JPH062329Y2 - マイクロストリツプアンテナ - Google Patents
マイクロストリツプアンテナInfo
- Publication number
- JPH062329Y2 JPH062329Y2 JP17466085U JP17466085U JPH062329Y2 JP H062329 Y2 JPH062329 Y2 JP H062329Y2 JP 17466085 U JP17466085 U JP 17466085U JP 17466085 U JP17466085 U JP 17466085U JP H062329 Y2 JPH062329 Y2 JP H062329Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microstrip antenna
- parasitic element
- polarized waves
- conductor
- parasitic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Waveguide Aerials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はマイクロストリップアンテナの改良に関する
もので、更に詳しく言えば直交二偏波共用のマイクロス
トリップアンテナの指向特性を改善に関するものであ
る。
もので、更に詳しく言えば直交二偏波共用のマイクロス
トリップアンテナの指向特性を改善に関するものであ
る。
第２図は、従来の二重マイクロストリップアンテナを示
す図である。この図では、放射素子・無給電素子共に方
形の場合を示している。図中、(1)は誘電体基板、(2)は
地導体、(3)は放射素子、(4)は無給電素子、(5)は給電
線路である。
す図である。この図では、放射素子・無給電素子共に方
形の場合を示している。図中、(1)は誘電体基板、(2)は
地導体、(3)は放射素子、(4)は無給電素子、(5)は給電
線路である。
上記構成のマイクロストリップアンテナは、一般に入力
インピーダンス特性の広帯域化を目的として使用され
る。すなわち、通常の一重マイクロストリップアンテナ
は本質的に狭帯域であるが、無給電素子を装荷し、その
設置位置と半径を選ぶことにより第３図に示すごとく広
帯域特性を得ることができる。第３図において、イは一
重マイクロストリップアンテナを、またロは二重マイク
ロストリップアンテナの電圧定在波比(VSWR)の周波数特
性を示す。
インピーダンス特性の広帯域化を目的として使用され
る。すなわち、通常の一重マイクロストリップアンテナ
は本質的に狭帯域であるが、無給電素子を装荷し、その
設置位置と半径を選ぶことにより第３図に示すごとく広
帯域特性を得ることができる。第３図において、イは一
重マイクロストリップアンテナを、またロは二重マイク
ロストリップアンテナの電圧定在波比(VSWR)の周波数特
性を示す。
しかるに、二重マイクロストリップアンテナを垂直・水
平偏波共用として用いる場合には、両偏波共に広帯域化
されると同時に、指向特性も一重の場合と比較して変化
する。
平偏波共用として用いる場合には、両偏波共に広帯域化
されると同時に、指向特性も一重の場合と比較して変化
する。
第４図は、一重及び二重マイクロストリップアンテナを
それぞれ垂直及び水平偏波で励振した場合の水平面内の
指向特性（イは一重マイクロストリップアンテナの指向
特性、ロは二重マイクロストリップアンテナの指向特
性）を示している。垂直偏波については変化は小さい
が、水平偏波では顕著にビーム幅が狭くなっている。
それぞれ垂直及び水平偏波で励振した場合の水平面内の
指向特性（イは一重マイクロストリップアンテナの指向
特性、ロは二重マイクロストリップアンテナの指向特
性）を示している。垂直偏波については変化は小さい
が、水平偏波では顕著にビーム幅が狭くなっている。
従来の二重マイクロストリップアンテナでは、垂直偏波
と水平偏波の特性を独立に変化させることは困難であっ
た。すなわち、垂直偏波の入力インピーダンス特性を広
帯域化するために無給電素子を装荷すると、水平偏波の
ビーム幅が狭くなり、ある決まったビーム幅が要求され
ている場合には、アンテナを構成できなくなる場合も生
じてくる。
と水平偏波の特性を独立に変化させることは困難であっ
た。すなわち、垂直偏波の入力インピーダンス特性を広
帯域化するために無給電素子を装荷すると、水平偏波の
ビーム幅が狭くなり、ある決まったビーム幅が要求され
ている場合には、アンテナを構成できなくなる場合も生
じてくる。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、垂直・水平偏波共用マイクロストリップアンテナの
一方の偏波に対する特性を変化させることなく、他方の
偏波に対する特性のみを独立に変化させることを目的と
するものである。
で、垂直・水平偏波共用マイクロストリップアンテナの
一方の偏波に対する特性を変化させることなく、他方の
偏波に対する特性のみを独立に変化させることを目的と
するものである。
この考案に係るマイクロストリップアンテナにおいて
は、放射素子と平行に配置された無給電素子を、ある特
定の方向に多数に平行な切り込みを入れた格子形状とし
