JPH06233240A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JPH06233240A
JPH06233240A JP50A JP1747693A JPH06233240A JP H06233240 A JPH06233240 A JP H06233240A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 1747693 A JP1747693 A JP 1747693A JP H06233240 A JPH06233240 A JP H06233240A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
recording
average value
data
image signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP50A
Other languages
English (en)
Inventor
Fujio Okamura
富二男 岡村
Keizo Nishimura
恵造 西村
Naozumi Sugimura
直純 杉村
Hideo Arai
英雄 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP50A priority Critical patent/JPH06233240A/ja
Publication of JPH06233240A publication Critical patent/JPH06233240A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速再生時でも、良好な再生画像の構築を可
能とする。 【構成】 入力端子100からの映像信号は、ディジタ
ル画像信号に変換された後、直交変換回路2で処理さ
れ、ビット数削減符号化回路4で直交変換係数のビット
数が低減され、画像情報データとして回転磁気ヘッド7
により磁気テープ9に記録される。また、ディジタル画
像信号は平均値演算符号化処理回路5で処理され、1フ
ィールド毎に複数のブロックに分割されて、各ブロック
毎に画素の平均値を示す平均値データが形成され、固定
磁気ヘッド8によって磁気テープ9に記録される。通常
再生時では、回転磁気ヘッド7により再生された画像デ
ータが再生処理されて出力端子110から出力される
が、高速再生時には、固定磁気ヘッド8によって再生さ
れた平均値データが画像データ復号化処理回路13で復
号処理され、メモリ17で画像信号に構築されて出力端
子110から出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像信号を時間軸方向
にサンプリング量子化してディジタル画像信号に変換
し、さらに、画像デ−タ量を圧縮して記録する磁気記録
再生装置に係り、特に、記録時とは異なるテープ速度で
の再生時でも良好な再生画像を得ることができるように
した磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号をディジタル画像信号に変換し
て伝送する場合、その1サンプル当りの量子化ビット数
は、直線量子化の場合で、通常7〜8ビットが必要とさ
れている。この直線量子化で画像信号をそのままディジ
タル化すると、そのディジタル画像信号の伝送レ−ト
は、標準テレビジョン方式(このときのサンプリング周
波数は、輝度信号で13.5MHz、色差信号(Cr,
Cb)で6.75MHzである)の場合で150Mbp
s以上必要となる。
【0003】かかる画像信号をディジタル画像信号とし
て磁気記録する装置(以下、これをディジタルVTRと
いう)では、上記のように伝送レ−トが著しく高いた
め、従来のアナログVTRと比べて、磁気テ−プの記録
密度が実質的に低下して充分な記録時間が得られない
し、また、取り扱う信号も非常に広帯域となってため、
ディジタル画像信号処理回路の動作速度も問題となり、
技術的にも困難が伴なう。そして、これらのことが、デ
ィジタルVTRを家庭用等として広く普及させるための
大きな障害となっている。
【0004】こうした問題を改善するために、いわゆる
高能率符号化の検討が従来から行われており、その有効
な手法として、入力される時系列信号を直交する周波数
成分に変換する直交変換符号化がある。
【0005】ところで、かかる直交変換によって圧縮さ
れたデ−タを記録再生するディジタルVTRにおいて
も、アナログVTRと同様、磁気テープを高速走行させ
ながら画像再生を行なう高速再生モードが可能に構成さ
れているが、高速再生時でも、通常再生時と同様の信号
処理が行なわれるのが通常である。しかし、かかる信号
処理によると、通常再生の場合に比べて再生画面の画質
が劣化する。これは、通常再生時では、記録されたデ−
タが全て再生され、逆DCT(逆離散コサイン変換)処
理により元の画像信号を再現できるが、高速再生の場合
には、記録されたデ−タを常に連続して再生することは
不可能であり、断続的なデ−タしか再生されないからで
ある。このため、逆DCT処理するのに必要な直交成分
が供給されない状態で逆DCT処理を行なってしまい、
再生画像の画質を著しく劣化させてしまう。
【0006】このような画質劣化を抑えるようにしたデ
ィジタルVTRの1例として、例えば特開平4−964
84号公報に記載のものがある。これは、高速再生時
に、記録された直交変換係数のうち低域成分のデ−タが
検出された場合のみ、検出デ−タにより、この検出デ−
タを含む画面領域を構築するようにし、さらに、直交変
換係数のうち低域成分のデ−タのみしか再生されない場
合には、この検出デ−タを含む画面領域に既に存在して
いる画像信号の低域成分と比較し、これらが略同等であ
れば、上記検出デ−タで画像信号を構築しないようにす
る。
【0007】これによると、直交変換係数のうち低域成
分デ−タが検出された場合にのみ画面更新を行ない、さ
らに、画面上に存在している画像データと比較して適応
的に画面更新を行なうので、シ−ンチェンジ等の動きの
速い画像においても、画質劣化が抑えられて、高速再生
時でも、良好な画質の再生画像を得ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術でも、高速再生時では、記録再生用の回転磁気ヘッド
が複数個の記録トラックを横切って走査するため、記録
デ−タは断片的に再生される。1画面を複数のブロック
に分割してブロック単位で記録する場合には、ブロック
