパ本体が弯曲するのに伴って削り辺が弯曲
状に変形することに対応するので、上記回収室の下縁部
は滑走面と干渉することがない。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図及び第2図はこの考案に係るスクラッパの一実施
例を示す。スクラッパ1は、プラスチック等の樹脂より
なる平板状のスクラッパ本体2と、このスクラッパ本体
2に対し着脱自在に取り付けられた別体の回収容器3と
を備えている。スクラッパ本体2の一辺部(同図中で下
辺部)にはスキー板4の滑走面5に対し所定の角度をも
って擦動することにより、ワックスを削るための削り辺
6が形成され、スクラッパ本体2の両側面の中間部には
回収容器3を固定するためのチップ7が固着されてい
る。
回収容器3は断面が鈎形状の主部8とスクラッパ本体2
に固定するための係合部9とよりなっている。そして、
回収容器3の主部8をスクラッパ本体2の一面(第1図
中で右面)側に位置させ、且つ係合部9の先端をスクラ
ッパ本体2の他面(第1図中で左面)側のチップ7に係
合させることにより、削り辺6の上部に位置してワック
スの削り屑10を回収するスクラッパ本体2の一面との
間に断面が三角形状の回収室11が形成されるよう構成
されている。
回収容器3の下部には削り屑10を導入するための開口
12が形成されている。この開口12を構成する回収室
11の下縁部12aは、スクラッパをスキー板4の滑走
面5に擦動する時に滑走面5と干渉しないよう所定の曲
率(この実施例ではR250)で弓形に弯曲形成されて
いる。
次に、上記スクラッパの作用を説明する。
上記構成において、まずスキー板4の滑走面5に溶融し
たワックスを落とし浸透させた後、第3図に示すように
スクラッパ本体2の削り辺6をスキー板4の滑走面5に
対し滑走方向(同図中で左右方向)と直交するよう押し
当てその両端部を持って加圧しつつ滑走方向に摺動する
と浸透後に残ったワックスが削られ、その削り屑10は
開口12より回収室11内に回収される。
この結果、削り辺6に削り取られたワックスの削り屑1
0が周囲に飛散することなく、しかも塵埃等の不純物と
混ざり合うことなく清潔に回収することができるため、
回収された削り屑10を再度溶融することによりワック
スを再利用することができる。また、削り屑10が床辺
に落下することがないため、煩雑な掃除を頻繁に行なう
ことなく床面が滑るというような危険を防止することが
できる。
しかも、回収室11の下縁部12aは所定の曲率で弓形
に弯曲形成されているため、スクラッパ本体2をスキー
板4の滑走面5に対し所定の角度をもって擦動したとき
の押し付け力によりスクラッパ本体2が弯曲するのに伴
って削り辺6が弯曲状に変形することに対応するので、
上記回収室11の下縁部12aは滑走面5と干渉するこ
とがなく、したがって削り屑は確実に回収室11内に回
収される。
第4図は他の実施例を示している。回収容器3には係合
部9の代りにフランジ部13が形成され、このフランジ
部13とスクラッパ本体2の上部とがクリップ14によ
り固定されている。この実施例によれば、簡単な構成で
前述の実施例と同様な効果を得ることができる。
なお、この考案は上記実施例のものに限定されず、例え
ば回収容器3を透明体により構成すれば削り屑10の量
が容易に把握できる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、スクラッパ本
体にワックスの削り屑を回収する回収室を設けたため、
削り辺によるワックスの削り屑を清潔に回収することが
でき、清潔と安全を保つことができるほか、回収した削
り屑を再度溶融すればワックスを再利用することができ
てコストダウンを図ることができる。
しかも、回収室の下縁部は所定の曲率で弓形に弯曲形成
されているため、スクラッパ本体をスキー板の滑走面に
対し所定の角度をもって擦動したときの押し付け力によ
りスクラッパ本体が弯曲するのに伴って削り辺が弯曲状
に変形することに対応するので、上記回収室の下縁部は
滑走面と干渉することがなく、したがって削り屑は確実
に回収室に回収される。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るスクラッパの一実施例を示す斜
視図、第2図は第1図のII−II断面図、第3図は第1図
の作用説明図、第4図は他の実施例の斜視図、第5図は
従来例を示す斜視図である。 符号2……スクラッパ本体、4……スキー板、5……滑
走面、6……削り辺、11……回収室、12……開口、
12a……下縁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状のスクラッパ本体の一辺にスキー板の
    滑走面に対し所定の角度をもって擦動することによりワ
    ックスを削るための削り辺を備えるとともに、該削り辺
    の上部にワックスの削り屑を回収する回収室を設け、こ
    の回収室の下縁部と上記削り辺との間には前記削り辺に
    よる削り屑を導入するための開口を設け、この開口を構
    成する回収室の下縁部を、擦動時に滑走面と干渉しない
    よう所定の曲率で弓形に弯曲形成したことを特徴とする
    スクラッパ。
JP1989145106U 1989-12-16 1989-12-16 スクラッパ Expired - Lifetime JPH0623326Y2 (ja)

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JPH0383582U JPH0383582U (ja) 1991-08-26
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JP4633190B1 (ja) * 2010-03-02 2011-02-23 コロナエンタープライズジャパン株式会社 サーフボード用ワックススクレーパ
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