た。
は、放射素子と平行に配置された無給電素子を、ある特
定の方向に多数に平行な切り込みを入れた格子形状とし
た。
この考案においては、例えば無給電素子の切り込みの方
向を垂直偏波方向と平行にすれば、この無給電素子は垂
直偏波のみに作用し、水平偏波には影響を与えない。従
って水平偏波のビーム幅を狭くすることなく、垂直偏波
の広帯域化が可能である。
向を垂直偏波方向と平行にすれば、この無給電素子は垂
直偏波のみに作用し、水平偏波には影響を与えない。従
って水平偏波のビーム幅を狭くすることなく、垂直偏波
の広帯域化が可能である。
第１図はこの考案の一実施例を示すマイクロストリップ
アンテナの構成図であり、この実施例では放射素子・無
給電素子共に方形の場合を示している。図中、(1)は誘
電体基板、(2)は地導体、(3)は放射素子、(4S)は無給電
素子、(5)は給電線路である。この実施例において、無
給電素子(4S)は格子方向が垂直偏波方向となるように配
置されている。
アンテナの構成図であり、この実施例では放射素子・無
給電素子共に方形の場合を示している。図中、(1)は誘
電体基板、(2)は地導体、(3)は放射素子、(4S)は無給電
素子、(5)は給電線路である。この実施例において、無
給電素子(4S)は格子方向が垂直偏波方向となるように配
置されている。
上記のごとく構成されたマイクロストリップアンテナに
おいて、格子状無給電素子(4S)は垂直偏波のみに作用
し、水平偏波には影響しないから、垂直偏波に対しては
広帯域特性が得られ、水平偏波に対しては広いビーム幅
が得られる。この場合、水平偏波に対しては広帯域特性
が得られないが、例えば垂直偏波を送信・受信共用、水
平偏波を受信専用で用いるような場合には有効であると
考えられる。
おいて、格子状無給電素子(4S)は垂直偏波のみに作用
し、水平偏波には影響しないから、垂直偏波に対しては
広帯域特性が得られ、水平偏波に対しては広いビーム幅
が得られる。この場合、水平偏波に対しては広帯域特性
が得られないが、例えば垂直偏波を送信・受信共用、水
平偏波を受信専用で用いるような場合には有効であると
考えられる。
なお、この実施例では格子方向が垂直である場合につい
て述べたが、格子方向を水平とすることによって水平偏
波のみに作用させることが可能であることは言うまでも
ない。また、この実施例では放射素子・無給電素子共に
方形の場合について述べたが、放射素子が円形・楕円形
等、直交二偏波共用で使用できる任意の形状に対して適
用できる。
て述べたが、格子方向を水平とすることによって水平偏
波のみに作用させることが可能であることは言うまでも
ない。また、この実施例では放射素子・無給電素子共に
方形の場合について述べたが、放射素子が円形・楕円形
等、直交二偏波共用で使用できる任意の形状に対して適
用できる。
この考案は以上説明した通り、直交二偏波共用で用いる
二重マイクロストップアンテナにおいて、無給電素子を
ある特定の方向に多数の平行な切り込みを入れた格子形
状とするという簡単な構造により、一方の偏波に対して
のみ無給電素子として作用し、他方の偏波に対しては影
響を与えないという効果がある。
二重マイクロストップアンテナにおいて、無給電素子を
ある特定の方向に多数の平行な切り込みを入れた格子形
状とするという簡単な構造により、一方の偏波に対して
のみ無給電素子として作用し、他方の偏波に対しては影
響を与えないという効果がある。
第１図はこの考案の一実施例を示すマイクロストリップ
アンテナの構成図、第２図は従来の二重マイクロストリ
ップアンテナを示す図、第３図は一重及び二重マイクロ
ストリップアンテナのVSWRの周波数特性を示す図、第４
図は一重及び二重マイクロストリップアンテナをそれぞ
れ垂直及び水平偏波で励振した場合の水平面内指向性を
示す図である。 図において、(1)は誘電体基板、(2)は地導体、(3)は放
射素子、(4S)は格子状無給電素子、(5)は無給電線路で
ある。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
アンテナの構成図、第２図は従来の二重マイクロストリ
ップアンテナを示す図、第３図は一重及び二重マイクロ
ストリップアンテナのVSWRの周波数特性を示す図、第４
図は一重及び二重マイクロストリップアンテナをそれぞ
れ垂直及び水平偏波で励振した場合の水平面内指向性を
示す図である。 図において、(1)は誘電体基板、(2)は地導体、(3)は放
射素子、(4S)は格子状無給電素子、(5)は無給電線路で
ある。 なお、図中同一符号は同一または相当部分を示すものと
する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 茶谷 嘉之 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電機 株式会社鎌倉製作所内 (72)考案者 片木 孝至 神奈川県鎌倉市上町屋325番地 三菱電機 株式会社鎌倉製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】波長に比べて薄い誘電体基板の一方の面に
地導体、反対側の面に導体より成る放射素子を設け、さ
らに放射素子側に導体より成る無給電素子を放射素子と