情報を検出し、これにより再生デ−タを含むブロックの
画面上の位置を検出することは容易であるが、同一ブロ
ック内のデ−タをトラックにばらまいて記録する場合に
は、時系列的に連続して再生されるデ−タは夫々異なる
ブロック内のデ−タであり、従って、各再生デ−タにブ
ロック情報を付加しないかぎり、再生デ−タの画面上の
位置を検出することは困難である。
【0009】また、直交変換処理した後、より伝送レ−
トを低減させるために、例えば各ブロックの直流成分の
変換係数を1個前のブロックの直流成分の変換係数との
差分を符号化する差分符号化処理を行なうような場合に
は、高速再生時にトラックを横切った直後のブロックと
前のブロックとの間の連続性が保たれないため、差分符
号化された直流成分の変換係数を復号することができ
ず、数ブロックに渡って再生画像を構築することが不可
能となる。
【0010】さらに、例えば回転磁気ヘッドのN回(但
し、Nは1以上の整数)の走査によって1フィ−ルド分
の画像デ−タが記録再生される所謂Nセグメント記録方
式では、N倍速再生のように、テ−プ速度によって再生
されるブロックが固定されるため、全く再生されないブ
ロックが存在してしまい、1枚の再生画像を構築するこ
とができなくなる等の問題がある。
【0011】本発明の目的は、かかる問題を解消し、再
生時のテープ速度に拘らず、再生ディジタル画像信号か
ら再生画像を良好に構築することができるようにした磁
気記録再生装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ディジタル画像信号の各フィ−ルドまた
はフレームを、フィールドまたはフレームを構成する画
素が画面上で2次元的に配列されたときの縦方向にK
個,横方向にL個のK×L(但し、K,Lは任意の整
数)個の画素からなる同じく縦方向にK’個,横方向に
L’個のK'×L’(但し、K’,L’はK,Lで決ま
る任意の整数)個のブロックに分割し、該ブロック毎に
直交変換処理を行なう変換処理手段と、該変換処理手段
から出力される該ブロック毎の直交変換係数を、その平
均ビット数を削減して、量子化し、回転磁気ヘッドで該
磁気テ−プに記録する第1の記録手段と、該ブロック毎
に画素の平均値を求める演算手段と、該演算手段によっ
て得られる該画素の平均値を該磁気テ−プの端部に固定
磁気ヘッドで記録する第2の記録手段と、高速再生時、
該磁気テ−プの端部から再生される該画素の平均値から
画像信号を形成する画像信号形成手段とを有する。
【0013】また、本発明は、M個のフィールド毎に、
上記演算手段からの画素の平均値を1画像を構成するよ
うに適宜抽出する抽出手段を設け、上記第2の記録手段
は該抽出手段で抽出された該画素の平均値を記録するよ
うにする。
【0014】
【作用】画像信号はディジタル画像信号に変換され、デ
ータ圧縮されて、回転磁気ヘッドにより、磁気テープに
記録されるが、これと同時に、該ディジタル画像信号の
各ブロック毎に画素の平均値が生成され、これら画素の
平均値が固定磁気ヘッドによって該磁気テープに記録さ
れる。通常再生のときには、該データ圧縮されたディジ
タル画像信号が再生されるが、高速再生等記録時と異な
るテープ速度で再生する場合には、磁気テープから再生
される画素の平均値から各フィールド毎の画像信号を形
成し、これでもって再生画像を得る。この場合、画素の
平均値は、画素のエネルギーが大部分集中しており、こ
れにより、該画像信号による画像は、ほぼ元の画像内容
を表わす。かかる画像信号は、固定磁気ヘッドで記録再
生されるものであるから、記録された全ての画素の平均
値からなっており、従って、得られる画像は比較的良好
な画質である。
【0015】また、M個のフィールドの画素の平均値か
ら1画像分の画素の平均値を抽出して記録するものであ
るから、記録データ量を低減できて、かつ比較的良好な
画質の再生画像が得られる。この場合、Mフィールドの
期間、かかる画像が繰返し再生表示されるのであるが、
サーチのための高速再生時等では、かかる画像でも充分
である。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は本発明による磁気記録再生装置の一実施例を
示すブロック図であって、1はA/D(アナログ/ディ
ジタル)変換回路、2はメモリ、3は離散コサイン変換
処理回路(以下、DCT処理回路という)、4はビット
数削減符号化処理回路、5は平均値演算処理回路、6は
メモリ、7は回転磁気ヘッド、8は固定磁気ヘッド、9
は磁気テープ、10は復号化処理回路、11は逆離散コ
サイン変換処理回路(以下、IDCT処理回路とい
う)、12はメモリ、13は画像データ復号化処理回
路、14はメモリ、15はデータセレクタ、16はD/
A(ディジタル/アナログ)変換回路、17はメモリ、
110は出力端子である。
【0017】図1において、入力端子100から入力さ
れる画像信号はA/D変換回路1に供給され、量子化ビ
ット数mのディジタル画像信号に変換される。このディ
ジタル画像信号は、メモリ2に一旦記憶された後、DC
T処理回路3と平均値演算処理回路5とに供給される。
DCT処理回路3では、供給されたディジタル画像信号
の各フィ−ルドが、この1フィールド分の画素が水平及
び垂直方向に2次元的に配列されたものとして、かかる
配列での8×8画素を1ブロックとして、K’×L’個
(但し、K’,L’は1ブロックの画素数に応じた任意
の整数)のブロックに分割され、各ブロック毎に2次元
のDCT処理がなされる。従って、メモリ2は、例えば
少なくとも8本の水平走査線(以下、ラインという)分
の画像データに相当する容量のメモリを2面有し、面単
位(8ライン単位)で交互に読出し,書込みが行われる
とともに、1ライン当り8サンプルずつ読み出され、1
ブロックを構成する8×8サンプル単位でDCT処理回
路3に供給される。
【0018】DCT(離散コサイン変換)は周波数領域
における直交変換の一種であって、入力画像デ−タをf
(i,j)(但し、i=0,1,2,……,7、j=
0,1,2,……,7)、DCT変換係数をF(u,
v)(但し、u=0,1,2,……,7、v=0,1,
2,……,7)とすると、
【0019】
【数1】
【0020】で定義される。これによって得られるDC
T変換係数F(u,v)は、1ブロック分の入力画像デ
−タを空間周波数に分解した各成分を示す。
【0021】かかるDCT変換係数F(u,v)のう
ち、DCT変換係数F(0,0)は入力画像デ−タf
(i,j)の1ブロックの8×8画素の平均値に比例し
た値、即ち直流成分(以下、DC成分という)を表わし