平行に配置した二重マイクロストリップアンテナにおい
て、上記の無給電素子を放射素子から励振される所望の
電波の電界方向と平行に多数の切り込みを入れて格子形
状に構成することを特徴とするマイクロストリップアン
テナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17466085U JPH062329Y2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | マイクロストリツプアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17466085U JPH062329Y2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | マイクロストリツプアンテナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6284213U JPS6284213U (ja) | 1987-05-29 |
| JPH062329Y2 true JPH062329Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31113253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17466085U Expired - Lifetime JPH062329Y2 (ja) | 1985-11-13 | 1985-11-13 | マイクロストリツプアンテナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062329Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003078339A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-14 | Denki Kogyo Co Ltd | 水平および垂直偏波共用アンテナ装置 |
-
1985
- 1985-11-13 JP JP17466085U patent/JPH062329Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6284213U (ja) | 1987-05-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5278569A (en) | Plane antenna with high gain and antenna efficiency | |
| US6492953B2 (en) | Wideband meander line loaded antenna | |
| US5691734A (en) | Dual polarizating antennae | |
| JP2846081B2 (ja) | トリプレート型平面アンテナ | |
| US20010050639A1 (en) | Wideband meander line loaded antenna | |
| JP2008502205A (ja) | 無線マルチバンド通信システム向けの改良された印刷ダイポール・アンテナ | |
| JP6992047B2 (ja) | スロット付きパッチアンテナ | |
| US20030025638A1 (en) | Beamforming quad meanderline loaded antenna | |
| EP3741006B1 (en) | A dual directional log-periodic antenna and an antenna arrangement | |
| CA2093161A1 (en) | Wideband arrayable planar radiator | |
| JP3628668B2 (ja) | 多周波共用ダイポールアンテナ装置 | |
| US5416490A (en) | Broadband quasi-microstrip antenna | |
| JPH05308223A (ja) | ２周波共用アンテナ | |
| JP4516246B2 (ja) | アンテナ | |
| JP4053144B2 (ja) | 偏波共用アンテナ | |
| JPH062329Y2 (ja) | マイクロストリツプアンテナ | |
| JPS62210703A (ja) | 平面アンテナ | |
| JP2833301B2 (ja) | 偏波共用平面アンテナ | |
| JPH0537229A (ja) | マイクロストリツプアンテナ | |
| JPH09312515A (ja) | 偏波共用平面アンテナ | |
| JP3004439B2 (ja) | 平面アンテナ | |
| JP2006014152A (ja) | 平面アンテナ | |
| JPH05160626A (ja) | 無給電素子付きトリプレート型平面アンテナ | |
| JPH05267930A (ja) | 垂直・水平偏波共用平面アンテナ | |
| JPH09121116A (ja) | 平面アンテナ |