ており、u,vが大きくなるにつれて空間周波数の高い
交流成分(以下、AC成分という)を表わしている。ま
た、通常、画像デ−タは低周波数にエネルギ−が集中し
ているので、DCT変換係数F(u,v)の高周波数成
分は低い値となる。
【0022】このDCT処理回路3から出力されるDC
T変換係数F(u,v)は、ビット数削減符号化処理回
路4に供給される。ここで、図2により、このビット数
削減符号化処理回路4の一具体例について説明する。但
し、120は入力端子、20は量子化回路、21はジグ
ザグスキャン処理回路22はメモリ、23はデータセレ
クタ回路、24はAC成分符号化処理回路、25はDC
成分符号化処理回路、26はデータセレクタ、130,
140は出力端子である。
【0023】同図において、DCT変換係数F(u,
v)は入力端子120から量子化回路20に供給され
る。量子化回路20では、各ブロック毎に、輝度信号と
色差信号のDCT変換係数F(u,v)が、例えば図
3,図4に示す8×8個の閾値からなる量子化マトリク
スの夫々閾値で除算されて量子化される。なお、図3は
輝度信号に対する量子化マトリクスを、図4は色差信号
に対する量子化マトリクスを夫々示している。これら量
子化マトリクスは、u,vが大きくなる高周波数成分の
DCT変換係数F(u,v)を除算する閾値が大きな値
となっている。従って、量子化回路20から出力される
DCT変換係数は、ほとんどの高周波数成分の値が零と
なる。このDCT変換係数は、次に、ジグザグスキャン
処理回路21でジグザグスキャン処理される。
【0024】ジグザグスキャン処理回路21では、各ブ
ロック毎にDCT変換係数を図5に示すジグザグスキャ
ンのテーブルに示す数字の順序で一次元の数列に変換し
て出力する。図5に示すジグザグスキャンのテーブルに
示す数字の順序は、各ブロックのDCT変換係数のう
ち、DC成分から順次より高い周波数の成分となるよう
に配列されている。このジグザグスキャン回路21の出
力信号は、1フィールド分ずつ画像データがメモリ22
に書き込まれる。メモリ22から読み出されたDCT変
換係数はデータセレクタ23に供給されてAC成分とD
C成分とに分離され、AC成分はAC成分符号化処理回
路24に、DC成分はDC成分符号化処理回路25に夫
々供給される。
【0025】AC成分符号化処理回路24では、AC成
分のDCT変換係数が例えば連続する零データの個数を
圧縮するランレングス符号化(ゼロランレングス符号
化)及びハフマン符号化処理される。これにより、AC
成分のDCT変換係数は、ランレングス符号化された連
続する零データの個数データと有効係数のビット数デー
タとで2次元のハフマン符号化される。ハフマン符号化
は、量子化された係数値そのものを使用せず、その値を
表現するのに必要なビット数をハフマン符号化する。そ
して、ハフマン符号とは別に、そのビット数の値を付加
情報として付け加える。例えば、量子化したDCT変換
係数の値が3(10進数)の場合、2進数では「000
0……011」と表わされるが、これを表現するのに必
要なビット数2をハフマン符号化し、2ビットのデータ
「11」を付加ビットとして付け加える。このAC成分
符号化処理回路24によって符号化されたデータは、デ
ータセレクタ26に供給される。
【0026】次に、DC成分符号化処理回路25の一具
体例を図6によって説明する。但し、170は入力端
子、40は減算回路、41はビット数圧縮回路、42は
データセレクタ、43はビット数伸長回路、44は加算
回路、45はデータセレクタ、46は遅延回路、180
は出力端子である。この具体例は、DC成分のDCT変
換係数を差分符号化処理するものである。
【0027】図6において、データセレクタ23(図
2)からのDC成分のDCT変換係数は入力端子170
から減算回路40に供給されて、遅延回路46からの1
つ前のブロックのDC成分のDCT変換係数に相当する
データとの差分がとられ、このmビットの差分がビット
数圧縮回路41に供給される。ビット数圧縮回路41で
は、減算回路40からの差分データをmより少ないビッ
ト数m´の圧縮データに符号化する。ビット数圧縮回路
41からのビット数m´の圧縮データは、データセレク
タ42に供給されるとともに、ビット数伸長回路43に
供給されて元のビット数mのデータに伸長され、減算回
路40からの差分データに相当するデータとして出力さ
れる。このビット数伸長回路43の出力データは加算回
路44で遅延回路46からの1つ前のブロックのDC成
分のDCT変換係数に相当するデータと加算され、デー
タセレクタ45に供給される。
【0028】ここで、この実施例でのDC成分の符号化
処理は、画面上に2次元的に配列されるブロックのうち
の、横方向に並んで配列されるL’個のブロックでのD
C成分のデータ列夫々に独立に差分符号化処理がなされ
る。以下、このことについて説明する。
【0029】図7(a)は1フィールドの画像信号での
各ブロックのDC成分の画面上での2次元的配列を示し
ており、図示するように、1画面が縦K’個、横L’個
のブロックに分割され、夫々のブロックのDC成分のデ
ータをDC(1,1)、DC(1,2)、……、DC
(1,L’)、DC(2,1)、DC(2,2)……、
DC(2,L’)、……、DC(K’,L’)としてい
る。
【0030】そして、図7(b)に示すように、横方向
に配列されるDC成分のデータDC(1,1)、DC
(1,2)、……、DC(1,L’)の列を第1データ
列、DC成分のデータDC(2,1)、DC(2,
2)、……、DC(2,L’)の列を第2データ列、D
C成分のデータDC(K'−1,1)、DC(K'−1,
2)、……、DC(K'−1,L’)の列を第(K'−1)
データ列、DC成分のデータDC(K’,1)、DC
(K’,2)、……、DC7(K’,L’)の列を第
K’データ列とすると、差分符号化処理はこれらデータ
列毎に独立に行われている。即ち、各データ列の最初の
データDC(1,1)、DC(2,1)、……、DC
(K’,1)はビット数mのデータとしてそのまま符号
化されるが、これに続く(L'−1)個のDC成分のデ
ータは1つ前のデータとの差分がとられてビット数m
より少ないビット数m’で符号化されたものである。
【0031】図6でのデータセレクタ42,45は、各
データ列の最初のデータDC(1,1)、DC(2,
1)、……、DC(K'−1,1)、DC(K’,1)が
入力端子170から供給される期間のみ、これらデータ
を選択して出力し、それ以外の期間では、それ以外のデ
ータを選択して出力する。そして、データセレクタ45
からの出力データは、遅延回路46でデータ1個分に相
当する期間だけ遅延された後、減算回路40と加算回路
44とに供給される。また、データセレクタ42からの
出力データは図2のDC成分符号化回路25の出力デー
タであり、出力端子180から図2のデータセレクタ2
6に供給される。
【0032】このデータセレクタ26では、データセレ
クタ23と同様に、AC成分符号化回路24からAC成
分のデータが供給される期間ではこのAC成分のデータ
が、DC成分符号化回路25からDC成分のデータが供
給される期間ではこのDC成分のデータが夫々選択さ
れ、図1のビット数削減符号化回路4の出力データとし
て出力端子130から出力される。この出力データは、
図示しない処理回路によって画像データとして同期信号
や誤り検出符号が付加された後、回転磁気ヘッド7に供
給されて逐次磁気テ−プ9に記録される。ここで、この
実施例はヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置とし
ており、2個の回転磁気ヘッド7で磁気テ−プ上の2本
のトラックに略同時に走査し、かつ1フィールドが夫々
の回転磁気ヘッド7の2回ずつの走査によって記録する
ものとしており、従って、図8に示すように、1フィー
ルドは4本のトラックに記録されることになる。
【0033】また、図1において、これと同時に、平均
値演算符号化処理回路5では、1ブロックを構成する8
×8サンプル単位でメモリ2から供給される64個のサ
ンプル値の平均値を演算によって求められ、その平均値
が符号化されてメモリ6に供給される。但し、この実施
例では、上記のように、DCT変換係数のDC成分は8
×8画素の平均値に比例した値を示すものであることを
考慮し、平均値演算符号化処理回路5からの出力データ
と同等のデータとなる図2のDC成分符号化処理回路2
5からの出力データを、出力端子140からメモリ6に
供給するようにしてもよい。
【0034】このメモリ6はかかる各ブロックの平均値
データの記録タイミングを調整するためのものであり、
かかる調整がなされた各ブロックの平均値の符号化デー
タ、即ち、図7に示した同一データ列のL’個のブロッ
クの平均値で構成されるデータ列夫々独立に差分符号化
処理された1フィールド当りK’個のデータ列は、固定
磁気ヘッド8により、図8に示すように、磁気テ−プ9
の端部のテープ長手方向の記録トラックに記録される。
【0035】次に、この実施例の再生時の動作について
説明する。図1において、再生時では、上記のように画
像データが記録されている磁気テ−プ9から、回転磁気
ヘッド7により、DC成分とAC成分とからなる画像デ
ータが再生されて復号化処理回路10に供給され、これ
と同時に、固定磁気ヘッド8により、各ブロックの平均
値の符号化データが再生されてメモリ12に供給され
る。
【0036】ここで、図9により、この復号化処理回路
10の一具体例を説明する。但し、150は入力端子、
27はデータセレクタ、28はAC成分復号化処理回
路、29はDC成分復号化処理回路、30はメモリ、3
1はジグザグスキャンデコ−ド処理回路、32は逆量子
化回路、160は出力端子である。
【0037】同図において、再生された画像データは入
力端子150からデータセレクタ27に供給され、AC
成分のデータとDC成分のデータとに分離されて夫々A
C成分復号化処理回路28、DC成分復号化処理回路2
9に供給される。AC成分復号化処理回路28では、図
2でのAC成分符号化処理回路24のハフマン符号化処
理やゼロランレングス符号化処理に対応するハフマン復
号化処理,ゼロランレングス復号化処理が行なわれる。
また、DC成分復号化処理回路29では、図6での差分
符号化処理に対する差分復号化処理が行われる。
【0038】図10はこのDC成分復号化処理回路29
の一具体例を示すブロック図であって、190は入力端
子、50はビット数伸長回路、51は加算回路、52は
遅延回路、53,54はデータセレクタ、200は出力
端子である。
【0039】同図において、図9のデータセレクタ27
から入力端子190を介して供給されるビット数m’の
DC成分のデータは、ビット数伸長回路50とデータセ
レクタ53,54とに供給される。ビット数伸長回路5
0では、入力端子190供給されるビット数圧縮された
DC成分のデータが図6のビット数圧縮回路41に入力
される差分データのビット数mと同じビット数のデータ
に変換され、このビット数圧縮回路41に入力される差
分データに相当する差分データが得られる。
【0040】ビット数伸長回路50からのこの差分デー
タは加算回路51に供給され、遅延回路52からの1つ
前のブロックのDC成分のDCT変換係数に相当するデ
ータと加算される。この加算回路51からの出力データ
はDC成分のDCT変換係数に相当するデータであり、
データセレクタ53,54に供給される。
【0041】ここで、入力端子190から入力されるD
C成分のデータ列は、図7(b)に示すように、画面上
の横方向に連続して並んだL’個のDC成分のデータ列
夫々に独立に、かつ各データ列の最初のデータはビット
数mでそのまま符号化されている。従って、データセレ
クタ53,54では、各データ列のビット数圧縮されて
いないビット数mの最初のDC成分のデータが供給され
る期間では、これが選択され、それ以外の期間では、加
算回路51からのデータが選択される。
【0042】そして、データセレクタ53で選択された
データは、遅延回路52でデータの1サンプルに相当す
る期間だけ遅延されて、1ブロック前のDC成分のデー
タとして、加算回路51に供給される。また、データセ
レクタ54で選択されたデータは、出力端子200から
図9のメモリ30に供給される。
【0043】図9に戻って、AC成分復号化処理回路2
8及びDC成分復号化処理回路29の出力データはメモ
リ30に供給される。このメモリ30では、少なくとも
8ライン分(1ブロック分)のDCT変換係数に相当す
るデータが書き込まれる。このメモリ30に同一ブロッ
ク内のDCT変換係数が書き込まれると、これらDCT
変換係数が低周波数成分から高周波数成分に順次ブロッ
ク毎に読み出され、ジグザグスキャンデコ−ド処理回路
31に供給される。
【0044】ジグザグスキャンデコ−ド処理回路31で
は、図5に示したジグザグスキャンのテーブルに示す数
字の順序で一次元の数列状態で供給される変換係数をジ
グザグスキャン処理回路21に供給される変換係数の順
序に並び替え、即ち、8×8個のDCT変換係数から成
る2次元のブロックを構成する。そして、逆量子化回路
32で、1ブロックの変換係数毎に、例えば図3,図4
に示した8×8個の閾値から成る量子化マトリクスの各
閾値を乗算して逆量子化処理を行ない、出力端子160
から図1の逆離散コサイン変換処理回路(IDCT)1
1に供給する。この逆離散コサイン変換処理回路11で
は、次の数2で定義される逆離散コサイン変換を行な
う。
【0045】
【数2】
【0046】この逆離散コサイン変換処理回路(IDC
T)11により、各ブロック単位で画像データが復元さ
れ、メモリ14に供給される。このメモリ14からはラ
イン順にビット数mのディジタル画像データが出力され
て、通常再生時には、元のディジタル画像信号が復元さ
れ、このディジタル画像信号がデータセレクタ15を介
してD/A変換回路16に供給され、アナログ画像信号
として出力端子110に出力される。
【0047】一方、高速再生時では、固定磁気ヘッド8
によって磁気テ−プ9から再生された平均値データが、
メモリ12でタイミング調整された後、画像データ復号
化処理回路13に供給される。この画像データ復号化処
理回路13に供給される平均値データは、先に説明した
ように、各ブロックのDC成分を差分符号化したデータ
であり、回転磁気ヘッド7によって磁気テープ9から再
生されるデータのうちの図9のDC成分復号化処理回路
29に供給されるDC成分のデータと同等である。従っ
て、画像データ復号化処理回路13では、図9でのDC
成分復号化処理回路29と同様に、図10で説明したの
と同様の差分復号化処理が行われ、各ブロックを構成す
る画素の平均値が復号される。
【0048】かかる復号された画素の平均値が1フィー
ルド分メモリ17に書き込まれる。ここで、かかる画素
の平均値は8×8がその平均値であるから、メモリ17
の容量としては、少なくとも1/64フィールド分以上
あればよい。このメモリ17からは、画像信号のサンプ
リング周波数の1/8の周波数のクロックで各画素の平
均値が読み出されるとともに、同一ラインを8ラインの
期間連続して読み出すことにより、ブロックを構成する
64サンプル全てを復号したそのブロックの平均値デー
タからなるディジタル画像信号が得られる。高速再生
時、このディジタル画像信号がデータセレクタ15を介
してD/A変換回路16に供給され、アナログ画像信号
に変換されて出力端子110に出力される。
【0049】以上のように、この実施例では、1フィー
ルド(1フレ−ムでもよい)の1枚の画像がK’×L’
個のブロックに分割され、各ブロックを構成する画素の
平均値が求められて磁気テ−プ上のテープ長手方向の記
録トラックに記録され、この平均値をもって高速再生時
での画像再生を行なうものであるから、テープ走行速度
の如何に拘らず、記録された平均値データが全て記録の
順序で再生されることになり、各平均値データにブロッ
ク情報を必要とせずにこれら平均値データの時系列順序
が一意的に決まることになり、再生画像の構築が容易に
行なうことができるし、また、画像データのうちでもエ
ネルギーが集中している平均値データであるDC成分が
使用されるため、記録情報量を格別多くすることなく、
しかも、記録した全ての平均値データを再生することが
できるから、比較的画質が良好な再生画像を得ることが
できる。
【0050】なお、本発明は上記の実施例のみに限定さ
れるものではない。即ち、図7(a)に示したように横
方向に連続したL’個のブロックの平均値で構成される
データ列の全てを記録するのではなく、各フィールド毎
でこれらデータ列のうちの所定の順序で抽出されるK’
/M個(但し、Mは1以上の整数)のデータ列を記録す
るようにしてもよい。
【0051】図11は1例を示すものであって、ここで
は、各フィールドでM個おきのデータ列を抽出し、なお
かつ各フィールドで抽出するデータ列を異ならせて記録
するようにする。即ち、図示するように、第1フィール
ドでは、第1データ列、第(M+1)データ列、……、
第(K'+1−M)データ列を、第2フィールドでは、
第2データ列、第(M+2)データ列、……、第(K'
+2−M)データ列を、…………、第Mフィールドで
は、第Mデータ列、第2Mデータ列、……、第K’デー
タ列を夫々抽出して記録するし、高速再生時には、これ
ら第1フィールドから第Mフィールドまでのデータ列を
図11に示すように配列して1枚の画像を形成し、図1
のメモリ17から同一画像のデータをM回繰り返し読み
出すようにすることもできる。
【0052】また、Mフィールド毎に1フィールドずつ
平均値データを抽出し、抽出された平均値データを、デ
ータ列を単位として、回転磁気ヘッド7によって記録す
るMフィールドのビデオ信号の記録範囲に対向して磁気
テ−プ9の端部に固定磁気ヘッド8で記録し、高速再生
時、再生された1フィールド分の平均値データを図1の
メモリ17に書込み、これによって形成される画面をM
回ずつ繰り返し読み出すようにしてもよい。
【0053】さらに、上記実施例では、2セグメント分
割2チャネル記録のディジタルVTRを例としたが、本
発明はこれに限るものではなく、任意のセグメント分
割、任意のチャネル記録のVTRの全ての場合に適用で
きることはいうまでもない。
【0054】さらにまた、上記実施例では、図2のDC
成分符号化処理回路25や図1の平均値演算符号化処理
回路5は差分符号化処理のみを行なうものとしたが、本
発明はこれに限らず、差分符号化処理したデータに対し
てハフマン符号化処理等のエントロピ−符号化処理を行
なうようにしてもよい。
【0055】さらにまた、上記実施例では、直交変換処
理として離散コサイン変換処理を例に説明したが、本発
明はこれに限るものではなく、アダマ−ル変換処理等の
他の直交変換処理を用いてよい。
【0056】さらにまた、上記実施例では、図7(a)
に示すような画面上の横方向に連続したDC成分のDC
T変換係数のデータ列を差分符号化するものとしたが、
本発明はこれに限らず、縦方向に連続したDC成分のD
CT変換係数のデータ列を差分符号化するようにしても
よい。即ち、図7(c)に示すように、データDC
(1,1)、DC(2,1)、……、DC(K’,1)
を第1データ列、…………、データDC(1,L’)、
DC(2,L’)、……、DC(K’,L’)を第L’
データ列とし、DC(1,1)、……、DC(1,
L’)をそのままのビット数mで符号化し、他のデータ
をビット数m’(m’<m)で符号化するようにしても
よい。
【0057】さらにまた、上記実施例では、1フィール
ドの入力画像信号を8×8画素からなる複数個のブロッ
クに分割するものとしたが、本発明はこれに限らず、K
×L画素(但し、K,Lは任意の整数)からなる複数個
のブロックに分割するようにしてもよい。
【0058】さらにまた、上記実施例では、図1の平均
値演算符号化処理回路5にも図1のビット数削減符号化
処理回路4を兼用し、このビット数削減符号化処理回路
4の一具体例を示す図2のDC成分符号化処理回路25
からのDC成分を平均値演算符号化処理回路5からの出
力として処理することができる場合についても説明した
が、本発明はこれに限らず、例えば図12(a)に示す
ように、1フィールドの画像をk'×l’個(K’<
k’、L’<l’)のブロックに分割し、各ブロックを
構成する画素の平均値Avk(i,j)(但し、i=1,
2,……,k’、j=1,2,……,l’)を演算で求
め、図12(b)に示すように、横方向に連続したl’
個の平均値のデータ列毎に、或いは図12(c)に示す
ように、縦方向に連続したk’個の平均値のデータ列毎
に差分符号化処理するように、別個に平均値演算符号化
処理回路5を設ける用にしてもよい。
【0059】さらにまた、上記実施例では、平均値デー
タ列を磁気テ−プに1個の磁気ヘッドでもって記録する
ようにしたが、本発明はこれに限らず、複数個の固定磁
気ヘッドで複数チャネルに分割して平均値データ列を略
同時に記録するようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高速再生時等テープ走行速度の如何に拘らず、記録され
た平均値データが全て記録の順序で再生され、各平均値
データにブロック情報を必要とせずにこれら平均値デー
タの時系列順序が一意的に決まることになるから、再生
画像の構築が容易に行なうことができるし、また、画像
データのうちでもエネルギーが集中している平均値デー
タであるDC成分が使用されるため、記録情報量を格別
多くすることなく、しかも、記録した全ての平均値デー
タを再生することができるから、比較的画質が良好な再
生画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気記録再生装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1におけるビット数削減符号化回路の一具体
例を示すブロック図である。
【図3】図2における量子化回路の動作を説明するため
の輝度信号の量子化マトリクスを示す図である。
【図4】図2における量子化回路の動作を説明するため
の色差信号の量子化マトリクスを示す図である。
【図5】図2におけるジグザグスキャン回路の動作を説
明するためのジグザグスキャンのテーブルを示す図であ
る。
【図6】図2におけるDC成分符号化処理回路の一具体
例を示すブロック図である。
【図7】図1に示した実施例での1画像のブロック配列
と各ブロックの平均値データとの一具体例を示す図であ
る。
【図8】図1に示した実施例での磁気テープ上でのトラ
ックパターンの一具体例を示す図である。
【図9】図1における復号化回路の一具体例を示すブロ
ック図である。
【図10】図9におけるDC成分復号化処理回路の一具
体例を示すブロック図である。
【図11】図1に示した実施例での記録される平均値デ
ータ列の他の具体例を示す図である。
【図12】図1に示した実施例での1画像のブロック配
列と各ブロックの平均値データとの他の具体例を示す図
である。
【符号の説明】
3 離散コサイン変換処理回路 4 ビット数削減符号化処理回路 5 平均値演算符号化処理回路 11 逆離散コサイン変換処理回路 13 画像データ復号化処理回路 24 交流成分符号化処理回路 25 直流成分符号化処理回路 28 交流成分復号化処理回路 29 直流成分復号化処理回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 英雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号をサンプリング量子化してディ
    ジタル画像信号にし、磁気テ−プ上に記録するヘリカル
    スキャン方式の磁気記録再生装置において、 該ディジタル画像信号の各フィ−ルドまたはフレーム
    を、該フィールドまたはフレームを構成する画素が画面
    上で2次元的に配列されたときの縦方向にK個,横方向
    にL個のK×L(但し、K,Lは任意の整数)個の画素
    からなる同じく縦方向にK’個,横方向にL’個のK'
    ×L’(但し、K’,L’はK,Lで決まる任意の整
    数)個のブロックに分割し、該ブロック毎に直交変換処
    理を行なう変換処理手段と、 該変換処理手段から出力される該ブロック毎の直交変換
    係数を、その平均ビット数を削減して、量子化し、回転
    磁気ヘッドで該磁気テ−プに記録する第1の記録手段
    と、 該ブロック毎に画素の平均値を求める演算手段と、 該演算手段によって得られる該画素の平均値を該磁気テ
    −プの端部に固定磁気ヘッドで記録する第2の記録手段
    と、 記録時とは異なるテープ速度での再生時、該磁気テ−プ
    の端部から再生される該画素の平均値から画像信号を形
    成する画像信号形成手段とを有することを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 画像信号をサンプリング量子化してディ
    ジタル画像信号にし、磁気テ−プに記録するヘリカルス
    キャン方式の磁気記録再生装置において、 該ディジタル画像信号の各フィ−ルドまたはフレーム
    を、該フィールドまたはフレームを構成する画素が画面
    上で2次元的に配列されたときの縦方向にK個,横方向
    にL個のK×L(但し、K,Lは任意の整数)個の画素
    からなる同じく縦方向にK’個,横方向にL’個のK'
    ×L’(但し、K’,L’はK,Lで決まる任意の整
    数)個のブロックに分割し、該ブロック毎に直交変換処
    理を行なう変換処理手段と、 該変換処理手段から出力される該ブロック毎の直交変換
    係数を、その平均ビット数を削減して、量子化し、回転
    磁気ヘッドで該磁気テ−プに記録する第1の記録手段
    と、 該ブロック毎に画素の平均値を求める演算手段と、 M個(但し、Mは2以上の整数)毎に1フィ−ルドの各
    ブロックの画素の平均値を抽出する抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された該画素の平均値を該磁気
    テ−プの端部に固定磁気ヘッドによって記録する第2の
    記録手段と、 記録時とは異なるテープ速度での再生時、該磁気テ−プ
    の端部から再生される該画素の平均値から画像信号を形
    成する画像信号形成手段とを有することを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 画像信号をサンプリング量子化してディ
    ジタル画像信号にし、磁気テ−プに記録するヘリカルス
    キャン方式の磁気記録再生装置において、 該ディジタル画像信号の各フィ−ルドまたはフレーム
    を、該フィールドまたはフレームを構成する画素が画面
    上で2次元的に配列されたときの縦方向にK個,横方向
    にL個のK×L(但し、K,Lは任意の整数)個の画素
    からなる同じく縦方向にK’個,横方向にL’個のK'
    ×L’(但し、K’,L’はK,Lで決まる任意の整
    数)個のブロックに分割し、該ブロック毎に直交変換処
    理を行なう変換処理手段と、 該変換処理手段から出力される該ブロック毎の直交変換
    係数を、その平均ビット数を削減して、量子化し、回転
    磁気ヘッドで該磁気テ−プに記録する第1の記録手段
    と、 該ブロック毎に画素の平均値を求める演算手段と、 M個(但し、Mは2以上の整数)のフィールドを繰返し
    周期とし、該M個のフィールドの各フィールド毎に、該
    演算手段によって得られる該画素の平均値の総数の1/
    M個であって、かつ該M個のフィールド間で互いに位置
    が異なる画素の平均値を抽出する抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された該画素の平均値を該磁気
    テ−プの端部に固定磁気ヘッドによって記録する第2の
    手段と、 記録時とは異なるテープ速度での再生時、該磁気テ−プ
    の端部から再生される該画素の平均値から画像信号を形
    成する画像信号形成手段とを有することを特徴とする磁
    気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記抽出手段は、前記各フィールド毎に、前記L’個の
    ブロックからなる前記縦方向に配列された前記K’個の
    データ列のうちのM個おきのデータ列における前記画素
    の平均値を抽出することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記抽出手段は、前記各フィールド毎に、前記K’個の
    ブロックからなる前記横方向に配列された前記L’個の
    データ列のうちのM個おきのデータ列における前記画素
    の平均値を抽出することを特徴とする磁気記録再生装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5において、 前記抽出手段は、抽出した前記データ列毎に、前記画素
    の平均値とこれより1つ前の前記画素の平均値との差分
    データを生成する演算手段と、 該差分デ−タのビット数を削減して符号化する差分符号
    化手段とを設け、前記第2の記録手段は、該差分符号化
    手段の出力データを記録することを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6にお
    いて、 前記演算手段は、 前記直交変換処理手段によって得られる各ブロックの直
    交変換係数のうち直流成分のみを抽出する手段からなる
    ことを特徴とする磁気記録再生装置。
  8. 【請求項8】 画像信号をサンプリング量子化してディ
    ジタル画像信号にし、磁気テ−プに記録するヘリカルス
    キャン方式の磁気記録再生装置において、 該ディジタル画像信号の各フィ−ルドまたはフレーム
    を、該フィールドまたはフレームを構成する画素が画面
    上で2次元的に配列されたときの縦方向にK個,横方向
    にL個のK×L(但し、K,Lは任意の整数)個の画素
    からなる同じく縦方向にK’個,横方向にL’個のK'
    ×L’(但し、K’,L’はK,Lで決まる任意の整
    数)個の第1のブロックに分割し、該第1のブロック毎
    に直交変換処理を行なう変換処理手段と、 該変換処理手段から出力される該第1のブロック毎の直
    交変換係数を、その平均ビット数を削減して、量子化
    し、回転磁気ヘッドで該磁気テ−プに記録する第1の記
    録手段と、 該ディジタル画像信号の各フィ−ルドまたはフレーム
    を、該フィールドまたはフレームを構成する画素が画面
    上で2次元的に配列されたときの縦方向にk個,横方向
    にl個のk×l(但し、k,lは任意の整数であって、
    k<K,l<L)個の画素からなる同じく縦方向にk’
    個,横方向にl’個のk'×l’(但し、k’,l’は
    k,lで決まる整数であって、K’<k、’L’<
    l’)個の第2のブロックに分割し、該第2のブロック
    毎に画素の平均値を求める演算手段と、M個(但し、M
    は1以上の整数)毎に1フィ−ルドの該各第2のブロッ
    クの画素の平均値を抽出する抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された該画素の平均値を該磁気
    テ−プの端部に固定磁気ヘッドによって記録する第2の
    手段と、 記録時とは異なるテープ速度での再生時、該磁気テ−プ
    端部から再生される該第2の各ブロックの画素の平均値
    から画像信号を形成する画像信号形成手段とを有するこ
    とを特徴とする磁気記録再生装置。
  9. 【請求項9】 画像信号をサンプリング量子化してディ
    ジタル画像信号にし、磁気テ−プに記録するヘリカルス
    キャン方式の磁気記録再生装置において、 該ディジタル画像信号の各フィ−ルドまたはフレーム
    を、該フィールドまたはフレームを構成する画素が画面
    上で2次元的に配列されたときの縦方向にK個,横方向
    にL個のK×L(但し、K,Lは任意の整数)個の画素
    からなる同じく縦方向にK’個,横方向にL’個のK'
    ×L’(但し、K’,L’はK,Lで決まる任意の整
    数)個の第1のブロックに分割し、該第1のブロック毎
    に直交変換処理を行なう変換処理手段と、 該変換処理手段から出力される該第1のブロック毎の直
    交変換係数を、その平均ビット数を削減して、量子化
    し、回転磁気ヘッドで該磁気テ−プに記録する第1の記
    録手段と、 該ディジタル画像信号の各フィ−ルドまたはフレーム
    を、該フィールドまたはフレームを構成する画素が画面
    上で2次元的に配列されたときの縦方向にk個,横方向
    にl個のk×l(但し、k,lは任意の整数であって、
    k<K,l<L)個の画素からなる同じく縦方向にk’
    個,横方向にl’個のk'×l’(但し、k’,l’は
    k,lで決まる整数であって、K’<k、’L’<
    l’)個の第2のブロックに分割し、該第2のブロック
    毎に画素の平均値を求める演算手段と、M個(但し、M
    は2以上の整数)のフィールドを繰返し周期とし、該M
    個のフィールドの各フィールド毎に、該演算手段によっ
    て得られる該第2のブロックの画素の平均値の総数の1
    /M個であって、かつ該M個のフィールド間で互いに位
    置が異なる画素の平均値を抽出する抽出手段と、 該抽出手段によって抽出された該画素の平均値を該磁気
    テ−プの端部に固定磁気ヘッドによって記録する第2の
    記録手段と、 記録時とは異なるテープ速度での再生時、該磁気テ−プ
    端部から再生される該第2の各ブロックの画素の平均値
    から画像信号を形成する画像信号形成手段と
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記抽出手段は、前記各フィールド毎に、前記l’個の
    第2のブロックからなる前記縦方向に配列された前記
    k’個のデータ列のうちのM個おきのデータ列における
    前記画素の平均値を抽出することを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、 前記抽出手段は、前記各フィールド毎に、前記k’個の
    第2のブロックからなる前記横方向に配列された前記
    l’個のデータ列のうちのM個おきのデータ列における
    前記画素の平均値を抽出することを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項10または11において、 前記抽出手段は、抽出した前記データ列毎に、前記画素
    の平均値とこれより1つ前の前記画素の平均値との差分
    データを生成する演算手段と、 該差分デ−タのビット数を削減して符号化する差分符号
    化手段とを設け、前記第2の記録手段は、該差分符号化
    手段の出力データを記録することを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12のいずれか1項におい
    て、 前記第2の記録手段は、 N(但し、Nは1以上の整数)個の前記固定磁気ヘッド
    と、 順次供給される前記画素の平均値を逐次循環的に該N個
    の固定磁気ヘッドに分配する手段とを有し、前記画素の
    平均値をNチャンネルに分割して前記磁気テープに記録
    することを特徴とする磁気記録再生装置。
JP50A 1993-02-04 1993-02-04 磁気記録再生装置 Pending JPH06233240A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06233240A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06233240A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 磁気記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06233240A true JPH06233240A (ja) 1994-08-19

Family

ID=11945065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50A Pending JPH06233240A (ja) 1993-02-04 1993-02-04 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06233240A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3283897B2 (ja) データの配置転換方法および装置
EP0550012B1 (en) Apparatus for compression encoding video signals
EP0558016B1 (en) Method and apparatus for encoding an image signal using a multi-stage quantizing number determiner
JP3097665B2 (ja) 異常検出機能を備えたタイムラプスレコーダ
US4281344A (en) Video interframe transform coding technique
JPH0583696A (ja) 画像符号化装置
EP0619059A1 (en) Method and apparatus for image data compression using combined luminance/chrominance coding
JPH0983951A (ja) 画像符号化記録再生装置
EP0553650B1 (en) Apparatus and methods for transmitting compressed digital image signals
JP3271098B2 (ja) ディジタル画像信号復号装置および方法
JPH06233240A (ja) 磁気記録再生装置
JP3364939B2 (ja) 画像符号化装置
JP3240666B2 (ja) ディジタルvtrの記録方式およびその装置
JP3627256B2 (ja) ディジタル画像信号の受信/再生装置および方法
JP3125471B2 (ja) ディジタルビデオ信号記録装置におけるフレーム化装置
JPH0638168A (ja) 磁気記録再生装置
JP3238444B2 (ja) 画像符号化方式及び画像復号化方式
JP3271097B2 (ja) ディジタル画像信号の復号装置
JPH07146927A (ja) 画像ファイル装置
JPH0722393B2 (ja) 画像デ−タの直交変換符号化方法
JPH0646395A (ja) データ圧縮装置
JPH05316496A (ja) 符号化装置
JPH05130424A (ja) 画像符号化装置
JPH0686257A (ja) 画像符号化装置
JPH06153148A (ja) 映像信号記録再生装置